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2025-12-15 48:01

#124【イン・ザ・メガチャーチ/朝井リョウ】あなたは推し活とどう向き合う?

読後感はよくない音楽業界の推し活を題材にした作品/慶彦さんは孤独な男性/推し活の知識ゼロなっしーとしては新しい世界で面白い/推し活の定義とは?/チャーチマーケティング/だからインザメガチャーチ/人は自分を客観視するのを極度に恐れているのでは/何かになりたい×コミュニティで簡単にスイッチ押されそう/用法・容量は守りましょう


▼今日紹介した作品

『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ)


▼キサクロではおたよりを大募集中!あなたの好きな本教えてね

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdrptC5Xic_oDRtY_J2IUyu_DHO8kV0L1o6XmTf6atulxdorA/viewform?usp=sf_link⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

サマリー

今回のエピソードでは、朝井リョウの著書『イン・ザ・メガチャーチ』を通じて、推し活について深く考察されています。特に、音楽業界におけるファンダムの役割や、それが経済活動にどのように結びつくかについても触れられています。このエピソードは、推し活とその影響、特にファンダムの活動がアイドルの成功に寄与する方法を探ります。また、チャーチマーケティング手法を比較することで、推し活のビジネス面についても深く掘り下げられています。さらに、推し活が日常生活に与える影響や、自己の内面を振り返ることの重要性について考察されます。特に、余白や自己を客観視することの難しさが語られ、推し活がもたらす新たなコミュニティ形成の側面にも触れられています。ポッドキャストでは、推し活がどのように人々の生活に影響を与えているか、楽しさと伴うリスクについても詳しく掘り下げられています。

本の紹介と感想
スピーカー 1
カランコローン!いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信【喫茶クロ】
12月15日、第124回の配信です。
本日は、なっしーそらやんの2名で配信いたします。
そらやん、よろしく。
スピーカー 2
お願いします。
スピーカー 1
今日は、私が持ってきた本なんですけど、
人に勧められると、画然読みたくなる、なんとも言えない本を持ってきまして、
朝井リョウさんの【イン・ザ・メガチャーチ】という本です。
これ、少し前に、きさくろのフリートークの回で紹介したよね。
スピーカー 2
私も、これはめっちゃ気になってます。
スピーカー 1
めっちゃ気になってるよね。
スピーカー 2
めっちゃ気になってます。
スピーカー 1
めっちゃ気になるし、めっちゃこれ、早く読める本で、
私はもう、なんと、あの日の収録後に読み切りました。
読語感が、けっこう語りたいモードになるというか、
すごいもやもやする系の本だったから、
人と話さないと、この本は消化できない系の本だった。
スピーカー 2
なるほどね。あるよね。
スピーカー 1
だから、おすすめしてくれた人にもさ、感想を送ったんだけどさ、
それでも語り足りないから、やっぱり、ちゃんと配信会で話そうと思います。
最初に、この本のさ、感想を言わせてもらうと、
いや、それでも、私は、おしかつしちゃうかもしれないな。
なんか、そういう本なんだよね。
スピーカー 2
おしかつの話なんだよね。
スピーカー 1
そう、おしかつの話で、おしかつの話がずっと続いて、
いや、でも、私もおしかつしちゃうかもしれないなっていうショックを受けるっていうのが、この本だったんですけど、
なんか、擬音語多くて申し訳ないんだけど、
本当にもう、もやもやするし、ぐわーみたいな、
もやもやがあいまって、ぐわーってなる感じの本だったっていう、
そういう世界を知ってしまった感じの本なんですけれど、
この感覚わかる?そらやん。
スピーカー 2
社会勉強のために読んだみたいな。
社会勉強のために読んだみたいな。
スピーカー 1
あ、そう、社会勉強のために読んだ。
私はおしかつというのを知らなかったから、社会勉強のために読んだ。
スピーカー 2
社会勉強として、これは触れておくべき作品だったなみたいな。
スピーカー 1
いい言葉だね。社会勉強として、触れておくべきだったな。
それも、それに近いかもしれない。
スピーカー 2
なるほどね。
それに近いかもしれないな。
スピーカー 1
っていう独語感で、今日は皆さんに紹介したいと思っております。
推し活のビジネス面
スピーカー 1
ちょっとさっき、そらやんも補足してくれたんだけど、
この本は、すごく端的に説明すると、
音楽業界のしかつビジネスを軸に、
登場人物を交差させながら、描かれていく物語です。
主要登場人物は3人いて、
音楽業界にいる久保田よしひこさんっていう人と、
今まさにおしかつをしている女性、
そして、そのおしかつにはまっていってしまう女性の3人で描かれているんだよね。
で、今回はその中でも、
一番最初に紹介したよしひこさんに焦点を当てて、紹介していこうと思っています。
スピーカー 2
おしかつさせる側ってことだよね?
