『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』の話をしました。
オープニングでは、前半でメンバーの近況、後半でお便り募集テーマ「信頼できない語り手映画」について話しています。
※後半は作品名が挙げられること自体がネタバラシになり得るため、ネタバレを気にされる方はお聞き飛ばしください。
■メンバー
・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe
■映画の話したすぎるBAR in 週間マガリ
日時:2024年11月30日(土) ~
詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar
場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com
■月1バー 映画の話したすぎるBARシンサイバシ
山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。
場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」
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00:12
始まりました映画の話したすぎるラジオ第185回になります。
この番組は大阪で映画トークバーイベント映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。
大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい、では近況の話から入っていこうと思います。マリオンさんいかがされてました?
そうですね、今週はシュリを見ました。
めちゃくちゃ有名な作品ですけど、いろいろ権利問題とかが複雑なせいでなかなかちょっと見れなかった伝説の王みたいな言われてる作品ですよね、韓国映画の。
90年代にめちゃくちゃブームになったというかヒットした映画なので、ちょっと楽しみにして見てたんですけど。
確かに90年代でこのスケールで映画作れるのすげえなって見てて思いましたね。
韓国が舞台なんでレスパイものというか感じなので、北朝鮮からの工作員がやってきてみたいな。
それを追いかける韓国の情報部の主人公がいてみたいな感じではなるんですけど。
そこにヒレンというか、ヒレンって言っちゃいましたけど、ラブロマンスも入ってみたい感じはなるんですけど。
これがすごく希望がとにかくすごいというか、銃撃戦のシーンがとにかくうるさいんですよ。
ひたすらバカすか撃ってるっていう。プロフェッショナルはそういうことしないよとかそういう問題じゃなくて、演出的にとにかくバカすか撃ってるっていう、音がとにかくすごくて。
それだけちょっと迫力持ってかれるというか、この作品からの熱量というかパワーみたいなのにやられるっていう感じの映画になってて。
これすごいな、90年代で日本映画でこんなことはやってないよな、多分みたいな風に思えるぐらいの規模感みたいなのでやってて。
クライマックスとかは日韓ワールドカップ直前とかなので、韓国と北朝鮮の親善試合みたいな感じで、
満員のスタジアムの中で両国のリーダーが暗殺されるのかされないのかみたいな話になってくるんですけど、そこも大変なスケール感といいますか、すんごい迫力たっぷりの映像が撮れていて。
こういうのを撮れちゃう韓国映画、やっぱこの時点で撮れてるのすごいなって思いましたね。
それを映画館で初めて体験できたっていうのもすごい良い経験でしたね。すごい面白かったです。
僕が参加遅れた回、近況僕は話せてなかったんですけど、あの時僕手裏の話したかったんですよね。
03:08
そうだったんですね。
僕も手裏むっちゃよくて、今回初めて見たんですけど、結構トレンディーなんですよね。
トレンディーですよね。
99年の映画なんですけど、やっぱこの90年代の香りむちゃくちゃするんですよ。
スーツの形とかがトレンディーなんですよ。
そうですね、確かに。
やっぱコテコテなんですよね。
めちゃくちゃわかりやすいすれ違いで、北朝鮮の女スパイは誰だみたいなのもまるわかりなんですけど。
そうなんですよね。まるわかりですよね。
コテコテさの味付けの時代も楽しんでるんですけど、最終的にクライマックスで至る
この話むちゃくちゃ南北朝鮮の分断にめっちゃ怒ってるぞっていうのがすごい沸き立ってくるところで、
なんか単なるジャンル映画じゃねえなっていう熱さというかなんていうか骨太さもあるし、
あと結構その恋人2人の関係性が意外と行間で見せるというか、
ラストの余韻とかむちゃくちゃ好きで、ほんとに。
むっちゃ好きなんですよね。
あそこはほぼ言葉交わさなかったですもんね、あそこね。
素晴らしかったですよね、あそこね。
むっちゃいい映画でした、ほんとに。
やっぱそれは伝説と化すよなっていうか、映画でしたね、もう間違い。
あとビルの爆破シーンとかはもう諸に特撮っぽく撮られて、そこもちょっと90年代感を感じませんでしたかっていうのもちょっとあったりとかしましたね。
僕は見てて初期の平成仮面ライダーの特撮感だなって思いは見てて、
なんとか質感が、時代的にそうなんですけど、
いろいろ楽しみましたね。
そうですね、確かに。
山岸さんも見られてたとは思いませんでしたけど。
いや、むっちゃ好きです、ほんとに。
おすすめですよね。やっぱ、そらみんなすげえとか面白えって言うわって感じの映画だったので。
もう今、アマゾンプライムとかでも見れるんですよね、確かね。
いいですね。
映画館で見るとすんごい爆音の銃撃戦が見れるので、そういう意味でも映画館でやってるのが近くであれば見ていただけたらいいかなって思いました。
今週はこんな感じです。
大井さんいかがされてました?
