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2021-12-28 1:04:44

第43回(2) 女と男と「メンヘラ」と ~『猿楽町で会いましょう』(+寝ても覚めても) 映画に見るメンヘラ談義~

『猿楽町で会いましょう』と、『寝ても覚めても』を通じて、映画の中に描かれる「メンヘラ」的なるものとはどういったものなのかや、女性と男性の関係性の在りようなどについて話しました。

おのおのの恋愛観や倫理観がぶつかり合う大激論回となっています。

■メンバー ・山口 ・原口 ・まえだ ・マリオン

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今回ですね、トークテーマっていうのが、作品単体ではなくて、映画に出てくるメンヘラとは、みたいなことを話そうかっていう風になったんですね。
で、そんな我々がメンヘラっていう言葉を機器として使ってるわけではなくて、映画を見られる中で、あのキャラクターってメンヘラだよね、みたいなのって結構その映画の評判の中で聞こえてくると思うんですよ。
そういうのって、実際のところどうなのかな、みたいなのを話してみてもいいんじゃないかっていうことになりまして、っていうことでいいんですかね、今回って。僕なりの捉え方なんですけど、今回の。
まあね、そもそものなんか、ホッキに向かう人がいるはずなんですけどね。ね、マイラさんっていう。
いや、そうですね、このトークテーマというか、今回これ私がどうしても話したいってお願いしたテーマなんですけど、そもそもの発端が、タル学長で会いましょうって、前回から結構言ってると思うんですけど。
はいはい。
なんかその、最初に緊急報告かなんかの時に、マリオンさんがさらっと紹介してて、その時にマリオンさん結構怒ってて。
あれ、嫌いな映画の時じゃありましたっけ。
あ、嫌いな映画の時でしたっけ。
そうそうそう、その時に僕あげましたね。
そう、私マリオンさんが嫌いな映画が好きなんで、基本的に。
もうどういうことですかねって感じですけど。
いや、というかその、マリオンさんが怒ってるっていうのを含めて好きなんですよ。
ああ。
マリオンさんが怒ってるぞと思って。
それでずっと気になってて、つい前日やっと見て、めちゃくちゃ面白い。面白いし、語りたいっていうところから、あの映画って本当にそれこそ結構女の子がメンヘラだっていう話というか、その代表作っていう感じだと思うんですけど、
その他にもいろいろ、なんだかんだメンヘラって、私たちはメンヘラのことを嫌っていながらメンヘラに惹かれているんじゃないかと。
いや、まあそれは。
で、今回さらに言うと、私結構男の人でもメンヘラっていると思うんですけど、男のメンヘラってあんまり描かれないなと思って映画で。
いや、ちゃんと探してないからわかんないんですけど。
で、それって私なりの解釈なんですけど、やっぱ女の子のメンヘラが可愛いからなんじゃないかなと思うんですよね。
うーん。
ということで、今回はメンヘラを語るってわけじゃないんですけど、いいところも悪いところも語り尽くしたいなと思って、そのテーマをお願いしたっていう感じです。
まずあの、猿学長で相場翔は全員見てるっていう前提で大丈夫ですか?
はい。
あともう一本、このメンヘラっていうテーマで語るにあたって、寝ても覚めてもが名前挙がってたんですけど、それも全員見てるっていう状態ってことで大丈夫ですかね?
03:04
はい。
じゃあまあ、作品の話から行きますか。じゃあ猿学長で相場翔の話から行きますか。
やったー。
じゃあ原口さん解説をお願いします。
はい。猿学長で相場翔2021年6月4日公開作品です。
第2回未完成映画予告編大賞未完グランプリ。
これは未完成の作品について予告編を作って、予告編を審査して映画にするかどうしようかっていう、そういう変わった映画祭なんですね。
それの第2回グランプリを受賞した監督小山隆が、この作品を長編監督デビュー作として描く。
泣かず飛ばずの写真家小山田と特写モデルの床。
2人は次第に距離を縮めていくが、床は小山田に体を許そうとはしなかった。
そんな中、小山田が撮影した彼女の写真が2人の運命を大きく変えることになる。
劇場版オッサンズラブ、ラブはデッドの金子大地が小山田役。
イソップの思う坪、さようならの石川瑠香が床役を演じるほか、柳春太郎を小西桜子、前野健太らが脇を固める。
といった解説になっております。
はい、じゃあサクッと最後の感想だけいきましょうか。原口さんはいかがですか?
結構こういう、これを見ながら20代こういうちょっと面倒くさい女と付き合ったことあったなっていうのをちょっと思い出して、色々と痛々しい過去を思い出してしまいましたっていうところですかね。
面倒くさい女って言われど、ちょっとイエローカード出しといていいですか?
いや大丈夫、大丈夫、大丈夫。男も女も面倒くさいから大丈夫。
まあね、まあね、まあね。
絶対原口さんの方が面倒くさいと思うし。
今めちゃくちゃすごいなんか意地気放ってきたな今。なんかすごいぞ今。
どんどん放ってください今日も。
はい、じゃあ前田さんはいかがですか?
私はマリオさん何怒ってるんですか?って思いながらずっと見てて。
全然マリオさんの怒るポイントがわからないまま、とにかく女の子可愛かったですね。女の子を可愛く撮れる監督だなと思って。
その女優さんの魅力をすごい引き出してるなっていうのが一番思ったことと、
あと結構男性も女性も際どいシーンが多いんですけど、撮影大変だっただろうなと思いながら見てました。
はい、マリオさんいかがでした?
