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2024-07-02 17:48

#27 お悩み相談:先延ばしをしないコツ

📻 お坊さんのお悩み相談室 〜先延ばし癖解消法〜

🙏 こんにちは、蓮城院副住職のコウブンです。今回は、ハスノハというお坊さんのお悩み相談サイトに寄せられた質問にお答えします。

ハスノハのウェブサイトはこちら↓
https://hasunoha.jp/questions/71485

💡 20代女性からの相談:「先延ばし癖が嫌になります」という悩みに対し、お寺での修行生活から学んだ5つの改善法をお伝えします。

🌟 内容:
- 早起きの効果
- 瞑想の重要性
- 「今ここ」への集中
- 規則正しい生活のコツ
- 断捨離の意義

⏱️ 先延ばし癖でお悩みの方、自己改善に興味がある方におすすめです。お寺の知恵を日常生活に活かす方法を学べます。

🎧 ぜひご視聴ください。明日への一歩を踏み出すヒントが見つかるかもしれません!

#お悩み相談 #先延ばし癖 #自己改善 #お坊さん #瞑想 #断捨離 #生活習慣 #タイムマネジメント #マインドフルネス #自己啓発
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サマリー

お坊さんのコウブンさんは、先延ばし癖についてアドバイスをしています。早起きや瞑想、今ここに集中すること、規則正しい生活を心がけることを実践することをおすすめしています。朝のお経が始まり、瞑想や朝ごはん、朝掃除などの規則正しい生活を通じて、お寺での生活から先延ばしをしないコツを学ぶことができます。

