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アメリカに渡るまでの中田秀夫と、帰ってきてからの中田秀夫は別人と考えるようにしている。これは批判なんですかね。それを笑っちゃいました。
助監督の存在ですか?最近も思ったんですけど、もしかしたら助監督っていらないんじゃないかなって思ったんですよね。
黒木瞳の映画ここだけバナシ
こんにちは。ひまわり屋で毎週配信始めました。黒木瞳の映画ここだけバナシ。今週も聞いていただきありがとうございます。
芸術でもあり、エンターテイメントでもあり、ビジネスでもある映画。本当にたくさんの方々が携わって出来上がっていく映画なんですけれども、
今週も先週に引き続き、中田秀夫監督、そして助監督の佐伯竜一さんにお越しいただきました。よろしくお願いいたします。
エンドロールで本当にたくさんの方が出てきますけれども、一人かけても成り立たないという映画。もちろん映画だけではないんですけどもね。
そうですね。僕も最初、人活というところにいたらスタッフ30人くらいかな。小さい規模の映画から、でも人活の外で助監督としてやったら50人くらいになって、おそらく黒木さんと一緒にした階段とかは常時100人以上かな。
そうですね。
美術部だけで2、30人いましたから、そうやって増えていった。アメリカでは常時250人動いているとか言われて、やっぱり足がガクガクしましたけど、監督が現場では少なくとも頂点にいる。それは嘘ではないかもしれないんだけど、
監督が独裁者として、俺が決めたから全部動けと。あとはAI君がいればやれるんだみたいなことは一切なくて、やっぱり非常に人間的な作業というものが多いですから、自分も一番下の助監督から、助監督7年やったのかな。そこから監督になっていったので、皆さんの苦労あってこそと思っているし、
なるべく演出部の人とかはちょっと叱ったりするんだけど、現場で他のパートを起こらないっていうのが僕はちょっと術だと思っていて、自分の映画監督って他の職業に例えると何に近いかなって思った時に、お祭りでみこしが出ますけど、みこしは花形としてワッショワッショやって、
周りで見てる人が観客に来てくれる観客だとすると、担ぎ手の方がスタッフですよね。僕も学生の時に担ぎ手一回だけやったことあるんですけど、もう自分の肩に一瞬グッと来た時にすごい重い。やっぱり一人一人のスタッフがちゃんと担いでないとみこしは崩れるというか。
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監督という存在がみこしに乗る人、みこしをまた担ぐ人、みこしを担ぐ、わらじを作る人っていう、だから誰が一番偉いとかっていう上下関係ではなく全ての人がやはり大事っていうのがあってすごく感じますよね。
じゃあ女監督やられるとき、監督もやってらっしゃいますけども佐紀さん、女監督ってどういう存在だと思います?
女監督の存在ですか。最近も思ったんですけど、もしかしたら女監督っていらないんじゃないかなって思ったんですよね、この間。
この間って何の作品?
撮影をしながら。
私の作品じゃないですよ。
たびたび思うんですけれども、僕らがやってる仕事って他のパートの人たちが全部やろうと思えばそれぞれ分担すればできるんじゃないかなと思ったんですよ。
いや絶対できないね監督。
まあできないですね。
もうだって佐紀さんのスケジュールの組み方からありとあらゆるものを準備してきて、ありとあらゆるスタッフをまとめて。
それは黒木監督がありとあらゆる要求を、高度な要求をものすごくするから。
仕事量多いですよ、僕、黒木さんの監督の時。
その女監督っていらないんじゃないかという、ちょっと気づいてならない発言が飛び出しましたけども、どういう意味ですか?
