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2025-11-28 17:04

♯86「僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めた100種類の事⑤-⑲」

5種類目は「人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズ(共同体)を作る事」。宮城県東松島市の東日本大震災の被災地で始めた1万人が快適に暮らせる場作りと構成要素⑫未利用資源の活用についての話(物や人の関わり方について)

サマリー

近藤ナオは、東松島市のノビルエリアで共同体を形成し、未利用資源を活用するプロジェクト「キボッチャスマートエコビレッジ」を提案しています。このプロジェクトは、竹や雑草などの未利用資源をバイオマス発電や農業に活用することで、地域の持続可能な発展を目指しています。キボッチャスマートエコビレッジでは、ホタテの養殖や様々な仕事を通じて、障がいのある方や多様な人々が生き生きと働ける環境を作っています。また、グランピングゾーンやバーベキューを通して、防災力を高めたり、普段できない経験を提供しています。

プロジェクトの概念
こんにちは、近藤ナオです。今日は近藤ナオという生き物の第86回目の話をさせてもらえたらなと思っています。
今は、僕も含めて世界中の人達が釈然として生きていける世の中をつくるために始めたこと、100種類のことというので、5個目の話をしています。
5個目は、人間が最小単位で心地よく生きていけるコモンズという共同体をつくるということで、東日本大震災の津波がかかってしまった宮城県の東松島市のノビルというエリアで、
そこで津波がかかった並行した学校と津波防災地域を活用しながら、1万人の人たちが快適に暮らせる場所をつくっていこうということで、
プロジェクト名は希望と防災と未来のフューチャーをくっつけてキボッチャという頭文字がついて、キボッチャスマートエコビレッジというものを今作っています。
ノビルエリアでどんどん仕組みをつくっていって、それをできれば日本中に100箇所ぐらいノウハウ移転をしていきたいなと思って今進めていっています。
ノウハウ移転を意識しているので、構成要素というのをなるべくシンプルにしていこうと思っていて、それを今12の構成要素にしています。
それを今1個1個説明していて、今回は最後12個目の未利用資源の活用というところの話をできたらなと思っています。
今まで11の要素は食、エネルギー、水、住居、移動、人、医療、運営、通信と外部リソースの調達という部分とイベント文化情勢ということですね。
今回最後は未利用資源の活用という形なんですけど、未利用資源の活用の中では、フードロス系のものとかで廃棄されるような食材たちっていうのもレスキューをしていくっていうのはもちろんどんどんしていきたいですが、
そのエリアごとでキボッチャスマートエコビルジドを作るエリアごとで、どうしてもその地域で処理が困っているものっていうのはいろいろ、まずは物っていうのかな、物の部分に関してはいろいろ特性があるんで、一概にこういうものを、これはもう東松島の事例はこうですというだけなんですけど、
東松島で結構未利用資源でいっぱい出ちゃうものの1個は竹なんですね。竹林がいっぱいあるっていうのはあるはあるんですけど、その竹林の切った竹っていうよりは柿のナルセガキっていう柿の養殖をやっている漁師さんがいっぱいいらっしゃるんで、柿の養殖って、ちょっとこれも検索してもらってビジュアル見た方が早いんですけど、
竹にホタテの殻を、なぜかちょっとわからないですけど、72枚ワンセットでホタテの殻を連ねるんですね。そのホタテの殻に柿の違いっていうのをくっつけられるんですね。柿の違いをくっつけて、その竹に何本もホタテの殻をぶら下げて、それを海の中に入れるんですね。
で、それが塩の満ち引きの中で、ホタテの殻が1日に2回海の外に出されて、太陽を浴びて、また海の中に入ってっていうのを繰り返すうちに、柿が、多くの地域では、
僕らの東松島の柿を作っているエリアって、奥松島って言われて、すぐ隣に日本三景の松島っていうところがあるんですけど、その奥にあるので、隣にあって、一応東京とかから見たら奥側になるので、奥松島って言われていて、その奥松島のエリアは、昔縄文人とかもめちゃめちゃ住んでたって言われて、貝塚がいっぱいあって、
多分地形的に、すごい栄養素がいっぱい集まる海らしくて、もっと上の石巻とか上のほう行くと、柿が大きくなるのに2年かかるんですけど、この奥松島のナルセガキは1年で大きくなるんですね。
