今日のテーマトークは、台風クラブです。はい、では、大石さん、解説をお願いできますか。
はい、映画ドットコムより解説拝着いたします。
台風の接近をきっかけに、やり場のない感情を高ぶらせていく中学生たちの姿を、みずみずしく描いた青春ドラマ。
1985年、第1回東京国際映画祭ヤングシネマ部門でグランプリを獲得し、
その前、シンジ監督の代表作となった、東京近郊のとある地方都市。
木曜日の夜、私立中学校のプールに忍び込んだ5人の女子生徒は、先に泳いでいた同級生の男子をからかった挙句に気絶させてしまう。
金曜日の授業中には、丹林教師、梅宮の恋人の家族が教室に押しかけてきて、生徒たちの前で梅宮を休断する。
台風が近づいてきた土曜日の朝、1人の女子生徒が梅宮に、昨日の件について説明してほしいと迫ったことをきっかけに、教室中が大混乱に陥ってしまう。
放課後には激しい風雨が吹き荒れる中、数人の生徒が校舎に取り残されるが、生徒役に工藤優希、大西裕からが出演したことか、丹林教師、梅宮を三浦智和が演じた。
2023年9月、4Kレストラ版を劇場公開。
はい、では内容に触れる話入っていきたいと思いますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら、ぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
はい、ではあさわりの感想、マリオンさんいかがでしたか?
そうですね、まずある意味、先週のアリストティレスの幻工場から続く流れっていうのを感じたりはしたんですけど、僕だけですか?
いや、それね、言われて思った、僕も。
確かに。
なるほどと思って。
時代の雰囲気っていうのが、この時代のものをたぶん借りてきてんだろうな、みたいな感じがアリストティレスの幻工場ではあったので、
計らずも2週連続でこんな感じの映画を扱うみたいな感じになっているなっていうのがちょっと面白いなというのは結構思ったんですけど、
ただ結構、これ何これみたいな映画ではちょっとあったぞっていうのは、ちょっと難しいな、いろんな意味でというのはふうにはちょっと思っていて、
でも何がなんだろうな、もはや青春時代の時のモヤモヤした感じの概念としての映画っていう感じだなっていうふうにはすごく思いました。
この登場人物のこの人にめっちゃ感情移入してというよりかは、もう青春時代のあれやこれや、
もうすんごいいろんな漠然と哲学的なことを考えたりとか、生の目覚めだったりとか、あともうとにかくもう自分でも言葉にできない、言語ができないような感情の高ぶりだったりとか、
反抗だったりとか、そういう概念、それを実際に行動に移したかとかしなかったとかは別として、でもそういうものが誰しもそういうのあったよね、その内面にっていう。
その内面の動きそのものが映画になってるっていう感じっていうふうに捉えたかなっていう感じでした。
まあちょっと、もう今なんでこれやってんだろうみたいな気持ちはちょっとなるんですけど、でもなんかそういう概念としての映画として捉えたらまあ結構飲み込めたかなっていうふうには思いました。
あのまま彼を引っこ抜いたらゼーゼー言って死ぬかと思ったとのたまいそうだし、学校が休校になったのは彼の自殺を暗示しているのかもしれませんが、
その辺りを含め是非皆さんの感想を聞かせてください。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
竹島瑞さんって映画ライターの方ですかね。
そうですね、ちょっとだけお話ししたことあるなっていう、クラブハウスの話したことあるので、
認識はちょっとあるというか、あとポッドキャストね、やられたりとかもしてましたもんね、ポップ同棲とか、僕もよく聞いてましたけど。
本作のラスト、どう思われました?お二方は。
確かに、リアリズムっていう意味では割とこうちょっと浮世離れした感じのラストというか、