例えばですよ、スケジュールは例えば制作部の方が書いてくれるとか、プロデューサーが書いてくる。
で、衣装部屋がこちらですとか、メイク部屋はこっちですよっていうのは全部衣装とメイクさんたちが自分たちでやる。
で、俳優部さんに説明をするのは、それは監督が全部説明する。
で、持ち道具とか小道具っていうのは持ち道具、小道具さんが原稿も書いて監督に確認すれば、僕らの仕事っていらないんじゃないのって思ったことがある。
それは部分的にちょっと当たっていて、日本だけかどうかわかんないけど、日本の映画界におけるテレビのドラマもそうかな、女監督の仕事の範囲はすごく広いです。
これは多分伝統的に女監督は修行時代を経て監督になっていくものという撮影上しっかりシステムとしてあった頃に、もちろんそこからずっと監督としてやっていくかどうかっていうのは本人の技量次第っていうところがあったかもしれないけど、
女監督っていうのは全てのジャンルを知っておかないといけない。少なくともサードでビーチ担当、セカンドで俳優および衣装メイク担当とか、チーフがスケジュールを変えて時間の配分を計算するとか。
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佐伯が言った中で僕はちょっと違うなと思うのが、スケジュールをプロデューサーなり制作部なりは書けるかって言ったら、女監督を経てきたラインPだったら書けるかもしれないけど、テレビの世界はスケジューラーと呼ばれる、もちろん女監督出身の人たちですけど、書く場合が多々ありますが、
それはやっぱり監督の、僕はこういう監督だからこのシーンはちょっとこれだけかかるなとか、佐伯君は黒木君においてもそうでしょうけど、僕の特性を分かっていて、この内容に対してこの分量の、今日このシーンがあって、こういうカット割りが出てて、これだったらほぼほぼ何時ぐらいまでかかるなっていう、そういう読みをしながらスケジュールを書くので、それは他の人はできない。
私もそう思います。
そういえば話、ちょっと変わりますけど、特性という意味で、携帯にね、いろんな監督と仕事するじゃないですか、監督たちの特徴注意点っていうのをメモに入れてるんですよ。
なんとか監督は、実景が好き、美宇宙は一回で終わらないとか、なかなか決めない、悪い人では決してないとか、ドローンが好きとかね、ラインが多いとか、これ黒木さんじゃないですよ、違う監督ですけど、一応全部その人の特徴を全部書いて、次に会った時に失敗しないように書いたりはします。
あれですもんね、メモマですもんね、佐伯さんって。
忘れちゃうんですよ。黒木さんとか中田さんは頭がいい、記憶力がものすごくいいから、覚えてて欲しくないことまで覚えてるじゃないですか。
ものすごい覚えてます。一時一句覚えてますもんね。
ほんと覚えてます。
私の特徴は何ですか?
特徴ですか?
そこにメモってません?
黒木監督のはね、メモってないです。
メモってないですけど、
ダチだからね。
2本やらせてもらったじゃないですか。
1本終わるごとに必ず電話かけてきて、もう監督なんかやらないってすごい言うじゃないですか。
2週間ぐらいしたら、この本面白くてこれを撮りたいなって言うじゃないですか。
どうしてそうなるの?
まず、もうやりたくないって思うっていうのはどういうことなんですか?
やっぱり本職の永田監督の前であれですけど、私なんかが撮っていいのかしらっていうふうに思うわけですよ。
でも準備してお芝居つけたりして編集やってるとき、ものすごい楽しそうじゃないですか。
大好き。
楽しいとか言いながらね、やってるじゃないですか。
うん。
で終わるともう二度と撮らないわよって。私は女優だからって。
なんですかね。
どうしてでしょうね。やっぱり女優という色眼鏡で監督作品を見られるかでしょうか。そういうのってあるか思います?
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もちろんそれはあれですかね。
撮り終わった後にもう監督やりたくねえって思ったことはあるんですか?
えっと、それはないかな。
それはない。
一番最初に嫌な女という映画を撮ったときに、本当に自信がなくて。
でも映画も何本も撮ったし、出演してるし、大体のことは知ってるし。
でも本当に自信がなくて、自分に一番欠けてるのは自信だなって思って。
であるとき、あ、映画の人たちって映画しか知らないじゃないですか。
でも私、映画も出たこともあるし、舞台も出たことあるし、バラエティも知ってるし、いっぱい知ってるじゃないですか。
どうして自信を持たないんだろう、自分にって思って自分を鼓舞して、毎晩泣いてましたけどね。
一番映画作りで楽しかったその工程ってどの工程ですか。
やっぱり芝居ですね。
芝居をつける?