それぐらい海に栄養があるっていうエリアなんですけど、すみません、これは美容資源の活用とは関係ないんですけど、どっかで話そうと思ってたんですけど、忘れてたなと思っていて。
でも本当に縄文人の人たちが暮らしするエリアって、農業をやるっていうよりは、自然に出てくる狩猟も少しだし、あとやっぱり海の者たちって、本当に勝手に海がいろいろ貝だったり魚だったり、いろんなものを育ててくれるので、
海の幸が豊富な部分の近くで、かつすぐに高いところに握れるというか、高いところで生活をして下に降りて、たぶんそういう昔も縄文時代とかも津波とかあったと思うので、津波被害がないような場所で暮らしながら足元に降りるとすぐに食材が手に入るようなところで暮らしてたんだなと、
僕は勝手に今こういう暮らし、自分の手で生きる場所を作ってきた体感としてはかなりそういうことを感じるようになってきたんですけど、そういう意味でこの場所に縄文人が多いし、海の栄養素がすごい高いから1年でナルセガキが育つんだなっていうのも分かるんですけど、そういう形で1年でカギも育つし栄養もあるので、カギの漁師さんたちもいっぱいいるんですね。
その人たちが僕らのいるノビレイリアだけでも年間に竹を海の中に入れちゃうので、1年か2年でその竹も使えなくなっちゃうので、それを捨てなきゃいけないんですよね。でも今は燃やすような処理の仕方は条例で禁止されているので燃やせないんですよね。
なので、漁師さんとかでお金使っている人であれば年間で300万円ぐらい処理費かかったりする人たちもいて、それぐらい大量な竹が出ます。年間に僕らの地域だけでも240トンとかの竹が出ます。
それを僕らはメディオ資源の活用という部分でバイオマス発電機の燃料にしたいなと思っていて、それをペレット化してバイオマスの発電に使います。
竹って、そのとき喋ったかな。縦に細い繊維がいっぱい入っていてすごい硬いので、ペレットにするのがすごい難しかったというかできなかったんですけど、今千葉に本社があるスタートアップが竹のペレット化に成功して、
実際、僕らの地域の竹だったりいろんなところの竹をペレットにできることに成功してくれたので、資金調達ができ次第そのペレット製造機を購入して、バイオマス発電機を購入してという感じで次のステップにどんどん進んでいきたいんですけど、
僕らの地域の独特で出るものの1個は竹ですね。もう1個は雑草も結構すごいです。なぜなら津波防災地域というところが、今まで家があったところが津波によって流されてしまって、そこで高台移転をした方々の土地を市が買い取ってという形になっているので、
そこが津波防災地域だと家が建てられないので、畑をやっているところも本当に一部だし、一部チャレンジでハウスでイチゴの観光農園をやってくれている会社があったり、
あとは収容師、収容移行じゃないな、B型とかかな、知的障害の方々に働いてもらって少し農業をやってくれているKDDIの子会社とかが入ってきたりとかやってくれてますけど、もう他はほとんど防風林という形で、今まで松が多かったんですけど松を少し市が植えたりとか、
日照がすごい取りやすいところはソーラーパネルを設置して発電事業みたいなことをやったりとかしてますけど、大した面積じゃないので、それ以外のところっていうのは草が生えまくるんですよね。
ただただ1年に2回か3回市がお金を出して草を買って、草の量も僕らがいる伸びるエリアだけで一応1170トンぐらいっていうふうに市は言ってたんですけど、畑は240トンなんですけど雑草は1000トン以上年間で集まってしまって、その雑草とかもペレットの燃料にはなるんですけど、
あとはバイオマス発電ができた場合には同時にオーガニックのキノコの栽培をハウスでやるんですね。
それやってた時に、キノコの栽培が菌床っていう形で原木椎茸じゃなくて、国産の菌床なんですけど、8ヶ月ぐらいかな、3回ぐらいキノコを取るとキノコが出なくなってきてしまうので、出づらくなってきてしまうので、その菌床を廃棄しなきゃいけないんですけど、
これが今僕らがやろうとしているハウス5棟ぐらいの規模とかで回すだけでも、年間の菌床を捨てなきゃいけない菌床が年間で463トン今出る計算になっているので、そういうものたちをただただ捨てなきゃいけないってなっちゃうと、年間多分1000万円とかのお金は余裕でかかってしまう。
そういう部分を全部バイオマスの燃料にしていくことで価値に変えていくっていうのは結構大きな取り組みの一項です。
地域社会との連携
竹とかに関しては、大規模にやるのはバイオマスだったりするんですけど、僕らの地域はちょっとメンバーに竹あかりっていうののスペシャリストっていうのが、僕と同じような形で古文というか社会取り締まり服みたいな形で入っているので、
