1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
  2. 第29回 知られざる!経営者が..
2023-06-16 15:12

第29回 知られざる!経営者が抑えておくべき2つの優良保険とは?

【毎週金曜日/朝8時配信】
社会保険労務士の久野勝也が、混迷を極める「労務分野」について、経営者と労働者のどちらの立場にも立ち切り、どちらの立場にも囚われずに、フラットな視点でお届けする番組です。

●番組への質問はこちら
https://ck-production.com/kuno_q/

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こんにちは、遠藤勝家です。久野勝也の「労務の未来」 久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで今日も行きたいんですが、今日はですね、ちょっと久野先生からの持ち込み的な企画というかね、お話がありまして
いわゆる保険会社が、実はすごくいい商品を持っているんだけども、利益が薄いんで、なかなか経営者が勧めてくれない、出会えない保険があると
いう、ちょっと気になる話を聞いたので、その話をしていきたいなと思います。よろしくお願いします。
お願いします。
どんな保険なんですか?
保険というと、生命保険のイメージがありまして。
経営者はだいたいね、反損、云々、ちょっとなくなったんで、最近、そういう話が減ってきてますけど。
そうですよね。なので、そういうイメージだと思うんですけど。
私、やっぱり経営していく中で、特に雇用関係扱っている中で、損害保険の部類になるんですけど。
この2つは入った方がいいなというのがあるので、これをちょっと今日お勧めしたいなと思っています。
損保?
損保。
損害保険の方ですか?
損害保険。
これは当然、社労士労働関係の話の延長でってことですよね。
そうですね。損害保険で、結構自動車保険とか、あと火災保険のイメージだと思うんですけど。
そうですね。労働関連での損害保険。
はい。
これがあるんですよ。
2つあって、1つが一般的に上乗せ労災保険とかっていうところで。
聞いたことないです。上乗せ労災保険?
そうなんですよ。いろいろ名前はあるんですけど、法定外保障保険とか、労災総合保険とか。
会社によって名前が違うんですけど、労災の回も少し触れたんですけど、お金が出るよねと。
例えば亡くなったときに、年金で国から労災保障が出るんですけど、安全配慮義務っていうのがありまして、
もしかしたら労災が起きると、もちろん国からお金が払ってくれるんですね。
国がお金払ってくれて、それだけでありがとうございましたって普通は終わらないんですよ。
なるほど。
遺族から訴えられたりするわけなんですね。
家族からしても、これだけのお金、確かに労災って素晴らしいんだけど、
でも会社からも何か保障ないんですかって言われたときに、
政府の労災に上乗せてお金を払ってくれる保険があるんですよ。
労災前提で作られた保険があるんですね。
そうなんですよ。
25回の知られざる労災保険の7つの保障っていう会をやっているので、
そちらと合わせて聞いていただくといいかもしれませんが、
7つの保障ですごく充実してるよっていうテーマだったんですけど、
実際足りなくなるっていうときを想定したときの損害保険。
そうですね。ここがポイントなんですけど、基本的には揉めたくないんですよね。
どういうふうに揉めていくかというと、安全配慮義務違反っていうのがありまして、
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労災に会いましたって言ったときに、その後何かしら会社が従業員を危険に晒したってことを立証されれば、
会社がプラスで損害賠償しなきゃいけない。
そのときにお金が取れるよって思えば、訴えられる可能性があるんですけど、
終わらせる労災のいいところは、労災までは認めましたと。
そうすると政府からお金が入ってくるんですけど、
そのタイミングで数千万会社のお金が入ってくるじゃないですか。
そうするとそれを遺族にパッとすぐ渡すんですね。
もちろんそれは損害賠償の最終的には一部ですよっていう扱いにもできるので、
後から訴えられるとしても、そこで総裁できますし、
反対には会社としてはここまで考えてくれてるんだというふうに、
積極的に会社からお金が払われれば、
魔力を収まる可能性が一気に高まるっていう。
なるほど。
そこの初動でキャッシュがないとかになると、
どうしても後からゴテゴテに回っていく可能性がある。
結果揉めるきっかけにもなり、金額にも跳ね上がっていくみたいな話にもなる。
そうです。後から泥沼になっていくと。
これはでも逆に言うと、どういうところが入ったほうがいいっていう条件になってくるんですか。
事故が多いようなところ。
そうですね。まずは製造とか建設とかですね。
そういったところの現場が伴うというか。
やっぱり製造業とか建設業もかなり事故減ってきてるんですけど、
ただ全くないわけではないのと、