芝居をつける、見る。
芝居が役者同士、役者がどんどん芝居、気持ちがその人になっていくっていうのを見るっていうあの高揚感はやっぱり、よくセリフを覚えられるなって逆に思っちゃうくらい、もうなんかドキドキワクワクしますよね。
黒木さんと僕とで台本のコンテ割りってカット表を書くじゃないですか。
はい。
それの割り方もそうだろうし、メモ。
メモがね。
この二カット分分かれてるけど、この二カット分一つでいけるかって書くんですよ、僕も。
それが別にね、黒木さん僕のコンテとか見たことないですけど、それがすごく似てて。
そう、言われました。
ものすごい似てるんですよ。
ここからここまでカメラを移動させて、パンまでいけるとか、そのメモがすごい似てるんですよね、お二人の。
僕はでも。
正確全然真逆ですよね。
近年僕はどんどんどんどんメモが詳細になってて、もう打ちせませんわこれはって、どんどんどうでもいいメモが多くなってますけど。
ただそのカメラの動きとか要するに芝居を考える。
カット数もメモも増えなくても。
黒木さんも多分、お芝居ももちろんそうです。
ただそのやっぱり映画ってそのお芝居をどの視点からまあそれを引いて撮るのか、もう俳優さんにガバッと顔寄ってアップで撮るのかっていうのはもちろん自由なんだけど、やっぱりそこが監督の視点だからこのセリフは必ずアップで押さえるべきだとか。
っていうそのやっぱり絵を想像されながらコンって割られてるから多分そういう風になるんだと思うんですよね。
あの今ほら現場でまず断定しましょうよって言って、
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キャメラマンが仕切る現場だとハリウッドとか割とそういう例が多いんですけど、
まあとにかくハリウッドは引きも寄りも全部撮るから、クレーンに乗ったショットもとにかく全部撮らなきゃいけないんであれですけど、
日本映画の場合は監督の視点に応じてここのセリフはアップだけでいいんだと、あるいは引きでずっと回すのがこのシーンとしては最適なんだと。
それはもう監督のセンスですけど、でそれを多分イメージされてるからコンテが似てるっていうかそのメモが似てくるっていうことなのかなって思います。
なんでしょうかね。
それはさっきおっしゃったこととちょっと関係あるので、自分もそうだって言うと拷問かもしれないですけど、やっぱり立地的に考える。
映画って芸術とかって言われるけど、割と理系って言うと安いかもしれないけど、論理学、脚本作りもそうですし、
映画の成り立ち自体がここでこのアングルでこう撮るべきだっていうのは、もちろんセンサー番別あっていいんだけど、ほぼほぼここが最適なんじゃないかっていうアングルとかを先に読める。
カメラマンによってはですね、いやいや段取りしないとわからないですよ、どこにカメラを置いてとかって言う方ももちろんいらっしゃいます。
だけどいやいやリハーサルしてるんだからわかるよっていうのが僕の心の声で、そこに黒木さんも近くいらっしゃるんじゃないかっていうのが僕の想像ですけどね。
光栄です。
時々僕の昔の炎ぐらい水の底からまでのファンの人が、僕の要するに前期ホラーというかJホラーのファンの人は、炎ぐらいまで、アメリカに渡るまでの中田秀夫と帰ってきてからの中田秀夫は別人と考えるようにしてる。
これは批判なんですかね。最近の作品大丈夫かよみたいな。それを笑っちゃいましたね。
カットを思いっきり撮らされたんで、最近やっぱりテレビ局のプロデューサーと映画一緒に作ったりすると、ここは引きでずっとお芝居撮るのがかっこいいじゃんとかっていうのがなかなか追用しないんですよね。
僕は全部素材として、引きも撮って、ミディアムショットも撮って、よりも全部撮るかって、そこまではやんないですけど、昔はよかったです。また炎ぐらいの話になっちゃうけど、炎ぐらいで編集で黒木さんがどのシーンだったか知らないけど黒木さんが一人のシーンで、引きだけでずっと撮ったんです。
それで編集して、プロデューサーに、あれ、ここの場面黒木さんのよりないの?って言って、ない。もうその人、あ、そうって言って、もうないものはしょうがないじゃないですか。それはすごい気持ちよかったんだけど、アメリカではそうすると、いや、このシーンもう一回撮り直しってことになるし、日本では撮り直ししないまでも、いや、そういうことないようにちゃんとより撮っとけよって、今度最近怒られるみたいな。
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黒木さんそんなにカット多くないですね。
そんなに多くないです。
ただ、カメラワークがすごい頭の中に入って、カメラが動くじゃないですか。
共通して中田組もやってる月永さんにね、お願いして、カメラワーク上に行って、上からまた下に行って、ことを頭の中で思い描いてるときに、あれ失敗したじゃないですか、何回か。
黒木さんが思ってるように、なかなかいけなかったじゃないですか。
ああいうときにやっぱり悔しいとかって思ったりするんですか。
悔しい?