本当にそういう悲惨な事件が起こったようには映してない気はちょっとしていて、
ただかといって、じゃあ三上が生きているかっていうとなんかそれも違う気がして、
なんか割と僕はふわふわとしているというか、どっちつかずな感じで捉えてはいるんですけど。
なんか、死んだと思ってるんですけど、
なんというか、こういうなんか青春の話って結構大事に考えた果てに、
考えついたさてにある答えって意外とどうでもいいとかしょうもないことが多かったりすると思うんですけど、
なんかそういうものかなっていうふうに思っていて、
なんかあの時、漠然と死というものを考えたがるが、死なんてしょうもねえぞみたいな。
死んだ後の格好あんなもんになっててもお前いいのか?みたいな。
結構ちょっと、ちょっとバカにしたような、突き放したような感じみたいなのがあったりするんかなっていうふうにはちょっと見ながら思ってたんですよね。
なんかお前らがそんなに必死こいて考えてるのは意外と大したことないぞみたいな感じなニュアンスだったりするのかなっていうふうに思っていたんですけど、
あんなふうにでも生まれることあるんですかね、そもそもね、みたいなちょっと思ったんですけど。
いやー、あれ、僕も彼は自殺して死んでると思ってて、
で、それは本当に彼の中だけかもしれないけれども、それでも切実なものとして考えてたので、
なんか僕はあのふざけ方は、あ?ってなりました、正直。
なるほど、なるほど。
ちゃんと考えてたのにっていうか、思いを寄せていたのにそんな描き方するのかって感じっていう感じですね、結構。
時代的にもイヌガミ家の一族、そんなに昔じゃないから、パブディに見えると思うんですよ、あれは。
確かにそうですね。
正直、今多少映画ある程度見てる人やったら、これイヌガミ家やなって思うと思うんですよ。
まあ思います。
なんかそれ、茶化したんかなっていうのは、ちょっと僕は飲み込めなかったですね。
ただ僕は三神がずっと考えてた、小菓子を超越するための詩って概念、僕ちょっとわかるんですよ。
それわかるんで、なんかあんまり茶化してほしくなかったというか、
インサンダーものかもしれないけど、なんか彼なりに必死で考えて出した答えだとしたら、
まああんまりふざけたものに見えてくれない方が良かったかなって気は僕はちょっとだけしましたね。
そこも含めてもしかしたら80年代の雰囲気なのかなって気もちょっとして。
今だったら多分三神のことをもっと切実に描くんじゃないかなって思うんですよ。
三神の悩みに対してもっと当事者的に描くんじゃないかなって気がして。
確かに。
そうですね、なんか全体的にちょっと突き放してる感を感じたっていうのは確かにあるかもしれないです。
誰にもそこまで寄り添ってないなっていう感じは。
なるほど。
時代なのかな、どうなんでしょうね。
どうなんでしょうね。
でもなんか監督の立ち位置的に多分一番ウメミヤになんなら載せてるところがちょっとある気がして。
あー、なるほど。
あくまでその視点からこの映画作られてる感がちょっとあるなーみたいなのは思いながら見てました。
それはそうな気がしますね。
かもしれないですね。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございます。
はい、では3通目、大石さんお願いします。
はい、辻さんからいただきました。
初めてお便り差し上げます。
タイフークラブは自分のオールタイムベスト10に入る作品なので取り上げてくださって嬉しいです。
タイフーが来た時のソワソワしてしまうのは何も子供に限って話ではなく、大人も同じようにソワソワしてもいいし、
タイフーの場合に限らずソワソワした気持ちの対処の仕方は人それぞれで、
そもそも対処しなくてもそれはそれでいいのでは?とか色々考えさせられます。
冒頭のバービーボーイズの曲から一気に心を掴んでくる感じも、
工藤由紀さんが雨の駅前で途方に暮れる長回しのシーンも大好きです。