僕が嫌いな映画の時にも今喋りましたけど、
ただこの映画自体が出来が悪いとかそういうことは言ってないとは言っておきますよ。
めちゃくちゃ出来がいいからねっていう。ただなんかやっぱり生理的に合わないみたいなのってあるじゃないですか。
06:01
僕はそういうタイプの映画やったなっていうことなんですよ。
男も女も確かに面倒くさいというか、嫌な側面あるよねっていうのはわかるんですけど、
僕はどっちも悪いよねじゃなくて、女性側の方になんかすごい悪い面を押し付けて終わってるような感じがするのが僕は嫌だなって思ったっていうところなんですよね。
彼女もまだ夢見がちなところとかっていうのがあだとなってる部分っていうのはたくさんあるけど、
けど結局なんか男たちの作者の構造からは逃れてないだけというか、
でなんかそういうのを甘い感じで消費して終わってる感じっていうのをすごく受けて、
僕はなんか嫌だなって僕は思ったんですよね。
なんかそんなこともあったよね、夫婦みたいな感じで綺麗に終わりやがってみたいな感じですよ本当に。
お前もそのクソさにちゃんと向き合って欲しいんですけどっていうのは、
前も言ったと思うんですけど、僕はそういうふうに思いながらこの映画のことを見てました。
僕はですね、第一傑作だと思いますよ。
で、はじめみんのしんどくって今年一番みんの嫌な映画だったですね本当に。
途中ちょっと逃げちゃいました。家で見てて。
で、今年東京をテーマにした映画よく見たなぁと思って、
ハナタみたいに恋をしたとか、あの子は貴族とか、街の上でとか、
その文脈で結構見れたなっていうのもあったし、もうズバリ汚い街の上でなぁとは思ったんですよね。
あんなに横のつながりでなんとなく丸く生きられるとかじゃなくって、
どんどんギスギスしていくと。
見方によってはもう本当にそれこそこのメンヘラ女がそうなってもしょうがないだろうみたいな見方がしかねないし、
あるいは男たちによる構造的な不均衡が生み出した不幸だみたいな見方もしちゃうんですけど、
誰しもが自分の立場でちょっとずつずるく立ち回って、
その中でその淀みが主人公の女の子にだけ集まっていくっていう感じの話だなぁと思ったんですよね。
で、最終的にもうしれっと終わっちゃうと。
それはもう何か問題提起をするとかではなくて、
こういう女の子は世の中にいくらでもいるんですよと。
っていうその事実だけを突きつけて終わるっていうのは、
僕すごい強い終わり方だなぁとは思いながら見てました。
傑作じゃないかなと思います。
二度と見たくないですけどね、本当に。
まったくだっていう。
じゃあまあ、がっつり話していきますか。
この言葉何回も言うの嫌なんですけど、
メンヘラっていう文脈はある程度意識しながら喋っていきますか。
前田さんはどうなんですか、この作品の。
どこが特にとかっていうのはあるんですか。
私なんか多分、ワリオンさんとは真逆の見方をしてるんですよね。
まず一つが、私あんまり、もちろんその広い意味ですごく引いてみたら、
09:00
社会的な構造の中に作主っていうのはあるかもしれないけど、
この話においては女の子の選択だと思ってるんですよ。
それもあるかなっていう見方です、僕は。
そうで、私はこれを別に女の子の自己責任だって言いたいわけじゃなくて、
逆にそこに本人の意思がないものにされるのが嫌なんですよ。
もっと言ったら、編集長とのことはさておいても、
それ以外の、例えばお山田でしたっけ、金髪の男の子に関して言えば、
女の子の方が作主してるって思ってるんです、私はいいように使ってる。
全然共感得られてないけど。
作主っていう言葉じゃないかもしれないですけど、女の子の方が付け込んでる。
共依存ですよね。共依存みたいなことだと思うんですけど、
それってことですよね。お互いに依存し合ってるってことではなく。
でも、共依存。
共依存というよりは、お互いに付け込み合ってるのかなと思うんですね。
お互いに利用できるところを付け込み合ってる関係かなと思うんですけど、
その付け込みやすさが男性側からの方が、女性側からの方より付け込むパワーが強い話だなとは思ったんですよね。
それは男性視点ですよ。付け込ませてあげてるのは女性なんで、女の子なんで。
ああいう関係に持ってってるのは全部女の子なんですよ。
そうですね。
だから、小山田が付け込んで利用してるふうには見えなくて。
彼は利用はしてないですよ。無自覚というか、結局行き場のない人に対して、
ここにいるしかないよねっていうカードを突きつけてることにはなってると思うんですよね。
女の子が行き場がないこと。
行き場がないことに対して、基本的に最終的に俺のとこに来るしかないよねっていうふうになってる。
それは小山田が自覚してやってるとかでもなく、そうなっちゃってるっていう。
それは彼女自身が付け込ませるように誘導したことで、結果的に自分に選択肢がない。
自分に突き出されるカードが1枚しかない状態になるのを、彼女自身がその状態を作り続けてるのではあるんですけど、
やっぱり小山田の方が有利な状態ではあったと思いますけどね。
私からしたら、まずそもそもの話なんですけど、恋じゃないですか。これ恋の話ですよね。その認識合ってます?
それは合ってます。
それは合ってると思います。
それは合ってますよね。ひと夏の恋みたいな話じゃないですか。
まあね。
まあちょっと季節はわかんないですけど。
それで、なんかそんな小山田に悪いとこある?って思うんですけど。
12:01
なんかその、俺のとこに来たらいいやんって、別にけこんでるわけでもないと思うし、優しさやと思うんですけど、違うんですか?
いや、それで言うと、そこで行かないっていう選択肢選べるかなっていうのはちょっと思うんですけど。
いや、選べますよ。それは。だって人間一人で生きていけるわけですから。
そこがね、僕ちょっとね、この映画で思うところだったんですけど。
あの子、ちょっと名前出ないんですけどね。
主人公の女の子が、
ゆか。
ゆかね。ゆかが新潟から出てくるわけですよね。過去パートで。
第2章が過去パートになってて、新潟から東京に夜行バスで出てくるシーンじゃないですか。
で、東京に来て初めにできる彼氏と同棲する男に、そこで出会ってそのまま行きづりで住み込んじゃうわけですよね。
ああなるのって女の人じゃないとならないじゃないですか、まず。
可能性としてはそうですね。男の人の方が低いかもしれないですね。
いや、でも女の人もあんな目でないと思う。
まあまあ、誰しもあんなことするかって言うとないかなと思いますけど。
そこはね、その時点からなんやみたいな、ちょっとびっくりしたところがありましたけど。
要は後ろ盾がない状態で、とりあえず東京行ったらなんとかなるんでしょって言って行くと。
で、男やったら正直ね、東京着いてから野宿したってなんとかなるっちゃなるとは思うんです。
寝カフェ転々としてとかでもなんとか生きていけると思うんですけど、女の人の方がそういう野宿とかに対してフリーなわけじゃないですか。
そういう宿がない状態に対してよりフリーなわけですよね。
で、かつ一人で若い女の子が旅行してる時に言い寄ってくる男がいる確率と、若い男が一人で旅行してて、それに言い寄ってくる女の人がいる確率ってどっちが高いかって言ったら絶対的に男の方じゃないですか。
で、彼女自身がわざとその隙を出している部分もあるんですけど。
正直それは新潟から東京に出てくる時点では多分意図はしてなかったと思うんです。そんなには。
でもあそこで、あ、私なんとなくボケっとしてたら男が寄ってくるわと。それを利用してなんとなく生きていけるかなっていう風に甘く考えたと。
で、そこでそれを利用して生きていこうとしたのが彼女の甘さだし失敗だとは思うんですよね。
で、その都合の良さを全ての人に対してやっていくわけですよね。それで破滅するわけですよ。
そうですね。
そこの、そういうこの人に会った時はこの顔したらうまくいくっていう、その八方美人がうまくいくのって男より女の人だと思うんです?
