5種類目は「人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズ(共同体)を作る事」。宮城県東松島市の東日本大震災の被災地で始めた1万人が快適に暮らせる場作りと構成要素⑧運営についての話(KIBOTCHAポイント(暗号通貨)の使い道とPAI、バーチャルKIBOTCHAスマートエコビレッジについて)
サマリー
このエピソードでは、近藤ナオ氏が「キボッチャスマートエコビレッジ」を通じて、地域協力を促進するための新しい共同体の構想について話します。特に、自立分散型組織(DAO)を活用し、地域の漁師や飲食店と連携して地域通貨「キボッチャポイント」の運用方法を探ります。また、地域活性化のためにDAOやバーチャル空間を活用する新しい取り組みについても触れています。さらに、理想の状態を実現するための具体的な空間設計や運営計画についても説明しています。
希望防災フューチャーの構想
こんにちは、近藤ナオです。今日は近藤ナオという生き物の第82回の話をさせてもらえたらなと思っています。
前回に引き続き、今は僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めた100種類の事っていうので、5種類目の話をしています。
5種類目は、人間が最小単位で心地よく暮らしていける共同体、コモンズとか共同体みたいなものをつくっていこうということで、東日本大震災の津波がかかってしまった宮城県東松島市の延びるエリアの並行した学校とか津波防災地域っていうところを活用しながら、今1個目のモデルをつくっています。
そのモデルの名前は希望防災フューチャーっていうので、未来のフューチャーでキボッチャっていう、キボッチャスマートエコビレッジっていう名前で、その延びるエリアだけでも1万人の人たちが快適に暮らしていけるような場所、緊急時でも快適に暮らせる場所をつくってみようっていう、そこでフォーマットをつくりながら日本全国に100ヵ所広げていこうっていうのを目標に今やっています。
外に広げていくので、あまり俗人的なものにならないようにかなりノウハウ移転をすごい意識しながらやっています。
今、キボッチャスマートエコビレッジをつくるために12個の構成要素があるかなと思って整理して、それを順番に話しています。
今、8個目ですね。運営っていうものについて話しています。今まで、食、エネルギー、水、住居、移動、人、医療っていうところまで話してきて、今回運営っていう形で、運営はもう3話目、4回目とかになっちゃってるぐらいちょっと長くなってるんですけど、
DAOっていう自立分散型組織っていうのを英語の頭文字を取ってDAOでDAOっていう形で組織を運営していて、かつそれが2024年の4月22日にできたDAO特別法っていうもののおかげでDAOを合同会社で運営できる形になり、
合同会社型DAOでブロックチェーンの技術を使って独自の経済権っていうんですかね、経済権みたいなものを作っていて、今キボッチャポイントっていうものを使って、1キボッチャポイントだいたい1円ぐらいの価値でみんなで何となく把握しながら、何となくの暗黙の理解みたいな感じで運用していて、
前回は使い道っていう部分において、財物と見なされないもの、であれば財物じゃないものに使うことによってキボッチャポイント自体が2本円と同等の価値がないっていうことになるようなので、そういうサンクスポイントとして運用してます。
どうやって稼ぐのっていう部分の話で、いろんな貢献活動っていう話をしてたんですけど、その中でも稼ぎ方と使い道、今一緒に話すような話になっちゃうんですけど、例えば地元の漁師さんたちが売りづらい美品みたいな柿だったりとか魚とかをくれて、それで感謝としてキボッチャポイントを出すんですけど、
漁師さんとかが例えば40万キボッチャポイントとか持っててどうなるのっていうこと言われるんですけど、例えば柿の漁師の忙しい時期って1年に半年ぐらいあるんですけど、そのタイミングで正直体がある程度頑丈な人であれば誰でもできる作業みたいなのがあるんですよね。柿の殻をここからここにただ延々と運ぶみたいな、そういうのとかをやってくれる人手がいないんですよね。
