1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
  2. 第24回 「デジタル給与」の解..
2023-05-12 12:19

第24回 「デジタル給与」の解禁がもたらす労務の未来

【毎週金曜日/朝8時配信】
社会保険労務士の久野勝也が、混迷を極める「労務分野」について、経営者と労働者のどちらの立場にも立ち切り、どちらの立場にも囚われずに、フラットな視点でお届けする番組です。

●番組への質問はこちら
https://ck-production.com/kuno_q/

00:02
こんにちは、遠藤勝也です。久野勝也の労務の未来の先生をよろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで、今週も行きたいと思いますが、前回ね、労災の話、経営者も実は入れるんだと、
社労士事務所を通さないと入れないということでね、番組の合間に東海さんを経営をして、
ちょっと加入の接続をすることになりましたけれども、よろしくお願いいたします。
お願いします。
そんな中で、これあれですか、その話があったので改めてですけど、
もし番組聴かれていて、社労士の先生とお付き合いない中小企業もいたりするじゃないですか、
ピンポイントでちょっと久野先生のところにすいませんっていうのはありなんですか?
もう全然ウェイカメラとはよろしくお願いします。
そんな感じでいいんですね。
ぜひぜひお願いします。
何て言えばいいんですか?
経営者の私自身の労災に関与してないんで、番組聴いたんですけど、お願いしたいですみたいな。
ちょっといろいろ複雑なこともあるので、一回繋がしてもらって説明させてもらえたら一番ありがたいなと思います。
お問い合わせページから、労災加入、経営者自身が考えてますというコメント、
お問い合わせ聞きましたと添えていただけるとご案内いただけると思いますので、
ぜひそちらでフォローしていただけたらと思います。
そんな中、久野先生、質問来てますが、
今日の質問、また最近っぽい感じです。
いきたいと思います。
4月に入り入社式が始まり、メディアなどではデジタル給与について取り上げられている機会が増えております。
久野先生の顧客の中ですでに実施をしようとしている企業はありますか?
また導入に対して注意すべき事項などがあれば事前に教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
お願いします。
デジタル給与は4月に解禁になりまして、
一応大きな枠組みとかは厚労省のサイトとかで決まってまして、
従業員の方に同意書を取って、給与のデジタル口座に、
例えば、ペイペイとかQR決済みたいなところにお金を入れることはOKだよと。
一応100万円以下にしてくださいねみたいなことを、
ただ100万円以下って言われてもほとんど100万円以下で済むんじゃないかなと思うんですけど。
まあそういうことまでは決まっているので。
ただこれから多分、私部報道とかもありましたけど、
やりたいという事業所が出てきて、そこに許可を与えて、
これからですよね。具体的にプラットフォームが出てくるんじゃないかなと思います。
そのやりたい事業者っていうのは、
デジタル給与の支払いができるペイペイとかラインペイとかのプラットフォーム側のところですよね。
そうですね。
その後は僕は結構やりたい会社。
まだお客さんとも興味があると言っているので、
僕らもやっぱりそこができるようになったら、
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いち早くお客様にご案内したいなと思ってますけど。
実際まだ出てないんですかね。
事業者が確定して、いつぐらいから運用スタートできそうだよって見通しっていうのは。
おそらく企業側のプラットフォームが今ないので、
例えば個人の会社とかで、社長のペイペイのところからちゃんと映してるような。
社長のペイペイから。
ダメじゃないですけど、やっぱりそんな感じじゃない。
まだそんなスタートなんじゃないかなと思いますけどね。
ちなみになんですけど、そもそも論で言うと、
今ってデジタルでの支払いはプラットフォーム上物理的に、
企業の銀行口座から映せないじゃないですか。
法人のアカウントがないんで。
それできないだけだと思うんですけど、
払おうと思ったら、さっきおっしゃった個人事業主とかが集まってる場合だと、
俺のところに全部入ってくから、じゃあお前らいくらみたいな。
できるっちゃできるじゃない。
確かに。
ダメなんですか。
ダメダメです。
もともと法律は現金に払うのが原則なんですよ。
あ、恥ずかしすぎるぐらい基本の話だと思うんですけど、
現金じゃダメって書いてあるんですか。
現金じゃないとダメですって書いてあって。
現金じゃないとダメって書いてあるんですね。
書いてあるんです。
で、小例かなんかだと思いますけど、
従業員に同意を取った場合には銀行振り込みとかに、
正確かどうかわからないけど、振り込んでもいいよみたいなことがあって、
それが根拠でみんな振り込んでるんです。
で、もう振り込みが定着しちゃったんです。
あ、なるほど。
で、今回それが今度はデジタルでもいいよっていう話が通達して出たぞという話で一気に動くと。
そうですのです。
あ、なるほど。
で、プラットフォームが動き出してっていう流れなんですね。
そうなんですね。
だからいろいろメリットがあって、
例えば外国人とかって日本の銀行制度が複雑すぎるので、
たとえば、ほんと笑い話なんですけど、
銀行口座作りに行くとですね、外国人の子が来るじゃないですか、
一緒に銀行行ってですね、
就職用の経営者が銀行口座を一緒に外国人のこと作ったりとかやってるわけなんですね。
こういうのがやっぱり…
保証人的な立ち位置が必要ってことですか。
とか印鑑とかですよ。外国人の印鑑とか作ってですね。
ネットで注文してやったりとか。
ああいうよくわからないインフラがいっぱいあるので、
ああいったところも結構簡素にできたりとかしますよね。
確かにね。
そもそも外国人の方、口座作りにくいって場合あるじゃないですか。
