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2025-12-16 26:25

#10【東南アジア最前線】インドネシアでインフラを支える起業家の思考【ゲスト:movus technologies株式会社 共同創業者&代表取締役 酒井丈虎さん】

今回も【東南アジア最前線】シリーズ。

インドネシアで活躍する、投資先のmovus technologies社より、共同創業者&代表取締役 酒井丈虎さんをゲストにお迎えしお話ししました。


▼トークテーマ

・movus technologiesの事業モデル

・ジェネシア・ベンチャーズとの出会い

・組織加速の転機

・インドネシアで“新卒採用1万人応募”が起きた理由


▼出演

・movus technologies株式会社 共同創業者&代表取締役 酒井丈虎

・ジェネシア・ベンチャーズ General Partner 鈴木隆宏


▼movus technologies株式会社について

インドネシアの都市圏で、配車タクシードライバー向けにRent to ownサービスを提供。

現地のモビリティと金融の課題に挑み、業績を伸ばしているスタートアップ。

https://mo-vus.com/


▼メッセージ募集

番組では、あなたからの感想や質問をお待ちしております。

メッセージフォームのリンクはこちら。

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▼ジェネシア・ベンチャーズについて

シード期(創業初期)のスタートアップに投資と経営支援を行う、独立系のベンチャーキャピタルです。日本・インドネシア・ベトナム・インドに拠点を構え、アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームの創造を目指します。

https://www.genesiaventures.com/


起業や初めての資金調達に関するお問い合わせはこちらから。

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▼制作

PitPa(株式会社オトバンク)

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サマリー

このエピソードでは、Movus Technologiesの共同創業者である酒井丈虎氏がインドネシアにおける起業経験や同社の事業戦略について語っています。資金調達や事業の壁を乗り越えたエピソード、また日本人企業家としての海外での成功への思いが紹介されています。インドネシアでの起業家精神と人材採用の重要性についても掘り下げられ、特に異文化の中でのチームビルディングやマネジメントスタイルが取り上げられています。成功するための相互理解の大切さが強調され、インドネシアのインフラを支える酒井氏が語る社会課題の解決と大きなインパクトの創造についての考えが示されています。MOOVSのサービスが日常生活に浸透し、誰もがその価値を実感できるインフラを目指しています。

