ZUMAさんのバックグラウンド
はい、どうも。大事なムダ話をしようです。今日はですね、2回目。あれだ、シーズン2の2回目ってことで、ちょっとゲストに来てもらってるんですけど、
野野市でフリースクールをしているですね、フリースクールBASEさんの代表のZUMAさんに来てもらっています。
今日はよろしくお願いします。
おはようございます。すみません、朝からね。
普段は昼からのスタートですよね?
そうですね、普段は昼からの活動なんですけども、なんだかんだでも午前中にも活動をしていて、フリースクールは午後からっていうだけで、他の活動はまだ午前中にはあるので。
あ、そうなんだ。それ知らなかったですね。
そうなんですよ。なので、午前中も一応活動します。
そんな中、今日朝からお話伺いたいんですけど、ZUMAさんって呼んでいいですよね?
はい、ZUMAで大丈夫です。
ZUMAさんの略歴みたいなのをざっとご紹介して、いろいろ聞いていこうかなと思うんですけど。
ざっくりですかね。
最初、元々地元が野野市で、生まれも育ちも野野市ですね。
高校卒業してから一旦は企業に勤められて、
一応そこで、将来の自分が、自分の将来像みたいなのが見えなかったっていうことで、
その辺って結構ずっとモヤモヤしてた部分があったんですか?
そうですね。普通にいわゆるレールというか、何も考えずに高校卒業して就職してっていう、自分で選択はしてなかったんですよね。
なんとなく自分の成績的にはこの会社かな、みたいな感じで選んで、3年くらい勤めさせていただいたんですけども、
なんか違うなぁみたいな。でもその時から、この会社の社長になっているとか思ってたんですけど、意気込みみたいなのがあったんですけど、
でもなんかちょっと違うなぁって思い始めたのが20歳くらいですね。
早いですね。
20歳くらいからもう将来を見て、本当ならこの会社で成り上がるじゃないけど、社長みたいなのを憧れてはいたってことなんですね。
そうですね。
けどなんかこう、機械系工場だったんですよ。
この毎日切削油というか油にまみれながらの仕事をしていて、
で、何かこう自分の将来ってどうなんだろうっていうのをふと考えた時に、
10年後の先輩を見ろみたいな。そう見た時に、なんかちょっと自分が思っているというか、もっとやれることあるんじゃないかと思って、
もっと楽しい人生があるんじゃないかっていうふうにちょっと視点を変えて、それのきっかけは僕の親友と話していたんですけど、その親友も
小松製作所っていう大手に勤めてたんですけど、俺たちはこのままじゃダメだみたいな話をしていて、
それできっかけで辞めましたね。
いやーすごい決断ですね。その親友も小松製作所って言ったら大企業ですね。
で、そういうところで働いている友達も、言ったら
製作工場で働いている自分とが、なんか同じように悩んでるんだみたいなものも感じて、よしこれはちょっと新しい世界を見ようみたいな。
大企業を勤めている彼ですらそんなことを感じるのかって思った時に、まだまだ自分って世の中知らないなって思って、
それでやっぱなんか、このままじゃダメだから人生変えようぜみたいな話をして。
海外留学の影響
暑いですね。
タリーズでしたね、確か。
タリーズで買ってましたね。
そこで、もう辞めて、海外留学されるんですよね。
これ海外見るっていうのって、しかも20歳くらいの若い時期に見るのデカかったですけど。
だいぶデカいですね。
いやー行けばよかった。
その時って英語とかって言ってたんですか?
英語は辞書できてたと思ってました。
辞書?
辞書できてたと思ってました。
なんか高校の点数高かったんですよ、英語の。
すごい。
でも簡単だったんですよ。
中学レベルのやつを復習してるだけみたいな感じのレベルだったんで、ちょっと勉強すれば点数取れたんですけど、
それでだからあんまり嫌いとか苦手しかなかったんですけど、その時の思い的には英語学ぼうではなかったんですよ。
もう人生変えようが一番先にあって、とりあえず違う環境に飛び込んでみようっていうので後付でせっかく行くなら英語学ぼうっていう感じでした。
よく学留学とかもあるじゃないですか。
そうじゃなくてもう人生っていうデカい括りで見て、日本じゃなくて外見ようってなったってことですね。
そうですね。とりあえず違う環境に飛び込んでみようっていうノリですね、ノリで行きました。
すごいな。
そこで海外で一番何か学んだことって何ですか?
