1. こじらせシアター
  2. #56 ルーティン、ありますか?..
2025-10-16 43:20

#56 ルーティン、ありますか?③小屋入りもアップもばっちり決める!あとは舞台袖で・・・?・船原孝路編

こっそりとルーティン、あるよね。

サマリー

第56回のエピソードでは、船原孝路が本番前のルーティンについて語っています。彼は早めに劇場に入り、独特のウォームアップや体のケアを行い、舞台に立つ前の心構えやおまじないについても紹介しています。このエピソードでは、劇場でのルーティンやアップに関して語られ、特に照明や音響のチェックの重要性が強調されています。また、共演者の緊張感や雰囲気を読み取ることを含む、舞台準備の様々な側面も紹介されています。さらに、舞台における共演者との関係性や呼び方、及びルーティンとしての稽古の進め方についても触れています。舞台袖での役作りや、掃除を通じた作品とのコミュニケーションに関する考え方も述べられています。このエピソードでは、ルーティンと舞台におけるコミュニケーションの重要性が語られ、特に劇団の習慣に従うことで、より良い作品を作り出すことができる点が強調されています。

本番前のルーティン
アートの片隅で、こじらせシアター。はい、というわけで第3回目ですが、もう一度テーマをお願いします。はるさん、お願いします。
はい。本番前のルーティン、ありますか?ということですね。
危なかった、なんか。危なかったシーンにテーマを入れちゃったですね。大丈夫です。
大丈夫ですか?
大丈夫ですね。
はい。はい。
いよいよいいんですよ。
はい。
というわけで今回3回目、船ちゃんの秘密のルーティンを。
いやいや、秘密ってことじゃないんですけど。
秘密ですね。
ありがとうございます。
えっとですね、私船原孝路はですね、本番前のルーティン、今回このお題になるって中井ちゃんから来たときに、いろいろ考えてみたんですよ。
うん。
何してたっけって。で、よくよく考えてみたら、けっこうあるってことに気づいて、そのまま小屋に入って、俺は小屋めちゃくちゃ早く入りたいタイプで、
はい。
11時に小屋開きますってなったら、もう11時5分ぐらいに入る。
わかる。
タイプ。
いいですね。
もう楽屋に入って、すぐ置いて、すぐ着替えて、すぐアップする。
楽屋着に着替えますか。
うん。
あ、わかります。楽屋着に着替えますよね。
で、もうそのままバーってアップするわけよ。
で、そのアップの仕方もけっこう俺ルーティンあるなって気づいて、絶対あの、なんていうの、あの、この、あの、
ごめん、全然ラジオで伝わんない。
そうですね。
今ね、隣でやってました、今。
なんていうのかな。
2人、2人。
足の裏をどうしくっつけて、
くっつけて。
あの、アグラみたいなやつの柔軟から始まるなって、絶対。
パタパタパタってしますか、膝を。
緊張とおまじない
そうそう、パタパタパタってして。
パタパタパタってして。
で、グイグイってして。
股関節を柔らかくして。
で、ちょっと寝てみたいなのとか、そういうなんか柔軟は絶対してるなっていうのがあって、
で、そのあと、あの、心拍数を上げたいタイプなんですよ。
はいはいはい。
だから、あの、これもちょっとラジオでは伝わりにくいんですけど、
あの、走るんですよね。
その場ランニングですか。
その場ランニングを。
で、あの、いわゆる、膝から下を後ろに曲げて走るやつじゃなくて、
じゃなくて。
あの、ルームランナーみたいな走り方する。
ルームランナー?
ももあげですか?
もももあがる。
もももあがる。
もももあがるし、足も回転する。
あ、えーすか。
あの、パントマMのダッシュみたいな。
あ、そうそうそうそう。
あれはあるね。
すごい、見たいです、それ。
今度は。
今度は。
あ、では、ツイッターかなんかであげます。
ツイッター?見たい。
それを、1分間ぐらいして。
結構しっかり。
結構、はぁはぁなって、そこから、必ず、1人通しはする。
なるほどね。
1人で、もう、最初から終演までは、1人でバーって、倍速で通す。
小声でずっと言いながら。
で、動きも小声なしで、ダダダみたいな。
それは、絶対するのよ。
その時点で、結構時間を要しますもんね。
そうそう、わりかし時間かかっていく。
不安だから、こそれにする。
ただ、でも、その時に、しょうめいさんの直しとかもあるから、
その時は、ちょっと端っこのほうでやって、みたいな。
で、あとは、だいたい、楽屋とかに戻ったら、
これもちょっとまた、伝わりづらいんですけど、
鏡前で、メイクとかするじゃない。
横に、共演者がいるわけじゃない。
あとは、こうだ、しゃべりながらやるんだけど、
親指の、
変わっても、おもしろいです。
親指の、手の甲の親、爪があるほうの、
ここの第一関節のシワがあるじゃない。
ありますね、これ。
このシワまでの、モノマネをするの。
これがね、また、ちょっと伝わりづらいですけど。
何を言ってるの?