皆様の感想を聞けるのが非常に楽しみです。
ということでありがとうございます。
ありがとうございます。
大阪の映画バーに来ていただいてる辻さんですかね?もしかして。
ですね、はい。
そんな気がします。
オールタイムベスト10に入る作品なんですね。
辻さんお好きなんですね。
台風のソワソワ感って多分今でもみんなあるんじゃないかなって気は。
ありますよね。
そりゃもう台風来るぞってなったらもうやった休みだって思ってもうソワソワしますよ、空。
もうすぐ何見ようかな休みの間とかいうソワソワとかもあったりしますけど。
それこそ近作でも、それこそ怪物とかもこの台風のソワソワみたいなものをこう
ある種描いた作品とも言えますし、
あれなんか小枝監督の映画の中には結構台風シーンはよく出てくるイメージがあるなと。
あ、そっか。
海よりもまだ深くとか。
そうそうそう。
そうですね。
ちゃんと晴れてるシーンほとんどないじゃないですか。
どんどん曇ってくるしどんどん天候は晴れてくるし。
あの雰囲気すごいいいなぁと思って。
あれだけでちょっとテンション上がるなぁと思いつつ。
ただ大人になるとテンション上がる気持ちはあるんですけど、
それ以上にめんどくせえなっていう気持ちがどうしても心を締めてしまうというか。
めんどくさいな。
言うのはまあまあだから。
いやもうなんかそのテンション上がるわだけでいけるのってたぶん子供時代だけな気がしてて。
それも本作の中には埋め込まれてる気もするし。
やっぱりある種の破滅願望みたいなものもあるよなとは思って。
なんか台風来てほしいなって思いって、
世界滅んでほしいなっていうのの100分の1に薄めたぐらいの何かみたいな。
そういう思いのような気もちょっとしたりはしてて。
そうですね。
確かにな。
社会人になってからはあんまりまあそういうワクワクというかそうはそうとはまたちょっと違いますかね。
でも確かに大学の頃とかはなんか訳もなく部屋から曇り空な外を見ている時ってなんか多かったなっていう。
あの時僕は何を期待してたんだろうなみたいな風な時はあったなっていうのはちょっと思い出しましたけど。
台風の早々はちょっとあんまり映画と関係ない話になっちゃうかもしれないですけど、
台風じゃないんですけど未だに遠くで落雷がこう落ちてるのを眺めてるのは大好きですね。
あー。
あれもでもなんかやっぱちょっと破滅願望100分の1に薄めた感はあるのかもしれないって今話を聞いて思いました。
そうなんですね。僕なんか雷がなんか大人になればなるほどめっちゃ怖くなってきたんですよね、なぜかね。
え、やばくない?みたいな。死ぬくない?みたいな。結構死が結構普通にちらつくみたいな。
ようになって。子供の頃全然平気だったんですけど、大人になったらなんかあんまり雷の音聞きたくないなみたいな。
遠くからもちょっと嫌なみたいなのは結構ね多いだったんですよね。関係ないですかね、あんまり。
すみません、話し出しちゃいました。
いやでもまあこの台風の空気って本作でも大事じゃないですからね。
最終的に台風の時はもうなんかサバトみたいになるというか、
破滅と背中合わせの自暴自棄みたいな、なんかそれはあるなぁと思って、大事な要素かなとは思いました。
はい、ついさんありがとうございました。
ありがとうございます。
はい、では我々で話していこうかと思うんですけれども、どっから行きますかね。
難しい?どっから行くかが。
切り取り方が結構ね、むずいんですよね。
まあ結構やんちゃする話だと思うんですけど、なんか全くその気持ちはわかるんですけど、
ああいう振る舞い自体に対する嫌悪感がすごいっていうのがちょっとあって、
それはめちゃくちゃ。
あの気持ちはすごくわかるが嫌っていうのが、多分結構この映画を見ててちょっと乗れなかったというか、
ちょっとなんか掴みどころがちょっと自分の中でもどう飲み込んでいいのかわかんないなみたいな気持ちにちょっと先行してるような気がしていて、
