おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、リスナー様よりテーマをいただきました、誠にありがとうございます。今回テーマをいただきましたのは、イニシャルになりますけども、A様からでございます。
ご本人の希望もありまして、なるべくさらっと紹介してくれるということだったので、いただきましたメッセージ、早速読ませていただきますと、質問があります。
よく夜更かしをすると肌が痒くなるんですけども、何か関係があるのですか?夜方人間なので気になります。というメッセージをいただきました。誠にありがとうございます。
ということで、今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
夜更かしをすると肌が痒くなるのはなぜ?
改めましてA様テーマをいただきました。誠にありがとうございます。
夜型の方は肌が痒くなりやすいなというのは実際あります。うちの薬局をご利用されている患者様でも、若い人でも、年を埋めした方でも、肌の調子悪いな、アトピーの症状よく出るなという方は、夜型である方が多いかなと思います。
現代社会、夜型の方も増えておりますし、仕方ないかなというところがあるんですけども、ではなぜ夜型の生活が肌に良くないのかという話を今回させていただきます。
夜型といいますか、今回主に睡眠不足とか睡眠リズムに乱れているという話でさせていただきますけども、この睡眠不足とかが肌に良くない原因いくつもあるんですけども、その中でも今回3点。
成長ホルモン、ヒスタミン、ステロイド、この3つの話を重点的にさせていただこうかなと思います。
まず1点目、成長ホルモン。この番組のたまに名前を出しておりますけども、成長ホルモンというものがあります。これは成長という名の通り、骨とか筋肉の成長を促したりしますので、まさに体を成長させるのに必要なものではあるんですけども、この成長ホルモン、起きている間でも分泌を行われますけども、寝ている時の方が多く、
よく平均的な生活、例えば7時間睡眠とかの方ですと、睡眠中に70%、起きている時に30%と、起きている時間の方が17時間、寝ている時間が7時間と、起きている時間の方が多にもかかわらず、寝ている時の方が分泌量が多くなります。
ということで、寝ている時の方がよく成長ホルモンが出ます。特に分泌がよくされるのは、睡眠開始をして3時間から4時間あたりと言われておりますので、2、3時間とかの短い睡眠を何度も繰り返し行うというよりも、ある程度連続した睡眠時間を確保するのが大事と言われております。
よく寝る子が育つと言われますのも、この成長ホルモンの分泌には睡眠が関与しているからというのも理由だったりします。
この成長ホルモンには筋肉や骨の成長以外にも細胞の新陳代謝を高めたりとか、細胞の修復機能というものがあります。寝ている間に体の中の調子悪いところをメンテナンスしてくれる、そう思っていただければいいかなと思います。
その中でも肌のバリア機能を修復するというものもあります。肌には外の刺激からとか異物から体を守るためにバリアのような働きをしてくれます。
ただ、睡眠不足によりまして成長ホルモンがあまり分泌されませんと細胞の調子が悪くなったりとか肌のバリア機能が低下することで肌が刺激を受けやすくなってしまいます。
それによって状態が悪くなりやすいです。ざっくりと言いますと、睡眠不足が起きますと肌のバリアが剥がれて敏感肌になりやすくなります。
こういった点から睡眠不足から成長ホルモンの分泌成果が起きやすくなるので、睡眠不足は肌の状態を悪くしますよという理由の一つでございます。
次に睡眠不足と肌の状態が悪くなる理由として2点目ヒスタミンの話をさせていただきます。
ヒスタミン、これ人間の脳の中でヒスタミンというものがあったりします。このヒスタミンは覚醒、目覚めをさせるとかに関与してきます。
朝起きて目が覚めた時にはこのヒスタミンの効果で目覚めやすくなったりもします。
普段起きていなければいけないなぁという時に起きている状態を維持するのにもこのヒスタミンできます。
例えば夜勉強しなきゃいけない、夜仕事しなきゃいけない時に頑張って起きなきゃなという時にこのヒスタミンが出てきて眠い時間、本当は寝たい時間だけどもなんとか起きてなきゃいけないねというのを起きている時間を維持させるためにこのヒスタミンというのが出てきます。
で今このヒスタミン、目が覚めるためだとかそういうのに使うよと言ってましたけども最近テレビの CM とかでアレルギーの薬での宣伝とかで聞くようになっておりませんか?
