M15.『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』特集。大九明子監督、萩原利久、河合優実主演による映画として、25年4月25日より公開されています。原作は福徳(ジャルジャル)さんによる初の恋愛小説であり、あらすじとしては関西大学で過ごす馴染めない若者の恋愛映画……ではあるんですが、鮫としては《人生のオールタイムベスト!この一本だけでも、いい》という衝撃的な本作。とにかく観てくれ!映画が映画である意味、俳優たちの身体、演技、声、音楽。研ぎ澄まされた刃のように迫ってくる体験を、ぜひとも経験していただきたい。その魅力、「ショット」についてお話しています。具体的な内容については触れていないので、本エピソード聴取後、ぜひとも映画館に足を運んでいただければと思います。最後に、大九監督の寄稿文「レオス・カラックス監督特別講義」より、21年公開作『アネット』鑑賞後の心情を書いた一文をここに引用します。
《「なんじゃこりゃ」の連続。中一の時、薬師丸ひろ子ちゃん目当てに伊勢佐木町で『セーラー服と機関銃』を観た時と同じ、二十代後半で『ファンタスティック・プラネット』にハマって都内の劇場をはしごしていたときと同じ、「なんじゃこりゃ。」私の好きな「なんじゃこりゃ」。》(『レオス・カラックス 映画を彷徨うひと』:フィルムアート社、22)
◆参考文献
蓮實重彦『ショットとは何か』(講談社:22)
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蓮實重彦何から読めばいいのか、というのは割と難しいのですが、好きな映画、観たことある映画の評論についての本からアクセスすることが望ましいかもしれません。もしくは対談形式のもの(『東京から現代アメリカ映画談義
-イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ -』等)も読みやすく、おすすめ。個人的には『映画時評2009-2011』、『映画時評2012-2014』はちょうど映画を見始めた時期の評論だったので非常に面白く、学びながら読んでいました。また、『ショットとは何か』などの映画史についての話もおすすめですが、結局のところ入門としては光文社新書からの『見るレッスン 映画史特別講義』でしょうか。また、おもしろ人間としての蓮實重彦ベストといえばやはり第29回三島賞受賞時の会見でしょうか。キャラクターを知った後であれば多田農園のさくらんぼ《私は多田さんのさくらんぼの魅力に抵抗できない》が傑作だと思います。
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サマリー
映画『今日の空が一番好きとまだ言えない僕』について、関西大学を舞台にした恋愛映画としての特徴や映像表現の新しさが議論されています。監督である大九明子の手法や映画におけるフィクションとリアルのバランスについて深く掘り下げられ、言葉の重要性や映像の力が語られています。映画や最近のドラマ作品についての分析が行われ、大学生の日常や独自のキャラクターが強調されています。さらに、映画評論の影響力やスタイルの進化についても触れられています。映画のショットや編集の重要性が議論され、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」に焦点が当てられています。特に、映像作品がストーリーを超えてどのように感情やメッセージを伝えるのか、またショットの自立性について深く考察されています。このエピソードでは、恋愛映画における残酷さや、人間関係における感情の深さについて考察されています。また、映画の演出やキャラクターの演技が持つ鋭さが、恋愛のリアルな側面を描写していることに焦点が当てられています。このエピソードでは、恋愛における驚きや感情の高まりについて語り、映画『バッファロー66』やレオス・カラックスの作品とその影響について考察されています。
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