モノマネ。
ちょっと、このお二人にしかわかんない。
こういう顔ね。
顔のストレッチ的なことってことね。
ちなみに、今、すごい広角下がってました。
ふなっはたさんの広角が下がって。
ずっとするんだけど、それが、ちょっとおもしろいの。
自分の中で。
で、この辺が、顔のストレッチと。
にもなるし。
で、だいたい、共演者が笑ってくれる。
またやってんすか、それ。
ここに似てないとかって言いながら。
いいですね。
そういうのをやりながら、
本番を迎えるんですけど、
そっからですよ、これはほんと誰にも言ってない、
ちょっと恥ずかしいっていうか。
ほうほう。
まあまあ、1ベルも鳴って、
さあ、もうM0なりましたよと。
で、最初のアンテンぐらいがあるでしょ。
あの時に、袖にスタンバイして、
絶対、
ちょっとジンクスに近いんですけど、
床があるじゃない。
床を触って、
舞台の神様よ、おまじない。
今日の舞台がうまくいきますようにって言って、
ちゅって袖にして、
で、それを床にまたぺたってつけるのよ。
それはもう、ほんとかっかさず毎回やってます。
ロマンティックじゃないですか。
これは誰にもバレたくないから、
さりげなくやるの。
さりげなく、さりげなく立って、
前屈してるふうにして、
めっちゃ面白いですね、それ。
さりげなくしてる。
それ多分でも気づいてる人いるかもしれない。
いるかもしれない。
知財組に1人はいそうな感じですよね。
絶対、舞台監督は気づいてるよ。
確かに。
そうですよね。
毎回やってるなって。
またやってるな。
ルーティンだろうねって見てる。
しかも、
例えば、パンチが床面だとするじゃない。
袖の中って板張りになってたりするじゃない。
そこだとダメなんだ。
ダメなんだ。
パンチじゃないとダメなんだ。
パンチの上とか、リノリウムの上とか、
貼ってあるものの上。
そう、貼ってあるものの上じゃないと落ち着かない。
落ち着かない。
っていうのがあるんですよ。
これは毎回やってます、俺。
それは、はるさんが言うようにロマンチックな。
発声と身体のケア
ロマンチックですよね。
ガン掛けに近いかな。
チンクスといろいろ。
結構、失敗することを恐れちゃうタイプの人間だから。
成功例をずっと考えながらやるんですけど、
失敗したらどうしようと、ネガティブなところが結構出てくるのよ。
それの言い訳じゃないけど、
神様ってそういう存在じゃないですか。
言い訳じゃないけど、
すがれるものとして、
お願いしてたら、
最後間違ったら、
神様みたいな、
意地悪なんだから。
意地悪なんだからって言われるし、
自分の中でね、
でも、成功したら神様ありがとうって言いし、
なんか、それがあるから、絶対。
究極かもしれないですね。
神様っていうのは。
そうそう。
確かに。
神様って存在だと思うから、神様って。
でも、劇場によって神棚が我々にも拝めるところがあって、
そこには、もちろん通れば入る。
見つけたら。
一応、今日の舞台公演安全に、無事にできますようにって、
手を合わせることは、僕もするから。
そうですね。
オフキー劇場とか結構ありますもんね。
座組によっては、朝みんなで。
そうよね。
ホラーものやってると、そういうのさ、
強烈にやっとかないと、
自分たちのメンタルのほうがね、
そうですよね。
フィードバックきちゃうから、
お祓いとかしたほうがいいよね。
そういうの神頼みは結構しますね。
ずっとそれやってたんですけど、
親父が10年前ぐらいに死んだんですよ。
それから、そのおまじないは、もっとなんか、
近く。
親父見てくれてるかなとか、
そういうことを考えるようになっちゃって、
もっと真面目にやんなきゃなっていうのは、
なんか出ましたね。
たなぽらにやってた役者実践だったんだけど、
こじらせてたから。
でもね、その気持ちの置き方が。
ターニングポイントっていうか。
変わったかな。
ホラーちゃんはさ、
ミュージカル出身というか、
そっち系で来たから、
声と身体的なことのケアみたいなことって、
たぶん僕より入念なはずなんだけど、
声と身体。
さっきの柔軟とウォームアップは聞いたけど、
声はどうですか?
