1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
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2026-03-06 16:15

第171回 【インド視察】オフショアの終わり、GCCの始まり――インドで見えた「人材獲得戦争」

▼今回の内容
・インドに行って最初に感じた「昭和っぽさ」
・オフショアではなくGCCという時代
・若いのに仕事がない、でも人材が豊富という現実
・「契約書があると疑う」文化が示す、労務の前提
・ホフステードで見るインドと日本の共通点

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サマリー

今回のエピソードでは、インド視察から帰国した久野勝也氏が、インドの現状と将来性について語ります。インドは「昭和の日本」を思わせるような、人口が多く、これから消費が拡大する市場であると指摘。かつてのオフショア開発から、現在は「GCC(グローバルケイパビリティセンター)」という技術開発拠点へと進化しており、多くの日本企業も進出しています。一方で、若い世代でも仕事がない現実や、物価の安さと高級品の高さといった経済格差、そして「契約書があると疑う」という文化など、興味深い側面も紹介。ホフステードの6次元モデルを用いた日印比較では、個人主義の点で日本と似ている一方、権力格差や不確実性の回避の点で違いが見られました。最後に、Googleインド訪問についても触れ、次回の放送への期待感を示しました。

インド視察の概要と第一印象
こんにちは、久野勝也です。
久野勝也の労務の未来、久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということでですね、今日も行きたいと思いますがね、
この番組特有の、都度都度海外視察レポート的な形でやっていきたいと思うんですが、
久野先生、今回はどちらでしょうか?
2月の8日からかな、インドに。
ちょうど選挙の時ですね?
そうです、選挙の、ちゃんと投票は行きましたけど。
事前で。
事前で行って、1週間、インドのバンガロール、ベンガロールって思いますけど、
あとチェンライに行ってきました。
ということで、今日からちょっと何回かやるかなという感じですが、
インドってちょっと何も知らんですよ。
はい。
ちょっと本当にゼロから教えていただきたいんですが、
ちなみにちょっとその前に簡単にする感想どうだったんですか?
いや、面白かったですね、インドは。
めちゃくちゃ成長しそうだなっていうところで。
これからか。
これから。
よくあの、インド伸びる伸びるっていう人いるじゃないですか。
意味がよくわかってないんですけど、
はいはい。
わかってなかったんですけど、行ってみると、
一緒にいた人もずっと言ってたんですけど、
昔の、なんか日本みたいだと。
昭和の。
物をみんなまだ持ってないっていうか。
なるほど、市場でかい的な意味でってことですか。
そうですね、人口14億人もいるじゃないですか。
そうですよね、今世界一。
多分2、3億人とかが、おそらくバイクとか車とか持ってるんだと思うんですけど、
まだまだ残りの人たちはこれからっていう感じで、
GDPも毎年7%ぐらい上がってまして、
これから多分いろんな、本当にバイクとか車とか、
それこそ家電とか家とかっていうのをこれから買っていくっていうような感じで。
本当に都城国の、全然都城国なんですね、まだ。
そうなんですよ、だから本当に都心はビルとか建ってるんですけど、
ちょっと離れると道路も全く舗装されてなくて。
へー。
それで平均年齢28歳ぐらい。
日本で45、6歳だと思うんですけど、本当に物が欲しい人たちがいっぱいいてみたいな。
そうなんだ、人口も多く物も持ってない、市場としてもでかい、
そして人材は若い、そして人材は多いと。
そうな状況でよく一人勝ちになりそうという話をそういうところに眠ってるんですね。
ということで中入っていきますか少しね。
はい、お願いします。
オフショアからGCCへ:インドの経済発展
どこからいきましょう?
もともと多分インドのイメージっていうのが、
インドってどういうふうに経済伸びてきたかっていうと、
アメリカの地差が裏側っていうような形、ほぼ裏側になるので、
オフショア的な。
オフショア的な感じでアメリカ人が寝てる間に、
オフショア的にBPO、アウトソーシングに近いと思うんですけど、
アメリカ人の仕事をお願いしていたっていうイメージだと思うんですけど、
これがすごいなと思うのはやはり仕事を出していくうちに、
どんどん力をつけていくわけなんですよね。
なるほどね、世界の工場になった中国のような形で。
そうなんですよ。
今はオフショアとも言わなくて、GCCっていうふうに言うんですよ。
何の略ですか?
グローバルケイパビリティセンターっていう。
グローバルケイパビリティセンター。