日本の良さと悪さというか、やっぱり比べた時に良いところもあるし良くないところもあるなっていうのを知ったっていうのと、
あとは行動力がついたかなと思いました。海外って意外とこんなもんなんだっていう自信というか、そこで踏み出すことへの抵抗感というのはなくなりましたね。
それはデカいですね。
そこが一番デカかったかもしれないですね。
なんかやりたくても一歩踏み出せないとかってよく聞くじゃないですか。
それって何か意味あるの?とか、それして何が得られるの?みたいなのを先にそっちを考えちゃって、なかなかやりたいことできないみたいな。
それっていう壁がなくなったってことですか?
そうですね。なんか海外で自分行けたんだったら他のこともできんじゃねえみたいな感じである意味自信には繋がりましたね。
それって今自分で立ち上げるフリースクールにもやっぱりやるときに影響した感じですよね。
教育への情熱
そうですね。特にだから始めることに抵抗がなくて、もうやりたいからやろうみたいな感じにはどんどんなりましたね。
そのマインドが一番大事かもしれないですよね。
そうですね。やってみないとわからないっていうのもあるので。
一年少しぐらいですか?海外。
そうですね。一年経たないぐらいですね。
帰ってきて英会話の会社に入って、子どもたち向けに教えてて、そこから一回自分でオンライン英会話でやってみたんですよね。
そこから今フリースクールじゃないですか。そこへの転換って何かあったんですか?
転換っていうよりかは一応英会話も継続してるんですよ。今も。
子どもたちの英会話をやったときに、僕は子ども嫌いだったんですよ。
衝撃なんですよ。
嫌いだったんですよね。子どもがうるさいなとか、どう扱っていいかわからないなみたいな感じで嫌いだったんですけど、
でもその子ども英会話に勤めることで子どもたちの良さっていうか面白さに気づいたというか感じることができて、
結構素直な子たちも多かったんで、割と言ったことも聞いてくれるし、場のコントロールでもないんですけど、
そういう能力が身についてきたときに、子どもの成長って面白いんだなっていうのが、人をいろいろ見るようになって思うようになったんですよ。
そこで教育に興味を持ったっていうのがあるので、
なんでそこで英会話を通して子どもに興味を持ち、子どもに行ったときに教育に興味を持って、
じゃあ自分ってどういう教育に携わることができるんだろうというか、
コミュニケーションどこまで通用するんだろうと思って福祉系にもちょっと行ってみようって感じで、
それでフリースクールとかホールデイに勤めたって感じです。
それで放課後のデイサービスのほうにも行って、
言ったらもしかしたらそれはさらに人を見るってことを深めるためにもそういう経験って大事だったってことですかね。
そうですね。でもチャレンジでしたね、僕からしては。
そうですよね。もともと子ども嫌いだったからね。
そういう形の方がコミュニケーションをどれだけ通じるんだろうなっていうのが思って、
コミュニケーション能力には自信というかコミュニケーションは好きだったんですよ。
今好きなんですけど好きなので、
どれぐらいの、どの子たちにも通用するのかなっていうのが気になって。
子どもたちって個性があふれてるから、いろんな個性の子どもたちがいるから、
自分を果たしてどこまで行けるんだろうっていう、いやすごいですね。
探求心がすごいですね。
そうですね。そこですよね。
若い時からずっと、今もう若いですけどね。
もう若いって言いなくなってきたんですよ。
本当ですか?全然若いですよ。いく歳でしたっけ?
今29です。
若い若い若い。
もうすぐでも今年で30になるんで、もう20代じゃなくなっちゃうんですよね。
若いわ。
衝撃だ。人回り以上違いますね、僕と。
そうですね。翔太くんは今いく歳ですか?
