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2024-08-21 18:59

#69 自己肯定感を育てる〜仏教の教えで紐解くうつ病との付き合い方〜

🙏 副住職コウブンのお悩み相談室 📮

今回は、リスナーさんから届いたお悩みレターに答えます。うつ病と副業の狭間で悩む方へ、仏教の視点からアドバイス。「自分は怠け者なのか?」という疑問に、一切皆苦、諸行無常、中道の考え方を交えてお答えします。悩みを抱える方、そして人の悩みに寄り添いたい方、ぜひお聴きください。瞑想のコツもお伝えしています。あなたの心に響く言葉が見つかるかもしれません。

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00:06
おはようございます。コウブンです。
都知事県の片田川にある弁城院というお寺で、福住職をやっております。
本日はですね、お悩み相談会をお送りしたいと思います。
本日のお悩み相談は、私のところにデータ機能を使ってですね、直接届いたものをお伝えていきたいと思います。
お悩み相談というのは、私がね、上手に答えられるかどうかというのは、
さておき、自分のね、深い思いというのはですね、少しの勇気を出して伝えてくれることで、
その時点でね、結構心の地というものを晒しただけでもね、十分に効果あると思いますので、
どうぞ皆様も積極的に活用していただければと思います。
はい、では早速お悩み相談の方に行きたいと思います。
お名前はね、出させていただきます。
お世話になっております。今回は相談させていただきたくデータをお送りいたしました。
結論、自分は怠け者なのかという悩みが蔓延しているのです。
なぜかというと、現在、疾病で休職中なのですが、本業以外の副業、SNS発信やオンライン秘書は何とか自分のペースで行えているのです。
日常生活も、今はほぼ問題なく送っております。
うつ病になってからは、音や光に敏感になったため、外出に多少の制限はありますが、
それでもどうしても本業のことを考えると、うつ病の症状が出てしまうのです。
家族もいるので本当は働きたい、でも心も体も拒否し続けている。
自分は本当にうつ病なのか、ただの怠け者なのではと、自分を追い込んで悩み続ける日々です。
主治医からも調子が良ければ副職をという話も出ましたが、意欲が出ないのでといって何とか流しています。
実際趣味などの意欲は少ないです。
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難しい問題かと思いますが、仏教的観点で自分は怠け者なのか、
今後どうしていけばいいのかをお聞かせいただけると嬉しいです。
といったお悩み相談でございます。
まず、こういったお悩み相談をしていただいたことをとても感謝しております。
というのは、自分の心に抱えている悩みをさらけ出すというのは大変勇気がいることだと思うんです。
なかなか、もしかしたら笑われるんじゃないかとか、
何だそんなことを軽く見られるんじゃないかとか、
ちっぽけなんじゃないかみたいに思われちゃうんじゃないかと気にされる方って多いと思うんですよ。
だけども、そこに勇気を出して誰かに自分の心の地を明かすということは大変勇気のあることですし、
そういう行動を取れることに対してすごく尊敬をしたいなと思います。
だからそういう行動を取ってくれたことに対してありがとうとそのように言いたいと思います。
はい、その上でお悩みに答えていきたいと思います。
まずですね、この相談者さんは自分は怠け者なのかということに対してどうなのかというところを感じているということですけれども、
うつ病であるというのはね、お医者さんから言われているという通り、
やはり聞いたところうつ病の症状なので怠け者ではないというふうに私は思いました。
うつ病というもの、私は専門家ではありませんので、またさらに私自身がうつ病にかかったわけではありませんので、
どこまでわかるかというと、わからないことの方が多いんですけれども、
ただですね、この文章を読んだところ、うつ病の症状と思われるような内容がありましたので、
やはり怠け者だというよりかは病であるというふうに思います。
具体的に言うと、まずお医者さんからうつ病だよと診断されているところ、
他にも本業に関連することだけ症状が悪化するというところ、
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あとは意欲が低下してしまう、趣味とかそういうところが低下してしまうというところ、
あとは体ですね、音とか光に敏感になってしまう、
あとは自分が怠け者だというふうに責めてしまうところ、そういったところを総合して考えると、
これは私の調べた限りでは、うつ病の症状に告示しているなと思いました。
なので、まずそこがうつ病なのかなと思います。
そもそも怠け者の人だったら、やるべきことがあっても自発的に行動を起こさなかったり、
例えばこの相談者さんで言えば副業というものをやっていらっしゃるというところで、
副業すらもできない人というのが怠け者だと思いますし、
あとは家族のためにいろんな行動を起こすということもやらないというのが怠け者だと思いますから、
家族のために行動できることは、これは怠け者ではないというふうに言えると思います。
他にも随所に相談者さんが日々悩んでいるというところを見られますので、
そもそも怠け者だったら悩まないというところですので、
そういうところから考えても、怠け者ではないなというふうに思います。
最後にこの方が文章の最後の方でおっしゃっていた、仏教的観点でというところですね。
やっぱり仏教というものは、お医者さんみたいに専門的な処置、そういったものが言えるわけではありませんけれども、
それでも自分の日々生きる上での行動の自信になるような部分を補うところがやっぱり仏教なのかなと思いますので、
そういうところでお話をしていきたいと思います。
まずですね、そもそもこのうつ病になるまでの過程というのは、はっきり分かったら苦労はないよという話なんですけれども、
