1. 喫茶クロスロード 本好き達のたまり場
  2. #123【本を読んだことのない32..
2025-12-08 27:06

#123【本を読んだことのない32歳がはじめて本を読む(みくのしん&かまど)】 約30年間本を読んだことのなかったみくのしんさんの読書がアツい!

おとなになってから初めて本を読むみくのしんさんの読書がアツい!/一文から得る情報量の多さ!/かまどさんとの対話しながらの読書で二人の友情が深まる姿もイイ/本ってもっと自由に読んでいいんだよね


▼今日紹介した作品

本を読んだことがない32歳が初めて「走れメロス」を読む日

本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む

35歳の大人が初めて「ごんぎつね」を読んだらどうなるのか?




▼キサクロではおたよりを大募集中!あなたの好きな本教えてね

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdrptC5Xic_oDRtY_J2IUyu_DHO8kV0L1o6XmTf6atulxdorA/viewform?usp=sf_link⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

サマリー

32歳で初めて本を読んだみくのしんさんが、読書への情熱を語っています。特に『走れメロス』と『ゴンギツネ』を通じて、彼の感受性や思考過程が鮮明に描かれ、音読や共感を大切にする姿勢が印象的です。このエピソードでは、約30年間本を読んでこなかったみくのしんさんが初めて読書に挑戦する様子が描かれています。作品選びや他者との関わりを通じて、自信を取り戻す過程が感動的に語られています。約30年間本を読んでこなかったみくのしんさんが、初めての読書体験を通じて感じた達成感や本の楽しさについて語ります。また、かまどさんとの対話を通じて、自由な読書の重要性や良いバランスを保つためのアプローチが紹介されています。