43です。
そうですね。ギリ人回り。
人回り下の世代と喋ると自分も若くなった錯覚を起こすので、すごいありがたいです。
大事ですね。
子どもたちの姿を見て、放課後とかもそうだし、そこで非常に感動したって言ってたのは、成長する部分とかを見たときにすごいなって思ったってことですか?
そうですね。成長、前から人が変わるというかプラスの方向に移動することが僕結構好きだったんですよ。
話はそれるんですけど、留学してる時とかもその時僕スキンケアとか美容にちょっとハマったんですよね。
美容系にハマって、人が綺麗になる瞬間とかっていいなって思ったんですよ。
なのでメイクアップアーティストとか美容師とかそこら辺も面白いなって思ってたんですよね。
確かにメイクアップアーティストっぽいですね。
本当ですか?
ぽいぽい。
学校に通わなきゃいけないとか色々あって、やっぱり違うなってなったんですけど、そこで気づいたのは人がプラスを施せる瞬間が好きなんだろうなっていうのを気づいて、
まあそういうのもあり、それで放課後等でサービスとかフリースクールに通っている子たちにも全然変わらないじゃんって思ったんですよね。
普通の公立の学校に通っている子たちと何も変わらないじゃんって思って、この子どもたちにも全然可能性あるじゃん、めちゃくちゃ可能性あるじゃんって思って、そこがむしろなんか面白いんですよ。
どんな風に面白いんですか?
なんかすごい何かに特化してるとか、すごいこだわりが強いとか探求心がすごいとか、なんかこう何かあるんですよね。面白さが。
そこに惹かれましたね。そこをもっと伸ばしてあげたいなって思った。
言ったら強みというかその特徴というか、その子ならではのものっていうことですよね。
それを引き出してさらに伸ばしてあげるっていうことに興味が出てきたって感じですか?
そうですね。こうやりたいなって思った。
いやー面白いですね。
フリースクールの役割
今のこのベースさんの話に少し行くんですけど、結構フリースクールっていくつかあると思うんですけど、その中でも今おっしゃった英会話もまたやってたり、こうやってフリースクールもやってたりっていう風に、
youtubeとかもされてたりとか、その結構多角的っていうか、僕が思ってたフリースクールのイメージよりさらになんか今の時代に合ってるような気がするんです。
ごめんなさい、僕が昭和生まれて平成育ちだからかもしれないんだけど。
やっぱこの今の令和になっていろいろフリースクールも変わってきてるって感じなんですか?
どうなんですかね。他のフリースクールさんがどんな風に活動されてるかはわかんないんですけど、どんな中身とかわかんないんですけど、うちとしてはやっぱりこの事業主というか、自分が成長しないと成長しないなと思っているので、
常に自分が新しいことへの挑戦でもないですけど、それをする必要は必ずあるなっていうふうには思っていて、
なんで新しい情報だったりとか、自分が学び続ける姿を見せなきゃいけないなって思っているので、
何か教えるとかではなくて、僕はどっちかというと自分の行動で背中を見せていきたいっていうふうに思ってるんですよ。
なのでやっぱり今の時代でもないですけど、そういう流行りとか、未来を見越した行動みたいなのをやっぱりするようには心がけてますね。
いやーめっちゃいいですね。子供たちからしたら、妻さんといったら多分自分のお父さんお母さんよりももっと自分たちに年代が多分近いであろう子たちじゃないですか。
そういう子たちが、親以外のもっと近い大人を見ることってすごい教育的にも影響はあると思うんですよね。
あまりにも年上だとちょっと遠いじゃないですか。子供たちにしたら。すごい人なんだけど、だとしてももっと近い存在で、そういう自分が憧れたりする存在がいるっていうのは、
きっとここに来ている子供たちからしたら知らず知らずに影響は受けていると思うんですよね。
そうですね。それはすごく思いますね。
ここでも見ててそういう成長を感じる瞬間とかありますか。
ありますね。やっぱりこの子こんなことできたんだとか。新しい風が吹いた時に結構能力発揮するなって思っていて。
新しい風?