ヒスタミンブロックとか抗ヒスタミン薬なんていうものがテレビで聞かれるようになっているかなと思われます。
実はこのヒスタミンなんですけども目覚め以外にもアレルギーのような症状を引き起こしてしまうという特徴があったりします。
アレルギー反応をざっと言いますと花粉とかダニとか食べ物などのアレルギーの原因になるものが体の中に入ってきます。
でそのアレルギーの物質に対して人間は守るために抗体を作ります。
でアレルギー物質が体内に入ってきました。でその抗体が反応するんですけどその抗体がマスト細胞というところにくっつきますとヒスタミンを放出します。
このヒスタミンが体の中のいろいろな場所に反応して様々な症状を引き起こしてしまいます。
例えば体内に入ってきたアレルギー物質がこれ以上体内に侵入しないように鼻詰まりを起こすとか他にも涙や鼻水咳やくしゃみなどでアレルギー物質を追い出そうとします。
またこの時には血管を広げまして血管を広げることで鼻詰まりとかを起こしやすくして侵入を防ぐんですけどもこの血管が広がることで腫れるようになる。
炎症を起こすようになりましてそれが肌で起きますと肌が赤くなったり腫れるような状態にもなります。
またそれだけじゃなくてヒスタミンが体内に増えていきますとヒスタミンが痒みとか痛みを知られる視覚神経というところにヒスタミンが触れてしまいますと神経が痒みとか痛みそういうのを感じるようになります。
なのでヒスタミンが体内に増えますと血管が広がって肌が赤くなりますし神経にヒスタミンが触れることで痒みを感じるようになります。
というようにヒスタミンが体内で増えすぎることは肌にとって良くないんですけどもこのヒスタミンを増やしてしまうのが先ほど言いましたけども
ヒスタミンは脳の中では目覚めを担当させます。なので夜更かしとかで頑張って起きよう起きようとしてしまいますとヒスタミンが増えてしまいます。
その増えたヒスタミンが脳から体の方に行きましてその体においては肌の痒みとか様々なアレルギー症状の原因になったりします。
なので無理な夜更かしとかはもちろん肌の痒みもそうですけどもアレルギー反応全般的に良くなかったりします。
余談になりますけどもよく宣伝されております抗ヒスタミン薬これはヒスタミンという物質をブロックすることでこの痒みとか赤みとか
鼻水とか鼻詰まりとかそういうのを抑えますよというものです。 ヒスタミンを抑えることでアレルギー症状を抑えるものなんですけども
ヒスタミンを抑えるということはヒスタミンというのは目覚めを担当させます。 でこのヒスタミンというのをブロックすることで目覚めがブロックされてしまうので眠くなりやすくなったりします。
なのでアレルギーの薬は眠気が出やすいよなんて言われたりします。 ただその中でも最近ではよく市販もされておりますけども
アレグラとかクラリチンなどはアレルギーの薬でもヒスタミンを脳の中のものまではカットしない。
薬の成分が脳の中まではいかないようだから脳の中のヒスタミンを減らせないから眠気が起こりにくいよというのを売りにしているものはあったりします。
ただアレルギーの薬飲んで眠気が出るなぁというのはこのヒスタミンをブロックしてしまうからこそ眠気が出やすいと思っていただければいいかなと思います。
実際市販薬で睡眠を促す薬ドリエルとかのジベンヒドラミンこれも元々アレルギー用の薬だったりします。
アレルギーの薬で眠気が出やすいよというのを特徴にして市販で睡眠用として販売されたりもしております。
予断も含めましてここまでさせていただきますけどもヒスタミンを増やしますと痒みとか出やすいです。それが夜更かしとかがヒスタミンを増やす原因なので夜更かしとかはあまり体に良くないよと言われております。
そして睡眠不足と肌を悪くする3点目としてステロイドの話をさせていただきます。
これは自立神経とかでもいいんですけども人間の体にはリズムというものがあります。 朝起きて夜眠くなってというこのリズムですね。
よくステロイドホルモンと言われるコルチゾールというものがあります。 このコルチゾールは朝に分泌量がピークになりまして夜は減っていくというものです。
本来では夜中に睡眠中が最も少なくなります。 ここで夜型の生活とかで朝なかなか起きれないとか中夜逆転しますとこのコルチゾールの分泌リズムが
おかしくなったりとかコルチゾールの分泌が減ったりしてしまいます。 よくステロイドと聞くと怖いものに感じるかもしれませんけども
あくまで薬とかで大量に摂取しすぎると副作用とか怖いものですけども 本来体の中で作られるコルチゾールとしては体の中の炎症を抑えてくれるとかストレスを
抑えてくれるとか脂肪を分解してエネルギーとして利用してくれるなど様々なメリットもあります。 炎症を抑えるという効果例えば肌で炎症が起こっている赤みとか腫れとか痒み
こういったのが炎症としてあられますけどもこれをコルチゾールが抑えてくれています なのでコルチゾールがしっかり働くことで肌の炎症を抑えてくれています
ただ夜型の生活なので朝の時間にしっかり体が起きてないとかですと コルチゾールの分泌がおかしくなってしまうので肌の炎症を抑える効果もしてしまう
なので肌荒れとか肌の炎症が起きやすくなってしまいます なので夜型の生活であるとコルチゾールの分泌で悪影響があるので肌に悪かったりもします
また余談になりますけどもコルチゾールには脂肪分解とかストレスを抑えるという効果もあります なので夜型の生活になりますとこういったコルチゾールの働き全般的に弱まりますので脂肪が溜まりやすくなるとか
ストレスとかでイライラしやすくなるなんてこともあるので注意が必要だったりもします といったところが睡眠不足であるとか夜型の生活が肌に悪影響ということで成長ホルモン
ヒスタミンステロイドの3つのことで話をさせていただきました 今回はこんな感じです改めましてA様テーマいただきまして誠にありがとうございます