あと広告代理店とか、
商社の…イメージですけど、のノリ。
酒と女とギャンブルとの話しかしないみたいな感じの、
ホモソーシャルなノリとかはちょっと怖いなっていう。
ありつつ、私がこれまで触れてきてポジティブというか、
好きだなって思ったホモソーシャルは、
もう少し陰寄りというか、
広告代理店、商社みたいなノリから、
ちょっとあぶれてしまった、排除されてしまった人たちが
群れをなしている感じ、
童貞ノリみたいなホモソーシャルが、
私がすごいこれまで触れてきて、
好きだなと思った作品にいくつかあったっていうのがあるので、
なんていうんですかね。
私の中でいろいろ好きなものがあるんですけど、
正しいとか正しくないとか、
関係なく好きだなっていうものがいくつかあって、
だからこれが好きなんですって言ったときに、
簡単にそれを聞いた他者から論破されてしまうような、
これって世の中的にこうこうだからよくないじゃんって言われたら、
はいそうですねって言って、
何も言えなくなっちゃうけど、
私は好きだなと思う好きなものがいくつかあるうちの一個が、
それこそ松居大悟さんの作品とかなんだよなっていうのがあります。
いやでもそれってほんまに、
もちろん僕は例えば、
銀杏BOYZの登場と中学生14歳がガチンってぶつかってる、
うわーすごいですね。
ゴーイングステディのビデオとかを友達から見て、
銀杏BOYZっていうのになって、アルバム出るらしいみたいな、
で、出てすぐぐらい1週間以内ぐらいにその子と一緒に聞いて、
それが中1か中2なんやけどっていうので、
なんかもう本当にガチンってぶつかっちゃってて、
で、そこに僕は本当に、
特にゴーイングステディ後期から、
童貞ソーヤングから銀杏の初めの2枚になる時の、
いわゆるその汗とよだれと、
みたいな、
で、セックスって言うみたいな、
なんかその、見たことない感じのもんだったけど、
で、まあとにかく脱ぐとかが、
でもすごい音楽キャッチーで、
で、峯田のブログかも毎日読んでたし、
すごい多分影響を受けてるんだけど、
なんか本当にそういう部分が本当に嫌だったのよ、
当時から。
それに影響されて、
変なことした方がいいんだって思ってる人みたいな、
周りにやっぱりいっぱい出てくるわけ。
ミネタさんのフォロワー多そうですもんね。
でもそれで本当に救われたっていう人もいっぱいいるから、
それこそ松居大悟さんもそうだし、
鈴木もぐらとかもそうですし、
そっちのカルチャーは、
でも俺はもう本当に嫌だって思いながら聞いてたし、
横目に見てたし、
ライブも見たことあるんだけど、
でもなんで嫌かとかその時言葉はなかったわけ。
そうそうそう。
で、大人になって学べた時に、
このホモソーシャルっていうのが嫌だったんだみたいな。
なんかあれかもですね、
私は多分ホモソーシャルを生まれてきたせいが女なので、
内側から見ることができないというか、
混ざることは一生ないんですよ、そのノリの中に。
だからその内側の人が感じる嫌な部分みたいなところは、
見ることができなくて、
なんていうのかな、
バカリズムが書く脚本、
バカリズムが脚本を書く時みたいな感じで、
女同士のノリを男性が見ると、
すごく滑稽というか面白く魅力的に見えるから、
キッチュなノリになるというかね、
ちょっと面白く仕上がるよね。
そのバカリズムが見てる世界の男女逆版みたいな、
感じなのかなっていうのはちょっと思ってて、
正直女同士も嫌な時あるんですよ。
もちろんそうだね。
なんならなんか、
私中高が女の子しかいない部活だったので、
それに結構なじめなかったし、
すごい嫌だったんですよ、
女しかいない空間みたいなのが。
なんかホモソーシャルの対義語がちょっと、
私思いつかないんですけど、女だけのノリ。
それこそ分かりやすい例えだと、
一緒にトイレ行こうみたいな、
あの子のことみんなで省こうよみたいなのが本当に嫌で、
でもたぶんバカリズムって、
そういうとこは書かないじゃないですか。
内側からは見てないから。
男性たちからすると、
意味が通ってるようで通ってないような会話っていうものに、
すごい興味がある人だよね、バカリズムって。
だからそういうえぐみ、みたいなとこは、
ちょっと嫌な感じとか書くのは得意な人だけど、
そっちは主題にないしって感じだよね。