今週新作3本見てて、うち2本は劇場なんですけど、1本目が先週2人もお題されたシビルウォーを見てました。
06:03
僕は割とこの映画はどう楽しめばいいのかわからなかった。最後まで言っちゃった感じなんですけど。
めちゃくちゃお2人分の先週話しましたけど、偶話的な映画だなっていう。戦争映画だったり内戦をせずに描いた映画というよりかは、そちらかというと偶話的な部分が多いなって思いつつ。
このリアルな戦争を偶話として扱ってるあたりが、現代においてどう飲み込めばいいのかなって思ってしまったところではあって。
すごい引っかかるなって思いながら最後まで言ったっていう感じでしたね。
むちゃくちゃわかります。アメリカで内戦が起きたからってどうしたっていう気持ちが、僕あの映画めっちゃ好きなんですけど、同時にあって。
アメリカが間接的に関わってる内戦というか紛争状態って世界中にあるわけじゃないですか。
その状況に対して、いやアメリカで内戦が起こってって、いやいやアメリカだからとかっていうので、その特別感がなんかもう不均衡すぎるわっていうのにちょっと引いちゃう部分もあるというか、
どんだけ他人事やなみたいな感覚を僕は覚えたんですよね。そこに対しては。
そうなんですよね。主人公、そもそも監督がイギリス人のアレックス・ガーランドってことも結構あると思うんですけど、なんかやっぱこう、しかも特にこの企画自体が2020年に企画されてコロナで撮影ができなくなって、
いろいろ遅れに遅れて一個通し公開って形になってるので、まさか世界がコロナ後そんな状況になるとは思いもよらずっていうことだとは思うんですが、
なんかやっぱそのずれ感みたいなものが今になるとより際立つなっていうのをすごい見てて思ったところで、なんかその点において、なんかこの映画をどう僕は受け取りゃいいんだろうかみたいな、
なんかすごいオッペンハイマー見てるときと似たような気持ちになりましたね。
確かにそういうとこあるなーって思いますね。
もっと差し迫った戦争ドキュメンタリーとかどんどん映画としても上映されていってるわけで、
そういう中でフィクションとしての内戦を描くということの意義って何だろうみたいなのには思っちゃうとこがあるかなっていうのは思います、そこは。
なんでちょっとあんまりこう、登場人物たちの感情というかロードムービー的なところにグッと乗っかるというよりかは、ちょっと冷めた目線で最後まで見切ってしまったっていう感覚でしたね。
で、あともう一個新作で劇取りみたいな、若き見知らぬ者たちっていう映画を見てきたんですけど、
佐々木マイマインの監督さんの商業デビュー作なんですが、
いわゆる主人公が、いろいろな社会の理不尽みたいなものが折り重なって、彼の運命みたいなものがそこで変わっていってしまうみたいなタイプの映画ではあったんですけど、
09:05
なんかこれも僕はあんまちょっと乗れなくて、たぶん一行が乗れなかった理由とほぼ近い感じではあったんですが。
なるほど。
なんか、結構最近このような映画が増えてるなと思うし、映画の存在意義はめちゃくちゃわかるんですよ。
ある種の一人の人生を追うことで、この社会における理不尽だったり不都合だったり、あるいはその構造的な歪みみたいなものを描こうとするっていう作品群。
特にここ最近の日本ではすごく多くなってきたと思うんですけど、本作見てて、そこの作品群以上のものはちょっと感じ取れなかったというか、
役者さんの演技はめちゃくちゃ素晴らしかったんですけど、主演の磯村ハヤトさんは初めて。
かつ佐々木マイマインでも、実は佐々木の側の視点に立ったら、もしかしたらこの若き道の者たちと似たような話になってたのかもなっていう気がしたので、
割と作家性はすごい筋が通ってるなっていうのも思ったんですが、その一方で、この描き方自体に対してなんかやっぱちょっともう飽きてるのかな、自分っていうのもちょっとあったりはして。
なんかそれを描くことで、その個人を描くことで社会を描けたことに果たしてなるんだろうか。これ多分前作ジョーカーにもちょっと繋がる話ではあると思うんですけど。
っていうところをちょっと見ながら、これもまた飲み込めないなって感じで、最後まで見切ってしまったって感じでした。
確かに多いですよね、そういう作品って。
そうですね。
意義深いなっていうのも思いつつ、パターン化してしまってるなって思う部分もあるというか、
観客側の需要の仕方もパターン化してしまってるような気がしてて、個人を介して社会を描いてっていう、評価も一律化していくと思うんですよね。
それらの映画群に対して全部同じ言い方で評価していることになってるみたいなのになってしまってるんじゃないかなと思って。
じゃあその映画だけでやってることの価値って何だろうっていう、そういうやり方っていう、なんかジャンル化してしまうんじゃないかっていうことの懸念みたいなのもあって。
