1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
  2. 第80回 【ランチェスター戦略..
2024-06-07 15:22

第80回 【ランチェスター戦略】まずは強者の戦略を知ろう!

【毎週金曜日/朝8時配信】
社会保険労務士の久野勝也が、混迷を極める「労務分野」について、経営者と労働者のどちらの立場にも立ち切り、どちらの立場にも囚われずに、フラットな視点でお届けする番組です。

●番組への質問はこちら
https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_kuno

00:02
こんにちは、エンドガッキレー 久野勝也の労務の未来の先生とよろしくお願いしまーす。
お願いしまーす。
さあ、ということでね、今日も行きたいんですが、あの、始業日はやったじゃないですか。
はい。
大変評判がいいですよ。
ああ、よかったです、はい。
勇気をいただけるからね。
ははは、そうっすね。いかに無計画で始まったかっていうのはわかる。
いやいや、ほんとですね。
ぜひね、聞いてない方も聞いていただきたいんですけど、なぜ久野先生がね、今、社労士事務所をやっているのか背景がね、伝わりますので。
まあそんな中でありますけど、あの今日は。
はい。
もうもはや番組の趣旨が経営戦略っぽくなってきてましたけど。
はい。
ランチェスター戦略のね、法則をちょっとやろうかという話になったんですけど、背景的にはどうですか?
ランチェスターちょっと今日やる理由と言いますか、お伝えしたいのは。
あの、私も開業の時からランチェスターをかなり意識してやっているのと、もう社労士部署の経営もランチェスターの法則というのを意識しながらやっていまして。
で、今あの、中小企業のお客様中心ですけど、どうやって給与を上げたらいいのかとかって話になって、どうすれば売り上げをどうやって上げるか、どうやって負荷を勝ちつけていくかとかって話になるんで。
やっぱり基本に戻ると、どう考えればランチェスターの法則に従って経営していかないと、なんか儲かっていかないだろうなと思って、こういう話を、社内でもしたことありますし。
いいですね。社員さんもちゃんと知りながら顧客業務やってるんですね。素晴らしいですね。
知ってますね。理解をしているかは分からないんですけど、勉強会はやっています。
ということでね、ランチェスター、なんとなく知ってる方も多いですし、ああはいはいって思うけど、じゃあやってるかっていうとね、意外とできてない気がしますので、やりましょう。
はい、お願いします。
ということで、これはまずランチェスターってなんだっけってところからやりましょうかね。
そうですね。まず、もともとランチェスターで第一次世界大戦のイギリスのフレデリック・ランチェスターという人が提唱した、戦争の時の戦闘力の法則なんですけど、ビジネスでどうやって使うかというと、単純に強者と弱者っていうような定義がありまして、
自分の会社が強者なのか弱者なのかっていうところをどちらか見定めて、強者であれば強者の戦略を取る、弱者であれば弱者の戦略を取る。
その弱者の戦略っていうのは、大半の中小企業は弱者なんですけど、非常にリリースになっていると、そこには儲けの法則ってあるよねっていうところで、強者の戦略と弱者の戦略を学ぶことによって収益を上げるみたいな、それがランチェスターの法則かなというふうに思っています。
はいはいはい。
基本的なところでいくと、弱者の戦略で呼ばれる第一法則のところで一騎打ちの法則っていうのがありまして、
03:06
ありましたね。思い出しながらいいですね。
例えば全く同じ戦略でやったときに、普通に考えたら50人の社員の会社と30人の会社であれば絶対50人の会社が勝つという法則があるので、何が言いたいかというと、同じ商品売ってるのに同じような土俵でやったら絶対に今日のデカい方が勝ちますよっていうのは法則が大事なんですよね。
まずですね。
そうですね。第二法則というのがありまして、これは攻撃戦とか隔離戦とか遠隔戦といって、例えば相手が空中戦を強いてきてるとか、
よく中国の山国書が出てくると、いろんな崖とか岩とかがあるような複雑な地形のところでやると、基本的には武器の効率×兵力数の2乗みたいなところで戦闘力が決まるので、
つまりどういうことかというと、いろんな工夫をするとか、逆に言うと、兵力が2乗ないと相手に勝てないよねみたいなところなので、複雑な地形である場合にはかなり戦闘格差がないといけないと思って、逆に言うと大企業が、
要は人が多い会社とかリソースが多い会社っていうのは、基本的に何をやっても強いよっていうことを理解していただくっていうのが一つポイントかなと思います。
わかりやすいですね、シンプルですね。
