スピーカー 2
真夜中のことだま映画トライアングル
はい、みなさんこんばんは、松本です。こんばんは、つゆきです。こんばんは、片山です。
はい、真夜中のことだま映画トライアングル始まりました。今回は、パラレル。出た。
はい、前回の講演通り、この映画を取り上げさせていただきます。
ということで、先週もお伝えしたんですけれども、今回、田中大輝監督に呼んでいただいて。
スピーカー 3
今回、大阪シナリーブル梅田で公開の。盛り上がったみたいで。
スピーカー 2
そうなんですよ。結構ね、レッドだったんです。金曜からかな?金曜スタートで。
土曜日に行かせていただいて、ほぼ半分以上は埋まってましたね。
スピーカー 1
確かに結構人入ってましたね。僕も見に行きましたけど。
スピーカー 2
満席近かったんじゃないかな?ぐらいな感じで。
素晴らしい。
すごく宣伝も頑張っていらっしゃってですね。
これをお二人にも見ていただいて。
ちょうどこれ、きっかけが、よくこのことだまにも名前がある国見信彦さんという俳優さんが。
なぜか国見さんがこの間に出てるわけじゃないんですけれども、その舞台挨拶のMCを務めるということで、
ちょっとゲストでというか、頑張っていらっしゃる監督なので、ぜひ関西でもということで。
だったんですけど、その国見さんと話してて。
僕はね、その舞台挨拶のところで。
舞台挨拶、結構時間が短かったんで。
ほとんど、僕喋りすぎたかなっていうぐらいで。
あれだったんですか、8分とかだったんですけど。
やっぱこのことだまで2、30分話し慣れてるから、8分ってめちゃくちゃ短いなと思って。
もう終わっちゃったみたいな感じで。
スピーカー 1
あの時だって監督、「え、もう?」って言ってましたよ。
スピーカー 3
めっちゃ喋りたかった。だから今日やりたいっていうのもあるんですけど。
スピーカー 2
国見さんと喋ってたのが、片山さんとかつゆきさんのちょっと感じたこととか聞きたいよねみたいな。
ことだまでこのパラレルの回やってくださいよ的な話になったので、ちょっとお二人にもぜひお伺いしたいなと思うんですけれども。
どうでしょうか、お二人は。
スピーカー 3
僕は楽しく見させてもらって、ジャンル的には恋愛物でありホラーでありみたいなことだと思うんですけど。
スピーカー 1
今の邦画のホラーってお化け物が多い中に、このスラッシャー系というか、毎度ハロウィンみたいなね。
スピーカー 3
そこにああいうお化けみたいな様子はないんですけど、ハロウィンってそう考えたらどっちもあるよね。
スピーカー 1
そうですね。消えたりしますからね、あいつ。
スピーカー 2
そうですよね。あいつどっか行ったりしますからね。
スピーカー 3
だからそういう意味ですごい新鮮やったし、絵がやっぱりすごい力ある絵というか。
これはやっぱ田中監督すげえなって思ったし。
スピーカー 2
照明も綺麗でしたね。
スピーカー 3
あとアニメが元になった。これも田中大輝監督が作ってるっていうことですよね。
スピーカー 2
すごくないですか?
スピーカー 1
すごいですよ。
スピーカー 3
その裏設定までちゃんとしてるっていう。
スピーカー 1
アニメまで見て一切。
スピーカー 2
そうなんですよね。大阪で上映してた時に本編終わって、歌屋ささって、その後にアニメの本編と言いますか。
スピーカー 3
そのクオリティも高いし。
スピーカー 2
めちゃくちゃ高い。セルアニメーションで作ってるんで。インディースですよ。
スピーカー 3
結構壮大なドラマですもんね、あのアニメも。
スピーカー 2
しかもこれが初長編映画ということで。
スピーカー 3
すごくない?
スピーカー 1
いや、すごいと思います。本当にすごいと思います。
スピーカー 3
片山さん、大感動してます。
スピーカー 1
感動しましたよ、あれやって。あんな優しい映画久しぶりに見ましたよ。
スピーカー 2
確かにね。
スピーカー 1
優しいわと思って。
スピーカー 2
なんかね、僕はああいう、何ですかね、壊れちゃった人間が結構好きなんで。
スピーカー 1
なるほど。
でも壊れた人間同士のしかわからないっていう描写の使い方が上手すぎるって思って。
スピーカー 2
いいですね。
スピーカー 1
これネタバレ大丈夫ですか?
