▼お悩み相談・リクエストボックス
https://forms.gle/mmwtAribqPbMZCxj8
今回は「ハスノハ」に寄せられた美容に関するお悩み相談を取り上げます。
メイクや美容院が苦手だけれど、一流の成功者を目指すなら美容に力を入れるべきか――そんな葛藤に、曹洞宗の教え「威儀即仏法 作法是宗旨」を踏まえながらお答えしました。
修行道場で叩き込まれる身だしなみや作法が、実はどんなふうに日常生活や自己成長に活かされるのか。
成功者の真似から学ぶ姿勢など、興味深いお話が詰まっています。
ぜひお聴きください。
#ハスノハ #お悩み相談 #美容 #メイク #セルフカット #成功者 #威儀即仏法 #曹洞宗 #作法 #スタエフ #僧侶 #仏教 #人生相談 #自己成長 #副住職
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stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f5a393ff04555115dcb4f8e
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メイクや美容院が苦手だけれど、一流の成功者を目指すなら美容に力を入れるべきか――そんな葛藤に、曹洞宗の教え「威儀即仏法 作法是宗旨」を踏まえながらお答えしました。
修行道場で叩き込まれる身だしなみや作法が、実はどんなふうに日常生活や自己成長に活かされるのか。
成功者の真似から学ぶ姿勢など、興味深いお話が詰まっています。
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サマリー
このエピソードでは、美容に関する悩みを通じて、修行や日常の動作が仏道修行の一部であることが語られています。特に、相当宗の教義に基づいて、身だしなみや作法の重要性が強調されています。成功者になるためには、まず成功者の行動を模倣することから学び始める必要があります。基礎を徹底的に習得し、徐々に自分のスタイルを確立していくことが重要です。
お悩み相談のテーマ
おはようございます。コウブンです。
栃木県の片田舎にある連城院というお寺で、副住職をしております。
今日は久々にですね、お悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会というのは、
蓮の葉というお坊さんが答えるお悩み相談サイトというものがございまして、
そちらに寄せられたお悩み相談を、私、コウブンが答えるといったものでございます。
では、早速お悩み相談の方に行きたいと思います。
20代の女性の方より、タイトルが美容です。
はい、では本文の方です。
美容について悩んでいます。
私はメイクが嫌いというか苦手で、すっぴんで外に出たりします。
顎だけがコンプレックスなのでマスクをしていますし、
顔が濃くてはっきりした感じなので、すっぴんという感じがしなくて、
人に見せられないという感じはしないのです。
顔がいいというのかも、美容院も嫌いで、セルフカットをずっとしてきました。
染めるのもめんどくさいので、もうやめようかと思っています。
だけど、成功している人も芸能人も美人も、みんな美容に気を使っていない人は見たことがありません。
気を使っていない人に憧れたりするなんてありえないし、
私は一流の成功者になりたいと思っていて、
そういう人たちって絶対華やかで綺麗なので、
そういうことをしないと一流には絶対なれないのでしょうか。
それとこれとは関係ないとは思いますが、
基本的なやりたくないことをしない人として、きれいにきちっとした人にはなれないのでしょうか。
顔に何かを塗らなくても、ゼルフカットでも別にいいのでしょうか。
私は変わり者だとは思いますが、どうなんでしょうか。
したくないことというか、こだわりが多いんです。
というお悩み相談でございます。
相当宗の教義の解説
美容に関するお悩み相談。
美容に関するというか、美容を通じて自分のやりたいことやりたくないことをやるべきなのかやらないべきなのかというお悩み相談です。
私の宗派、相当宗という宗派です。
この相当宗ではこのような言葉がございます。