その時代の感じとかもあると思うんですよ、もちろん。
80年代のああいう荒んだ感じっていうのが、まあそもそも僕の時代ともちょっと違うとかいうのはあるかもしれないけれど、
あまりにもなんかいろいろやりたいことはやってんなみたいなところに、
ちょっと僕はなんだろうみたいな気持ちになってることは多かったかなっていうのはありましたね。
その感じはすごいわかりますね。
だから最終的に学校に残るメンバーの行動、僕ほんと無理で。
ちょっとそうなんです。
ほんと無理で。
ある種のその自己解放としてのああいう狂乱みたいなのはあると思うんですけど、
やっぱり僕その三上のあの感じの方がすごくわかるなと思って、
やっぱ彼すごい内静的じゃないですか。
その日常のしんどさみたいなのに対して、やっぱ彼は考えることで向き合おうとしているというか、
考えることっていうのが結構極端というか、いかにもちょっと悩むインテリ感があるというか、
自己解放を真に求めちゃってるところっていうのがインテリ的な良くない側面が出てるキャラクターだと思うんですけど、
そうじゃない人たちの自己解放が何かっていうと、踊ったり服を脱いだりするっていうのがやっぱりしんどいんですよね。
あそこ見てて。全体的に新規の性の目覚めの匂いめちゃくちゃぷんぷんによってる話だと思うんですよ。
冒頭の夜中のプールで泳いでるところ。
あきらっていう男子3人の中で、ちょっとまあ、なんていうか、ひょうきんキャラというか、
たぶんイケてない側っぽい感じがするんですけど、あきらって。
彼はその夜中のプールで女子に会って絡まれて、気絶しちゃうんですけど、
あれまあなんかちょっとすげえ性的なシーンだなと思って、
気絶から目覚めた後もなんか嬉しそうじゃないですか。
ちょっとほわーんってしてるのが。
すごいまんざらでもない感じの顔しますよね。
ちょっとまあなんか、俺女子に絡まれちゃったみたいな。
ちょっと僕あれ正直わかるなって思っちゃったんですけど。
ただあれってそのあきら自体はその性的な現場に直接加担してるわけじゃないというか、
あくまで受け身じゃないですか。
で、その台風になってからの学校で起きてることって、もう全員主体的にそれに飛び込んでいくっていうのが、
それが嫌で、なんかその、なんかちょっと性的な目覚め感じる現場に出会っちゃったみたいなのを自分は感じるのはいいんだけど、
その全員がうおーってなってる場って、引くわと思って。
だからその現場にちゃんとあきらはいないんですよね。
まあそうそう、いないんですよね。
その全員が競争の中に飛び込んでいく場にあきらはいなくって、
だからやっぱ彼はまだそういう変な大人になってない。
だからラストで学校に行って、プールで泳ごうとしてるっていうのだけをやってるんですけど、
台風の時に学校にいたメンバーって、なんか悪い意味で大人になろうとしてるように僕は見えたんですよ。
それはすごく大人的な現実との向き合い方に見えて、
で、その直前で三浦智和が、やっぱグッデグデで家でカラオケやってるシーンがあって、
で、それはあれ、やけくそだからなんですけど、だから結婚したくなかったけど、
もうなんか相手の母親とそれの弟、おじにあたる人がカラオケ来て、もう完全に外掘り埋められて、
あ、もうメングの治め時やなって、もうやけくそで酔っ払ってカラオケでも歌うかって言って、
歌ってたらそのおじが服脱いだら、もうモンモン入るわって。
あれ、ガチの人やんっていう、恐ろしいなって思いましたけど。
あのシーンの情報開示の仕方すごいですよね。
そう、あの一瞬にめちゃくちゃ情報量詰め込まれてますよね。
あ、いい?みたいな感じですよね。
いい?って。
うん、で、僕は台風の学校で行われた子どもたちの行動と三浦智和の行動が同じものに見えたんです。
人生は生んでいくだけだっていう中で、じゃあ何をするかって言ったら、もう酔っ払う、踊り狂う、やけくそになるっていうことに求めてるっていうのが、
