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2023-01-24 09:50

できる子に見本をやってもらうのは、本当はよくないかも!?

マインドセット
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どうも杉山けいたです。このラジオでは、僕が子供や学生の時に知りたかった情報をお届けしています。
普段は、ストレングス&コンディショニングコーチとして、アスリートにトレーニング指導をしています。
早速、今日のテーマは、できる子に見本をやってもらうのは、本当はよくないかもというテーマでお送りしたいと思います。
僕、体育教員の免許を持っているんですけど、体育教員の免許を取るまでの大学の授業で、
例えば、見本を見せる時っていうのは、できる子に前に出てきてもらって、その子にやってもらうと、その子の自信にもつながるからいいよっていう教えがあったと思うんですよね。
体育教員だったり、部活の指導者っていうのは一度は聞いたことあると思うんですけど、逆にできない失敗例とかを先生であったり、指導者が見せるっていうのがいいよっていう指導があったと思うんですよ。
全員がわかんないかもしれないですけど、こういう前提が多分あると思うんですよね。
僕もずっとそれを信じて、結構できる子に前に出てきてもらったり、やってもらったりっていうのを今まで知ってたんですけど、ふとある時に思ったのが、これって逆効果なんじゃねって思ったんですよね。
何が逆効果なのかっていうと、もちろんできる子に見本をやってもらうことで、その子の自信になるっていうところはその通りだと思うんですよ。
ただ、その子が前に出てきてやって、例えばみんながおーとかなるじゃないですか、自信にはなるんですけど、できることを褒められてるっていう現状が僕まずいんじゃないかと思ったんですよね。
できることが褒められる現状がまずいっていうのはどういうことかっていうと、できることは褒められるけど、つまりできない自分は褒められないんだっていう裏の考えがこびりついちゃうんじゃないかなっていうふうに思ったんですよ。
なぜかっていうとっていうか、どういうことかというと、例えば皆さん人前で失敗ってあんまりしたくないですよね。恥ずかしいから。失敗したりしたら笑われるし、なんか自分はダメな奴って思われるんじゃないかって思うと思うんですよね。
ただできることを褒められると、それと同時にできないことはみんなの前でやりたくないっていうのがついちゃうんじゃないかなって思ったんですよね。
なんで僕がこの考えにたどり着いたかっていうと、僕が大学生ぐらいの時に読んだ本で、なんていう本だったかな、ちょっと待ってくださいね。
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マインドセットっていう本があるんですよ。この本のURLもよかったら概要欄に貼っておくんで、興味あったら読んでみてほしいんですけど、マインドセットやればできるの研究っていう本があって、この本に書いてあった僕が一番面白いなと思った研究が、小学生ぐらいの年齢の子たちだったかな、を2つの集団に分けたんですね。
で、パズルか数学の問題を解かしたんですよ。
で、あるグループには、両方にまず簡単な問題をあげたんです。もう全員が解けるような簡単な問題。
で、あるグループには、あ、すごいよくできたねって言ってできたことを褒めたんですよ、結果を褒めたんですよ。
で、もう一グループには、あ、よく考えたねって言って過程を褒めたんですよ。
その結果じゃなくて、まず取り組んだこととか、取り組むまでの姿勢を褒めたんですよ。
で、次に、こっから面白いんですけど、面白いんですけどちょっとハードル上がっちゃうんですけど、こっから次にこの2つのグループに難しい問題を次渡したんですね。
すると、結果を褒められたグループ、よくできたねって褒められたグループは、難しい問題に直面した途端に解くのをやめちゃったんですよ。
これは何でかっていうと、あ、その前にもう一つのグループ、過程を褒められたグループっていうのは、解ける解けないは置いといて、問題を解くことにはすごく熱心に取り組んだんですよ。
もちろん解けた子もいたし、解けない子もいたって書いてたからちょっとそこら辺は上覚えなんですけど、とにかくよくできたねって褒められた過程を褒められた子たちは、難しい問題と直面したときにすぐにやめちゃう癖ができちゃったんですよね。
それはなぜかっていうと、この難しい問題に取り組んだときにできなかったっていう結果を得られるのが怖くなっちゃうんですよね。
できたことに対して褒められるけど、できなかったら褒められないんだと思って、取り組むことすらやめちゃうんですよ。
ただもう一つのグループっていうのは、その取り組んだこととか考えたことっていう過程を褒めてもらったので、その簡単な問題であろうが難しい問題であろうが、とにかく取り組むっていう姿勢は、
自分にとって評価されるものというか、取り組むことが大事なんだっていうのを学んで、取り組むようになったんですよ。逃げなかったんですよ問題から。
っていうのを大学時代に読んだのを最近急にパッと思い出して、できる子に見本をやらせるのってもちろん自信にはなるけど、つまりそれも結局できてることをみんなに称賛されてるわけじゃないですか。
なので、じゃあその子が何か、次チームとしてとか、チームとか体育の授業でとか、何か別の課題に取り組んだときに、もしその子がなかなか簡単にできない壁にぶち当たったときにやめちゃうんじゃないかっていうのを最近思ったんですよね。
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ちょっと遠回りしたんですけど、着地はうまくいったかなと思います。
というわけで何が言いたいかというと、できる見本をやらせてあげるのも大事なんだけど、失敗してもいいんだってちゃんと思ってあげれる、失敗すること以前にも取り組むこと自体を褒めてあげる環境がもっと大事なんじゃないかなって思ったんですよね。
だからどうすればいいんだっていうところまではまだちょっと思いついてないんですけど、ただ自信がつくからっていう理由でできる子に前で見本をやらせるっていうのはちょっとあんまり良くないのかなって最近思ったので、ちょっと考え物だなっていう感じです。
体育とかスポーツの場面で例えて話してるんですけど、結構みんな心当たりあると思うんですよね。
特に日本人はそうだって言われてますけど、大人になっていく上でだんだんだんだん失敗するのが怖いとか、失敗を笑われるのが嫌だとかっていう理由で挑戦しなくなる。
すぐ成功が見えるものしか手をつけられないっていうのが大人になった時のほとんどの多くの方の課題だと思うんですよね。
僕もそうなんですけど、僕もいろんなことにチャレンジするのは好きなんですけど、その本気を出して取り組みまくって失敗した時の、なんかあいつ失敗したなって思われたらどうしようっていうのもあるし、
そんだけ時間かけてやって、時間無駄だったなって思っちゃうなと思ったんですよ、自分自身では。
でもそれも結局、取り組んだことじゃなくて、結果にすべての評価を置いてしまってるからそういう考えになるんだなと思うんですよね。
それってやっぱり子供の頃からそういう褒められ方をするとそういう価値観に変わっていくじゃないですか。
なので僕が子供の頃とか学生の時に、もっと家庭を褒めて、僕自身も家庭とかももちろん褒めてもらえたりもしてたんですけど、やっぱり結果よりも家庭っていう価値観を、もちろん社会に出れば結果を出すことも大事なんですけど、
まず取り組まないことには意味がないので、今いる子供だったり学生の子たちには、まず取り組むことが大事なんだっていう、取り組むことがまず評価されるっていう環境を与えてあげるのが大事なのかなというふうに感じたので、本日はそういう話をさせていただきました。
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