意義即仏法、作法これ修士。
とても難しい言葉ですよね。
これをちょっと解説しますと、
日常の稲荷や動作全てが仏道修行であるというような意味です。
この言葉が私たちの宗派、相当宗では根本教義というところですかね。
この言葉を示す通り、日常の稲荷とか動作をすべてきちんと丁寧に行うということをとても大事にしているんですよね。
なので、相当宗の場合の修行に行くと、
とにかく最初は徹底的に作法とか身だし並み、
そういったところをビシビシと先輩の和尚さんから指導されるんですよね。
まず入った初日は着物の着方からですよね。
私は2回修行に行っておりまして、1回目の修行の時は本当に何も知らない状態で行きました。
それこそ着物の着方なんて全然わからない。
お坊さんの格好というのは、着物、いわゆる浴衣をちょっと大きくしたようなものですよね。
そこに時期凸といわれる僧侶の衣、袖が長いやつなんですけれども、
そこのさらに最後に大きさというものをつけるのが、それが基本の僧衣といわれるスタイルなんですけれども、
全くそういったことがあるということも知らずに修行に行ったんですね。
なので最初は着物の着方から。
修行道場に行くときは着ていくんですよ。
だけどそれも私の親、あるいは師匠だったかな、どっちだったか覚えてませんかね。
誰かに着方を教わって、それなりの雰囲気でなんとなく形を整えて行ったんですけれども、
先輩らお嬢さんから早速怒られるんですよね。
なんて格好してるんだと。お前は何をしに来たんだと怒られて一回脱げと。
一応修行に入るにあたって整えたつもりの格好で解かされて、全部外されて身に着けているものを。
着物の着方、一からですね。
着物というのは肌着の上に、肌着というのはいわゆるTシャツになるのかな。
Tシャツとかパンツとかそういうものですけど、その上にジュバンといわれる着物用の肌着みたいなものがあるんですね。
ジュバンを着て着物を着て、そしてその上に時期凸という衣ですね。
着てっていう形をするんですけれども、それを本当に一からですね。
やっぱりね、その基礎と部分というのを知らないときちんとね、その後が大変になっちゃうんですね。きちんと着れないと。
例えば、ジュバンを着てね、その上に着物を着るわけですけども、そのまま着ちゃうとですね。
ジュバンの袖の部分、ジュバンの袖の部分と着物の袖の部分というのが重ならないで、なんていうのかな。
腕の中でぐちゃっとしちゃうんですね。
ジュバンの袖が着物の袖と重ならずに、なんていうのかな。
身体の中で、身体の中っていうと変だな。着物の下にぐちゃぐちゃってなっちゃうんですね。
それを最初の段階で、紐とかを締める前にきちんとね、着物の中にジュバンの袖を入れるという作業があるんですね。
そういったものを知りませんでしたから、そういったことをしたりとか。
あとは襟の位置ですね。襟の位置を左右均等にしないと着物というのが偏っちゃうんですね。
特に裾がね、裾の位置がずれちゃって、やっぱり格好悪いんですよ。裾というのがきちんと揃ってないとダメですからね。
なのでそういった裾の揃え方ですね。襟をきちんと左右均等にして裾を揃えて、そこに腰紐をつけて帯をつけてという形でね、そういったところを位置から丁寧に習って。
やっとね、ちゃんとした修行道場に入る形を整えるというわけなんですよね。
修行の実践と身に染み込む過程
そうして始まった修行。まず最初に徹底的に教えられるのはね、朝の食事の作法を徹底的に教えられるんですね。
もうこれはね、本当に1から10まですべて動きが決まっているんですね。
簡単に説明しますと、朝の食事、曹洞宗の修行道場の朝の食事は、お粥を食べるんです。
座禅をしながらお粥を食べる。ということで、座禅をした状態で朝の食事専用の食器、大寮器と言うんですけど、
その大寮器を自分の目の前に広げるんですよね。広げるって意味がわからないですよね。
大寮器ってどういうものかと言いますと、ロシアの方にトリョーシカというおもちゃなのかな、
大きい人形の中にその下に小さい人形が入っていて、その小さい人形の中にまたそのまた小さい人形が入っていて、
それと同じように大きい器の中にそれより少し小さい器、その小さい器の中にまたさらに小さい器という形で、