おしかつさせる側が、
おしかつをしかける側が、このよしひこさんってことだね。
そうです。
しかける側で、しかけられた側って言い方あれだけど、
そのおしかつをしている人たちが、あと2人。
主人公的なポジションで出てくる。
なるほど。
そうです。そうなっています。
で、このよしひこさんはですね、47歳男性。
スピーカー 1
で、仕事は、鼻型のメイン業務からは外れて、今、経理財務を担当しています。
あと、数年前に奥さんと離婚して、今、大学生の娘さんがいるんだけど、
彼女と月1回ビデオ通話するのが、
人とのたった一つのつながり。
だから、それ以外に、会社とその娘とのビデオ通話以外、
あんまり人とのつながりがない、みたいな状態の、
孤独な男性として描かれているのが、このよしひこさんです。
へー。
スピーカー 2
もともとやりたかった、ってか、もともと力を発揮していた場所からも離れて、みたいな感じってこと?
そうそうそうそう。
スピーカー 1
昔はね、それこそ、洋楽ビジネスみたいなところを、
今、プロデューサーやってる同僚とかと一緒に、
一緒に引っ張ってやってた時期もあるぐらいの人だったんだけど、
はい、今はバックヤードにいるという感じですね。
なるほど。
スピーカー 2
しかも、あれなんだ、ビデオ通話だから、娘に会えるわけじゃないんだ、リアルで。
そう、会えるわけじゃない。結構遠いところに住んでる。
スピーカー 1
せつねー。
寂しいな、みたいな。この生活、これからもずっと続くのか、みたいな気持ちを抱えながら過ごしている、47歳男性です。
そのよしひこさんが、ある日ね、すごくうらやましく思ってた、
新しくデビューする、アイドルをプロデュースしている同僚に誘われるんだよね。
ちょっと俺のプロジェクト手伝ってくれよ、みたいな。
そのプロジェクトがどういうプロジェクトかっていうと、
デビューするアイドルグループの、おしかつをデザインするプロジェクトに加わってくれって言われるんだよね。
うん。
で、私、ぶっちゃけおしかつについてあんまり詳しくないから、
なんか、この本で初めてそのおしかつワードみたいなのに触れたんだけど、
ファンダムっていう言葉が出てきて、
ファンダムっていうのは、特定の人物や作品等を推すファン集団のことなんだね。
で、このアイドルのファンダムが、つまりそのファンの人たちが、
今プロデュースしているアイドルに没入できるような、
今プロデュースしているアイドルに没入できるようなストーリーを描くっていうのが、
このよしひこさんが頼まれた主な仕事になる感じです。
なんか、そらやイメージできた、この活動のところ。
スピーカー 2
イメージできた。
最近だと、オーディション番組系のタイムレスとか、
あと、ノーノーガールズから出た花ちゃんたちとか、そういう感じってことだよね。
そうそうそう。
彼女たち、彼らたちに没入させたい、没入させるための設計をしていくっていうプロジェクトを、
よしひこさんが与えられたってことなんだね。
スピーカー 1
その理解であってます。
私もこの本読んでて、まさにそらやんが紹介してくれたノーノーガールズの花とかが、
花とかが、そういう感じなんだろうな、みたいな。
ああいうアイドルをプロデュースしていく業務を、よしひこさん始めたんだな、みたいな。
結構さ、ここらへんは序盤だしさ、私は特に推し活をしているわけではないんだけど、
こういう推し活があるのか、みたいな感じの、推し活の世界を垣間見る感じの話で、結構おもしろかったんだよね。
この本で紹介されている推し活っていうのは、
例えば特定のグッズをコンプリートするやつとか、
あとタグイベって呼ばれる、なんかハッシュタグをつけた投稿をさ、
ファンダムの人たちで盛り上げて、ニュースのトピックスに取り上げてもらえるような、
スピーカー 2
ちょっとムーブメントを起こすみたいなのが取り上げられてたんだよね。
なるほどね。
そうやってトレンドをファンたちに作らせるっていう、
彼女たちが、自分の好きっていう気持ち、
特定のアイドルグループが好きとか、何々が好きっていう気持ちを外に出す。
外に出すことで、ムーブメントを作るっていう仕掛けを作るっていうか、
そうなるとさ、その推し活ってさ、
推し活っていう言葉の定義が、なんかちょっと変わっているっていうか、
そもそもさ、何々が好きって、ただそれだけだったらさ、別に個人で完結することじゃん。
あー、そうかそうか。
なんか私は何々のアイドルグループが好きで、それをよく聞いていて、
で、それもまた推し活の一つじゃん。推し活と言われればさ。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
でも、その、なんだろう、よしひこさんみたいな存在がいることで、
その推していることを外に発するとか、何かしら経済を回すきっかけにするとか、グッズを買い集めるとか、
そういうところで、推し活っていうこの、なんだろうね、
推し活自体は個人の行動なんだけど、
外への関わりを作って経済活動に取り込んでいくっていうのが、
推し活の最低必要条件とはちょっと違うんだな、みたいな。
ただ好きだけではないんだなっていうふうに、
ビジネスによって、ちょっと変わってるんだなって思ったりした。
うまく伝わってるかな。
そうだね。
スピーカー 1
そういう意味では、たしかに、この本の中で紹介されてるのは、
スピーカー 2
より、なんだろう、運営側がお金を、
スピーカー 1
お金を吸収できるようなというか、ちょっとどういう言い方したらいいかわかんないけど、
スピーカー 2