声は、
歌の、
なんていうんですか、
コンコーネとか交流文言っていう、
発声の、なんていうんですか、
楽譜があるんですよ。
ピアノでいう、
なんですか、
練習の譜面みたいな。
あれの譜面みたいなのがあって、
ほんと最初の初心者がやるような、
言うてしまえば、
ドラえもんの、
ああいうのを、
音符を1個ずつ当てていけるようには、
歌があるときはやってますね。
喉の調律みたいな。
喉の調律とか、
今日の感覚として、
やっぱり高い音が出づらいとか、
あのときの発声練習とかをして、
ただ、もっと喉を痛めやすいから、
そのときのこの辺のマッサージとか、
痛める原因としては、
気持ちが乗ってないときに、
がなったりとかしちゃうと、
ウイッてなっちゃうから、
そこの辺の心の持ってき方、
稽古中の、
その辺も大切だなと思ってて、
連動してないとね。
そうなんですよね。
スムーズにならないからね。
ウイッてなっちゃうから、
そこで、
ある程度心を開放するっていう、
メソッドじゃないですけど、
そういうのは結構心掛けてますね。
連動のチューニングをするみたいな感じ。
そうですね。
あるよね。
しますね。
ある程度発声で歌って、
やっぱ高音とかが当たりづらいんですよね。
綺麗に。
ってなると、
今日ちょっとイマイチだなとかってなると、
ちょっと嫌だし、
ダンスとか踊ってるときも、
今日軸が取りづらいなとか、
飲みすぎちゃったなとか。
あるよね。
だからダンスがあるときは、
あんまり前の日飲まないようにしてます。
やっぱり軸がぶれますか?
ぶれる。
ぶれるってことに気づいたよね。
30歳ぐらい。
ダメだ。
感覚がある。
それはやっぱりお手の精度がある。
感覚だからね。
バレエの人たちなんか、
公演前にちゃんとバーレッスンをしてからやんじゃない?
そうですね、ちゃんとバーレッスンやって、
毎日やってますからね。
延々とストレッチしてるし。
舞台前の準備
延々とですよね。
チョコレートだけ食べて。
そうそう。
すごいものあの人じゃない?
マニアックすぎるもんね。
音楽やって、歌もね、
かなり入念にやってる人も多いしね、
ウォームアップをね。
もう、人によって違うんだろうなっていう感じは。
そうですよね。
ラッパーの人たちとかも、
ずっと早口言葉みたいな感じで、
ずっとやってますもんね。
あ、そうなんだ。
へぇー。
ずっと、ずっとなんか、
口の回り。
よくそんな口回るねって言うな。
役者でも無理よみたいな。
しかもなんか、あれじゃないですか、
結構リズムに、
ずっとリズムに乗っけてね。
それだけクリアに聞こえるっていうのは、
なかなかすごいですよね。
結構だから、あの人たち悪そうだけどね。
悪そうだけど、
一見、
キャラでね。
キャラで。
悪そうだけども、やっぱ真面目に、
音楽には取り込んでるってことだよね。
プロレスラーとかと一緒ってことですよね。
仕事とね、キャラクターと、
文化とあれは違うよっていう感じは。
これはね、
鍛えてなかったら、
体が追いつかないからね。
表現したいものに体が追いつかないからね。
それが一番もったいないもんね。
そうですよね。
準備したらできるのにっていうのは。
やりすぎてもっていうのがあるから、
それは本当に人によって違うの。
なんか俺さっき、
ふなちゃんのあれ聞いてて思ったんだけど、
ちょっとルーティンとは違うんだけど、
劇場にやったら、
劇場に入ったらすることのひとつに、
客席側から見てみるっていうのをやるなとか、
そういうのもルーティンかな。
みんながアップしてるじゃない?つって。
そこで、劇場の客席の一番奥の一番右側とか、
上手側、下手側でもいいんだけど、
右奥にいるとか、左奥にいる。
一番前の座席に座ってみる。
そうすると見え方とか、聞こえ方に差があるかな。
あとね、照明チェックなんかすると、
照明も見えるから、
あ、ここでこういう照明が入るんだったら、
ここにいたらいいなとか。
そうですね。
こういうのはチェックするかなっていうのはあって。
シュートの時間とか結構やっぱ好きで、
この照明、このシーンかとか、めちゃくちゃ綺麗じゃんとかって。
我々見えないからね、照明はね、やってると。
それを感じて演技とかすると、
音楽に乗ったりとかもあるんですけど、
やっぱその照明さんの力もすごくて、
あれは俺も見ますね。
そうそう、客席の見え方、聞こえ方チェックっていうのは一つルーティンで。
そんな毎回はやらないけど、
新しい劇場に行ったらやるかなって感じは。
作品中の調整
そうですね、確かに。
厳密に言うと、セットで結構音の響き方違うから、
それはチェックするかなっていうのを思い出してありました。
小松さんとだから初めて共演したときは、
ヒューリックホールっていうところがあって、
あそこもなんかこう、割かし、
あれ前、劇場じゃないですもんね、絶対。
そうね。
お芝居の小屋じゃないですもんね。
もともとはシアターだったはず、映画のね。
そうですよね。
シアターだったはずで、多目的にしたのかな。
だからあそこもなんかこう、響き方とかなんかちょっと気になりましたよね、あそこ。
高さが屋根、屋根っていうか高さがね、劇場の高さがあるから。
舞台面も、なんか、そういうなんか常設の舞台じゃないから。
出してくるって感じですか?