僕はあのシーンすごいもう絶望して、本当に。
もうみんなこの世界で、もうそうやって生きていくことの受け入れを始めちゃってるなっていう。
もうなんか今しかできないことをやろうとしてるっていう。
で、それは台風の学校で服脱いで踊り狂っちゃうみたいな。
でもそれは大人になったら、酒飲んでやることとほぼ同じことをやってるっていうのが。
で、あそこですごい三浦くんの絶望が、僕すごいわかって、みんなもっと生とは何かみたいなことを、人生の可能性とかっていうものを考えないのかなっていう。
で、そこで彼らは考えるんじゃなくて、服を脱ぐっていう。
で、それは狂乱に飛び込んだり、あるいはその性的なものにすがったりっていうのが、
わっ、人生の行き止まりここやぞみたいな風に僕は見えて。
なるほど。
もうね、本当あのシーン絶望ですよ、絶望。
もう僕はね、僕はもう本当に人生の希望が尽いれたシーンやと思って見てました。
確かに、確かにそう見えるのか。
世界に自分のしてる感じのを見て、あれ?おかしくね?みたいなのを一人で彼は感じてるわけですもんね、あそこでなんか。
なんかすっごい孤独やなってずっと思ってたんですけど、彼だけずっと。
一応乗るじゃないですか、彼も。一緒になって踊ったりはしてるけど、
けど真にあそこに自分の何か求めるものなかったんだなみたいなのだけは全然あるから、
なんだろうな、すごく寂しいなとはずっと思ってて。
あんまりこの登場人物に思い入れというか感情移入ができないとはさっき言いましたけど、
まあ死って言うならミカみたいなとは思ってたんですけど、
なんかやっぱりその鬱屈した何かを、それを何か打ち出せないままずっと悶々と抱え続けるみたいなことの方が僕はちょっと
青春映画に何か求めてるものっぽい感じがするというか、僕の中でですけど。
だからなんかどっちかっていうと僕はなんか台風クラブやけどよりも悪の花とかの方がやっぱ好きっていう感じがするんですよね、僕の中で。
どっちも状況とかシチュエーションは似てるんですけど、
でも悪の花は悪の花で、いろいろはっちゃけてはいるんですけど、
そのなんか鬱屈したものをずっと抱えていて、もうなんか変な匂いがするぞくらいの勢いでこう悶々とし続けてるみたいな
ことの方が僕はすごく刺さるかなっていうのはありますね、やっぱ自分の中でですけど。
なんかそれこそ冒頭で僕は分かんないというか、消化ができなかったって話をしたんですけど、
さっきの山口さんの話を聞いて、ちょっと今学生時代で思いを馳せてたんですけど、
中学生はまだちょっとあれとしても高校ぐらいになってくると、さっき言った山口さんね、大人のノリみたいなものをだんだん周りがやってくというか、
ある種ノリ的に動くみたいなことを始める時期でもあるじゃないですか。
あの時期にたぶん高校2年生だったんだよな、高校2年生の頃に本当にクラスに馴染めなくて、
もちろん孤立までは行かなかったんですけど、でもあえてクラスのノリと距離を置いたことがあったことを思い出して、
たぶんあれは三上と同じだったんだなって今ちょっと自分を思い浮かべてみると思ったので、
その視点に立ってみるとというか、ノリ的なもの、あるいはその場の雰囲気みたいなもの、
ある種凶乱というか、切なせいと言ってもいいかもしれないんですけど、そういう切なせいに乗れなかった学生時代ではあったので、自分も。
そこは確かに共感できるとこではあるなっていうのはちょっと思いましたね。
たしかにな、僕も乗れなかった側の人間だからなというのはあるなっていう。
必死で合わせようとして何か違うなみたいなふうに思ったことあるな、それも中学校の頃に、中学生の頃にあったなっていうのを思い出しましたけど。
本当に何か必死でその友達のグループに合わせようとして、合わせてる、別にその時は無意識だったんですけど、
別にいて楽しいと思っていたんですけど、何か今思うとそれ合わせただけだよなみたいなふうに思うみたいな、ちょっとしんどい時もあったなっていうのはあったので、