そういったときも比較的すぐに受け取れるわけか。
そうですね。
これ、ロームの未来ってタイトルをね、
別にデジタル給与がどうなっていくのかのローム未来予想したら、
ちょっともう大変なことになっちゃいそうなので、
あんまり壮大にはいけないと思うんですけど、
どうなんですかね。どの焦点でいきますか。
まず、もう動き出しになってプラットフォームが整えば、
06:00
やりたい企業側、あと従業員側が出てきますよね。
そうですね。
まず企業側からすると、銀行の手数料はあんまりあれですけど、
高いじゃないですか。1回1回の振込に応じて。
あれがいきなりギュッて減るわけですよね。
そこはすごいありますよね。だから、
やっぱり給与だけに留まらずにですね、
全ての支払いがそれでいくようになればですね、
かなり手数料みたいなところの間に抜かれるコストが減るので、
ここは結構企業として歓迎すべきところなんじゃないかなと思っています。
金額なんて絶対言えないでしょうけど、
くの先生のところなんて、支払いの手数料の金額の月の合計とんでもないんじゃないですか。
そうですよ。数結構振り込んでますよね。
そうですね。
だってあれですよね。引き落としかけてもですね、
結局何かしら誰かが手数料抜かれてるわけなんで、
その手数料に関してもものすごいいろんなものが動いているので、
その行き先が変わっただけになるかもしれませんけど、
かなりQR系のところって全銀系のやつ使ってないわけなんで、
かなり新しいシステムを使っているので安いですよね。
安いですよね。
そういうのが一つ企業側としてはメリット分かりやすいと。
メリットデメリットで分けていいのか分かりませんけど、あとどうですかね。
先にメリットいくと、従業員の方のメリットっていうのは結構あるんじゃないかなと思っていて、
これだけ金利が安い時代に、
例えばATMで銀行からお金を下ろした瞬間に数百円手数料が取られるって、
ほぼとんでもない金利が取られてるようなもんじゃないですか。
たしかにね。
そこがやっぱりいきなりそこに入れてもらえればですね。
ほぼ金利がかからない世界。手数料とかでみんなあまり焦点を置かないんですけど、
やっぱりすごい割の悪いことやってるわけなんですよね。
割れがなくなるので。
ただ、やっぱりローンが引き落としとか、
クレジットカードってのが残る部分になるので、
引き落としが、もし本当に全てQRコードで済むような時代になれば、
本当に銀は現金ももたなくなって、ということは起きてくるだろうなと。
このデジタル通貨側の方にローンの仕組みが組み込まれた瞬間に、
一気に動くかもって感じですかね。
そうですね。そういうのが出てくると思いますよね。
やっぱりそうすると、ATM下ろしに行く時間とか、
そういった手間も省けるわけなんで、
やっぱり大きいですよね。毎月何回とか考えたらね。
そういうところも含めて、結構大きな変化なんじゃないかなと思います。
あとは具体的な運用のイメージでいくと、
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3分の2はペーペーがいいけど、残りは現金でお願いしますとか言われた時に、
めんどくせーなーみたいな。
そうですね。それはもう地獄絵図ですよね。
単純にロームの2倍になるだけですからね。
仕事作業が増えますからね。
そうですね。
でもそれによって、ミスのリスクも増えるみたいな。
そうですね。だから結構、人不足の業界とかって、
給料の先払いの業者とかって知ってます?
前借りさせてくれるような。
はい。ありますね。
結局、お給料って今までなんで月1払いかっていうと、
法律は月1回以上払えばいい話なんですね。
要は手数料が4回も払えば4回かかるわけなんで、
ひたすら手間じゃないですか。
手間だし、さっきの手数料かかるし。
そうですよね。そういって考えてくると、
収払いの会社とか、
例えば、日雇いバイトもなんで集まらないのかというと、
やった後にお給料払われるのが1ヶ月後って言われると、
急にやり気がなくなっちゃいますけど、
例えば6時間後には、
あなたのQRコードの中に1枚振り込みますよっていうバイトだったら、
人って集まると思うんですよ。
そういうバイトが即日即勤っていうのを、
名門区に歌って集まるっていうのは、そこにありますもんね。
そうですね。そういうような会社も出てきて、
結構うまく会社を活用することによって、
採用をうまくやったりだとか。
企業の業種業界によっては、
月1払いじゃなくて、
週に1回とかそういうところも結構出てくる可能性がある。
そうですね。究極いくと時間払いみたいな感じ。
社員ですると嫌ですよね。ピッてきて、
入力して、
帰ったぐらいにチャリーンって振り込まれる。
もちろん税金の問題もありますけど、
いろんなことが変わってくるんじゃないかなと思います。
なるほど。
ということで、デジタル給与についてご質問いただきましたのでやってきましたが、
だいたい一旦は質問を答えてきましたからね。
言ったらこれから運用なので、
蓋開かないとわからないところだらけですけど。
蓋開いたら一早くやってみたいですね。
そうですね。
この辺の工藤先生の動きは本当に早いと思いますので、
番組でもリアルなところをどんどん発信していきますので、
こういった質問がありましたらぜひお寄せいただけたらと思います。
ありがとうございます。
前回、僕ずっとこだわりすぎてるかもしれませんけど、
労災、やったほうがいいと思うんですよ。
やりましょう。
労災、実はめちゃくちゃいい、あれに敵う意見はないんだぞと。
それがいかようなものなのか。
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意外と労災の使い道とかみんなわかってないんじゃないかな。
てか私わかってるんですけど。
そういうことがはっきりしたので、
次回、労災の回路をちょっと細くやっていきたいと思いますので、
ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
12:19

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