その上でポイントなんですけど、自社が弱者なのか強者なのかっていうところが非常に重要になるよねっていうところがありまして、強者の条件っていうのは何かというとシェアが一番かつシェアが26%以上と。
なかなか。
中小ないんですよ。ほとんど中小企業は弱者っていうふうに考えてもらえればいいかなと思っていて。
もう一個は、シェアが1位かつシェアが26%以上または2位の3倍以上、例えば売上シェアがあると。2位との差が10対6以上っていうところ。
要は例えば3倍以上、2番よりも1位のシェアがあるよ、売上があるよっていう状態っていうところ。
簡単に言うとほとんどが弱者だよねっていうところで。
なるほど。ちなみにシャロシ事務所ってあるんですか?1位。
シャロシ事務所は1位のところですら全国で見ると強者はいないです。
ああ、やっぱりそうなんだ。
ただこうやって考えてくると、ずっと全員が弱者の戦略とればいいよって話になっちゃうかもしれないんですけど。
こんなふうに考えるといいかなと思うのは、まず地域で考えると。
例えば私、岐阜の田嶋なんですけど、岐阜の田嶋の中で強者なのか弱者なのかっていうと。
全国で見たらシャロシ事務所って全部弱者なんですけど、地域で見れば強者っていうケースもあれば。
06:02
もう一個考えたほうがいいなと思うのは、商品カテゴリーみたいなところがありまして。
なるほどね。
給料経済のアウトソーシングで見ると、社会保険のアウトソーシングで見ると、実は全国でシェアはトップクラスだって話になる。
ああ、絞っていくわけですね。確定給出年金、DCだっていけんじゃねえかとか。
そう、その場合は強者の戦略になるんで。
だから商品ごととか地域ごとによって、自分がどこの立ち位置になるかっていうのは理解したほうがよくて。
例えば逆に今日弱者の話を中心にしたいなと思うんですけど、起業したときとか会社始めるときとかはほとんど弱者のはずなんで。
そうですね。確かに。
その辺りっていうのを理解しつつ、まず始め強者の戦略、要はどういう戦略を強者が取ってるかっていうのをちょっと初めに話したいなと思ってるんですけど。
そんな感じで大丈夫ですかね。
もちろんです。
一番わかりやすいのは、強者の戦略ではセブンイレブンが一番わかりやすいかなと思ってまして。
セブンイレブン、ファミマ、ローソンっていうと、なんとなくセブンが一番だよねって皆さんこう…
肌感でわかりますよね。
肌感で感じます。で、セブンイレブンは強者の戦略っていうのを取ってまして、強者の戦略の基本戦略でミート戦略って言いますって。
ミートってとにかくぶつけていくっていうミートですね。
出会う側の方のミートってことですかね。
そうですよね。で、基本的にはこれがすごく大事なところで、強者はとにかくこのミートをひたすらやっていかなきゃいけないっていう。
このミートに失敗すると戦略図がですね、崩れるケースがありまして。
はいはいはいはい。
まずセブンイレブンは1位なんですけど、1位の会社がファミマとローソンっていうのは2位、3位の会社だと思うんですけど。
2位、3位の会社は大変なのは、同じ商品を出したとしても絶対セブンイレブンが売れるんですよ。
なるほど。
なぜかというと、人っていうのはもう失敗したくないんですよ、基本的には人間としては。
同じ商品を出せば必ずシェアが高い方の商品が売れていくってところなんで。
なるほどね。購買側の方の人間の心理としてってことですね。
なので、ローソンとかファミリーマートっていうのはセブンイレブンがやらないことをやらなきゃいけないっていうのが、これがちょっと大変なところで。
なるほど。
その時の事例を例えば挙げるとですね、ローソンは私結構好きなんで話した人もあると。
ローソン好きなんですか?
ローソン結構好きなんですよ。
へえ、意外ですね。
あ、そうですか。
ローソン派ですか。
ローソン派です。
ちなみにコンビニって、改めですけど、セブンで何歯ぐらいあるんですか?
シェアですよ。
はいはい。
46%でも言われてます。
あ、そんな感じするの?
はい。
ああ、そんなひどいんですね。
あ、そんなあるんだ。で、ファミマとかは?
09:00
ファミマとか、ファミリーマートは26%ぐらいで、これがローソンみたいな感じでセブンイレブンでやってると。
ああ、なるほど。でも結構肌感と合うかも。なるほどね。
セブンイレブンはなんとなく強いなっていう感じはみんな持ってると思うんですよ。
なのでローソンは弱者なのでチャレンジしていかなきゃいけないんですけど。
はいはいはい。
例えばローソンでいろいろやってて昔から、カットフルーツとかって結構ローソンイメージあると思うんですよね。
え、ちょっと待って。肌感ない。ローソンいかない側かも。
いかない。
そうなんですね。カットフルーツ。
カットフルーツとかコーヒー、引き立て入れ立てのコーヒーとかって実はローソンが結構初めに始めたんですよ。
セブンももちろん結構早く始めたんですけど、入れ立てのコーヒーとか。
確かにローソンなんとかカフェみたいな感じでやってましたね。
