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2024-09-23 09:53

第197回「痛み止めなどの用法用量は守るべき❓」

テーマをいただきました空のひしゃく(ゆかか)様(https://twitter.com/@sora_no_hishaku)本当にありがとうございました😭



今回のポイント

・痛み止めは少なめの量でも良い⁉️

・薬の用法用量とは何❓

・人によって薬の飲み方は変えないといけない❓

・定期の薬と臨時の薬は考え方が違う⁉️


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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオを聞いた方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回のテーマは、リスナー様からいただきました、まことでございます。
今回テーマをいただきましたら、ゆうかかさん、前回知らねえさんとのお二人という形でテーマをいただいておりますし、それ以前にも、お酒を飲む際に気をつけることであるとか、肌に良いものなど数々のテーマを過去にいただいております。いい質問、本当にありがとうございます。
今回話を進みあたりとのメッセージ、早速読ませていただきますと、
ちょっと敬語割愛で話し、言葉でダラダラ書くけどごめんなさい。うまく文章まとまらなくて。
頭痛持ちだから頭痛薬を飲む機会が多いんだけど、大人の一回量は二粒のことが多いじゃん。
ただ、昔に二粒服用してフワフワしたことがあって、それ以来ずっと一粒服用してるのよ。
でもこれって、実は本来の効力少なめ&時間少なめ、いわゆる薬が切れたと感じる時間かな。
で、自分的には体負担は軽いけど、本来の薬の意味を成してるのかなって常々思ってるの。
頭痛薬に限らず、たまに治癒系の薬って強いから臓器の負担は少なめにって考えが揺れる時があるのよ。胃薬とかね。
サプリの時の話で言うと、これだけ最低限とっておけばOKな基準と同じで、治癒系の薬も最低限これだけOKってなってるのかなぁ。
というメッセージをいただきました。誠にありがとうございます。
ということで今回のテーマはこちら。
イタミン止めなどの用法・要領は守るべき?
タイトル交流に文面返させていただきました。誠に申し訳ございません。
前回の第196回でいただきましたテーマでは、ビタミンのサプリメントとかは2倍量とかでも飲んでいいよという話をさせていただきました。
ビタミンのサプリメントとか2倍量は大丈夫でし、医師によってはあるビタミン剤を5倍くらい飲んでも大丈夫だよと言ってるドクターもいるよ、そんな話をさせていただきました。
その流れになるんですけども、今回要は薬の場合はどうなのか、特に痛み止めとかを少なめの量で飲むのはどうなのかという話をさせていただきます。
まず結論的には僕は痛み止めは痛みが治まれば少なめの量でいいと思っています。
その方が副作用のリスクも減らせますし、少なめで効果があるんだったらそれでいいと思っております。
内容に入らせていきますけども、そもそも薬の用法・用量ってどういうものなのかということも触れさせていただきますと、
薬の用法・用量というものは製薬会社が研究している段階で、この成分のこの量であれば一定以上の効果が見込めるよというふうに定めたものでして、
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それが薬の用法・用量、薬の飲み方であるとか、飲む量であるとか、そういった用法・用量となっております。
サプリメントの時に触れさせていただきました、よく言われるビタミンとかの1日の栄養量、これはビタミンとかの栄養素の場合は1日のうちの最低限の量だったりします。
この量を最低限とっておけば健康を保たれやすいですよというものです。
それに比べて薬の用法・用量の場合、これは最低の量というよりもある程度の効果を見込める量、これが設定されております。
ある程度の効果という表現をしているのは、薬の場合はある程度効果があるよというふうに認められないと、そもそも発売してはダメとなっております。
理由としましては、弱い薬、あまり効果がないよという薬とかですと、これは悪い言い方をあえてさせていただきますと、
よく言う粗悪品が世に広まる恐れがあります。
こういった粗悪品が世に広まらないためにも、効かない薬が世に回らないためにも、一般的に発売されている薬というものは、国から決められた試験を通っていて、ある程度の効果が保証されてないといけません。
とはいえ、効果をしっかり出さなきゃなとなりますと、多すぎる量とかにしてしまいますと副作用のリスクが怖いとなってしまいまして、
効果と副作用のバランスが取れているであろうという量を、要法要領が決められております。
そういったこともありまして、薬の効果を確実見込みたいのであれば、製薬会社が定めた要法要領を守るべきではあるんですけども、
正直なところ、痛み止めとか熱覚まし、かゆみ止めとか咳止めなど、長期的に飲む必要はなくて、今出ている症状を抑えたいというものであれば、
僕は少ない量で効果を感じるのであれば、少ない量でいいと思っています。
