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2025-10-01 10:35

#304 禅に学ぶ成長し続けるためのヒント:初心(しょしん)

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今回はお守りのように心に持っておきたい禅語シリーズ。テーマは「初心(しょしん)」です 。

「初心者マーク」や「初心忘るべからず」など、普段何気なく使っているこの言葉 。仏教、特に禅の修行において、この「初心」は「慢心」を乗り越え、成長し続けるために非常に大切な心構えとされています 。

放送の後半では、Appleの創業者スティーブ・ジョブズが実践していた、”初心”を忘れないための驚くべき朝の習慣もご紹介します 。

何か新しいことを始めた方、慣れによって情熱を忘れかけている方に、ぜひ聞いていただきたいお話です。

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サマリー

今日は初心という禅語についての話を通じて、初心を忘れないことが成長にどのように結びつくかを考えます。また、スティーブ・ジョブズの実践を挙げて、初心を維持するための工夫の重要性を説いています。

初心の重要性
どうも、コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で、副住職をしております。
今日はですね、皆さんにぜひとも覚えていただきたい禅語のシリーズをお送りしたいと思います。
禅語というのはね、座禅の禅に言語の語と書いて禅語。
つまり禅の言葉ということですよね。
この禅語の特徴としましては、その言葉自体に答えがあるというよりかは、
その言葉が何かヒントになるような道を指し示すような、そういうものが多いのが特徴なんですね。
なので、この言葉をこれから伝える言葉、そうですけども、過去に放送した内容もそうですが、
ぜひともお守りのように大事にしていただいて、
そして自分がもし迷った時、苦しい時、そんな時に活用していただきたいというふうに思うわけでございます。
というわけで、今日皆さんにお伝えする禅語というのは初心ですね。初心。初めての心の初心です。
これはね、禅語というよりかはもはや普通の言葉、一般的な言葉ですよね。日常的に使う言葉なんですけども、
禅語とわざと言っているのは、あえて言っているのは、よく使うからなんですね、禅の世界でも。
大事にしているということなんですね。
なので、改めて初心って何だろうというようなことを考えてみる意味をも含めて、皆さんにお伝えしたいなと思ったわけでございます。
初心という言葉ね、よく使われる、初心者というような言い方はよくしますよね。
初心者といえば、私が今一番最初に思いついたのは、車の初心者マークですかね。
初心者マークというと、免許取り立ての最初の1年は必ずつけなくちゃならないみたいな、そんなルールがありますよね。
つけました、皆さん。私はつけた覚えはあんまりないんですけど。
ともかく、初心者というと、何か物事を始めたときの、最初の、まだまだ始めたて、産むな頃みたいな、そんなニュアンスが初心者ですよね。
仏教における初心
そういう使われ方もしますし、あとは初心忘るべからずという有名なことわざがありますよね。
これは使う場面でいうと、何か失敗したときなんかが多いのかな。
あとは何か新しいことをチャレンジするときなんかも多いかもしれませんね。
失敗したときといえば、仕事で失敗しちゃったときに、お前、会社に入ったときにこうやって習ったろみたいな、そんな風に叱られたことってないですか。
私はいっぱいあります。
よーく昔、会社の、もともとサラリーマンやってたんですけど、そのときに叱られて、最初に教えたろというふうに言われました。
初心を忘れるんじゃない、みたいな、そんな言い方をされたことが思い出されます。
他にも、何か新しいことをチャレンジするときに、初心を忘れないようにしようと。
何か今まであったものを一旦ちょっと捨てて、最初に初めて望むということですから、
今のこの高ぶった気持ちを忘れないようにしよう、みたいなことで、初心を忘れない、初心を忘るべからず、みたいな、そんな使い方もしますよね。
仏教ではどうなんだというと、ほぼほぼ一緒なんです。
意味あえて言うと、なんだって思った人たち、確かにちょっとがっかりさせてしまうかもしれませんが、
仏教においてどういうときに使うかというと、これは修行中に使う言葉として多いですかね。
修行中の心構え、みたいな感じですね。
