00:00
では、後半は『屋敷女 ノーカット版』の話をしていきます。
解説。2007年に制作、公開され、清潔な恐怖と戦慄を描いて話題となったフレンチホラー、屋敷女。
2007年の日本公開時には、修正やカットを余儀なくされた同作のノーカット完全版。
クリスマスイブの真夜中、出産を目前にした妊婦、サラの日に黒い服を着た不審な女が訪れる。
女が家に押し入ろうとしたため、サラが警察を呼ぶと、女は姿を消す。
一安心して、床に着くサラだったが、なんと女はすでに家の中に侵入しており、大きなハサミを手に、恐ろしい行走でサラに襲いかかる。
女の目的もわからず、衝撃と恐怖に包まれるサラだったが、そこで陣痛が起きてしまい、
ベティ・ブルー・アイと劇場の日々のベアトリス・ダルが、女殺人鬼を開演。
映画本を撮ったのは、初監督作となる、本作で高く評価されたアレクサンドル・バスティロ&ジュリアン・モーリーと。
みなさんのサーリーの感想を聞いていこうと思うんですが、前田さんを鳥にしましょうか。今回は。
マリオンさん、いかがでしたか?
いやもう、このポッドキャスト内でもたびたび名前の出てた映画だったので、ついにようやく見に行ったんですけど、
いやー、きっついっすね。
きっついっすね、これね。
いやもう本当に、嫌だなーっていう。もうずっと嫌だなーって思いながら見てて、もう本当に強烈でしたね。
なんかもう最後とか本当、なんて絵だっていう風になりましたし、
ほんとなんかずっと不安とか嫌なものずっと見せられてて、ほんとなんか見てるこっちもすごい神経がピリピリしちゃって、
その日なんかちょっと妙に寝つきが悪かった。寝つきが悪くてなんか全然寝れなくて、
ほんと嫌な、嫌な体験をしたなーというか、それはまあイコール素晴らしい映画だったってことなんですけどね、もちろん。
いやー、嫌な映画だわーっていう感じでした。
僕はですね、ずっと評判は効いてた映画ではあったんですよね。一部の海外では有名な映画だったし、
ただまあ見るにはいたってなくて、今回その完全版ということで見に行ったわけなんですけど、
なんだろう、深読みしようと思ったらできることもない映画だと思うんですけど、
やっぱりそのまず怖がれと恐れろとっていうところをもう突き抜け切った映画だったかなと思って、
やっぱりホラー映画でもちょっとアンタッチャブルな存在である子供、でもさらに胎児で妊婦、しかももう出産前日っていう、
この考えられる最悪のシチュエーションで考えられる限りの恐ろしいことが起こりまくるっていう詰め込みっぷり、
もうその恐怖に対する好奇心という意味ではこれ以上嫌なものはそうそうないなとは思うんですけど、
それを見せれるっていうものは本当に体験としてすごい作品だったんじゃないかなと思って、強烈でしたね。
ドライブマイカーと同じ日に見たんですけど、逆方向のベクトルで同じぐらいのカロリーがあったんで、すごい印象に残る1日でしたね、本当に。
03:01
はい、じゃあ前田さんはこの作品に対してどういう感じでお考えですか?
ホラーとかスプラッターっていうジャンルに限らず、ここまで追い詰められるというか、潜られるって言ったらおかしいですけど、
作品ってそんなに多くないなと思っていて、個人的にそのジャンルとしてはど真ん中で好きな映画なんですけど、
やっぱりここまでの完成度がある作品って多くないので、この映画劇場で見れるっていうのは本当に夢のような時間でもう1回見に行こうかなと思ってます。
今だったらね、塚口さんさん劇場で。
あ、でも木曜日までじゃないですか?
明日まで?
明日までじゃないかな。1週間限定じゃなかったんですか?
そうでした。
今私絶望に突き落としました。
いや、なるほど。
塚口の言い言で聞きたかったですね。
そうですね。
じゃあ具体的な話に入っていきますか。
じゃあここから先はネタバレ込みの話になっていきますので、もしネタバレを気にされる方がいらっしゃれば見てから聞いていただくのがいいのかなとは思います。
はい、えーと、まあ、どうです?
