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はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ第105回になります。この番組は、大阪の南森町にある日帰り店長により、イベントガダコヘバー週刊マガニンで、映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前田さんが、お仕事がかなりの多忙の繁忙期に入っているそうでして、今日から約1ヶ月分の収録、3月いっぱいの配信分ぐらいは参加しない予定です。
いやー、一気に心細くなりますよね。
そうなんですよ。
4人が3人とかだったら、まあなんとかなるかみたいな感じになるじゃないですか。
3人が2人になると途端に過細くてしょうがないですよね。
そうなんですよね。
もともとね、原宿さんがいなくなったタイミングで、ちょっと組み立てて直す必要があるぞってタイミングで、まだ3人揃ったの1回しかないから。
そうですよね。
普通に存続の危機なのではっていう。
そうですよ。そうなんですよね。
まあちょっとね、一旦この2人で足腰をしっかりした状態までして、まあ前田さんは本当にね、メンバーの中で一番お仕事忙しいので、今後もね、不在のタイミング多いと思うんで、まあその上にあたってね、我々2人でちゃんとやれるぞっていうところをね、固めとかないと。
できるかなっていう。ずっと不安でしょうがないんですけど。
いやー、頼りになりますからね、本当に。
本当にそう思います、それは。
ちょっとね、まあ頑張っていこうかなっていうところですわ。
はい。で、今日はですね、本当は前田さんがいたら分かる決心の話をしたいなと思ってたんですけど、ちょっとね、あの話はね、人数いるほうが絶対いいなと思って。
特に女性のね、意見というか女性の視点、まあ前田さんがその女性すべてを代表するような、そういうことではなく、まあ単純にその視点が、その立場の人がいる、いないで全然話のノリが変わってくると思うので、まあちょっとね、もしかしたら今後前田さん復帰後に前田さんが分かる決心良かったっすねっていう話になるんだったら、まあその時にやってもいいかなと思ってはいて。
そうですね、まあ遅れてから、窓辺にいてもだいぶ遅れてやりましたもんね。
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そうですね、まあまあとりあえず、ただちょっと僕触れたいなと思ってて、見てきたんで。
なるほど。
ちょっとだけ触れさせてください。
はい。
で、まあ今日フリートーク的に話しようと思うんですけど、
はい。
まあ何でしょう、この番組の今後の企画から予感でたような感じでもいいのかなと思って、なんかこういうことやれるかなみたいな。
そうですね、はい。
まあまあとりあえずいつも通りオープニングの近況の話から温めていこうかなと思うんですけど、マリオンさんの近況いかがですか?
そうですね、今回は逆転のトライアングルを見てきました。
はいはいはい。
まあアカデミー賞にも絡んでくる映画ですし、今年のカンヌも撮った映画なので、まあまあ期待はしてたんですけど、
まあこれどう、笑っていいのかこれみたいな映画でしたね、やっぱりね。
うん、すごくなんというか、あらすじがもうなんかそういう金持ちたちが乗った豪華客船が沈没しちゃって取り残された、無人通り取り残されてしまうんですけど、
まあ豪華客船では働くスタッフ側だった人間が優位に立っていくみたいな、立場逆転するみたいな話にはなるんですけど、
なんかそれもまあ確かにメインの主軸ではあるんですけど、なんか結構それ以外にも結構バシバシ皮肉とかそういったものが風刺がどんどん入ってくる感じっていうのがすごく面白いなというふうに読みながら思っていて、
なんか初っ端からなんかすごいモデルの男とモデルの女性のカップルがいるんですけど、どっちがレストランで怒るかって話で揉めるみたいな話から始まるんですよ。
なんかツイッターとかでなんかよく何回も何回もループしてなんか同じ話題で燃えたりするじゃないですか、こういう話題って。
そういうとこから始まって、結局これは何だったのかなって思うんですけど、結局はなんかその見た目の話というか、男性とか女性とかっていう見た目、美しいとか見にくいとかって話とかもプラスに入ってきますけど、
いかに人がそういう外面しか見てないかみたいな、外面だけは良いなみたいな、外面しか見てなくて本質が中見えてないねみたいなところっていうのが結構いろんな視点でビシビシと切っていくみたいな感じ。
どっちもどっちというか、どっちもそういう外しか見てないねっていう部分がたくさんあって、本質がどんどんずれていってしまうみたいなのが、
ちょっと笑えないような、笑ってしまうようなところもたくさんありながら描いていくっていう形で、かなり頭がいい人が考えた風刺映画だなーって感じがすごいする映画でしたね。
なるほどね。なんかその断絶っていうやつですか?