うーん、まあその、なんやろ、そうですね。うまくいくとか、やっぱりそこは女性が男性となんとかなりたいと思うよりも男性が女性となんとかなりたいと思う。
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そういう意味でつけ込むっていう利害の一致がしやすいっていうのもありますよね。
そういう都会に出てきて、男性の方が自分を貫くことで切り抜けるような状況っていうのが多いと思うんですよ。
逆に女の人というか、この作中の彼女に関しては自分を貫くのではなくて、会った人それぞれにいい顔する方がうまくいけるような気がしたからそうやったと。
その八方美人にしたらうまくいくような気がするよねっていうこと自体が、多分その男性側の持ってるカードと彼女が持ってるカードの根本的な強さの違いが、不均衡があるなとは思ったんですよね。
マリオンさんがずっと怒ってるから。
怒ってるんじゃないって。怒ってるわけじゃないんですけど、ふんふんって話聞いてるだけです。
この映画に出てくる男性って全員阿波よくばと思ってるわけですよね。
いや、そう思うんですよ。
でも恋愛とか男女の人間関係から阿波よくばを一切抜くことが別に私、抜かなあかんとも思わないし、阿波よくばがあかんとも思わないんですよ。度合いによるっていうか。
この映画で描かれてる阿波よくばって全然恋愛の範疇の阿波よくばっていうか、そんなに言い出したらみんな阿波よくばって思ってるじゃんって思うんですよ。男女問わずね。
阿波よくばという感情は別にあるけど、これ許容範囲なんですか?僕あんまりよくわかんないなっていう。
これ許容範囲なんですか?これ。これが許容範囲なのかっていうのがあんまりピンときてないんですけど。
最初の2人の出会い方とか結構嫌だなって思いながら見てたんですけど。
なんか私が面白いなって思ったんが、この話実は前回の映画バーでもちょっとしたんですよ。私がしたすぎて話を。
その時その場にいる男性人が全員親肌に怒ってるっていうか、あいつはクズだっていうような意見だったんですけど。
あ、そうなんですか?でもなんか面白いなって思ったんが、最初に高速バスで出会った男の人。
あの人のことは特に何も言わないんだけど、親肌がそんな許せへんねやっていう、私なんかそれがすごい面白くて。
でもあれもダメでしょって思ってたんですけど、そりゃ。
親肌君普通にいい子やんって思っちゃったんですよ。
僕の認識だと、彼だけが恋愛の範疇だなと思ったんですよ。
4人男性が出てきますけど、親肌だけが唯一恋愛の範疇に収まってて、他はちょっともうハラスメントであったりとか、
暴力じみたものになってたりとか、ちょっとその粘着質な一方的な思いをぶつけてるだけみたいなものになってたりとか。
親肌君は少なくとも恋愛足らんとしてたとは思います、僕は。
18:06
だから終わり方がすごく恋愛映画で付き合って別れましたみたいな、なんというか、そういう思い出もありましてねみたいな終わり方になるっていうのはそういうことやったってことですよね。
だから彼、あの後それなりに成功しそうじゃないですか。
まあ多分普通に仕事するんでしょうねっていう。
で、例えばですけど業界人と飲みに行った時に、昔こんなメンヘラ女と付き合ってさーみたいな酒の魚に仕出したりとか、あるいは何かインタビュー受けてる時に、
いや昔女性関係で苦労したことがあって、彼女こんな浮気してるような女だったんですよみたいなことを言ったりしそうじゃないですか。
すると思う。
親肌君そんな子じゃない。
いやするする。絶対する。あいつは絶対するわ。
そうじゃなくて、思い出になるってそういうことだと思うんです。
で、彼にとっては一方的に裏切られと思って終わるわけですよ。
いや一方的に裏切られてますやん。
そうなんですよ。
ちょっとすごい難しいんですけど、この話誰が悪いかって言ったあの女の子が一番悪いというか一番立ち回りが下手やったとは思うんですよ。
ただ全員がそれぞれ大なり小なりずるかったり悪かったりはしてるんですよ。
ただ損してるのはあの子だけだよねっていう話だと思うんですね。
誰が悪いかどうかっていうのはお互い様だけど、誰が損したかっていう中で彼女に不均衡の幸せが言ってるなとは思うんですよ。
いやなんかでもそれ恋愛において言うなら自業自得だと思うんですよ。
そうっすよ。そうっすよ。
そうっすよって言ったけどそうか。
そうでしょこれは。
それはだって。
男女逆で考えたら、あの女の子の立場のことを男の子が知ってたら一番損したねとか絶対思わないっすよ。
なんだあのクズ野郎って思いますよ。
だって一緒に住んでる、しかも転がり込んでる家に浮気あいて連れ込むって一番やったらダメじゃないですか。
それはどんな理由があってもダメじゃないですか。
しかもどんな理由ってそんな大した理由もないし。
結構あれ凹むと思うけどな。
いや凹んだからってやってよくなくないですか。それとこれとは別というか。
まあまあどうぞ続けてください。
なんかみんな女の子に優しすぎません?そういう意味では。
私なんかあの女の子がやったことは普通に最低やなって思うし、それに関してお山田に何の比もないし、
お山田はなんやかんや最後まで信じようとしてたし、ちょっと途中で仕事があってなんか構うのだるいなって思ってもちゃんと抱きしめていてたし、
いや自分があの女の子と付き合ってると思って考えたら相当だるいと思うんですよ。
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まあそうですね。
あとなんか思ったのは多分ですけど、お互いやっぱ同性同士の悪いところはやっぱりよく見えるってことなんじゃないかなと思うんですよね。
僕たちが男がやっぱダメじゃないって思うのと、まやさんがやっぱ別に男の子そんな悪くなくて女の子の方がっていうのって、
やっぱその同性だからこそそこのくずさとかダメさっていうのがまあよく見えてるんじゃないかなっていうなんじゃないかと思うんですけど。
でも実際何もしてないやんお山田君と思うんですけどね。
まあその最初何もしないからって言って家来て出だしたのはあかんかったかもしれんけど、何もしないからって家呼んで、
でも結局途中で辞めたし、結局それで最終的にはまあ付き合ってるって言っていいかわからんけどそういう関係になったわけなんで、
あれはなんか全然私お山田君悪いことしたことあるって思うんだけど。
それは思わないです。
まあでもやっぱ出だし最悪だからな。もう結構血の果てまで落ちてんだよな、僕の中で印象っていう。
出だしって何?そんなダメでしたっけ?どんな感じでしたっけ?写真でやるんですよね、写真で。
無理くりあんなこと性行為なんかやるみたいな、あわよくばみたいな、ちょっとやめてほしいっすよねみたいな感じなんですけど。
家に読んだやつ?
一番最初のそうそうそう、まだ付き合ってもないのになんか、えーみたいな感じが僕はしたんですけど。
なるほどね。私は結構エモいなーとか思っちゃってた。
そうか。もうなんか全然違いますね。ここもう最初のやっぱ最初の出会いのイメージだけでもこんなに人と違うんだっていうところがやっぱ面白いというか。
でもああいうことが人生にあったほうがワクワクするって思っちゃうんですけどダメですか?
ワクワクする。
だって今日撮影で初めて会って、なんかお互いちょっといいなって思ってるっぽい感じの男女。
家来る、まあ正味見え見えの誘い方っていうか。
何もしないよね、だったら行くけどみたいな。
なんかそこまで言ったら花束とほぼ一緒では?一緒じゃない?