彼がそこを、
今主題で書いてるものと同じぐらいの解像度で見ているかって言ったら、
たぶん彼は男性として生まれてるから、
見えてないだろうなっていう。
私もたぶんそういう感じ。
内側にいるからこその嫌な部分とかは見えてなくて、
外側から見てるから、
面白いなとかいいなって思うことがあるなっていうのを感じますね。
それこそこの前、
同い年の男の子の友達とカラオケに行ったんですけど、
その時に高校生の頃に、
カラオケで同じクラスの野郎どもとやってたノリの話をしてくれたんですよ。
全然お酒飲んだことないし、飲んでないのに、
すごい酔っ払ったふり、
自分が思う最大限酔っ払ったふりをしながら、
丸の内サディスティックを歌ったら、
それっぽく歌えるんじゃないかみたいなノリをやってたとか、
そういうノリを、
クラスの女子の前でやるかやんないかみたいな、
クラス会でやるかやんないかみたいな話あって、
結局やらなくて、
なんかもっともっと暴力だからし、
例えば映画版「くれなずめ」とかいっても、
やっぱその美しい男たちだから、
みんなダサい格好してるけど、
元々みんな美しい男たちじゃない?
成田凌とか。
そうですね。
そうそうそう。
演劇版で見ると、より…
よりきつかったりすんじゃんあれ。
そうそうですよね。
そうそうそう。
だから画として持ってるし、
映像だから距離があるけど、
やっぱそういうのに馴染めなかったし、
うーんっていうのがあるかな。
もっともっと暴力だったなっていう。
そうなんか前読んだ男性学の本で、
女子ってお茶しようってすごい言ってるじゃないですか。
で、1対1とかでもお茶行って、
スタバの飲み物いっぱいだけで、
何時間も自分の人生との話とか、
今考えてることの話をするんだけど、
男性ってお茶しようの文化がない。
ないね。
だから基本的に1対1で話をする機会が、
女性と比べて少ないみたいな。
だから真剣な悩みを話そうとすると、
なんでそんな真面目に考えてるの?みたいな。
茶化されるのが嫌だから。
茶化されちゃうから、
なるべく大人数で1対1で向き合うことはしない。
話すっていうので、
逆に男性ってそういう話を誰にするのって言ったら、
恋人とかになっちゃうから、
結局女性がケアしなきゃいけない状況は良くないみたいなのを見た。
読んだ後に、
シャークさんとこの話をするってなったので、
松居大悟さんの演劇作品とかを見返してたんですけど、
『劇をしている』っていう作品を見ていて、
あれが1人ずつ、
自分が今考えてることとかを、
投げかけるみたいなシーンがあるんですけど、
その中で、
最初に投げかけた時に、
それこそホモソーシャルなノリになるんですよ。
何言ってんだよお前みたいな、
すごい非難浴びる時間があって、
これかとは思って、
でもなんか最終的にそのお話ではあるので、
最初は茶化してたんだけど、
だんだんでもそれってさみたいな感じで、
みんな最初茶化してたような悩みをみんなで考えるようになっていくみたいな過程は、
だからまだ見れるのかなっていうのは、
見返して改めて思ったりはしましたね。
そうね、だから、
とりあえず飲みに行ったり、
多くの人数になるとかっていうのも、
そういう悩みをちゃんと受け止めて聞くっていうことは、
マジで選択肢に基本的にないんだと思うんだよね。
やっぱりそうなんだ。
ないと思うな。
今は僕もそれこそてらださんとか、
ポッドキャストの話す前とかに一対一で喋ったりするけど、
僕はそういうことをやったことなかったし、
グッとちょっと一世代、二世代上の先輩とかいたから、《こう思ってるんですよね…》とか、
俺は結構喋れた方だったと思うけど、
本当に同世代の人がこう悩んでるって、
マジで1回、2回ぐらいしか聞いたことないんちゃうかなっていう。
本当にそうなんだ。
し、その、
例えばそういう茶化すノリがあったとして、
それからみんなで真面目に悩みを解体して聞けるってことは、
俺が育ってた関係だったら絶対そういうことは起きえないだろうなっていう。
なるほど。
そうなんですね。
っていうのがあるかな。
だから、ちゃんと喋る、
ちゃんと頭使って喋るっていうことがなんかなくなっちゃうんだよね。
じゃあ本当さっき言ってたようなノリだけを優先した。
テンポだけで。
多分関西っていう土地もあって、