お寺での生活と先延ばし癖
おはようございます、コウブンです。
座禅をしたり、蓮を育てたり、野菜を作ったり、最近ではAI漫画にチャレンジしたりしています。
さて、本日はお悩み相談に答える回にしたいと思います。
私が登録している、お坊さんとして登録している蓮の葉というサイトはあるんですが、
そのサイトはお坊さんがお悩み相談に答えるという、そういうサイトでございます。
これを聞いている方もですね、もしお悩みがあって、人生の悩みがあって、
誰にも打ち切られないような悩みがあるのであれば、ぜひご利用していただければと思います。
では早速答えていきたいと思います。
20代女性の方からのお悩み相談です。
題名が、先延ばし癖が嫌になります、という題名ですね。
私には先延ばし癖があります。
特に、期限がまだ先のものや、取り組みに時間がかかるものです。
例、卒業論文、旅行の計画、漫画作成など、漫画作ってるんですね、すごいな。
皿洗いや洗濯、掃除、簡単な課題などはさっさと終わらせられるのですが、
上記のような課題となると一気に腰が重くなり、YouTubeやTwitterなど楽に得られる快感に逃げてしまいます。
そして直前になってもっと前からやっていればこんなに苦しまなかったのに、と後悔を繰り返す日々です。
そんな自分が嫌になり、自己嫌悪に陥ってはまた逃げる、という悪循環の中にいます。
どうすれば先延ばし癖を治し、自分に自信が持てるようになるのでしょうか、といったお悩み相談でございます。
はい、うん、なるほど。
いやね、これを読んでてまるで自分のことのようだと思ったのが第一印象でございます。
なかなかやっぱりね、先延ばし癖っていうのは難しいですよね。
これを先延ばしないですぐに何でもその場でやるっていうふうにできる人ってすごいですよね。
とはいえですね、何らかのお答えをしなければ今日の放送は成り立ちませんので、
私の場合、お寺での生活、修行中のお寺での生活ですね、特に、それをもとにお答えしていきたいなと思います。
はい、今の質問を聞いてですね、思ったんですけども、5つの習慣というものを実践するといいのかなと思います。
はい、その5つというのは何かというと、まず早起きをするということ、あとは瞑想、静かに過ごす時間、一日の中で空白の時間といったらいいんでしょうかね。
何の目的もない、ぼーっとするとちょっと違うんですけど、瞑想する時間っていうのを作る、今ここに集中をするという習慣、そして規則正しい生活をする習慣、そして最後は習慣というか、自分の所有物を最小限にするということですかね。
はい、どういうことかと言いますと、まず1つ目の早起きの習慣なんですけども、お寺というのはですね、早起きなんですね。
私が修行した福井県にある大本山永平寺では、夏だと朝の3時半起床でしたね。
寝坊したいと思ってもですね、できないようにできてるんですよ。
どういうことかというと、修行僧が寝る場所っていうのは決まってまして、座禅堂で寝るんですね、永平寺の場合は。
その座禅堂で寝てるんですけども、朝3時半きっかりにですね、大きなベルみたいなものをですね、鳴らすんですよ。ガランガランって。
それを聞いたらもう飛び起きますよね。びっくりしてっていうよりかは、やばいとかまずいっていう気持ちの方が大きいんですけどね。
それじゃいけないんですけど、朝のベルの音、これを心霊って言うんですけど、心霊の音を聞くとですね、
5つの習慣を取り入れる
もう飛び起きて、みんな修行僧はね、パパッとさっさと布団を片付けて、座禅堂から出てね、
次に始まる座禅の支度をするっていうわけなんですよね。
質問者さんの答えとは少し違うかもしれませんけども、早起きをすると時間がいっぱいできるんですよ。
やっぱりね、やるべきことっていうのはできれば朝、午前中にやったほうがいいのかなというところから早起きをすることで時間ができる。
時間ができるから大きなことにも取り掛かりやすくなるという部分はね、あるんじゃないでしょうか。
はい、次にですね、瞑想という習慣ですね。
私どもの宗派、曹洞宗は座禅をする宗派ですね。
座禅と瞑想が一緒なのかというとですね、これは違うんですけども、
とはいえね、それはどちらかというと修行僧からの立場での話であって、
一般の方にとっては座禅と瞑想は似ているものとして捉えていただいてね、
あんまり変わっていいのかなという意味は私なんかは個人的に思います。
他の人、他の僧はどういうかは分かりませんけども、私は座禅と瞑想はほとんど一緒というふうに思っておりますので、
そういった座禅をする習慣、瞑想をする習慣ですね。
座禅じゃなくてもいいんですけど、目を閉じなくてもいいですね。
心をね、静かにする時間ですね。
一番いいのは自分の呼吸とか、自分の身体の動きというものに対して俯瞰をする。
第三者の視点で見るかのようにね、自分の体としてじゃなくて誰かの体かのように俯瞰して見るようなことをですね、
一日5分でいいんです。やってみてね、呼吸を整えて、体を整えて、そして心を整えるというね、
そういったことを実践していくというのは大事かなと思います。
でね、何でこれを推奨するかというとですね、簡単に言えば心を落ち着かせるということですね。
瞑想と規則正しい生活
物事を何かをね、やる時に心が慌てている状態、慌ただしい状態っていうのはね、やっぱりね、いい成果は出ませんね。
落ち着いた時の方が物事、細かいことまで気を配ることができますので、
そういった意味で物事を進める上で落ち着いた時間というのを作って、
そしてさらにですね、その落ち着いた心を持ってですね、自分のやるべきことに向かっていく。
そういったわけで瞑想、あるいは多然、そういったものをやっていただきたいなと思います。
あとは、自分の体の様子を俯瞰してみると先ほど言いましたけれども、