インドネシアにおける起業家の挑戦
Ayo! by Genesia
皆さん、こんにちは。
ジェネシア・ベンチャーズのジェネナルパートナーの高子と鈴木孝博です。
この番組では、プレスリリースなどのオフィシャルな情報の裏側に光を当てて、
起業家と創始家、それぞれの思いや葛藤をありのままさらけ出します。
Ayo! はインドネシア語でCome on! Let's go! という意味、
スタートアップのチャレンジをリアルにお届けしていきます。
ジェネシア・ベンチャーズは、日本、インドネシア、ベトナム、インドの4カ国に拠点を構えているベンチャーキャピタルです。
日本のスタートアップのみならず、アジア新興国の最新トレンドや、
現地で挑戦されている日本人起業家、スタートアップも取り上げていきたいと考えております。
前回に引き続き、ゲストとしてお迎えするのは、
インドネシアで事業を展開し業績を伸ばしている
Movus Technologiesの共同創業者で代表取締役を務められている酒井丈虎さんです。
こんにちは、酒井丈虎です。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ではですね、後編となる今回は、前回が酒井さんがなぜ起業家になったのか、
学生時代から掘り下げさせていただいていたと思うんですけども、
後編となる今回はですね、Movus Technologiesの事業としての魅力にフォーカスして、
いろいろとお伺いしていきたいなというふうに思うので、よろしくお願いします。
Movus Technologiesのサービス
よろしくお願いいたします。
前回に引き続き、Movus Technologiesって実際どういう会社なのっていうのを、
まだ前回聞かれてない方もいると思うので、
簡単に事業概要をですね、触っていただけると嬉しいなというふうに思うので、よろしくお願いします。
はい、私たちがですね、インドネシアでモビリティレスとか、
あるいは金融インストラの構築を目指す会社をやっておりまして、
具体的には会社アプリであるUberさんのようなサービスになるんですけれども、
そういったライトシェアのプラットフォーマーであるGrabgojekさんで働きたいんですけども、
車がないので働けない方々に対して、車のファイナンスサービスを提供しております。
なるほど、実際に2022年とかからサービスインというか、
本格的に事業を開始するっていうところだったと思うんですけど、
この3年間、実際のところ、事業の進捗ってどんな感じなんでしょうか。
そうですね、2022年1月に事業開始をして、今順調にお客さんも増えてきておりますし、
一番最初にお客様になっていただいた方が、今でも引き続きサービスを継続してもらっておりますので、
ありがたいことに、事業にはかなったサービスが提供できているのかなと思っております。
なるほど、ちなみに私は投資させていただいているので、
かなり計画通りに数字が比較的進捗している珍しいスタートアップだなと思う一方で、
ありがとうございます。
そうはいえ、いろいろなチャレンジがこれまであったと思うんですけど、
創業からのチャレンジを振り返りながら、いろいろとお話をお伺いできればなというふうに思うんですけども、
これまでの歩みの中で、まず最も大きな壁みたいなところだったりとか、
最初に来た壁みたいなところでどういったもので、それをどういうふうに乗り越えていかれたのかみたいなところをお聞かせいただけると嬉しいです。
はい、私たちの一番最初の大きな壁っていうところでいきますと、
最初の初期検証の部分になっていて、車のファイナンスのサービスになるので、
資金がやはり最初必要なんですが、ビジネス的なリスクであったりですとか、
あるいは海外っていうところで、一番最初の資金集めっていうところはやはり苦労しましたね。
そうですよね、確かに。
連絡実際にいただいて議論して始めたっていうのが最初のきっかけかなというふうに思うんですけど、
なんで当時ジェネシアベンチャーズにドアノックしてくれたのかみたいなところとかってどんな感じだったんですか。
そうですね、インドネシアで事業をやるからにはジェネシアベンチャーズさんかっていうのは最初から決めていましたし、
むしろ鈴木さん含めスタートアップの企業家の方々もインドネシアでご活躍をしていらっしゃったのはもともと見ていたと言いますか、
知っていたので、そういった意味ではむしろジェネシアさんがいたからこそインドネシアを選べたっていうところは大きかったのかなっていうふうに思っています。