みくのしんの読書開始
スピーカー 2
カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
本好きが集まり、みんなが友達になれる音声配信【喫茶クロ】 12月8日、第123回の配信です。
今日は、おはぎさんとそらやんです。よろしくお願いします。
お願いします。
今日は、奇遇にも最近同時にハマったとある方がいて、とある読書をされている方がいて、
その話をしたいなっていうふうに思っていて、誰かというと、ライターのみくのしんさんですね。
はい。で、この方は、約30年間本を読んだことがなかったんだけど、
お友達のかまどさんっていう方と一緒に、2022年に32歳にして初めて走れメロスを読破するっていう。
で、その模様がウェブの記事になってて、まあバズったと。
スピーカー 1
うん、めちゃめちゃバズった。
スピーカー 2
ね、覚えていらっしゃる方もいるんじゃないかなっていうふうに。
スピーカー 1
うん、めっちゃ面白かった。私もネットのバズりきっかけで、みくのしんさんを知って、
その走れメロスの読書体験を読んだんだけど、いやーもうそれはもう感動して、
というのも、そうみくのしんさんがさ、文章一つ一つをたっぷり時間かけて、とっても楽しんで読んでて、
こっちも読んでて楽しい気分になったし、
このみくのしんメロスを読んだ後に、友達にこれは面白いから読んだほうがいいよって、
LINEとかでおすすめした。
スピーカー 2
ね、頭に入らないから音読していいって言って、全部音読するんだよね。
そうそうそうそう。
で、一文読んで、これどういう意味とか、一文読んで、なんかその文章に対して突っ込んだりとか、
すごい長い記事なんだよね。
スピーカー 1
そう、すっごい長かった。
スピーカー 2
めっちゃスクロールしなきゃいけないって。
スピーカー 1
そう、長い記事ですっていう風に注意書きがあって、
最初に注意書きがあるんだけど、まあまあまあ長い記事かと思って読んだんだけど、
本当に長くて、これちょっと分割して読んだ、長っと思って。
スピーカー 2
わかる。いつまで私この縦スクロールしてるんだろうみたいな。
そうそうそうそう。
スマホで読んだからさ。
スピーカー 1
そう、私もスマホで読んだ、そう。
スピーカー 2
いやでも、それがすごい面白くて、で、その記事から3年経つんだけど、
みくのしんさんはその後も読書めっちゃ楽しくやられていて、
で、先日ね、10月の終わりに、ゴンギツネを今度読破したっていう記事がね、上がってて、
どはぎさんはね、これにね感銘を受けて、
ゴンギツネの読破
スピーカー 2
いやもうこれめっちゃ話したいですみたいな、キサクロでっていうことから、
ね、今日始まって。
スピーカー 1
いやーそう、そうなんですよ。
いやそうなんです、本当に。
あの、みくのしんさんがゴンギツネを読む中で、
ゴンギツネの自然の様子が描写されているシーンが結構あるんだけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
その文章だけで、あのゴンギツネの世界観を、
みくのしんさんの頭の中で鮮明にイメージしきってるのがすごいなって、
まあ、と思ったのが1個なのと、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、特にね、ゴンギツネの中でね、
風景が秋の雨上がりで川が増水しているっていう描写があるんだけど、
その文章だけで、季節が秋で雨上がりで川が増水しているってことは、
その流れている水はただの水じゃなくて、濁った水なんだなっていうところまで想像できてるのがすごくて、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、文章をその後読んでいくと、その濁った水はとかって書いてあるから当たってるのよ。
スピーカー 2
文章が出てくる前に、あ、これは濁った水だなっていうのは当ててるの。
スピーカー 1
うん。
あの想像力の豊かさは、なんていうのかな、子供の時の感性がそのまま活かされているような気がして、
もう、とにかくすごいなって思った。
もうね、一種の特殊能力だと思う。
スピーカー 2
そう、みくのしんさんは、その頭に入らないから音読していいって言って、一文一文こう音読していくんだけど、
その文章から得てる情報量がすごいんだよね。
スピーカー 1
すごい。
スピーカー 2
数、その情報量が全然その、なんだろう、自分はわりと読み飛ばしてしまっているような、サラサラサラって言ってるところも、ん?みたいな。
スピーカー 1
これってつまり、こういうイメージなのかなとか、
それをめちゃくちゃ受け取るゆえに、めちゃ読むのに時間がかかるんだけど、
スピーカー 2
でも、その読書の姿を見てると、この読書すごいなって思うんだよね。
自分には全然この領域に到達できてないみたいな。
スピーカー 1