いやもうあの、怖すぎでしょあんな。なんで来たの?みたいな人が来るわけじゃないですか、黒服の女っていう。
本当正体も何もわからないままあの人を襲ってきたので、本当に何これ?ってなったんですよね。
なんかタバコ吸いながら来てたから、てっきり冒頭で絡んでくるナースの人かなって一瞬思ったんですけど、全然顔が違ったので。
何?ってなって、でやっぱハサミ持ってくるじゃないですか。
嫌な予感しかしないじゃないですか、本当に。
本当に嫌なことしか起こらなかったっていう、もうあの人の存在感がまずすごいですね、本当に。
役者さんがベアトリス・ダル、ベティ・ブルー出てたってことで、
そのベティ・ブルーって僕らより上の世代の人の映画ファンでは結構オシャレ映画として知られてるやつかなと思うんですけど、確か。
なんかもう全然そんな印象なかったですよね、本当に。
ちょっと近いなって思ったのはやっぱヘレディタリーの時のトニー・コレットみたいな顔してるなと思ったんですけど。
冒頭で交通事故があるじゃないですか。
妊婦が交通事故に遭うと。
で、ものすごい出産に期待してる感じのモノローグが入るんですよね。
で、その人が交通事故に遭って、どうも子供が亡くなったのかなっていうのはなんとなく推察されるなと思ったら、
その次のカットに行ったら主人公は妊娠してるんですよね。
で、もうすぐ明日に出産を控えてるという形で。
そこで、もしかしたらこの犯人が事故にあって、お腹の中の子供を亡くした方の人が犯人なのかなっていうのはなんとなく推察はしたっちゃしたんですよね。
ただ、あそこの叙述トリックみたいなのは巧みだったなと思って。
そんなに不自然じゃなく、あくまで主人公の話として一連のものが見えるようにはなってたので、
つなぎ綺麗やなと思ってたんですけど。
ただその後の流れでいくと、どうも主人公はそこまで出産を楽しみにしてないように見える感じだったじゃないですか。
06:06
むしろ不安の方が大きいというか、恋人を亡くして一人で子供を産まないといけないのが不安があると思って。
ここで深読みしようと思えば、出産に対する抵抗感というか不安みたいなのが具現化して襲ってくるみたいな話に見えんこたないなと思ったんですよ。
そうですね。やっぱりそういうふうに僕もちょっと最初見てましたね。
そういう出産に対する不安とか恐怖みたいな話なのかなってやっぱり思いましたよ。
で、またね、絡んでくる人が結構いやらしいんですよね。
まず診察受けた後に隣に座ってくる看護師がプカプカタバコ吸ってるし、
私はもう何人も産んでみたいな感じでまた腹的なことを言ってくるわけじゃないですか。
で、主人公はもうあっち行けみたいな感じであしらうわけですけど、
やっぱりお前らみたいにそんな気軽な状況じゃないんだぞとあしらはとかいう感じ。
あとまあその主人公が雑誌のカメラマンなんですかね。
その雑誌の編集長というか偉い人らしき男の人が出産のこととか心配して話してきてたりするのも、
なんかちょっとねちっこい感じもあるなぁと思いながら見てて、
実際結構あの人下心ある人でしたよね。
主人公のお母さんらしき人に下心込みで絡んできたりとか、
やらしい感じがあったりとか、出産を控えてる一人見の母親になろうとしてる人に対して、
なんかちょっと社会がやらしい感じで絡んできてるっていう雰囲気が不穏さとして出つつ、
恐ろしい夜に向かっていくわけですけど、
なんとなくそこが出産の癒さみたいなのがあるのかなっていうふうには見えるんですけど、
なんかそういう不穏さのメタファーとして犯人の女の人がいるというより、
途中から僕、その要は妊娠が嫌だなと思ってた女の人が、
