1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
  2. 第159回 【障害者雇用vol.2】..
2025-12-12 14:02

第159回 【障害者雇用vol.2】誰も知らない!障害者雇用の「第3の選択肢」とは!?


▼今回の概要
「事業共同組合等算定特例」とは?/第3の選択肢/「中小企業障害者雇用促進協同組合」の紹介/中小企業版 特例子会社制度/雇用率を共同で満たす仕組み/プロが担うマネジメント/納付金より高く雇用より安い現実解/信頼できる組合との出逢い/募集は年2回という制約

▼公式サイト:https://www.tokai-sr.jp/

▼コトトコト『中小企業の問題を価値に変えるポッドキャスト編集室』
https://ck-production.com/ckp_mailmag/

▼ご感想・ご質問・お問い合わせはこちら
https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_kuno

サマリー

障害者雇用に関する新しい選択肢として、事業協同組合と算定特例制度が紹介され、企業が障害者を雇用する方法が変わりつつあります。この制度の詳細や実際の運用方法、さらには障害者雇用を推進するための課題について議論されています。障害者雇用の新たな選択肢として、組合活用法が紹介され、法的要件を満たしながら雇用を促進する重要性が問われています。また、障害者の雇用実態を変えるために、専門家による支援の必要性が強調されています。

障害者雇用の全体像
こんにちは、遠藤勝ちです。久野勝也の「労務の未来」、久野先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日はですね、前回ね、私が障害者雇用について全体像をお伝えしたんですけれども、今日は?
障害者の事業協同組合と算定特例という制度がありまして
本当に社労士の世界というのは、もう言葉がわからんですね。
障害者雇用促進協同組合についてやろうということですね。
そういうのをちょっとやりたいなと思ってるんですけど、これじゃあ何なのかっていう話なんですけど、
簡単に言うと、さっき促進とかいろいろついてるんですけど、基本的な法律でネットで調べようと思ったらですね、事業協同組合と算定特例と調べてもらえばいいと思うんですけど。
事業協同組合と算定特例。
何回言っても終わらない。
前回の時に特例子会社制度でやったと思うんですけど、親会社が障害者専用の会社を作ってみたいな。
それの中小企業版みたいなところです。
そう言ってくれればわかりますね。すごくわかりました。
だから一社単独で雇用できなくても、みんなで一緒に雇用しようみたいな。
そういうようなところがありまして、聞いた瞬間怪しいと思うかもしれないんですけど、
ちゃんと厚生労働省のホットページにも載っていると。
怪しいスキムではないんですね。
どういうものかというと、本当に単純に事業協同組合と算定特例制度というのがありまして、
事業協同組合は全国に何個もあります。名前も自分に冠のところはつけてOKなんですけど、
事業協同組合の仕組み
事業協同組合というのをまず作りまして、
そこで例えば労働者が、事業協同組合も事業体なので、
普通に健常者の方もいると思うんですけど、
障がい者が3人雇って回せみたいな形になれば、
このポイントはその組合に、例えばA社、B社、C社といったら、
A社が組合員になってもらうという条件。
くの先生がもしそのスキムに入りたい場合は、くの先生が組合員になるということですか?
そうですね。組合員になると。組合費を払い、
そうすると、例えばうちの会社、1人障がい者雇用が足りてないんだよねってことになれば、
その組合員の方の1人、3人いるので組合員がそこに、
そこの1人の方の1人分を使えるって形になる。
枠をまただける的な感じになるんですか?
そうです。
そもそもいいですか、事業協同組合っていうのは何をする組織なんですか?
障がい者を雇う組織なんですか?
そうです。事業協同組合の運営が難しいんですけど、
事業協同組合自体もそれなりに自分で収益を稼がないといけないわけじゃないですか。
そうしないと障がい者で起きるお金がない。
そうですね、雇用お金が。
そこは別に何でもいいです、仕事は。
障がい者協同組合は別に仕事としては、
ウェブ関係の仕事もしてもいいし、どんな事業でも構わない。
ただ障がい者を協同組合として雇用を抱えているっていう感じの団体。
そもそもそういう団体があることを知りませんでした。
ただ組合になるという条件があって、
単純にお金だけ払って組合になればいいわけじゃなくて、
取引関係がいるんですね。とか人的関係がいるので。
取引関係、人的関係。