いわゆるほんとみんな吉本芸人的なノリに影響を受けすぎているから、
だからほんとテンポでカンカンカンって言えるみたいな。
で、ちょっとずらして面白いこと言ったやつの方が面白いから、
みんな面白いこと言いたいから、そういうことしか考えてないから、
なんか話題を出したとしても、
それってネタの種になっちゃうのね。
それで勝手に大喜利されていって、カンカンカンってなるっていう。
ちょっとそういう片鱗みたいなのがあったりしても、
絶対そういうもん。
それで発散するっていうことがコミュニケーションだと思っている。
だからそこで騒ぐことで、
忘れろよみたいな感じにすればいいと思ってるっていうのがあって、
それがやっぱ嫌だったかな。
なるほど。
でも多分それって本当にそういう美しく見えるんだろうなっていう。
多分そこ男同士しかそういうことやってないから、
言葉にしないけど全然違うことで発散させるみたいなことに、
なんかこう、
それが「男同士って感じでいいよね!」っていう人もいるんだろうなみたいな。
うん。あ、そう。
いや、そうですね。
ほんとすいませんって感じなんですけど、
本当にそうで、
BLを描いてる方、BL漫画描いてる方とお話しした時に、
《BLの好きなとこってどこですか》って聞いたら、
《男同士の雑な関係性が好きで》って言ってて、
BL好きな方とかも結構その雑な関係性を不利にして、
そういう社会で生きてるんだけど、
この相手とだけはちょっと弱い部分見せられちゃうみたいなところに、
関係性萌えを感じる方とかも結構いらっしゃったりとかしますね。
そうね。
いやだから、俺やっぱ読めないBL漫画結構多くって、
BL漫画結構好きなのに、それってやっぱ嘘すぎるっていうか、
で、まずやっぱ漫画やから、
で、BL漫画は俺どっちかっていうと、
いろんなジャンルあるけど、やっぱ言葉を読みに行ってる部分があるから、
いやこんな男同士でこんなに言葉は出てこーへんけどなっていうことがやっぱ多かったり、
関係性としてちょっとこれはファンタジーすぎるみたいな、
別にBL漫画に描かれてる、
そこに描かれてる男っていう人が現実世界の男と同じようなもんと、
思わなくて全然いいと思うんだけど、
やっぱあまりにも、現実世界とかで描かれてると、
それはいろんな作家さんの筆力とかもあるんだけど、
いやちょっとファンタジーすぎるなってなると、
なんかやっぱどうしても、うーんって思っちゃうみたいな。
そう考えると結構あれですね、BL漫画、ファンタジーですね、ほぼ。
でも上手い人はやっぱ上手いのよ。
はいはい。
だからなんかヤマシタトモコ先生のBLとかってすげーなって毎回思うんやけど。
そうですね。ヤマシタトモコ先生はちょっとこう、
ヒューマンドラマも描ける方なのでっていうのはありますよね。
しかしなんかその男っていうものをすごい描ける人だから、
うわすげーなとか、
なんかそのもちろんBL専業で描かれてる人とかも、
全然そういうことを捉えてる人はいるんやけど、
結構やっぱさ、もうちょっと若い子向けのやつとかって、
そのファンタジー寄りのやつの方がさ、
まあ言ったら少女漫画のキラキラヒーローの流れみたいなのをくんでるBLであったり、
もっとジャンルで区切られた〇〇BLみたいなもんって、
ファンタジーですよっていうものがグッとあるから好き放題できるっていう。
理想の男を描いてるから、別にそれはそれでいいんやけど、
どっちもどっちで極端なんですけど、何なんだろうこれとは思います。
なんかでも…男でも結構本音主義みたいなのはあんのかなっていう、そこは反転じゃないのかなっていう感じはあるかな。
それこそホモソって「本当に思ってんのかよ」みたいなんで、その本音言わないやつみたいな感じで排除するみたいなのすごく多いから、
多分それは結構ジェンダー関係なくあんのかなみたいな。
で、その本音を言わないっていうのが別にいいと思ってるんじゃなくて、言えないっていうだけで。
それって言葉を持ってないからだよね。そういう悩みを聞いたりしたことがないから言えないってことだと思ってて、あれも。
本人の前ではそういう弱さをお互いに見せたことがないから、
「ごめんな」とか謝るぐらいまではいけたとしても、言葉としてこうでこうでっていう感情を言葉にすることとかをやってなさすぎて、できないっていうだけなんかなっていうふうに思っていて。