そうですね。
Twitterで5億回ぐらい見たやつですよね。
そうですね。もうすごい本当にTwitterで見た見たこの話題みたいな。僕たちずっと同じ話題で喧嘩してるんだなって思いましたけど。
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なるほどね。普遍的なんだな、グローバルなんだなそれって。
そうですね。もう普遍的かなっていうふうに思いますし、中盤は本当に汚い感じになりますので、ゲロはいっぱい出てくるわ、オブツはいっぱい出てくるわみたいな感じで。
なんかもうバビロンでもいっぱい見たな、こんな感じのゲロみたいなのがいっぱい見てくるとか、あと今作でもね地味にロバが出てくるんですよ。
イニシェリン島かなーみたいな。なんか最近ロバとオブツがよく見るなーみたいな。
そういうちょっとしたつながりも感じられるような映画で。
まあちょっとまあまあ見てみてくださいよこれちょっとまあいろいろ人と話してみたくなるような映画って感じはしましたすごく。
ちょっとねタイミングあったら行きたかったんですけど、僕の生活リズムと今映画の番組がかみ合ってなくて、見たい映画全然見られてないんですよね。
あらら。
タイミングあったら行きたいんですけど。
なかなか。
いやでも面白そうです。
ちょっとまあぜひ見ていろいろまあしゃべりたくなるような映画では間違いないかなというふうに思いましたので。
ちょっとね他の作品もちょっとまあ気になってるので、この監督さんのリューヴェン・オストロンドっていう監督さんですけど、ちょっと見てみたいなというふうには思いました。
はい。
なるほど。
他は?
他はそうですね。ちょっと今回先週はいっぱい見てたんですけど、今週逆に1分くらいしか見れなくてみたいな感じで。
なるほど。了解です。
ちょっと待ち待ちなんですけど。
はい。
わかりました。まあ近況はそんな感じですね。
はい。
僕はですね、さっきも言った通り今僕の生活リズムと映画のスケジュールがかみ合ってなくて、見たいやつを全然見られてないんですね。
で、ちょうど見れる時間にやってて多少興味があったのがエゴイストだったので、エゴイストを見てたんですよ。
はい。
で、まあある程度概要をご存知だと思うんですけど、マリオンさんご覧になってます?
実はちょっとまだ見てなくて気になってる作品なんですけど。
鈴木良平さんが出ている男性の同性愛者の方の恋愛の話ですよね。
で、見に行って、久々にね、アンテナバキバキで見て、すごいいろいろ考えながら見てたんですよね。
男性と男性の恋愛の話になるわけじゃないですか。
で、ちょっとしたキビとかがわからないところがあったんですよね、いっぱい。
というより、僕が知ってる男女の恋愛の文脈で見たときに、同じように受け取っていいのかなって。
それともこれは別の意味があるのかなみたいなのをすごく考えながら見てしまったんですよ。
恋愛の感情に男男も男女も関係ないじゃんっていう思いもあるし、
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でも社会的状況が違うんだからそこの意味って変わるじゃないですかっていうので、
その2つの思いでものすごいいろいろ考えながら見ちゃったんですよね。
もう感じた通り見てもいいよって自分に言い聞かせたと思ったら、
いや、これは今自分が知ってることだけで捉えちゃいけないんだって思って考えてみたりとかっていうのを言ったり来たりを繰り返してて、
もうそれでアンテナバキバキで見てたって感じだったんですよね。
だんだん彼らの機微っていうのがわかってきた気はするんですけど、
それを見て思ったのが普段僕がどれだけアンテナ鈍い状態で人の人間関係っていうものを見てたんだろうなと思って。
だから男女の恋愛ものでこういうことしてってことはこういうことですよねみたいなのを決めつけて見てたんだなと思って。
それが例えば男の人同士になったらどうなるんでしょうみたいな。
まず相手に思いをちょっと匂わせるタイミングみたいなのが、男女とか逆に女男とかとはまた違うやり方になるとは思うんですけど、