なんかこの、僕たちがもうこういう、ああまたこういう映画っていうふうに言ってしまったら、ほんまに終わっちゃうと思うんですよね、そこで。
そうなんですよ、そうなんですよ。
そうですよね、なんか、なんて言うんでしょうね、それは本当僕も懸念してるなって思ってて、ちょっと僕もこの映画見に行こうと思ってたんですけど、やっぱちょっと、
まあなんか見たことある感じかなって、ちょっと正直思っちゃってて、ちょっとなんか見る優先度結構低かったりしたんですよね。
それは今年で言うと、庵野こともそういう感じだったんですけど、見に行った結果。
庵野ことはまあ良かったんですけども、なんかそういうのを見て、なんかこういうの多いよね、なんかちょっと職商気味だなって思っちゃうの。
12:06
なんかすごい、何て言うの、題材というかそういう辞書に対してもちょっと失礼な感じもちょっとしちゃうし、でもそういう感じを呼び起こさせてるのって、なんかでもこれが頻発してるからやんっていうのもあるし、
なんだろうな、この感じはというかその、このままで本当良かったのかなーみたいなというか、これでなんかすごい良い映画だったというかその、何て言うんだろう、
まあすごい映画作品として素晴らしかったですって言って、なんか良いのかなーみたいな感じはちょっとまあ受け取っちゃうなーっていうのは最近ちょっと多いですよね、本当に。
なんか作り手が、まあこれも結構実在の事件というか、ある種のそういった新聞記事か何かを確か元にしてっていうふうに監督おっしゃられてたと思うんですけど、
作り手として作らなきゃいけないって義務感がそれで湧くことはすごく良いことだなとは思っていて、でそれを伝えたい、それを持って自分の何かメッセージを届けたいっていう、その姿勢自体はものすごい素晴らしいものだなっていうふうに思う一方で、
投影悲劇として回収されてしまうこと自体がやっぱどうなんだろうっていうのも自分の中でなんかあって、ただ悲劇としてまさに消費してしまってるような気にもなってしまうというか、
なんかここはもうちょっと本当は向き合わなきゃいけないけど、結局他人事として今見てる自分がいるな、まあそれは自分の見方が悪いのかもしれないんですけど、
なんかよりこれがその類型化していくとそれが自分の中でより強くなっていく感覚にもなって、もちろんその役者さんとしてこれをもってその演技の花開くというか、こういう役もできますっていう風なアプローチに使う分には良いんですけど、
やっぱ何をどう考えてもより当事者性みたいなのがどんどん欠けてっちゃう機嫌性みたいなのはなんかある気がするので、うーんなんか、まあそう、存在意義はわかるんだけど、なんか楽しめたとは言いづらいし良かったとも言いづらいしなんか難しいなっていうのをすごい感じたっていう、そういう映画鑑賞体験でしたね、はい。
懲戒に繋がりますね、そこ。
本当だな。
あともう一個、これ軽く終わらせたいんですけど、ウルフスって劇場公開見送りになっちゃったアップルTVプラスでやってる映画見たんですけど、ジョン・ワッツの新作ですけど、これめちゃくちゃ面白かったのでお勧めします。
これちょっとまだ途中なんですよ、ちょっと通勤途中に見てて、半分ぐらい見てるんですけど、すでにね、あの面白いっていうか、ここの二人のおっさんが延々となんかお互いをおちょくり合ってるなーみたいなというか、そこが微笑ましいなっていう、前半1時間だけの感想ですけど、まあそれが面白いなっていう。
そうですね、ジョージ・ウクレニとブラッド・ピットのおっさんバディが結構最高だなっていう。
じゃれあいですよね、あれはっていう。
じゃれあいですね。
かつ、ジョン・ワッツらしいその大人子はって感じも、逆に大人側から描いてるのかなって感じがするウルフスはして。
15:06
これまでまさに少年側から大人子はを描き続けた監督だと思うんですけど、ジョン・ワッツって。
怖い大人側からの視点がウルフスにはあるなっていう、そっちを主人公にした話って思ってもらうとよりちょっと面白く見れるかなと思うので、こちらもぜひぜひおすすめです。
今週こんな感じです。
僕はですね、ちょっとみなさんが見た映画の流れに乗る形になるんですけど、ベイビーワルキューレ・ナイスデイズを見てきまして、めっちゃ良かったんですよ、本当に。
冬村楓が良かった。
池松聡介ってあんなすごい腹筋してたんやみたいな。
あのキャラクター性みたいなのがすごい良くて、孤独だし孤高なんですけど、自分がナンバーワンだっていう自我もすごい強烈に持ってて、
でも寂しがり屋っていうあの造形がすごい良くて、俺が一番強いんだって言った後に仲良くなったというか、下についた部下みたいなやつにこの武器がなぁみたいな話してるあの感じというか、
人間の複雑がすごい詰まってるなと思って、なんかあの比較的シンプルな世界の中で、あのまだらの人間を見たっていうのがなんかすごい良かったんですよね、本当に。