でも、お金を集金できるような仕組みみたいなところは、たしかにピックアップされてるし、
スピーカー 1
なんだろうね、ほんとに推してるだけだったら、応援してますだけでいいはずなんだけど、
それで終わっていない、なんだろう、お金が発生する仕組みみたいなところを、
けっこうつまびらかに書いてるから、
そういう意味では、ビジネスよりっていうか、
そらやんの言う、推し活の最低の定義よりは、
ちょっとお金の匂いがする層まで、ちょっと推し活が、
なんだろうね、ハードルを上げられてるっていう言い方をするとあれだけど。
スピーカー 2
でも、昔はアイドルグループを応援するとかって言ったら、
一番手っ取り早いのはCDを買うだったし、
みんなCDは買ってたっていうか、
今みたいにサブスクで音楽聴くみたいな時代じゃなかったから、
CDが音楽活動のアーティストの運営の底支えになるものだったわけで、
でも今はそれがないから、
だからこそ推し活ビジネスみたいなところも含んでいくことで、
アーティストの運営の支えになってるってところは間違いなくあると思うんだよね。
だから、推し活っていう言葉がビジネスよりだなって思うのは、
別にそれは決して悪いことではなくて、
そもそもそういうふうにアーティストがどうやってお金を稼いでいくかみたいなところが、
すごいこの十何年で変わってるんだろうなみたいなのも思ったよ。
スピーカー 1
うん、本当に。
私はもう本当に、
そういう仕組みに今なってるんだみたいなところもさ、
特に自分が音楽はそんなに聴かなくなってるっていうのもあって、
ああ、なんかそういう仕組みで今ってチケット取れるんだとか、そういうのもあってさ、
なんかそこもびっくりしたし、
スピーカー 2
でもその吉岡さん自体もすごいそこの変わりようみたいなところは感じてるというか、
昔と今じゃ違うんだよなみたいなことも考えてるし、描写されてる。
スピーカー 1
で、ちょっと話戻るんだけど、特に今回フォーカスされてるオーディションでデビューするアイドルっていうのは、
やっぱりさ、この本の中では、そうやってデビューしたアイドルってどうしても、
スピーカー 2
デビューした瞬間がファンダムの活動のピークになりがちみたいな問題点があるっていうふうに書かれてて、
スピーカー 1
どうしてもデビューさせたい、頑張りたいみたいなのもさ、
スピーカー 2
デビューするまでの物語がね、
スピーカー 1
そこがやっぱさ、すごいファンの人たちがさ、応援する力のピークになっちゃって、
その後、なんだろう、デビューした後の活動では、そのファンダムの熱量が下がってっちゃうみたいなところを、
じゃあどうしたら、そのファンダムの活動をデビュー後も維持できるのかとかっていうところを、
スピーカー 2
プロデュースするために、吉岡さんを呼ばれたっていう。
スピーカー 1
じゃあどうするかっていうと、そのアイドルの背景情報みたいなのを、
いい感じのタイミングで開けてって、
アイドルのプロデュース
スピーカー 1
このアイドルはこういう経緯でアイドルを目指すようになって、みたいなインタビューを公開したりとか、
そういうのを入れてくっていうのをやっていくことで、
よりなんかその、デビューするまでにも知らなかった情報とかも知って、
そのアイドルにのめり込ませていく、みたいなのをやっていく。
スピーカー 2
そのさ、のめり込みってさ、なんだろう、こう、難しいな、なんか、
そのファン側も、この気持ちわかる?みたいな、感情引入するっていう感じかな。
そうそうそうそう。
スピーカー 1
まさにそれを使ってて、
なんかそのファンダムも、こう、5つぐらいにタイプ分析するんだよ。
このファンダムは、こういうタイプだから、たぶんこういう行動をとります、みたいな。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で、その中ですごく、この特にアイドルグループだから、一番この共感性の高い、
信者という言い方はよくないかもしれないけど、ファンがつきやすい、
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そのアイドルに向けてのやつは、その共感を特に得られやすいような情報の出し方だったり、
インタビューの出し方で押してって、すごく、こう、なんだろうな、
熱狂的に支えられるファンダムにする、みたいな、そこをやっていく、みたいな感じかな。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
熱量の異常に高い1万人を作る、みたいなことを、意図的にしかけていくんだよね。
でもさ、そのファンダム、ファン活動か、ファンダムの活動を盛り上げるって、一体どういうことかっていうとさ、
さっきちょっとちらっと出てきたけどさ、なんかその、再生回数。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
みんなでアイドルのデビューのコンサートを盛り上げるために、CDをめっちゃ買うぞ、みたいな。
お金もかかるし、時間もかかるようなことを、みんなと一緒になったらできるよ、みたいな感じで、
やってるんだなっていうのが、すごい描写されてて、
おーって、ごめん、ラッシーはそういう感じで読んでました。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そう、ここが、これお仕事、やっぱお金かかっちゃうんだなーとか、時間かかっちゃうんだなーっていうのに、