まあそれはうんうん。
まあね。
なんか駆け引きとか口に出さないなんとなくお仕引きの恋愛模様の中にツヤっぽさがあるっていうのはわかるんです。
彼女がそれを利用してたのもわかるんですよ。
だからまあ紹介してもらったカメラマン、わざわざそういう良くない方法で掴んだカメラマンのツテだからこの人には粉かけといたろうと。
でも関係を持つのは嫌だから拒否はしますっていう感じは、あれはわざとやってたと思うんですよね僕は。
それは彼女が東京に来てから学んだ術だと思うんです。
そこはそれを学べば学ぶほど客観的にはメンヘラ的なものになっていってしまってるなと思うんですね。
メンヘラの定義っていうのもちょっと難しいんですけど、でもやっぱり仕事中とかに電話かけてきて今すぐ来てほしいみたいなのはあれはもうザメンヘラムーブじゃないですか。
24:09
あれはね。
あれはしんどいでしょさすがに。
しんどいなあと思いますよね。いわゆるあれって私と仕事どっちが大事なのみたいななんかめんどくせえ質問のやつですよねっていう。
めんどくせえしかも仕事やからどうしても行けなくて、まあ行けなくてっていうか。
まあとずれにしに無理よっていう。
仕事頑張ってるときに浮気されて、しかも何らずっと浮気してて。
まあちょっとじゃあ話を変えるんですけど、
私今回小山田以外の男性陣に関しては結構もすごいひどく描かれてたなと思うんですよ。
特に編集長とあのバイト先の子は、あの2人本当にすごい女の子もたいあたりだなと思いましたけど、
あの男性陣2人すごい頑張ったなと思って、なんかあんなに気持ち悪い姿をさらしたくないじゃないですかまず。
本当はすごい嫌でしたね。
いや私本当に嫌で、でも編集長ちゃんと仕事は紹介してくれるんだと思って、
それは優しいなって思ったんですけど。
特にバイト先の子はきつかったですね。
あのシーンゲロ吐くかと思いましたよ、マジで。
本当に。
本当勘弁してほしかったですね。
よくやっちゃうなーって思う。
いや本当に。
役者さんの声質がまたね、なんか強烈な印象を残すんですよね。
いやそうなんですよ。あそこであの切れ方はしないでって思いましたよね。
いやでもそれだけ女の子側も結構自尊心を煽ってたんで、自尊心が傷つくような煽り方をしてたから、
あれはすごいあの男の子もかわいそうだなってすごい見てて思ったんですけど、
なんかかわいそうとかわいそうがぶつかり合いすぎてやばいと思って。
やっぱねその主人公の彼女は、自分が利用できそうな人には発泡美人で粉かけて手元に置いとくみたいなことをするし、
逆にあんまり付き合いたくない人の扱いめちゃくちゃ酷いんですよね。
福屋さんの店長とかも、そりゃその言い方されたらあなたのこと嫌いになるでしょうっていう言い方をしたりとか、
免税捨て紹介した子も紹介論もらってたこと前提で、第三者が言ってた噂話を信じて、彼女のことをすごく悪く捉えて、
そのネットに免税捨てで働いてたことを書き込むとかっていうことをして、どんどん敵作っていくんですよね。
利用できる男にはいい顔して、利害関係のそっちにある人の扱いはどんどん雑にしていくっていう、どんどん自分で自分を追い込んでいってるんですよね。
そこは彼女が愚かなところだとは思います。
27:01
やっぱこのシーン、彼女が浅はかだし愚かだっていうのがまず前提としてあるし、何より彼女は本当に何もないんですよね。
自分の中にかっこたるものが。あそこはね、結構僕グッときたというか、芸能界に行こうとしたきっかけも、自分が目立ったことが嬉しかったとかじゃなくて、
他人が目立ったことを見て、そうなろうとしなかった自分を悔やむっていう、それがきっかけって悲しすぎるなと思って。
だから自分がないから、自分に都合よく扱えそうな人に発泡美人でどんどん振る舞っていくっていうのはあると思うんですよね。
それがそのいわゆるメンヘラ的なるものに見えてしまうっていう部分はあると思うんです。
彼女がそういう悪としての性質を持ってたというより、彼女の生存戦略が彼女が持っている意思力とか能力に対して大きいものを望みすぎてしまったっていうのがあると思うんですよね。
そこが僕すごい悲しいなと思ったし、ラストの結論がこういう女の子はいくらでもいったし、そういう女の子と別れた男も過去のエピソードの一つとして心にしまって普通に生きていっちゃうんですよと。
でも彼女の物語はもうそこで人生の中でブツッと途切れて二度と現れませんっていう。
めちゃくちゃ悲しいなと思ってあそこ。
言い方難しいんですけど、そういうメンヘラ的なるものに見えてる人がそうなっていく過程とか、そうなった背景みたいなのをちょっと見てみるっていうのは結構この映画の面白いところだったかなと思って。
自分が理解できなかったらメンヘラっていうレッテルを貼ると安心するみたいなのってあると思うんですよね。
きっと小山田くんも最後彼女のことをメンヘラっていうレッテルを貼って自分の中で何かを飲み下したと思うんです。
このモヤモヤを飲み下すために。
そうやって彼は俺昔メンヘラ女と付き合ったことあったなみたいなことを経験値として得て生きていけるようになってしまうと。
でも実は彼女ってそんな簡単にくくれるほどシンプルな人間じゃなかったかもしれないよねっていうことを感じてみるっていう。
メンヘラって四文字じゃないよね。
確かに彼女は浅はかだし愚かだったかもしれないけど、やっぱりいろいろ考えて生きてたかもしれないよねっていうのを考えたり感じたりしてみるっていう映画としてすごい良かったなと思うんですよね。
ではポチポチここらで公開当時監督にインタビューしたことについて紹介しますと。
監督にこの作品を受けるユカの位置づけについて聞いてみたら、ユカを悪い女性に捉える人もいると。
だがユカは本当に悪いんですかと。
結局男性陣みんながユカに嘘をついていると。
それは許していい嘘なのか。
じゃあ主人公大山田は成長したのかと。
30:02
そもそも彼はいい人間なのかと。
いい人間に見えてるかもしれないけどかなりクズだと監督も言ってて。
だから結局どちらが悪いという話ではないと。
で世の中は嘘や建前を受け入れてしまうと。
嘘がダメだとは言っていないと。
世の中の矛盾を集約したものとしてユカを描いていると。
結局そういった嘘っていうのが無自覚というか自覚的にも他者を加逆した結果として生まれたのがユカだと。
だったら彼女の嘘につかれてる嘘によって気付くものは何だろうって話。
そういうことでは語れない。世の中では語れないことをユカを通して描いているということです。
なるほどな。
本当なんかこの映画での話はどこかの街であることなんじゃないかっていうぐらいのリアルさがあるし。
そういうのが嘘と建前とか。
そういうのがお互いに足を引っ張るじゃないけど利用し合ってズブズブな関係になってっていうのが多分それが世界の真理ではあるのかもしれないっていうのは
その一旦を捉えすぎてる結果こうやってなんかいろいろみんなでああだこうだ言ってしまうぐらいの強いパワーを持った映画になってるんだなっていうのは改めて思いますね。
ラスト写真裏向きなままなのちょっと良かったなと思いましたけどね。
あそこで初め会った時に撮った写真だけが残ってたとか思い出だけは残ったみたいなのをこれ見よがしに見せるんじゃなくて裏向きの写真で置いておくって結構いいなと思いましたね。
なんか僕の人生であそこまで強烈な女の人は会ったことないですけどすれ違うとかはしてたのかなとかちょっと思って。
いや8割ぐらいはあんな感じだと思います。
8?