そういう入れ子構造になっている器なんですね。大寮器と言う。そこに大寮器の下に敷く下敷きみたいなもの、
プラス膝掛けですね。膝掛けとお箸とサジ、スプーンですね。
食器を洗うための道具、節って言うんですけど、そういったものが入っていると。
そういったセットになっているものが一つにまとまっているんです。
それを自分の座禅をしている自分の目の前に広げて、きちんと丁寧に定められた手順で広げていって、並べていってという形をとるんですね。
それが本当に覚えるのが大変なんですよ。
今聞いただけだと簡単そうに聞こえますけど、どのタイミングで何をどこに置くかというところを、
完璧に手順通りにやらなくてはならないんですよね。
そういったことをきっちり徹底的に最初は教えられるというものが、
相当宗の最初の方の試練、修行道場の最初の試練がそういう形なんですよね。
そんな形で朝の食事の作法とかを身につけたら、今度はお経の読み方とか、
あとはお経の読み方だけではなく、
修行道場のないお寺の中を歩くときの歩き方とかで、
人と人とがすれ違ったときにどういう風に挨拶をするのかとか、
言葉遣いとかね、言葉遣いというか何ていうのかな、
うーん、何てこれを説明したらいいのかな。
何かを、例えばですね、さっき言った朝の食事。
朝の食事は座禅僧でいただくというお話をしましたけれども、
その朝の食事を座禅僧で座禅をしながらいただくということは、
座禅をしている食器を広げた人に対して、食事を休止しなくてはならない係があるんです。
じゃないとね、みんな動いている状態だと座禅もできませんから。
というわけで休止をする。
その休止をするときに、休止係の人は、
その食べ物、朝で言えばお粥ですよね。
お粥を調理室、天土寮という調理室があるんですが、
そこに行って、そこから座禅僧に運ぶわけです。
なので、調理室に行って、出来上がったお粥を取りに行くんですけど、
そのときにまたね、決まったセリフがあるんですよ。
そのセリフを言って運ぶんですけど、
そのセリフを言う際に決まった文言を言わないと、やり直しと言われるんですよね。
ちょっと意地悪ではあるんですけど、それぐらいね、
そういう言葉遣いであったりとか、
あとは動き、作法であったりとか、
そういった立ち振る舞いですね。
立ち振る舞いというものを徹底的に最初は、
いわゆる小刀手流の型にはめて、それをやれと言われるんですよね。
それが覚えるのが最初はきついんですけど、
実はですね、そういう型というものも覚えて、
だんだんだんだん体に染み込んでいくと、
もう無意識にできるようになってくるんですよね。
特に、ここはこうして、ああしてなんて思い出さなくても、
体が勝手に動くというような状態ですね。
だいたい2、3ヶ月かかるかな。
そういったところで、初めて私たちの修行というのは、
第一段階は始まってくるという形なんですよね。
体に染み込んでからね。
そうなんです。
体に染み込んできたときに、やっと、
成功者の真似から始める学び
例えば食事の有難味とか、そういったところに意識が向けられるんですよね。
お経の意味とかね。
ということで、何が言いたいかというと、
何かをするというときには、
まずはですね、何かを行うには、
例えば先輩方がやってきたことであったりとか、
伝統であったりとか、
そういったところのやり方を、
まずはそっくりそのままやってみるというところから始めるのが、
学ぶということなんですよね。
そういったところで、
いろんなお作法とかやっている中で、
そういったことが自然に身についた中で、
これは一体何のためにやるんだろうかとか、
ここをこうすればもっと良くなるんじゃないかとか、
そういった考えが生まれてくるというわけなんですよね。
つまり何も知らないうちに、何もできないうちに、
何かを成し遂げようとしても、それは難しいんですよね。
それは何も知らないということですから。
自分が成功者になりたいというのであればね、
この相談者さんが言うように、
成功者になりたいというのであれば、
まずは成功者の振る舞いを真似をしてみるというところから、
やっぱり始まるんじゃないでしょうか。
とにかくね、意味は分からなくてもいいんです、最初は。