あとまああの、千里と真博の関係はね、まあ良いというか、良すぎて逆に僕ちょっと見てて寂しくなっちゃって、この2人の人生に僕が関与することは不可能なんだなっていう寂しさを感じながら見てたんですけど。
逆にね、あの千里とイルカさんの関係がすごい好きで、こっちはね、なんかこうカジュアルな百合として楽しめたっていうのがあって、カジュアルなスナック感覚の百合だなっていう、まあそういうちょっとね何個もレイヤーがあって、本当に楽しめたっていうのと、
あの世界僕、最終的にストリートファイトになるじゃないですか、あの世界。銃とかナイフとか使ってるのに。雑魚は銃とナイフで倒せるんですよね。ボス格には格闘にならざるを得ないっていう、この世界観ワンピースやなと思いながら見てたんですけど。
銃とか砲色の発揮が効くのは雑魚だけっていう。結果的にストリートファイトというか格闘が一番絵的には面白くなるじゃないですか。
18:07
無双状態っていうものは銃とナイフによって成し遂げられて、最大の一対一の見どころは格闘になるっていうのが、アクションの見せ方として面白いなぁとは思って見てました。良かったですね。
あと、悪魔という歌詞も見たんですけど、もうね最高の映画ですよ。本当にこれが。面白すぎる。僕、映画に求めているものってこれだなぁと思って。
マネオさんがおっしゃってた、フェイクドキュメンタリー的な話として導入入るっていう話だったんですけど、僕は割と前編通してフィクションかなっていう。そういうテレビ番組があったっていうフィクションとして一貫しているのかなっていう風な見方を僕はしてたんですけど、
実際こう割とフィクションのラインは雑に切り替わるっていう部分もあるなぁと思って。実際クライマックス、雑だなっていう。
かなり大々的にフェイクドキュメンタリーであることを投げ捨てるので、そこは逆にありだなぁと思って。この番組で以前取り上げた女神の継承は、僕そこのフェイクドキュメンタリーであることの投げ捨て方はあんま好きじゃなかったんですけど、
やっぱテレビ番組っていう枠組み自体が良かったんだろうなとは思いました。そもそもがフィクションであるっていう前提で作られてるっていうのが、その雑にフィクションの線が移り変わるっていうことを許容しやすかったのかなぁとは思ったんですけど。
意外とこう説明してない部分が多いというか、ジャンルっぽいのに。そういうところも好きでしたね。このバランスだなって思いました。僕が好きな映画って。ちょっとこれはお勧めしたいですね。言うほど怖くないかなとも思いましたし。
それもありますね。ちゃんとギャーって鳴りますけど、めちゃくちゃジャンプスケアが過剰とかそんな感じでも出てなかったので、すごく僕は見やすかったですし、けど起きてる事象本当にあれ?じゃああれは何だったの?みたいな感じにもなるっていうか、それぐらい恐ろしいことが起こるので、そういう意味でもすごい見れて面白いですよね。
自分がうちに抱えてたものと最終的に対峙するみたいな話もちょっとなるんですけど、某は恐れているがこれぐらいのバランスの映画だったら僕は好きだったのになぁと思って。うちに抱えてたものだけの話はちょっと僕あんまりなんだなと思いましたね。
21:21
という感じでした。では今日のお便り募集テーマ入っていこうと思うんですけども、今日のお便り募集テーマが信頼できない語り手映画っていうことで、
いわゆるこの映画とか物語の主体となっている人の言説とか行動が事実かどうかわからない、どこまで信用していいかわからないって言われるタイプの作劇の映画ってことになると思うんですけど、このテーマに決めてから気づいたんですけど、むちゃくちゃ難しいですよねこれ。
そうですね。ちょっと収録前に大平さんと話してたんですけど、まず題材選ぶの難しいっていうのと、喋ったらネタバレになるじゃんっていう問題。
必然的にそこに行き着くっていう。
あれ?どう喋るの?みたいなところがちょっとあって、困ったなーっていう考えた果てにちょっと思いまして。
今回お便り少ないんですよ。お便りが。みなさんモラルがしっかりしてるなーと思って。
確かに。モラルがしっかりしてるのか難しいと思ったかどちらかですけどね。難しいですよね。
いやーちょっと自分で選んで困りましたからね。
まあまあじゃあ紹介していきたいと思うんですけれども、ではマリオさんお便りお願いしますか。
フリッパーさんから頂いてます。
作品はザリガニの鳴くところですね。
初見時は後から考えるとなるほどねってなるので好きな作品出し上げてみました。
個人的にはもうやったやってないとかそんなんどうでもいいしとても面白かったですが、
映画の内容も発端して面白くなくなってもいいからとにかくかいえちゃんが幸せになってくればそれでええやんってなりましたね。
真相を初恋の中に沈むも上手いコピーかと思いました。
はいありがとうございます。ありがとうございます。
いやいい映画だと思うんですよ本当に。