高いな。
メギラって属性というより状態なので。
なるほど。
そういう意味ではそういう状態だったことがあるっていう意味では8以上いるかもしれない。
それはただそうかな。
そもそも恋してる状態っていうのがまずちょっと精神的にちょっとやっぱおかしくはなるじゃないですか。
なんかやっぱ普段だったらできないようなことを知れかすっていうのは確かにあることですよね。
そうですね。あとやっぱりメンヘラの根源っていうのがやっぱ寂しさだと思うんですね。
基本的に寂しいので人は。
まあね、それはね。
一般的なメンヘラ的なるものの定義というか共通認識みたいなもので言うと僕女の子よりお山田の方がメンヘラ的なんじゃないかなと思ったんですけどね。
なんか携帯みたいとかそっちの方がポサかあるかなと思って。
僕のメンヘラのイメージって自分を最優先させるとか嫉妬深いとかそういう感じのものなんですよね。
33:08
ユカの浮気性な感じ浮気性というか発泡美人な感じって僕の持ってるメンヘラっていう言葉のイメージとはちょっと違ってて
どっちかというとお山田の方がメンヘラ的なメンタリティをしてたような気はしたんですけどね。
なんか私の考えるメンヘラの定義の一つに相手に相手というかメンタルのブレによって負のアクションを起こしてしまうことっていうのがあって
そういう意味ではなんかお山田は携帯とか見るけどそれですごい問い詰めるっていうか
まあ確かに。
そういうことをしないので結構あんまりそういう意味でメンタルのブレがないというか少なく見えるんですけど
なんか感情の揺れ幅が大きく見えるからメンヘラっぽくやっぱ見えちゃうのかなと思ってユカちゃんが。
それで言ったら街の上でとかの監督の作品。
今泉力也監督。
今泉監督の作品にはメンヘラって出てこないなと思うんですよ。
愛が何だの時の石井幸之ちゃんも立ち位置的にはややこしい立ち位置だったと思うんですけど
好きっていう気持ちにブレがなくてあんまりネガティブな印象を受けなかったんですよね。
あんまりあの人作品にメンヘラっていうかメンタルがブレてる子出てこないなと思って。
みんな結構自分の好きなことにまっすぐな感じの人しか出てこないんで。
そういうことか。
私は結構その子の違いが本作と今泉作品結構違うなと思います。
メンヘラのそもそもの捉え方全然違うような気がしてきたんですけど
僕むしろ愛が何だの主人公女の子とかってメンヘラ的なるもののような気がしてたんですよね。
僕もそうですね。
僕の中のメンヘラの定義というか傾向みたいなものって
自分の恋愛感情で自己完結してる人のことなんですよね。
僕の持ってる捉え方ですけど
それで言ったら愛が何だの主人公とかめちゃくちゃ自己完結してるじゃないですか恋愛が。
だからそうかなと思って。
メンヘラと人生で出会ったことあります。
多分ね出会ったらわかると思うんですけど
メンヘラってすごい負担かけてくるんですよこっちに。
多分愛が何だの雪野ちゃんは負担ではないと思うんですよ。
都合がいい存在のだけで。
たまにウザいぐらいはあるかもしれないですけど
そういう意味でやっぱ相手に負担をぐっとかけてくるんですよメンヘラっていうのは。
そうなんですか。振り回されてるって感じ?
それが楽しいと思う人もいると思いますし
私親まだもうわきさえされなかったら結構メンヘラを受け入れるタイプの人間なんちゃうかなと思って。
36:06
それはまあそうなんじゃないですかね。
やっぱり猿学長がああいう話になっちゃったのって
ゆかの仕事がどんどん悪い方向にぐちゃぐちゃになっていったからっていうのがあるじゃないですか。
まあもうぼちぼちそこそこに仕事してる感じやったら
まあなんかかわいい感じに一緒に過ごせてたような気はするんですよ。
自分の仕事をブレイクしていったのも自分の巻いた種なんですけどね。
まあまあまあ確かに親まだがそういう性質かもしれないですね。
ホントポッドキャスト聞いてる皆さんにマリオンさんがどんな顔してるかを
やめてくれますかね。
いやでもそのメンヘラと会ったことあるかないかで言うと多分僕会ったことないと思うんですけど
ただ僕一個ちょっと思い出したことがあって
生きてるだけで愛っていう映画があるんですけど
あれの女の子シュリーが演じてる女の子も彼氏が須田まさきが演じてるんですけど
結構振り回すじゃないですか。結構振り回すんですよ。
須田まさきの方は本当彼女が言うことを何でも何かやって
もう全然意味のないようなことなのに彼女の言うことをちゃんと聞くみたいなことがあって
その映画を友達男女4人ぐらい男女半々ぐらいの人数で見た時があったんですけど
その時の男性人がそのシュリー演じる女の子の言うことを聞くか聞かないかで
みんな聞くって言ったんですよね。僕含めて。
なんか僕そっち方面なんかメインヘラというかそういうなんかこう
かまっちゃうんだろうな自分はっていうのはちょっと思いましたね。今思い出したんですけど
生きてるだけで愛に関してはメインヘラというよりは普通に
メンタルヘルスに問題があるっていう別の属性があるっちゃあるんですけど
ただやっぱちゃんとなんかかまう方かなとはやっぱ自分は思うので
かまってくれそう。
かまってくれそうですか。
だから多分本当にそういうちょっとややこしい女性と付き合ってってなったら
多分なんかすごい面倒見ちゃいそうだなっていう自分はいるなっていうのは思いましたね。
めっちゃ面白いです。
何の話やろうこれって感じですけど。何話してんだろうっていう。
でも私ゆかちゃんのことは基本的に大好きなんですよ。
彼女がやってることは私は登場する男性と比較して彼女の方が悪いやんって冷静に思うだけで
あの感じを受け入れてくれる人が多ければ多いほど
世の中は平和だと思ってるんで。
マリオさんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。いえいえ。
あとこの映画結構そのなんだろうメンヘラ的なる女性っていうものの
ステレオタイプをわざとなぞろうとしてるのかなっていう思うところがあって
39:05
元彼の趣味で部屋に飾ってあるナイトオブザリビングデッドのポスターみたいなのあったじゃないですか。