これが血圧とか血糖値の場合ですと、こういった薬はきちんと要法要領を守ってねというふうに話をさせていただきます。
こういった薬の飲み方と話とかをしますと、たまに患者様によっては、今薬飲んでるからこそ数値が落ち着いているにも関わらず、
血圧や血糖値などの定期的な薬、飲んでて今下がっているじゃん、じゃあもう薬やめちゃうねという方がいらっしゃいます。
そういう方の場合は、定期的な薬は、医師の指示が出るまではきちんと要法要領を守ってくださいねというふうに説明するんですけれども、
痛み止めや熱覚まし、咳止めなどの場合は、調子次第であれば、どんどん良くなっているのであれば、もう薬減らしたいとか、もうやめてもいいと思っています。
この違い、予防的な効果があるかどうかというのが大きいと思っています。
血圧とか血糖値というものは、血圧を上げないようにとか、あとは血糖値を上げないようにするとか、薬を飲まないと数値が高くなってしまうよ、だから薬を飲んで数値を下げるために飲むという感じなんですけれども、
こういった薬は、血圧とか血糖値を上げないようにするという意味でも、予防的にも飲んだ方がいいです。
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一方、痛み止めとか咳止め、これは今出ている症状を抑えるための薬です。
であるので、症状が落ち着いているのであれば、無理に薬を飲む必要はないですよね、という風に考えられます。
なんとなく症状が出そうで、今から外出しますよ、で、外出している時に症状が出ると困るから、それだったら飲んでおこうかなというのであれば、そういったちょっとした汚れを飲んでもいいかなというのもあるんですけれども、
基本的には症状が落ち着いているのであれば、飲まなくてもいいかなと思っています。
ただ例外もありまして、例えば痛み止めを炎症とか腫れを抑えるために飲んでいて、痛みはないんだけども腫れがあるのでそれを抑えるためだったら飲んだ方がいいですし、また痛みが頻繁にあると、今現時点では症状は落ち着いているけれども、痛みがよく出てくるよう、そういう方の場合は痛みを予防的に抑えた方がいいということであれば、定期的に痛み止めを飲んでくださいねということも説明することもあります。
他にも、咳は今落ち着いている、でも喘息だと、そういう場合、喘息というのはいきなり症状が出て苦しくなることもありますので、喘息の症状を出さないためにも薬は飲んでおいてくださいねという話はすることもあります。
でもこういったのは、どちらかといったら症状を出さないようにするとかの予防的な飲み方に近いかなと思います。
他にも、感染症にかかっている時の場合の抗生剤とかであれば、それはしっかり飲み切ってくださいねという話もさせていただくんですけれども、
たまにある頭痛とか、たまにちょっと咳が出るかなというような感じであれば、症状が落ち着いているのであれば、要法要領で守らなくても薬は減らしちゃっていいと思っています。
また、薬というものはどうしても体質によって効きやすい方とか効きにくい方がいらっしゃいます。
決まった量よりも少ない量で効果があるよという人もいれば、決まった量でも全然効果が出ないよという人もいます。
あくまで製薬会社が出ている要法要領というものは、平均的な人でこれぐらいの量だったら効果がこれぐらい見込めるよという量が設定されているんですけども、どうしても体質によっては少ない量でも効果があるというものはあります。
痛み止めとかであれば、今出ている症状を取り除けられるのであれば、やっぱり痛み止めの量が少ない方が胃とか腎臓への負担が低くなりますので、やっぱり副作用のリスクは避けられます。
痛み止めとかを飲む回数とかを減らしてもいいと思っています。
というように、薬の内容であるとか、その方の体調次第というところもあるんですけども、今回、ゆかか様からいただきましたように、たまにある頭痛とかで、少ない量の痛み止めで効果が出ているということであれば、少なめの量でもいいんじゃないかなと思います。
今回はこんな感じです。テーマいただきまして、ゆかか様、改めましてありがとうございました。
薬の要項・要領についてですが、守ってくださいねということもあれば、様子見ながらでもいいかなというか、いろいろとパターンはあります。
僕らとしては、必ず飲んでほしいなという方が飲んでくれないと困ってしまうんですけども、薬の飲み方っていろいろと幅があるんだなと、人によって変えるんだなというのが伝われば幸いでございます。
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最近では薬やサプリメントとかのテーマもありまして、薬指っぽいなという話ができているなというのが感じられております。
こういったテーマも本当にありがとうございます。
とはいえ、薬のことでも、それ以外の健康ネタでも、何か気になることがあれば、いつでもご連絡お待ちしております。
今回も最後までお聞きいただきまして、誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり、一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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