そういう襲われることを通じてプラスの方向に自覚が成長していくみたいな話なのかなっていうふうに見たんですよね。
で、この主人公の人が出産にポジティブなのかネガティブなのかで、
この話と見方全然違うなぁと思って、
出産にポジティブな人が襲われるんだと単に逃げるというか抵抗するって感じになると思うんですけど、
出産にネガティブな人が襲われたことに抵抗していくことで、
成長みたいな話を帯びていくのかなっていうふうにも見てたんですけど、
なんか話の次元はどうもそこじゃなくなっていくなっていうのは段々途中から覚えていって、
あ、もうなんかそういう意味とかじゃなくって、
あのすごいものを見ろっていう言い方っていう感じになっていくっていうのは、
あの期待とか想像を超えてすごい映画を見たなって思ったところだったんですよね。
いやもう中盤からの畳み掛けるラストまでだれることがなく、
本当に登場する人全員を確実に仕留めていって、
全部で見せ場を作るっていうあの気合がやっぱり素晴らしいですよね。
またね、移動距離めっちゃ短いんですよね、この話全体的に。
09:03
特に主人公とか、あれ初め寝室で襲われて化粧室に逃げ込んで、
そこに牢状して、その間にまず初めに上司が来て、母親が来て、
で、警察が来て、その間主人公はずっと牢状してて、
警察が来てる間にあの女が警察の方を殺しに行ったので、
その間に主人公が化粧室から出て反撃した。
けど、最終的にもその化粧室のある2階から、
あ、違う、1階寝室に戻るのか。
でもまあ、かなり移動距離としては短いですよね。
その中で結構その…
ほぼ家の中ですね。
たぶん200メートルも移動してないと思うんですよね、本当に。
200メートル。
寝室から階段ぐらいの。
その中でのスペクタクの作り方、特にもう牢状してる時の展開、
腎痛を起こすのが本当に、どうすんのって俺、無理やんって。
やっぱなんか、何かが起こるたびに心配事と出血量がどんどん増えていくんですよね、これね。
本当に嫌っていう。
主人公が反撃して顔をただれちゃうじゃないですか、襲ってきた女の人が。
あなたにとかもすごい好きで、
なんていうんだろう、ちゃんとそこまで見せてくれるんやっていうのが、
全員が本当にダメージを負うっていう、
全員がもう瀕死っていう状態、もしくは死ぬっていう状態になるのがいいですよね。
良くないか。
確かに、黒服の女を超次元的に強い人みたいな風に描くことも全然できると思うんですけど、
やっぱそうじゃないっていうか、
結局やっぱ最終的に分かるのは、結局彼女も母親だっていうのは分かるわけですけど、
共存関係という風になるわけで、結局は。
ダメージは等しく受けて、その果てに子供は生まれっていうあたりは、
そこはなんていうか、ある意味誠実だったというか。
あんなに悪趣味なこと思いつくんだって思いますよね。
赤ちゃんの胎児のCGをちょくちょく挟んでくることとか。
本当に。
誰が悪意を出したねって思います。
胎児にダメージがいってるって。
悪趣味やなって本当に。
もう心配事が増える増える。
ちょっととっぴな展開かなと思ったのは、
家の電気が消えて、ブレーカーを上げに行った警察の人が、
どう見ても殺されてる状態になったのに、
後で立ち上がってきて、
錯乱してこっちに襲ってくるじゃないですか。
ゾンビみたいなね。
あそこはちょっとね、驚かし優先しすぎて、
なんかよくわかんなくなってるなってちょっと思ったんですけど。
あと手錠ぐらい外して入れよって思いました。
とばっちりにも程があるだろうみたいな感じしません?
ほんとたまたま暴動で逮捕された少年みたいなじゃなかったですか?