取り上げましたけど。
いい映画なんですけど、これどう信頼できないかに触れるとだいぶネタバレやなって。
そうなんすよねー。
まあだから何も言えねえなーっていう。
これ難しいんですよ本当に。
本当そうですよね。
どんでん返しの映画がある映画教えてくれって言って何て答えればいいのっていう感じが一緒ですもんねこれね。
そうですよねー。
最近よくSNSによってネタバレって以前より厳しく気にされるようになったと思うんですけど、
24:09
本作はネタバレ厳禁ですっていうことはそれってつまりってことになるじゃないですか。
なんかその難しさがあるなぁと思いましたね。
ただ本作めちゃくちゃお勧めでもあって、
アメリカのなんて言ったらいいんですかね、
湖水エリアって言ったらいいんですかね、
ボートで移動するような地域での話っていうのがやっぱりちょっとあんまり見たことない景色でもあって、
なんかそれ自体が面白いなぁと思いますし、
すごい雰囲気怪しくっていいんですよね。
なんかその雰囲気が。
普通にお勧めした映画だなと思ってますね。
話広げにくいっすね。
広げにくい。
広げにくいですけど、でもまあラジオでも話して、
ラジオでの話、結構面白いところまで踏み込んだ話できた覚えがあって、
僕も作品がそんなめちゃくちゃこの映画好きかっていうと、
そんなテンションの高い映画ではないんですけど、普通ぐらいなんですけど、
喋ってたときすごい面白かったので、
やっぱ見たとき、ああそうなるんだみたいな、
本当に信頼できない語り手映画にふさわしい映画ではなってたと思うので、
これも結構いいですよね。
じゃあ我々からあげていこうと思うんですけども、
マリオさんお願いできますか。
これが信頼できない語り手映画なのかな?わからないですけども、
あげようかなって思ったのは、エンジェルウォーズです。
これお二人ってご覧になられてますか?
見てないんですけど、ほんのりと大噂は耳にしてるというか、
なんとなくこういう話なんじゃないかなっていう推察は立ててるっていう感じなんですよね。
なるほどなるほど。
監督はザック・スナイダーですよね。
ザック・スナイダーといえばいろいろ作品ありますけども、
ザック・スナイダーが初めてオリジナル作品を描いたのがこれなんですよね、確か。
そうなんですね。
それまでは300とかウォッチメンとかドーム・ザ・デッドとかありましたけど、
原作とかがあるような作品だったんですけど、
そんな彼がフィルムグラフィーの中で初めてのオリジナル映画になるはずですよね、確かね。
設定が一応1950年代の話で、主人公の女の子がいるんですけど、ベイビードールっていう名前の。
彼女が警府策略によって精神病院に閉じ込められちゃうんですけども、
そういうちょっと過酷な生い立ちのある少女なんですよね。
精神病院に閉じ込められて、ロボトミー手術を受けることになっちゃうっていう事態になってしまって、
27:08
同じ精神病院に行った仲間みたいなのを見つけて、その仲間と共に脱出しようとするんですけど、
それが不思議なのが、妄想の世界の話が描かれていくんですよね、並行して。
彼女が何かやろうとする時に、何かすごいことをしている時に、妄想のシーンになっていって、
その妄想の世界っていうのが、雪山の寺院の中にいて巨大な侍と戦うだとか、第一次世界大戦のゾンビナティスみたいな兵隊と戦うだとか、
近未来の惑星でドラゴンとアンドロイドと戦うみたいな、いわゆる中二ですよねみたいな、中二病な世界観の中で繰り広げていくっていう感じの話になってるっていう感じなんですよね。
僕もこれ初めて横編見た時にめちゃくちゃテンション上がって、横編見たのが高校生とかなんで、まだまだ中二の心が残ってる時期ですよ。
そんな時にこんな映像を見せられたら、それはもうテンション爆上がりですよみたいな感じで、すごい楽しみにして見てたら、
結構最初見た時とエンディングが結構なんというか、そういう終わり方すんの?みたいな映画になってるんですよね。
これもそんなに深刻なネタバレにはない、難しいんですけども、最後に出てくるのが誰なのかっていう話なんですよね。
これ誰の話だったのかなっていうのが、最後まで見ると、あ、そうだったんだってなるっていう映画なんですよね。
ほうほうほう。
これ以上ネタバレじゃねえかって感じがするんだけど、あんまりこれ以上踏み込まないですけど、それがすごく意表をつかれるというか、
信用できない語り手というとまたちょっと違うんですけど、どちらかというと、ちょっと今回のお題に通じますけど、妄想の世界に飛び込んでしまうみたいな話なんですけど、
それが結構この映画においてはある意味ポジティブなイメージというか、それでも妄想の外に広がっている世界ってとても過酷なんだけどもっていう話になってて、
その妄想っていうのが糧にもなってるというか、彼女たちの力に糧になってたりするし、
