この番組、心の砂地は、様々な文化や日常の気づきをヒントに考え続けることで、言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。
私、しゃーくんです。 今回はですね、寺田さんがパパ活のためお休みをいただいております。
ということでですね、ゲストに来ていただいております。
ポッドキャスト番組、上京ボーイズのこぶとりさんです。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。上京ボーイズという番組をやっております。こぶとりです。 皆さんよろしくお願いしまーす。
お願いします。
えっと、こぶとりさん。なんか知らんけど、こぶさんって呼んでるんですけど、僕は。 全然、こぶさんで。
上京ボーイズ2人でやられてて、こぶとりさんと尾道ミントネスさんと一緒にやられてるんですけど。
そうですね、2人で。尾道ミントネス。 これね、あの
心の砂地のリスナーさん、どれだけ上京ボーイズ知ってるよって方いらっしゃるかわからないですけど、僕の相方のね、尾道ミントさんが、尾道ミントネスっていうちょっとこう、ちょっと
かわいく出してるっていう感じなんですよね。 うーん、ちょい癖なんだな、あれ。尾道ミントネス。
それをまあ尺さんが今、モノマネされてるということで。 そうそう、怒られるまで多分やるんですけど、ミントさんがこぶさんって言ってるんですよ。
こぶとりさんじゃなくてね。はいはいはい。 あの、こぶとりで出会った人はこぶさんって呼んでるの?そんなことない?
こぶさんがこぶちゃんですね、基本。 あー、こぶちゃんの場合もあるね。
なるほどね、こぶとりと名付けたらそうなんのか。 そうですね。これあの、本当にペンネームなので、たまに本名ですかって聞かれるんですけど。
いや、おかしい奴と喋ってる。 いや、本当に。何回か聞かれてるんですけど、これあのペンネームなので、皆さん安心してこぶとりと呼んでください。
はい、別にディスとかそういうわけでもないからね、こぶとりとみんな呼んでますから。 まあこぶさんと今日はやっていきたいんですけども。
一応僕とこぶさんが同い年なんですね、91年生まれ。 そうなんすよね、91年で2人とも上京してるということで。
うん、そうね。こぶさんは高知でしたっけ、出身は。 僕はそうですね、高知出身、生まれも育ちも高知って感じですね。
僕は京都で大阪出てみたいな感じなんで、まあ西日本から東京になんだろう、しかも大学から東京に出てないっていうのもまたこれ一つちょっと違うっていうのがやっぱあってね。
そうなんすよね、そこを多分おいおい喋ると思うんですけど、社会人になって僕東京に出てるので、ちょっとね友達がいないとかそういう
特殊な環境下でいたっていうのがありますね。 そうね、なんかその辺もいろいろ同じようなところを見つつ、タイミングは全然違うし、
全然違うコミュニティで育ってみたいな感じなんで、せっかくなんでちょっと同い年で同じぐらいにポッドキャスト番組を始めていて、これ見てないか。
状況ブースも同じぐらいに始めてるもんね、コロナのちょっと前っていう。 そうですね、2020年の2月に初回配信してて、
男2人で、しかも関西というか西の方出身で、カルチャーとかね生活の話してるっていうことで、兄弟番組みたいな感じなんですね。
こんな感じでちゃんと話すに3年かかるんやって驚きあるけどね、こういうふうにいろいろ共通点喋ってたらね。
これはですね、僕たちがあまりこう、ポッドキャスターの方と繋がったりとかないんですけど、
シャークさんがこう、持ち前の社交性で唯一ぐらい仲良くしてくださってて、 こういう場に出していただいた感じなんで、
今日はね、頑張って喋っていきたいですね。 いや僕も嬉しいんで、ちょっとねせっかくなんで、
こぶさんのね、これから出会う人とか、ポッドキャスターリスナーたちに向けてね、取扱説明書というかね、
ああこういう感じで来た人なんだみたいなことが知れたらいいなと思いつつ、
あともう1個の目標としては、今回はその10年代、 ざっくりですね、2011年、2016年、2019年とね3つの山に分けまして、
それぞれ私たちが、まあ主にこぶさんの話聞きたいなと思ってるんですけど、 どんなことをしてたのか、どういうふうに社会を見てたのか、どういうふうに生きてたのか、
みたいなことをちょっと改めてね、なかなかもう振り返ることもないんで、 ちょうど10年前ぐらいのことって。
だからそういうことを、まあ僕たちだとちょうど20代を過ごした期間というかね、 感じになってくるので、その辺を改めて早めに振り返っといてね、
良い30代、良い2020年代を過ごしていこうじゃないかという目論みで、 今日話していこうかなと思っております。
じゃあまずですね、いきなりなんですけども、2011年、 私たち、91年生まれなので20歳。
20歳ね。 はい、だったんですけども、まあおっきいね、やっぱ2011年って言うとやっぱどうしても ちょっとショッキングなお話から始まっちゃうんですけども、
東日本大震災の年というのがやっぱイメージはあるかなというふうに思っていて、 例えば震災の時のことって覚えてる?
震災の時のことは鮮明に覚えてて、 当時その東日本と西日本で勘違いが全然違かったと思うんですけど、
これは本当そうなんだよね。 いやめちゃくちゃやっぱ違うなと思ってて、
西日本の人たちは、まあ人によるとは思うんですけど、 報道ベースなんですよね。
うん、本当にそう。 で、僕は友達と実家で宅飲みっていうあんまりやらないイベントをしてて、
何やってんだよ。 生まれ育ったリビングで友達と酒飲んでたんですよ。
両親もそばで見ててみたいな。 で、テレビつけたらすごい津波の映像とか、
やばいことになってるっていうのを、なんかこう酔った状態で見て、 でも未だに鮮明に覚えてますね、その映像とかが。
そうねー。僕もやっぱりその時は、 同じように僕も大阪の大学生で、
でも似たような感じだな。なんか先輩とライブに行った帰りとかだったんですよ。
おー、はいはいはい。 ライブ終わったんだったかな?
