会議の決議とその難しさ
課長、あれ、決まりました?
ん?何の話?
丸いやつか四角いやつか、どっちがいいと思うっていう、相談してたじゃない?
何の、何のでしたっけ?
あの、あれあれ。あれで使うやつ。
丸いか四角かどっちがいいかって言ってたじゃん。
丸い方が角が立たなくていいと思うんですよね。
あー、まあねー。だけど四角いいのも捨てがたいでしょ。なんかこう、かっこいい感じも出るからさ。
あー。角張った感じ?
うん。だからやっぱり四角も捨てがたいなってやっぱり思うんだよね。
そうですか。
うん。四角はどう思う?
まあ四角は四角でいいんじゃないですか?
あー、だけど丸いのもさ、あれじゃない?
嫌いでるんすか?
柔らかい感じがさ、何て言うんだろうな。
ふわっとしてる感じはやっぱり四角にはないからさ。
あー、じゃあ丸でいいんじゃないですか?
丸にする?
丸でいいんじゃないですか?
あー、ファイナルアンサーでいい?
おー、いいっすよ。
え、だっていいの?あの、本当に明日持ってくってよそっち。
え、いいんじゃないですか?
いやー、ちょっとごめん。もっかいちょっと考えるわ。ゆっくり。
四角がいいんすか?
うーん、四角もやっぱり捨てがたいかなー。
あー。
うーん。なんかないかな?丸と四角こう合わせたような。
三角じゃないですか?
三角ねー。三角出しちゃう。三角も捨てがたいねー。
幅広がっちゃった。選択肢増えちゃった。
あー。ちょっと持ち帰らせてもらっていい?
あー、勝手に持って帰ってください。
はい。
何の話だよ。
始めましょう。
はい。
3、2、1。
みなさんこんばんは。
アフターファイブは提示-課長と
係長の
ノミニケーション。
この番組はビジネスパーソンのA社の課長とB社の係長が日常あったことや仕事であったことなどを
お酒を交えながら、面白おかしく、時には真面目に話をしている番組です。
今日は何飲んでますか?
今日は金麦を飲んでます。課長です。
サントリーでしたっけ?
サントリーですね。はい。
サントリー金麦。
おー。なるほど。
もう秋の味できましたって書いてるんで、秋です。
へー。
私はアンプ式会社隆角さんの隆角さんという喉飴を舐めている課長です。
喉の調子が?
そうですね。喉がもう腫れてるんですよ。真っ赤ですねって言われました。
あー、そうですか。
いや、そんなところ悪いんですけど。
はい。
ちょっと相談がありまして。
はい。
いいですか?なんかちょっと具合悪そうですけど。
いいですよ。
いつでも相談載ってもらえますか?
そうですね。困った人を助けるのが私の仕事なんで。
寝た方がいいんじゃないですか?
なんでですか?
いや、この前会議があったんですけど。
はい。
それこそアジェンダがあって、決議する予定のものがあったんですけど。
はい。
ほとんど決まんなかったんですよ。
無駄時間?
うーん、無駄ですよね。
会議って何をする場かっていうと、何かを決める場所じゃないですか、どっちかというと。
もちろんコミュニケーションを取るとか言うこともあると思うんですけど、報告とかね。
それをした上で何かを決議する場じゃないかなと思ってるんですけど。
ほとんど持ち越して。
で、何の時間だったんだろうと。
その決めれなかった理由は何なんですか?
権限の委譲についての考察
いや、分かんないですけど、もしかしたら僕がワイン好きだって言ってるじゃないですか。
はい。
だから何か熟成させようとしたのかなと。寝かしてね、案件を。
びっくりした。飲みながらやってたのかと思いました。
いやいやいや。だから持ち越して、アジェンダを寝かせて。
ほう。
で、コクとかも出てくるじゃないですか、多分。
出てくるのかな?
美味しくなるのかなと。
で、すごい美味しそうなアジェンダに変わってくるのかなとか思ったんですけど。
触れたくないくて流してるだけにしか聞こえないって。
いや、そんなことがあって。
で、テーマは何かこう権限以上みたいな感じだったんですよ。
おお、はいはい。
要はこの権限を、権限以上って言うとちょっと行々しいですけど。
はい。
こういうふうな採決権を誰々と誰々に引き継がせてもらえませんかっていうような、それを決議する内容だったんですけど。
社長の考えと完全一致がしないからっていう理由で保留になっちゃったんですよ。
どう思います?