で、ただ本音主義みたいなのは、時代の流れなのかっていうのはすごいあると思うな。
だから、《誰が嫌いなんか、言え》みたいなんとかって、やっぱホモソでみんな嫌なことをした部活とかで、そういうことを言わされた人とかって、めっちゃあるみたいなのもあるんじゃないかな。
俺ってそういうなんか怖いもんないタイプだったから、なんか率先して、じゃあリンたろから行けみたいな感じで、頑丈だし、答え、そのノリを察知するのがめっちゃうまいから、一発目によく当てられてて、で結局俺だけやらされてて、でなんかそういうことを言ってたみたいなことで先輩から後からしばかれるみたいなのとか、ずっとやってたから。
でも多分それは結構あると思う。部活とかって本当に誰が嫌いか言えみたいなことを経験した人ってめっちゃ多いと思う。どこでも。それで言ったらいじりだと本人たちは思ってるけど、いじめに転化させるっていうことが起きるからな。
でなんか言葉を持てないっていうか、言葉にしたらそれを拾われるから喋んなくなるんだよね。こういうこと言ってたって言われるから。だからやっぱ黙ってるほうがいいみたいな。そっちのほうがかっこいいとされるみたいな。
難しい。
うーん、そうね。だからやっぱ言葉にしちゃうとそれを上げ足取られるみたいな。だから多分そこがあるんだよな。だから悩み相談しても後で弱みにしていじめに転化されるからそれが嫌なんだよね。だから喋んなくなるんだよね、多分みんな。
あー、大変だ。
なんかそういうことあったやろうな。
あとなんかちょっと話変わるんですけど、私がそのホモソ映画とか松居大悟作品だったりとかそういうのが好きだったうちの一個の理由に、なんかそういう作品に出てくるミューズ的な女性が私すごい好きで。
はいはいはい。
それこそなんかモテ期の長さはまさみみたいな。あ、そういう女に私も振り回されてみたいな。なぜかなんか自分も男側になって見てるみたいな時がありましたね。
あー、でも絶対あるよね。でもそれこそ銀杏ボーイズとかでも絶対、そう絶対の女の子みたいなのが出てきて。
そうそうそう。あれすごいなんか、なりたいとかじゃないんですけど、なんかああいう音楽とか映画とかを見るとなぜか私も男側になって、えーすごいいいって。
あー、まあでも魅力的だよね。綾波レイとか。出てくるとかもなんかやっぱそういう、エヴァンゲリオンに対してみんな「綾波レイを救いてぇ…」みたいな気持ちになってるとか。
いやーそうなんですよね。
まあなんかゼロ年代ってそういう感じだったなーみたいな。
うんうんうんうん。
だしその江口寿史がジャケット描いてるっていうのもなんか、そういうアイコニックにめっちゃ可愛いが一緒に入ってるっていう。
はいはい。そうなんですよね。
のがああいうね、その童貞カルチャー的なものの面白いところだなー。
そうですねー。
でもなんかそれはちょっとファンタジーすぎないっていうのがちょっとあるような、今思うと。俺もなんかそれにめっちゃやられる気持ちってめっちゃ分かるんやけど。
まああんな女いないですからね。
そうそう。なんかあの、アメリカのあの「500日のサマー」って映画とか。
あーはいはい、あれこそまさにそうですね。
なんかあれってあっちのアメリカのスラングみたいな感じで、マニックピクシードリームガールって言われるんやけど。
悩める男の前に、だいたい童貞男性みたいなところに出てきて、そのエキセントリックに妖精みたいな感じね。
でこう翻弄して、人生を楽しむことを教えていなくなる夢の女の子みたいな。
そういうことはあるけど、なんかまあ本当にそういう文脈のもんで。
なんかああいう女性がすごい好きなんですよね。
だから多分、なんかきっとミューズ的に扱われることが嫌な人もいっぱいいらっしゃると思うんですけど。
はいはいはい。
そうですね。何なんだろう。
なんかそれこそ自分が女の子なのに男性側になれるみたいな、こう自分の性別がなくなる、性別とか考えなくなれる瞬間みたいなのは、なんかちょっと面白い体験だなとは思います。
なるほど。なんかそういうもんあるよね。
ありますね。
確かにね。だからまあ、銀杏BOYZあって、銀杏BOYZにめちゃめちゃ影響を受けて、ミネタにも毎日メールを送ってた大森靖子とかがいて、
