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  2. #55 ルーティン、ありますか?..
2025-10-09 29:40

#55 ルーティン、ありますか?②裏行動の再プログラム・小松大介編

ルーティン大事。

サマリー

舞台と映像のパフォーマンスにおけるルーティンの重要性とその違いについて議論がなされている。特に、小松大介さんは裏行動の確認やプログラミングを通じて、パフォーマンス中のストレスを軽減し、周囲に迷惑をかけないようにする試みについて語っている。このエピソードでは、ルーティンに対する考え方や、経験から学んだこと、人間関係におけるコミュニケーションの重要性について話し合われている。特に、劇団での経験から得られたルーティン形成の課題や、他者とのやり取りが果たす役割が焦点となっている。今回のエピソードでは、演技におけるルーティンや舞台と映像のアプローチの違いについても深く掘り下げられている。また、小松大介さんのセリフや動きの覚え方についても意見が展開されている。

00:14
アートの片隅で、こじらせシアター。
はい、というわけで、今回のテーマを、もう一度、はるさん、お願いします。
ルーティンの違い
はい。本番前のルーティン、ありますか。
はい。ということで。
2週目、2回目の今回は、私の。
はい、小松さんの。
行きたいと思うんですけども。
ルーティンですね。
これは、舞台と映像で分けてて、分けててっていうか、分かれてて、やっぱり。
そうですよね。違いますもんね、全然。
映像の方は、前回、はるさんが言ったように、作らないっていうのを意識してて。
そうなんですか。
やっぱり、状況が全然異なるんで。
これやらないと、演技ができないみたいなことにはしたくないなと思ってて、なるべく作らない。
作品によって、スイッチングというか、そこの役に入るためのことを意識的にやるっていうのはあるんだけど。
全体的に演技をするっていうための準備段階としてのルーティンは作らないっていうふうにはしてます。
裏行動の重要性
ウォームアップはしますよ。
はいはい。
これは基本的にするんだけど、それは体がね、やっぱ動かないとダメだから。
ウォームアップはするんだけど、映像の場合はしない。
ルーティンは作らないっていう意識が。
舞台はね、これも基本的に作らないようにしてるんだけど、できたらいいなっていうのは、一つは行動のチェック、行動の確認かな。
裏行動の確認。
だから役作りで気持ちを作るとか、集中力を高めるんじゃなくて、やんなきゃいけないことは、あそこで衣装を変えて、裏ここで誰々のあれを手伝ってとか、結構舞台ってあるじゃないですか、裏で。
とか、昨日のダメ出し受けたこれを注意して、相手のダメ出しが変わるかもしれないなとかいうのをチェックするっていう感じ。
動線はね、あれだけど、変わったところのチェックとか、やんなきゃいけない裏のアクションみたいなことをインプットし直す、プログラミングし直すみたいな、あるかなっていう。
っていうだけに留めておいて、それができたらいいなっていう感じ。
なくても最悪全然、役的には、芝居的には問題ないようにはしてるって感じですかね。
すごい冷静なルーティンですね。
そうそうそうそう。
そうだね。
役によって望み方って大体決めるから、それは役によるって感じかな。
みんなとコミュニケーション取った方がいい役の時は、そういう風に持っていくし、あんまり誰とも関わらない役だったら、シャットアウトするように持っていくし、っていう風に分けるから、それがルーティンじゃないかなって感じ。
その役によって。
そうそう。
っていう感じですね。行動のプログラミングは無意識で動けるようにしておけば、大丈夫かな、他の人に迷惑かかんないかなっていう感じで入れ直すって感じ。
一個ミスったら結構な大損害ですからね、ああいうのって。
確かに稽古中に決まったことって割り貸しできるんだけど、本番中にこの小道具ここに移動させておいてくださいとか、ここの早買い手伝ってくださいとか。
入ってくると、あってなった時合わせちゃうとかありますからね、そこの確認は確かに必要ですもんね。
だから我々よく舞台で用語で言うプリセット、小道具のプリセット、用意をしておく、あるべきとこに戻しておくみたいなことに近い感じですね、その行動をプリセットしておくっていう感じ。
映像のパフォーマンス
そうすると、やっぱ他の人に迷惑かかっちゃう可能性があるなと思って、そこでミスすると、他の人の迷惑になることの方が俺にとっては仕事上ストレスが高いんで、それはしたくないって感じで注意してるかな。
私もやってるかもしれないです、それ。
あるじゃん!あるじゃん!