例えば普段の活動ではなくて、違う場所に行くとか、新しい子が来るとか、ちょっと新しい風が吹いた時にすごい能力発揮するんですよ。
めちゃくちゃ温かく受け入れてくれたりとか。
あと、どこかに出かけた時に全く知らない子と友達になっているとか。
え?そんなにコミュニケーション能力あったの?みたいな。
そういうことか。
そうなんですよね。結構びっくりすることがありますね。
今コミュニケーション能力って言いましたけど、すごい大事って言われるようになったじゃないですか。
そんなのとかも普段の生活では発揮しないけど、環境によって発揮し出すってことがあるってことだよね。
そうですね。環境大事だなと思います。
初めて会ったのに急に仲良くなった。
そうなんですよ。仲良くなって。誰か知らんけど仲良くなったみたいな。
誰か知らんのかいっていう。
名前わかんないけどみたいな。
ありますね。
誰も知らないグループに一人で入っていくとか。
それかなりレベル高くないですか?
こんなことできるんだみたいな感じになりますね。
すごい言語化能力あるじゃんとか、探求心強いとか。
そういうのを違うところの環境でいくことでやっぱり気づきますね。
今おっしゃってたことが今大事って言われてる学びの要素がめちゃくちゃ入ってるじゃないですか。
すでに探求心にコミュニケーション。
そうですね。
自分としてもそこはやっていきたいと思っているので、コミュニケーションが大事っていうのは伝えたいですし、
探求心は今の小学生とかだったらまだわかんないと思うんですけど、
スタッフ側から引き出してあげる。
気づいたら探求してたみたいな状態が今はベストかなと思っていて、
なんで問いかけみたいのは結構大事にしてますね。
それはスタッフみんなで問いかけは大事にしようねみたいな。
いいですね。
引き出してあげるというか、そういうのは意識して関わってますね。
教育の新しい挑戦
スタッフの方も若い大学生ですよね。
しかもちゃんと学業も教えられるっていう、イメージ的に学業どうなのみたいなイメージあると思うんですよ。
ちゃんと教えられますよっていうところは、そこは安心してもらいたいですね。
大学生はすごいですね。優秀ですね。
優秀です。
教え方が上手いです。
俺も教えてもらいたいな。
書かれ方が上手いですね。年齢がより近いじゃないですか。僕よりさらに近いので。
だからすごい仲良くなってるんですよね。それもいいなと思って。
若いって大事だと思ってます。
アドバンテージですよね絶対。
年を入れてることがダメとかでは全くないんだけど、若いからこそできる。
若い要素が必要だと思ってます。若い視点というか。
両方の視点があったらいいなと思ってます。
ちょうどいいかもしれないですね。
大学生の年代と教えてくれる大学生の年代と両方いるから。
そうですね。
すごいミックスされて、地域に出てけばもっと上の世代の人と出会えるし、
すごいバランスがいいフリースクールだなっていうのはちょっと思いましたね。
たぶん平均年齢も結構若いんですよね。やっぱりうちは。
そうですよね。いろいろ調べてみてたら出てくる写真がみんな若い。
そうなんですよ。結構若者が集まってるんで。
今時というか今には結構ついてきてるんじゃないかなと思って。
そうですよね。若いなと思って。
ある程度交流ありましたけど、こうやってガッツリ喋るのは初めてじゃないですか。
そうですね。確かに。
だからこんな若い人と俺喋れっかなと思って。
大丈夫かなと思いながら。
人前とは結構違いますもんね。
そう。世代が全然違うから。大丈夫かなと思いながら。
それでもすごいフランクに喋ってくれて助かりました。
いいえ。喋るのは好きなんで。
本当ですか。
後半さらに喋ってもらおうかなと。
こういう学びとか教育についてずまさんがどう考えているのかということとかをちょっと聞いていきたいなと思います。
よろしくお願いします。後半も。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。じゃあ一回この辺で。