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2025-03-23 17:41

#18 映画「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」を見てきて考えた尊厳について

映画「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」
https://warnerbros.co.jp/movies/detail.php?title_id=59643
安楽死を望む女性と寄り添う親友の最期の数日間を描いた映画を見てきて考えた、尊厳、安楽死、あらゆることを選択できる経済力、遺されたものたちについてお話しました。

映画「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」安楽死を望む女性と親友の数日間を描く。/ 残された側よりも、安楽死を選ぶ側に感情移入 / 「苦痛と屈辱の最後はごめんだ」というセリフ / 自分の尊厳を守り、自分のまま死にたいという思い / 安楽死を選ぶ女性は裕福な層 / 合法的な安楽死にはお金や時間が必要 / 経済力が死の選択に影響することに複雑な気持ち / 裕福な人の選択と自分の経験との違い / 映画の感想と同時に経済格差/ 本も読んでみたい


#ザ・ルーム・ネクスト・ドア #映画感想

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喪失感は、突然に。第18回目の配信です。今回は、ザ・ルーム・ネクスト・ドゥアを見て考えた尊厳についてお話ししたいと思います。
先日ですね、この映画を見てきました。1月31日に公開されていて、その前から見ようと思ってたのにすっかり忘れてしまって、たまたま見れる映画館があったので見てきたんですけども、
この映画はですね、安楽死を望む女性と、それに寄り添う親友の最後の数日間を描いた映画で、スペインのペドロ・アルモドバルという方が撮った映画で、
昔に映画を見ている時期があって、All About My Motherが一番最初に見た映画で、すごいね、映像が綺麗で、色彩がすっごい鮮やかなんですよ。
でも、内容がいつも結構シリアスな問題を扱っていて、今回は安楽死ということで、
安楽死なんですけど、スイスとかで認められたところで行うのではなくて、違法の薬を手に入れて、
がに侵された主人公が、すごい高度な治療をするんですけども、効果がなくて、絶望をして、それでネットで手に入れた違法の安楽死の薬を使って、
安楽死を望んでいるんですけども、その際に一人で死ぬのではなくて、隣の部屋にいてほしいということで、
いろんな友人に頼むんですけども、いろいろ断られてしまって、数十年ぶりに会った昔の親友の人に、これを頼むんですよ。
それでいろいろ考えさせられることが多くて、安楽死というものだったり、違法でとか、友人に手伝わせるわけじゃないんだけども、見とってほしいということと、
違法なので、亡くなった後に彼女は何も関与していなかったということの作戦を練って、死を遂げていくわけなんですけども、
自分としたら残された側の人間なわけで、そっち側に気持ちが寄るかなと、見に行く前には思ったんですけども、
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というよりも、亡くなっていくマーサーの方の言葉とかに考えさせられてしまって、
苦痛と屈辱の最後はごめんだというセリフだったり、自分の尊厳を守るために自分自身で死んでいきたいという風に言うんですよ。
自分の尊厳を守るという言葉も聞かれると思うんですけど、今まで考えてこなかったわけではないんですけど、
自分のままで死にたいということ。
自身って自分の意思で亡くなるわけで、自分のまま、もちろん死にたかったわけで死ぬわけでないと私は思っているから、
もちろんマーサーだっておそらく死にたいと思って死んでいるわけではなく、苦痛とか屈辱とか、自分ではなくなってしまうということの拒否感で生きているより死ぬ方がいいと選んでいるわけなんですけども、
もし自分がそういう立場に置かれたら、そう思うのかなって思ってしまったんですね。
やはりその痛み、苦痛からは逃れたいと思うし、
マーサーがした屈辱というところがちょっとわかんないんだけども、おそらく自分が何もできなくなって解除とかされなければいけなくなってしまうことを屈辱だというふうに言っているのかもしれないけど、
屈辱っておそらく正常な時に思う感情だったりとかするから、よくわかんなくなると屈辱もなくなるのではないかと思うんだけど、
ただ、今正常の状態から想像ができるわけだから、それをもって屈辱だというのはあるかなと思っていて、
実際その安楽死とか、迷宝の薬を手に入れるとかいうのも、正直映画の中でのマーサーとかって裕福な人で、
すごいニューヨークなのかな、すごいどこ住んでるんですよ。
本当は戦場カメラマンで、各地の紛争だったりするのを駆け回ってたような人で、この人はおそらくなぜ合法の安楽死を選ばなかったんだろうという疑問も一つあるんですね。
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お金が見るからにありそうな人だし、時間とか要件を満たさなければとかいうのがいろいろあるから、それを選ばなかったのかもしれないけど、
おそらくは誰かに横にいて欲しかったっていう、自分の安楽死は意思の力でなくなるわけだけども、
この人は完全に自分でタイミングとか場所とか、そういうのを全て自分で行いたかったっていうところなのかもしれないけど、
よく寄り添う人、この人がOKしたなと思ってて、作家の人で、友人の名前なんだっけ、忘れちゃったけど、死に関する本を直前に出していて、
それもあって、この人に何人か断られて、それで3人目か4人目くらいの人に頼んでOKしてもらえたんだけども、