うちカフェの方でしたね。
ああ、やってたやってた。
アギの始めると、要はセブンイレブンは必ずそこに対して同じようなことやってくるんですよ。
ミート戦略ね。
ミート戦略。それでとにかくローソンを潰しに来るっていう、これが本当にミート戦略の基本です。
セブンはこれをひたすらマメにやってる会社です。
新しいことを任意医科がやったら潰しに行くと。
トヨタ自動車も本当に全く同じことやってまして、
例えばホンダとかが商品だってSUVとか出してくると、それの同じようなサイズ感で必ず同じようなSUV出してきたりとか、そういうような形でやってるんで。
とにかく今日じゃの戦略やってるところはセブンイレブンとかトヨタ自動車とかっていうのも。
だからトヨタって同じような車作るなとか、トヨタって見飽きてるよなって思うのは、あんだけ走ってるわけなんで。
あとは任意医科のところ、ホンダとかニッサンが作った車を必ずミートしてるんで、同じような車を若干少し性能よく出してくるわけです。
ちょっと迷ったらみんなトヨタ買ってくるみたいな。
そういうようなことが今日じゃの戦略かなと。
なるほどですね。
ここのミート戦略が今日じゃで終わっちゃうかもしれないんですけど、
うまくいってる事例なんかでいくとですね、
昔、少し古い話になるんですけど、パナソニックとソニーが、
VHS。
VHSとベータの、これちょっと僕らの世代しかわかんないかもしれないけど。
そうかもしれないですね。
基本的には、例えばソニーってですね、いろいろ斬新な商品作ってくるんですよ。
でもパナソニックはよくマネしたって言われてた。
地元ではマネしたマネしたって言われてるんですけど、
経費わかってない人はマネしたって言うんですよ。
何でもソニーをマネしてるだけでしょっていう風に言うんですけど、
全然違うんですね。
ランチェスターに基づいてて、同じような商品作るんですけど、
同じような商品作った瞬間に、先ほどの第一法則で、
12:03
同じ部品作ったら市場シェアが絶対に勝つんで、
パナソニックっていうのは販売が3倍いるって言われてた。
同じ商品作れば必ずソニーは負けていくっていう法則がありまして、
なのでずっとソニーはパナソニックに追いつけなかったっていう事例がありますよね。
逆にミート戦略失敗した事例でいくとですね、
1994年とだいぶ昔なんですけど、
アサヒビールが、昔キリンとアサヒってずっと今も競争してるんですけど、
キリンの方がシェアが高かった。
圧倒的にね、昔ね。
浅井 アサヒビールがですね、スーパードライで作ったんですよ。
スーパードライで作った時にキリンビールが、
要はアサヒビールって本当に新しいビールの工房みたいに見つけてきて、
結構斬新的だったんですけど、
本当はキリンってそこにミートしなきゃいけなかったのに、
ちょっと舐めてたんですよね。いやこんなの売れるかと。
あの時って市場シェア倍ぐらい引き離してたんですかね?
浅井 49%と26%ぐらい、アサヒが26%だったんで。
そうだよね。
浅井 相当きつかったんだと思うんですけど、
で、なんかちょっと舐めてて、
キリンもその時に一応ミートして、
生スーパードライっぽいものを出したんですよ。
でも本物じゃなかったので、
いろんな人が飲んでいくうちに、アサヒのスーパードライうまいぞって話になったんです。
そこからもう一気にビールのシェアが入れ替わったという事例がありました。
こんなような形で、とにかく強者の戦略としては、
ひたすらミートしていくみたいなのがめちゃくちゃ大事になる。
でもあれですよね、我々どちらかというと中小側でいうと、
このミートの戦略はされるっていう認識は必要ですけど、
できる技ではないですよね?
そうですね、だからもう真似されるっていう前提ですよね。
真似されるよねっていう前提のもとをどうやってやっていくかというところと、
あとはその中でどうやって戦略を取っていくかみたいなところが、
多分これ次回になっちゃうと思いますけど、やれたらいいなみたいな。
これあれですね、ランチェストは3回くらい行きそうですね。
そうですかね。
ということで今日は全体像第1法則、第2法則で、
試合が数が多い方が勝つんだよっていう前提がある中で、
ちょっと今日は強者の戦略とミート戦略ということでやったので、
次回はそれをベースに今度弱者戦略もやっていくって感じですかね。
そうですね、はい。
ということで楽しみにしていただけたらなというところで、
当回の事例を出していただいているしながらやりたいなと思いますので、
今日は終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
15:00
本日の番組はいかがでしたか。
この番組では、くのまさやの質問を受け付けております。
番組内のURLからアクセスして、質問フォームにご入力ください。
たくさんのご質問お待ちしております。
15:22

コメント

スクロール