ローカルエリアになればなるほど人手がいなくなってくるので、でも僕らキボッチャスマートエコビレッジは今住民証ホルダー、社員権トークンNFTホルダーっていうデジタル住民カードみたいなのを持ってくれてる人が今900人近くいるっていう状況で、
900人がその場にいるわけじゃないですけど、900人の結構コミットした人たちに情報を出せますし、あとは定住者も何人もいるし、あとは日行き居住者、立ち行き居住者みたいな頻繁にスマートエコビレッジに帰ってくる人たちもいっぱいいるので、
多分今日の今日もキボッチャスマートエコビレッジで活動してる人たちって3、40人はいるんじゃないかなっていう感じはするんですけど、そういう人たちがいるような状況で、そこに対して例えば柿の漁師が明日どうしても人手が本当にいなくて、もう3時間でいいんで3人ぐらい誰か来てくれないみたいな。
感謝としては5000キボッチャポイントぐらいかな1人みたいな感じとかで連絡が入ると、その3人とかってもうすぐ集まるんですよね。
なので僕らはこのキボッチャスマートエコビレッジっていう、日本でも世界でもどうなんだろう自分で言うのも気持ち悪いけど、あまり類のない面白いプロジェクトというかこういうのに興味がある人たちとか、あとDAO合同会社みたいなものに興味がある人たちとかそういう人たちがいっぱい集まってきてくれるので、
こういう人が少ないローカルエリアで人材の溜まりを持ってるっていうのが非常に価値があることなんだなって最近すごい感じるんですけど、なので前日とかに相談されても3人ぐらいの人手を出すのは簡単なんですよね。
そうするとその夏季の漁師さんも40万キボッチャポイント持ってるけど、それで3人来てくれたら1万5千キボッチャポイントで日本円が1円も減ることなく、しかも今日の明日で人手が来てくれるなんてそんな人材派遣会社普通ローカルエリアには多分ないくて、
そういう形で漁師さんたちも、地域のラーメン屋さんとかもそのポイント、ラーメン屋さんも賄いとか、明日賞味期限切れでいいのかな、仕込んだスープとかが結構ロスで捨てちゃったりとか、
スープとラーメン用のスープとご飯と麻婆豆腐用の麻婆がいつもロスが出るらしいんですよね。他のものはほとんどロスが出ない感じで回してるらしいんですよ、餃子だったりとか、他のものは大丈夫らしいんですけど、
そういうものがロスが出るので、閉店の時間が20時が閉店なんですけど、だから17時から20時、ランチの時はいろいろロスは出ないので、次の日に持ち越せないっていうものが出るタイミングが分かってくるのが17時ぐらいからなんですけど、
なので17時から20時までの間は、ロスが出そうなものたち、ラーメン系とご飯を使ったチャーハンと麻婆丼となんとかみたいなものだけはキボチャポイントで提供できるとありがたいなっていう、捨てていくのも嫌だし、ということで17時以降はキボチャポイントで出せるんですけど、
それもラーメン屋さんももらってどうするのっていう時に、緊急時にどうしてもヘルプで数時間急にバイトが休んじゃったみたいな時とかにお願いできるとかっていうふうに使えるので、そういうラーメン屋さんだったり柿の漁師とかも使ってキボチャポイントをもらっても、やっぱりこういう地域通貨とかって結局誰かのところにたまっちゃって、
そのためてる人だけが頑張って、その人だけが我慢してその人が持っている資材みたいなものとかを投じて地域のために地域通貨を使うみたいになっちゃうケースが多いんですけど、そうするといつか続かなくなっちゃうかなと思っていて、僕はキボチャポイントを持った人たちができれば全員が何らかに使えるっていう状況を今デザインしていっています。
地域協力の重要性
だから例えば家庭食みたいな形で地域のおばあちゃんとかが一人でご飯食べてるのも寂しいし、たまにだったら人来てくれてその人の分のご飯ついでに作ってサンクスポイントとして一人例えば3人来たとして1000キボチャポイントもらったら3000キボチャポイント集まりますよね。
でもそれをどこで使うのっていう時とかに庭の大きい木の剪定とかみたいなのをお願いしたいみたいな。っていうのをコミュニティの中に、おばあちゃんとかの場合は関係しているメンバーのところに電話が来るみたいな感じですけど、電話とかが来てくれれば次の日それができそうな人間が行って、何分何時間かかるかわかんないですけど、