もうとばっちりにも程があるというか。
12:02
警察はまだ仕事として行って、やられちゃったっていうのは、
嫌だけどしょうがないかってなるんですけど、
あの子は本当にかわいそうっていう。
思い出したら嫌な気持ちになってきました。
あとハサミツールとしてすごい良いなって思うんですけど、
鋭くないじゃないですか。
普通にやったら刺さんないんですよね、ハサミ。
それが化粧室の穴からドアを開けるのに、
手を出していったところにハサミが突き刺されたりするわけですけど、
鋭利じゃないからむちゃくちゃ痛い。
むちゃくちゃ痛そうなんですよね。
全体的に刃物に使われているものが破片とか、
お母さんの首に刺したやつあれなんなんですかね。
そっそい棒。
あれ何か僕よくわからなかったんですけど。
確かにあれ何やったの?
何なんでしょうね。
なんかよくわからなかったんですけど、
鍵?鍵針?
全体的に鋭利な刃物じゃないんですよね。
鈍いんですよ、どれも。
普通だったらそこまで刺さらないものをガンガン刺していくのが、
なんか痛そうやなっていうのがすごくあって、
ナイフとかじゃないんですよね。
殺す用のものとして用意してきてないから、
そこの効率の悪さみたいなのが痛みとして想像力が働いちゃって、
より嫌さが増してるなっていう。
確かにみんな例によって即死ではないですからね。
めちゃくちゃ痛がった末に死んでますからね、本当に。
嫌ですよね。
上司とかもブッサブサにやられまくってますからね。
ボコボコでしたよね、本当に。
かわいそうというか。
さすがにちょっといやらしい上司であってけど、
そこまで言われないなっていう。
やっぱり結構女性対女性っていうか、
女性が襲ってくるっていう心霊とかじゃなく、
生身の女性があそこまでの規約で襲ってくるっていうのが、
結構あんまり他にないというか、
あんまり作品として多くないなっていう印象がある。
それもちょっと印象強いところかもしれないですね。
完全にその相手を束縛してる状態だったら、
ミザリーとかあったりはするし、
あとちょっと思い出したのが、
今年の映画のこのラジオでも取り上げたランとか、
初めに子供が死ぬ展開あるところ、
子供が生きてたのかなっていう思わせ展開があるところとか、
ランは思い出したんですよね。
そっか、そうですね。
実はみたいなのがあって、
それでその子供への執着心が攻撃性になってるっていうのは、
ちょっと少し思い出したりはしたんです。
どうしても絡めたくないものを絡めると、
気持ち悪さが増しますよね。
なんかそこでね、
近く見れないところがやっぱり、
より体験として強いなとは思いますよね。
スラッシャーモンスターが、
チャラい若者たちを殺していく、
15:00
みたいな仕上がってるものじゃなくて、
やっぱり死んでほしくないものに死なれるのが、
やっぱり癒さが強いっていう部分がありますね。
その中でも子供ってやっぱり、
死んでほしくないって思い強いし、
さらには胎児ですからね。
血塗りの量すごい映画でしたね、本当に。
最後とか、うわーってくらい出てて、
びっくりしましたけど。
やっぱあの最後あたりが結構、
修正されてたりしてたってことなんですかね。
やっぱり言うよね、きっと。
黒いぼかし、ぼかしというか黒塗りみたいな、
感じあった気がしますね。
終盤あたりですか?