あれ、まあどうなんですかね。
まあ、うちらのときはもう、コロナ禍だったから、
もうスタッフさんが完全に仕込んでくれてたし、
割らしもやってないんだけど。
広さもあったし、マイクつける作品だったから、
響きはそんな気にしないけど、見え方は、
うーん、なるほどな、ここかって感じは。
そうですよね。
なんか特殊な感じの劇場でしたよね。
生でね、生声でやるとだいぶまた調整しなきゃいけなくて、
これ、ここの小屋だとロートーン喋っても前の人にしか聞こえないなとか、
結構あるんですよね。
大事なセリフを、稽古場ではこのぐらいの音でやったんだけど、
劇場入ったらもうちょっと違うので、
ニュアンスは変えずにやろう、みたいなことを調整はするから。
それはルーティンじゃないかな。
調整はしてるんだけど、
お客様からの見え方、聞こえ方、チェックは必要だと思ってやってるから。
そうですよね。
やっぱり稽古場はどうしても狭いから、
で、劇場入ったらもう空間がバーンて広がるから、
そのなんか想定をしてないと、
なんか、こんなでかかったな、みたいな、ある時ありますもんね。
そうそうそうそう。
それは調整がね、当然必要なんだけど、
必要な作業としてやってるけど、
ルーティンっちゃルーティンかな。
必要な、個人的な調整として。
作品全体のニュアンスとしては変わってないんだけど、ということはしてるかな。
共演者とのコミュニケーション
そういうのはあるかな。
そうですね、確かにありますね。
うっと、ダンス、結構長めにストレッチする。
やる時はやりますね。
でも、ほんとなんか調子が上がるまでっていうか、
なんか、うわーってアリーナとかやっぱあるんで、
なんか、ほんと長い時はほんと長いですね。
ギリギリまでやりません。
全員集合みたいな、なるまでずっとやったりとか。
そうですね、やりますね。
心拍数上げは俺もやるかな。
俺、バーピージャンプでやるけど。
バーピージャンプってなんてこと?
ジャンプしてくださいって、腕立て伏せみたいな。
あのきついやつですね。
すごいきついやつですね。
回数10回とか20回とか。
あれは一瞬で心拍数上がるから。
確かに絶対上がるな。絶対上がりますね。
一回なんか上げとかないと危ないみたいな作品とかもあるから。
それは、走るのとかでもいいんだけど、時間がないこともあるから。
瞬間的に上げるみたいなことは、ウォームアップでやるかな。
前回もあったように、共演者の空気を読むのは、たぶん結構やってるかもしれないね。
そうちゃんはその辺うまそうだよね。
そうですね、うまい方かもしれないですね。
基本的に、自分はあんまり変わらないようにやってるつもりなんですよ。
へこんだりとか。
えーってならないようにはしてるんですけど、どっちかというとハイな方ではやってるんで。
落ち込んでる子とか、緊張してる子とかは結構わかるかな。
俺ら今日めっちゃ緊張してんじゃんみたいな。
ものすごい、何とは、どの作品とは言わないし、あれなんだけど、
ものすごい裏話として、どう考えても付き合おうとしてるだろうっていう2人とか。
いますよね、そういうの。
そういうの全く感じ取れないタイプで私。
あ、ほんと?
そうなんですよ。
俺も別にそういうのを注視してるわけじゃないし、気づかない側だけど、
あからさまじゃん。
だってさ、そんなわざわざ休憩時間、休憩というか、
昼と公演と夜公演の間でさ、楽屋違うのにわざわざ会いに来て喋ってるとかさ、
昨日あれしたあれでどうだったとかさ、
そういう雰囲気なんさいいんじゃない?