どっちかじゃないですか。社長の意思をみんなが考えてる方に寄ってきてもらうか、社長が考えてる方にみんなが寄せていくかどっちかじゃないですか。
はいはい。いや、完全一致ってあると思います?そもそも。
ないんじゃないですか。
例えば値段をこれは8000円とか言って社長が1万円って言ったら、絶対1万円って答えれることなんてないじゃないですか。
そうですね。
だから完全一致はまず無理だから、やっぱり社長の意向は8割方受け取った上で、それを前提として設けた上で判断の採決権をもらいたいっていう話だったら。
しかないと思うんですけど、どう思います?
決めるものにもよるんですけど。
確かにね。
社長があんまり託したくない人。
その人に。嫌いってことですか?
好き嫌い。
好き嫌いってか、自分で決めたい人、社長が。
それだとずっとその仕事を持たなきゃいけないじゃないですか。
そうですね。
そもそも決めないことが結局一番のリスクっぽくないですか。
ずっとそれをやり続けなきゃいけないんですよ。
次にいけないっていうところもあるし。
変わることを恐れているんじゃないですか。
単純に言えばそうですよね。
じゃあやっぱり、コクが出るのを待つって感じなんですかね。
どこにコクが出るのかですよね。社長にコクが出てくるか、アジェンダにコクが出てくるか。
そうやって結構どれも決まんなかったんですけど。
逆に係長の解釈とかそういうのないんですか。
決まらないっていうか、その大義で何の会議だったんだろうっていうのがたまにありますけど、
それこそその場で行進を決めてっていう会議をしたいのに、
行進を決めて、はい。
どっちにしますかって、AとBどっちにしますかっていう会議をしたのに、
提案してくる人がこういうことがあるんですけど、どうしましょうみたいな感じの相談する感じになってる。
関係ないことを織り込んでくるってことですか。
そこは自分で精査して、この結果AかBかっていうのを判断してもらう感じなのに、
いちいち一個一個その場でこういうことがあります、こういうことがあります、こういうことがあります、どうしますか。
細かい具体例を出してきて。
なるほど。
そういうことじゃなくて、方針なのに細かい具体例を出してきちゃうってことですね。
例外みたいなものを出してきて。
それは結局決まんなかったんですか。
結局こうだね、こうだね、こうだねってなってたけど、後半もうみんなめんどくさくなっちゃって、
自分で調べといてるみたいな感じになりました。
で、AかBかは決まった。
いや、流れましたよね。
やっぱり流れちゃうんだ。
流れたっていうか、要は決定するための材料が少なすぎて、決めれなかった。
なるほど。じゃあ相談会になっちゃったんですね。
そうそうそう。
意思決定のプロセス
難しいですね。これ結局どうしたらいいと思います。
結局決議どっちもできてないじゃないですか。
会議としては生産性が低いというか、せっかく時間を使って何かを決めようとしてるのに、
なんかそれが機能してないような感じがして、非常にもやもやしたんですけど。
打ち合わせに持ってく資料とか、そういうのが足りなかったんじゃないですか。
準備不足みたいなことですか。
そうそう。結局その社長が判断する、上司が判断する場合に、
AとBがどっちがいいですかって言った時に、何を根拠にAを選ぶかBを選ぶかっていうのがないと決めれないじゃないですか。
なるほど。
それがないのに、なんかAかBがいいと思うんですけど、どっちがいいですかとかって言われたって、
なんかって何かなって思うんですよ。
確かにね。根拠が少なかったのか。
私の打ち合わせの時は細かいことを言ってたけど、結局どうしたらいいのっていうのが全然見えなくて、
多分決められなかった感じだと思うんですよね。
そっか、だけどそれでいくと、今回僕の方のパターンは意思はあるじゃないですか。こうしたいっていう意思がね。
今日係長の時のパターンっていうのは、ちょっと意思が見えない感じですよね。
結局なんか問題点だけ挙げてきて、相談スタイルになっちゃって。
あーそうですね。
みんなに決めてほしいみたいなスタンスなんですかね。
そうですね。なんか打ち合わせの前にやっといてって思いました。
そうですよね。
こうだからこうしたいんだ、皆さんどう思いますかだったらわかるけど、
いやこういうこともあるし、こういうこともあるし、AとB決められないんですけどどっちですかみたいなスタイルって感じですね。
そっか。
ちょっと種類は違うんですけど、結局なんか会議で決議できないっていうのは、準備が不足してるっていうのもあるし、意思がはっきりしてないっていうのもあるんですよね。
そうですね。あとは進行じゃないですか。
ナーナーにさせないように進行するしかない。
結局どっちにしますか。
いやーそこ難しいですよね。なんかこう上司に対しては結構忖度も出るじゃないですか。
伸ばしたいのかなーっていう意図はこう首取れるわけじゃないですか。
その中であんまり突きすぎると多分具合が良くないと。
なんかこうちょっと機嫌悪くなってくるような感覚もあるんですけど、そういう場合って係長ガンガン言いそうですよね。
言いますね。
決めるためにこの打ち合わせしてるんで言っちゃうかもしれない。
なんかサジを投げるパターンあります?そういう時。
例えば、いやじゃあもういいよって。それでみたいな感じで。
へそ曲げちゃうと交渉ごとがうまくいかなくなるパターンあるじゃないですか。
そういう時どうします?