前田さん元のやつご覧になってますもんね。
そうです。
そこ意識して見比べてないタイプなんですけど、
もう本当に撮り出すシーンというか、
削くところですかね。
あそこもね。
他にも何か付け足されてるとこあんのかな。
どこでしょう。
一番黒いのって多分、
銃で頭撃たれた警察の頭が吹き飛ぶところかな、
と思ったんですけど。
あーそこもすごいぶっ飛んでましたね。
でもやっぱりこう、一瞬で死ぬことよりも、
じわじわ痛みを味わうことのほうが、
見てるほうがしんどいですよね。
見てるほうがというか、本人もしんどいと思うんですけど。
まあね、しょんどい。
僕よく想像するんですけど、
自分が死んでいくっていうのを理解しちゃったときの感覚って、
どんなのなんだろうなって思って、
考えたくもないんですけど、
いつか自分がそれやらんとダメなんだなっていうのを、
ちょっと想像したりすると、
もう隠物な気持ちになるんですよね。
それが大幼女なのか、
あるいは突然の事故なのか、
病気なのかわかんないんですけど、
自分がこのままやと死ぬなっていうのをわかったのに、
死んでいくときが来るっていうのが、
想像するに怖くて怖くて、
しかも痛いんでしょ。
本作で言うと基本的にめちゃくちゃ痛いじゃないですか。
超痛い。
めちゃくちゃ痛い。
人間の機能として一定の痛さを超えたら、
気絶するとかそういう仕組みにしてほしいんですけどね。
だったらいっそ楽ですけど。
希望ですけど。
例えば出血多量でだんだん自分の体が動かなくなっていって、
呼吸もろくにできなくなると、
呼吸しても体に酸素が運ばれなくなるから、
呼吸しても呼吸している意味がなくなるみたいな感覚が、
どんどん強くなっていくんですよね、きっと。
いやすぎないですか?
いやすぎる。
そういえば途中なんか息ができなくなって、
喉あたりに刺してあったじゃないですか、
たまに映画でよく見ますけど、
いやっすよね。
呼吸できないから仕方なくやるんだけど、
そのためにもう一回痛いことしなきゃいけないって、
いやですよね。
本当にああいう地味なの嫌だなっていう。
話そうにクロスオーバーさせていいですか?
18:00
そうシリーズでも唯一の生き残りみたいな人って、
頭に四角い箱かぶせられてて、
水どんどんバシャバシャ出てくるんですよ。
このまま窒息するっていう時に、
自分で首に穴あけてここで息するっていうので、
そんなのがあるんですね。
生き延びたんですけど、
あれ見てからなんかあったらそうしようって思ってるんですけど、
あれほんまかいって血とか出えへんの?
それよりはもう酸素取り入れるしかないってことですよね。
もう賭けじゃないですか、それ。
出血で死ぬか、窒息で死ぬかの賭けじゃないですか、それ。
私なんか差し所を間違えたら、
声出ないよみたいになりそうで嫌じゃないですか、本当に。
確かに本作とも相当通じるとこなんですけど、
死ぬ時の感覚の想像させるのって、
やっぱこの程度の映画の魅力だなと思うんですよね。
そうとかも、このままやと死ぬけど、
死ぬより嫌な苦痛が脱出のトリガーなわけじゃないですか。
本作も基本、
いっそ楽に殺してくれっていうふうな状態がずっと続くわけですよね。
自分がそこに追い込まれた時に何を感じるんだろうって思いながら見るっていうのって、
すごい体験だと思うんですけど、
結構それのエクストリームなものの一つかなと思って。
私、いつも思うのが、
自分があの状況、ああいう複数人いる状況だったら、
死んだふりして寝とこうって思う。
山口さんが温かいので、やめてください。
死んだふりはね、確かにね、有効なのかな?