でもそれはだからルーティンというよりは、業務上に普通にやるべきこととして捉えてて、ただやっぱり芝居の小屋が大きくなるほど、ミスが取り返しつかないことが多い。
そうですね。
行っても間に合わないんじゃない?みたいなやつありますからね。
そうですよね、そうしたら怪我しちゃう。
最悪怪我したりとかね、あるからね。
一応俺は、これも作品によるけれど、この人のこのセリフで楽屋から出ようとか。
それありますね。
動線がね。それは劇場に行かないと分かんないことが多かったりするし、もう少し早く行ってとか、基本的に邪魔にならないようにしないといけないじゃない?
そこが結構大変ですよね。
劇場に入ってから、ああしてこうしてみたいなことで調整して、インプット、プログラムして、意識しなくてもできるようにしておこうっていうのが、俺の意識的に決めてるルーティンかなって感じがしましたね、この話を聞いた。考えたときにね。
確かに裏行動は確かに大切ですね。
やっぱり人が多いとそれだけ大変じゃん。
そうですね。で、ハケのバッティングもしますしね。
あるしね。プリセットを忘れてる人もいるしさ。
そこでトイレ行くなよ。
なんで今日そこに座ってんの?みたいな。
チーム確認で大丈夫?みたいな。ありますよね。
あるよね。
で、向こうもいろいろ試してたりするから、それが正解かどうかわかんないから、それでもこっちの影響が出ないように最低限これだけはやらなきゃいけないっていうことを守んなきゃいけない。
よくありますよね。楽屋とかで待ってて、あれ?このセリフを俺ここで聞いてたっけ?みたいな。
ありますあります。
違う違う。
すごいあります。
あるよね。
すんごい忘れますよね。
なんで俺ここでこの人といつも喋ってたっけ?あれ?
いいんだね。あるよね。
違う違う違う。
いかなきゃいかなきゃやめた。
そういうの怖いから、そういうの気にしたくてもね、あっても普通にできる人いるけど、俺はできないんで。
そうですね。
ガタガタになっちゃう可能性が高いんで、やらないように、決めるというよりはそこで事故らないように、決めておく。
予防線貼っとくっていうぐらいかな。
もちろんその、舞台だから生物だからトラブルは起きるんだけど、そのトラブルが起きた後でも立て直しがしやすいじゃない?そういうのを。
そうですね。
ある程度意識があってれば。そういうのを防ぐためのルーティンかなって感じがしますね。
映像はね、こういうこと春さんが言ったように、状況、環境が変わるので。
そうですね。
その作品によって変えたりとか、役によって変えたりとかするぐらいで、トータル的なあれはないかなって、作らないようにしてるみたいな感じ。
映像ですね映像。意識したことなかったな。
しっかりウォームアップはしていかなきゃなっていう。
そうですね。
だからそのウォームアップを逆算してスケジュールするみたいな感じかな。仕事の仕方って感じだけどね。
逆にあれはあるんですか?ジンクスみたいな。
俺も逆にジンクスも作りたくなくて。
そうなんですか。
結構言ったように神社に行ったりね、撮影初日は新しいパンツを履くとかね、そういうことやってらっしゃる方も多いんだけど、あんまりそういう風にしたくないかな。
主役になったらね、またプレッシャーとか違うからわかんないんだけど、なるべくそういう風にはしたくないかなっていうか。
カツ丼食べるとかも。
だから逆にね、俺そのロケとか地方公演とか行った時に、俺はラーメン屋さんの小林健太郎さんも書いてたと思うんだけど、普段と違ったことをしない。