大森靖子が作った可愛い世界みたいなんて、やっぱそれをいっぱい集めたら最強じゃんみたいなイズムだったじゃない。
ZOCとかもそうだし、大森靖子の近くに出てきた、ミスアイディーから出てきて大森靖子に曲書いてもらってみたいな、クルーの人たちとかって、なんかそういうものを体現してる感じがあるよね。
でもなんかこう、最近少なくなってきましたよね、そういうのは。
ちょっとだから終わっちゃったのかな。
もう終わっちゃったと思う。
うん、地下アイドル的なもんと、まあまあみんなそれぞれやってるんだけど、変わっちゃったかな、そういうもんが。もちろん響く人はいるんだけど。
まあ確かに、求める人が減ったような。
まあでもやっぱ切な的なもんなんだろうね、ああいうのもね。
時代に合ってないみたいなとこもありますね。
あるかもしれんな、確かにな。
アイドルでいうと、私BiSHがすごい好きで、事務所のWACKって完全にそういうノリだったじゃないですか、ホモソーシャルノリというか、元社長の渡辺純之介氏がもうそういう人だったので。
ホモソノリを若い女の子にやらせているみたいなのがあったんですけど、私もすごい好きでしたし、ライブとか行くと意外と女の子のファンが多かった。
女の子多いんだよね。
すごい不思議で。
だから一緒なんだろうね、そういう憧れみたいなのもあるし、なんかそれはそれで男同士のもんじゃなくて、ハックしてやってる感じみたいなのが。
WACKのそういうもんって基本的にハックにあるんで、そこにパンキッシュな魅力みたいなのを感じてるっていうのがあるんだろうね。
そうですね、本当まさにそうだと思います。
私WACKのオーディション合宿のドキュメンタリー映画が、なんかすごいあれこそまさに正しくないんだけど好き。すごく正しくないんですけど、それこそノーノーガールズ見て感動した人たちが見たらもう最低最悪すぎて倒れると思ったぐらい、
なんかそれこそこうデスソースかかってるご飯を率先して食べさせて食べきったらポイントもらえるんだけど食べきれなかったら原点で、そのせいでこうデスソースくれくれって言った女の子が発作起こして倒れちゃうみたいなことがやってたりして、
結構最悪なんですけど、私はそれ見てすごいなんか心を動かされるものがあって、絶対間違ってるってわかってるのに。
まぁ魅力は感じてしまうっていうやつね。
そうそうそう、なんかこう嘘がない感じがしちゃって。
だからそういう生々しいもんみたいなのに、銀杏BOYZあたりからずっと10年代とかって、これは嘘じゃないですよみたいな。ガチンコなんだみたいな。
たぶん90年代ぐらいから、露悪カルチャー、悪趣味カルチャーみたいなもんからずっとあるもんね。
でもそれって本当に作られたもんで、意味あんのかって言ったらないから単純に人権無視してるだけやんなっていうのに落ちちゃうんだけど、
でもそこにやっぱりそういう後ろ暗い魅力みたいなのを感じてしまうことはあるっていう。
なんかWACKのドキュメンタリーは本当に、あれはやっぱりアダルトビデオの流れだと思うんだけど、
テレクラキャノンボールがあって、
あれはちょっと最悪でしたけどね。
そうそう、初期BiSのテレクラキャノンボールがあって、その流れの作りでずっと作ってるから。
そう、私、キャノンボールはちょっと見れなかったんですよね。
あー、まあまあね。
ちょっとしんどくて。
だからそれを多分、BiSHにした時に、なった時に、もうちょっとあの方法論でちょうどいいもんを、考えたら
そこの中にはAKBのドキュメンタリーオブシリーズとかっていうのもあったと思うんだけど、
その辺のニッチなところでエモーショナルなもんをみたいな感じで作ってるなっていう感じは思ってたんだけど。
でもなんか、そういうひどいことが起きてるんだけど、すごく魅力を感じてしまうみたいな。
もちろん病院運ばれてたかも、その後もめっちゃ大変だったけど、
俺がもっと上の人らから見てた露悪のカルチャーとかって、
実際有名な『監督失格』っていう映画とかは、有名な由美香さんっていうセクシー女優の方がいたんだけど、
その人とずっとドキュメンタリー映画の流れでアダルトビデオ撮ってたシリーズなんだけど、
その人が急死しちゃうのね。
で、連絡が取れないって言って、家に行くわけ。お母さんと。
で、開けたら死んでんのよ。
っていうのを、そういう映画があるのよ。
