1. プロジェクトの秘訣を探る Project Design Room
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2025-08-18 17:04

#22-4 12歳で起業した社長に学ぶ | 感覚過敏研究所 加藤路瑛

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起業家、科学者、クリエイター、新時代を導くプロフェッショナルの原動力に迫るインタビューシリーズ。

第22回目のゲストは、12歳で起業した、株式会社クリスタルロード代表取締役・感覚過敏研究所 所長の加藤路瑛さんです。

番組では「プロジェクトデザイン」の視点から対話し、プロジェクト成功の秘訣を探ります。


<5つの問い>

1:動機

・いろんなプロジェクトに挑戦されてますけど、いつもどんな風に立ち上がりますか?

2:仲間あつめ

・どうやって仲間を集めてますか?

3:ファイナンス

・リスクを伴う投資とリターン、どのように考えて、どのように実行してきた?

4:二兎を追う

・二兎を追うどころか、いろんなワラジをはきまくっていくコツ。

5:ハードシングス

・つらいトラブル、どう乗り越えた?


加藤路瑛

株式会社クリスタルロード代表取締役。12歳の時、「こどもを理由に今をあきらめなくていい社会」を目指し起業。法人設立できない年齢のため、親が代表取締役、子どもが取締役社長になる方法を「親子起業®︎」と名付け、自ら親子起業スタイルで起業。

自分の困りごとである「感覚過敏」の課題解決に向き合い、2020年1月に感覚過敏研究所をクリスタルロードの事業として設立。感覚過敏がある人たちが暮らしやすい社会を作ることを目指し、商品・サービスの開発・販売、感覚過敏の研究や啓発に力を注いでいる。


感覚過敏研究所

https://kabin.life/

サマリー

このエピソードでは、感覚過敏研究所の加藤路瑛氏が社長業の未来や感覚過敏の課題解決について語ります。彼は感覚過敏を克服するための医学とテクノロジーの進化に期待を寄せ、20年後のビジョンを描いています。12歳で起業した加藤路瑛氏は、感覚過敏に関連するプロジェクトやコラボレーションの可能性についても話します。彼女は、感覚過敏の認知を広めるためにビジネスを始めることの重要性について後輩にアドバイスをしています。