いろんなニュースを見ていくと、
定期的に何か起こるので、
万が一って考えると、
すごく経営者としてはリスクを小さく見積もるんですね。
事故の頻度がすごく減っているので、
1回がすごく大きいので、
保険料が気になるところではあるんですけど、
やはりここのあたり持ってたほうが、
キャッシュであれば一番いいんですけど、
キャッシュにちょっと不安だなとか、
すぐにお金出てこないなということであれば、
こういった保険持ってたほうが、
何かあったときに全然メンタル的には違うかなと。
これはあえてお勧めするのは、
やっぱり見てきてたりもしてるわけですか?
僕らはすごく見てきてて、
特にシャローシーって労災の申請業務をやりますので、
けがとかでしたらちょっと申し訳ないけど、
我慢してば治るとか、
数日で治るケースがあるんですけど、
そこからやっぱり、
症病といって何年も完治しないとか、
障害とか死亡の案件とかも扱ってるときに、
やっぱりその後がめちゃくちゃ経営者不安なんですよね。
この後どうなってくるんだろう。
もちろんいろいろオペレーションの相談とかはいろんな人にできると思うんですけど、
最後やっぱりお金ってとこもすごい大事になってくるんで、
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ここをキャッシュで準備するのか保険で準備するのか、
意外と決めておかないと、
後から大変なことになるなっていうのが僕らの勘ですね。
経験値上、
共通で言う向井先生、弁護士の先生とかもそうなんですけど、
久野先生とか向井先生たちって、
やっぱり現場を見てるけど、
そのワーストの本当に起き得るケースって、
日常我々生きてると入ってこない情報だけど、
久野先生たちって結構一般的に起きてる通常業務の中にそういう話が来るじゃないですか。
この辺の温度差って、
俺には起きねえだろうって経営者自身も結構思ってたりして、
すごく下がるんだろうなっていうのは感じますね。
そうなんですよ。
だから労災の上乗せな保険って、
何で入っていい意味あんのとか、
あと保険会社のほうもそんなに利が厚くない、利益が大きくないですね、多分。
その割には営業のコストがかかるというか、
やっぱり私みたいな感じで、
多分どっちかというと煽ってるように聞こえてると思うんですけど、
そういう話もしなきゃいけなくて、
それで分かってもらえないとまた売れないわけなんで、
これ繰り返してくれりゃもう売らないっていう選択肢選択する。
そうか。
だからこの保険をちゃんと顧客のために考えて売ろうっていう方がなかなかいないから、
実体商品として知らない人が多いんですね。
そうなんです。届いてないですよね、やっぱりね。
なるほど。
知ってて入らないのと全く知らないのでは大きく違うかなと思う。
そういう意味でね、知っとくと。
知ってて入らないんだったらその分キャッシュだけはプールしとかなきゃいけないよっていうのが、
やっぱり僕、経営やる以上は絶対いります。
なるほど。
その辺を踏まえてみて、もう一つあるんですか?
もう一個ね、使用者賠償責任保険っていうのがあるんですよ。
使用者賠償責任保険。
はい。
それも知らないですね。
これも会社によって名前が違ったりするんですけど、
雇用観光保険とかいろいろあるんですね。
要はどういうものかっていうと、
先ほどは労災認定されたら払いますよみたいな上乗せ労災だったと思うんですけど、
これもっと踏み込んで、雇用関係で例えばトラブルが起きましたと、
例えば過労死で亡くなってしまったとかですね、
そういった精神的なところから亡くなってしまったとかになると、
本当に数千万減らすと数億とかの賠償が来るんですよね。
その裁判をやって、
賠償額に対して保障してくれるっていう保険。
安全配慮義務違反で、
使用者に対して賠償責任が出てくるわけですよね。
賠償責任において出たマイナスに対しての保険。
そうです。
たださっきのと違いは、
さっきの方が上乗せ労災の方がもっと先に出てくるイメージですよね。
なのでそのお金っていうのはどっちかと言えば、
上手にまとめてもらうためのお金なんですよ。
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で、上乗せ労災の方はぐちゃぐちゃになってしまったところ。
最後の砦っていう感じなんですけど。
税率とか税割みたいな感じに近いんですかね。
そうですね。
最終的に負けたとしても、
ちゃんと何かしらお金が補填されるって考えれば、
裁判でのスタンスというか、
例えば絶対に負けられないという裁判というか、
最後金額だけの問題で、
そこは最終的に折り合う方法があるって考えるのかっていうところでいくと、
すごく経営者としては、
待ち直れる可能性が、
もちろん自由に何かあったってことは変えられないんですけど、
資金的な部分に関しては少し安心があるかなと。
これは先ほどの保険、
上乗せ労災保険よりも、
この使用者保証賠償保険の方が、
よりもっと最悪のケースに対して欠けるっていう感じですよね。
そうですね。
どこまでリスクを考えて仕事をしているかによって、
