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みなさん、こんばんは。マスクマンZPMです。
今日はですね、以前からできてなかった朗読を最終的に全部やってしまおうかなと思いますので、2本撮りくらいいけたらいいかなと思っています。
ナンバーが59回目になりますね。朗読で3章の文を読むことになります。
その前にですね、国会の話がちょっと出てたんで、どうなんだろうなーっていうことをちょっと挟んでおこうかなと思うんですよね。
野党の方がね、審議を拒否してる。野党が審議に参加しなくて、法案通して採決するのは何事ぞと言ってるんですけど、
野党と野党で当然考え方が違うので、審議拒否をするとかね、そういうのは当然あっていいと思うんですよ。
多数決の原理が横行してる以上、数の暴力で野党はやってくると思うんですよね。自分たちの法案を主導したいですよね、当然ね。
そこに野党が反発をして、要は議論してっていうのが本来の姿じゃないですか。
野党も輸党もなんとなく分かってるから、やるとこまでやったらしょうがないよねっていう着地点を見つければいいんでしょうけども、
その中に要は、政党とか、要は立っていく上で背景が結構見え隠れしててですね、
日本にとってとか国民にとってとか必要な法案に関しては、なかなかちゃんとした話できてないんですよね。
要はこの法案を通すためには、与野党協力しないとダメだよねっていうような、旗から見たら通らないといけないような法案が、
野党の都合、与党の都合によって通るか通らないか分からないみたいなね、政治の駆け引きに法案を持ち込まれてるから非常に困るんですよね。
で、はっきり言ってですね、皇族の、なんていうんですか、旧宮家の創設のところですよね、そこら辺のところなんて、
与党と野党本来は越えてね、本当は国民の方に利益を向けないといけないから、今の皇族に残るとか残らないとか、
そういうのをしっかり本来は日本国民のための議論をしつくさないといけないんですよね。
だけど、要は議員たちもバックにいる人たちが全て国民に目を向けてる人たちはないじゃないですか、利権を絡んでる人たちで、
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要は変な発言をするとお前ら票入れねえぞっていうところから団体から支援を受けたりすると、その人たちの思惑の通りに動かないといけなくなっちゃうんですよね。
だからそういうところでね、すごい、なんて言ったらいいですかね、法案一つ通すのも印象操作したりとかですね、
野党が協力しないからダメなんだとかね、与党は強行採決に行くからダメなんだとかね、そんなこと言ってるんでね、
それよりはもっと国民の国益を考えてくれやと。
日本の総理大臣ってコロコロコロコロ変わるんですよ。
それで各国の要人たちに毎度毎度指示されますかって言われるとなかなか難しいじゃないですか、そこに天皇陛下がいるっていう重みを考えればね、
で、オカルトなところで言えばその天皇陛下がどうだこうだとか言ってる人もいますけど、
じゃあその人たちが世界に出て行って、ビップタイグの人たちと会っていけるんですかと、そういうようなところになったりするんですよね。
だからそこをもうちょっと考えてもいいのかなと思って、
何やってるんだろうなぁと、政治家ってなんだろうなぁと思いながらね、今日1日いろいろやっておりました。
そんな感じでね、朗読に行きたいと思います。
で、また違うナンバーでね、いつものことを喋ろうかなと思います。
梅干しをつけたりとかですね、今してるんでね、そういうのも少しずつ話せればいいかなと。
やってみて、なかなか失敗作も出来上がりそうな、ならなそうな、今微妙なところなんで。
はい、それでは朗読いってみましょう。
第3章。
リナ、初めて働きに出る。
おっとごめんなさい。
次の日、リナは来る時に着ていた真っ白いワンピースを着て食堂へ降りて行った。
