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#373  職場での不公平感から解放されたい。人と比較してしまう苦しみへの処方箋
2026-05-05 11:48

#373 職場での不公平感から解放されたい。人と比較してしまう苦しみへの処方箋

▼お悩み相談・リクエストボックス
https://forms.gle/mmwtAribqPbMZCxj8

職場での「自分ばかりが損をしている」という不公平感から抜け出し、心を整えるためのヒントを仏教の視点でお話しします。

今回はお悩み相談サイト「ハスノハ」に寄せられた、過酷な労働環境で苦しむ30代男性のご相談に向き合いました。

「同僚は21時に帰るのに、自分だけが深夜まで…」
そんな怒りや悲しみは、あなたが悪いのではなく、限界まで追い詰められた心の悲鳴かもしれません。

番組内では、仏教の教えである「正命(しょうみょう)」を交えながら、歪んでしまった「物差し」の正体や、自分を大切にするための考え方について解説しています。

今の場所だけが世界のすべてではありません。
少しでも心が軽くなるような「逃げ道という名の安心感」を、一緒に見つけていきましょう。

#副住職 #蓮城院 #禅 #お悩み相談 #仏教
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感想

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00:04
どうも、コウブンです。 栃木県の片田川にある蓮城院というお寺屋で、副住職をしております。
今日は、お悩み相談会をお送りしたいと思います。 このお悩み相談会というのは、
端の端というお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイトというものがありまして、 そちらに寄せられたお悩み相談を私、コウブンが答えるというものでございます。
というわけで、早速行きたいと思います。 30代の男性の方より、タイトルは
職場での不公平感から解放されたい。 となっております。では早速、私はサラリーマンをしており、 つい最近、過労によるうつ病で休職しました。
現在は復職しており、問題なく働けておりますが、 不公平感に常に苛まれています。
私は月の休日が3日しか取れないほど働いているのに、 私に仕事を振る他の部署の同僚は、毎日20時か21時頃にはさっさと退勤してしまいます。
職場の上では、私が担当する仕事には違いないのですが、 その同僚は、私の進捗報告の会議の報告などのメール連絡で、
十分であろうと最時に毎日呼び出すために、 私が実際に手を動かして自分の仕事ができるのは、夜21時を過ぎた頃からです。
私が毎日何時間も会議室に押し込まれ、出席を怠ると失席される立場だと知っていて、 なお、平気で業務を私に手渡して早々と帰る姿に怒りを覚えてしまいます。
先日、とうとうその同僚に対して、あなたが毎日不必要な会議に呼びつけるから、 実動が遅れているというのに業務の進捗ばかり、
最速するのはどういった要件か、そんなに早くしてほしいのならば、 自分も少しは残業して手伝うなり、会議の頻度を減らすなり、 頭か手のどちらかくらいは使ってはいかがかと声を荒げてしまい、
03:01
その同僚を職場で泣かせてしまいました。 残業代が少ないため、残業するほど時給あたりの待遇は悪くなります。
理屈では、私と同僚の業務範囲は異なることはわかっているのです。 ただそれでも、私は同僚よりも苦労している、自分ばかりが損をしているというふうに他人と比較して、不公平感をずっと感じてしまいます。
私はきっと、職場のメンバーから客観的に見て、嫌な人間です。 比較から抜け出すにはどのようにすればよいのでしょうか、というご相談の内容でございました。
この内容を見て、まず最初に思ったのは、毎日夜遅くまでの仕事は本当にお疲れ様ですというところですね。
しかも月にたった3日しかお休みがないと、しかも苦労からの給食を経て復帰されたということですよね。
ここに至るまで、この相談者さんが背負ってきた重さというものは、私の想像を超えるものがあるのではないかと思いました。
まずはそのお体と心のがんばりに深く敬意を表したいなと、そういうふうに思いました。