なんでできないの?
いや、そんなことは思わないですよ。そんなことは思わないけれども、頑張れと思います。
そういうときにいつも思うのは、こういう動きを他の現場で女優として演じてるときに、こういうことができるのは私知ってるっていう知識も多いですよね。
そうですね。
こういうふうにも撮れるし、こういうふうにもカメラ動いて、みんなやれてるよとかって、この知識が多いんですよ、引き出しが。
そうですね。それはいろんなテレビ局、いろんなテレビとかやってきているから、みんな結構自分使ったり何したりして撮るじゃないですか。
だからどうして映画でそれができないんだろうなって思うときもあります。
ドローンで最後はね、十二単位のときに最後の二人の再会というか出会いの最後はね、ドローンでぐるぐるっと回してね、空まで飛ばしたりとかね。
でもあれも、大丈夫です、大丈夫です、これくらいの金なら大丈夫ですっておっしゃってたんだけど、全然大丈夫じゃなかったのね。
あれ何回やったんですかね。
でも何回も。
26回くらいやったんですよ。
もう何回も。
なんかすごいやったんですよね。
で、まだまだ、まだまだ、我慢、我慢、我慢って言って、何回も役者の方には申し訳なかったけど、我慢、我慢って言って。
そうしたら、佐伯さんが逆にそれはドローンやる人たちのエネルギーになると。
途中で、自分たちが一番わかってるわけじゃないですか、うまくいってないってことを。
で、じゃあもうこれでOKって言ったら、自分たちがもうこれは使わないカットなんだなと思うと。
だから何度も粘るじゃないですか。
で、それはすごくいいことだと思いますよって佐伯さんがおっしゃって、そういう考え方もあるんだと思って。
そんな前向きなことを僕言ったんですね。
今いい話だなと思って一言のように聞いてました。
私はホラー映画って好きなんですけども、よく見てる方がホラーを撮ってるときって、役者も怖いでしょってよく聞かれるんですよね。
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でも一人で入っていかなきゃいけないけど、周りにいっぱいいるじゃないですか、スタッフが。
だから全然怖くないわけですよね。
でも怖い演技をしてるけど、みんないるから楽しいんですよね。
怖い映画を見てもゾンビとかがいっぱい、新幹線とかって映画も韓国のゾンビがバーってくるじゃない。
そうするとこのゾンビの人たちがお昼になるとみんなロケ弁食べてるのかなって思うとおかしくて。
でも見てたら笑えるんですよ、ホラー見ながら。
その新幹線ってたまたま私カンヌで見たんですけど、ナイトショーで。
外国の方がたくさん見てらして、やっぱり笑うんですよ、外国の方って。
すごくホラーを楽しんでるっていう、私の見方と違うかもしれないけれども。
だからそういう意味でもホラー好き、見るのもやるのも好きっていう。
そうですね、大概なんですかね、日本のお客さんはホラーでまだわーって笑うとか怖い場面で笑うとか少ないかもしれないですけど、
僕はアメリカにいたときは僕のザ・リングツーもあるいは清水たかしさんのザ・グラチッドジョンもだいたい笑われてましたね。
それはある意味で、あるいい意味で、それは怖いものに対して面白がって笑ってる。
要するにやっぱりハロウィンで自分たちも怖いものに化けたり、人を驚かせたりするのが好きだから、
やっぱり怖いものに対するもちろん免疫ができてるっていうのもあるかもしれないけど、
だいたい、ずっと待ってるわけじゃないけど、え、ここで笑うみたいなとこで。
楽しんでるんですね。
ホラーというジャンルを楽しむものと。
もちろんエクスシストとかね、あの時代はアメリカ人でも強烈に怖かったと思うけど、今やそういう楽しみ方。
で、日本のホラー映画ファンもそこにどんどん近づいてきてると思います。
黒岐さんの感性にちょっと近づいてきてるっていう。
それとね、笑わないと怖いみたいな時もあるから、あえて笑っちゃう。