へそ曲げられてもそんなことないけどな。
うんうん。
いいんじゃないって言われたら、あ、いいんだ。じゃあ決めますねって。
なるほど。
結構僕の場合は、へそ曲げられるともっと面倒なこと起きたりするパターンもあるので、
結構こう押したり引いたりを考えたりするんですよね。
すごい。考えてんの。
だけど結局決まんないパターンが多いんで、やっぱ押し切った方がいいでしょうかね、そしたら。
これでいいですよねって言っちゃえば、これでやりますねって言えばいいんじゃないですか。
それでいいですよねって言って決めちゃうってことですね。
ダメだったら戻しましょうって言えばいいんじゃないですか。
なるほどね。
逆にこうバンバン決まっちゃって、あ、いいんじゃない、いいんじゃないみたいなのも困りますよね。
そうですか。
なんかスピード重視でバンバン決まっちゃうと、意外とみんな考えてなくて、
慎重さが足りないみたいな。
そういうのは逆にあったりします。
ある。それこそ、これはこうですね、これはこうですねって決めてって、
最終的にどっかで矛盾が生じてる時があって。
リカバリーがちょっと大変になっちゃうみたいな感じですかね。
意思決定ってやっぱり難しいんでしょうね。
それこそ洗い出しっていうか、全部のパターンいろいろ考えてやんなきゃダメなのかなっていうのはあるけど、
そしてレイヤーによって違うじゃないですか。
業務をやってる人と、実際その上司と。
ああ、なるほど。はいはい。
あと決定権がある社長とか部長とか上の人と。
そういうポジションが見えてる景色が違いますよね。
そう。いろんな人の立場で考えて結果出すっていう方がいいのかなっていうのはありますよね。
なるほどですね。確かにね。
立場が違うと考え方も違うじゃないですか。
会議の決議の難しさ
いやー結構それありますよね。
うん。
なんかこう想定するシチュエーションっていうのもちょっと変わってきますもんね。
うん。
問題意識も違うしね。
そうですね。
じゃあそれを結構網羅して出すのがいいとは思うんですけど、
まあ結局噛み合うことはないと思うんですよ。
さっきの話に戻るんですけど、完全一致はそういう意味ではないじゃないですか。
もう落としどころというか、どっちかをちょっと寄せていく必要が出てくるってことですよね。
そうですね。だからやっぱり8割方のところで決議はしたいなっていう感じはあるんですよ。
完全に納得はやっぱりないと思うんで。
さっきの意味で答えが完全一致にならないとその権限を渡せないとかね。
うん。
それだったら仕事がいつまで経っても引き継げないので、
なんかちょっと8割方くらい、2割は失敗も含めて許容してほしいなっていうのが、
今回会議ですごい思ったことだったんですよね。
おー。
逆になんか部下に対して、あるじゃないですか、仕事を任せて、
やっぱり自分の思ってた通りと違うねっていうところがあると思うんですけど、
そういう時とか係長はどうしたりします?
え、言っちゃいますけど。
やっぱり10割じゃなきゃダメ?