そうそう。本ってさ、読んでるとさ、ちょっとわからないものがあってもさ、
なんとなくこんな感じかなとか、なあなあで読んじゃうときってあって、
みくのしんさんはちょっとでもわかんないとこがあると、ちゃんと立ち止まれる人だからすごいなって思って、
わかんないことはちゃんとわかんないで、これはなんだったんだろうって考えられる人だから、
こういう人こそ読書に向いてるんじゃないかなって思った。
スピーカー 2
ねえ、そう。だから、みくのしんさんが本読むときって、
まあ、記事だといつもかまどさんって友達が隣にいて、
で、かまどさんがみくのしんさんのわからない漢字とか、こういう意味だよみたいに補足してくれるんだけど、
その2人の関係性があるから、みくのしんさんも安心して読書を進めていけるっていうね、そういうのもあるよね。
スピーカー 1
そうそうそうそうそうそうそうそう。
あとね、このみくのしんさんの読書体験でね、もう1個好きなとこがあってさ、
みくのしんさんの読んでる中でちょいちょい誤読、間違って読んじゃうことがちょいちょい出てくるのも私は好きで、
ゴンギツネの中だと、例えば文体で、ゴンはこの時の最初のゴンはを、
ごはんはとかと、とっさに読み間違えちゃって、話が脱線しちゃうっていうところがあるんだけど、
私もね、本を1回読んだだけでまるっと理解できないときが結構あるし、
読んでて結構文章につまずくことも多いのよ。
スピーカー 2
私も。
スピーカー 1
で、結構自分ってスムーズに読めないんだなぁ本って思ったこともあったんだけど、
このみくのしんさんの誤読がちょこちょこ出てくることによって、
本って自分のペースで読んでいいんだってすごい当たり前のことなんだけど、
改めて思えて、なんか自由に読める読書って素晴らしいなって感動しちゃって。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
ネットとかさ、口コミとかさ、見てるとさ、本を読んだ人の口コミって、
もう100%読み込みましたみたいな感想とか、
読み解いてて中身全部わかってますみたいなすごく立派な口コミが多いから、
結構フラッと読むことに抵抗があったんだけど、
みくのしんさんみたいに自由にたっぷり時間かけて、で間違って読んじゃってもいいっていうのは、
自分の中で気づきになったというか、本っていいんだよね自分のペースでって思ったんだよね。
読書体験の共感
スピーカー 1
なんか焦っちゃうというかさ、急かされてるような、別に誰も急かしてないのにさ、
スピーカー 2
そんな気持ちになっちゃう時とかあるなっていうのが、そうじゃなくてもいいんだみたいな。
あとその、みくのしんさんってすごい登場人物にさ、感情移入しまくるじゃん。
スピーカー 2
でなんか、いやこの気持ちわかる、俺も昔こういうことがあってさみたいな感じで、
昔とちっちゃい頃のエピソードと重ねて、登場人物の心情をこう、かまどさんに説明するみたいなところとかもあって、
なんかその脱線の仕方も私は好きで。
スピーカー 1
いいよねいいよね。みくのしんさんの経験が出てくるのも楽しいし、
そこに対してその友人のかまどさんがこう、共感だったりとかちゃちゃ入れてるともう読んでて楽しくて。
スピーカー 2
そうね、そうそうそう。
スピーカー 1
あとね、ごめんねめっちゃ出てくるみくのしんさんのいいとこが。
スピーカー 2
いやめっちゃ出てくるよこれは。
スピーカー 1
あとみくのしんさんが物語読む時に、どういう心持ちで読んだらいいのっていうそのリアリティラインを気にする姿勢もいいなと思ってて、
そのみくのしんさん、そうゴンギツネ読んでる時に、
このどういう視線でというか覚悟でというか、どういう気持ちで読んでいったらいいか悩むところがあるんだけどさ、
自分も他の作品読んでる時に、これはどのスタンスで読んでいったらいいんだって考える時があるから、
あのここは結構共感ポイントだった。
スピーカー 2
あー、なるほど。もうちょっと詳しく聞きたいなそれは。
スピーカー 1
えー、あのね、具体的にこの作品がこうだったって言えないんだけどね、
最終的にこれがホラーに行くのか、ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、
ある程度この作品の行く先、ゴール地点というか、そこが定まってないと準備できなくて、どう読んでいったらいいのか怖いんだよね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そう、楽しんだったら思いっきり楽しんで読みたいし、怖いんだったらある程度覚悟して読みたいし、
なんか、そこの本のテンションと私の読んでいるテンションを合わせていきたい、チューニングしていきたい気持ちがあって。
うんうんうん。
スピーカー 2
なるほどなー。
スピーカー 1
伝わったかな?
スピーカー 2
伝わる伝わる伝わる。