ちょっと引いたっていうよりか、だからみんな、ファンだけ、お仕事のために稼ぐとか、
いや違うな、そういう言い方ではないけど、なんか、お金かかるんだなって思ったよって話かな。
スピーカー 2
それはさ、吉彦さんが設計してるからさ、人の手で寄ってそうなってる。
スピーカー 1
そうそう、そうなんだけど。
スピーカー 2
お仕事の最低必要条件は、そのアイドルが好きとか、それだけでいいはずなのに、
ビジネスとして成り立たせるために、そういう設計が動いてるっていうことなんだね。
そうだね、そういうことだよね。ちょっと裏側の人だからね、吉彦さんはね。
でも、当事者というか、押す側はさ、そのロジックはさ、別に見ないというか、意識しない人もいるから、
意識しようがしまいが、そのアイドルが成功することがさ、やっぱ一番大事だからさ、当事者側としてはさ。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
そりゃ、再生回数回すし、時間も使うし、お金も使うっていうふうに、走ってしまうっていうところはあるよね。
いや、なんか、もう言ってて怖いなってずっと思ってんだけどさ。
スピーカー 1
そう、怖いなって本当に。
スピーカー 2
怖いよね。
スピーカー 1
うん、怖いなとも思った、本当に。怖いし、
でも本の中で、吉彦さんに限らず、2人出てくるって言った、その登場人物も、ちょっと楽しそうというか、
楽しそうっていう言い方が適切かわかんないんだけど、
あ、すごく熱中してやってるんだな、みたいな。
今これが本当に、生きる糧なんだな、みたいな。
うん、なんかそれをだから、なんだろうな、ちょっとそこまで夢中になれるのすごいなっていうふうにも思うし、
でもなんかちょっと冷静に考えると怖いし、みたいな、なんかちょっと不思議な感覚読んでる。
スピーカー 2
達成感が、たぶん得られてたりとか、
スピーカー 1
ある、あると思う。
スピーカー 2
なんかあと、私がこの子たちを支えているみたいな気持ちにもきっとさ、なるじゃん。
スピーカー 1
なるね。
スピーカー 2
それってこう、やっぱなんか、心の支えになってしまうよね。
スピーカー 1
いやー。
なってしまう。
なってしまうよね。
なってしまっている感じがまさに書かれてますね。
スピーカー 2
書かれてるんだね。
スピーカー 1
そう、なんかね、でもそう、すごい、マーケティング手法としてはすごく面白いなとは思っていて、
この物語の流れの中で、このチャーチマーケティングっていう手法の説明みたいなのも出てきて、
これはちょっと、よしひこさんがやっているっていうよりは、そういう手法があるんだよ、みたいな紹介が話の流れで出てくるんだけど、
無宗教の若者とかがいた場合に、その若者を教会に取り込むために行われている手法で、
まあ、礼拝の時間をすごくライブっぽくしたりとか、
とにかく来てもらう仕組みを作って、そこで知り合った仲間を作ってもらって、
スピーカー 2
その教会が信者の居場所になっていくみたいな仕組みのことを、
スピーカー 1
しかもその活動のポイントはとにかく信者からお金を集金することであるっていうのが、そのチャーチマーケティングのところなんだけど、
しかもこんなふうに1回の礼拝で、2000人以上が集まる規模の教会っていうのをメガチャーチっていうから、
これがそのタイトルになってる、そのメガチャーチにここで来るんだけど、
この音楽協会のファンダムの構造って、これとほぼ同じなんだな、みたいなのをすごい思って、なるほど、みたいな。
スピーカー 2
だから、インザなんだね。
そうか。
インしてるわけだ。
スピーカー 1
インザメガチャーチ、インしてるんだと思って、すごい、なるほどってなるんだよね。
頭では理解できるみたいな。
このチャーチマーケティングの定義っていうのが出てくるんだけど、
本質的には無意味、低価値、無関係なものを団体が発信するストーリーによる権威づけと、
信者の視野、教策によって価値が高いと思い込ませて、
本来の価値以上の対価を払わせるっていうことが定義であるらしくて、
結局視野をさ、発信者によって狭められてさ、
それによって、そこにはまっていくっていう構造によって、
みんな、この物語の中に取り込まれていくっていうのが、
この本の構造になっているわけですよ、そらやん。
スピーカー 2
なるほどね。
だから、時間とお金を使わせて、好きなものだから、感情もさ、取り込まれているわけじゃん。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
っていうともうね、結構そのコントロールがね、自分の外に行ってしまうから、
どんどんね、狭くなるよね。
他のこと考える時間もないとか、他のことで使うお金も減ってってなると、
やっぱさ、自分の周りがどんどんさ、その推しのことでこう、全部一色になっちゃってさ、
そうするとやっぱ推しのことしか考えない。
で、さらにこう、っていう感じで、いやー、健全じゃないよね。
すごいさ、もう何度も繰り返すんだけど、何度も繰り返すんだけど、推し活の最低条件って、
推し活の最低条件って、そのアイドル、それが好きっていう、ただそれだけなんだけど、
それでよかったはずなのに、こう、外的要因によってお金を使って、
で、こう、とか、再生回数を増やそう、グッズ集めよう、
スピーカー 1
ハッシュタグでイベントを盛り上げようとか、ね、
スピーカー 2
その周りがね、こう見えなくなっていく、身も心もいろいろなものを削って、
ちょっと洗脳的な雰囲気漂ってきましたね。
チャーチマーケティングの考察