それを次の大山のTシャツでナイトオブザリビングデッドだみたいな言うっていうのとか
あと大山田が紹介した焼肉屋で焼肉屋のコツというかいい店の見分け方みたいなのを編集長に言うみたいなので
まあいわゆる女の家に映画秘宝があったら前の彼氏の影響問題っていう
確かにね。
これは女性は映画秘宝を読まない。映画秘宝的なサブカルチャーに触れてた
それは男の影響だっていうステレオタイプがある。
それの上に成り立っている話なんですけど、だから
映画秘宝が前にあった男の情報を次の男の人に提示するっていうので
ご機嫌をとるみたいなことをするのって
そういう女性のステレオタイプをわざとなぞってるなと思ったんですよね。
結構あれ見方によってはそんなステレオタイプな人ばっかりじゃないっていう意見もあると思うんですね。見てる人の中で。
でもそういう人もいると。
だからこの映画はそういう典型的な男に対して八方美人な女性のステレオタイプを煮詰めて煮詰めて
ゴロッとお出ししてさあ見てくださいと。
あなたはこの人をどう見ますか。善人だと思いますか。かわいそうだと思いますか。
あなた自身に問いかけてくださいっていう映画になってたなと思ったんですよね。
確かに私もあそこだけなんかちょっと引っかかりはしましたね。
なんか私それ以外の部分って結構本当にメンヘラをよく描けてるなっていうか、監督絶対なんかあったでしょみたいな。
っていうぐらい。
でも監督は友人からよく聞く女性の話からどんな女性なんだろうと想像して描いたっていう。
いやもう絶対それ嘘ですね。
友人の話っていうのはだいたい本人の話ですからね。
そこは否定してんけどな。
でもその男性の話の受け入りっていうか、あの部分だけはなんかちょっと個人的にはあんまそんな人いるって思っちゃったんですけどね。
なんかあんまり私は想像できなかったというか。
なんかそこがステレオタイプなんじゃないかなって気はしましたかね。
そうなんですよ。だから結構確かにね、他の男の入院のする情報を他の男性に出すって、あんまり彼女みたいな立ち回りしてる女の人がやらないかなって気はしたんですよ。
だって彼女全然サブカルチャー生徒してないじゃないですか。
なのにいきなりナイトオブザ・リビング・デッド知ってるってどういうことだってなりますね。
親まだ疑り深いし嫉妬深いから、全然サブカル興味ないのにナイトオブザ・リビング・デッドだけ知ってるってもうそもそもそういうことじゃんってなりそうな気はしたのと。
42:05
あとLINEの通知ってあれって消さないんですか、ああいう女の人って。
いや絶対消しますね。
ですよね、ですよね。だってあれ他から連絡来てますってバレるわけじゃないですか。
絶対消すでしょ、あそこは。
急になんか女子会みたいな。
そうなんですよ。だからその親まだ視点でゆかに他の男の匂いがしますよっていうのをナイトオブザ・リビング・デッドのこと知ってるだとかLINEの通知が音と光で鳴るとかわざと残すことで要素としてやってると思うんですよね。
あそこはLINEの通知切ったりとかナイトオブザ・リビング・デッドのことも話題に出さないとかした方が絶対にうまく切り分けれるはずなんですよ。
だから結局失敗したっていうことでもあるのかな。そこの気が回らなかったからああいうことになっちゃうのかな。
防備人だけど立ち回りは下手ってことですよね。
爪が。
だからあそこから方向、軌道修正するか、ああいう失敗で学んでより精度の高いクズになっていくか。
精度の高い。立ち回りがうまくなってしまうんだ。
このエンディングの後にさらに成長して本当の悪になる。
アフターストーリーがあるんですよ。
だから猿学長で会いましょう。カーネーションみたいなやつがあるんですよ。
床ストライクスバックですね。
カーネージャー。
でもそこでもう私は食われる側に回らない、食う側に回るんだって言って人から向けるっていうのはピカレスクロマンとしてはありじゃないですか。
ピカレスクロマンとしてはありですけど。
なるほど通知は切っとくべきなんやなとか、この情報ここまで出したらあかんなっていう学習はしていくと思うんで。
だからやっぱり彼女は地元ではそういうタイプじゃなかったんですよきっと。
東京に来て初めて覚えた術だったからそこの立ち回りを経験してなかったんですよきっと。
それか地元ではまだ全然そういうことには騙されてくれる人ばっかりだったかもしれないけど、東京でより上手な相手の方が上手っていうパターンが出てきたから。
心無猛虐渦巻く東京という的では。
はいはいはいはい。井の中の蛙であったと。
なるほどね。そういう見方もできますね。
なるほどな。
だからこれを逆にこういうエモい方向性じゃなくて、もうちょっと女の子視点っていうか女の子寄りで書いたらもうちょいなんか違う面白さがあるかもしれないですね。
うんうんうん。
なんかこう男女は馬鹿し合いなんですね。
それはどうなんでしょうか。
いやでも馬鹿されるのが楽しかったりするじゃないですか。
45:01
楽しいとかドキドキするとかで捉えてたら大丈夫だと思うんですけど、そうしなければ生きていけないとか、それを利用して私を上に登るとか考えたら絶対ダメだと思うんですよね。
それはそう。
人を騙すのは良くないっていう。
まあね本当程度にもよるけど程度ってもんがあるぞって話ですよね。
まあでもみんな若いからキラキラして追われるっていう、まだ傷を負っても回復する時間があるから大丈夫。
若いからこそああいう綺麗な思い出だったねって感じで追われるんだろうなって思うんですよね、あれはね。
これが30歳超えた話になってきたらもう殺し合いになってきますからね。
ズタボロですよ。
そうですね、この話がそのまま年齢上にスライドしてたらちょっと余計きついですね。
いやもう多分全員死んでると思いますね、最終的には。
死んでますね。
なるほど、これ寝ても覚めてもの話できます?
そう、ぶっちゃする気やってんけど言おうか思いながら。
絶対行かないと思ったんですよね、そこまで。
まあそれで言うと寝ても覚めてもってそんななんかメンヘラな話だったんですか?