行く途中だったのかちょっとどっちか覚えてないんだけど、 車のカーナビで見たんですよ。
カーナビについてる車で。 家みたいな。っていうのはすごい鮮明に覚えてて、
東京っていう街が含まれてるのもあるし、東日本に。 なんかすごく、もちろん僕もすごいショックを受けたし、
あの時以来で、なんか社会のいろんなものが変わったっていうか、 っていう感覚もしてるんだけど、
ちょうど僕たちが20歳で大人になっていくのとクロスしてるから、 そこが明確に震災っていうもの以前以後なんかっていうのはちょっと判断しにくいんだけど、
世界変わったなっていう感じもありつつ、 やっぱでもどうしても西日本にいた自分としては、
例えば計画停電とか、そういうのってすごく、 本当にこれはあんまり良くないなと思うんだけど、
遠くのことの感覚があった。 それわかる。極端に言ったらもう海外のニュースとか、
ファンタジーじゃないけど、 なんか本当に起きてるんやけど、身の回りの人で被害食らってる人もいなくて、
東京とかに来て、この震災の話をしたら、 揺れてるとか、
電気止まってるっていうので、すごい刻み込まれてるなって感じする。 電車が止まってて歩いて帰ってみたいな感じで話される方が多いよね。
やっぱこっちで体験してる人っていうのは。 もちろん首都の東京が
入ってるっていうのもあって、すごく報道とかもあったし、 すごく実感ベースで
震災ってものが社会に引かれたなっていう感覚があったんだけど、 この後もさ、例えばその震災からの立ち直りであり、震災の時に起きたことっていうのを
元にした作品であったりとか、 それに対してのアクションであったりとか、当時だったらバンドとかもさ、結構いろんな人が
アクションしたりとかあったけど、どこかで そこに実感を持ててない自分っていうのがずっとあり続けたっていうのが僕の
2011年から14年ぐらいまでの、なんかずっと心の中にあった感覚みたいなのあって。
これちょっと待って、相当やばい、なんか宗教を脱海した人の内部の話聞いてるみたいになってるな。
いやいや、でもね、そんな悪いことしてたわけじゃないからさ。
いや全然、そうですね、なんかネットでこう言ってたぐらいですね。
うん、まあ当時そういうアフィリエイト収入でね、多少そういうふうな、もしかしたらこれだけでいけんちゃうんかみたいな、で実際いけてる人もいたしね。
あーいましたいました、全然、月100万とか。まあでも本当に、めちゃくちゃ上位1%とかですね、そういう人って。
ほんまにね、なんかいたし。でもなんか僕は、そういう人も見てたけど、僕はもうなんか、この時ぐらいから他のバンドとかに入りつつ、まあどうしよっかなーみたいな、めっちゃ将来の不安はあったんだけど、
やっと社会のエンタメが僕たちの好きなものが出てきたみたいな感覚があって。
あー、はいはい。
そうそう、2016年に逃げ恥が10月期に始まってたりとか、あとまあフリースタイルラップブームっていうのもこの時ぐらいにあったり。
いやーこれは、今でも流行ってますからね、フリースタイル。
まあまあ今でも、でもこの時やっぱ初めてだったじゃん。まあ高校生ラップ選手権があって、フリースタイルダンジョンがあってみたいな。
はいはい。
僕らとしてはアメリカの音楽とかも、いいなーと思うものはありつつも、ほんまに流行ってるものに全然コミットできてなかったんだけど、
この辺ぐらいから、一番尖ったものが自分の欲しいものと合致するみたいな感覚が、ずーっと生きてきて、
社会で流行ってるものと自分が好きなものが一致しなかったのに、やっと一致しだしてきてて。
うーん。
で、同じように周りでも、まあ僕みたいに、来学留年したり卒業したけどフリーターしてたりみたいなやつばっかりだったんで周り。
みんなそれぞれやりたいこととか、まあ今はまたそれぞれの道に行ってるけど、っていうやつらばっかりで集まってて、
現状はマジでフリーターもしくはニートみたいなギリギリのやつらしかいなかったんだけど、
エンタメがあまりにも楽しすぎて、これ聞いたか?みたいな。
あー。
こないだのある見た?みたいなのがめっちゃ楽しくて、だから結構似た状況っていうか、そのエンタメ地獄沼にいただけで俺らは。
ははは。いろんな地獄にハマってた。各自然。
そうそうそう、エンタメ地獄沼にあっただけで、もうめっちゃフランク・オーシャンのシンプルやばい。
あー。
そういうんとか、あと映画とかもまあ、君の名はとかシン・ゴジラとかこの世界の片隅にとかこの都市ですけど、
なんかまあ、そういうちょっとメジャーで流行ったもんと全く関係ないっていうよりは、ああまあこういうもんがあるんだねみたいな。
面白いと思ったのかはまた別として、なんかそういうエンタメとやっと接点が僕らに出来だしてきたみたいな。
じゃあ僕らどうしようかってなったらすごくズンと来るもんあったんだけど。
いや何しようかなみたいな感じの不安は急にあったけど、でもこういうことがしたいとかこういうことを考えてるみたいな、夢を語ることみたいなのはすごくこの時期にあったし。