多分それは、みくのせいさんもある程度本を何冊か読んで、とにかく感情がすごい揺さぶられるから、みくのせいさん自身が。
感情の起伏と作品の印象
スピーカー 2
あの感情の起伏を考えた時に、それはね気にするよね、気にするというか、
なんか、受け入れられるのかな?みたいなのをきっと思うんだろうなーみたいな。
多分、おはぎさんも読んでいる時にすごい感情の触れ幅があって、
スピーカー 1
うん、あるある。
スピーカー 2
それがやっぱすごいこう、エネルギーめっちゃ使うというか、
スピーカー 1
うんうんうん、使います。
スピーカー 2
衝撃にこう準備しておかなきゃ、ジェットコースターじゃないけどさ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そうなんですよ。
スピーカー 2
ねー、そうだよねー、なるほどなー。
リアリティラインね、ほんとね。
私めっちゃ面白かったのがさ、走れメロスって、そのメロスがさ、こう友達を人質に置いて、
妹の結婚式行って帰ってくる、帰ってくるというか、その自分が殺されるために走るっていう話で、
今何時なんだろう?みたいなことを、ゆくろしんさんがちょいちょい言うのが面白すぎて、
河村さんも、いや、そこ気にする?みたいな。
いや、気にするよ?みたいな。
スピーカー 1
いや、言ってた、あの、ティッシュを裂いてさ、このくらいかな?
あ、そう、ティッシュを裂く。
スピーカー 2
斬新な読み方すぎて。
スピーカー 1
そうそうそうそう。面白かった、あそこは。
スピーカー 2
そういうのすごい、私はさ、気にしてなかったことが、ちょっと恥ずかしいと思うぐらい、
みくのしんの挑戦
スピーカー 2
すごい真剣に向き合ってるんだよね、作品とね。
スピーカー 1
いや、すごい、あのね、熱量はすごいです。
スピーカー 2
そうなの。
で、これそのwebだけじゃなくて、このみくのしんさんとかまどさんのこの読書の模様が書籍になっていて、
本を読んだことのない32歳が初めて本を読むっていう、作品なんだけど、
はしれメロスももちろん入ってるんだけど、
それと、ひとふさのぶどうと、とししゅんと、
あとあの、うけつさんって知ってる?おはぎさん。
スピーカー 1
あの、名前だけ知ってる。
スピーカー 2
そう、へんな家とかさ、
ちょっと怖い小説を書く人気作家のうけつさんの書き下ろしの本だなっていう、
うけつさんがそのみくのしんさんのために書いた小説を読む2人の様子とかも入ってて、
スピーカー 1
わ、すごい。
スピーカー 2
で、この私すごいさ、まず作品のチョイスがいいなって、
その、はしれメロスもゴンギツネもそうだし、ひとふさのぶどうとししゅんも、
名前は知ってるし、なんとなく内容も知っているけどとか、
みんな聞いたことあるぞみたいな内容の本を、作品をチョイスしてくるから、
なんかそれ、それでこんなに新鮮な感動をね、見れるっていうのが面白いっていうのと、
あとなんかそのうけつさんが出てくるのがちょっとびっくりして、
なんかどうやら3人は仲の良い友人というかライター仲間だそうなんだけど、
スピーカー 1
うんうん、そのつながりがあって、
スピーカー 2
そうで、うけつさんもそのみくのしんさんの読書にすごい感動して、
で、うけつさんもなんかみくのしんさんみたいな人にも、
スピーカー 1
本読んでもらえるようにっていう気持ちで結構書いてるみたいな、
スピーカー 2
そう、で、みくのしんさんのために書き下ろしで小説を1本書きましたって言って、
スピーカー 1
えーすごいね、
スピーカー 2
それを読むっていうね、
スピーカー 1
そうなのがすごい、心温まる話すぎて、
わー熱い、
スピーカー 2
激熱でしょ、
そう、じゃあネタバレにならない範囲で、
スピーカー 1
私も最近この本読んで、すごい改めて感銘を受けて、
で、この本印象に残ったことがいくつかあって、
スピーカー 2
あとがきがあるのね、
あとがき、みくのしんさんのあとがきとかまどさんのあとがきがそれぞれあって、
みくのしんさんが本を本当に読んでなかったっていう、
でも、そのかまどさんとともに走れメロスを読めたことがきっかけで、
いろんな作品がこうちょっとずつ読めるようになったんだけど、
そうやって本を読破できるようになったことで、
自分に自信がついたんだっていうところがすごい嬉しかったことだっていうふうに書いてて、
で、なんかずっと自分は頭が悪いから本が読めないっていうふうに思ってたんだって、
で、それがすごいコンプレックスだったんだって、
でも、たぶん心のどこかで自分は本が読めるようになりたいって思っていて、
それがかなったことで、自分に自信がついたっていうところがすごいこう嬉しかったみたいな。
私はさ、その頭が悪いから本が読めないっていうふうに思ってたってこと自体がちょっと悲しいというか、
そんなふうに思わなくていいのにっていうふうに思った部分もあったんだけど、