案外こう、なんか付き物が落ちたような感じで投稿してる感じとかはちょっとそれっぽいのかなあって勝手に思ってたんですけど、なんかそういうふうなものなのかなあっていうふうには見てましたけど、でもちょっとなんかオカリナのあれは何だったのか未だによくわかんねえんだよな。
あれマジで意味わかんねえんだよな。全然わかってないしさあれ。
突然ですからね。
あの時代の東京ってああいうパフォーマーがいたんですかねえ。
いやどうなんすかねえ。
なになになにってずっと思ってたんですよ。オカリナ何?みたいな。
唐突な現代アートですもんねあれね。
やっぱああいう空気感だったのかなって想像するしかないんですよね。
あれは本当にわかんなかったですっていう。
あの時代のサブカルとかアングラってもう現代の日じゃないぐらいトッピなもんだと思うんですよ。
あれは何なのか。
すごいわけわかんなすぎてよかったですけどねあれ。
逆に新しいというか。
すごいですよね。
あんな異物入れてなんか映画成立するんだから面白いなって思いましたけど。
でもなんかそっかなんか全く関係ない映画なんですけどリボルバーリリーって映画あったじゃないですか。
あれでもなんか訳のわからないローバが出てくるんですよ本当に。
意味わかんねえなって思ったんですけどこれがやりたかったのかなみたいな。
なんか意味のわからないものを入れたかったのかなみたいな。
気持ちにちょっと今やりたかったのかな。
幸貞監督はみたいなっていうふうにちょっと思ったっていうだけなんですけど。
でもちゃんとすじ道が明確に立ってる映画の中に異物入れるとそこだけ際立つけど。
全体的によくわかんない感じだと本物の異物入れてもまあなんか馴染むっていうのがあるかなっていうのは思いました。
そこが台風クラブとリボルバーリリーの違いなんですけど。
ただの意味わかんねえになるんですけどリボルバーリリーだとなんかそれが本当に果てってなるんですけど。
ここまで台風クラブくらいまで破天荒な話であれ入れられるともはやそう入れていいっていうふうに思えるんですけど。
くどいけ演じてた彼女の東京に行くくだりのシーン。
僕は台風の学校があの絶望に比べて僕は希望を感じたんですよあのシーン。
東京に出てみましたと。
なんかよくわかんねえ大学生に声かけられてあわやみたいな感じになって。
でそこでまあえいやって言ってまあそのディールに飛び込んじゃうことができると思うんですよね。
これをやるのが東京で大人になるってことなんだっていうふうにそこから飛び降りてしまうことはできるんですけどそれは彼女しないじゃないですか。
で田舎に戻るっていうのがで行きたいと思って一度行ってみてなんかちゃうなってなったら帰ってで元いた場所でちょっとだけ清々しい気持ちで明日を迎えられるっていうのは僕結構希望だなと思って。
そうですねああなんかこの中学校の頃ってあの結構やんちゃしてる人が多かったんですよ あの中学校大って結構それこそあのなんて言うんですかね台風クラブの劇中で言うんだったら
あの途中あの 生徒があれどういうことやったんですかみたいな
完全にもうクラスがカオスになることがあったと思うんですけどある生徒の一言のきっかけ ああいうのがまあ日曜サハンジやった時期があったんですよね
中学校の頃 タバコは吸うわみたいなまあヤンキーといえばヤンキーって感じなんですけど
なんかそういうので本当になんか授業も毎回止まるし でなんかそういう生徒の対応していることでやっぱ先生も病むじゃないですかっていうんで
結構お休みされる先生とかもいて本当に今思うとひどい場所やったなって思う 時期があったんですけど僕らの大型と思うんですけどおそらくねその中学校の
やっぱああいうのを直で見ていってでそういう振る舞いをしていなかったのでそういう振る舞いに対しての嫌悪感が異常にあるっていうのはやっぱあるんですよね