本屋なら本を売るんだろうと考えたのだ。
それならお客さんが来るんだからきちんとした服装の方がいいだろう。
これが前の夜に出した結論だった。
いつもはお母さんが今日は寒いからとか、今日は誰さんに会うからと言って洋服を出してくれるのだが、
ここではリナが自分で考えなければいけないのだ。
いっちゃんに相談しても薬品をこに合わせてるのに夢中で、何でもいいでしょうとしか言ってくれない。
06:00
キヌさんには朝夕の挨拶しか交わしたことがないので相談しにくかった。
リナはやっぱりキヌさんに相談するんだったと後悔することになろうとは思わなかった。
食堂に入ってきたリナをピコット婆さんはまじまじと見ていたが、何だいそのカボチャみたいな袖は。
ゴテゴテと飾りのついた服だこと。
パーティーにでも行ってくれと誰がお前に言ったねと言った。
着替えてきます。
リナが言うと、9時までにナータのところへ行かなきゃいけないんだよ。
誰が着替えろと言ったね。
だって今リナが言いかけると、なんて言ったんだいと例の調子でまた聞き返してきた。
リナは困ってしまった。一体どうすればいいんだろう。さあ朝道が冷めちまいますよ。
ジョンがリナを無理やり椅子につかせた。
ジョンがかわいいバスケットを出してくれたりキヌさんが真っ白いナプキンを渡してくれたりしたことでリナはやっと元気が出てきた。
行ってまいります。
リナが声をかけるとイッちゃんは頑張ってきなさいと言い、キヌさんは優しく微笑んだ。
ジョンはとびきりおいしい夕食を作って待ってますよと意味ありげに笑った。
ジェントルマンもにゃーと鳴いてくれた。
ジェントルマンが鳴くのを聞くのは初めてだった。
やっぱり猫なのだ。
あまり大きいのでライオンの子供じゃないかとリナは思い始めていたのだ。
リナはみんなに感謝しながら元気よくツルバラの絡んだモンノを出て行った。
通りを歩きながらリナは全くめちゃくちゃ通りとはよくつけたものだと思った。
世の中に素敵な家が6軒あってピコット屋敷からはピコットばあさんの部屋と台所で2つ、
イッちゃんの部屋から4つ、計6つも煙突が出ている。
真夏だというのに椿、スイセン、スミレも咲いていて、
イチョウは黄色に、モミジは真っ赤に紅葉している。
石畳の道は雨も降らないのにいつも濡れている。
そしてナータとかトケットかどこの国の人ともわからない変わった名前の人たちが住んでいる。
リナはクリーム色の本屋の前に立つと1本に束ねてある紙を2つに分けて持ってギュッと引っ張った。
09:05
紙がきちんとなるとともに心もきっとなるような気がした。
ドを開けた。図書館の匂いがすると思った。するとリナは思った。
本屋の匂いは紙とインクの匂いだけだが図書館は埃や人の汗やそんな匂いがするとリナは思っていたのだ。
店の中には本が積んであるというよりは本棚から流れ出したように床いっぱいに本が散らばっていた。
誰も店にいないのだ。ごめんくださいと呼んでみた。
いらっしゃいませ元気のいい声がして奥の部屋からジーパンにTシャツそしてものすごく厚いレンズのメガネをかけた。
若い女の人が出てきた。片手にペンもう一方にパンを握っている。
赤い目をして眩しそうにリナを見ると申し訳ないんだけど今ご覧のように取り込み中なのよ。
どんな本が欲しいのかしら。推理小説?違うまさか哲学章じゃないだろうし。赤毛のあん?違う。
もうそのあたりを読み漁ってた。読み漁ったって感じね。
ああわかった。ジェーンエアーでしょう。そうでしょう。あなたぐらいの年頃にはみんなあれを読みたがるのよ。
悪いんだけど確かここらにあると思うからほじくり出してみて。
見つけたら読んでちょうだい。それじゃあ私は忙しいから。
早口でまくしたて本の山の一箇所をペンで示してそぞくさと行こうとした。
リナは何度も口を挟もうとしたが無駄だった。
女の人が行ってしまおうとするのを見て慌てて違うんですと叫んでしまった。