なぜうつ病になってしまったのかという部分ですね。
いろんな要因はあると思います。
ですけれども、私たちは仏教的な考え方ですね、そもそもこの世の中は苦しみが多いんだよという考え方、
一切回復とこれを言いますけれども、そういった考え方があります。
一切回復ってどういうことかというと、この世の中は思い通りにならないことが多い。
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だから思い通りにならないことを思い通りにしようという考えのところから、そのギャップから実際には思い通りになりませんから、
そのギャップから苦しみが生まれるんだということ、これが一切回復なんです。
なので、まずですね、相談者さんに言いたいのは、この世の中は思い通りにならないことだらけなんだよという事実がある。
そしてそこから苦しみというものが生まれてくるんだという事実をですね、まずはインストールしていただきたいなと思います。
他にもですね、あとは諸行無常という考え方。
これもね、ぜひ心の中にインストールしていただきたい考え方なんですけれども、これはどういうことかと言いますと、
この世の中のものというものとか人、あとは心の心情もすべてがずっと同じ状態にはありえない。
必ず変化をする。常に変化し続けているんだというのが諸行無常です。
ですのでね、私たちにとって楽しいこと、苦しいことというのもね、いつかはなくなるんですよね。
なので今、うつ病で苦しんでいるということもですね、いつかはなくなるんだということをね、心に留めてください。
ずっとは続きませんから、大丈夫です。
あとはですね、仏教的な視点で言いますとですね、中道という考え方があります。
極端なことをしないというのが中道ですね。
仏教の話でいうと、極端な快楽、楽しいことばっかりもダメだし、
極端な苦しみ、苦行ですよね。厳しい苦行、体を痛めつけたりとか短縮したりとか、
そういったことを極端にやるというのは良くないよという考え方がありますよね。
なので、この相談者さんもですね、何か行動するときには程々という、極端は避けるということ、
極端に頑張りすぎるとか、極端にサボりすぎるというのは避けていただきたいなと。
そういったことが肝心かなと思います。
頑張るのは悪いことではないんですけども、でも体を壊したら元も子もないということで、
ある程度のところでね、よし今日はここまでみたいに切りをつけるという考え方。
休みもある程度休んだら、よし次は仕事をやるぞと切り替えるというところ。
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そういった考え方はとても大事ですので、そこもぜひとも取り入れていただきたいと思います。
あとはですね、心がどうしようもなく不安だと聞いておりますか、苦しいとき。
人間ですからね、そういうことがあるかと思います。
ましてやうつ病の症状というものが出てきたときに、もしかしたらふと自殺をしてみたくなるとかね、
そういう話を聞いたことあります。ここから飛び降りたら楽になるだろうとかね、
手首を切ったらどうなるんだとかね、そんなことを考えてしまう瞬間があるかもしれません。
こんな時はですね、ぜひ瞑想を実践していただきたいなと思います。
相当種の考え方だと座禅なんですけども、座禅というとすごく至近が高く感じてしまうかもしれませんので、
座禅じゃなくてもいいです。瞑想ですね。
瞑想ってどうやるのっていうと、静かなところに行っていただいて、
自分の部屋があれば自分の部屋、なければ車の中でもいいですし、お風呂の中でもいいです。
とにかくね、外部からの刺激がなるべく少ないところが一番適しているかなと思います。
うるさいところよりも静かなところっていう感じですね。
そういうところで静かに呼吸をしてみる。これが瞑想ですね。
呼吸をね、自分の呼吸がどうなっているかっていうのを観察するんですよね。
私がお勧めするのは、8秒間で吐いて4秒間で吸うっていうのをカウントしてみるっていうところがお勧めです。
1、2、3、4ってそんな感じでカウントしてって、心の中で喋らなくてもいいですよ。
喋ってもいいですけど、どちらでもいいんですけども、静かにね、少しずつ増えてもいいですし、
はっきり声に出してもいいですし、声に出さなくてもいいです。
とにかくカウントをして、呼吸というものに対して注目をする。
そういうやり方が最初は一番いいかなと思います。
そういったことを10回やってみるとかね。
それだけで気が付くと呼吸に対して意識が向いている。
この瞬間は苦しい心の部分というのを離れることができるという効果があると思います。
それを瞑想をやめたらまた戻ってしまうというところはもしかしたらあるかもしれませんが、
ただですね、実際にその苦しみから離れるという体験というのが大事なんだと思います。
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ぜひそういうことをやってみていただいて、
瞬間瞬間苦しみから離れるということを実際に体験していただければ、
もしかしたら本当に苦しい時にちょっと心を一休みするということができるかもしれませんので、
どうぞしてみていただきたいと思います。
このようなアドバイス、果たして良かったのか、今自分で喋りながら少し不安ではありますが、
この言葉がぜひとも相談者さんに届いて、そして少しでも役に立てば私としては嬉しい気持ちになります。
どうぞ相談者さん、このアドバイスを聞いて少しでもより良い人生になることを願っております。
では本日のお話はここまでとしたいと思います。
今日の放送を聞いて感想、ご意見などありましたらどうぞコメント欄の方へよろしくお願いいたします。
また、今回みたいに人生相談、悩み相談等ありましたら、
ぜひともレター機能を使って直接私の方まで届けていただければお答えできるかと思います。
では、連常院副住職の幸文でした。ではまたね。
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