未来のビジネスビジョン
プロジェクトデザインルーム第22回ですね。最後のパートになりましたが、クリスタルロード代表の加藤路瑛さんと最後の対話を深めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
はい、ということで、あっという間だったんですけど、最後よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
これまでのパートで、過去から現在に至るまでのお話とか、いろんなポイントとか聞いてきたんですけど、最後のパートなんで、未来に向けた話題でトークをしていきたいなというふうに思っています。
もうすぐ20歳ということなんですけど、20年後、ちょっとイメージできるかどうかあれだけど、ビジネスしてると思います?
そうですね、社長業をやってると思います。 もしかしたら研究の方に行ってるかもしれないですけど、今のところ社長業の方が非常に合ってるなと思っているので、思います。
なんだか嬉しいというか、僕あと数時間であなたの20年後ぐらいになるので、楽しいですよっていうことだけは伝えてあげられるかなとは思いますが、
それはどうでしょう?クリスタルロードの社長としてやってそうなイメージですか?
そうですね、クリスタルロードかっていうとわかんないですけど、感覚花瓶の課題解決をしているとは思っています。
そこまででもなんかグイッと一つのテーマで、まあでも奥が深いし幅も出せるとは思うけど。
そうですね、今私がやっている感覚花瓶の課題解決、感覚花瓶研究所のゴール、究極のゴールっていうのが感覚花瓶っていう言葉も不要な、概念も言葉も不要な世界にすることなんですね。
つまり感覚花瓶研究所が不要になる社会、世界なんですけど、感覚花瓶の根本解決ができる医学であったりテクノロジーの進化によってもたらされるものが、まあ根本解決になるんじゃないかなというふうに思っているんですけど、
みんなが感覚の多様性を認め合える社会になれば、一種の課題解決になっていると思っています。
もし20年以内にその課題が達成できていれば、感覚花瓶の課題解決に向けた事業を達成できていなければ、感覚花瓶に関してやっていると思いますし、できていればまた違う課題に取り組む会社をやっていると思います。
感覚のコントロールと能力化
なるほどね。でもそれが数十年かけてでも飽きなそうっていうのが1個見つかっているっていうのはめっちゃ強いなと思うんですね。
で、なんか一つそのテーマ面白そうだなと思ってて、感覚の花瓶な部分をちょっとこうカームダウンしていくっていうアプローチが今なんかあるのかなと思ってるんですけど、
逆に花瓶をもっと尖らせていくことでなんか能力化していくみたいな、そういう世界線ってあり得るんですかね。
そうですね。感覚のコントロールみたいなものができればいいなっていうふうに思っていまして、
よく感覚花瓶とかある方は小さな変化に気づけたりとかもするんですけど、
醤油の職人さんとか味噌作ってる方の職人さんって同じ味を保つための味覚の鋭さといいますかがあって、同じような味を保つための職人さんがいるんですけど、
そういったものになれたりとかソムリエになれたりとか、何か例えば私がアパレル開発するときも生地の少しの違いとかも気づいたりとかもできるんですね。
なので時期によってロットによって同じ生地なのに質感が違って、あれこれいつもと違くない?みたいなふうに思ったりとかもすることがあるので、
そういった花瓶さを能力として使えればいいなというふうには思っています。
ただ、今そう発言するには感覚花瓶って辛いことが多すぎて、やっぱり私にはそんなものないよっていうふうにおっしゃってくださる問い者の方とかもいるので、
なかなか言いづらいところではあるんですけど、できる一つの選択肢として仕事とか自分がやりたいことに活かせるようなものにしていければいいなとは思っています。
そうですよね。なのでまずコントロールができるようになった上で、それを何かどうスキルに転換するのかとか、そういう順序なのかなっていうのは今聞いたんですけど、
これね、俺の超個人的な最近の話なんですけど、少し話すのが恥ずかしいやつで、上の歯を抜いたんですよ、最近。
歯って根っこの治療をすると神経がなくなるんで、十何年とかすると折れることあるらしくて、それで抜いたんですよ。
そしたら嗅覚が強くなったんですよ。
その、そこ因果関係あるんだっていうのはちょっと面白かったんですけど、なんとなく歯からちょっと腫れてるような状態が鼻を圧迫してたみたいで、
歯がないのは今困ってんだけど、めちゃくちゃ飯うまくて、なんだこれみたいになってるんですよね。
例えば、減塩しなきゃいけない、塩塩分をあんまり取らなきゃ、取れないような状況にある人とかに対して、
この嗅覚を研ぎ澄ますようなソリューションとかが出始めたりすると、めちゃくちゃ飯うまくなるんじゃないかなとか、
それをね、過去のゲストで言うとエレキソルトっていうスプーンで電気を使って味覚コントロールしようとか、いろいろあるんだけど、
結構身体的にもデバイス的にも、逆に拡張していくとかも取り扱いそうだなって勝手に思いましたね。