女の人はパンをかじって飲み込もうとしていたらしくリナの声に驚いてパンをつまらせてしまった。
首を伸ばしてもがいている。
リナは本の山をかき分けながら飛んで行って背中をどんどん叩いてやり説明し始めた。
この人が喉をつまらせている間に自分が話さないと話す暇などないと思ったのだ。
私ピコット屋敷に下宿しているリナです。
今日からこの店で雇ってくださるって聞いたもんですからジェーンエアー探しに来たんじゃないんです。
あれはもう読んだことあります。
それだけ言ってほっと息をついた。
12:01
パンは無事に喉を通過したらしく女の人はまた喋り始めた。
あらそうなのごめんなさいね早とちりで。
私ナータ私の本の私の店の本たちと来たらほこりがたまるとこんな風にふてくされて床におねんねしてしまうの。
それで私本のほこりを払ってきちんと並べてくれる人を探していたのよ。
昨夜本のリストを作っていたら徹夜になって今仕上がったところなの。
さて朝ごはんも最後の一飲みで仕上がったし早速仕事を始めるとしましょうか。
あらその服じゃ無理ねエプロン貸してあげるとまた枕立ててエプロンを持ってきた。
リナがそれをかけている間にナータは窓を開け畑とカードの入った箱を持ってきた。
そして大世界大百科辞典第一巻とカードを読み上げ始めた。
それからが大変だった。
二人ともほこりだらけの本の山によつんばいになって一冊の本を探し出すのだ。
ナータはものすごい近眼で眼鏡をかけてさえ本をなめるようにして見なければならなかった。
リナも近眼だったがリナの方がまだずっと探し出すのが早かった。
本当に私一人でやったら二三ヶ月はかかるところよとナータは眼鏡をずり上げた。
みんな古本なんですねとリナが言うと
私の店の本は全部ね古い本になると魅力も強くなるから
魅力、本って人を引きつけてその人に影響を与えるってことがあるでしょう。
その力のことよ。
入ってきた時図書館みたいな匂いがすると思ったんです。
そうよ、本に読んだ人の匂いがしみつくの。
私そんな本にしか興味がないのよ。
ナータはにっこりした。
昼になってリナは奥の部屋へ通された。
森に面した窓が開け放たれていて冷たい風が入ってくる。
そこには本がたくさん並べられている。
リナが本棚を見ていると
これはね私の宝みんな好きな本ばっかりとナータがテーブルの上を片付けながら言った。
私お弁当持ってきました。
リナはバスケットを開けてみせた。
そうジョンね、まあ私の料理を食べたいって人はいないでしょうね。
15:02
ナータはうなずきながら台所へ消えた。
ナータの宝物だという本は大抵外国の本で
リナにはどこの国の本なのかさえわからなかった。
リナの知っている日本の本の中に混じって
空飛ぶホーキーの科学的解釈
姿を消す一般的方法論
呪文大全集などというのがあった。
リナが首をかしげてそれらを見ていると
ナータが後ろからのぞき込んだ。
そんな本見たことないでしょうね。
私たちはみんな魔法使いの子孫なのよ。
ピコットばあさんから聞かなかった?
ここに来て変わっていると思わなかった?
めちゃくちゃ通りって呼ばれてること知ってる?
まあ普通の人間から見たら確かにめちゃくちゃよね。
とナータはリナにやつぎ早に質問した。
リナは考え考え一つずつ質問に答えた。
めちゃくちゃ通りって呼ばれてるの知ってます?
ここに来て変わってるなって思いました。
でも魔法使いの子孫だなんて
突拍子もないこと聞くの初めてです。
あら突拍子もないことなんてないわ。
ナータはごく当たり前のことだという顔でリナを見た。
そう言われてみるとピコットばあさんなんて
いかにも意地悪な魔女みたいだ。
夏なのに春や秋の花が咲いているのだっておかしい。
ジョンなんてどう見たって
日本人じゃないのに日本語をベラベラ喋っている。
魔法の力がこの町全体に働いているに違いない。
思い当たることはたくさんあるのだが
リナはまだ信じられなかった。
もしナータの言っていることが本当だとしたら
なぜ私がここにいるのだろう?