人数、そこそこ何人かいて、
あんだけ血がそこらへんに飛び散ってたら、
自分もある程度、けがはするかもしれないですけど、
負傷してて自分も血まみれだったら、
ワンチャン気づかれないんちゃうかなっていう。
もう死体の下の方とかに紛れて動かないとかだったら、
もうわかんないかもしれないですけど。
いやでもたまにほんと、
すごい用意周到に2度差ししてくるやつとかもいるじゃないですか。
ああいうのとかかかると、
もう一発で終わるなって気がしてしまうっていう。
確かに。
ものすごい意味のない会話してしまいましたね。
いやいやいや。
なんか考えてしまうんですよ、どう生き延びるか、どう反撃するか。
あの状況下で生き残れる気がしないんですけど、ほんとに。
やるしかないです。
やっぱり人間って、人間対人間の場合って、
どっちの方が殺す意思が強いかだと思うんですよね、勝てる率って。
そう考えたら、自分も相手と同じぐらい気を狂わせるというか、
自分の方が相手を狙ってる側に立つしかないと思ってて、
たまたまこれは人類のたまたまかもしれないですけど、
殺人鬼が殺人鬼を殺すことないわけじゃないですか。
それってやっぱそういうオーラがお互い出てるからなのかなと思って、
私はいつも夜道歩くときとかは、
21:00
自分が襲う側の人間やと思って歩いてるんですよね。
すごい。
なんか夜中に前田さんあったら殺されるんじゃないかなってことですよね。
あ、前田さんだって言ってたら刺されるみたいな。
むしろそっちの方がやばい可能性が。
実際家にちょっとした、すごい余談なんですけど、
ちょっとした何目的かわからない人が侵入してくるとするじゃないですか。
単なる泥棒かもしれないし、本当に人殺しかもしれないけど、
もうやらなきゃやられるって思うわけじゃないですか。
本当にお金だけ取って逃げる人だったら、
多分見た瞬間逃げると思いますし、向こうも。
そこでどういう人かわからないときに、
できるだけ先制攻撃したいけど、
変にガチで行ってしまって、
相手そんな気じゃなかったのに、
同じぐらいやり返されるリスクもあるって考えたら、
最初どう出るのが正解なのかなっていつも思ってしまうんですよね。
家でどう戦うかみたいな。
それは僕結構想像しちゃいますね。
物音したときとか、誰か入ってきたのかなっていうので、
自分が反撃する覚悟があるのかどうかっていう。
反撃する覚悟を決めるとこまではいかないですよ。
人がいたらもう殺そうみたいなとこまではスイッチが入るわけじゃないですけど、
もし人がいたときに、この後自分が何を対応できるかみたいな、
想像をしちゃうときは結構あるっちゃあるんですよね。
怖くて、怖いから何か考えないとって思うときはありますね。
家のどこに何があるかみたいなのを普段から結構把握というか、
包丁とかもそうですけど、包丁ってあいどころにしかないから、
もし玄関で出会ったら何に戦おうとか、
各ポイントにあるものっていうのを把握しておきたいのと、
友達の家とか行ったときも、間取りによっては、
玄関開けて廊下ばーってあって、ワンルームだったりしたときに、
玄関開けて、全部見通しよくて、そのままベッド見えてることがいるんですけど、
それすごい危ないです。
一撃でやられるというか、最短で来られるから、
絶対ここにベッド置かんほうがいいとか、
家ってでも、家の中に侵入系のホラーって結構あるんですけど、
家って基本的にくつろぐ場所というか、
安心して過ごす場所っていうところに、
誰かが侵入してくるっていうおぞましさはやっぱあると思うんですよね。
そこで、自分の家やから自分のほうがそういう意味では有利なはずなんで、
どう戦うかっていうのはもう考えとかないと、
屋敷女みたいなことになりますからね。
ちゃんとイメージドレーニングしときましょうっていう。
サスマタとかってすごい有効なんだろうなってめっちゃ思いますね。
途中ちょっとこうなんていうんですか、
槍というか長距離を使う武器を使うじゃないですか、絵の長いもの。
あれって多分すごく有効ですよね。
リーチが長いってやっぱりすごく重要。
24:00
終盤で覚悟を決まって武器作るというのが、
なんか来たなーって感じはありましたね。
おお、こっから反撃かーと思ったんですけどね。
そうはならないっていう。
前田さんが言う殺す側の、
アイ・オブ・ザ・タイガーですよ。
カルガーの目に。
トラの目だ。
トラの目してるぞっていう。
そのスイッチをいかに早く入れるかっていう。
ただ本作の木業ってとこって、