自分の中にそのニーズを見出すのがものすごく難しいですね。
難しいですね。
だから、やっぱり損保って、
割と優秀な経営者の方、
かなり気にしているところがあって、
それはイメージ力だと思うんです。
普段から経営の中で、
例えばこういう事故が起きたら、
いくらぐらい会社って出てくるんだろうかっていうのを、
一回シミュレーションしてみることが大事なんです。
そのキャッシュが別にあるなって思えば、
やらなくてもいいと思いますし、
逆にないのに見ないふりしておくっていうのは結構危険なので、
やっぱり会社って、
私いろいろ見ていくんですけど、
ロームで潰れるケースって、
意外と見笑い残業では会社潰れないんですよ。
苦しくはなるんですけど、
でもやっぱり社員に何かあって、
安全配慮義務違反とかで損害賠償を受けたケースに関しては、
もう想定できない金額のお金が来ますんで、
中小これで一発でやられる可能性は結構あると思うんですね。
実際に安全配慮義務違反での賠償で、
一発で生産せざるを得ないケースは結構あるんですか?
世の中的には結構ありますよね。
それを知らないですよね。普通に生きてると。
そうなんですよね。
本当にやらなきゃいけないことがめちゃくちゃその場面で生まれるんですよね。
周りの社員のケアもやらなきゃいけないし、
遺族への説明もやらなきゃいけないし、
SNSとかの対応とか、
メディア対応とか、
いろんなことをやっていくとですね、
どんどん心が折れていくんで、
そうすると今度いろんなそういうところのコンサルとか外部の機関とか、
やっていく中で、せめてそのお金の部分だけでも安心しておくとか、
基本的に損害賠償費用って銀行って貸してくれないので、
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そういったところも含めてですね、
やっぱり唯一、
いろいろある中で会社が一発でアウトになるケースっていうのは、
こういう社員に何かあると考えていくと、
このケースは何かあった方がいいかなって思ってます。
この話はなかなか聞けない話というか、
そういうリスクのところまでイメージしながら、
なかなか日常はどうやって良くしていこうかとか、
そういったことばっかり考えたりすると思うんで、
いやー、大事ですね。
大事ですね。
で、結局この保険っていうのは、
損害保険としては利益も薄いので、
保険会社の方も、きっとシャロシの先生も当然、
知らない人も多いんでしょうけど、
お勧めはすることがなく、
大体皆さん、経営者も知らないと。
そうですね。
たぶん私が勝手に利が薄いだろうと思ってるだけかもしれない。
やっぱり損害保険会社の大手の損害保険会社の方と一緒に
セミナーとかも何回かやってるんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。
いろいろ労災事項の事例とかも交えながら話しつつやるんですけど、
どうしても説明してる中で、
聞いてる人が、
なんとなくうちには関係ないだろうみたいな雰囲気が、
もうすっごい感じるんですよ。
なるほど、なりそうなりそう。
攻めていくよ攻めていくほど怪しいみたいな、
これを売るための攻め方がある。
なるほどね。
どんどん煽ってるように感じられてしまうという。
そうなんですよ。
でも僕としてはやっぱりすっごいいい保険だと思ってて。
ちなみに最後に、いい保険っていう根拠はどこにあるんですか。
やっぱりね、
なんていうかね、
生命保険とかもいろいろあると思うんですけど、
会社を守れるという。
私はやっぱり、
とにかく会社って続けていくことが大事だなと思う。
損害保険って多くは本当に会社継続するためにやっていくんですけど、
本当に先ほど話したように、
これをやると会社って極めて会社自体が終わる可能性が高いよっていう、
そういう観点で見ると、
すごく会社を守れるっていう観点でいいっていう観点と、
あと保険料がめちゃくちゃ高いわけじゃないんですよ。
だからぜひ、ちょっと業種によっても違うんですけど、
試算してみると、
そこそこちゃんと経営してる会社だったら払える金額の保険料なんですね。
そういった観点から見てもすごくいいかな、いいよっていう話。
ということでね、
労災の話をしてきた中で意外と知られてない保険があるということをね、
収録後にポロッと聞きましたので、
その話は入る入らないは別にしても、
まず知っておくところから検討してね、
入らないって意識って全然いいと思うんですけど、
知らないと検討もできないんですからね。
ちょっとお伝えさせていただきました。
ということで、
次回はちょうど開庫系の質問が来ておりますので、
次回開庫、
Twitterとかね、
あの辺の記事の前提での質問来てます。
15:02
次回その辺やっていきたいと思います。
お楽しみにしていてください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
15:12

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