いますよね。
それはそれでいいんだよ、いいんだよ。
いいんです、いいんです。
ダメになった時のネガティブさを持ち込まないでほしいと思ってる。
確かに。
ハッピーなままならばいいですよね。
作品にいい影響があるんだったらいいんだけど。
そうですね。
その作品によってはさ、それが逆に良くない場合もあるじゃない?
お互いの役柄によっては。
お互いの役柄がそれに近いものだったら、
いい影響があるかもしれないけど、全く違うところだったりすると。
めんどくせえなって思うよ。
ありますよね。
どうせ中年みたいな。
そういうのを見て、製作さんがキレるっていう。
あるある。
あるよね。
あるあるなんですか。
あるよ。
カメラを止めるのでもあったじゃん。
結局一緒に車に来ようとしたら、二人とも一緒に来れなくなっちゃってっていう話になって。
あいつら!ふざけやがって。
あの二人付き合ってたんですか?
ありましたね。
あるあるなんだよね、きっと。
演出家と女優とかね。
それはめんどくさいよ。
いいわよ。
いいんですよね。
お互いの仕事のスタンスだから、それをするなとか全然思わないんだけど、
それで影響が出て、こっちに気を使わせんなやっていうのはちょっと問題ですね。
確かに。
感謝にまで気が回るようなことがあると、ちょっとあれですけどね、
二人だけで完結するものだったら。
それはちょっと子供じゃないかいって思う。
高校生ぐらいまでしか許されないんじゃないかって思っちゃう。
本当にそれがね、中学とかの子役の子だったら全然問題ないけど、
それはそうだよなって、大変だよなっていうのは思うんだけど、
そこはちょっと私としては気になっちゃう。
そうですね。
全然関係ないんで、絡まないんだけど、
それはいかがなものかしらって思っちゃう。
全然ルーティンとは関係ねえんだけど。
でもそういう気遣いもルーティンだったりするよね。
うわあ、そこ絶対そうだよなとかって思って、
だからもう演出家の文句とか言えないわけよ、みんな。
言ってる子とかいたら、
言っちゃダメだ、言っちゃダメだ。
なんでですか?みたいな。
いかない、いかない、いかない。
ケア、ケア。
そうそうそう、あるか。
俺も個人的に男だったらわりとコミュニケーションとれるんだけど、
女性に対してはその辺の触り方とか全然わかんないから。
そうですね。
難しくないですか、そういうの。
難しいよ。
時代的にも。
プライベートに突っ込む感じするし、
なんかそこでザグミ的に難しいのを言ってる女優さんがフォローしてくれたらいいなと思うけど、
そういうのがいない時もあるし。
そうですよね。
それこそまさにもとやさんのちゃんづけのやつ。
ああ、そうそうそうそう。
なんとかちゃんって呼ぶ。
もとやゆき子さんのね、ポッドキャスの衝動の中でね、我々聞いてるんだけど、
何やちゃんづけ、気持ち悪いっていうのは。
そうですよね。
あれってだから、俺が仲井ちゃんって言ってることが気持ち悪いってことですよね。
いや、だからそれは関係性の問題で中でも語られたけど、
最終的におとしどころとしてそれが、
共演者との関係性
まあ、消去法でそれしかないんだよっていうのは。
そうですよね。
仲井さんとかさ、はるこさんとかってちょっと距離感ありますよね。
そう、俺のおとしどころははるさんだったんだけど。
ああ、そういうことっすね。
なんかすごい小松さんにはるさんって呼ばれるじゃないですか。
で、私はるさんって呼ばれるの初めてなんですよ。
人生でね。
そう、だいたいはるちゃんか、はるこか、仲井ちゃん。
仲井ちゃんも結構呼ばれるんですよ。
なので、なんかはるさんって呼ばれると自分が江戸時代の。
アハハハハハ!
アハハハハハ!
アハハハハハ!