自分がこうしたい、ああしたいという考えは置いて、
まずはやっている人の真似をしてみると。
真似をしてそれがだんだんと体に染み込んで、
もう本当に息をするくらい当たり前になった時に初めて、
自分のやるべき方向性とか、
あとはなぜこういう立ち振る舞いを先輩たち、
成功者たちは行ってきたのかというのが分かってくるんですよね。
これはまさに身につけるということですよね。
身についてからこそ自分のやりたいことというものが
できるようになってくるということなんですよね。
これはきっとね、いつの時代でも世界中のどこでも
同じことなんじゃないかなって私は思います。
なので、この相談者さん、自分がメイクは嫌いだとか
いうようなことをおっしゃってはおりますけれども、
だけども同時にそういう成功者の姿というものにも憧れている。
そして自分自身も成功者になりたいというふうに言っている。
であれば、であればですよ。
まずは、うむも言わさず、その憧れの人、目標とする人のやり方、
日常をね、徹底的に真似をするというところから始めてみると
いいんじゃないでしょうか。
やりたくないとか、やりたいっていうのはその後の話ですよね。
まずは徹底的にやってみる。
ということです。
基礎の習得と自己流の確立
言い方を変えるのであれば、基礎を徹底的にまずは身につけるということですよね。
スポーツの世界なんかが一番わかりやすいと思うんですけれども、
例えば野球ですね。
この相談者さんはどうやら女性の方ですので、もしかしたらピンとこないかもしれませんが、
私は男性ですので、つい男性がよくやりそうなスポーツで例えてしまうんですが、
例えば野球であれば、今大谷選手、メジャーリーガーの大谷選手っていらっしゃいますよね。
素晴らしい選手です。
それこそ尋常じゃない活躍をされている、そういったとてもすごい大谷選手。
おそらく大谷選手も一番最初は基礎をやったんじゃないかなと思います。
だって基礎をやっていないで、いきなり大谷選手が出来上がるとは思えません。
何も知らない状態で、いきなりあのすごいバッティング、あるいはピッチングが出来るとは思えません。
ちゃんと受け継がれてきたというか、
野球を行うにあたって最初にやるべきことをきちんと一つ一つ丁寧に積み重ねてきて、
習得して、そしてだんだんその技量を高めていって、最終的には突き抜けていったというところですよね。
おそらくやっていないプロといわれるアスリートの人たちは、基礎をやらないでいきなり記録を出せましたとか活躍しましたという人はいないと思います。
いたとするのであれば、まさに天才ですよね。
でも天才であればもしかしたら可能かもしれない。
私たちはやっぱり本人ですよね。
だから、私たちの先輩が積み重ねてきたこと、そういった基礎というものをきちんとまずは丁寧に学んで、
そしてそれを自分の身に染み込ませて、最終的には自分流に花光を開かせるというのが一番いいのかなと思います。
相談者さん、ぜひとも、もし成功者になりたいという思いがあるんだったら、
まずはその憧れの人のやり方、メイクであればメイク、
日常の生活スタイルですよね。読書をするとか勉強をするとか。
こういう学びをしているんだといえばそういう学びをしてみる。こういう読書をしているんだったら読書をしてみる。
今は幸いにもそういった情報を手に入れやすい時代ですから、真似をしてみるんです。徹底的に。
それがだんだんと身についた時に、私はこうしたいんだよなと思ったやり方でやっていけばいいと思うんです。
そういう形でしていくというのがいいんじゃないでしょうか。
というわけで今日はここで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いていいねと思った方はどうぞいいねボタンよろしくお願いいたします。
それと人生相談、そしてリクエストなどあれば人生相談リクエストボックスというものを設置しましたので、
そちらの方にご意見をお寄せいただければ何らかの形で返答できますのでどうぞよろしくお願いいたします。
では、連常院副住職の幸文でした。ではまたね。
24:11
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