食生活もチャレンジしない。
そうなんですか。
食べ慣れてるものをできるだけ食べるようにしてるみたいな。
僕もそれに近くて。
そうなんですね。
いただき物とか差し入れで、舞台だといただくこともあるじゃない。だからそういうのをちょっとずらして食べるとか。
その時にすぐ食べちゃわないで。
食べない。
何かあったら怖いから。
そうですね。
確かに慣れてないものって怖いですよね。
そうそうそうそう。
どんな反応を体がするかっていうのは。
そうなのよ。
結構未知ですもんね。
アレルギーが出ちゃってね。
それはやっぱね、つまんないと思う人もいるし、いるだろうし、気遣いすぎだっていう人もいるんだけど、俺は小林健太郎さんの本見て、やっぱそうだよね、そういう人もいるよねって思いながら。
だからなるべく、ロケ先で出歩かないとかも。
私絶対おいしいもの食べに行っちゃうよ。
めちゃくちゃ調べるよ。
そうですよね。
ルルブとか買っちゃうもん。
余裕があればいいんだけど。
確かに。
余裕がない、特に公園だとさ、地方公園だともうやっぱスケジュールはもう大体決まってるんで。
そうですね、カツカツですからね。
泳がれとかした時には行くんだけど、なるべく、すいませんって言いながら。
ホテルでお弁当食べてみたいな。
そういうふうにしたいのがどちらかというと、俺の仕事のスタイルかなって感じですね。
そうなんですね。
だから、毎朝、毎日飲み歩いてる人見ると、ちょっと羨ましくなったりする。
そうですね、地方とか行ったら、俺はどっちか飲み歩くタイプなんですけど。
泳がれするじゃない、特に上の人。
主役を張ってるクラスの人とか。
それは、この中で体調管理するの大変だなって思う。
そうですね。
だってそれはやっぱ、公園の人の方が来たら断らないじゃない。
そうですよ。
朝6時まで飲んでさ、また昼公園だよって言って。
そうですよね、ほんとすごい。
そこまで含めると、上には上の人の大変さがあるってのはほんとそうだ。
ルーティンも減ってくれもなかろうにと思うよね。
ですよね。
なかろうに。
なかろうに。
ルーティンの重要性
なかろうによ、ほんと。
我々まださ、そんなあれだから、ルーティンをあれして、これ早めに入ってみたいなことできるけど。
そうですね、マイペースでできますからね。
朝まで頼んでさ、午前中に取材が入って、そっから公園して、夜公園やって。
夜公園終わったらテレビの、またね、えりこさんなんかだけニュースの番組10時から出てさ。
それはもうほんとに。
やったらいいね。
やったらやっぱルーティン、体調維持だけで精一杯だろうなというのが、見てて正直なところなんで。
すごいですよね。
逆になんか変なこだわり持っちゃうのもよくないなと、そういうのを見て思いましたね。
そうですね。こだわりね。
そう。
持ちたいところもあるんだけど。
やっぱできないものはできないなっていう。
やっぱ持たないほうが、特に我々はちょっと難しいなって思っちゃうな。
そうですね。
あったほうがいい人も多いけど、僕は逆になくしていきたいタイプですね。
やっぱトラブルも起きるじゃない、舞台だって。
起きますよ。
起きるよね。
トラブルばっかりですよ。
変化をもたらすときもあるんだけど、変化をもたらそうとして変えるときもあるんだけど、やっぱり予定調和にならないようになるべく我々も考えるし。
そうですね。
物理的なトラブルもあるし。
そうですね。
それにガタガタになっちゃうのはちょっとプロとしてどうかなっていうのはあるから。
そうですね。