たとえそれが夢を破れようとも、それが何かに繋がっていくよねっていうことを信じてるような映画になってて、
これって僕的な、近いので言うんだったら、アンブレイカブル三部作に連なるようなテーマ性でもあるなとも思いますし、
ちょっとある意味理想的なというか無邪気かもしれないですけど、
でも僕その強い理想を厚く語ってくれる今作のことはすごく大好きだし、映像面でも本当にバキバキに決まってますし、
30:05
そういった意味でも本当に僕エンジェルウォーズ大好きな映画ですね。
なんかなんとなく聞いてた話と近い部分があるというか、おそらくそういう話なんだろうなっていうものなんだなっていうのは改めてちょっと確信はしつつあるんですけど、
多分僕好きなタイプの作劇だと思うんですよね。
ずっと上映当時の評判を聞いて気にしてたんですけど、いつの間にか忘れてましたね。
正直あんまり評判って良くはなかったのかな。
本国では結構批評的には結構あんまり良くなかったんですけども、好きな人は本当に好きな映画になってるなって思ってて、
ある意味ちょっと5人の女の子たちの主人公って感じなので、ある意味ちょっと魔法少女モノに近いような文脈で見てもいいかなって思いますし、
結構ね、これ面白いのが妄想の世界で戦うみたいな話しましたけど、構造的に言うと、戦ってるよっていうファンタジーの世界で戦ってるよっていうのは、さらに妄想の中の世界なんですよね。
すごいインセプションみたいなことになってて、大変ちょっと混乱しそうになるんですけども、そういう一癖も二癖もある映画にはなってて、
それをやっぱり色々好き放題沢山の映画やっていいよって言われたから、やった結果こうなるんだなって思うと、そういう意味でもすごい素晴らしいなっていうか。
ある意味エゴがたくさん詰まってるという意味でもこの映画好きだなって思いますね。
なるほどなぁ。ちょっとね、予告とかまた雰囲気違いましたからね。
そうですね。
そこが評価がちょっと難しかったポイントだったのかなっていうふうには思いますけどね。
そうなんです。最後、あ、そうあるんだみたいなちょっと驚きとかを噛み締めていただきたい映画でしたね。
はい、では大石さんお願いできますか。
はい、ちょうどさっきマリオさんとも話してたんですけど、もう信頼できないガタリティ映画ですって紹介したらネタバレを踏むなっていうので、何とかそれ回避できないかなって色々考えたんですけど、
もうじゃあみんな知ってる話を出せばいいやって思って。
みんな知ってる話を。
結構ここの段階で我々ひねるので、ちょっと1回王道出してみようかなと思って、ファイトクラブです。
見てない人もいるかもしれないですね。
まあ確かに確かに。
有名ですけど。
これは多分ネタバレというか信頼できないガタリティだって言うからつまらなくなるタイプの映画じゃないと思ってるんですよ。
33:04
主人公がいて、彼の隣に突然ブラッドピットを演じるタイラー・ダーデンという男が現れるんですよね。
彼が石鹸を一緒に作らないかって言って、ファイトクラブになるものを立ち上げようっていう話になっていくって話なんですけど。
そのタイラー・ダーデンが果たして何者なのかっていうところも一つの信頼できなさではあるんですが、
それを除いたとしてもこの映画、男性性についての映画としてめちゃくちゃすごいいいところに踏み込んでる気がしていて。
ファイトクラブってまさに男性が集まっていく非常にホモソーシャルな環境を作っていくっていう主人公が、
それで消費社会と戦っていくって話になっていくんですけど。
なんかそのホモソーシャリティとかの男性性を描くことで、逆にそのエグさみたいなのをしっかり出してる気がするというか。
実際、大阪の友達とかの間でも結構話したりするんですけど、自分が疲れてきたり限界を向かってストレスが肩になってくると、
ちょっとタイラー・ダーデン見えんじゃないかなって瞬間、たまにあるんですよね。
でもこいつのささやきに出て乗っかっちゃいけないわけですよ。
こいつに乗っかってファイトクラブを作ろうものなら、たぶん自分は完全にもう向こう側に行ってしまうというか。
降りれない男性性の競争社会の真ん中に立っているしかなくなってしまうので、やっぱそれって違うんじゃないかなっていうのも結構思うとこではあって。
なんかすごい男性性、あるいは男性がメインでやるビジネスとかの社会とかもまさにそうだと思うんですけど。
そういう手の中で頑張る時に、タイラー・ダーデンには負けないようにしようっていうのを思う上でも、すごい僕はこの映画結構心に刺さって抜けないタイプの映画になってますね。
すごい映画ですよね。僕もこの映画むちゃくちゃ好きで、やっぱタイラー・ダーデン見てるとクラクラしてくるんですよね。
本当に。むちゃくちゃいい時期のブラッド・ピットが、マッチョのカリスマを見事に演じてるんですけど、やっぱハマっちゃうんですよね。