スピーカー 1
いや、ほんとですね。もうほんとに、ここら辺からすでにもう、
スピーカー 2
うん、怖い。
スピーカー 1
やっぱ、洗脳的要素なんだなって、今、そらやんと話してて気づいたぐらい、私は、
そうか、推し活はこういうものなんだな、みたいなさ、頭で考えてたからさ、
あー、まあ、そうか。
スピーカー 2
いや、でもほら、推し活の最低、これもう何回も言うんだけど、
推し活の最低条件は、その推しが好きっていう、ただそれだけでいいからさ、
いいんだよ、ほんとは。
スピーカー 1
うん、そうだね。
そう、ただそれだけでいいはずなのに、
スピーカー 2
いいはずなのに、
スピーカー 1
でもその推しを応援するには、みたいなのがいっぱいついてきすぎてるんだね、今は。
スピーカー 2
そこで収益を上げて、アーティストの活動をアーティストの活動式にしようっていう、
業界全体の動きがあるっていうことだよね、そもそも。
スピーカー 1
いや、そう、今、けっこうその、仕掛ける側の話だったからさ、やっぱその、
すごい推し活の中でも、ビジネス部分よりの、そういうところを話してはいるんだけど、
まあさ、こういう、すげえこういうこと考える人、頭いいなって思うんだけどさ、
その、よしひこさんは物語を書いてるだけで、総指揮官みたいな人がいるんだよ。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
で、なんかその、マーケティングを操ってたりとか、ここをターゲットにしましょうとか言ってるのは、別の人がいて、
それが、くにみっていう名前の人が出てくる、出てきてて、その人がいったいろんなことを指揮してるんだけど、
なんでこんなふうにはまっていくのかっていうふうに、考えたときに、くにみっていう人の考察があって、
なんか私は結構ここ、なんかそうかなって思っちゃったんだけど、
スピーカー 2
なんかちょっとその一文を紹介したいと思うんだけど、
スピーカー 1
今って本当に人生の指針がないですよね。
どのパターンの人生でも穴がある。何でも視点を変えればマイナスな要素がある。
そういう人たちが、資金や時間、思考力が余っている。
つまり、自分が余っていると余白がある分、我に変えることができてしまう。
だからこそ、自分はこれを幸せとして生きると決めたら、そこで過剰に消費しつくそうとする人が多いんだと思う。
っていうふうに、彼は考察しているんですが、
なんかね、この感覚はちょっとわかるなって私は思ったんだけど、
そりゃどうかな?
個人の余白と推し活
スピーカー 2
いや、あんまりピントきてないからな、しが。
どうしてなるほどって思ったのかなっていうのをすごい聞きたい。
スピーカー 1
なんかさ、この余白があったときに、
なんかちょっと、それを何かで埋めたい感覚みたいなのは、すごいわかるというか、
ちょっと余ってしまったエネルギー分を、何かに変えられないのかなって思う瞬間はあって、
そのときにさ、自分がする活動があれば、全然それに熱中するとかもありだと思うんだけど、
なんかなんだろうな、ちょっとそれが今見つかってない人とか、
飲み込む何かがないってなってる人が、そういうところの余白に、
なんかこれがはまったなってなったときに、
その活動が、特に仲間とできたりとか、
そういう楽しいものであればあるほど、はまってっちゃうんじゃないかなって思ったんだけど、
スピーカー 2
あー、つまり、文化祭がしたいみたいな気持ちがたまにあるってこと?
スピーカー 1
あー、文化祭がしたい。
スピーカー 2
その学校の日々がある中で、11月に文化祭があるってなったら、9月ぐらいからその準備とかでするじゃん。
でさ、文化祭終わるとさ、なんかこう、何て言うんだろう、
ちょっと燃え尽きた感じで、大変だったけど、準備はない日々が戻っていくわけじゃん。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
その時にちょっとした寂しさを感じるみたいなのはさ、
すごい大変だったけど、あの時の寂しさを、寂しさあるなーみたいなのってあるじゃん。
のってあるっていうか、私はそういうのたまに感じるというか、
高校の時はそうだったなっていうふうに思うんだけど、
こう、仕事とか生活をしている中で、
勤めを全うしている中で、何かしらたぶんこう、あると思う。
文化祭の準備やれるかもしれないみたいな、
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
っていう気持ちがあるっていう感じなのかな。
それとはちょっと違う。
スピーカー 1
いや、でも近い気はする。
スピーカー 2
近い気はする。
スピーカー 1
イベント的なものが発生するっていう意味では、
おしかつも、おしかつなのか、
まあでも、例えばこういうイベントやろうってなったらさ、
推し活と日常の影響
スピーカー 1
準備が必要だけど、そのイベントに向かって盛り上がるとかはあって、
何か日々の生活をさ、していく中で、
そのイベントがちょっと起点になってというかさ、
ある意味アクセントになって、面白さを感じるとかは絶対にあるわけで、
かつ、そういうので振り返ることもあるから、
イベント的な要素が欲しいってことなのかな。
余白が、隙間があったときに、ちょっとその、
スピーカー 2
日常とはちょっと違うことがしたい。
スピーカー 1
そうだね。非日常に行きたいってなるんだよね。
スピーカー 2
そうか、それがないと、こう、はっとしたときに、何か寂しいのかな?