そこにうまく対応できるようになろうと思うと、なるべくこれしなきゃダメだっていうのは、悪い意味でこだわりとしてね、持たないようにしないとなっていうのが今んとこ僕の考えですね。
劇団時代の経験
やっぱりそれは今までいろんなことを経験してきたわけじゃないですか、いろんな何百本とこう出てきたと。
そんなやってないよ。
そんなやってないよ。
何百本。
何百本出てきた中でやっぱそのなんか、俺これやっちゃうとダメだわとかっていう反省点から出てきたもの。
そうそう。
そうですよね。
最初はやっぱり真似して。
いろいろ試して。
必ずこうしようとか、こうしようとか考えるんだけど、当然年齢とともに変わる分もね、求められる分も変わってくるからあるんだけど、やっぱ今の年齢だと40代だと、俺が一番なんか慌ててたらよくないじゃん、雰囲気的に。
そうですね。
最年長の人間がさ、やっぱちょっと体前弱としてないと、おはようございます、おはよう、何があっても大丈夫だよみたいな雰囲気を出してないと。
作品にもよるけれど、それ若い人がいたときにね、それであ、コバさんバタついてるからなんか俺たちもバタついちゃうぜみたいになっちゃう。
それは作品にとってよくないから。
そうですね。
言い方は変わるよねっていうのはあるけれど。
確かにだんだん年を重ねることによって連れて、そういう責任感ってちょっとありますね。
言い方がね、違うし、そういうのを求められてると勝手に思ってるし、それは当然役とか作品によっても変わるけれど、なんか変なルーティン試したかな。
気になります、すごい。
なんだろうな。
変なルーティンしたい。
劇団にいたときはね、厳しいっていうか、嫌な劇団だったからもう。
嫌な劇団だったって。
先輩のやってるルーティン真似したりとか。
アップで全力出さないと怒られるから。
みんなでそれやるんすか?
自主的にやってるから、汗かいてないでスッとやってると手抜いてるみたいに言われたりとかさ。
汗が全てなんだ。
それしか測るもん。
そういうことやね。
今考えるよ、だって人によって違ったりさ。
女性なんかさ、声を休ませたりとかしなきゃいけないだろうに、そういうのを認めずに一律でやらされる空気とか雰囲気とか、嫌だなって今思うとさ、あるし。
やっぱりその、前回言ったその、出てたさ、昼夜公演の間寝るとかもさ、劇団時代だらけでんじゃない、緊張、劇場で気抜くんじゃねえみたいなさ、こととかさ、大会系みたいなさ、よくわかんないルールがあってさ、みたいなことあると。
いやいや、体休ませようよ、寝転がってもダメみたいなさ。
体勢が休んでるっていう感じですかね。
それはね、やっぱ当時はわかんないけど、今考えれば全く無意味な雰囲気だというか空気だから、そういうのに比べれば、やっぱりそれを抜け出した後もやっぱりそういうのはどうしてもあったから、俺の中にね。
そういうのはだらしないんじゃないかっていう価値観があったけど、やっぱりいろんな人とやっていくと、ああ、やっぱりそうじゃないよなっていうのは。
そういうやり方があって叱るべきだよな、そういう人それぞれ仕事のやり方があるんだから。
ギリギリ来ても別に、その前に別の仕事があれば、そりゃしょうがないよなと。
こっちでやるべきことをきちんとやれば、それが評価なんだから、何も問題ないよねっていうのは。
っていうか、経験でわかったことかなって感じ。
コミュニケーションの方法
やっぱ経験して学ぶことってやっぱりたくさんありますよね。
他の人が何やってるかってね、やっぱり見てればわかるから、これはこういう意図があるんだなとか。