実際に自分から聞くのは恥ずかしいですけど、初めて会った時とかその後の投資に至るまでの議論の過程とかってどうでしたっていう感想を聞いてみたいなっていうのがあって。
大きく2つあるかなと思っていて、いわゆる人のところと事業みたいなところでいくと、結構スタートアップの企業家の人を見ますっていう話ってあると思うんですけれども、
意外と人の部分ってどう見られてるんだろうかって分かんない部分はあるんですけど、明確に初回鈴木さんとお会いさせてもらった時にはかなり人の部分を掘り下げていただいて、
追い立つ部分のところもそうですし、あるいは共同総理省の北口ってどんな人物なのかとか、あるいは今どんなこと悩み抱えててどんな趣味があってみたいな話とかまでできましたので、
そういった意味ではすごい人の部分を見ていただけるキャピタリストなんだなっていうような印象は強く残っていますね。
あとはその事業の部分でいくと、この事業が何で成り立つのかっていうところっていうのをすごい高い解像度を持ってディスカッションできたっていうところは、
今後株主になっていただいて一緒に作っていけるなっていうようなところがあったので、そういった意味でも人の部分もそうですし、
あるいは事業のディスカッションみたいな観点でもすごい相性がいいって言ったら失礼かもしれないですけれども、一緒に良い未来を描いていけるなっていうふうには感じました。
資金調達の成功と課題
こちらこそ本当にありがたいですね。僕自身もね、坂井さんと出会った時の思い出というか記憶をたどってみると、
前編でお話しいただいたスローガンっていうところの会社の方経由で坂井さんをご紹介いただいたっていうところもあったので、
よく知っている方から坂井さんっていう方がインドネシアで起業しようとしてるから相談乗ってあげてほしいみたいな感じの紹介だったっていうのもあったので、
やっぱこう誰かもわからない方より信頼できる方からの紹介だったっていうので、前提として信頼できる人なんだろうなみたいなところからスタートしてたんですけど、
いざね、和食屋さんで個室でランチ食べながらいろいろとお話しする中で、すごく人間的に面白いなっていうところと、
あと本当にね、よく喋る高成年だなみたいなところはあったんですけど。
僕自身、そうですね、やっぱ数はものすごく多いわけではないものの、アジア新興国で起業したいですっていう日本人の方から相談いただくケースも多かったりはするんですけど、
もちろんね、挑戦される方を応援したいって気持ちは持ちつつも、全員を全員応援できるわけではないっていう中で、
たかしさん自身がこの領域における解像度が一定高いなっていうふうに感じられたことと、
実は私たちの1号ファンドから同じビジネスモデルではないもののカーファイナンスの会社に出所していたこともあって、
なので比較的自動車の産業だったりとか構造みたいなところに対する解像度が僕自身も高かった状態。
残念ながらその1号ファンドからの出資先はコロナの影響もあって、新規の融資をできなくなってしまったってこともあって、
立ち上がらなくなってしまっていた中で、新たにこの領域で立ち上げようとチャレンジしている坂井さんたちと出会ったってところで、
通常ね、一社同じような領域に投資していて、かつ失敗をしてしまったってなると、同じ領域にもう一回投資するのってどうして?とか、
怖さがあるっていうのは実際あるんですけど、とはいえ自動車産業かつ人口が多くて、
徐々に世帯年収だったりとか所得が上がっていく国において、いわゆるモビリティ革命みたいな形で、
バイクもそうですし、車も一定数伸びてくるタイミングっていうのはあるというふうに考えていて、
そういった中でちょうどいいタイミングで創業するなっていうふうに感じられたってところが大きな決め手の一つだったってところと、
あとはやっぱりカーファイナンスだったりとか、車を購入して長期レンタカー、リースみたいな形でやるビジネスモデルっていうふうになった時に、
資金調達力がすごく重要になってくるビジネスだと思っていて、
それはもちろん世界中から資金調達できるに越したことはない中で言うと、
日本人ファウンダーが挑戦するっていう意味で言うと、もちろんオペレーション力みたいなところもあるんですけど、
今でこそ少し日本も金利のある世界に戻りつつあるなというふうに思いつつも、
新興国と比べた時に圧倒的に低金利な国なんですよね、日本って。
なので、そういった日本の低金利の状況下の中で日本側で大きな資金調達をし、
それを高金利で回せるアジア新興国で事業を作っていくっていうのはすごくマッチするというか、
逆に言うと日本の資金を獲得できるかどうかっていうのがすごく重要な、