スピーカー 2
じゃあこっからちょっと。
そうですね。
ネタバレしていきますので、まだご覧になってない方は外配信はまったりとか。
まだ劇場公開もね。
劇場で見てほしいですけどね。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
だから行きましょう。
劇場公開もまだいろんなところでされると思うので、もう遠征しましょう。
行きましょう行きましょう。
スピーカー 1
多分広がっていくでしょ。声がまだ全然ね。
スピーカー 2
いわゆる肌、人間にはオレンジのライト当てて、こういう壁とか背景は青にするんですよ。
っていうのは補色関係にあって、どっちも。
だからそういう色で合わせたらよりコントラストがたっきりして。
日本の家とかって特に狭い。部屋も狭いんで、そのまま撮るともうくそもんない絵になるんですよ。
それをコントラスト出すことによって奥行きが出たりとか。
多分コントラスト出したかったのはこの映画のテーマとも多分つながるとは思うんですけれども。
とにかくでもまずかっこいいですね。絵的にすごい。本当ドライブみたいな。
レフン監督も好きだって監督おっしゃってましたけど、本当にドライブのようなちょっとネオン的なライティングっていうか。
それがすごく上手いし、撮影も上手いし。
スピーカー 1
あとその表紙もすごい好きで。
スピーカー 2
これはアニメのあれが好きだからっていうことですよね。
スピーカー 1
あと色の赤と青の。これって薬にも見えません?
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
カプセル。
スピーカー 2
カプセル。そういう意味もあるんですかね。
スピーカー 1
キュア治癒的な意味もあるんじゃないかなって僕は勝手に思ってました。
この魔法少女を介しての薬みたいな。
2人に。
スピーカー 2
すげえそんな意味があったんだ。
スピーカー 1
いやわかんないですよ。僕は勝手に思ってるんですよ。
スピーカー 2
そういうことにしときましょう。監督意識して。
スピーカー 1
もうなんかそういう2人の治療的なものにもなってんのかなみたいな。
この魔法少女という題材を使って、魔法とか。
魔法ってやっぱり回復とか治すとかのイメージ多分あると思うんですけど。
やっぱり僕はすごくそこを感じたんですよ。
何か修復していくというか何かを守ったり治すとか。
そこがすごいテーマにもなってんのかなみたいな。
スピーカー 2
だからやっぱりそういう意味で言うと前回のタクシードライバーよりも
割と最後はもうちょっと優しいというか。
そうですね。
はっきりとそれは出てましたよね。
なんかね、悲壮感がないですよね。
確かに。で、最後この舞ちゃんも最後にこって笑って終わるじゃないですか。
あれはどういう解釈なのか。
自分も生きる意味を見つけたじゃないですけれども。
こういう人のそばに寄り添えることができるんだ自分もみたいな。
そこをちょっと生きがいじゃないですけど。
生きる意味を見つけた瞬間なのか。
いろいろ捉え方あると思うんですけど。
スピーカー 1
あとほら、舞ちゃんのほら、シンジにまた会いたいって言ってたじゃないですか。
なんかちょっとシンジ再来的なところもあったのかな。
スピーカー 2
確かに。
あれ、ちょっとこの映画面白いなと思って。
舞台挨拶では言えなかったんですけど。
舞の過去については描かれてるじゃないですか。
冒頭からそうですね。
だけどこのミキオの過去については直接的な描写はなくって。
そこが面白いなと僕は思っていて。
それはあえて観客に想像しなさいよっていうことなのか。
最初に出てきたシンジと何かしらこのミキオっていうのは関係があるのかなるほど。
スピーカー 3
僕もね。
スピーカー 1
じゃあ考えたのに最初。
スピーカー 3
そういう作りにはなってますよね。
そうですよね。
いろいろ思い巡らすような。
スピーカー 2
そこはっきりとはありましたっけ?
でもワンシーンぐらい何か合ってるような描写はなかったですか?
ないと思います。
ないですか。
スピーカー 1
僕が最初パラレルっていう題名があったからすごいいろいろ考えてて。
生まれ変わりかなとか。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
すごい何かいろいろ考えてたんですよ。
絶対パラレルってもう交わることがないじゃないですか。
平行世界のこともじゃないですか。
何かいろんなものが交わらない奇跡的なところでここの何かいわゆる得意点がやっと交わったってところですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
やっと言う何か。
スピーカー 3
似通ったものっていう意味でもパラレルって。
スピーカー 1
すごいだから題名の使い方が上手いなっていうのが。
スピーカー 2
上手いですよねパラレルって。
スピーカー 3
同一ではないけど何か似たとこがあるっていうのをパラレルっていうし。
スピーカー 2
でも何かやっぱこの映画でも僕好きというか作家先生のところに行くシーンがありますよね。
原作者というか。
またのところに行ったときに。
ありますね。
ミキオが何かそのもうこの世の中は全て生まれた環境で決まるんだみたいな。
あのシーン印象的で。
私ドライバーと一緒なんですけど。
あの一言もすげえ重いなみたいな。
重いですよね。
スピーカー 1
でも何か監督がすごくいいこと言うじゃないですか。
ごめんなさい僕覚えてないけどミキオがちょっと重いこと言い過ぎてたからかもしれないですけど。
スピーカー 2
ちょっとだからその監督の視野の広さにびっくりしたんですよ。
確かに。
スピーカー 1
あの時の何かポロッと普通に言ってることが何かミキオがみたいな感じになってたり。
スピーカー 2
確かに何か生きる意味を見出せるんじゃないかみたいな。
スピーカー 1
そういう恋愛をしたらいいんじゃないか。
スピーカー 2
それが魔法なんじゃないかみたいな。
いいこと言うっていうところ。
確かに。
すごいですよね。