まあ、いやー。
って言うとそれちょっとなんかあんまりって感じするんですよね。
いやそうなんですよ、あれはあんまメンヘラ映画じゃないというか。
ないというかそう、サル学長ほんとそういう方向でめっちゃ特化してるなって感じで、いわゆる厄介なメンヘラ女の話として、メンヘラ女というかメンヘラについての話として特化してるけど、
寝ても覚めても単純になんかその男女の何というか価値観の差みたいなのを明確になんか、明確ってあれが価値観を代表してるとは言いませんけど、
相入れない何かがあるよねっていうのがあって、でそれをなんかその中でも傷つけあってもうぐちゃぐちゃになりながらある種一体化していくみたいな話だと思うので、
なんかまたちょっと違うのかなという気がしますけどね。
でもあのあそこでゾッとするやん、男としてはあれ、あの戦闘殺させられたら。
あのまあまあ確かにあのそうですね、一番最初の彼氏の方に向かうっていうのは正直もうアゼンとしましたけど本当に。
いや寝ても覚めてもちょっとぶっ飛んだ話すぎるっていうか。
そうだと思います本当に。
映画めっちゃ好きだったんですけど、東での変な関西弁とか。
もう最高の東でしかも2人も出てくるっていう。
しかもいっぱいいるって言ってたね。
最高の東で映画で、で私なんかそれまであの唐田恵梨香さんの演技見たことなくて、ソニーソンポのCMしか知らなくて、
ソニーソンポのCMの時はなんかあんまり印象残らへんなと思ったんですけど、
48:03
あの作品ですごい役者さんとしてもすごいいい味出す子やなと思って。
そうですね。なんかね寝ても覚めてもってめちゃめちゃ巨大な他者の話だなと思うんですよね。
で猿学長の方はやっぱりなんかその理解できない他者に見えてるけど視点変えたら理解し得るかもしれないと。
見えないかもしれないけど理解はできるかもしれないみたいな側面はある話だったと思うんですけど、
寝ても覚めてもって一応まあその主人公の唐田恵梨香さんの朝子の視点で進みますけど、
それとも理解できないじゃないですか。彼女の視点で進んでも。
なんかそこにどうしようもない壁はあると思うんですよね。
なんかその視点を変えたら分かり得るかもしれないみたいな要素がないんですよね。
なんかものすごい巨大なブランクがゴローンってあの映画のど真ん中に置いてあるんですよ。寝ても覚めてもって。
もうなんかそれにひれ伏すしかないみたいな映画だったなと思って。
ちょっとホラー映画みたいでしたもん本当なんか。
いやそうなんですよあのピンポーンって来た時でしょ。
もうあれとかマジモンのホラーやと思ったし。
いや私もめっちゃ怖くて。
だしなんかその本当その直接的なところ以外にもなんか喋ってる内容が、なんでみんなこんな本音だだ漏れで喋るのというか。
なんかもうちょっと人と喋る時にオブラートに包むみたいなことを日常的にするじゃないですか。
そういうのないのみたいな掛け合いが平気でぶっこまれてくるのかって本当なんか。
でしかもその状況がどんどんなんか凍りついていくみたいな状況みたいがいっぱいやって怖かったんですよね本当に。
もう何を見てるんだみたいな。怖いっていう。
いや本当そうですよね。
あとなんかびっくりしたのが最初に出てきた友達の男の子が久しぶりに再開したらALSにやってるじゃないですか。
はい。
あの設定とか結構ショッキングだったんですけど、なんかこの後に及んで自分のことで泣くから耐えりかった。
なんかあの設定はあんな感じでぶち込んでくる意味あったんって思ったときすごいショッキングで私。
あれか。
なんかそこで私なんかやっぱり。
おたなび太一が演じた役。
僕割と自然と受け入れましたね。あの展開は。
ドライブマイカーの時もちょっと思ったことだったんですけど、
人物それぞれが一つの大きい物語に乗って進んでない感じがするんですよね。
濱口監督の作品って。
僕ドライブマイカーの感想を言った時に言ったんですけど、
演じてる役者さんが映画なのに次の瞬間に演技失敗して映画が壊れるんじゃないかとか、
演技と関係ないことをし始めて映画がどうしてもなくなっちゃうみたいなことが起きるんじゃないかっていうぐらい臨場感があるなと思うんですよ。
51:08
なんかその物語っていう必然性にのっとって人物が動いてない感じがするんですよね。
だから人生の中で大病を患う人もいますよねみたいなのが自然とそこに差し込まれてもあんまり違和感がないなと思ったんですよ。
人生って不確定要素の連続だから、その不確定要素の一つとして大病を患った人がいるみたいなのにそんなに違和感がないと。
物語が繋がってなくて本当に瞬間瞬間スライスされて、
その物語はもう実はもう消えてなくなるかもしれないみたいなのが連なり続けているみたいな、そういう風な映画だなと思っているので、
なんかねそういう必然性がない展開があることに違和感がないというか、そもそも人生に必然性などないっていう感じですかね。
伏線回収とかないですよってことですよね人生に。
今の唐田ちゃんが結構そこで泣いちゃって、何やろ、私大切な人みたいなのがそこでやることかってすごい思っちゃって。
しかも東のこと知らないわけじゃないですか別に。
なんかあの麦くんでしたっけ?バクか。
バクの方の話してるんやったら私も、もう全然関係ない最近の彼氏のことでそこで泣く必要あるかねって思った。
気まずい気まずいって思いながら見てた。
そうですね。
でも面白かったです、めっちゃ。そういう、確かにおっしゃるようになんか、
本当にこうプツプツって途切れ途切れの話見させられてるみたいな感じがすごいあって。
積極的になんか話をぶち切りに来ているというか本当に。
対話する気ある?みたいな会話が本当に多いから、え?みたいになるんですよね。
なんかもうちょっと歩調を合わせるみたいなのないのかみたいな。
けどそれがまあ本来そういうもんでしょうみたいな。
人と人との関係性ってなんだろうなともやっぱすごく思うので。
なんかすごく心理をついてるなと本当に思うというか。
深く愛せる人は深く傷つけることができるみたいな。
関係性だなとすごく思ったんですよね、あの二人を見て。
いやあの東出が東出を睨む時の顔が良すぎて。
本当に。
なんか似てる二人っていうのを同じ役者でやる上に、
見た目の違いもそんなに出さないっていうのが面白すぎて。
何をやってるんだ。
なんか見た目全く同じだからこそ、
こいつはもう自分とは絶対交わり得ない他者だみたいな感じ、
より強調される感じしません?
ちょっと自分に似てたら、なんかこいつ似てるなみたいになるけど、
全く一緒だったら、え?気持ち悪?
54:00
何この自分じゃない何か?ってなりそうやなと思って。
それで言ったら浮気相手が自分と似てる方が良いか、
真逆のタイプが良いか問題あるじゃないですか。
いや、ごめんなさい。その問題を考えたことがなかった。
そもそも浮気相手と思ってる。
浮気がそもそもよっていう話なんですけど。
いや、もちろん浮気がそもそもダメなんですけど、
女性はこういう話したことあるんじゃないかなって思うんですけど、
もちろん浮気自体嫌なんですけど、
仮に浮気されてしまったとしたら、
相手が自分に似た系統の人の方が良いか、真逆の方が良いかっていう。
たまに芸能人とかでも、浮気相手と本才の系統一緒やなみたいな人とかいるじゃないですか。
ありますね。
それやったら真逆の方が良いかもしれないですわ。
いや、真逆の方が良いでしょうね、やっぱ。
うん、真逆の方が僕も良いかなって。
だって真逆やったら相性の問題として取られるじゃないですか。
もう、そうですよね。
自分にないものを向こうは持ってるなっていうのが一発でわかるというか、
総括室しか言えないけど、
ただそれで自分と似てる同じ系統の人だったら、
もうなんでだよって気持ちが余計強まりますよね。
もう何がないの、僕にはみたいなっていう。
その極みなんでしょうね、あれは。
あー、なるほどね。
もう見た目が一緒ってことは、他の全部お前の方が下っていうことですよね。
そうですよね、ほんと。
そう思っちゃいますよね、なんか。
見た目が同じ分、内面で自分の何か足りなかったんだって思わされるって、もうしんど。
しんどいな、あれは。
新型モデルに乗り換えられたみたいな気持ちがありません?
マイナーチェンジした、ちょっとしたマイナーチェンジした新車に乗り換えられたってことでしょ?