事業のキーサクセスファクターっていう成功要因の一つかなというふうに考えていたので、
そこも含めてバチッとハマったのがムーブスだったってところで、
実際に趣旨に至ったってところがあったかなというふうには思っています。
あの時振り返ると、鈴木さんからはDDの中で見極められてるっていうよりは、
一緒にどうしていくかみたいなディスカッションをさせてもらえたっていうのはすごい印象に残っていて、
だからあれは将来的に株主になっていただけるっていうのを、
さらに私たちとしても嬉しいなっていうふうに思ったのは、
岸口とも当時一緒に話すたりしました。
そうだったですね。ありがとうございます。
ちょっと恥ずかしいですね、それ言われると。
やっぱり実際、坂井さんもまだ志仲間ですけど、
日本人企業家でグローバルで勝てないかどうかで言うと、
勝てる可能性のほうがまだあると思っているので、
そういう意味で言うとね、一緒に成功事例を作っていきたいなって、
僕自身も日本人のベンチャーキャプターの経営者として海外でチャレンジしている身としては、
もちろん現地のスタートアップに出資して成功させていくっていうのは、
一番ファーストプライオリティの仕事ではあるものの、
日本人として海外で戦っている当事者としては、
同じように日本人として海外で戦っている当事者と一緒にですね、
大きな成功を生み出すことによって、
後続となる日本人の方々のチャレンジってところを増やしていきたい、
成功したいっていうのもあったので、
そういう意味で言うと一緒にね、
チャレンジさせてもらえているのっていうのはすごく嬉しいなというふうに思っています。
ちなみに初期の、もちろん仮設検証で資金が必要だったというところで、
我々から主張させていただいたことによって、
一定の初期検証を進みながら、
事業が軌道に乗っていったっていう印象はあるんですけど、
資金調達以外で、これは大きな転機だったなみたいなふうに感じた、
事業のギアが変わる瞬間だったりとか、
そういったところってどういったところであったんですか?
そこでいくと、やはり優秀な方々の入社っていうところが
インドネシアでの人材採用戦略
一番大きかったなっていうふうに思ってまして、
もともと私たちは共同創業者と2名で
日本人に関してはやってきたんですけれども、
やはり一定変化点を作っていくですとか、
よりうねりを作っていくっていうことをやっていこうとすると、
なかなかインドネシアだけでは人材採用ができないみたいなところもあったので、
昨年から日本本社側で対応して、
日本人の方ですとか、あるいはフィリピン人の方とかっていう
優秀な方々が入っていくことによって、
よりこう事業がアクセルしていったなっていうようなところは
大きな転機としてはありましたね。
日本人の方もね、最近徐々にミドルマネジメントとかで
入っていただいている印象があるんですけど、
彼らはもともと新興国とかに興味があったのか、そうじゃなかったのかとか、
どういったところに共感いただいて、
一緒にチャレンジするっていうふうに思っていただけたのか、
採用の中、Tipsではないですけど、
どういうところが評価されたのかなって感じられているのか
っていうところもお聞かせいただけますか?
はい。新興国、低めグローバルっていうところには
関心を持っていらっしゃった方っていうのもいらっしゃいますし、
一方で、これまで一定期間キャリアを日本で築いてこられたので、
チャレンジングでかつインパクトを求めていこうとすると、
海外だよなってことで、これまでは全然グローバルとは関係ない
事業だった方もジョインをいただいておりますし、
入社までに3ヶ月間とかの期間の中で英語をひたすらコミットして
やり切って入社をいただいたみたいな方もいらっしゃいますので、
そういった意味では、幅広くいろんな志向性の方が
入社をいただいてますね。
異文化におけるチームビルディング
おだしょー なるほどな、ありがとうございます。
確かに、結構気合が入った方が多くて、僕もインドネシアで一緒にご飯とか
載せていただく機会が多いですけど、すごく面白いメンバーが
集まりつつあるなというふうに思っているので、
これからすごく楽しみだなというふうに思っています。
一方で、結構そういった強いグローバル人材、
日本人のみならずフィリピンの方とかにも入っていただいてたりするけれども、
やっぱり異国で自分たち以外ほとんどインドネシア人の方々と
チームを作っていくっていう中で、
もちろんインドネシアの方ってすごくいい方多いので、
チームの雰囲気ってすごくいいなというのも一方で、
やっぱり難しさもあるじゃないですか。
そこの難しさというか、相手のことを特に異文化なので、