どういうことかと言いますと、仏教では、特に禅では、修行というのをとても大事にするんです。
修行、修行生活ですね。
その修行生活は何なのかというと、ざっくり言うと、私たちの生活習慣を改めるような機会と言ったらいいんでしょうか。
それだけは目的ではないんですが、日常の生活を整えていくというのが最大の目的ですね。
なので、修行に慣れてくると、だんだん体が覚えていて、勝手にと言うとちょっと語弊があるか、何も考えずに物事を進めるようになってくるんですね。
例えばお経を読むときとか、最初は覚えてないですが、一生懸命一生懸命間違えないようにと言って、
頭の中で次の経は何だというのを考えながら読んでいたんですが、慣れてくると、次は何の経でしょう、みたいな。
はいはい、分かっています、分かっていますと言って、間違っちゃったりしても、ああ、やっちゃったなんて軽い気持ち。
そうなっちゃうんですね、修行中だとしても。
そのような心というのは、修行というものの妨げになるというふうに考えているんですね、仏教では。
なぜなら、そういった慢心の心というのは、そこで成長を止めてしまう。可能性を狭めてしまうから。
だから初心を忘れてはいけないんだ、慢心を持ってはいけないんだというふうに言うんですね。
最初の頃、修行に入る前は、何年やるかというのは、例えば一年だとしたら、この一年間はしっかり修行するぞと。
お経はバッチリ覚えて、作法はきっちり覚えて、お寺帰ったらちゃんとやるんだ、みたいな。
そういうふうに思うんですね、最初はね。
その心というのは、とても尊いことである。
どうしても時間が経って慣れてくると、そういった最初に思っていた心というのを忘れてしまい、いつしかいい加減になってきてしまう。
本来生活習慣というものをきちんと丁寧に行うはずが、だんだんと横着してしまう。だから初心は忘れちゃいけません。
これが仏教的な捉え方、これが初心ですね。
なので皆さんが一般的に使っている考え方と大きく違いはないんです。
初心を忘れてしまうということは、成長を止めてしまう、可能性を狭めてしまう。
だから毎日フレッシュな気持ちで臨むというのが大事だったよということですね。
スティーブ・ジョブズの実践
余談なんですけども、アップルの創業者、アップルコンピューターってありますよね。
iPhoneとかMacBook、MacBookとかの、あれを作っている会社のアップルの創始者の一人のスティーブ・ジョブズさんという方いらっしゃいますね。
スティーブ・ジョブズさん有名ですよね。
プレゼンテーションで有名ですけども、その方は毎朝の習慣でこんなことをやっていたそうです。
それは毎日朝起きたら顔を洗います。
その時に鏡を見て自分の顔を見つめてこうつぶやくそうです。
今日が自分の一生の最後の日だったら、自分の一生が今日の最後の日だったら、
自分は何をするんだろうかって問いかけるそうです。
これはまさにその初心というものを忘れない、満身を伏せるための、いわゆる実践的な方法の一つだと思うんです。
スティーブ・ジョブズさんも偉大な経営者、偉大なプレゼンターの、
スティーブ・ジョブズさんも実践していたその初心を忘れない方法。
皆さんもぜひ同じことをやるとは言いません。
ただ初心というものはとても大事なんだということだけを、
今日持ち帰っていただいて、もしよろしければジョブズさんみたいに、
毎朝の習慣のどこかに初心を忘れない工夫を取りいただけたら、もしかしたら、
皆さんの自身が、皆さんの人生がより良いものに変わるかもしれません。
というわけで、今日のお話はここで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いて、いいねと思った方はどうぞ、いいねボタン、またフォローとか、
そういったものを教えをお願いいたします。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
またフォローとか、そういったものを教えをお願いいたします。
それと、このような禅の言葉、仏教の言葉、お坊さんの生活みたいなことで、
ちょっとこれってどういうことみたいなことがあれば、何でもいいんで聞いてください。
コメント欄、あるいは概要欄の方に貼ってあるフォームの方から、
質問をしていただければ、必ずお答えします。
どうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、蓮城院副住職の幸文でした。ではまたね。
10:35

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