めちゃくちゃ面白そうじゃないですか。
すごいんだけど、それにすごく影響を受けてるわ。
WACKのジュンジュンとかは。
玄関にカメラゴンって置くのよ。
それがね、これを俺は楽しんでていいのかっていう。
私、この監督のやつ見たことあります。
平野勝之さん。
アンチセックスフレンド募集ビデオを見て、
ワクワク婦人講座も見て、
すごいなんか、正座してみたのを今思い出しました。
ちょうど1年前くらい。この人のか。
『監督失格』っていうのがあって、
実際、庵野秀明もすごい影響を受けてて、
平野さんのドキュメンタリーとかには。
で、プロデュースは庵野さんがお金出してて、
実際ジブリの鈴木敏夫とかも見て、
喋ってる回とかが多分ジブリ汗まみれで聞けたりするんだけど、
それが大学生くらいかな、の時とかにそういうのがあって。
で、そこに初期BiSが出てきたんだけど、その流れ。
すごい、私が見たものとか好きなものがつながる瞬間が今、
なるほどって思いました。
そうそう、それこそトークイベントに峯田さんとかも来てたわ。
そういう生々しいもの流れみたいなのがあって、
でもその時に俺は20歳くらいだったし、
え?みたいな。
確かにだいぶ。
それを、いやでも最高だっていうのか、
本物が欲しいみたいな中で、
ほんと人が死んでそれを、
お母さんが見た瞬間の絶叫みたいなのを見た時に、
やばいな。
みたいなとこがあって、
そういうのに比べれば、アイドルがやるものとして、
でも追い込むとか、
なんかその生々しいものを撮るみたいなのとかで、
WACKのドキュメンタリー映画みたいなのってあるから、
そこにやられる気持ちってすごい分かるんだよね。
なんか今いろんなものが繋がってます。
そうですよね。
最終審査の直前ぐらいにやってた、
オールナイトニッポンの中で、
風磨さんが2人のこと好きだよみたいなことをポロッと言ったときに、
しょうりさんとそうさんが、
そういうのはもっと視聴者に伝わるように言った方がいいよみたいな。
たぶん2人はすごく、身近にいる人はすごく彼の人隣とか、
言葉がなくてもわかってるんだけど、
ただでさえ画面を通すと編集が入ったりとかでわからないのに、
言葉が少なかったり、コミュニケーションを間違えるとすごく叩かれるじゃないですか。
でもわかんないですけど、
風磨さんはそれでいいとまでも思ってそうな感じもするし、
理想系がすごいある人だろうしね、とか言うのが、
そういう男がかっこいいと本気で思ってるんだろうなっていう。
そうですよね。
男性アイドルってなるとやっぱ女性の方がファン多かったりするので、
そこがアンバッチなのかなとか。
でも俺タイプロ見ててみんな湧いてたし、
俺も楽しかったんだけど、
結構俺もスタートエンターテインメントの出すもののファンだから、
結構いろいろ知ってるんだけど、各グループの関係とか。
ラジオとかも聴いたり、いろいろビデオとかも見てた時期があるから。
でも本当にスタートの強烈な盾関係っていうのをちょっと引いてんのよ。
強烈ですよね。詳しくないんですけど、そのイメージありますね。
例えばバラエティとか音楽だけだったらわかんないじゃん。
何々君ってみんな呼んでるなとか。
グループによって距離近いとこ遠いとこ同期でグッとあるとことか、
いろいろあるんだなとかあるんだけど、先輩後輩関係の盾がすごくて。
そうなんですね、やっぱり。
プロ見てても大倉君来たり、光一君来たりとかさ。
キムタクも来ましたとかさ。
いいよ、みんなさ、大倉君ちょっと厳しかったとかあるけど、
すごい面白かったんだけど、俺はそのトータルして、
強烈な縦がありすぎて、じゃあ染まるよねみたいな。
そうなっちゃうよねっていう。
なるほどね。
私すごい全員大好きですし、ファンクラブも入ってて応援したいんですけど、
篠塚君に一番ホームソーシャル感じてて、
ラジオとかを聞いてると、
例えば寺西さんとかが素敵な回答とかをする。
質問に対して素敵な回答とかをすると、
モテに言ってんじゃんみたいなことを結構言うんですよ。
誰に対しても言うんですよ。
モテに言ってるとか、モテを気にする感じって、
すごい男だなっていう。
それ言うのが面白いと思ってるから。
若さとかはあると思うんですけど、
大学生っぽいコミュニケーションだけどね。
今後どういう感じ?