怖いものを楽しむっておっしゃったように、楽しまないと怖いみたいな相反する気持ちで。
そういう見方をするんですね。
そうすると楽しくなるんですね。
ホラー映画を見ようと思える時。
そうそうそうそう。
スマホ落としただけなのにもうね、
あ、ここで来るな、ここで来るなと思うと来なかったりするでしょ。
先読みしながら楽しむ。
それで、あ、来ないでしょ。
で、あ、そうか、ここは一回ちょっとじらしたなとかね。
それでドカーンとくるでしょ。
もう本当にあれってもう笑っちゃいますよね。
じゃああれですね。
笑っちゃうくらい怖い。
自己物件をぜひ見ていただいて。
見ました。
見ました。
あれも、あの、なかなか新しい。
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新しい。
新しいホラーですよ。
新しいホラー。
冷蔵庫を開けたら、あの女の子が入ってたの、入ってたシーン、覚えてますね。
入ってたと思います。
4件目であの亀梨くんが帰ってきたらもうなんかお化け大会みたいになって。
はい。
冷蔵庫開けるんですよね。
もう怖いっていうよりもちょっとこう。
笑える。
ややふざけてるのかみたいな。
冷蔵庫の中にハンラーの女の子が巨大なバターを加えてむしゃむしゃしながらいるとか。
まあ。
よく見ると楽しめます。
昔ながらの僕のホラー映画ファンは、もう中田秀文堕落したなみたいな感想もすごく多い中で。
一方で、まあ面白かったというか。
急にファンタジーみたいになったけど、そりゃそれ楽しめたっていう意見もまあ半々ぐらいかな。
あって、これがつまんないっていう意見が勝っちゃうと、まあ映画当たんないんですけど。
その半々ぐらいだったらこう持ち込んでやってくれて。
僕もそこにかけたっていうのは、さっきハロウィンって言いましたけど、日本人のホラー映画に対するお客さんの関心も変わってきてて。
そこは、ハロウィンというものが定着する前までは、やっぱりホラーってこう怖い怖いとか、その部屋の隅に薄暗がりにさどこが立ってるのが怖いんだ。
だけど、今度さどこがこう、はい、こんな顔ですってこう顔を見せながらボンボンこっち、カメラマンに迫ってくるのがまあ自己物件だとすると。
それをアッハッハッと言いながら、面白いじゃんって思ってくれる観戦に近づいてきてるのは、要するに最近コロナ禍で今できてないけど、
ハロウィンで自分たちもアメリカ人と同じように仮装して街を歩くとか、自ら能動的にホラーを面白がっちゃうっていうところに来た。
それが良い悪いはまあ色々こう人によって評価は分かると思いますけど。
そこにちょっと取らせてみようと思う。面白ホラーという。
面白ホラー。
なんかこう自分も作る制作側になって、出てる時よりかはなんかもう感謝しかないですね、スタッフの方々に。
もう感謝、今までも感謝してたんですが、そんな感謝じゃ足りないって思うくらい、もう自分が監督をしたことで、
皆さんにありがとうっていう気持ちがもう本当にくれ上がって、やっぱり一人じゃ何もできないなあなって思いながら、
次はもうやらないなってね、いつも言うんですけれどもね。
やりますよね。
でも黒木さんすごいなと思うのは、去年夏ね、京都でドラマでご一緒して、監督もね、3本やられてる中で、
すごく重要なヒロインのお母さん役に出ていただいて、もう最終話はもうヒロインそのものになっていくみたいな役でしたけど、
そういう現場で監督を経験した俳優さんっていうのは、どうしてもちょっと現場で監督的センスが出てしまって、
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ここをもうちょっとこうしたっていうことを、僕言われた記憶があるかないかはちょっと置いといて、
そうおっしゃっても全然不思議じゃないし、僕も聞くかなとは思うんだけど、
そういう女優としてやられてる時は一切そういうこと言われないですよね。