なんかもうお団子売ってるんじゃないかって思っちゃって。
古風だったかもしれない。
そう、だからなんかちょっと嬉しいですね。
ああ、なるほどね。
それはお互いの関係値が出てくるから、難しいところで。
でもさ、やっぱこれも我々のあるあるだけど、
その共演者との関係性をどう呼ぶかみたいな。
難しいですよね。
そうですよね。
ねー。
呼び方っていうのがまず。
作品というかプロダクションによっては、
お互いを役の名前で呼ぶようにしましょうと決めてるところもあるし。
えー。
ありますね。
あるし。
そうなんですね。
野放しなところもあるし。
うまいことやってねっていうところも多いし、
映像なんか絶対そういうの決めないし。
映画だったら絶対そういうの決めないし。
絶対そういうの決めないし。
映画だったらあるかもしれない。
お互い役柄で。
主従関係とかあるから。
ああ、そっかそっか。
役柄の金様とか殿とかつけて、
普段からも呼んでっていう。
そっからもう役づくりが始まるっていうところもあるので、
結構そこにもよるんだけど、
俺はやっぱその女性とのコミュニティの、
コミュニケーションの詰め方とか取り方とか難しくてさ。
そうですね。
女性の先輩はちょっと難しいですね。
そうね。
ちょっとなんか行きづらい。
なんとかさんでしか呼べないけど、
後輩のほうは呼びやすい。
だいたいみよじにちゃんとか。
でもちゃんだよな。
ちゃんだよな。
割となんか顔合わせぐらいで決めるじゃん。
そうですね。
ルーティンじゃないけど、
だいたいこの人とはこの夢。
で、なんかもうこのぐらいの年齢になってくると、
だいたい相手からはさんづけで呼ばれる。
で、同じぐらいだったら愛称で呼ばれるぐらい。
そうですね。
上からの人は名前で。
だと、俺だと同じぐらいだとこまちゃんと呼ばれて、
年上の人からだとだいすけ。
だいすけ。
だいちゃん。
だいちゃん。
だいちゃんって呼ばれると、
覚えやすいからね、その方が。
よしよしって感じなんだけど。
こっちがどう呼んだらいいか問題はね。
そうですよね。
なんとかちゃんって気持ち悪いと思われてんのかな。
俺は基本的にさんで統一する。
マジっすか。
だから、子役の子でも要望がない限りにはさんで呼んで。
さんで始めて、役で呼んで良くなったら役名で呼んだりとかして、
やっぱりプロの現場なんだよっていうのを伝える意味もあって、
あんたをちゃんと一人のプロとして尊重しますよっていうことで、
さんづけでスタートするようにしてる。
あしだまなちゃんもだから、あしださんと。
そうそうそうそう。
呼ぶか、それは。
ちょっと違いすぎるから。
向こうの方が全然売れてた。
向こうもなんかシュッとそれを受け入れて、
置いて、そんな風にね、
呼ばないでくださいよっていう詰め方を多分するんだと思うんだ。
めちゃくちゃ頭の良い人だから。
まなちゃんはしてくれそうだな。
さんなんてやめてくださいよとか言うコミュニティの詰め方があるじゃん。
そうですね。
いきなりそれでちゃんづけでやったら、ちょっとブシつけかなと我々はちょっと思っちゃうんで。
確かに。
一回さんを経由するかもしれないですね。
そうね。
でも私、名前にさん、今やっぱ先輩の方が多いから、
みおじにさんがやっぱり名前にさんになっちゃう。
それはどうしてもそうですよ。
そっか、そうだよね。
だからそれはルーティンワークとして、
そのセリフ覚えとかと同じで、
その関係性を作っていく。
我々の現場ごとにもう一回作り直すみたいなことをしていく上で、
ちょっと必要なルーティンワークとして話を聞いてもらえればいいかなと思うんだけど、
毎回違うじゃん、だって。
そうですね。
上の人ばっかの時もあるし。
そうなんですよ。
下の人ばっかりな時もあるし。
そうですよね。
最年長かってなりますもんね。
そうするとどういう立ち位置で振る舞えば。
そうですね。
役柄も踏まえてリーダーシップを取った方がいいのか、
良くないのか。
そうですね。
みたいなことは考えることが多いですよね。
少なくとも信頼されない方がいいっていうことはないんで、
信頼された上で距離を置くみたいなことになってもらわないと困るから。
そうですね。それが一番いいですよね。
信頼関係あっての。
結構困るっていうか、
やっぱり距離を取らなきゃなって、取っておいて正解だったなっていうのが一つあって、
新婦さんの役で入って、
現実と信仰の狭間で悩むような役柄だったから、
他の人たちとはちゃんとコミュニケーションを取るんだけど、
開演前の時点ではみんなとキャッキャするってことはなくて、
一人で時間を使うみたいな取り組み方だったんだけど、
前のシーンで、劇場に入ってから演出家がギャグを言わせるようになってきて、
小松さんにですか?