どう理解しながら、どういうマネジメントスタイルを
作っていったのかみたいなところとか、
その辺って何かお聞かせいただけたりしてもいいですか?
そうですね。結局はやはりお互いのことを知り合って、
かつそれを時間をかけてコミュニケーションを
取っていくことが大切なのかなというふうに思ってまして、
例えばなんですけど、マネージャー陣とかで
定期的にオフサイトをやるんですけど、
そういった時に、例えば自分紙の発表ですとか、
あるいはこれまでうちに秘めてたけど言えなかったことですとか、
最近悩んでることみたいなものをお互いに発表しあってですとか、
ぶっちゃけなんでムーブスに入ってくれたのかみたいなところを
会社のメンバーとかに聞くと、意外と面接の時には
教えてくれなかったこととかも教えてくれたりして、
私たちももちろん発表しますので、彼らも
ファウンダーってそういった思いでやったんだみたいな話であったり、
私たちもムーブスに入ってくれたメンバーが
どういった思いで入ってくれて、かつ今どんな思いでやってるのかってことを
分かっていったので、そういった相互理解みたいなものは
これって当たり前ではあるんですけれども、
そういったチーム作りっていうことをやっていく上で
原点に立ち返れたのは大きかったかなっていうふうに思っています。
すごく大事ですよね。相互理解ってところで思い出したのは、
やっぱ結局のところ、日本人とかインドネシア人とか、
国が違うからとか関係なく、すべからくすべての職場において
相互理解をするマインドと努力ってすごく重要だなって思っていて、
私も全職含めてインドネシアで20社以上の出資先が、
投資先がありますが、やっぱりインドネシア人のファウンダーでも
チーム作り難しいところってあるんですよね、正直。
大部分がアメリカに留学してたりとかっていうところで、
かなりストロングスタイルのマネジメントだったりするっていうのはあるんで、
このストロングスタイルでのマネジメントも重要である一方で、
そういった中で、組織を強く作れていて、
かつ組織が成長して事業も成長して続けている
投資先の起業家の共通項を考えると、ストロングスタイルだけではなくて、
やっぱりなぜ我々の会社で働いてくれているのかみたいなところの
相互理解だったりとか、あと彼らのキャリアデベロップメントに対する
我々の会社としてのチャレンジみたいなところの
アライメントというか、繋がり接続を結構丁寧にやっているような企業家だと
ちょっと時間はかかるものの、成長がメンバーがしてきたときに
バチッとはまりやすくて、結果的に強い組織ができ続ける、
成功する組織づくりの教訓
作り続けることができるみたいなのは、実際あるなって思ってはいるので、
その辺ってすごく重要な学びかなっていうふうに、今話し聞きながら思ったっていうそんな感じです。
鈴木さんがサイバーエージェント時代に
トコペディアさん、トコペディアっていうのがインドネシアで一番大きな
EC プラットフォームで、ソフトバンクビジョンファンドとかからも出資を受けて
今上場している会社なんですけれども、そこのチーム作り
っていうところを、いろいろと組織拡大のタイミングに応じて
インプットをいただいたってところは結構大きかったかなっていうふうに思っていて、
まさにトコペディアさんとかが仲間みたいな文化を出していって、
Wi-Fi のパスワードすらも仲間っていうふうに設定して、
チームで遠くへ行くんだみたいな意思を持って組織作りをされたっていう話を聞いたので、
短期的に成果を出していこうとすると、ストロングスタイルでっていうところもあるんですけれども、
遠くに行こうとすると、やっぱりみんなで行かなくちゃいけないっていうところで、
そういったインプットを受けたおかげで、私たちとしては組織作りっていうのを、
大変なことはあるんですけれども、いい感じで組織作りできているっていうところは、
やはり鈴木さんに疾走を受けて、かつその教訓みたいなものを教えてもらったおかげかなっていうふうには思っています。
ありがとうございます。もっと言うと、私トコペディアに入って投資させてもらった後、
4年かな、5年かな、ちょっと正確な年数忘れましたけど、
トコペディアのファウンダー、共同創業者2人と、4人掛けの島にずっと一緒で仕事してたんですよね、実は。
なので、本当にデイトゥーデイで組織の雰囲気とか分かりながら、
あとミドルマネジメントの育成方針とかを一緒に作ったりとか、
トレーニングプログラムを一緒に作ったりとかもしてたのでっていうのはあるんですけど、
なぜそれができたかっていうところのちょっと裏話、