はい、言わないし、監督が何をキャメラマンに指示出してるかっていうのを聞いて、聞いたら、
じゃあジブに帰るんだなと思って、それで、じゃあ時間かかるなとか、いろいろなそういう計算はできますけど、
あと一番おかしかったのはテレビの時に、レンズが35じゃないかなって思ったんで、
ここまで出たんだけど、35ミリって感じで、当たった!みたいな、
そういう楽しみ方はしてますけれども、演者の時は。
じゃあもう最後になりますけれども、仕事の流儀、さきさんから伺っていきます。
撮影、基本準備と現場しかいないので、こだわってるというか、気をつけてるのは事故がないようにするということですね。
そうですよね。
時間が今日取り切れないとか、取り切れなくなったとか、段取りが悪いとか誰かに言われたところで、
そんなことどうでもいいなと思ってて、まず事故ですね。
やっぱりどうしても事故を起こす可能性が多いじゃないですか、撮影の仕事って。
危ない時もありますしね。
はい。演技の最中もあるし、準備の最中もあるし、とにかく事故を起こさないようにだけしないといけないなと。
あと健康でないとね、私たちも。
そうですね、本当に。
私はもうだいたい2日目になると胃痛で、薬ばっかり飲んでますけど。
中田監督の仕事の流儀として。
僕はですね、やっぱりあれですかね、テレビの最初から言うともう30年近く監督をやってきてるので、
若い頃ってやっぱり、俳優さんに対してね、あららしいことは喋ったり、そんなじゃないだろうとか言ってて、
で、あるいは俳優さんがこういったことに対して、そんなリアリズムはいらないんだよとかって、
ちょっとこう強く言葉をとにかく荒げたりしてたんですけど。
へー、そうなんですね、そうですかね。
で、若い女優さんとかにも、集中して、今もう休憩してる暇ないぞとか言ってて、わーって泣かれちゃったりとか、
そんな芝居じゃ客が引いてしまうとか言ってまた泣かれちゃったりとか、
そういうことをいっぱいやってきて、
そういうことを言わないようにしてるって意味ではなくて、
でも平常心というか、要は自分の感情の起伏がとにかく上下倒ししないように、
なるべく心穏やかに進めようっていうのが今、
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その方が結果うまくいくんだっていうことだと思います。
もちろん俳優さんのお芝居一つ一つのカットに興奮するってことはあるんですけど、
それはなきゃいけないと思うんですね。
はい、わかります。
私、声荒げないよね。
荒げないですね。
女性ってあれですよね、荒げると怖いになりますよね。
男の人が荒げても。
ただ荒げないときも若干怖いと思うときありますよ。
逆に。
それは佐伯さんがでしょ。
穏やかな、なわけないぐらい穏やかだなっていうときは怖いですね。
お二人から何か告知ございますか?
そうですね、まだ情報公開前なので。
でも来年、2022年春より少し前に公開の映画があるので。
これですね、この台本ですね。
私は知ってしまいましたけれども、これ映画になるんだ。
ホラー映画じゃないですよ。
ちょっとだけ怖さを感じる場面はありますけど。
この方が出るんだ。
名前見ただけでもわくわくしますね。
ありがとうございます。
また拝見させていただきます。
佐伯さんは何か告知ございますか?
僕もそれの、たぶんほぼ同じような時期に配信で同じ作品のスピンオフを。
はい、それをこれから。
映画を見た後に見ていただいてもいいし、見る前に見ていただいてもいいし、
つながるように作っていこうと思っているので。
わかりました。楽しみにしております。
なんか私たちのこの取り留めのないお話から、あなたのヒントになればいいなぁなんて思っております。
今日は本当に中田監督佐伯さんありがとうございました。
リスナーの皆さんも聞いてくださってありがとうございました。
ちょっと元気になったりやる気が湧いてくれたら嬉しいです。
黒木ひとみでした。