-
-
おおのぎむつこ
違和感というか、私はあんまそこには興味を持たない、持てないなって思うのは、何か、まあそれこそ、さっきの水吉さんの話で言うと、
欠けてるから何かが欲しい、の話になってしまっているのが、
それがものすごい違和感。これ、前に話したか、ちょっと忘れちゃったんですけど、
昔私、かなりな幸福のコーチングを受けた時に、コーチングってよく、人生の輪みたいなのを出すことって、
通常してあって、仕事とか、家族とか、友人とか、お金とか、住んでるところとか、
で、それこそ最高の未来ですよね。自分はどうなりたいかを全部書きなさいっていう宿題を出されて、
私、ないんだけどっていうか、つまり、これを何かを手に入れないと、私って幸せになれないわけ?
その思考は私にはないから、私書けないんですけどって言ったらば、めっちゃ嫌われて、
ちゃんと課題に取り組まないから、話をしても無駄だ、みたいなことを言われて、
でも、例えば、私、今から理想のパートナー考えなきゃいけないんですか?
私、旦那がいないと幸せになれないってことですか?とか言って、
子供も出ないと、私って幸せになれないってことですか?ってことじゃないですか、究極。
いや、そういう発想は私の中にはないし、すごい素敵な家に住めたら住めた方が幸せだけど、
それが何から幸せっていう価値観、世界観、その発想は自分の中にはない、
そういう意味で私は全然そこに興味も持てないし、それ書いてないから何も未来を考えてないって言われるのは、
ちょっとよく意味が分からないっていうか、どうしていいか分からないって、すごいショックを受けたことがあるんですよね。
私って、それ手に入れないと幸せになれないの?っていう純粋な驚きだったんですよ、最初。びっくりしたんです。
私、それ持ってないから今、不幸せな人に見えてるんだっていうのが、
その自分自身の体験として、その驚き、純粋の驚きだったんですよ、その時。
末吉宏臣
なるほど、なるほど。
おおのぎむつこ
それこそ、人柄は私そういうふうに見えてるの?私って可哀想な人なんだっていうのが。
末吉宏臣
何かが足りてないというかね。
おおのぎむつこ
そう、それがなんかすごい、自分のなんか結構原点的なところで、
そういうことじゃないけどな、私が言いたいこと、私がこの世界で実現していきたい未来っていうのは、
そういうこととは全然関係ないところの話だなっていうのがあるんですよね。
末吉宏臣
あるのを思い出したってことですね。
おおのぎむつこ
そうです。そういう意味で、やっぱりどうしても、コーチングを例に出してしまうと申し訳ないんだけど、
おおのぎむつこ
コーチングに限らずだけれども、コンサルだって、ビジネスコンサルだってそうじゃないですか。
獲得の物語になっているから、何かを手に入れたら幸せになれる。
何かを手に入れられたら、もっといい暮らしができるんじゃないだろうか。
自分は幸せになれるんじゃないだろうか。
そのベースで何かをやるところからは卒業しましょうよっていうのが、
伝えたいところ。
そうじゃなくて、そもそもだって今最高なんだからっていうか。
末吉宏臣
うん、そうだね。さっきの僕ので言うと、今が最高っていうことだよね。
おおのぎむつこ
そうなんです。そうは言っても、お金がないですっていうのも、もちろん現実問題としてあると思うけど、
お金がないイコール不幸せって考えたらば、それは何かそこにいる限りは、
何か一生その競争の中にいるというか、獲得の物語の中にいるのでお金に縛られてしまう。
これ前回のお金、前々回かお金がテーマの回でも話しましたけど、
お金が物差しになってしまっているじゃないですか。
お金があれば幸せだし、たくさん稼いでる人が偉いみたいな。
そういう物差しを捨てると、もっと楽になれるよねっていうのが、
一番自分の原点、言いたいとこかなっていうふうに思うんですよ。
末吉宏臣
そうですね。だから、その上でちょっとだけ喋ってもいいです?
もしかするとそこに、やっぱり自分が自分で、
例えばさっきのパートナーのこと、子供のことに対して、
例えば悲しく思ってたりとかしてるっていう自分があったら、どこまで感じ切れるかですよね。
感じてしまって、全部さっきの僕のことに似てる。
当たり前の常識としては、本を書くって決まったんだったら、ただ書けると。
なんだそのバカみたいな。なんだその恐れとかってみたいな。
それ以外に僕も盲点がいっぱいあると思うけど、
それには絶対向き合うっていうことを決めてるんですよね。
だから、むつこさんの言ってることはものすごく100%正しいと思うし、
その尺度を捨てるという道に、やっぱりこの世の中全体が行ってる部分もあると思うし。
なんだけど、むつこさんのことに関して言うと、そこまでやったら、
また違うものの見え方もしただろうなっていうのは思ったりしますよね。
何か例えばね。