今日せっかくではお話できればなというふうに思うんですけど、
実はサイバーエージェントの、前職の投資部門のサイバーエージェントキャピタルっていうファンドがあるんですけど、
当時、中国に2006年から進出していたんですよね。
で、東南アジアは本格的に進出したのが2009年、10年からって形になってたんですけど、
実は中国の投資先に、最もサイバーエージェントキャピタルからの支援でありがたがっていただいたみたいなところで言うと、
サイバーエージェントの組織作りをどのようにやってきたのかみたいなところのナレッジ共有だったんですよね、実は。
で、中国のように猛烈に成長する会社とかって、退職率が50%とか60%なんですよ、年間の。
めちゃくちゃすごい勢いで成長するんですけど、なんですけど、ものすごい勢いでいなくなるんですよね。
なので、組織は成長するけど、長く働いてくれる人がたまっていかないことによる、組織の基盤が拡大していかないっていう悩みを、
実は多くの、我々の中国の投資先の企業家も持ってたんですよね。
一方で、50%とかが離職するのが当たり前だと、組織に投資するっていう発想にならないんですよね。
50%は基本的に離職していくので。
っていう時に、本当に刺さるかわかんなかったんですけど、サイバーエージェントとしてやれることって何だろうねっていうのを、
当時の海外チームで話してたときに、サイバーエージェントも一時期すごく退職率が創業時高かったので、
それをどう乗り越えていったのかみたいな話をシェアするだけでもヒントになるんじゃないかみたいなのを、
中国の企業家向けにやったところ、ものすごく好評で、
実際にサイバーエージェントの組織制度をまるまるパクるというよりは、自分たちに合った組織の作り方みたいなところを考えてやられた会社が、
50%とかの退職率が30%とか25%とかに落ちたらしいんですよね。
それだけでも人がどんどんたまっていくというか、いい人が残り続けてくれるので、事業って力強く成長していくわけですよ。
なのでそういう意味で言うと、やっぱり国を共通して、ビジョンを掲げつつ、強く事業を牽引していくリーダーシップと、
掛け算でやっぱり働いてくれている人たちを大切にしながら、その人たちのキャリアの成長っていうところをセットで作っていくことが、
結果的に強い組織づくりにつながってるみたいなのが、中国でもできたことだったので、
これはインドネシアでもできるんじゃないかっていうふうにちょっと思ったっていうのもあって、その辺をトコペディアでやっていったことによって、
結構面白い強いチームが作れたのかなっていうふうには感じています。
おだしょー サイバーがやはり新卒文化みたいなところがある話は一般的だと思うんですけれども、
鈴木さんからインプットを受けたりとか、あるいはサイバーエージェントのソアさんのセミナーをジェネシアの投資先の皆さんにやっていただいて、
やはりカルチャーづくりっていう文脈で新卒採用みたいなものはやっていきたいなと思って、
私たちもインドネシア側で新卒採用っていうのを開始していて、あんまりインドネシアって新卒採用って一般的じゃないんですけれども、
新卒採用の募集枠、3枠開けたんですけど、そこに対して1万人のご応募をいただいたりして、
まさに新卒で入ってくれたうちのメンバーが、やっぱりキャリア含みじゃないスタンスと言いますか、
シャニ構えずに、実直に素直でいいやつと言いますか、みたいな形で会社の取り組みに前向きにやってくれたりするので、
比較的今後私たちは新卒のメンバーを入ってもらって、授業を大きくしていくみたいなことは積極的にやっていきたいなっていうふうに考えています。
社会課題の解決
おだしょー ありがとうございます。それいいですね、すごく。ちなみに、現地のメンバーを採用していくってところもやりつつも、
今後、多分いろいろな国への展開だったりとかってところで、日本人の採用ってところも引き続きやっていくのかなっていうふうに思うんですけど、
どんなチャレンジを今後していきたいなっていうふうに思っているのと、あとはどういった人と働きたいなと思っているのかってところもお聞かせいただけると嬉しいです。
三沢 はい、そうですね、やはり長い時間軸の中で一つでも多くの社会課題を解決してですね、大きなインパクトを作っていきたいなと思ってまして、
もちろんスタートアップなので限られた時間の中で成果を出すことっていうのは当たり前ではあるんですけれども、
例えば東南アジアのECであったり、そういったメガプラットフォーマーのCグループさんとかって、