いや10割ではないけど、何だろうな。
自分のこうして欲しいは伝えるかもしれないですね。
うんうんうん。
結果的に一緒だけどこうやった方がもっと効率いいよとか、
こういう風にやって欲しいなとか。
僕もそれでいいと思うんですよね。
うん。
だから会議のその決議もそんな感じがしたなっていう話でした。
おー。
その決めたことによるメリットを社長にちゃんと伝えれればよかったんじゃないですか。
うん。伝えた…やっぱり伝わってないんでしょうね、たぶんそれがね。
うん。
うんうん。
上の負担も軽くなるし、部下も自分たちが決めるから、
否認感もいくかもしれないし。
ね。
確かにね。
みたい。
うん。
わかんないですけどね。
そうですね。
まぁちょっと内容を全部伝えてないので、ぼやっとした話になったかもしれないですけど。
なるべく会議で決議したいなっていう話でした。
強行突破の必要性
ついさあ、いきなり終わったんですよ。
社長がもうゴリ押しすればいいんじゃないですか。
おー。
なるほど。
社長が、「いやーこれはちょっと…」って言われたら、「うるせえ!」つって。
なるほど。
うるせえ、やれ!つって。
なるほど。
うん。
やっぱりそれぐらいの勢いが必要ですもんね。
うん。そうっす。
あー。
じゃあ解決策としては、事前準備も大事だけど、
やっぱりゴリ押しってことですかね。
そうですね。
ゴリ押しというか強活ですよね。
まぁそうですね。
うんうんうん。
強活というか、強行突破。
強行突破ね。
新たなコミュニケーション方法
会議いらないんじゃないですか、強行突破すると。
あー、決めましたっていう自己報告ね。
そうそうそう。
それいいですね。
もうなってますから、っていう。
うん。もうそれで走ってまーすって言えばいいですね。
そうっす。
それはいいな。
結構時間も短縮されそうだしね。
そうですね。
あー、それいいな。
なんか言われたら、うるせーって言えばいいですね。
www
楽しそうですね、なんかそっちの方が。
いやいやいや。
なんか新しいコミュニケーションも生まれそうですよね。
そうですか。
はい。言葉じゃなくてなんか拳とかね。
www
探りたがりますよね。
いや好きなんですよね。
やばいね。
いやー、そんな話でした。
そろそろ終わりにしましょうか。
はい。
今日のじゃあまとめとしては、
はい。
アジェンダは即飲み切りが一番ってことですね。
飲み切り?
寝かせないってことですね。
あー。強行突破。
そうですね。だからワインとかみたいに熟成したらダメですよね。
うん。
もう飲んでるぐらいじゃないと。
うん。
だからやっぱりワインとかよりビールって感じですね。
おー。
飲み切ると。
おー。
で、ワインはほら寝かせるじゃないですか。
はい。
1日で飲み切んない。
はい。
ビールは寝かせないじゃないですか。
うん。
え?納得いかないですか?
なんかよくわかんないこと言ってんなと思って。
こんなんじゃ決まんないですよ。
なんなんですか?
そこはちょっと乗ってほしかったですけど、まあいいです。
そうですか。
はい。じゃあ今日の話を聞いて、
はい。
私の会社も会議でなかなか決まんないですとか、
はい。
私はそもそも自分で決めて勝手に進めてますとか、
おー。危ない。
会議って何ですかとか、
そもそも意味がわかってない。
拳でどっちが正しいか決めてますとか、
おー。
ありましたら、
社長がすぐそれを暴力で解決しようとしてね。
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はい。
はい。
どうでした?
ん?
なんか真面目に答えてくれましたけど。
いつも真面目ですけど。
ああ、そうだったんですか。
ああ。
ああ、気づかなかったです。
ああ、そうなんですね。
だけどやっぱり頼りになる係長に相談してよかったなと思いますよ。
こわ。
え、何が?
いつもと違うアプローチしてくるからこわ。
いつもの、いつもと違うアプローチなんですか。
いや、本当に本当にそう思ったんですよ。
うわ、気持ち悪。
いや、いつもありがとうございますっていうことですよ。
うわ、こわいこわいこわい。
いや、たまにね、会社の相談もしようかなと。
おお。
はい。また相談に乗ってくれれば嬉しいなと思います。
わかりました。
はい、ありがとうございます。
まあね、リスナーさんもね、ぜひね、こうやったら会議でスッと決まりますよみたいなことをね。
うん。
極意みたいなのもあれもね、教えていただければね。
なんか、催眠術とか教えてくれる人がいるといいですね。
ああ。
あれじゃないですかね。
いや、それはちょっとっていう人が出てきたら、首をトンってやって気絶させてって。
ああ。
最終的に残った人だけで決めるっていうと。
そうそう、そういうの欲しかったですね。
だから今度からそういう感じがいいですね。
うん。はいはい。
社長がこう、いやーとかって言ったら、もう社長の首トンってやって。
うん。落とすんですよね、要は。
そうですね。
はいはい。
駆動機を落とすんじゃなくて、落とすんですもんね。
落とす。
物理的にね。
意識を失わせる。
いいですね。それぜひ教えていただきたいですね。
どうやったら簡単に落とせるのかっていうね、手法もね、もし知っている方がいましたらね。
はい、それ知りたい。
はい、ぜひ教えていただければと思います。
はい、ありがとうございます。
はい、じゃあおしまいにしましょうか。
はい。
店も竹縄でございますが、今回はこの辺で終わりたいと思います。
それではありがとうございました。
ありがとうございました。
はい。