いやでも一緒じゃんっていう、でも違うじゃんみたいなのをね、違うっていうのと一緒っていうのを合わせ持ちながら見てたんですけど、
突き詰めると男同性愛だから異性愛だからとかじゃなくて、その人ごとの関係があって思いがあってってことなのかなと思ったんですけど、
ということは普段僕が男女の恋愛っていうものをどれだけどんぶり感情で解釈してたのかなっていうのが反省しちゃって。
男と女って恋もんですよねみたいな、それ自体がすっげえ雑なことだったんだなって思って。
ある程度そういうパターンみたいなというか、だいたいこんなんだよねみたいな感じで人と接するみたいなのって誰しもあるかなっていうのはそう思うことで、
本当はその人その人にちゃんと機微があって、それをちゃんと丁寧に本当は読み取った上で対話ってしなきゃいけないんだけど、
それがちゃんとうまくいってるかどうかってわかんないよね実際みたいなっていうのは常に考えちゃったりとかっておっしゃうんですけど、
だから気持ちはすごく話を聞いててすごくわかるなと思いながら聞いたんですけど。
だから同性愛の恋愛の話だからとかじゃなくて彼ら二人の話なんだっていうのを頑張ってそう見ようとしてたんですよね。
それは今の僕では頑張らないとそうなれなかったんですけど、それをもっと自然とやれるようになりたいなと思って。
また僕は狭い視野で生きてるなっていうのをちょっと思ったりはしました。
映画自体はすごい映画でした。いい映画でした本当に。
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これは今僕が感じたことですけど、映画自体の描いてることとしては、劇中で起こることですごいこじれた出来事が起こるんですよね。
人間関係、特にお金絡みのことですごいこじれたことが起きたりするんですけど、
これって同性婚の制度が成立してたら起きない事象だよなって思って。
同性婚の制度がないからこんなややこしいことをしてるけど、
同性婚の制度があったら一発で解決してるんじゃないのって思って。
劇中では全く同性婚同行みたいなのには触れないんですけど、
実はすごいそこに関するメッセージがあるんじゃないかなってちょっと思ったりはしました。
あくまで僕はそう見たって感じですけど。
博らずもそういう今の社会的な問題みたいなのが立ち上がっているのか、博らずも見えてきてませんかっていうことですよね。
ちょっと知ってるんじゃないかな。
ちょっとごめんなさい、この映画に関して調べてないのでちょっとそこは分かんないんですけど、
同性婚やっぱいるじゃんっていうのを改めて思ったっていう感じでした。
で、別れる決心の話をちょっとしたいんですけどね。
僕の範疇でちょっとだけしゃべりますね。
面白かったけど全然分かんねえと思って。
全然分かんねえと思って。
分かんないですよ。あんなの分かるかいっていう。
で、その後ね、見終わった後分かんねえと思ってて、知り合いの同じく別れる決心を見た人と話したら結構解像度が上がったかなと思って。
男と女のディスコミュニケーションの話ですよね、要するには。
基本的には超大雑把に言うなら。
で、男の側から見た女性、特に今回在韓中国人っていう非常に弱い立場の女性じゃないですか、ヒロインがね。
で、そこですごい爵士定義に、え、爵士定義っていいのか。
すごいステレオタイプで周りが彼女のことを見てるじゃないですか。
女だからって言い方もしてるし、外国人だからって言い方もしてるし。
で、そういうある程度門切り型の捉え方をしてて。
で、それは観客もそうなんですよね。
観客も彼女って多分こういう人間なんだろうなっていうふうにちょっと見てて。
で、実際彼女はちょっとそれっぽい振る舞いをするんですよね。
基本的には福祉の外国人がそれしかつけないような賃金の低い仕事をしている。
外国人ってこういう仕事してるよなみたいな感じであったりとか。
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あるいは支配的な夫と結婚している。
それはやっぱり結婚っていう手段を使って移民してるようなイメージですよね。
それもやっぱり自身の容姿の良さっていうのも利用しているだろうし、