究極の死だなと思って、全部自分の思い通りに亡くなったわけで。
死の場所もね、わざわざ家を借りるんですよ。
今までの思い出が詰まったところじゃないところで死にたいっていうのも、そのセリフ初めてというか、その発想あるんだと思って。
亡くなる時って思い出のところで、家で死にたいっていうことってよく聞かれる気持ちだったりすると思ったんだけど、そうじゃなくて真逆だったんですよ。
思いも寄らなかったんですよ。
思い出の中で亡くなっていくっていうのって、特に考えもなくそうだなって思えたんだけど、全く知らない土地で知らない家で亡くなるっていうのも、それもそうだなとも思った。
ただ、それはなんてかみたいな言葉は全く出てこない。
映画見てる時は、ああ、親さんがなんかかわいそうだなとは思った。
人が亡くなった部屋っていう風になってしまうし、計画的にね。そう思うと、マーサーは本当に究極なわがままを通したっていう風に、
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それができる経済力もあったっていう風になってしまうと、ちょっと違う見方になってしまうから、まあちょっと本題がずれるところもあるんだけども、それも含めて、知っていないこともあって、
現に合法の安楽死の制度も、やはりお金がある人たちができる問題で、安楽死の制度ができるようになってしまうと、
結構ショックだったのが、ジャンル・リュック・ゴダールっていうフランスの映画監督で、私が多分単管系というか、
ヌーベルバーグっていうフランスで起きた映画革命なんだけども、それで結構見てた映画監督で、めちゃくちゃかっこいいと、意味がよくわかんないこともいっぱいあったんだけど、めちゃくちゃかっこいいなとか思ってて、
その人が91歳で、安楽死を選んだっていうとこは、結構衝撃的で、この映画を見に行った後に、この人が安楽死を選んだときに、
もうちょっと調べていろいろ読んだりはしたんだけども、91歳だからね、もういろいろこう、自由が聞かなくなってたそうなんですよ。
嫁とか、ただ嫁とかが選択されたわけではないというふうに書かれていて、これもやはり、死を自分で選べるのは経済力だなぁというふうに思います。
安楽死って本当だから、すごい複雑な気持ちになるなぁって思った。なので、その死を見とった方の気持ちとか、そういう気持ちとか、そういう思い出とか、
今、しゃべって気づいたこともそうなんだけども、すごい複雑な気持ちになるなぁって思った。
今、しゃべって気づいたこともそうなんだけども、すごい複雑、なんか、さっきからすごいね、こう、歯に小骨が刺さったような、なんかすっかりこうなんか、言葉が出そうで出ないみたいなことになっているんですけど、
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今、しゃべって気づいたこともそうなんだけども、すごいね、こう、歯に小骨が刺さったような、なんかすっかりこうなんか、言葉が出ないみたいなことになっているんですけども、
死を選んだ人の決意とか、あと、その人がどれだけの経済力があって、どういう風なシチュエーションを用意できたのかとか、なんか、そっちの方に考えることが多かったかな。
私自身で死にたい。尊厳を守りたいとか、ものすごい強い意志だけは感じられた。それを望める経済力。そんな感じかなぁ。
まあね、ほら、安楽死の生徒とかの話は議論に上がってはいるけど、実際どうなるかわからないし、ちょっと前に見た本心っていう映画も、それこそ日本で安楽死の生徒が認められて、亡くなっていってしまうお母さんを認める息子の話だったけども、割とあっちの方がリアリティがあったかな、自分にとってね。
なんで、すごいいい映画、映画として良かったんですけど、いかんせんちょっとその庶民すぎる私と、ハイレベルな富裕層のという立場の違いが、なんか如実に感じられてしまって。
おそらくそう感じるのも、父と兄が自分で自ら命を絶ってしまっているっていうところで、こういったシチュエーションゼロなわけだし。
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なんかこう、マーサは思いが途切られて、良かったねっていう。この映画をね、自主を推奨してるかしてないかみたいな賛否両論があったみたいな話も書いてあったけど、全然そういう賛成か、いうような意見もあったみたいなんですけど、全然それはそうは思わないけど。
とはいえ、見とった側は淡々としながらも、やはりなんかこう、体調が悪くなるようなシーンとかもあったし、これからの人生どうなってってしまうんだろうかっていう不安。
実は亡くなったマーサには娘がいるんだけども、娘は何も知らされないで、無事の病だっていうことは知らされているんだけども、もちろんこの計画全く知らなくて、良い親子関係ではなかったということは語られているから、娘さんもね、どういうふうにこれから生きていくんだろうかとか。
もちろん映画でも語られないし、本も出てるようだから、今図書館で予約をしている。
見てきた後に、いろいろなところで記事があるから、行く前も見てたんだけども、もう一回見直してみると、結構いろんな絵画が実は飾られたっていうのを知って、
エドワード・ホッパー、私好きなんだけども、それもあったとかって全然気づいてなくて、そういった細部は多分一度ではわからないから、もう一回は見に行かないだろうから、どこか配信があったら見たいなって感じ。
この映画の主題である、安楽地とそれに寄り添う人の話っていうところでは、自分との経済格差が如実に現れてしまい、あまり感情移入ができなかったのかもしれない。
っていうところで、映画の感想を終わりにしたいと思います。誰か見に行った人いたら話できたらなぁと思います。では今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。またねー。
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