その読書を通じて自分への自信を取り戻すって、すごい素敵だなって思ったんだよね。
スピーカー 1
確かに、確かに。大事だよね。
スピーカー 2
そう、本が楽しいっていうのももちろんそうだし、
自分にも読めるんだって、自分を信じることができるようになったみたいなのが、
そんなふうに考えたんだ、すごい素敵だなっていうのがあったなっていうのと、
あと、やっぱその、みくのしんさんの読書には、かまどさんっていう相方というかサポーターがいるんだけど、
この2人の関係性が本当に素敵だなって思って、かまどさんは多分結構読書家なんだよね。
みくのしん、これなら読めるかもみたいな感じできっと、ゴンギツネどうかなとか。
スピーカー 1
そうね、結構提案してる感じあったよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
でも、かまどさん自身も、みくのしんさんの本の読み方にもうめちゃくちゃ感銘を受けて、
自分ってなんて大雑把に本を読んでいたんだろうみたいに反省するシーンとかもあって、
スピーカー 1
そうね、あるねあるね。
スピーカー 2
でも、みくのしんさんが、かまどが本は自由に読めばいいって言ってたじゃんみたいに言って、
その自分の言葉をブーメランに受けて、
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
いいんだ自分はこのままでみたいになるみたいな。
っていう、なんかその2人の、2人がなんか読書を通じて、
絆を深めていくというか、お互いのことを分かり合っていくみたいな様がずっと書いてあって、
スピーカー 1
いや、いい友達だなこの2人っていう。
いいパートナーって感じだよね。
スピーカー 2
そう、いいパートナーで、本を通じて2人が得てるものみたいなところにも私は感動した。
物語の教え
スピーカー 2
みくのしんさんの読みのおもしろさももちろんのこと。
スピーカー 1
あともう1個だけあって、最後、受け継の話も出てきて、
スピーカー 2
この本の中で、けっこう創作論とかテクニックとかについて、すごい熱く語っているから、
私の中での受け継の謎めいた感じが、なんかちょっと変わったっていうか、
すごいこの人、なんか愛にあふれた人なんだな、みたいな。
みくのしんさんみたいな人にも楽しんでもらえるように、こういうことを工夫してるんです、みたいなことを。
みくのしんさんみたいな人っていうのは、本をそんなにたくさん読んでないとか、
自分はそんなに本が読めないっていうふうに思っちゃってる人にも、
わりとスルッと内容に入れるようにっていう意味で言ってるんだけど、
なんかそういう、こんなこと考えながら、この人、書説書いてたんだっていうのがね、すごい良くて。
特にその物語の場合に、主人公は物語を進めるために、必ずどこかで勇気を出さなくてはいけないんですよね、みたいな。
スピーカー 1
そうしないと話進まないんで、みたいな。
スピーカー 2
で、それに、みくのしんさんも、主人公って、やっぱどこかで勇気を出しているんだ、みたいな物語の主人公って、っていう話をしてるときに、
あー、なるほどって、私はなんか、
小説を通じて、自分たちも実は、勇気を出すっていうことを学んでいるのかな、みたいな。
そんなことを、とにかくさ、だって、家から出るとかさ、何か人に話しかけるとか、何でもいいけど、
能動的なことをしないとさ、確かに話は進まないからさ、いつまで経ってもお家にいたらお話は進まないけど、
確かにでも、人生を主体的に、能動的に生きるっていうことを、自分たちは実はこの物語というものを通じて学んでいたのかなとかっていうことを、ふと考えたりしたんだよね。
うーん、ちょっと行儀惜しい話かもしれない。
スピーカー 1
いやいやいやいやいやいや、確かにその主人公は、物語を進めるために、どこかで勇気を出さなくちゃいけないっていうのは、
もうその通りですべての絵本だったりとか、小説だったりとか、そうだなって思うし、
いやー、あとその最初の方に話してくれた三久野真さんは、あの、自分は頭が悪いから本読めないんじゃないかってコンプレックスだったけど、
本を読むことで、読書を通じて自分への自信を取り戻したって話がめっちゃ良いなと思ってて、
スピーカー 2
そうなのよ。
スピーカー 1
確かに本を読むっていう体験は、そう、大きくて、大きいなと自分も思ってて、
自分が小さい時とかの話になるんだけど、その文を読むとか、その文章を読む、本を読むっていう、
スピーカー 2
そのことそのものが何かできたっていう成功体験になって、自信になってた気がするなーって、今振り返ってみると思ってて、
そうだよね。
本の魅力と達成感
スピーカー 1
本当に小さい時に、この本が読めた、読み切れたっていうことそのものが嬉しかったような気持ちがあったような気がするなーって、
もう本当に何年も前の話だけど、しみじみと思い出せたような気がして、話を聞いてた。