彼らとともにモニュメントとしての制作みたいなものにも使ったりもしています。
あとはその未利用資源のものとプラス、そういう知的だったり知的な特徴を持った方だったりとか、そういういろいろ特徴を持った方々にも働いてもらいたいなと思ってやっているのが、
先ほど、牡蠣の養殖のときに、ホタテの殻を72枚つなげるときにホタテの殻の真ん中にちっちゃい穴を開けるっていう超単純作業をしなきゃいけないんですよ。
それがある程度の知的な特徴がある方でもできるような本当に簡単な作業なので、今、石巻のほうとかちょっと北に行くと、ホタテの養殖やってる人たちもいっぱいいるので、ホタテの殻を捨てるのに困ってるっていう人たちもいるんですね。
なので、今、石巻とかからホタテの殻を僕らが引き取ってもらってきて、キボッチャスマートエコビレッジのノビルエリアの工程のところとかで、1週間に2、3回かな来ていただいて、ホタテの殻にコンコンって穴を開けるっていう作業をやってもらってます。
それをやってもらったものを、ノビルエリアの夏季の養殖さんたちにホタテの殻を買い取ってもらって、それで普通の就労、B型とかの施設よりはかなり高い金額の賃金を払えるような形でやっていたりとかもします。
これはすごいわかりやすい事例ですけど、他にもデスクワークとか、会社とかでずっと椅子に座って、ある一定のこと、そういうパソコン仕事は苦手とかそういう方々とかも、逆にパソコン仕事とか在庫管理が得意ですみたいな人とかもいたりするんで、
そういう仕事をやらせてほしいですって言われれば、そっち系の仕事に就いてもらえますし、やっぱりキボチャスマートエコビレッジって本当にフィールドがでかくて、いろんなシーンがあるので、
特に椅子に座ってられないとか、あとは火を見たりしてるのが大好きみたいな人とかだと、グランピングゾーンとかバーベキューゾーンとかっていうんですかね、そっちでは防災食っていうかな、緊急時に本当にその辺に落ちてるものを集めて火を起こしたりとか、そういうことも学んでほしいですし、
あとは炊飯器じゃない形で、ちょっと半合水産みたいなものがなかったとしても、ちょっとしたものにお水とお米を入れて、アルミでも蓋をして火にかければご飯こんなに簡単に作れるんだとか、そういう経験をしてほしいので、
押しつけがましく、これで防災力を上げましょうとかは一切言わないんですけど、結構おしゃれな感じのグランピングゾーンとかバーベキューゾーンを作ってるので、普通に本当にデートで記念日に使ってくれたりとかしてる人たちもいるんですけど、
でもデートの時のバーベキューでやってる行為としては、そういう形で自分たちで火を起こしてご飯を炊いたりとか、あとはキャベツとか茄子とか、ごめんキャベツじゃない、玉ねぎとか茄子とか、そういうものもバーベキューセットとかでは用意するんですけど、一切切ってない状態で出すんですよね。
本当に今包丁すら使ってないような人たちもいっぱいいるので、せめてそこで普段使ってないんだけど、でもそれもだからそういう人、訓練というか、やっぱり1回でもやってるかやってないかっていうので、本当に緊急時とかにできるかできないかってすごい変わってくるので、そういう形で少し普段できないこともできるような取り組みを入れたりもしてるんですが、
言いたかったのはそういうところだったら生き生きと働けるっていう人とかもいるので、そういう人とかはそっちに入っていただいてとか、なので僕らは本当にすべての人たちが役割を持ちたければ役割があると、愛を持ってそういうふうに本当に信じてやってきてるので、
それで活動して、包丁通貨がどうしても欲しい人は包丁通貨を払うし、キボッチャポイントでいい人はキボッチャポイントを払うし、そんなポイントもお金もいらないから、この場所でこんだけ生き生きとやりたいことをやらせてもらえてるんだったら嬉しいから何も言いませんっていう人たちもいるし、そういう退化に関しても相手が望むものをなるべく叶えるような場所でありたいなと思っていて、
こんな場所を僕らキボッチャスマートエコビレッジと呼んで、今12の構成要素に分けてどんどんどんどん作っていってます。
グランピングゾーンの取り組み
時間もだいぶ長くなってきちゃったんで、次回に最後、この取り組みのもう少し12の構成要素以外に話したいことがあるので、その話をさせてもらって、6種類目の話にしていこうかなと思ってます。ではまた次回に。
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