僕助かると思ってたんですよ。助かると思って見てたんですよ。
なんだかんだ言ってもね。
僕もそう思ってました。
反撃のスイッチ入ったし、
一度そのスプレーからの炎で反撃もできたし、
あとはもうギリギリのところで、
このまま自宅出産。
一人で産んで、エンドみたいな。
フランスって言うかな、フィナーレみたいな。
フィナーレじゃないのか、わからないですけど。
終わるのかなと思ったんですけど、
まあね、麻酔なしの体操設計をされるわけですよね。
最悪、ほんとに。
ひどいというか、
しかも終わった後の図を上からカメラで撮るじゃないですか。
お腹が空いた状態の。
ひどい。
ひどいですね、この惨状はっていう。
ラストが顔が焼けただれた黒服の女が赤ん坊を抱いて終わりっていう。
画面も真っ赤だし。
もう、おぞましい。
おぞましすぎるって思いながら。
この後どうなるのっていう。
こうなるやろうなっていうシナリオが一個も頭に浮かばないんですよね。
どうなる。
今後は何も見えないんですよ、あの後。
こうなっていくんだろうなみたいなビジョンが全くなくって、
ただあそこで終わるっていう感じがすごい強烈だなと思って。
話として終わってみれば、
出産に不安を持ってた女の人が結局、
出産の不安に食い殺されたみたいな話に取ることもできるんですけど。
ただやっぱりこの黒服の女のキャラクターとできることがあまりに清潔すぎて、
そこのパンチ力で押しつぶされますね。
こういう風に見たら気が抜けるというか、腰を下ろすみたいなのがなくって、
こういうジャンルってこうしたらちょっと笑えるよねみたいな要素はないんですよね、基本的に。
残虐なものを見ろと。
それ以外のことなんてさせないっていう感じ。
そこが際立った、本当にエクストリームな作品だったなと思って。
また見たいなと僕はちょっと思わないですけど、
僕もです。
かわいげがないんですよね。
かわいげのあるホラー映画とかってまた見たくなる気持ちあるんですけど、
かわいげがないというか、そこが魅力な映画だなと思って。
ちなみにフランスを代表する4大ホラーって言われる作品あるんですけど、
もちろん屋敷女もその1つに入ってるんですけど、
あと3本あるわけですよね。
27:01
ぜひ見ていただきたいなと。
屋敷女はまだ知ってるものの中で最弱だったみたいなことになるんですか、これ。
最弱ではないですけど、
他の3本もそうですね、他の3本もなかなかやっぱり並ぶなっていう。
見たことあるかもしれないですけど、
ハイテンション。
知らない。
フロンティア。
知らない。
あとマーターズ。
マーターズは知ってます。最近話題になりましたよね。配信が始まったってことで。
全然知らなかったです。フランス4大ホラーってそんなんがあるんだっていう。
でもせっかく屋敷女で1個成功したので、ちょっと見てみたいですけど、やばそうだな。
ちなみにハイテンションはアレクサンド・ラジャーなんですよ、監督が。
そうなのか。
一番見やすいかもしれないですね。
映画バーの時に前田さん勧めてましたっけ、ハイテンションって。
ハイテンション勧めてましたね。
DVDいっぱい持ってきた時にありましたよね。
そのDVDコレクションの中に入ってますね。
いいなあ。
ハイテンションいいですよ。お二人の好きなユリっぽい要素も入ってますし。
そうなんですか。
若干。
若干。
若干入ってますし。
マーターズは結構ちょっと精神的にスプラッターというよりかは精神的に来るような。
ハイテンションってやつはどっちかというと汚いというか。
絵が汚いって言ったらあれですけど、どれもグロさが際立っている作品ではあります。
なるほど。
ホラーとはまたちょっと違う方向性じゃないですか、全体的に。
気のせいですか?
そうです。ホラーっていうジャンルのくくりがよく分かってないとこもあるんですけど。
何て例えたらいいか分からなくて。
ゴア寄りというか、そんな気配がしますね、なんとなく。
そうですね、ゴア寄りですね。
ちょっと見るにしろ避けるにしろ作品名を覚えておいた方が良さそうな作品たちですね、それ。
万が一見れば。
どっかこれオールナイツとかしてくれへんかなと。
なるほどね。
ちょっとあれですね、このラジオの中でも屋敷女はずっと名前に上がり続けてた作品だったので、ようやく勝たれたって感じですね。
嬉しい。2人が嫌な気持ちになっていただいて。
ちゃんとなりましたよ、嫌な気持ちに。
なりましたよ。
もう爽やかな映画ばかり見せないぞと。
じゃあ、こんな感じで終わっておきましょうか。
どうしましょう?来週のやつ決めます?