どういう感じなんだろう?
スピーカー 1
でもさ、悪に帰ってしまうみたいなさ、今の自分、
でもそう、100%今の自分に満足してる人はさ、
たぶん、あんまそんなことは考えなくてもいいんだけど、
そんな人は、そうそういないわけで、
そうね。
何かしら自分に、こう、思っていることはあるわけじゃん。
で、その隙間時間があるとさ、
はっ!今って私、こういう自分だわ。みたいなさ、
こう、唐突に自分をさ、振り返ってしまう時間があるけど、
もしその隙間時間も埋めてしまったら、逆にそう、
でもさ、あれだよね、私たちがさんざん言ってる、
余白を大事にして、ちょっと自分を客観視してみようみたいな話と、
真逆の話をしているんだけど、
結局、そうやって客観視してしまうことを、極度に恐れている部分は、
人にはあるんじゃないかなっていうのは、すごく理解できるんだよね。
自己認識と内省
スピーカー 2
たしかに。だって、自分を客観視するって、ある種、なんていうか、
別に、自分のいい面が見えてくるだけじゃないからね。
そうそうそうそう。
スピーカー 1
なんか、やなところとかさ、直したいところとかのほうがさ、
そういうのも全部見えてくるじゃん。
スピーカー 2
見えてくる。
スピーカー 1
本当は自分はこんなはずじゃなかったのに、みたいな思いになることも絶対にあって、
人は本能的に恐れている時もあるんじゃないかって思ったのかな。
スピーカー 2
それは、たしかにきっとあるよね。
だって、つらい時あるもんね。
つらい時あるっていうか、
ごめん、私は割と内省することに慣れてるから、
自分の嫌な面を見つめることに、そんなに抵抗がないっていうところが前提としてあるから、
ちょっと、人ごと感どうしても出ちゃうんだけど、
気持ちはすごいわかるなっていうのは、
私も嫌な時は嫌だし、
でもそれで、嫌だけど、それもちゃんと見ないと、前に進めないしな。
やるか、みたいな気持ちだけど、
前に進めないしなっていう気持ちがなければ、
別に見なくていいものは見なくていいでいいもんね。
それはいろんな人生のあり方があるから。
もうちょっとずつわかってきたよ。
スピーカー 1
でさ、やっとここでよしひこさんの話に戻ってきたいと思うんだけどさ、
よしひこさんは、今一人暮らししてるじゃん。
してる。
しかも仕事もさ、正直そんなに望んでいない状態ではあるじゃん。
そしてこれからも一人ぼっちであろう将来の自分を本当に恐れている人じゃん。
スピーカー 2
余白しかないんだよね。
スピーカー 1
そう、余白しかない。
スピーカー 2
余白がめっちゃあるんだよね。
スピーカー 1
自分を客観視した時に、もういたたまれないぐらいの状態じゃん。
スピーカー 2
そうなんだよね。
別に本人が余白が自分には多いって自覚してるだけで、
実際客観的に見たらそうじゃないんだけど、
当事者としてはやっぱりそういう余白がいっぱい自分にあるって感じちゃってるんだよね。
スピーカー 1
そうだね。
結局彼もさ、今回のプロジェクトに携わることによって、
そんな自分を変えたいとも思ってるし、
ここだけはちょっとネタバレになってしまうんだけど、
結局そういう風にプロジェクトに関わっているんだけど、
その関わるメンバーでありながら、一戦を超えた行動みたいなのを結局取ってしまって、
結局そのプロジェクトから外れちゃうんだよね。
スピーカー 2
余白さんにとっては、推し勝つビジネスが推し勝つだったってことなんだよね。
推し勝つビジネス自体が自分の生き甲斐というか、自分の推しになってるというか、伝わるかな?
スピーカー 1
まあ、そうね。
スピーカー 2
それでこう、あれなんだ。
外されちゃって、何もなくなってしまうんですよ、彼は。
スピーカー 1
さっき出てきたクニミに言われるんだよね。
視野を狭めるのって、やっぱり楽しかったですか?