そうですね。感覚めちゃくちゃ面白いなっていうふうに思っているので、いろいろとできたらいいなっていうふうに思ってますし、
それこそちょっとセンシティブかもしれないですけど、コロナの後遺症で匂い感じなかったり、味が感じないとか変な味になるとかあるじゃないですか、
感覚過敏とかの人が、もしコロナで味覚が感じなくなったとしたら、それはどうなるんだろうかっていうところも気になったりとかしていますし、
あとは単純な雑談になってしまいますけど、学校の授業で記憶、夢の話がありまして、夢を見ている最中、感覚処理しているところっていうのは休んでいるわけで、
組織とリーダーシップの課題
記憶から引き出しているっていうような形になっているんですね。感覚過敏ある人が、夢の中でも感覚過敏かどうかっていうことをSNSで聞いたんですよ。
面白い。
そしたら、感覚過敏じゃないっていうふうに答えた人が多かったんですね。つまり、感覚過敏の問題っていうのは感覚をつかさどるところから来てるんだなっていうところから改めて分かって、
もちろん夢の中でも感覚過敏だよっていうふうに答えた方がいたんですけど、私の勝手な考察なんですけど、そういった方は気質であったりとか、これまでの経験から過敏になっている人だなっていうふうに思っていて、
よくPTSDとかトラウマでも感覚過敏になったりするんですけど、それが今脳の処理の問題なのか、これまでの記憶によってパニックになったりしているのかっていうところが明確ではないんですけど、
感覚過敏にもやっぱり、今同じ名前ですけど、種類があるなっていうふうに思ったりとかのすごい面白いなっていうふうに思ってますね。
いや、絶対面白いですね。だからそこをうまくやっぱりつかさどっていくことがミッションなのかもしれないですね。面白いわ。ありがとうございます。
ちょっといくつか他にも質問を用意をしていて、少しトピックを変えますが、めっちゃポジティブだなと思ってました。この会話を通してずっと。
逆にでもそんな加藤くんだけど、今の自分に不足しているものとか、ここの能力なのかリソースなのか強化したらもっと良くなるだろうなって思っていることはありますか?
そうですね。組織を作る力というか、人を引っ張っていく導く力みたいなのがまだまだ足りないなっていうふうに思っていて、私自身どちらかというとプレイヤーの方で自分のやりたいことを自由にやりたい人っていうような感じで、
さらに言うとソロプレイヤーに若干なってるなっていうところはあって、あるいは心を開いた少人数でやるのが心地いいっていうふうに思っているような人間だなっていうふうに思っています。
なのでここから会社を大きくしようって思ってどうすればいいんだっけっていうところで止まってしまうところがありますね。
実際会社経営するためにはお金回りを任せられる人だったりもいたらいいなっていうふうに思いますし、法人案件とかも増えているので法人営業できるメンバーも欲しいなっていうふうに思いますし、アパレル事業も任せられる人が欲しいって思ったりとか、高い報酬をつければ来てくれる人いるとは思うんですけど、現実そんなお金の力とかはない、まだないし、
じゃあビジョンに共感して、将来性にかけて今安くていいから一緒にやろうっていう方には出会えていないっていうような現状で、そうですね、どうすればいいんだろうっていうふうに悩むところもありますし、なかなか私自身が教えるところとかっていうことが今現状できていなくて、
感覚過敏の方とかを一緒に業務委託みたいな形で一緒にプロジェクトやろうみたいな感じでやったりとかもするときあるんですけれども、私自身が導く力がまだ足りない、マネージメントする力が足りないなっていうふうに思っていて、一緒にやっていくことが難しかったりとか、特に感覚過敏ある方とかだと突然体調が悪くなって来れなくなってしまったりとか、連絡取れなくなってしまったりとかっていうところもある中で、なかなか難しいなっていうことですね。
いや、セキュララにありがとうございます。でもなんか、あんまりこう、実はずっと聞いててピンときていなくて、すごくソロプレイヤーとして優秀であれば、さっき言ってた世界みたいなものはたどり着けるような気もしていて、
会社を大きくしていこうとしたときにっていう枕言葉がさっきあったと思うんですけど、大きくしていこうって思ってるのは何でなんでしたっけ?
感覚過敏の課題解決するにあたって、本当にいろんな課題がある中で、私一人だと手がつけられる課題が少ないなと思っています。
そうっすよね。それはわかるなぁ。
それが本当に会社でやる必要があるのかとか、雇用みたいな関係でやっていくことが一番ベストオブベストなのかっていうと、そうじゃない道もあるかもしれないですね。
感覚過敏とコラボレーション
そうですね。いろんな企業が感覚過敏に関して興味を持ってくれて、そのすべてのプロジェクトに私が参画して一緒に動いていくみたいなことだったらできるかなっていうふうに思っているので、
私一人の力だとやっぱりできるところ限られているので、一緒に仲間を見つけるか、企業さんと一緒にやっていくかみたいなところ、いろんな選択肢ある中で選んでいけたらいいなっていうふうには思っています。