それっていうのはですね、同時に自分の心の様子というのをね、見えてくる部分ってあると思うんです。
やっぱりね、不安な時は不安な思いっていうのが頭の中にいっぱいよぎりますから、
その頭の中によぎっている不安な部分っていうのをですね、
今自分の心は不安なんだなみたいに、ちょっと俯瞰してみるという、そういったのも大事ですので、
そういったところもこの瞑想によって感じやすい、捉えやすいのかなというふうに思いますので、
ぜひやっていただきたいなと思います。
そして三つ目、今ここに集中するということですね。
今ここっていうとすごくめちゃくちゃ集中すると、周りが見えなくなって集中するみたいに感じるかもしれませんけれども、
そうではなくてですね、昔のこと、過去のこと、過ぎ去ったことですね、あるいは未来のこと、
そういったところに過度な心配っていうのをしないということですね。
もう過ぎ去ったことはもうどうにもなりませんから、それはそれで諦め。
未来のことというのはね、まだわかりませんから、それもですね、あまり考えないですね。
そういった意味で過去のこと、あるいは未来のことに対してあまり意識を向けないというのが、今ここに集中するということですね。
要するに今、目の前のやるべきことをやってくださいという話です。
その次、規則正しい生活を心がけるということですかね。
これもさっきも言いましたけど、お寺っていうのは非常に規則正しい生活ですね。
先ほど言いましたように朝3時半に起きて、3時40分、50分ぐらいからですかね、座禅をして、
そこから40分座禅をして、4時半、4時半まで座禅。
4時半まで座禅をした後に、ちょっとだけ小休憩があって、その後朝のお勤め、朝のお経ですね。
お寺での朝のルーティン
朝のお経が始まって、それが1時間半、5時ごろからお経が始まって、6時ちょっと過ぎぐらいまでお経がつくんでしょうかね。
6時過ぎまでお経が終わったら、その後は座禅堂で、座禅をしながら朝ごはん。
朝ごはんっていうのはお粥ですね。お粥をいただく。それが大体3、40分ですので、7時ぐらいまで。
7時ぐらいまで朝ごはんを食べたら、すぐに着替えて朝掃除です。
回廊清掃と言いましてね。平平寺という場所が山の斜面に作られているんですけども、そこは山の斜面に作られている建物をつないでいる回廊と呼ばれる、要は廊下です。
廊下があるんですね。この廊下が全部階段とかでできてるんですけど、全部毎朝吹き上げるんですね、修行僧が。
汚かろうが綺麗だろうが関係ないんですね。とにかくやるんです。
というようなことをやりまして、大体8時前ですね。7時40分、7時50分ぐらいに終わるんでしょうかね。それが朝のルーティンですね。
その後はその日の行事をやるんですけども、何かやるべき行事があれば行事をやりますし、何もなければサムと言ってお掃除をしますし、とにかくそういった形で規則が決まっているんです。
規則に決まっているということは、今日は何しようかなって考える必要がなくなっているんですよね。やるべきことが決まってますから。
なのでそこに咲く労力がなくなるということですね。そこに対して何しようかな、エネルギーを使わないので、やると決めたらやるんで。
というところで、こういった生活習慣というのを決めておけば、自分のやるべきこと。
この方の場合だと卒業論文とかですね、そういったものもこの時間になったらやりますと決めておけば取り掛かりやすいんじゃないでしょうか。
次、物を最小限の所有にするということ。
信じられないかもしれないですけども、お寺の生活というのはですね、修行中の生活というのはですね、携帯電話とかお財布とか、
おおよそ皆さんが普段の生活で持っているものってほとんど持ってないんですね。
何を所有しているかというと、王陵器と言われる食器です、自分専用の食器。
食器を持っているのと布、あとはお袈裟ですね。
お袈裟というのは着物の上に着る僧侶の赤身のみたいな布のことなんですけども、
お袈裟、着物、そして食器、自分専用の食器、その3つが最低限必要だということで、
この3つさえ持っていればとりあえずお坊さんの生活はできます。
実際にはね、その他にも下着だったりとか、あと髪の毛をするための髪刷りだったりとか、
そういったものを所有はするんですが、基本的にはその3つで十分だということで、
そういった形で物をなるべく持たないこと。
そうすることで木が散りにくいですよね、物を持ってないですから。
あれはどうしよう、これはどうしようって思いようがないんですね、持ってないですから。
だから、そういった物を少なくすると木が散りにくくなるというふうに言えるのかなと思います。
木が散りにくくなれば自分のやるべきことに目を向けやすくなる。
要は断捨離のことですね。
断捨離という言葉は最近いろんなところで聞くのかなと思います。
断捨離をすれば生活が整うというね、生活が極めくというね、そういったフレーズも聞いたことがあります。
この断捨離を実践することがこの5つ目、所有物を最小限にするというところでございます。
まとめ、お寺の生活から先延ばしをしないコツということでお話をさせていただきました。
1つ目、早起きの習慣。
2つ目、瞑想の実践。
3つ目、今ここへの集中。
4つ目、規則正しい生活。
5つ目、最小限の所有。
ということでございます。
これらを日常生活に取り入れていただくことで先延ばしする習慣を少しずつ改善できるのかなと思います。
皆さんも自分なりのやり方で今日ご紹介したこれらのコツを試してみるというのはいかがでしょうか。
では本日は初のサイトに寄せられたお悩み相談、先延ばし癖が嫌になりますということに対してのお答えでした。
伝条院副住職の公文でした。
ではではまたね。
17:48

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