そうですね、来週。
エミニセンス、コロナウィッチレベル2、コロナウィッチ時間も合わないかもしれないですよ、よく考えたら。
それやったらフリートークでもいいんじゃないかって気もするけど。
フリートークしますか、じゃあ。
フリートークしましょう。
じゃあ、フリートークのついでに霧島の話します?
ぜひ。
ちょっと見とかないかんな、じゃあ。
じゃあ、ちょっと霧島見ときますか。
30:01
はい、霧島をちょっと見とくということで。
わかりました。
フリートークついでに霧島の話するみたいな感じで、来週は行こうかなと。
はい。
ここのくだりは、収録外で霧島部活辞めるっていう話をしようかっていうくだりがあって、その話です。
ちょっとその話をしてもいいのではないかっていうのがあったので、じゃあ来週はフリートーク兼霧島部活辞めるっていうような感じで。
あと、障害ベストの話どうかなと思ってるんですけど、前田さんどうですか。
障害ベストですか。
障害ベスト。
オールタイムベストか。
3、1。
いや、もうそこはね、もう無制限でいいかなと思ってて。
決めましょうよ。
私決めます?
はい。
オールタイムベストな、決めたことないんだよな。
正直僕3つぐらいしかあげれないんですよね、障害ベストって言われたら。
いや、3つで十分だと思いますよ。
それ以上がないというか、そんなによほど特別なものを除いたらほぼ等価なんですよね、映画。
面白いとかじゃなくて、なんかこれ自分にとって不死身やなーみたいな作品ってあったりすると思うんですけど、それがまああえて言うならベストの方かなっていうだけで、
すごい面白いも結構面白いも、結果的には等価やなーって思ってて、だから逆にもその僕3つ以上あげれないかなって気はして。
あとまあなんかフリートークの中で、ベストをあげるってこういう意味合いですよねーとか、人にベストを聞かれて答えるときってこういうことを考えて答えますよねーとか、そういう話してもいいかなってちょっと思って。
あー、むずいかも。
そうですね、むずいや。
ちょっとじゃあ、適当に考えといてください。基本的にはフリートークでいきましょう。
はい。
あとまあ、霧島見る感じでいきましょうか。
わかりました。
はい、では来週はフリートークの回になります。
あと再来週は空白ですね。空白はもう確定でいいですよね。
はい、楽しみです。
はい、再来週は空白になりますので、もし空白見る方いらっしゃったら感想のお便りなどもいただけると嬉しいかなと思います。
はい、ではお知らせになります。これまでも開催しておりました大阪の南森町にある日替わりイベント型カフェバー週刊マガニにて、またまた映画の話したすぎるバーを開催させていただきます。
次回の日程は10月16日土曜日になります。
オープン時間が16時、クローズ時間が20時になります。
おそらくそうなるかと思います。
今のところ通常のバー営業ではなくて、時間を繰り上げてのカフェタイムぐらいからの少し早めのクローズになる営業になる予定です。
またアルコールの提供もおそらく行われないかなと思います。
感染者が減ってきた状況ではあるんですけど、世の中的な状況等を踏まえて、おそらく16時、20時のアルコール提供なしになるかなとは思われますので、もしよかったら遊びに来てください。
こんな感じでね、映画の話したりであるとか、次のバーのタイミングで言うと、No Time to Dieとかもね、もう既に公開されているタイミングなんで、よかったらその話とか。
特に皆さんとワイワイ、ノンテーマで映画の話できるような場を目指しておりますので、よかったら遊びに来ていただけたらと思います。
33:06
それでは映画の話したすぎるラジオ第26回、スリラ映画2本立てですね。スパイラル、そう、オールセットと屋敷女ノーカット版の回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。