例えば私、シャロー商人東海から誰か1人役員を出すとか、
でもそれなかなか現実的ではないので、
何かしら物品を購入するとか。
そこの協同組合が作っているものだったりサービスを買うとか。
買うか、例えば仕事を依頼するとか。
それは組合の種類にもよると思うんですけど、
組合も今事業を立ち上げている団体のところもあるので、
こういう商品しか売ってないのでこれ買ってくださいみたいな感じになるので、
若干そこの使いづらさはあるかもしれないんですけど。
ただ普通に考えて、
いいところは組合が全部雇用とかマネジメントとかやってくれますので、
基本的には雇用に関してもお任せ全部するという形になっています。
具体的にどういう組合が存在しているんですか?
世の中には。
世の中は全部調べているわけではないんですけど、
僕の指令がやっている会社さんは、
そこの名前が確か中小企業障害者雇用促進共同組合という名前にしてまして。
これは特定の名前なんですか?
名前なんです。
一般用語ではなくて。
一般用語ではないです。
中小企業障害者雇用促進共同組合というのがあるんですか?
あるんです。
そういう意味なんですか。
その後ろの法律が先ほどお話しした事業共同組合と賛成特例に基づいて
制度利用のメリットと課題
作った組合が全国で今、
多分二重とかそのくらいだと思います。
あ、あんなに少ないんですか。
少ないんですよ。
その先ほどの中小企業障害者何たらという組合は何をされているんですか?
そこはどっちかというと企業さんからいろんな単純作業を受けて、
それで基本的にやっている。
そこに組合員として仮名をすると。
障害者雇用とかを満たせるみたいな。
なるほど。
そうするとどうなんだといろいろ思われるかもしれないですよね。
組合費払うのかとかね。
組合費とかってどうなっているの?
払うんですね。
その人的なものとかサービスの関係だけじゃダメなんですか?
そうですね。まず組合費は絶対払わないといけないのかなと思うんですけど。
あと一番多分ネックになるのが、
納付金払っときゃいいやっていう人もいるじゃないですか。
納付金この間の話だと5万円月に払うんで、
年間60万払うと一旦ペナリティ。
罰金ですけどペナリティだけども払っときゃいいやって発送の人も出ちゃいます。
出ちゃいますね。
だからそうすると法律は満たしてないんですよね。
だから意識の高いお客さんからすると法律は満たしてないと思うんですね。
そこの壁がまず越えないと。
共同組合はほぼ意味ないと思います。
次に例えば自分のところで雇用しようという話になると、
例えば年間の1人雇うだけでも、
今の時代で賃金がどんどん上がってきてますので、
安くても200万、300万ぐらい払うと思うんで、
それに社会保険料がかかりまして、
あと前回のポートキャストでもお話しした、
ハード面とソフト面の事業構築みたいなのを考えていくと、
なかなかコストが…。
障害の種類には5つある中で話をいただきましたけど、
なかなか難しいよねっていうのが実態でしたもんね。
そうですね。あとはCSRっていうか、
社会的な評価みたいなところでいくと、
ここに20万あるだよねって話になると、
それは自社雇用はいいよねって話になるんですけど、
なかなか厳しいよねっていうと、
組合使うとどうなのっていうとですね、
だいたいでもコスト的には、
1人雇うと足りない分かける10万円以上はかかります。
足りない枠かける10万。
2人だったら20万。
月。
月か。
結構…。
でも1人10万だから。
年間120万。雇用よりは全然安い。
だからとにかく納付金よりは高い。
ですね。納付金60万のところを2人だとすると?
120万。
組合だったら240万ぐらい。
雇用だったら700万ぐらい。
なるほど。
ただ雇用はもちろん自社でコントロールが効くので、
稼げる業務があれば雇用が一番いいんですよ。
それはそうですね。
マネージメントで稼げるってことだったら雇用。
マネージメントは無理。
なかなか分業できない。
仕事も割り当てられないってなると、
違反するか。
組合という選択肢が…。
第3の選択肢なんですね。
業界的に言うと。
今まで全然知らないってことですよね。
でも満たす事業所がこれからさらに増えていくわけじゃないですか。
国もほっとくわけがないので。
なので国もそういうところにもっと目線入れてきて、
社名公表を広げたりだとか、
あとは例えばIPを目指してますとかになれば、
障害者公表を満たさないといけませんので、
そういったときに活用するとか。
なるほど。上場基準を満たすためにも、
そういった方法もあるのか。
そうなんですよ。
あれですね。
すごい悩ましいところですね。
ペナルティというものをどう受け入れるか次第では、
障害者雇用の新たな選択肢
払っときゃいいっていう人も出ちゃう中で、