その木の剪定をして3000キボチャポイントをおばあちゃんから受け取るみたいな形で、そのおばあちゃんとかですら参加すれば使い道みたいなことができるっていうふうに今少しずつデザインをしていっています。
こういうのも本当に一個一個が日本中のダオを活用した地域活性みたいなことをやりたいところが真似していくんじゃないかなと思っているので、こういうのも一個一個丁寧にやっています。
でも貢献活動なんて山ほどあるじゃんみたいな形で、そこから一日一日探すの大変そうっていうふうな感じで言われるし僕も思ってるんですけど、今PAIっていうパーソナルAIっていう形でAIを活用して、
LINEの公式アプリのところに別にそこはウォレット機能だけじゃなくて、これから貢献活動とかも見れるようになっていったりとか、AIを使ってその人におすすめの貢献活動がLINEのメッセージで飛ぶみたいなこととかもできるので、そういう形でおすすめをこっちからどんどん出していくような仕組みを作っていこうかなと思っています。
あと運営の部分で、もう一個これは別にDAOでやってるからっていうわけじゃないんですけど、バーチャル空間を使った運営の仕組みも取り入れていて、リアルの場での地域活性というかみたいなものをやってるんですけど、今バーチャル空間を僕らは3種類用意していて、
1種類目はこの東松島の伸びるエリアで1万人が暮らせるようになった場合、実際どこにどんなものが作られててどういう状態なのかっていうのをバーチャル空間で可視化した方が共通認識が作れるかなと思っているので、
1個はもう東松島伸びるエリアの具体的なマップの上に、これぐらいのサイズでここでソルガムっていうのを育てたりとかキノコ栽培のハウスがあったりとかっていうのを、住宅に関してもこういうところにこれぐらいの建物を建てたりみたいなことっていうのがわかるような、その空間の中を普通に歩ける。
もちろんその中でコミュニケーションを取れたりしていけばいいですけど、まずは今の今、みんなの頭の中にある完成形みたいなのを落とし込むバーチャル空間を1個今作ろうとしています。
2つ目は、奥秋田っていうのでもいいんですけど、野戸とかでやっていく、野戸、なんて言えばいいのかな、ちょっと言い方が難しいんですけど、やっぱり近々で大規模な自然災害があった場所っていうのの方がみんなの意識が向きやすいので、
世界中の外の人たちが関わって、野戸のエリアが決まったらその空間をバーチャル空間に落とし込んで、野戸の場合はこの野戸の状態をここから1万人が快適に暮らせるキボチャスマートエコビリティ作るならどこにどんなものを落とし込んでいきたいかっていうのを相談しながら、
ダオでかつ僕らチャレンジ、ダオだから全開一致ってわけじゃないんですけど、ダオの理想は物事を決めるときに全開一致で誰も反対がいない状況で決めていくっていうのが理想だと僕は思っているので、今回全開一致ということで僕らのキボチャスマートエコビリティダオ合同会社を運営しようと思っているので、
バーチャル空間も、野戸の中でここにこういうのを落とし込みたいっていうのが、全開一致したものを順番に落としていくような形のバーチャル空間と、3個目のバーチャル空間がいるかいらないかはちょっと分かってはないんですけども、完璧空想空間で、
どこの土地でもない場所に、本当に自由に完璧にゼロから何でも作れるとしたらどんなキボチャスマートエコビリティを作るかっていうのを、3個目のバーチャル空間として用意しようと思っています。
まずは1個目の理想の状態っていうのをキンキンに作ります。実際、この放送をいつ誰が聞くかが時間によってタイミングがあれなんですけど、もうすぐ土地としては1回落とし込まれるので、その中に現状のものをまず落とし込んで新規のプランを足していこうかなっていう感じのペースで。
どれぐらいに公開できるかな。2025年の10月ぐらいには公開できたらいいなと思って進めています。こんな感じで運営の部分に関しては、かなり構成要素としても重要な1項だし、日本でも世界でもなかなか前例がない合同会社型DAOっていうものを活用した運営をしているので、
理想の状態の実現
その部分、今後の参考にもなるかなと思って少し長く話をさせてもらいました。次回からは9番目の構成要素の通信っていう話をさせてもらえたらなと思っています。ではまた次回に。
15:14
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