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2025-12-29 10:35

#336 期待させた後に断る罪悪感。「前向きに検討」は嘘だったのか?

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今回は、お坊さんが答えるお悩み相談サイト「ハスノハ」に寄せられたご相談にお答えします。

📩 20代女性からのご相談
紹介で知り合った男性に1週間で告白されました。
その場では断りきれず「前向きに検討する」と伝えてしまいましたが、冷静になるとお付き合いできない気持ちが強くなりました。
期待させてしまった罪悪感と、紹介してくれた友人への申し訳なさで苦しいです。

💬 エピソードのポイント
・人の心は一瞬一瞬で変化する「自然なもの」
・その場の「前向きに検討」は自分を守る防御反応
・仏教が大切にする「苦しみを増やさない」という生き方
・相手にも友人にも、誠実に向き合うためのシンプルな伝え方

「断ることは不誠実ではない」
そんな優しく背中を押すメッセージをお届けします。

#お悩み相談 #恋愛 #人間関係 #罪悪感 #断り方 #仏教 #マインドフルネス #ハスノハ #生き方 #コウブン
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サマリー

このエピソードでは、相手に期待を持たせた後に断ることに対する罪悪感についての相談が取り上げられています。相談者は告白されたものの、自分の気持ちがついていかず、誠実でありたいと願いながら葛藤を抱えています。最終的に、正直な気持ちを伝えることが大切であると結論づけています。