俺の前のシーンで。
前のシーンでか。
で、小松のやつが、
え、うれピーマンとか言って、
毎回変えてギャグ的なことを言わせようとして落とすシーンにしたわけですよ。
そうすると毎日変えてくるもんだから、
受けたり受けなかったりするわけ。
俺の直前のシーンが。
日替わりってことか。
日替わり。
で、俺シンプですげえ悩んでるシーンから始まるのに、
前のシーンの受けてるかどうか気になっちゃって、
やばいわ、引っ張られる引っ張られると思って。
気になってる小松さんみたいですね。
今日受けたなと思いながら、神よとか言いながら。
どうしてもしょうがないですよね、それはね。
引っ張られちゃいけないと思って。
笑い声が聞こえるか聞こえないか。
それによってだって俺の入り変わってくるシーンみたいな。
本当ですよね。
セリフ、笑い消えてからじゃないと俺入れないシーンみたいな。
そうですよ。
で、今日受けたなとか言ったら絶対ダメだから。
そうですよね。
絶対シーン切り替えなきゃいけないから、
もうなるべくこう。
視界に入らないように。
意識の外にあるような。
世界切り替えなきゃいけない。
世界変えなきゃいけないっていう。
よかった、あの時ちゃんと距離とっといてって思ったもんね。
そっか。
間違ってなかった、俺の役作りはみたいなことは思ったから。
それ仲良かったら、ちょっと気になって引っ張られちゃうもんね。
そうですね。
危なかったと思って。
怖ぇと思って、それは。
それはだから、ほんと役によって、作品によって、プロダクションによって違うから。
役作りと舞台袖の距離
毎回変えないとね、作品によって。
そうですね。
それを模索するのが楽しいし、
それを楽しいと思える人が多分、俳優業としてね、できる。
そうですね。
作り抜いていけるから。
確かに。
稽古場の雰囲気とかもね、ほんとに違いますよね。
違うよね。
全然。
そこにどう自分がフィットしていくかっていう。
そうよね。
稽古場での決め事とかルーティンとかある?
舞台、稽古。
俺は絶対ですけど、絶対ジャージには着替えますね。
G版でやる人とかいるじゃないですか、そのまま。
なるほど、稽古にきちんと着替えるね。
着替えない人いるじゃないですか、そのまま。
実は反対じゃないんですけど、俺は絶対着替える派です。
着替えて、絶対あんまりないんですけど、裸足で稽古したいタイプ。
ただ、みんな靴とか履いてたらちょっと危ないから、しゃーなし履いてる。
裸足はでも好きですね、私も。
裸足のほうがなんか。
裸足好きですね。
なるほどね。
ただ、前言われたのが、裸足でやってて、お前足の小指でリズム取りながらセリ言ってんなとかって言われたことあって。
すごいマジ掴んでる。
小指で、しかもめっちゃ器用じゃないですか、小指で取るって。
この辺がずっと動いてるんだって。
動いてるんだ。
しんどかったって思って、そこからまた気をつけたりとかして。
すごい身体勢だね、それね。連動性というか。
初心者の頃って手が揺れたりとかするじゃないですか。
あれがたぶんずっと収まってきて、ここになったんでしょうね。
へー。
でもあるかもしれないね、そういうの。
そうやってるねって言われて。
へー。
裸足やって気づいたこと。
なるほどね。
俺はね、いい?
はい。
俺はね、掃除をしたい。
あー、わかります。掃除すごいわかります。
始まる前に掃除したいって感じ、稽古は。
始まる前なんですね。
あとはみんなでやることが多いからね。
そうですよね、確かに。
とか、稽古の進行度合いでできなかったり、
抜き稽古だったりして、できないこともあるから、
始まる前に軽く掃除をしてから始めると、
清々しいなっていう気がして、できればやりたいですね。
そうですね。
軽くね、軽くね。
でもなんか、舞台は俺割と掃除したいタイプです。
武官さんとかやってると、一緒にやらせてもらっていいですか?とか。
昔はやってました。最近はやってないけど。
なんか、舞台を愛してる感じがしますよね。
そうそうそうそう。
掃除するとね。
撫でてると。
はい、よろしくねー。
別にスピリチュアルでもなんでもないんだけど、
舞台上とコミュニケーションというか、作品とコミュニケーションを取っている感じがする。
取っている感じがしますよね。
いうのはあるんで。
稽古とルーティン
いや、熊さんやらないでくださいよって言われるんだけど。
そうなんですよ。
ちょっとやらしてよ。好きなんだよ。
で、下の子たちがさ、熊さんやってるんだって、俺らもやらなきゃじゃんって。
ただこいつ好きでやってるだけだから。
結構でも実はそういうので、舞台機構が体に入っていったりするんですよね。
そうですよね、意外と。
意外とそういうのはあって。
やっぱり舞台の、自分演じてる空間だけだと見えない立ち位置とかいうのがあって、
それを想像しやすくなったりするんで。