舞台なんかだとね、毎日顔を付け合わせてアップとかしてると、だいぶ疲れてきてるなこいつとか。
そうですね。
あれ、昨日なんかあったこいつ。元気もりもりなんだけど今日。
あれ?みたいな。
褒められた?みたいな。
ありますよね。
褒められてるの見ると、今日こいつ失敗しそうだなとか。
そうですね。浮かれてない。
浮かれてる。
ありますからね。
ぽやんぽやんぽやん。
ひるこいつちょっとトチリそうな予感がする。
ボソボソって。
あいつ今日トチるんじゃない?って言うとだいたいトチる。
俺まさにそんな感じですよ。
愛おしいな。
大体22、23とかで男の子とかでしょ。
多分褒められたんだろうな女の子になーっつって。
やっぱり間違えたよ。
トチったよ。
あーほらほらまた噛んだーって。
ひずらないひずらないって。
ここまさによくわかりましたね。何回かあるもん。
いや、わかるよ。つって。
ありますよね。
あるあるある。
言語化できなくてもなんとなくわかってることもいるからね。
今日そんな感じしたんすよ。大丈夫だった?って聞くと。
今日そんな感じしたんすよ。つってだから。
キャリア長い子は若くてもそういうのわかったりするからね。
そうですね。
浮かれてるなーっていうのはさっき言ったみたいな。
逆になんかそういうのを図るのも結構ルーティン感をね。コミュニケーションとかね。
そうですね。確かに人の空気を読むみたいな。
何回も言うけど逆によるんだけど、やっぱりコミュニケーションはね、少なくとも挨拶はするわけだから。
その相手のコミュニケーションを図るっていうのはルーティンでやってるかもしれない。
分析で。
距離感とか。
そうそうそうそう。なんか疲れてるなーと思ったらケアする声をかけたりとか。
そういうのは仕事の一環だけど、それはまず全体としてやんなきゃなーっていうのはね、あるから。
そういうとこに目を配るっていうのもあるかなー。
それはもう本当にベテランのあれですよね。
でもほら、若くても、なんだろうな、相手役、恋人役とか夫婦役とかやってると、そういうケアはしてるはずだからね。
そうですね。夫婦役とか親子とかだったら。
そうそうそうそう。そういうのはルーティンの一つかなと思うけど、当たり前っちゃ当たり前かなとは思うけれど。
そうですね。
でも最初は板的にやんないと分かんないしな。
確かに。
そういうのはあるかなー。
そうですね。で、共演者とかの空気を読んだりはしますね、確かに。
長いからね、CMとか映像のシーンによるんだけど、基本的には映像でも待ち時間も含めてコミュニケーションとか顔合わせる時間長かったりするからね。
そこで何をするかっていうのは結構あるかなー。その辺ぐらいかなー。
僕もはるさんと同じで、基本的には作らないっていうのを意識してるかなー。
作らないっていうルーティンですね。
私一週ぐらいしそうですね。また小松さんの領域に行くまでに、またいろんなことを試して、もう一回戻ってくるような気もしてますね。
そうだね。だから俺が多分この狭間だと思う、今。
今。絶賛。
絶賛。
絶賛。
絶賛だと思う。2人のルーティンの無さがちょっと羨ましいぐらい。
気になるー。
それはまた次のお話。
そうなんだよね。
じゃあ俺の話は今週このくらいにして。
もうそれなんすか?
うん。
早ない。
早い。
だってないからね。ないよ。
いやいや。
作らないようにしてるからルーティンは。
そっか。
セリフ、だいたい同じだな。
そう、セリフ覚えね。セリフはどうやって覚えてるんですか?