ちょっと悪い女的な振る舞いもきっとしてあそこにたどり着いてると思うんですよね、彼女は。
で、それをそういう側面もあるかもしれないけど、
周りがそれだけで彼女を捉えてるし、それは観客もそうだと思うんです。
こういう人物なんだろうなみたいな。
で、実際なんかすっげぇ悪そうだな、怪しいなみたいな感じで彼女のエピソードが見えてくるから。
そこで登場人物もそうだし、観客も彼女に何かを押し付けてる中でわかっていくものっていうのが、
すごいなんか味わい深いなと思って。
で、主人公もそういうの良くないよねって言ってるけど、主人公は主人公でちょっと
紳士的すぎて逆に失礼みたいな感じがあって。
なるほど、なるほど。
だからちょっと舐めてるんですよね、やっぱり。
下に見てるからこそ親切にしてる感じがあるし、やっぱり舌心も混じってるんですよ。
もう取り調べ室で寿司食べてるシーン、なんて中年の王子そのものじゃないかと思って。
いやすごい、そんな取り調べ室で寿司とか食べるんやっていうのもだし、
お寿司を食べて片付けて歯磨きまでするみたいな一連の処罰っていうんですかね。
丁寧すぎやんって思って、丁寧すぎませんかみたいな。
あれすごいスケベな関係性ですよね。
食べた後片付けるシーンの手際の良さが、これちょっとスケベなことを知ったことある男女の関係性やぞと思って。
ちょっとね、あの辺りもちょっと怪しすぎるやんと思って本当に。
なんかなんてことないシーンなんですけど、全部がなんかなんでこんなに怪しくてなんかエロティックなんだろうって感じがちょっとしてくるというか。
なんかそのやっぱ貴賓みたいなのがちょっとすごく魅力につながってるというか、
セリフでも出ますけどね、誇りですよみたいな話が出ますけど。
パクチャノ君めちゃくちゃ食事をエッチなものとして考えてるんじゃないかと思って。
主人公の奥さん、実際の結婚相手、原発の主人になるような人ですごい聡明かつはっきりしてる人物じゃないですか。
あえて正しくない言い方しますけど、男性の的なロジカルかつ竹で割ったようなことを言うタイプだなと思って。
主人公、これからの時代こういう女性が活躍するんだよなーって、こういう女性と俺は結婚してるんだなーみたいなのを思いつつ、やっぱりちょっと冷めてる感じがあって。
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ヒロインの弱い立場の女性かつ女性的な、かっこ女性的な振る舞いをするヒロインに惹かれていくっていうのが、
やっぱり古臭い。主人公、価値観が。っていう節が見えるっていうのがあって。
結構ね、運命の女、ファンファタール的な話ではあるんですけど、
いやこれは裏返しだぞっていうのがね、ちょっと踏み込みすぎるから見えにくいんですけど、
これは裏返ってるぞっていうのがね、あるんですよね。
そうなんですよね。苦労されたって思ってるけど運命、苦労してるの自分じゃない?みたいなね、とこも含めて。
あんまりネタバレないそうなんで何も言えないんですけど、
最後とか、何をしているんだ君たちは?みたいな感じになりませんか?っていう。
そんなやり方あります?みたいな。
主人公があんまりね、わりとしみったれた人間なところが、すげー味だなって思って。
睡眠不足で悩んでて。いわゆる不眠症的なものというよりは、睡眠寿命呼吸症候群ですよね、あれって。
うんうん、そうですね。
呼吸を補佐する機械、シーパップっていうあの機械をつけたりとか、あれ睡眠寿命呼吸症候群やと思うんですけど、
こういうラブロマンスの登場人物が睡眠寿命呼吸症候群って結構しまんないよなと思って。
まあまあまあね。
なんかそのね、生臭さなんですよね。生臭い感じがすごいなと思って。
なんかその主人公自体はヒロインにとって恋愛の対象にはなっていると。
ただ、実像とのギャップみたいなのがすごいあるよなっていう。
結構価値観古臭いし、逆に差別みたいなこともしてるし、なんかその正しくない恋愛。
相手が正しいから、相手が理想的だから恋愛するんじゃなくて、その実像とは別に恋愛をする幻想というか、描いた無双してる何かっていうのがあって、