でも少なくとも、ずっとゆるゆる横でいるつもりではいるんですけど、僕はなんか手伝いたいなってやっぱり素直に思うところがあったりするので、聞いてる人の中からね、そんな手が挙がったら嬉しいななんて思ってます。
はい、じゃあそんな仲間が現れたとしてっていうことなんですけど、そういう意欲のある人にどんなスキルとか経験があると嬉しいですか?どういう人とコラボしたいとか、そんなテーマで。
はい、そうですね。今はカームダウンスペースとかの互換に優しい空間のことをやっているっていうのもあって、
コラボとしては空間デザイナーとか音響とか照明のクリエイターさんだったりとかとコラボしたいなというふうに思っています。
あとはそうですね、今美術館とか博物館とか動物園とかなど結構一緒に互換に優しい空間作りたいっていうふうに連絡いただいたりもしていますし、私自身もやっていきたいなというふうに思っているので、そういった方々ともやっていきたいと思っていますし、
あとはアートとか音楽とか、あと芸能系の人ともコラボしていきたい。
えー、それなんで?
感覚過敏っていうのが今現状認知されていないっていうのが第一の課題だと思っていて、結構私自身のこれまでの発信とかによって、私が立ち上げた当初よりかはだいぶ知ってもらえたなっていうふうに思っているんですけど、やっぱりまだ認知が足りないなっていうふうに思っているので、エンタメを絡めて発信していきたいなっていうふうに思っています。
やっぱり真面目にその真剣な話をつまんなくしてもなかなか届きにくいなっていうところがあるので、どうにかいろんな方に知ってもらうためにはエンタメとか絡めていけたらいいのかなっていうふうに思っています。
感覚過敏が表現されている映画とか音楽とか漫画とかそういったものがあったらいいなっていうふうに思っていますね。
ビジネスを始める重要性
でも鬼滅の刃の炭治郎とか、びちゃくちゃ感覚過敏だよね、あれ。
そうですね。感覚かなり鋭敏です。
鋭敏ですよね。すごい嗅覚だなとか思うし、なるほどね。
ぜひぜひそういうことに該当される方はXとかいろんなところでまた絡みに行っていただけたらなと思っています。
いろいろ聞いてきたんですけど、今日ちょっと最後、締めのクエスチョンとしては、まだまだ元気だしすごい若い世代だと思うんですけど、
あえて後輩へのアドバイスみたいなことをするとしたら、自分より若い世代に対してちょっと言葉をもらいたいなと思っていて、
その時にちょっと一個絡めたい質問が、ビジネスやってみるなら早い方がいいですか?どうですか?
そうですね。私自身もまだまだ挑戦者な部分があるので、アドバイスって言われると難しいところではあるんですけど、
やっぱり私自身がモットーにしている今は諦めないっていう本だったりにもしたんですけど、
っていうこともあって、人によって違うっていうところから始まってしまうんですけど、
起業したいとかビジネスしたいっていうふうに思っているんだったら、大人になってからとかお金が貯まってからとかっていう理由をつけずに、
先延ばしにせずに、まず今やってみるっていうのがいいと思っています。
ですし両立というか、いろんな学業と逆につなげてやることもできるよっていうのが今日お話の中ですごい勇気をもらえている人が多いんじゃないかなというふうに思いますので、
さすがに小学生の人は聞いてないんじゃないかなと思いますが、小学生のお子さんを持っているような親御さんたちは非常にヒントにしていただけるといいのかなというふうに思いました。
ということで、非常に長い時間お付き合いいただきましたが、改めて加藤爺さんありがとうございました。
ありがとうございました。
プロジェクトデザインルーム第22回クリスタルロード、そして感覚花瓶研究所の代表であります加藤爺さんに来ていただきました。
皆さんどんなインスピレーションを受けたでしょうか。
本当にいろんな気づきがあったなと、とにかくやっちゃえるタイミングでやっちゃうってすごい稚拙な言葉になっちゃったんですけど、
学生とか若い時って確かに今自分が社会人として、そして世帯主として活動している時よりもやっぱり圧倒的に使える時間も多かったなとか、
その時より使えるツールも多くなっているなとか、別に移動しなくてもやれることもたくさんあるなという中で、
リスクが低いタイミングで自分が欲しいものをどんどんどんどん作れるようになっているなと思っています。
それが必ずしもビジネスだけじゃなくて、研究とか実験とかそういうことでもいいなと思うんですけど、
やっぱり善は急げというか、自分の熱量が一番熱いうちに打っていくっていうのが、
すごくプロジェクトに成功確率を高める一つの手なんじゃないかなというふうに、改善対応を通して思えるような収録になりました。
ということで、あと数時間で不悪を迎えるデムラを祝ってやってもいいぞという方がいらっしゃいましたら、
ぜひSNSやコメントでお勧めの本など教えていただけると嬉しいなと思っております。
それではまた次回をお楽しみに。お相手はコネル資材図鑑代表のデムラミツヨでした。
17:04

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