このご相談の中で、先日同僚の方を泣かせてしまった、そんなふうに書いてありますけれども、
それは相談者さんが鬼のような人間だからというわけではなくて、限界まで追い詰められた人間だから、そこから漏れていた悲鳴みたいなものだったのではないかと思うんですよね。
でもちょっと待ってみてください。ゆっくり考えてみたいと思うんですが、本当の苦しみの原因はどこにあるんでしょうか。
自分よりも早く帰る同僚が羨ましいというところでしょうか。それとも無駄な介入を強いる同僚のことなのでしょうか。
そうじゃないですよね。おそらくはこの相談者さん、仕事を通じて安らぎのある時間、そういうものを作れない、そこに偉大なするんじゃないかなというふうに思うんです。
06:07
そこが苦しみの原因なんじゃないかなというところですよね。
自分を差し置いて他の人はノーノーと楽しんでいる。そのように思ったらいてもたってもいられない。そういう感情なんじゃないかなというふうに思います。
ご質問では、非核から抜け出すにはどうすればよいのかというふうに問いをしている、問いを持っているということなんですけれども。
正直に申し上げますと、人間は完全に非核から逃れるということはできないと思います。お坊さんでもね。
だから非核そのものを消そうとするというよりかは、何と非核をしているのか、その物差しさは本当に正しいのかというところを点検してみるというのはいいんじゃないかなというふうに思います。
例えば、相談文の中で、同僚は20時か21時に退勤すると書いてますよね。
でも本来20時から21時あたりというのは、さっさと帰るの時間ではないですよね。
普通に考えて結構残業しているというふうに言えるのかなと思います。
この相談者さんの中で、いつの間にか異常な働き方というものが標準になっている。物差し自体がもうおかしくなっているというところがあるんじゃないかなと思います。
仏教には正名、正しい命と書いて正名ですね。そういう教えがあるんですよね。
これは八性道といわれる八つの正しい生き方の一つなんですが、自分の命を損なうような生計の立て方というのは正しくないよというようなそういう教え。
自分の心身と心を犠牲にして働き続けること、これは仏法から見ても本来の在り方ではないということなんですね。
ではどうすればいいのかという部分ですが、まず自分はどこに苦しんでいるのか、何に対して怒りを抱いているのか、そこを少しだけ見つめ直してみる。
09:02
これが大事じゃないかなと思います。自分自身の心と向き合ってみるということですよね。まずはそこから始めてみる。
それと、今いる自分の環境はこれが本当に自分にとって適切なのか、それについても改めて考えてみるというのはいいんじゃないかなと思うんです。
他人は自分の思う通りに動くということはないですよね。自分が一生懸命働いているから他人もそれに倣って一生懸命働くということはあり得ません。
できれば自分がより良い状況になるためにはどうしたらいいのか、そういうふうな考え方にシフトするということが大事じゃないかなと思うんですよね。
それは場合によっては今の仕事を離れてみるという道かもしれません。でも今すぐ何かを決めるという必要はなくて、ただ今いる場所だけが世界ではないというふうに知るということ。
そのために準備を少しずつ重ねるということ。それだけで心に余裕は生まれるんじゃないかなと思うんです。
自分の得意な分野に目を向けてみるとか、別の道があるということを知っておくということとか、何でもいいんです。
逃げ道があるという安心感そのものが今の苦しみを和らげるというふうになるんじゃないかなと思うんです。
そうすれば同僚が先に帰ったとしても自分には他にできることがあると、少しでも心に余裕が生まれるのではないでしょうかね。
今のまま何もしないでいれば環境はずっと変わらないと思います。待っているだけでは変わらない。
だからこそ、まずは小さな一歩から、ご自身を大切にする方向へ思えてみるということ。
これが仏法でいう正妙への正しい歩み方ということなんですよね。
このようなアドバイスとさせていただきたいと思います。
では、今日のお話はここで終わります。今日のようなお話、また聞きたい方はどうぞリクエストよろしくお願いいたします。
では、連常院副住職の幸文でした。ではまたね。
11:48

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