それを互いに追っかけ合ってんなっていうのがあるんですよね。
そうですね。もうなんかもう積極的にそのお互い恋愛の駆け引きとやらに見せられてしまってるっていう。
お互いね。それはもう男も女もどっちも。
そこにしかない何か謎があって、もう本当に理屈ではどうにもならないことをやってしまったりとかも含めて、
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そこにやっぱり見せられてしまう。それは見てる方も見せられてしまうしっていうところが、
そういった機微を読み取るってすごいなと思うし、全く読めんは自分とも思うしこれっていう。
喋って人と話したことで、すごい映画になりました。僕の中で。
見た曲がわかんねえってなったんですけど、そっか。人間って面白えと思って本当に。
なんか本当にわけわかんないですからね。
本当あの2人のことが僕も見てすげえ話はわかりやすいなと思っていたのにわけがわからんと思って。
まあでももう愛だよ愛って言われたらそっかみたいな。妙に変で納得しちゃうみたいな。
ああいうなんかこうなんなんでしょうかあれはみたいな。っていうのがまあ面白すぎるっていうね。
で僕人と話した時にちょっとこの別れの決心と重なる作品として風立ちぬが上がったんですよ。
風立ちぬって正しくない恋愛なんですよねあれ。
そうですねあれって正しくない恋愛ですよね。
あとお互いがお互いの都合のいい幻想を描きあいあっているというか。
その主人公の堀越二郎って結構ねむっつりすけべやと思うんですよね僕はあいつは。
ヒロインのナオコと付き合い始める前に関東大震災の後で訪問してきたナオコの家の女中さんに注目してるんですよあの人。
基本的に女の人にすごく興味があるんですあいつはっていうのが僕の意見。
だからまあむっつりすけべやと思うんですよ彼は。
ただその中でたくさん女性と出会うわけですよね堀越二郎の人生の中で。
その中で一人名家の発行の美女であるナオコと出会ってなって関係がそこで生まれるわけですけど。
単にむっつりすけべだった男がたくさん出会った女性の中でつながった関係の一つをナオコの側から
この出会いが運命だったようにコントロールしていく話やなって思って。
タバコのシーンって覚えてますかね。
ナオコが寝てるところで。
病気でタバコ吸うってやつですよね。
覚えてます覚えてます。
あれひどい描写だって結構ちょっと話題になったりはしてて。
結核の患者の横でタバコ吸うかみたいなの言われてる。
ありましたね。
でもあれってそこまでする自分っていうものの演出というか
ナオコの側からの縛りをかけていってるなと思うんですよ。
二郎の行動が制限されていってるなと思って。
あれをされることで。
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すげー僕ややこしいことを言おうとしてるんですけど。
そういう結局だけどタバコを吸う部屋に一緒にいれる女ですよ私がっていうアピールの意味もあるし
罪悪感を植え付けてる行為でもあるし
何よりプレイだと思うんですよね。
あーそういうことか。
これだけ預け合っていますよっていうプレイだと思うんですよ。
その預け合ってるっていうプレイは別れる決心にもあったと思うんですよ。
ありましたね。
寝るとき呼吸合わせるとこね。
あれ実際に浮気でセックスされるよりよほどやばい行為だと思うんですよね。
似てるかわかりませんけどあれですよね。
私は最悪でどこまでが不倫じゃないかっていうのをやり合うみたいな。
あの戯れと似たようなやつですよね。
心の預け合いっぷりが体が結ばれるより
よほど気持ちがよそいってる感が強いっていう。
そうですよね。
そうなったらもう他にはいけないというか
どんどん単なる出会いの一つでしかなかったものが
運命の出会いに収束していく感じがするなと思うんですよね。
別れの決心もそうかもしれないし、風立ちぬはそうだなと思って。
確かに。
あんまり説明できてないことを僕勝手に自分の中で結びついてることにして喋ってる気がするんで。
ごめんなさい。
別れる決心の最後のあれって
