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おはようございます。言葉アトリエのきえです。今日も聞いてくださって、本当にありがとうございます。このチャンネルは、人前で話すのが苦手な方、緊張してしまう方に向けて、心に届く伝え方を一緒に育てていく場所です。
今日のテーマは、言葉がなくても伝わるものがある。声や話し方をお伝えしてきた私が、一冊の言葉のない本から大切なことに気づかされました。今日はそのお話をしますね。
最近、一冊の本を買いました。ショーン・タンという絵本作家のアライバルという本です。この本、なんと字が一切ないんです。最初から最後まで、絵だけで物語が進んでいく。
お父さんが見知らぬ異国の地に働きに出て、孤独の中で人と出会い、助け合い、やがて家族を呼び寄せて幸せに暮らすようになる。そんな物語が一文字も使わずに、ページをめくるたびにじわじわと伝わってくるんです。
読み終わった後、ふっと涙が滲んでしまうような独了感のある、そんな物語でした。読み終わった後に、こう思いました。
言葉がなくても、こんなに心に染み渡るように伝わるんだって。このチャンネルでは、普段から声や話し方についてお伝えしてきました。言葉の選び方、間の取り方、声に思いを乗せること。
どれも私自身が大切なことだと思っています。でも、アライバルを読んで気づいたことがあります。私たちは、言葉や声だけで全てを伝えようとしすぎているんじゃないかなって。
実は、人が相手から受け取る情報の多くは、声や言葉よりも、表情、目線、身振り、雰囲気といった見える情報から来ているんです。どんなに丁寧な言葉を選んでも、顔の表情が曇っていたら伝わらない。どんなに温かい声でも、目が泳いでいたら届かない。
言葉は伝えるための一つの道具にすぎない。表情や表現がその言葉を十倍にも百倍にもしてくれるんです。
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アライバルという本が、なぜ文字がなくても心を動かすのか。それは、絵の中の表情が全てを語っているからだと思います。異国の地に降り立ったお父さんの不安と緊張が入り混じった目。
言葉が通じない中で見知らぬ人に助けてもらった時の驚きと温かさが滲む表情。そして最後に家族と再会した瞬間の、言葉では到底追いつかないあの笑顔。文字は一言も書いてないのに、ページをめくるたびに胸が締め付けられる。
それは表情という言葉を超えた言語がまっすぐ心に届いているからなんです。では私たちの話し方にどう活かしていけばいいのか。大切なことを3つお伝えしますね。
1つ目は話す前に表情を整えること。声を出す前に顔の力を一度緩める。眉間のシワをほどいて、口角をほんの少し上げて。その顔で話し始めるだけで声のトーンが変わっていきます。
2つ目大事な言葉は体ごと届ける。言葉に気持ちが入っている時、体は自然と前に傾いたり、手が動いたりします。それは止めなくていいです。体の動きが言葉の温度を相手にそのまま届けてくれます。
3つ目沈黙の間も表情で語る。言葉が止まっている瞬間も相手はあなたの顔を見ています。だから間の間もあなたのことを考えていますという顔で相手を見てください。その沈黙が言葉と言葉の間を温かくつないでくれます。
では今日から一つだけ試してみてもらいたいことは、次に誰かと話す時、言葉を考える前に一度だけ鏡を見て、今の私の顔は届けたい思いとあっているのかなと確認してみてください。
言葉が出てこなくても大丈夫です。あなたの表情がすでに語り始めています。
今日は言葉がなくても伝わるものがあるについてお話ししました。
声や言葉は大切な伝える道具。でも表情や表現という見える言語が加わった時、あなたの言葉はより相手の心に染み渡るように伝わっていくようになります。
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不器用でもゆっくりでも大丈夫です。あなたの言葉の種を一緒に育てていきましょう。
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今日もあなたの大切な時間を使って聞いてくださって本当にありがとうございました。
また次回こちらでお会いできたら嬉しいです。