雇うのはハードルが高くて現実的にできない。
そのときの第三の選択肢としての、
ちょうど中間ぐらいのコストをかかりつつ、
ちゃんと法的要件を満たせるよっていうのが今回の
組合活用法であります。
そうなんですよ。
でもこれ、本質的には、
障害者の方を1200万人ぐらいいる中で、
10%ぐらいしか実際に雇用を働けてないという実態を
ちゃんと変えていきたいというのが本質論ですよね。
そこに向けて、この組合の方っていうのはそういう意味でいうと、
障害者の方々を雇用して活用していくということに関しては、
プロフェッショナルな人たちがいて、
その人たちのところに我々が組合として入って
支援していくっていうようなスタンスで
お付き合いできるっていうことなんですかね。
そうなんです。
社会貢献がめちゃくちゃ高くて、
そこのプロが仕事をどんどん取ってくるわけなんで、
障害者にとっても多分、
中小企業で単独で働くよりも
すごく幸せなはずなんで。
そこをちゃんと深く理解した方々が。
そうなんですよ。
だから、そういう意味ではすごく
社会にとってもプラスだし、
障害者の方にとってもプラスだと。
見るべきはそこですよね。
専門家による支援の重要性
何のためにって話ですからね。
そうなんですよ。
だから、それで就労者が増えたら
日本の国力も上がります。
久野先生のデンマークの時の話が、
デンマークはハウよりもホワイトだって言ってましたけど、
ホワイトが大事ですよね。
そうなんですよ。
そこに立ち返るということで、
今日はご紹介してきました。
最後に僕の質問なんですけど、
組合になりたいってなった場合は?
組合員か。
組合員になりたいってことだったら、
全国に組合があるので、
そこに問い合わせをしてもらえばいいと思うんですけど。
そういう形になれるんだ。
誰か紹介してくれるってことだったら、
フォトキャス系で紹介を全員することもできますし、
あと、タイミングがありまして、
年に2回しか募集しないんですよ。
組合になるタイミングが。
募集は法律で決まってて、
いってもかねても入れるわけじゃないので、
一回組合合わせしてもらった方がいいかもしれないんですけど。
なので、ちょっと関心があり、
組合員になりたいなと。
出張会社雇用のところをクリアしていきたいし、
という方がいらっしゃれば、
一旦問い合わせくださいって感じですかね。
そうですね。
私も役員でもなんでもないので、
無理矢理紹介している。
どこがいいかは、
僕がいいと思っているところはありますけど、
全国にあるので、
一応調べてからがいいのかなって思います。
今度そこの組合の運営されている方っていうのは、
全然呼べます。
実はその方自身が障害者でいらっしゃっていて、
かつそういった事業を活躍して、
雇用100名とかやっているんですかね。
その方がすごく信頼できるのは、
自分自身が重度障害で、
手とかも動かなくて、
仲がいいんですよ、
十何年の付き合いで。
親が亡くなったら、
自分が大変だってことが分かっているから、
すごいのが、
自分で障害者のデイサービスとか、
障害者のグループホームで、
泊まり場でやっているんですよ。
しかも子供の障害とかに向き合っていて、
学校行った後の放課後のデイサービスやったりだとか、
それもやっているし、
あとはA型、B型というので、
一般的な障害者雇用促進もやっているので。
その方がやっているのが、
その方が組合を作ってくれるということですか。
そこに入れるんですか。
はい。
ただ組合は1個じゃまずいので、
そこにもいろんな、
いろいろな障害者雇用をやっている人たちが乗っかっているので、
組合がいなくなったら、
人数がいなくなったら困っちゃうので。
なるほど。
そんな感じです。
ちょっとその方、
障害者の業界というか、
実態を我々は知らないじゃないですか。
そうですね。
分かったことにしゃべっているだけですからね。
知らないから、
ペナルティでいいんじゃないか、
みたいな発想になっちゃいますけど、
サイバーセキュリティの、
前回お話ししたNASさんのお話もそうですけど、
知ったら対策しなきゃってなりますけど、
これも知ることが大事なんで、
ぜひちょっとタイミングゲストでやらせていただけたらと。
はい、声かけております。
ということで、
最後にもう一回名前いいですか?
はい。
名前がですね、
事業協同組合と算定特例ですね。
ということですね。
はい。
お問い合わせをお待ちしております。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
この番組では、
くのまさやの質問を受け付けております。
番組内のURLからアクセスして、
質問フォームにご入力ください。
たくさんのご質問お待ちしております。
14:02

コメント

スクロール