あなたに私を刻み込んでやるわの表れじゃないですか。
そこまでやりますかってことをするみたいな。
運命ぐちゃぐちゃになってほしいっていう。
それはもうお互いそれをやろうとしてるなっていうのは
確かにそこで繋がるのかと思って面白いなと思ったし。
確かにそれは運命狂わされたいみたいなちょっとした願望みたいなのって
みんなあるわなっていう。出すか出さないかは別としてっていう。
本当に別れる決心見てて結構印象的なセリフがあるじゃないですか。
言っていいのかな。完全に崩壊しましたっていうシーンがあるじゃないですか。
そりゃ言ってみたいわと思って。
マリオさんそのセリフ気に入ってんな。むっちゃ気に入ってんな。
それちょっと言ってみたいなみたいな。
そういう憧れみたいなのは僕は捨て切れてないよねみたいなところも含めて
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それがちょっと揺るがされる話でもあるしっていうところで
だから結構単純にそういう愛はミステリーですよみたいな
映画をやりつつちょっとうまく解体してもみせるみたいな
なんかよくこんな複雑なことできるなみたいな
いうふうにすごく思いますね。
そうですね。愛はミステリーって言う言葉
さっきおっしゃられてたじゃないですか。
愛はミステリーっていうのを単純化して捉えてると
しっぺ返し食らうぞっていうことでもあるなと思って
いや女って謎ですよねみたいなことを雑に言ってたら
自分が痛い目見るかあるいは相手に痛い目を合わせてしまうぞ
みたいなのもあるなと思って
いや女ってわかんねえなみたいな
女ってわからないものステレオタイプの範疇に
相手も自分も閉じ込めてしまったら
相手の本質に届かないまま断絶したまま最後まで行っちゃいますよ
みたいなこともあるなと思って
というかもうそういうラストではみたいな感じもするじゃないですかあれって
本当になんかあれってやっぱ上手いのはやっぱり本当に
ひたすら運命狂わされたいなって思ってる男の願望が成就したようにも見えるし
いやお前見えてなかっただけだよっていう風にも見えるところでもあるじゃないですか
そう見どっちにも見えるのが上手いんですよねっていう
本当にもう本当に盲目だったら見えないし
いざ俯瞰になってみたらいや待ってこれちょっとおかしいんじゃないみたいな風にも見えるみたいなの
安倍が上手いんですよねやっぱり
ラストの主人公が立ってる場所ですよね
もうすごいことするなと思って
見えてなかったんですよっていうことじゃないですか
分かってないんですよ彼はっていうことですよね
どんなにね犯人がどういうことをやってたかって言って
わざわざ登ったりするような気真面目で男でも分からないわけですよねみたいな
どんなに目薬させても見えませんよみたいな
なんかねむずいなって
そのむずいのレイヤーがもっと上なんですよね
愛はミステリーとかっていう言葉でくくるのもっと上のレイヤーにこの難しさがあって
ちゃんとその上のレイヤーに想像力を及ばせろよっていうことやなっていう
ちょっとね喋りすぎました本当に
そうですね結局結構喋ったなみたいになっちゃいましたけど
そのぐらいやっぱちょっと気に入ってるし好きだしみたいな
これね前田さん見たらむちゃくちゃおもろかったと思う
ああいうことを思ってる男ってさみたいなのをツバツバって切り捨ててほしい
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ちょっとね恋愛とか女性ってもの分かった気になってるんじゃないか恐怖あるじゃないですか
我々喋ってるたまに出ちゃうやつですよねえっていうやつ
分かった気になって気持ちよくなってるだろうっていう
分かってないぞっていう
それ気持ちよくなってるだけやからなみたいな
ギクってなるってやつ
そこでズバーって
内臓まで通えてるやつみたいにね
致命傷致命傷みたいな
もっとねディテールの話もしたくって別れる決心は
あそこはさああいうことですよねみたいな
あれやってる人ってさみたいなね話したいこといっぱいあるんですけど
まあちょっとなんかだいぶ喋っちゃったけど
もしかしたら喋り直すかもね