技術開発拠点みたいな感じなんですよ。
世界にとっての。
世界にとっての。
アメリカもそうなんですけど、
もともと優秀な大学、
例えば僕はインド工科大学でいたんですけど、
東大よりも本当に難しいって言われてるような学生さんとかたくさんいて、
今まではアウトソーシングっていうイメージだったんですけど、
そういう学生とかが結構安い給与でたくさんいるわけですよ。
そうするとアメリカで2000万3000万のエンジニア使って作るよりも、
インドの優秀な学生上がりの人使ってソフト開発した方がいいよねみたいな感じで、
海外がイノベーションセンターみたいなものをインドに作ってるっていうのが大きなところです。
特にITエンジニア系のほうのってことですね。
そうですね。
だから日本企業もめちゃくちゃ進出してってます。
アメリカはあれだけ製造業を外でやりすぎて造船できないとかなったけど、
エンジニアリングのほうも同じことになりそうですね。
そう。だからトヨタとか三菱とかパナソニックとか電装、ソニー、セブン、UFJとか、
この辺りも全部インドにGCC持ってます。
今ってGCC拠点を持つのがスタンダードなんですね、大手は。
そうなんですよ。だからインドって僕らのイメージ、確かにインドってITが発達した理由って、
今は一応法律的には廃止されてますけど、カースト制度っていうものがあって、
カースト制度の中にはITっていうのがはまらなかったんで、
インド人が何かしら給与高い職種に就こうと思うと、ITに行ったほうがいいよねとか、
あと数学が結構得意なので、IT分野がそれで伸びてたっていうのはあると思うんですけど、
僕らのイメージって何となくインドって貧しくて、あんまり仕事をちゃんとやらないってイメージありますけど、
全然違ってて、もうめちゃくちゃIT大国っていう感じです。
そんな形で今オフショーからGCCになっていったり。
そのGCCを見に行ったっていう、GCCの位置づけになってる、
例えば楽天のインドとか、そういったところを見に行ったっていう感じですね。
なるほど。
インドの魅力:人材と経済
インドは本当にいろいろ面白いなと思ったところがありまして、
何が多分インドの魅力かっていうとですね、
まずどう考えてもこれから伸びていくなっていうのはさっきの話ですよね。
市場大会っていうもの。
そうですね。
若くて人口多くて。
あとは優秀かつ豊富な人材プールみたいなところのイメージかなと思ってるんですけど、
若い人も意外と仕事ないんですよ。
仕事、何してるんですか?
人口が多分多すぎて、
みんな就職、日本とだから逆なんですよね。人余りなんですよ。
超快適市場。
優秀な人が余ってるというか。
じゃあ、
就職できないくて困ってる人たちも一方でいっぱいいるってことですかね?
そうですね。
しかも賃金が全然上がってないので、
実験費的にも安いんですよ。
今どうなんですか?数字ある程度あるんですか?月収で言うととか年収で言うと。
ありますね。
まず、
物価は結構安いんですね。
特に食べ物系とかは結構安くて、
ミネラルウォーターとか20円くらいとか。
安っ!そんなんですか?
そうなんですよ。だからランチ300円とか。
とはいえ、高級品は高いんですよ。
高級品って例えば?
例えばブランド服とか。
そういうのは結構高いですよね。
生活用品めっちゃ安いみたいな。
そうなんですよ。
多分飯は食べてないんでしょうけど、食べました?
外食とかどうなんですか?
あんま外食するなって言われてて、絶対お腹壊すと言われてましたよ。
そうなんですよね。そうか。
海外行くと大体食べ物が外食いくらだったよって会話がまだ成り立たない状況なんですね。
そうなんですよ。そういったところも含めて。
ビール一杯いくらぐらいなんですか?
インクルードツアーだろうか?
そうですね。100円はきっかけだと思いますけど。
そんな安いからですか?
安いですよ。ただ意外ですけどインド人あんまり酒飲まないんですよ。
そうか。そうですよね。
全然飲まないです。
そっかそっか。
日本の家賃が15万円くらいだとするとインドは8万円くらいみたいなイメージで、
水が110円くらいだとインドだと30円くらい。
タクシーが500円くらい。500円からっていう風に考えるとインドは初乗り90円くらいですね。
安っ。
ガソリンはそんなに金額変わらなくてっていうようなところですね。
日本は今何本くらいですか?
日本は160円とかそんなものかなと思います。
ガソリン同じくらいなんですか?
車持つの超大変じゃないですか?
多分税金が高いんですね。ガソリンの。
おそらく車持ってる人はめちゃくちゃ金持ってるなと思うんですけどね。
年収がだいたいインド失業率7%から8%くらいで、
ホワイトカラーの年収がちょっと波あるんですけど、年収で150万から500万くらい。
そんなもんなんですね。
教えてもらったのは現地の優秀なエンジニアで超優秀で500万くらいで雇えるので、