好きなセリフで、男は自己鍛錬じゃない、自己破壊だみたいなのを言っているシーンがむちゃくちゃ好きなんですけど。
でも、何かを積み重ねるのも男性性だけど、何かを破壊するのも男性性だから、裏表すぎて一緒なんですよね。
本作、めちゃめちゃ男性性批評をしてるんですけど、むしろその男性性を催廃したくなる作品っていうところで、
例えばタクシードライバーとか、それこそ今日のテーマにもつながるジョーカーみたいな、そういうものを批評してるのにむしろそこにはまっちゃう映画の代表作の一つだなっていうのがあって、
36:07
そこが信用できない語りというか、信用しちゃいけない語りでだなっていう。
見てる間にこっち必死でタイラー・ダーデンのことを信じない、あいつのことを信じないって自分に言い聞かせながら見てないと、つい気を抜いたらクラッと向こう側に行っちゃう気がするんですよね。
本当にドツボにはまっちゃうというか、最終的にとんでもないことを起こすみたいな計画にはまっていっちゃうみたいなのって、すごい見たことあるよみたいな。
本当にあるすごいカリスマ的な存在みたいな、その中でいて、そこで妄心するかのように計画みたいなというか、そういうのにムーブメントに乗っかるみたいな、でも本当にそれがとてつもなく集落みたいな事象ってすごいあるなって思って。
ここまで正確に射抜いていたかこいつはって思いますもんね、ファイトクラブとか今思い出すと。
いや、かと思ったらでも最後の終わり方とかすごい世界系の終わり方っぽくてすごい好きだったりもするんだよなみたいな。
いや、世界系ですよ、あれは。
あれは世界系です。
あの構図の終わり方、完全に世界系じゃんって世界の終わりを見つめながら見つめる2人の話じゃんみたいな感じも見えるっていう、そのなんというか甘い罠ですよね。
そこがやっぱ見事って感じがすごいしちゃいます、本当に。
いろんなものが巧妙で完璧な映画だなと思ってるんですけど、男性だけの秘密クラブと背中合わせなのがグループセラピーを他人事として見て自分の魂を慰めてるっていう、この背中合わせ感やばいなと思うんですけど。
そうっすよね、そうっすよね。
いやー、そうなんだよなー。
結局全部消費するためのものでしかないというか、なんかね、全部エグいんですよ、本当に。
鋭い批評性ってこういうこと言うんだなーみたいなもんですよね。
全方位どっからどう見ても尖ってますからね。
この映画、マジになっちゃう魅力を称えつつ、マジになってんじゃねえぞってやってくるのが悪したいですね。
ゆえにハマってもしまうわけですけど、というわけで、信頼できないっていうか、もうおっしゃった通り信頼しちゃいけない語り手映画ですよね、これはね。
じゃあそんな感じで、僕の作品なんですけれども、ちょっと直前までどっちにしようか決めかねてたんですけど、
こっちでいこうかなっていうのが、ヒッチコックの裏窓です。
39:03
裏窓というか、ヒッチコックそんな見てないんですけど、見てる中での一番好きなのが裏窓なんですけど、
話としては足を怪我してずっと部屋でベッドで寝ている男が、自分のベッドのある部屋の窓から向かいのマンションというか住宅みたいなとこ見てるんですけど、
その世界全部セットなんですよね。向かいに建物があって、その向かいの建物窓がいっぱいあって、
それぞれの階で何が行われてるとかっていうのを一望できるような形になってて、暇だからそれを覗き見してるんですね。
その一室でどうやら殺人が行われたんじゃないかなみたいなのを疑うと、それを観察していくんですけど、そんなことないでしょって周りは言って、
そっから話が進んでいってっていう物語なんですけど、まずこの話、人間の覗き見欲望が具現化した話だなと思ってて、
その世界って広がりがないんですよ、セットだから。見えてるところしかないんですけど、
だから自分が見たいものだけが世界になってる状態っていうのが、この覗き見する精神性みたいなのが形になったような世界観なんですよね。
それがすごい好きです。それを覗いてる人間が、あそこで何々が起きてるぞ、あそこで殺人が行われてるんじゃないかっていう、そこにはまっていくっていう話で、
これ何度も名前あげますが、アンダー・ザ・シルバー・レイクの元ネタの一つなんですね。
アンダー・ザ・シルバー・レイクもこのダルダルで生きてる男が窓の外を見てたら、住宅地のプールで気になる女の人が泳いでるのを見て、その人にだんだんドツボにはまっていくっていう、
そっから自分が追い求めるものっていうものにはまっていくんですけど、その世界観みたいなのが裏窓にもあるというか、
自分が覗きたいものを覗いてるっていうのが、それって自分がそうあってほしいっていうことが現れてるだけなんじゃないのっていうのがほんのりちょっとあるんですよね。
世界自体に。え?それって殺人起きてたら面白いからそう思ってるだけなんじゃないのっていう疑いがちょっと常にあるんですよ。