複章と、俺は取らないけど、複章と録音とってくらいかな。
長さに言うわけれど。
私それで言うと書きますね。
書く人もいるね。
書いて入れてから歯磨いてる時言う、お風呂入ってる時言うっていう順序がありました。
結構だから、俺も動きが入らないと連動しなくて。
演技のルーティン
そうですよね。わかります。
その傾向でついた動きと一緒に覚える。
そう、だから傾向入る前にある程度ここはこうかなみたいな。
動きが連動しないとおかしいよなっていうところは想像しながらやる。
あとは基本的には他の人のセリフも前編通して読んで、キャラクターも演じ分けて、自分なりにねっていうのを何回かやって、やっぱ馴染ませていくかなって感じ。
やっぱ俺も覚えても、これも前回言ったけど、翻読で相手の翻訳が読んだ時に全然変わってくるから、そうすると言葉出てこなかったりするんで。
また馴染ませ方が全然違うんで、相手役によって全然変わっちゃうんで。
これも仕事の仕方になっちゃうけど、だから舞台は結構詰めて、自分の演技のことはある程度こうしたいですっていうプランまで詰めてやるけれど、映像は本当に最低限って感じ。
これは前のこのコジラセシアターでも言ったのかな。いわゆるロバート・デニーロのデニーロアプローチみたいに、完全にもう役のリアリティを追求して突き詰めて、さも本人かのように突き詰めていくのと、
アンソニー・ホップキンスの場合も最低限しかやらない。だって現場行って監督と話して変わるじゃん。
そこで、もちろん現場に行って対応できるぐらいのものをちゃんと準備しているんだけど、動きとかそういうのは特に決めずに、相手役にもよるじゃんっていうのでアプローチしていって、
どっちもちゃんとアカデミー賞、オースカーが取れるっていうぐらいの演技をするんだから、それは単に仕事の仕方とかの問題であって。
だから特に映像なんかはね、カット割りが細かく決まってる場合もあるけれど、決まってない場合も多いし、相手役にもよるし、稽古がある場合もあるし、ない場合もあるから。
へー。
うん。
そうですよね。
絵はすごい。
NHKの朝ドラとかタイガーだったら稽古が、事前稽古があって、別のスタジオで稽古してから入るとかもあるから、そういうのがある場合とない場合と、ロケとかだと難しいよね。
ないですよね。
で、よるんで、それも最低限自分が、自分のセリフとか動きが飛ばないぐらいっていう感じ。
すごい、その2つ出た例で言うと、結構隅分けってるんですね、小松さんは。
そうね、だからそれも作品とプロダクションというか、作品によって。だからほら、これ勝村さんが言ってたけど、北野健司監督の作品出るときに、「わかった、当てられる!」つって台本読み込んでいったら、「え、台本読んできちゃったの?」って言われて。
へー。
読まないで欲しかったんだけど、読まなかったらわかんないじゃないですか。何のやつかもわかんないじゃないですか。読まないでくれって言うのは、それ言われても困りますよね。
難しいですね。
かなり困るかもしれないですね。
結構現場で変わっちゃうから、監督がその現場間でやってほしいっていうことだっていう監督作品もあるんでね。
そうですよね。
それは本当に、その現場によるんだなーっていうのが大きいんだよね。
舞台だとある程度、制限がだいたいわかるじゃない。
想像できる。
ね、やっぱり舞台上は、基本的に舞台上は、お客様がいる方向に芝居しなきゃいけないとか。
あって、だいたいと書きにこういうセットでみたいなことが書いてあることが多いし、そうすると想定しやすいからこうかなーみたいなことはある程度決めていきやすいんだけれど、
映像の場合はそれをやっちゃうとちょっと窮屈になるなーっていう感じで。
っていうので分けてるから、どの辺まで作り込むかっていうのは、その時々によってみたいな感じ。
だからそれもやっぱりちょっとルーティン化しづらいよね。
そうですね、そうなると。
そうそうそうそう。もともと最低限はねっていうのは、セリフはねみたいな。
そうですね。
っていうのはあるからね。
こればっかりは、俺もセリフ覚えが、この間その先週出たみたいな、一発で覚えられるみたいなこと全然ないんで。
難しいですよね、セリフ覚えは。
そんなオーディションとかさ、エチュードとかやらされても全然覚えらんない。
難しい。
難しいですね。
あれは得意じゃない?
いや、俺も得意じゃないです。
ちょっと考えさせてみたいな。
そうですね。
そんな感じです、僕のルーティンは。
次回の予告
ありがとうございます。
今回は以上で、次回はじゃあ、ふなはらさん。
はい、私ですね。
聞かせて。なんかね、誰にも言ってない秘密のルーティンがあるらしい。
それを聞かせてもらおうぜ。
いや、そんな大したもんじゃないんで。
楽しみに。
になりますね。
今回はこんな感じで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
29:40

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