ここにいるうちにリナにもわかるようになるわ。
こんなことすぐ信じろって言っても無理な話だし。
ナータはリナに座れというように椅子を叩いた。
リナはジョンが持たせてくれたお弁当を食べながら帰った。
いっちゃんからジョンにこのことを聞いてみようかなと思った。
でもさっきのナータの顔つきを思い出すと
二人ともやっぱり当たり前のような顔をして
そうですよ俺たちは魔法使いの子孫なんでさ
っていうような気がする。
こんなこといくら口で説明してもらっても分かりっこない。
リナはナータの言うようにしばらく様子を見ることにした。
ジョンのサンドイッチは美味しかったが
ナータと向かい合っていてはどうも食欲は出なかった。
黒パンの塊がどさっと置いてあり
それにたくあんが挟んである。
ナータはそのパンにかじりついたかと思うと
18:03
ひじきとちくわの煮付けをつつき
ジャムのたっぷり入った甘そうな紅茶を流し込み
梅干しをポイと口へ放り込んだ。
リナはナプキンをたたんでいると
黒パンとたくあんの間にマヨネーズが塗ってあるのを見て
お弁当を持たせてくれたジョンに感謝した。
その日帰ってジョンに空のバスケットを返すと
ジョンはにやっと笑って
明日からお弁当はどうしますかね
俺はナータのところで食べてきてもいいと思いますがね
と言った。
リナはびっくりして必死でジョンに頼み込んだ。
お願いよジョン明日もお弁当作ってね
ははは何もそんなに心配しねえで
今のはちょっとからかってみただけだね
誰がリナにナータのところの食事を食べさせるもんかね
ジョンは愉快そうに笑った。
リナはありがとうナータはとってもいい人で私大好き
でもたくあんとマヨネーズはあれだけはだめよと言った。
ジョンはあれがナータのたった一つの欠点さね
早とちりなところもあるが
まあそこは本人も気にかけているようだから
欠点には数えますねと言った。
リナがナータの早とちりでどうしていいのかわからなかった
今朝のことを話すと
相変わらずみてえだねえ
でも欠点のない人間ほどつまらないものもねえんでさと
顎を三重にも四重にもしながらうなずいた。
いつ入ってきたのかジェントルマンも
リナの足元にきちんと座って
ジョンの話に合わせてこっくりうなずいた。
ただいまジェントルマンというと
というリナの挨拶ににゃーと優しく答えてくれた。
リナの仕事始めの日のせいか
夕食の時間はいつもよりにぎやかだった
どう疲れませんでしたか
今度は僕は疲れが一つ
一粒でとれるという薬を発明してみようかな
いっちゃんが言った
ジョンがみんなの皿に
じゅうじゅう音をたてているステーキを配りながら
そんなものはこのジョンがとうの昔に発明してますわ
どうだいリナと聞いた
リナはソースのたっぷりかかったステーキを
口いっぱいに詰め込んだまま
幸せそうにうんとうなった
おおこれは残念だ
もう時は降りているのですか
いっちゃんが赤い鼻にシワをたくさん寄せて
21:01
難しそうな顔であんまり真面目に残念があるので
リナは飲み込むのに苦労した
キヌさんは笑っていたが
そのワンピース埃だらけになってしまったのね
洗っといてあげるから出しときなさいと言った
リナはピコットばあさんが
いやな目で見たことがわかっていたので
自分で洗えると思いますと言った
正直言って自信はなかった
この膨らんだ袖を潰してしまうんじゃないかと思ったのだ
肩を悪くしてしまってるよ
あなたにはまだ無理だわ
キヌさんが言った
いっちゃんが頼みなさいと言うように
リナは落ち着いた
それじゃあお願いします
リナが頭を下げた
ピコットばあさんは知らんぷりをしていた
次の朝
リナはジーパンとTシャツでバスケットを持つと
ピコット屋敷を飛び出した
すると向かいの屋敷から
向かいの菓子屋から
海水パンツだけの男の子が
手にキャンディーやクッキーの袋をたくさん抱えて出てきた
リナを見るとそばかすだらけの顔をしかめて
そばかすだらけの顔をしかめて
にぃと笑った
この通りで初めて人に会ったなと思いながら
リナは男の子と並んで歩いた
リナがナータの店の前で止まると
男の子も立ち止まった
持っていた袋を一つ開けると
リナの方に差し出しながら
一つだけやるよとだけに力を込めていった
リナが黙っていると
燃えるような赤い紙を振りながら
リナの方に袋をもっと差し出して取れよと言った
リナはありがとうと言って
チョコレート色のキャンディーを一つ取り出した
そいつは口の中へ入れると
ブチュッと中の甘いクリームが出てくるんだ
でも太んないから心配いらないよ
男の子はまたニーと笑った
リナはマーという顔でプッと膨れた
風が吹いた男の子は森の方へ走っていってしまった
リナは男の子の駆け去った方をぼんやり見つめていた
どうしたのリナ
ナータが出てきて聞いた
今男の子からキャンディーをもらったんです
よかったじゃない
でもリナはごくりとツバを飲み込むと
24:00
風が吹いたらその子の髪が二つに分かれて
黄色いツノのような
確かにツノだったわ
とんがっていて確かに見たんです
目をまんまるにしてナータに話した
ナータはここはめちゃくちゃ通りよと言って
メガネの奥で笑うと
さあ今日も大変よと見せんの中へリナを押し合った
4日目ともなると本の海みたいだったのが
本の湖ぐらいになっていた
ナータとリナが汗だくになって本の間を這いずり回っていると
一人の学生が入ってきて
重たそうなカバンを持って
店の中を不思議そうに見回っている
何をお探しかしら
読みたいものがたくさんあって分かんないというところかな
この暑いのに予備校が
予備校が良いじゃ大変ね
海賊の話なんてどう?