お悩みの相談
どうも、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺屋で副住職をしております。
今日はお悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会というのは、
ハスの葉というお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイトというものがありまして、
そちらに寄せられたお悩み相談を私、コウブンがお坊さんとして答えるというものでございます。
というわけで早速行きたいと思います。
20代の女性の方よりタイトル、
相手に期待させた後に断ってしまう罪悪感ということですね。
こんにちは。いつもありがたいお話をしていただき誠にありがとうございます。
恥ずかしいのですが、自分では抱えきれず相談させていただきました。
実は友達の紹介で知り合った男性に1週間で告白されたのですが、心がついていかずお断りしたいのです。
しかし自分のわがままで振り回してしまっていることにとても罪悪感を覚えます。
彼との初めての顔合わせは、友達を交えて4人で食事をしました。
あまり話せなかったのですが好印象だったので、その後クリスマスイブに食事に誘われたのをOKしました。
最初の食事からクリスマスまでは1週間でした。
2回目の食事は楽しく過ごせ、その帰りに告白をされました。
急なことでびっくりしたのと心に急接近された感覚に抵抗があって少し早いかもと言って断りました。
しかし私の良くなかったのが、それに続けて前向きに検討はしているからと伝えてしまいました。
それ以外にも相手に期待をさせるような行動や言動をしてしまったと反省をしています。
その後一人でじっくり考える時間を過ごすとお付き合いをしたくない気持ちが強くなってしまい、
それなら早く断った方がいいと考えるようになりました。
今彼からはLINEで次の食事の日程について聞かれているのですが返信できていません。
何と伝えれば良いでしょうか。
また紹介をしてくれた友達には先に断ることを報告するべきでしょうか。
自分の未熟さゆえに相手や友達を振り回してしまっていることは重々承知をしています。
どうかアドバイスをいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
期待と断りの葛藤
といったお悩み相談でございました。
お話をする前に結論だけ言いますと、
相手の期待に応えられないでお断りをすることは決して悪いことではないということだけ最初に結論を伝えたいと思います。
なぜそんな風な結論になったかという部分ですよね。
この方、女性の方、すごくこの文章を読んでいて私が感じたのはとても誠実な方だということですよね。
自分のことだけじゃなくて相手の気持ち、そして友達の気持ちまで考えて悩んでおられるということ。
これは決して未熟だからわけではないと思うんですよね。
むしろ人を大切にしようとしているような優しさがあるからこそ苦しくなっているんじゃないかなというふうに思ったわけです。
改めてお伝えしたいのは、人の心というのは実は一瞬一瞬で変わっていくんですよね。
最初に出会った時はこういう印象だった。食事をした時は楽しかった。
それはその瞬間の正直な気持ちなんだというふうに思います。
だってその人の仕草、その人の表情、その人の話題、考え方、もしかしたら自分と共通する趣味があったのかもしれない。
まあともかく何かがあってそれを感じ取ってその瞬間は楽しかった。
これはまさにこの総裁者さんの正しい正直な気持ちだ。
でも家に帰ってみて一人で落ち着いて考えてみたら、まだ相手のこと全然知らないなと思っちゃったんじゃないかなと思うんですよ。
だって2回目ですもん。2回目だから。
2回会っただけでお付き合いするかどうか。ちょっとまだ早いよって思うのは無理もないですよね。
だって不安でそうよ。何も知らないから。
だから自然の心の動きなんですよ。これはあくまでも悪いことではありません。
自然な動き、自然な働きですね。
まあ嫌いになったわけでもなく、相手を軽く見たわけでもないということですよね。
要するによくわからないから不安になった。それだけのことなんですよね。
そしてこの方ね、前向きに検討していると言ってしまったこと。
すごく公開されているようなんですけども、でも私はね、この言葉というのは相手を騙すというわけではなくて、その場で自分を守るために言った言葉じゃないのかなって思いました。
その瞬間、その場ではね、そう言うしかなかったと。
だってそうじゃないですか。自分が同じシチュエーションになったと考えてみまして。
2回目で会った人がいきなりお付き合いしませんか?びっくりしちゃって。
ああどうしようどうしようって思ってとりあえずお断りをした。
けどその後、何が言われるかわかんないっていう不安はある。
だからちょっとでもそういったね、何か悪い方向に進むのを回避するために、少し柔らかい形にしたんだと。
それはね、防御反応なんじゃないかなって私は思いました。
だからこれもまたね、人として自然なことというふうに思っていいと思うんですよ。
仏教では苦しみを増やさない。
そういったことを大切にしてるんですよね。
もしね、気持ちがついていかないまま我慢して付き合うんであれば、
いずれ自分も苦しくなって、そして相手のことをもっと深く傷つけてしまうかもしれないですよね。
そう考えると、今の正直な気持ちを早めに伝えることというのは、
相手への不誠実というわけではなくて、むしろ誠実な行いだと私は思うんですよね。
で、どういうふうに伝えればいいのかという部分ですが、
誠実な選択
伝え方はね、とってもシンプルで大丈夫だと思います。
前向きに検討するって言っちゃったけど、落ち着いて考えてみて、
私はあなたのことを全然知らないと思ったんです。
だから今はお付き合いできません。
ね、それで十分です。
それ以上言葉を増やす必要はない。
相手のことを知らないからまだ無理。
それが伝われば十分だと思います。
で、紹介してくれたお友達ね、お友人の方も同じように、
事実を静かに伝えればいいというふうに思うんですね。
で、別に早めに言う必要はないんじゃないかな。
自己報告でも十分だと思います。
まあね、今回のこのご相談というのはね、きっとね、恋愛のテクニックについてのお話ではないですよね。
私は誠実に生きてるんだろうか。
この選択は間違っていないんだろうか。みたいなね。
そういう生き方そのものへの問い。
そんなふうに思うんですよね。
自分の心に正直であるということ。
そしてその苦しみを増やさない選択をするということ。
それはね、仏教が大切にしてきた生き方ということなんですよね。
どうかね、自分を責めすぎずに今できる一番誠実な選択をしていただきたいなと、そういうふうに思ったわけでございます。
はい、というわけで今日はここで終わりにしたいと思います。
このようなお悩み相談、あるいは人生相談、リクエストなどありましたら、
コメント欄やあとはホームの方からね、ぜひともお寄せくださいませ。
はい、必ずお答えします。
それでは蓮城院副住職の幸文でした。ではではまたね。
10:35

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