演技的にも作品的にもプラスには、ビビタルもんだけど。
なりますよね。
やってるマイナスってことはないなって思ってるんで。
できればそういうことはしたいなと思ってはいるかな。
どうせ汚すしね。
そうなんですよね。
それを見られて印象が悪くなるってないじゃないって思ってる。
そうですね。
そういうダサんで目的でもいいし。
僕はそういうのは好きかな。できればそういうことしたい。
いや素敵ですよそれは。
そういうのもあるかな。
ほんと結構、やっぱ座組に寄っちゃうからね。
そうですね。みんなでアップするとこもありますし。
あるね。
アップしてやりましょうかみたいな。
そこの劇団に習ってやるしかないけど。
つまり劇団の人は上手いんだよね。そのアップが。
それ慣れてるからね。
でも慣れた頃には結構終わっちゃってるんだよね。
そうですよね。そういうのってだいたい慣れた頃に終わりがやってきますよね。
ふなさん一回もできなかったですねみたいな感じで終わっちゃうよね。
でも目的はできることじゃないからね。
コミュニケーション取ることもないからね。
そこでマウント取ってくれる人もいるけど。
あるんだよな。
20代と40代で筋トレの差でマウント取ってくんなよって思う。
当たり前だよって思っちゃう。
そりゃそうだよ。
もう無理なんだが。
目的はいい作品を作ることでしょっていう。
履き違えんだよって思ったりするんだけど頑張ってついていくんだけど。
一応頑張るんですけどね。
そういうのはやっぱり作品ごと作品ごとに繰り返しになっちゃうけど。
そうですね毎回ね。
合わせるっていうのがルーティンに近いかな我々としては。
そうですよね。
それにアダプトしていく。
全く違う文化とか監修に合わせていい作品を作れるように
そこに馴染んでいくように頑張るのがルーティンに近いかね。
我々と共有できるとすれば。
劇団に入ってないとかってなるとね。
だからいろんなところに客演で行ってるから。
そのルールにのっとっていくっていうルーティンはありますね。
それがなかなか結局僕らが大事にしてることかなっていう感じがしますね。
個性についての考察
じゃあふなちゃんの秘密も聞けたことだし。
これ多分これラジオ聞いた後ふなちゃんの共演者はみんな見るんじゃない?
そう思いますねやっぱり。
うわー恥ずかしいわそれ。
ほんとに口に投げキスしてるわ。
うわ気持ち悪い。
チュって言ってたみたいな。
やったなー。
それやったなー。
そうなりますね。
逆にふなちゃんやめられないからね。
あれやんないですか?
今日やりましたよって。
こみつも呼びかけしたんですけど。
やだーそのいじられ方。
ちゃんとパンチでやりました?
やったよ。さっきやってたよ。
どんだけマニアックないじりだよって。
そうですね。
それをね、ちゃんと博打で。
よろしければみなさんもやってみてください。
それが人と人間だからね。
本編こんな感じですかね。
早いですね今回も。
次回なんですけども、来月のテーマ。
私が決めていいですか?
お願いします。
個性について。
個性について。
我々一般の方より個性について考えることが多いかなと思います。
そうですね。
例えば役についても、
キャラクターを考えるとかも多いし、
あとなんか個性派俳優なんて呼ばれたりすることもありますよね。
確かに。
で、個性とはっていう風に追求するんじゃなくて、
ちょっと広めに浅く個性について、
というテーマでお二人とお話ししてみたくてですね、
ちょっと話を聞いてみたいなと思っているんですが。
個性。
個性ですね。
よく聞きますよね。
そう、なんか個性的とかいろいろあるんだけど、
私、やっぱ個性ってなんだろうとか、
個性を身につけたいですみたいなことも、
いろいろ言われ方をするんだけれども、
いろんな捉え方で、いろんな意見で聞いてみたいなっていうのがあったんで、
ちょっとこのテーマをどうかなと思うんですけども。
いやもうほんと今すぐ喋りたいことある。
えー。
我慢します。
ありますか。
あーある。
あー。
あるある。
ありますあります。
すごいな。
熟考します。
熟考してください。
熟考します。
個性とはみたいなこと考えなきゃいけないからね。
多分ね。
じゃあ次回のテーマはそれでいきたいと思います。
はい。
では今回も最後までコジラセシアターを聞いただきありがとうございます。
番組への感想は、ハッシュタグコジラセシアター、
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出演者の励みになります。
コジラセシアターは毎週木曜日更新予定です。
来週もぜひお聞きください。
それではありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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