ここ、よしひかさんは答えないんだけど、
クニミはこう続けるんですよね。
今は正解のない時代になったから、
たとえ何一つ間違わないでいたとしても、
ただ間違わなかった人になるだけなんですよね。
そこには何の加点もない。
だからもう何をするにも、自分はこうやって間違うって腹決めて、
脳みそを溶かして動くしかないんですよね、って。
クニミはそういう言葉をかけて、最後まあ、立ち去ってしまうんですけれど。
なんか、この感覚、
私、一番印象に残ったのはここで。
なんで印象に残ったかっていうと、
何も間違わない人生って、
スピーカー 2
どっかでつまんないんじゃないかなって思ってる気持ちがあって、
スピーカー 1
そういう時に、何も間違わなかったとしても、
スピーカー 2
それは本当に、どこからも間違ってないけど、どこからも距離を置いた状態になってて、
スピーカー 1
結構、人とのコミュニケーションとかでも、そういうことを感じることが多くて、
なんかさ、すごいさ、いろんな立場の人がいるからさ、
いろんな人に配慮した話をしようとすると、
結局、当たり障りのない会話しかできないとかさ、
そういう状態になった時に、
でもそれって、本当だ、もうちょっと一歩踏み込んだら、
違った世界になったかもしれないのになって、
思う感覚とちょっと近いのかなとか、
すごいそういうことを考えて、
コミュニティ形成の重要性
スピーカー 1
間違うところを決めて腹くくって行動しなきゃいけないんだよね、みたいなところは、
すごい、私はそう思うな、
そこは覚悟を決めて行動しなきゃいけないだろうなって思って、
すごい刺さったんだろうなって思うんだよね。
スピーカー 2
うーん、間違いたい。
スピーカー 1
うーん、そう、間違いたい。
でも、私はたぶんどっかで、心のどっかで、
全く間違わない人生はつまらないって思ってるところを、
刺された感じがしたっていう感じ。
スピーカー 2
おー、全く間違わない人生。
スピーカー 1
そんなことはないんだけど、嘘。
うん。
きっとどっかで間違ってるんだけど、
なんかさ、それで行動がそもそも狭まってたらさ、
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そもそも行動が全然できないし、っていうのもあって、
スピーカー 2
守りの姿勢が強すぎてね。
スピーカー 1
そうそうそうそう、だからそこをつかれて、
だからちょっと間違おうよってお仕方がさ、ひょってやってきたらさ、
いや、やっちゃうかもしれないとかさ、
そこを巧みに計算される。
そこちょっと飛躍してた?
スピーカー 2
飛躍してないけど、
なんかそれはすごい私にとっては新鮮な見解だったなって思った。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
物あたりが。
スピーカー 2
うーん。
つまりさ、そのお仕方をしているっていう行為が、
ユニークに見えるってことなんだよね、きっと。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
ちょっと違って見えるみたいな。
まあ確かに、でもそっか、でもそのなんだろうな、
お仕方をしている、例えば誰々が好きとか、
っていうことを、やっぱアイデンティティとして持つ人は確かにいるなって思って、
アイデンティティとして、誰々のグループを
推しとしていますみたいな。
っていうのはやっぱそれを、その推しの存在で、
自分自身をユニークなものにしたいっていう願望を、
たぶんその推しが叶えてくれてるんだなっていうのは、
で、それに憧れる気持ちっていうのがあるんだっていうのは確かに。
スピーカー 1
うーん、いやそうそうそう。
たぶん、かつ、あとその、
私の持っている推し活のイメージの話になると、
やっぱ推し活ってさ純粋にさ、
それらがすごい何回も繰り返して言ってくれてるように、
純粋にその人をさ、好きだっていう気持ちでさ、始められる活動じゃん。
で、結構やっぱさ、その最初の入り口はきっとさ、
その人を好きっていう純度の高いさ、好きでさ、始められる活動だから、
なるほどなー。
結構プラスのエネルギーはあると思ってるし、
あなた、あれ好きなんですか?って言ってつながれる友達、
めっちゃすぐさ、友達になれそうな気がするし、
そのコミュニティ作りとしての、
こう言ってしまうとちょっと語弊があるかもしれないんだけど、
ちょっと簡単に人と仲良くなれそうみたいなイメージもあって、
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
簡単に人と仲良くなれそうはちょっと良くない言い方かもしれないんだけど、
でも、その好きでつながれるのってすごい強いし、
スピーカー 2
かつ、楽しそうみたいなイメージもあって、
スピーカー 1
かつ、それを、でもさ、間違うっていうところはあれだけど、
どっかで冒険しなきゃいけないんだったら、ここで冒険しよっかなみたいなところもあってさ、
なんかそのコミュニティの部分と、ちょっと危ない気持ちみたいなのが掛け合わさった瞬間にさ、
結構簡単にその、お仕方したいかもってスイッチ入っちゃうのかなって思って。
スピーカー 2
めっちゃ怖いな、でもそれ。
スピーカー 1
そうそう、めっちゃ怖いなって思ったけど、
っていう風なことをすごい思わされる本だったっていうのが、
なるほどね。
だからこれ、だから私お仕方、お仕方しちゃうかも、
てんてんてんはそういうことですっていう話ですよ、そらやん。
スピーカー 2
だからさ、まず好きっていう気持ちだけで始められるってことはさ、
めちゃめちゃコスト低いじゃん。
開始コストめっちゃ低い。
で、しかもそれでお仕方、お仕方はさ、設計されているからこういうことをすればいいんだよみたいなのはさ、
もうあるわけじゃん。
スピーカー 1
そう、全部用意されてる。
スピーカー 2
提示されていて、
しかも仲間もいる。
で、スマホ一つでできるわけじゃん。