日本の半分くらいでアメリカで行くと多分2、3000万の人たちなので。
4分の1以下。
そうなんですよ。
そりゃあGCCできますね。
そうなんですよ。ブルーカラーが25万から45万。年収ですよ。
年収か、今知らなかった。月2万3万ってことか。
そうですね。
でもそれで生活できるんですね。物価が安いわけですか。
食べ物は本当に安いですね。
さっきの聞くとガソリンがやたら高かったり、高級品は世界水準で売ってて、生活する分には物価めちゃ安いがってことですね。
格差すごいんですかね、そういう意味じゃ。
そうですね。ただ格差も悪い格差じゃなくて、上が伸び始めたところの格差ので。
二極固定じゃないんだ。
よくね、その、挽回できない経済だと割とそういうネガティブな格差っていう風に思うかもしれないんですけど、
頑張ればこれからみんな生活が豊かになるよねみたいな感じなので、意外と治安もいいんですよ。
じゃあ雰囲気的にもかれですか、肌感としても活気にあふれて、なんかこれからだぞみたいな空気感なんですかね。
そうですね。なんかあったかいのもあると思うんですけど。
はいはい。
ホフステードの6次元モデルから見るインドと日本
みんな陽気ですよね。
なんか、すごい面白いデータあって、インドの文化を理解する、なんかホフステイドの6次元モデルからの考察みたいなのを資料でもらったんですけど。
ホフステイドって6次元って何があるんですか。
個人主義かどうかとか、権力の格差とか。
どうなんですか、順番に。
まず個人主義でいくと、結構日本と似たような感じでほぼ一緒だって言ってまして。
個人主義で一番強いのがアメリカが個人主義。
集団主義でいくと中国とかが集団主義なんですけど、ちょうどど真ん中がインドと日本っていう。ほぼインドと日本って同じような感覚らしいんですけど。
面白いですね。
権力格差がカーストの名残もあると思うんですけど、中国と同じくらいインドも権力主義なので、社長とかそういうのに結構ちゃんと言うことを聞くみたいな文化らしいですね。
これは民主主義的なのか、独裁的なのか的なニュアンスですか。
そういうニュアンスも強いと思いますね。
インドはやっぱりそこが強いと。
不確実性の回避っていうのがありまして。
どういう概念ですか。
要は曖昧さの許容度みたいな感じなんですけど、これ面白くて日本が一番世界で不確実なの嫌いなんですって。
イメージ、ルールがあんまりないみたいな感じで。
インドの労働市場の話をしてたんですけど、雇用契約書がある方が疑わしいっていうのもおらしくて。
ある方が。
結構いい加減らしくて。
人からの紹介とかで就職もするしとか。
ざっくり言えば結構適当なんですね。
適当なんですよ。
面白いなと思うのが、もう1つその中にも人生の楽しみ方っていう軸があって。
インドは。
高いんじゃないんですか。今の話だと。
抑制思考っていうところがあるんですけど、小さなことでも満足できるみたいなことらしくて。
豊かでも生きづらいのが日本っていうふうにインド人が言ってて。
豊かでも生きづらいのが日本。
貧しくても生きやすいのがインドだみたいな感じの現地のインド人が。
日本に結構長く住んでたんですけど。
なんで日本人はあんなに豊かなのにすごく生きづらそうなんだと。
幸福指数的なニュアンスなんですかね。
そうなんですよ。
そういうような形で話されたら面白かったんですけど。
なんとなくインドの様相が分かってきたところで。
はい。
Googleインド訪問と今後の展望
当然ね、もう時間は近づきましたね。
気づけば15分経ってきました。
何の話ししとったのか分からない。
いやいやいや、でもインドなんとなく、やっぱり現地に行った方の話聞くと裸も捉えながら話してくださるんで。
見えてきましたが。
次回も少しちょっと延長戦行きたいなと思ってますけど。
もう話すこと盛りだくさんですかね。
Googleに行ってきたんですよ、Googleのインド。
これは聞いといた方がいいかなと思ってて。
じゃあちょっとGoogle行きますか。
Google行きましょう。
分かりました。
じゃあ楽しみにしております。
ていうかちょうど行った時ぐらいにクロードコアークでしたっけ?
はい。
がリリースされて、それこそインドも思いっきりサース系とかIT系の株がドーンと下がってましたけど。
その辺の時期でしたよね。
インド人はあんまり気にしてないですね。
これは外から見ているニュース上の話ですね。
インドの投資品とかみんな買って上がらないからすぐ売っちゃったりするんですけど、これからのような気がしましたね。
長期の中では大した変動じゃないだろうっていうのがインド人の考えじゃないですかね。
なるほどね。
ということで、じゃあ次回Googleに触れていきたいなと思います。
ということで終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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