あまり子供っぽい?
それじゃあゾクッとするような殺人事件か
次々怒るのは?
あー興味がない
それじゃあ
ナータはいつもの調子で話し続けている
その学生はナータの言葉なのに
耳に入らないように本の山を眺めている
おかしいなあ
あそこを曲がるといつもの古本屋のはずなんだけど
こんな店あったかなあ
と首をかしげながらぶつぶつ言っている
どうしてこの人
俺が夏休み中予備校へ通ってるの知ってるんだろう
会ったこともないはずなのに
俺数学の参考書欲しかったんだけど
あそこにある本気になるなあ
前から読みたかった詩集だ
その学生はつかつかと歩いていくと
本の山の下から大切そうに一冊の本を引っ張り出した
そしてバラバラとめくって
その小さな本は学生の手にぴったりと取り付いてしまって離れないかのようだった
これください
学生はポケットから財布を取り出して
ナータはそんな学生をじっと見ていたが
いいのよ持っていきなさい
そう言って誰もいなかったように
次マザーグース
大きなアヒルの絵の表紙だからすぐわかってよと言った
学生は詩集を開きながら出て行った
代金はいいんですか
リナが聞くと
いいの今頃あの学生さん本に夢中になって他のことなんて頭にないわ
27:00
私はそんな人にしか本を売らないの
とナータはキラキラした目で言った
あれでも売ったって言えるの
とリナが聞くと夢中になって大切にしてくれる
それが私への代金
とナータはにっこりした
あの学生さんここオイラの人じゃないですね
リナは小さな駅からまっすぐ並んでいるだけの街を思い出した
予備校どころか小学校があるかどうかも怪しかった
そうこの街はいろんなところとつながっているの
距離なんて関係ないの
とナータが言った
どういうことなんですか
リナはナータを見た
ナータは困ったような顔をして
うーんつまりねこの街が本当に必要な人はこの街に来ることができるのよ
きっと街が得り好みするのねと言った
あの学生さんにはこの街が必要だったんですね
リナが聞いた
そうだったんでしょうよ
この街へやってきたんだから
リナはどう思う
リナはあの学生さんには参考書なんかより
刺繍の方が必要だったのだったのだと思った
あの人からなんとなくうなずきすぎ
なんとなくギスギスした印象を受けてたから
でも距離がないってどういうことなのかしら
まだわからない
リナがそう言うと
どんなところにいても一歩踏み出すとめちゃくちゃ通りに来れるってことよ
とナータが言った
リナはいろいろ考え込んでいたが
自分はと思ってハッとした
あら私にはこの街が必要だったのかしら
もしそうだったとしたら
ものすごく遠かったわ
リナは興奮して叫んだ
リナの場合はご招待だから正式な道をやってきたんでしょう
きちんと迎えもやってあったし
迎えになんて来てくれなかったわ
さあそうだったかしら
ナータはいたずらっぽくリナを見た
絶対聞いてくれなかったと思っている
リナの目に黄色いアヒルが飛び込んできた
マザーグースありました
そんなことにそんなところにあったの
私好きなのこの本
ナータは嬉しそうに言った
はいこれで終わります
まあ30分いってないのか
まあまあ3章ですからね
こんなもんでしょう
はい一旦これで終わります
ではまた次でお会いしましょう