で、こうちょっと間違ってみたいというか、ちょっと人とは違う何かを持ちたいっていう願望を、
すごく簡単に埋めてくれるよね。
そう。
いや私さ、だって、もうナッシーは釣りとかじゃダメなんかみたい。
編み物とかじゃダメなんかとかって、
スピーカー 1
そう、書いてある台本に、台本に書いてあります。
スピーカー 2
思ってたんだけど、でも釣りはさ、釣り道具揃えなきゃいけないとかさ、
編み物だってさ、編み物の道具揃えなきゃいけないとかさ、
やっぱ始めるコスト確かに高いけど、お仕方はそこがめちゃくちゃ低いね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
でもネットでさ、すぐに友達なんて見つけられちゃうからさ、その推し友達はさ。
そう、そうなの。
スピーカー 1
はー、恐ろしい。
なんてハードルの低さと、ね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
罠がいっぱい仕掛けられてる感じと。
なるほどね。
本を読んでかつ客観的に振り返ってみてやっと、
おー、やっぱ怖い世界だったなって今思ってるけど、
やっぱちょっと読み終わった後、
はー、なんかすごい、そっかー、みたいななんか、
お仕方するかな私、みたいな気持ちに。
スピーカー 2
いや、思った以上に怖いな。
スピーカー 1
思ったより怖いでしょ。
スピーカー 2
思った以上に怖いな。
スピーカー 1
なったよ。
確かにな。
でも、ほんとに、その怖い部分はちゃんと書かれてるから、ぐへへってなるんだけど。
スピーカー 2
そうだね。
推し活の影響
スピーカー 1
だから、別に始めたいとは思わないんだけど、なんか。
スピーカー 2
でもその、自分がね、こうふっとこう、
自分に余白があるって感じてしまった時にさ、
いや、余白なんてないんだよ、絶対。
って思うよ、私は。
私は思ってるよ。
人間に余白なんてないって思ってるけど、
余白があるって自分が感じてしまった時に、
確かにその余白をめちゃくちゃ手っ取り早く埋められるのが、
めちゃくちゃ手っ取り早く埋められるのが推し活なんだなっていうのは、
なんか、今ナッシーの話を聞いて、
すごいよくわかった。
私はもう、山梨釣りじゃダメなのかって言った。
なんで私は釣りを出すんだって話なんだけど。
なんかその、ね、こう、
他の趣味で代用できんか、そこは?みたいに思ってたけど、
確かにな。
それは恐ろしいわね。
でしょ。
スピーカー 1
恐ろしいわ、恐ろしいじゃんっていう。
でもそう、それを本当に鮮やかに描き出してくれる浅井先生、
マジですごいですっていう気持ちもなれるので。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
なんか、全然私は知らずに読んだから、
ああ、こういう世界があるんだっていう気持ちがやっぱりすごい、
一番勝ってるんだけど、
でもなんかね、自分が押し勝つするイメージできちゃったからさ、
スピーカー 2
できちゃうね。
いや、私もなんかその、
本当にできちゃう。
そんな心のけりまで描かれていたら、
それはなんかこう、自分になぞらえちゃう部分あるなって。
いや、恐ろしい。
スピーカー 1
そうなんです。恐ろしいでしょ。
スピーカー 2
しかもその、なんだろう、アーティストが好きとかっていう気持ちはさ、
別に全く否定するものではないすごく素敵なことだと私自身も思うからさ、
なんて言ったって私も花のファンクラブ入ってますからね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
だから私、浅井は結構さ、押し勝つを楽しんでいる方だろうなって思ってたからさ、
いやいやっていうスタンスで来て、
おお、そっちかっていうのは意外ではあったけど、
もちろんその怖さもよく知ってるっていう意味で、
スピーカー 2
すごいね。全力で私を止めに来てくれたよね。
やっぱね、何事もね、ほどほどが大事だから。
そうね。本当にほどほどで、
いや、でも読んでよかったと思うよ。
いや、読みたい。読みたいし、
私はなんかやっぱ、押し勝つの怖さを感じたので、
やっぱ人類には押し勝つ以外の救いの道はないのかなって。
スピーカー 1
いや、あると思うよ。あると思うし、
スピーカー 2
あると思うけど、
スピーカー 1
あれだよね、そらやんの言ってたさ、押し勝つのさ、定義的な、最低限のところのさ、
アイドルが好きっていう気持ちと、
自分で節度を守って、ビジネスに搾取されないレベルで楽しむのは、全然ありだと思うし、
そういう気持ちで生きたいなと思っているよ。
スピーカー 2
いや、はや。
スピーカー 1
ただ好きなだけなのにね。
でも幸せ。
でも読んでて、この子たちはこれで幸せなのかもしれないって思ってしまうシーンもあるもん、なんか。
スピーカー 2
そうね。
そう。
だって好きなんだもんね、押しのことがね。大切だからさ。
それはさ、尊い気持ちはあるんだけど、
でもやっぱ、私はさ、押しと同じぐらい自分のことも大事にしてほしいっていうふうに思っちゃうよね。
ちゃんとご飯食べてねとか、ちゃんとよく寝てねとか。
ちゃんとね、自分も大切にしてねっていう。
いやー、なるほどな。
面白い本ですね。
スピーカー 1
なっしーが押し勝つを始めるかもしれないという冒頭から始まり、
みなさんは押し勝つの怖さをわかったと思うので、
用法用量を守って、楽しんでください。
リスナーとの交流
スピーカー 2
楽しんで、用法用量を守って。
面白い本だな。
スピーカー 1
いやー、いい本でした。
ここまででトークテーマは終了ですが、きさくろではいつでもお便りを大募集しています。
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本日はお越しいただきありがとうございました。
またお待ちしております。
バイバイ。
48:01

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