もう嫌ですよ。
まあ、寝ても覚めてもって言うと、
さっき最初に話した偶然と想像の話したと思うんですけど、
偶然と想像の第1話はちょっと寝ても覚めても感があるなとは思ったんですよね。
ちょっとしたある恋バナから始まる話なんですけど、
それが実話っていうのが入って、
それこそ本当に深く愛し合ってるイコール深く気づけ合うこともできるみたいな関係性を巡る話みたいなのもするので、
本当にやっぱり濱口監督のそういうのはなんか作家性としてずっと描いてるんだなっていうのはすごく思いますね。
一応、寝ても覚めてもは柴崎智子さんの原作書誌もあるんで。
はい、まあそうですけど、そういう作家性というかそういう方に関心があるということですね。
そういう原作を選ぶと。
ちょっとそろそろ畳にかかろうかなと思うんですけど、
今回一応テーマ目に減らって掲げてたんですけど、
なんかそんな話になってたのかな?どうなんだ?
いや、結構いい話できたんじゃないかなと思ってるんですけど、私は。
57:03
ああ、そうですかね。
いや、何だろう。前田さんにとってメンヘラって何ですか?
メンヘラは、
むず。
私にとってメンヘラは、あなたはメンヘラ辞めますか?それとも人間辞めますか?みたいな。
めちゃくちゃ史上名だじゃないですか。
お前らみんなメンヘラだっていう。
いやでも今日で、あ、みんなメンヘラにやっぱ優しいんやなって。
だからメンヘラは生きていけるし、絶滅しないのだなってちょっと分かって、
優しい世界っていう気持ちになりましたね。
ああ、でも僕親切にはすると思うけど、親身にはならない気がします、僕は。
厳しそう、山口さん。
うーん、ちょっと最後の場面で思ったんですけど、
やっぱ自分がない人って僕ちょっと苦手やなぁとは思って、
前半で思ったんですけど、イチャイチャするより、
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドの話出た後、そのまま映画の話したいなと思ったんですよ、僕。
まあ出たら話するでしょうね、僕とでもね。
だから、八方美人で会わせてもらって、
なんかそれっぽくしてもらうよりは、あなたをゴロッと出してくださいと。
それと、噛み合ったら楽しいですよね。噛み合わなかったらまあそういうこともありますよね。
じゃあちょっとその適切な距離で関係性作りましょうってなったらいいなと思うので、
なんかあんまり自分がなくて、ただこっちに寄り添ってくるっていうのをされると、
おそらく僕はつまらないと思ってしまうと思いますわ。
ただ、じゃあ自分がメンヘラ的じゃないかって言われるとそうでもないなとは思って、
なんか女性だからとかじゃなくて、誰しもがメンヘラ的であるなとはちょっと思うんですね。
これはそう。
世間一般的にその属性が女性に紐付けられていることが多いけども、
じゃあ男性が付き合っている相手の携帯を勝手に開いて覗かないんですかとかって、
いやまあやってましたよねとかっていうのはあると思うんですよね。
そのねちっこさみたいな部分って言ったらいいんですかね。
そういうのって別に男女関係ないと思うし、別に女性を悪く言うなとかそういう視点だけじゃなくて、
男性もメンヘラ的になりうるって自分で気付けとかないと、
自分が人に迷惑かけるじゃないですか。
やっぱそれは嫌だなと思うから、
まあ誰しもがそうなりうるって思っといた方がいいのかなっていうふうには思いましたね。
みんな誰かをやっぱ求めるがあまり何かしでかしちゃうってことだったなっていう。
マリオンさんの中で猿学長感変わりました?
変わったのかな?
変わったんですかね。
捉え方が全然違うなっていうのがやっぱもう一番面白かったというか、
こんなにも見方が違うなっていうか、僕とマリオさんとの見方は特にですけど、
1:00:03
そのことが面白かったですね。
まあ確かになるほどなっていうのはすごくいろいろ思ったりもしたので、
でもこの映画は好きじゃないかなっていうことかな。
わかんないかな。
もしこのトーク第2弾をするなら、
深田浩二監督の本気の印232本をぜひやってほしいなっていう。
どっかに見える機会あるかわからないけど。
本気の印はなんか評判でそういう話っていうのは聞いたことありますね。
まあそうですね。でもあっちの方がちゃんと向き合ってんだよな、そういう意味ではな。
猿学長より何倍も面白いし、ちゃんとめがえてるし。
本気の印の方がいいですよ、本当。
僕はね、本気の印はいいぞ。
どっかに見える機会あるかわからないけど、あればぜひ。
232本ありますが。
原口さん自身のメンヘラとは何なんですか?
え?
いや原口さん、節々でなんか昔苦労したことがありそうな片鱗が見えてたんで。
あるよ。
真ん中ちょっと匂わせてますよね。
ちょっと面倒な女性と知り合って振り回されたなっていう。
まあ大変でしたよ、ヒロちょっと20代は。
大変だったんだ。
あれじゃないですか、小山田じゃないですか、これが。
そうなんですよ、こういうふうにね、小山田も昔女で苦労してたみたいなことを言うんですよ、いつか。
小山田じゃないですか。
そうか、ここにいたのか。
最後、落とし悪いぞ。
まあまあ、レッテルハレイはやめましょうと。
はいはい。
っていう感じで、終わっておきますか。
じゃあ、一応映画の中に描かれるメンヘラとは何ぞやみたいな話をできたんですかね。
その話を終わりたいなと思います。
ではお知らせになります。
1月も映画の話しさすぎるバーを開催する予定です。
場所は大阪の南森町にある日刈り弁当型カフェバー、週刊曲がり。
日時は1月の29日土曜日、オープンが19時、クローズが23時予定となっております。
そうですね、年明けて年末、これから公開される話題作もありますし、年始にも映画がありますし、
特にその年末映画、目玉まだまだ残ってますからね、そのあたり来年話す機会のアート化にできたらいいのかなと思ってます。
サルゴワクチョウトークもバッチコイですからね。
いや本当ちょっとこっち側のGIF増やしたいです。
1:03:01
うまくテーブル作れたごっちゃごちゃの面白いトークできそうですよね。
あともう一個ちょっと僕からさらにお知らせさせてください。
僕が企画をお手伝いしている兵庫県の淡路島にあるスモートリオン邸映画館で年末にバイオレットエヴァガーデンの劇場作品2作を上映する予定です。
あとですね、ちょっとようやく情報が公開できることになったんですけども、
劇場版少女歌劇レビュースターライトの上映に加えてですね、
1月8日に少女歌劇レビュースターライトのテレビシリーズ全中には一挙上映イベントを行うことになりました。
日本初のはずです。
結構話題にしていただいているみたいです。ファンの方の間では。
でも淡路島へと行けないよねっていう声もたくさんいただいているようなんですけども、
なかなかの企画作れたかなと思うので、もしレビュースターライトに興味ある方いらっしゃったら、
1月8日淡路島まで来ていただけたら、私お迎えさせていただきますので、みんなでレビュースターライト見れたらいいかなと思います。
はい、ですね。
それでは映画の話したすぎるラジオ第43回、映画におけるメンヘラとは何ぞやトークの回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:04:44

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