大丈夫なんかなみたいな。
一番風磨さんに近いところにいるほどような気はしますね。
絶対に影響を受けるからね。
強烈な縦関係になるから。
これがいいんだってなっちゃうから。
あんまモテで言わない方がいいんじゃないかなとか。
いや、別にいいんですけど。
風磨がなぜそういう感じのことをしちゃうんかっていうのを
すごい考えてて。
一つはたぶん事務所の強烈な縦の中で叩き上げてきてるから。
だから、スタートっていうのは正直そういうマッチョなカルチャーがガンガンにあるよね。
っていうのと、あとやっぱ風磨って、
スタート初のキャラクターでもあると思っていて。
風磨とかジェシーとか、スノスト、セクゾとか、
今、僕の同世代とか、今30代ぐらいの世代とかって、
みんなバラエティー適応能力が高い人多いんやけど、
そろそろジェシーとか風磨とか向井康二とかって、
単体でフジのバラエティー出て面白いこと言ったりするやんか。
ああいうのって本当にみんな一律で、
やっぱ吉本芸人のひな壇バラエティーの影響っていうのを
強く受けてるんよね。
なるほど。
例えばアラシとか、もちろんスマップとか、
みんな、あとスバイダーの村上君とか手越とか、
それぞれキャラクターとか、バラエティーやってるんやけど、
そういうひな壇の中に一人でぶち込まれるみたいなんていうのは、
存在あんましてなかったわけよ。
でも、たぶん風磨とか以降、
そういうのをガチンコで対応できる人が出てきちゃって、
そこのひな壇芸人バラエティーみたいなもんも、
またスタートのステージが全てみたいなマッチョ性じゃない、
吉本芸人のマッチョ性みたいなのを。
ありますね、吉本芸人さんのマッチョ性ね。
そうそう。
怖いんだよな、あれ。
特にひな壇で立ってとか、
そういうのとかを見ながら面白いなと思って育った世代だから、
そのあいのこになっちゃってるのよ、たぶん。
なるほどね。
面白いとか、メディアに出るときのかっこいい風磨と面白い風磨を、
どっちもそういうマッチョでホモソーシャルなもんで形成されちゃってるから、
いろんなところで変なことしちゃう。
面白いんですけどね。
面白いんだけど、なんでそんなこと言うんとか、
なんでそんなコミュニケーションとんのみたいなことが受けちゃうっていうのは、
彼が影響を受けたものにすごい要因があるんだろうなっていうのを。
ひな壇芸人の振る舞いをするときのノリで、
記者会見というか、ファンクラブの生配信やっちゃったから、
ちょっと燃えたみたいなのがあるかもしれない。
吉本ファンだったらそういうもんやなってわかってるけど、
そこのジャンルの違うところで、バラエティ的な文脈で育ってる。
実際それで成功してるから、彼にとってはそれは成功体験なんよね。
芸人さんだといじられることもおいしいし嬉しいっていう前提があってやってるけど、
その前提がない彼らの場所だけでやっちゃうと、
ちょっと伝わりきらないよみたいなのはあります。
だからそこが、もちろん原君と信頼関係があるってわかってても、
それは違うんじゃないっていう。
見る人も違いますし、バラエティを見る人と。
そのひな壇バラエティで顔をいじったりするってこと自体がめちゃめちゃおかしいことだから。
でも最近減りましたしね、ひな壇バラエティで顔いじる。
でもやっぱそれって対応できないよね。忙しいからさ、みんな。
それである程度育っちゃうとすぐ対応できないから。
で、結構フリーにタレントにグッと任せて喋ることが多かったり、
コミュニケーション関係はフリーでやるやんかってなると、