2010年前後の創業なんですけれども、今、時価総額でいくと15兆円みたいな形で、本当に日本の大企業さんとも遜色ない規模感になっていたりするので、
そういったエマージングマーケットでこういったインフラを作っていく、そういったことによってより大きなインパクトを作っていけるってことは実際に可能なのかなっていうふうに思っているので、
こういった会社を作っていくべく優秀な方々に入っていただきたいなと思ってまして、
その中でどんな人とっていう観点でいきますと、いつも言ってるのが無人島でも楽しく一緒にサバイブできる人って言ってるんですけど、
私たち会社のバリューズの一つにエンジョイケイオスっていうのがあって、カオスを楽しもうっていうのがあるんですけど、
やっぱりインドネシアとかって日本と違って当たり前が通じないですとか、あるいは大変なことっていうのもあるんですけれども、
そういったものを一緒に楽しんで、そのカオスであったり、そういったジャーニー、旅を楽しんでやっていける方っていうのが、
弊社にはフィットするのかなっていうふうに思っておりまして、なので刺激中毒じゃないんですが、
そういった新しいカオス、新しいチャレンジみたいなものを求めてですね、インドネシアと一緒に大きなインパクトを作っていける方々に入ってもらいたいなと思っています。
インフラの浸透を目指して
そうですよね。私自身も株主としてっていうところと、日頃一緒に定期的にご飯も食べに行ってく仲間としてっていうところで言うと、
本当にカオスであるものの非常にエキサイティングな職場環境であるというふうに思ってますし、
何よりね、自分たちのビジネスがお客さんに対して、例えば車を得ることによって以前得られなかったような収入を得られるような人っていうのも増えているじゃないですか、我々のサービスを通じて。
そうですね。
やっぱりこのやりがいって何者にも買いがたいというか、自分たちのサービスがものすごくお客様の生活にとって大きく変わるきっかけづくりの初手みたいなところを、
我々サポートできてるっていうところってすごくやりがいがあるなというふうに感じていて、なのでそういったやりがいを一緒に作っていきたいっていう仲間には是非一緒にチャレンジしてもらいたいなというふうに思いますよね。
はい、お待ちしてます。
最後にですね、次の10年どこまで行きたいのかみたいなちょっと野望的なのを最後お聞かせいただいた上で終わりたいなというふうに思ってます。
そうですね、まさにこの10年という時間軸の中でいくと本当にインドネシアで誰しもが知ってるようなインフラとなるようなサービスを作っていきたいなというふうに思っておりまして、
例えばそれこそさっきお話ししたようなグラブっていうような配車アプリ、ライドシェアのサービスでいきますと、
ドライバーさんがですね、コーコレートカーの緑のジャケットを着てドライバーさんが仕事をしていらっしゃるんですけれども、
街を眺めると緑一色と言いますか、本当にスタートアップのサービスが国のインフラとなっているなっていうのが実感として湧きますので、
私たちもそういった本当に日々の生活の中に浸透して、誰しもがMOOVSのサービスがなかったら今の生活ってありえないよねっていうふうに言っていただけるようなインフラとなるようなサービスをこれからしっかりと作っていきたいなと思っております。
そうですね、頑張りましょう。
よろしくお願いします。
お願いします。
では今回はそろそろ締めたいと思います。
坂井さんのお話を伺っていて、もちろん新興国での挑戦っていうのは大変なことが多いなっていうふうに思う。
一方ですごくやっぱりやりがいのある仕事も多かったりはするので、ぜひそういったカオスを楽しめる人っていうところはMOOVSにジョインしてもらって戦うっていうのもありですし、
企業を志す方がいたらですね、僕の方にぜひご相談いただければなというふうに思いますのでよろしくお願いします。
というわけでですね、2回にわたってMOOVSテクノロジーの共同創業者で代表取締役坂井武さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組ではあなたからの感想や質問をお待ちしております。メッセージフォームのリンクは概要欄に記載しています。
SNSではカタカナでハッシュタグジェネシアをつけて投稿してください。
配信は各週火曜日の朝7時を予定しています。ぜひ番組をフォローして次回の配信をお待ちください。
それではまた次回お楽しみに。お相手はジェネシアアベンチャーズのタカでした。あいよー。
あいよー。
26:25

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