ですよ。だから周りも死んじゃないしみたいな。結構そのサスペンスの基本かもしれないですけど、それってあなたが言ってるだけでそうじゃないんじゃないのっていう。
なんかそういう人間の欲望が形になったセットによるその世界っていうのがこうあってほしいってものと一致してる映画になってて、それがすごい僕好きなんですよね。
42:14
世界に広がりがないから全部作り物なんで明らかにセットですごく狭いからこそ、そもそもこの世界を作ってるの主人公がそうあってほしいと思ってる思いなんじゃねみたいな。
なんかその疑わしさみたいなのがあって、もうすごくそのちょっと不健全な精神性みたいなものが映像に現れてるし、
話自体はさすがヒッチコックなのでシンプルにサスペンスとして面白すぎるっていう。単純に面白いっていう。
同時にそのセットによる舞台作り自体がその主人公の内面みたいなものの具現感になってるような。
どこまで事実として捉えたらいいのかわかんないなっていう風なものとして映画になってるっていうのがすごい映画だなと思ってるので取り上げてみました。
っていう感じですね。
裏窓ってそういう話なんですね。全然何か名前はすごく言うんですけど、そんな何か作り物の世界みたいなのがあるみたいな、
トゥルーマンショーみたいな設定が入ってるんだわってちょっと思ってびっくりしたりしたんですけど。
トゥルーマンショーみたいに明確にその作り物なわけじゃない。
主人公が見てる窓から見てる景色っていうものは主人公に見られるように並んでるんですよ。
主人公に見えるように形作られてるんですよね。
だからそれ自体が主人公っていう観客がその向かいにある建物っていう舞台を見ているような都合の良さによってわざと作られたように見える世界になってる。
だから多分裏窓って実際に演劇とかにもしやすいと思うんです。
舞台動かないんで主人公ずっと足怪我してベッドで寝てるだけなんで、話としても全然作れそうな感じなんですよね。
でもその人工感に作意を感じる。
その作意っていうものは客観的事実じゃなくて個人によるそうあってほしいっていう願望かもしれないよねみたいなのがちょっとだけニュアンスとしてあるなっていう。
そこがすごく面白い映画だなと思ってます。
ちょっとお話聞いてて思い出したのが、いじゅんひからさんが一度ラジオでカフカの変身かについて話してたことがあって。
最初の時は全然わからなかったんだけど大人になってから読んで変身の意味がめちゃくちゃわかったっていじゅんひさんがおっしゃってた回があったんですけど。
それが結構鬱痛状態みたいな感じになった時の状態が虫に似てるんだと。
で、主人公のザムザが虫になって体が重いっていうのは自分が鬱になった時でベッドから起き上がらないことに似てると。
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ただそういう中でも主人公は窓を見たがるっていう描写がある。
で、いじゅんひさんがそれを見て、窓っていう例えではないんだけどもSNSはすごくあの時期見てたなっていう思いがあるって話をされて。
現代の窓としてのSNSだと解釈すると非常にその変身は自分ごととして飲み込めたって話をされてるのは結構印象に残ってて。
まさに今回の裏窓はそういう話とも取れるなって現代的な解釈をすればってことですか。
いや余裕でそうですよ本当に。こうやってスワイプしながら流れてきた流れてきた。
いや他人って面白いなははーとか言ってたらこれは絶対に邪悪だこいつは邪悪なことをしているっていう。
いやそんなことないでしょってバレてもいやこいつは邪悪なんだそうでなければならないってなるっていうのはめちゃくちゃそうだと思います。
思い当たる節が多すぎてそういう事象の。思い当たる節が多すぎて。
しかもその窓ってねってかSNSはもう本当に自分好みに作られた窓そのものですもんね本当に。
自分好みのタイムラインを作るってそういうことですし。
いやーてかあれですねお二人があげた映画めっちゃ今回のテーマと密接に関わってくれて安定感しませんか?
まあ辛うじに妄想という意味では若干繋がってますけどお二人の映画の方がすごくなんというかこの後語る映画と密接に関わるようなタイプの映画だったなって感じがしますね。
季節としてそうなりましたね。
一応そのつもりでテーマ選んでるってのはあるっちゃあるんですけど。
あと裏的の良いところはそこが主題じゃないってところなんですよね。
あくまでそれはサブであってメインはもうその殺人はどうだっていうのをかけるサスペンスなのでその一番上のレイヤーと2個目のレイヤーがあるっていうそこがちゃんと一番上のレイヤーがめちゃくちゃ面白いっていうのがやっぱりキチコックのすごさなのかなっていうふうには思ってはいます。
てな感じですね。
ではテーマとか入っていきたいと思います。
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