もう見てられないよっていう 僕もそんな別に大人じゃないですけど大人になりきってないですけど
けどお前らのそれは絶対違えわみたいな気持ちは絶対あって それを何か思い出したんですよね見ていて台風クラブのあのやんちゃぶりを見ていた時に
なんかそれは気持ちはわかるんですけどわかるけど違えよって俺はそっちじゃねえって 絶対思ってたなっていうのだけはめっちゃ思い出て
なんかそれやっぱすごく思い出してなんかそれもちょっと 台風クラブに対するちょっとこうなんとも言えない飲み込めなさが一個の要因でもあるなーっていうのは
ちょっとありますね自分の中での その感じすっげーわかって僕も中学校めちゃくちゃ悪かったんですよ
僕の世代って本当に伝説的に悪かったんですよ 僕の世代が僕の大学年が伝説なんですよ
未だに周辺の学校とかから語り草であの時代にあの中学校行ってたのって言ったら ちょっと驚かれるくらい悪かったんですけど
たぶん僕らもそういう感じ 異常に僕らの代が悪いっていうか僕らと一個上の代に感化された人たちがそれやってるって感じだったので
本当にあの地獄のような時代だと思うっていうのがあったので
だから登場人物全員普通にタバコ吸ってるじゃないですか
はいはいはいそう吸ってましたよね
劇中でね見てる限りだとこういうキャラかみたいなの風に見てるんですけど
実際に僕の中学時代にタバコ吸ってた男女の顔を思い浮かべてみたら
あっこれあいつらの話なんやって考えたら結構見てる
そういうのめっちゃ思ったんですよねめちゃくちゃ思った
思い出すっていう
全然あの三上以外に僕が入る余地全くないやそこに
っていうのはありましたね
そうだねなんかね台風クラブで見るよりも先に見ててはそれ見てる
リアルで見てたらあんま楽しめないなみたいな気持ちになるというか
当事者的にちょっとやんちゃしてたとかだったら余計にその気持ちを
経験の有無でねそういうのなんか理解できる理解できないとか片付けたくないですけど
まあ見る時の一個それはあるよっていうそれはやっぱ思うとこあるさっていう
なるほどな
だとしたら多分自分はかなり平和な学生時代を過ごしてきたんだなって今つくづく思ってます
だからこそ自分のトラウマも引っ張られないし自分も挟んでないしって感じで見てたんで
だから誰でもないんですよあそこの台風クラブの住民が
だからさっきその氷の頃乗れなかったって言ったけど台風クラブほどあれではなかったっていうのがやっぱりあって
多分あのノリをもっと濃縮したらきっと台風クラブになるんですけど
そこまでではないからやっぱり僕はまだあれをファンタジーとして見てるところがちょっとあるんだなって今思いました
なるほどね
もうなんかあいつらが服脱いで踊り狂ってるって考えたら
もう何もこれファンタジーじゃないぞって
ただの地獄やぞこれみたいな
いろんなことやってたなーみたいなふうに思い出すような
ああいう振る舞いをしていた奴らがみたいな時
もうひどかったですからね
いやもうだから本当に三上の気持ちむちゃくちゃわかる
てめえらの求めてる自己解放とかあるいはその自暴自棄みたいなものなんてまやかしだぞと
俺が本当の自己解放そして本当の自暴自棄を見せてやるって言って
目の前で飛び降りるっていうのはなんかもうわかるわと思って
見ろお前らなんか全部嘘だと思ってなると思うんですよあそこいたら
本当のやんちゃってこれだぞって
って今思いましただからもうめっちゃ三上の気持ちわかるし
もうなんかあの彼は正しくないられに戦ってあそこにいたってるから
その何とか戦った結果がギャグ的になるのは僕結構きつかったです本当に
そう思うとそうですね本当だ僕はどっちかって言うと三上寄りなはずなのに
ちょっとあそこに突き放したような見方をしていたのはちょっとなんかごめんって気持ちになりますけど
僕結構主人公が最後死ぬ映画好きなんですよね
死ぬというか消えるラストが好きで
その映画と一緒に終わるっていうのは好きなんですよ
見せつけて終わるっていう世界を俺だって言って