スピーカー 2
やり切った感じがね、やり切ったっていう。
いや、私も小っちゃい頃、そこそこ分厚い本を読んだ時の、あの達成感と、その時何の本だったかっていうのは、今でも思い出せる感じがあるね。
スピーカー 1
本ってさ、もう大人になってくるとさ、その何か知識を得るためとか、何か雑学を知りたいから読むみたいなさ、
そういう目的のためのツールみたいになっちゃってるけどさ、本を読めたっていうことそのものがもう尊いんだよね。
スピーカー 2
山を登った感じだよね。
そうそうそうそう。
いや、なんかそういうことをこう感じるんだよね。みくのしんさんの読書からね。
そうそうそうそう。
スピーカー 1
そう、なんか忘れていた大切な何かを思い出させてくれるような、
スピーカー 2
いや、そうそうそうそう。
スピーカー 1
そういうのもある気がする。みくのしんさんはそういう意識とかは全くないんだろうし、
そういうのを思い出させるためにきっと本にしたわけでもないとは思うんだけど、いい本なんですよこれは。
自由な読書と対話
スピーカー 1
ねー、ほんとにね。
スピーカー 2
こう友達と、難しいかもしれないけど、あのみくのしん式読書してみたいよね。
スピーカー 1
あ、やってみたいと思った。そう、やってみたいと思った。
スピーカー 2
やってみたいよね。
スピーカー 1
どっちやりたい?みくのしんさん側か、かまどさん側か。
スピーカー 2
え?どっちだろう?
スピーカー 1
もうね、私かまどさんやりたいけど、知ってる本だと、ここはね、ポイントだよとか言っちゃいそうだから。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
そこうまいよね、かまどさんね。
スピーカー 1
そう、かまどさん上手。
スピーカー 2
なんとかこらえてる感じあるよね。
そう、すっごい上手。
スピーカー 1
もう自由に読んでくださいっていうスタンスも上手だし。
スピーカー 2
けっこうさ、みくのしんさんがさ、確信をつくようなコメントするときにさ、うまく逃げるよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
うまく逃げるっていうか、その話の続きがわからないようにさ。
スピーカー 1
そうそう、あーどうだろうね。
そうそうそうそう。
でも読みやすいように、そこはあんまり深く考えなくていいよっていうアシストもうまいんだよね。
読むのが苦痛にならないように、あそこはそんな考えなくていいよって言ってくれるし。
スピーカー 2
あとなんかこう、みくのしんさんがこういうふうに読んだっていうのを、
あ、お前は今そういうふうに考えてるんだねみたいなのを言語化するのめっちゃうまいよね。
スピーカー 1
あ、そうめっちゃ上手、めっちゃ上手そう。
そう、否定もせず、だからといって肯定しすぎない感じもよくて、
そう、変に褒めすぎちゃったりとか、
お前ってほんとすごいよみたいになっちゃうと逆に読みづらいというか。
スピーカー 2
あ、そうだね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
松岡修造的な感じじゃないもんね。
スピーカー 1
そうそうそう。
あくまでも、ほんとみくのしんさんの距離感を良い塩梅にするようなバランサーになってるというか、
そこのねポジショニングがうまいなーって。
スピーカー 2
ねー。
いやー、ぜひこれを聞いたみなさんも、
自由に読書をして、私も自由に読書をしていきたい。
おはぎさんも自由に読書をしていってほしいなと。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、気になったら、本の方も読んでほしいし、
本がちょっと重たいなって感じる人がいたら、
そのおもころのwebの方で無料公開されてるのがあるんで、
そっちの方もチェックしてほしいなって思います。
スピーカー 2
ね。
はい、今日はそんな感じです。
では、ここまででトークテーマは終了ですが、
キサクロではいつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や本にまつわるお悩みなどを、ぜひご投稿ください。
この間、おはぎさん元気になってよかったって、
リギーさんがコメントしてたよ、おはぎさん。
スピーカー 1
あ、ほんと嬉しい。ありがとうございます。
スピーカー 2
ほんと、うん。
ポッドキャストやノートにお便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、
そちらからご投稿いただけると嬉しいです。
今後もキッサクロスロードは、毎週月曜日夜21時より営業していきます。
本日はお越しいただきありがとうございました。
またお待ちしております。
バイバイ。
27:06

コメント

スクロール