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『喫茶店のディスクール』前編
2023-03-15 34:15

『喫茶店のディスクール』前編

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今週と来週のkisen radioは3月5日にKAMOGO @kamogo__wakayama で開催されたトークイベント『喫茶店のディスクール』のディスクールの模様をお送りします⚡️

出演はオオヤコーヒ焙煎所のオオヤミノルさん、誠光社の堀部篤史さんです。
@kafekosen @seikoshabooks

今週は前編。ぜひお聴きください。

喫茶店のディスクールは誠光社さんの店頭、オンラインストアで購入できます。

和歌山県内でも海南市のOLD FACTORY BOOKSさん @old_factory_books や湯浅町のアリセキさん @arisekiauto さんでも購入可能です。
気になった方はお早めに!

#喫茶店のディスクール

感想

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00:00
では、ぼちぼち始めましょうか。
今日は、喫茶店のディスクールという、
先月2月の頭に、私の京都の本屋、小売店の成功者というお店をやっている堀部と申します。
本屋なんですけど、出版もやっていて、
僕の店から観光した、こちら大谷実さんの本の観光記念トークという設定で、
今日、京都から来させていただきました。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速なんですけど、この本って、大谷さんと僕がこんな感じで対話して、
人前の時もありますし、まさに喫茶店で2人で喋ったりとか酒飲みながら、
いろんなことを話しながら、一応ストーリーと人つながりの話として、論としてまとめたのがこの本で、
その対話の一部は、去年のちょうど今頃、3月、もうちょっと後の時期だったかな、
暖かい時期に、ここでお話しさせていただいた内容も収録されています。
去年そのトーク、聞いてくださった方っておられます?
意外とあんまりいないですね。
もうあれで嫌になったとかね。
同じ面々が来ているのかなと思ったんですけど、
そっかそっか、じゃあまたちょっとアラートとか変わると思うんですけど、
その時にここで散々喋って、飛び入りでこの辺のコミュニティにおられる電気技師、
電気工事屋さん?
電気工事屋さんの高橋さんっていう。
厳密には冷蔵庫屋さんなんだよね。
あ、そうなんですね。
冷蔵庫を作る仕事。だよね。
で、いいんだよね。
和工冷器。
電気工事全般というのがお渡しになります。
の方がいい。
冷器って言っていいんじゃない?
電気はいいですよね。
電気のこと何でもできる人ってね。
で、その彼が客席にいて、話の流れで高橋くんなんかを、
高橋くんっていうのは知らないんですけど、
登壇してもらって、一緒に話した内容なんかもここに込み込まれている。
特徴の様子が入っているんじゃなくて、
その時の対話なんかもこの中の一章の一つの考え方として入っています。
そもそもこの本、どんな本かっていうと、
喫茶店のディスクールというタイトルで、
ディスクールってちょっと聞き慣れない言葉かもしれないですけれども、
それは後々このお話の中でも紹介されることになると思います。
要するに喫茶店、高橋さんはね、カフェ経営者でもあるし、
売選人でもあるし、経営者でもあるし、客の目線でもあり、
03:02
数々の店をこれまで経営されてきたわけですね。
その喫茶店から見た社会構造の変化とか、
何か商売の在り方っていうのが、
大谷さんが喫茶店をやり始めた頃とずいぶん何かが変わっていると、今ね。
その境に何があったのかは分からないけれども、そういうことを考える。
だから喫茶店のディスクールっていうのは、
喫茶店で話された言説でもあるし、
喫茶店を代表するような小空きないのことを語った言説でもあるわけですね。
だからコーヒーの専門家とか、コーヒー喫茶経営者が読む本ではないんですよね。
あらゆる小空きないに関わる人であったりとか、
あるいはお客さん側として小空きないみたいなものに関心がある人。
好きなお店があって、でもあんまり好きじゃない。
この店はなんかモヤモヤするみたいな人が読むと、
いろいろ腑に落ちることもあるだろうし、
ますます煙にまかれるようなことも書いてある。
というそんな本なんですね。
社会とかコミュニティで必要とされたい人のための本だと思う。
必要とされたいっていうね。
テーマとしてはローカルであるとか、コミュニティであるとか、
雑用であるとか、
あと労働ね。
キーワードですね。がたくさん出てきて、
一見たくさん読んでいただいて、
SNSとかですごい感想を書いてくださる方がたくさんおられるんですけど、
一つ特徴的なのは、このディスクルって言葉もそうなんですけど、
この方ね、こんななりなんですけど、
インテリー。
いけしかないインテリア。
飲み屋の話みたいな会話の中で、
現代思想のキーワードみたいなものを、
別に気取っているわけじゃなくて、
自分なりに引きずり下ろして、
自分の言葉として使っているので、
ちょっとそのキーワードがわかると、
より負に落ちることがあると思うんですよね。
でも、これで調べたら大体のことわかるもんね。
昔みたいに一冊読まなくても、それでいいような気もする。
今日出張販売しているんですけど、
売っているんだ。ごめんね。
ここに出てくるようなキーワードを読めばよりわかりやすいなというような、
入門書みたいなものもたくさん持ってきているので。
電話ではわかんないよ。本読まないと。
今日のトークでもちょっと触れるので、後で興味があったら。
これはでも絶対読んでおいてほしい。
一応中学卒業している人は、これは大事なような気がします。
それでも一番ね。
06:00
しんどい?
しんどいと思います。
この辺の新書はその入門編です。
だからそういうキーワードがわかると、
もうちょっと深く理解ができるんじゃないかなと思います。
例えば、この喫茶店のディスクールという言葉なんですけど、
これは言説というふうに言われていまして、
この言葉をたくさん用いた思想家が、
このフランスのロランバルトという思想家で、
彼はテクスト論という有名な考え方を展開していて、
テクスト、要するに書かれた文章というのは、
今までの普通の文学秘書とか文芸秘書とか、
教科書を持っているような読み方だと、
作者はこの文章の中で何が言いたかったんでしょうという考え方。
それで読解力を問われる。
この人はこういうことを言いたいんだ。
この文章は要するにこういうことを言っているんだということを理解する。
大体、作家はその答えを言っていないのに、
教師全としたやつらが正解を作っていたりとかするんですね。
ロランバルトはそうじゃなくて、
テクストというのは読み手がいて初めて存在するんだと。
作者の詩みたいなことを言った人なんですけど、
読み手がその文章を解釈するときに、
初めて文章というのが生まれると。
そのバルトのテクスト論みたいなものと、
くしくもこの喫茶店のディスクールで展開される、
お店とお客さんの関係みたいなものが重なって見えてきたので、
最終的にそのディスクールという言葉を借りたんですね。
どう重なっているかというと、
いきなり結論というか、
この本は何かの結論とか答えを出す本ではないんだけれども、
最後の方に、例えばいいお店というのを作るのは、
提供する側じゃなくて、
それを味わったりとか、
そこに足を運ぶ客側の問題だと。
社会との関係ね。作りたい人の。
そういう結論というのがバルトのテクスト論なんかに重なってきて、
ディスクールという。
要するにそのコーヒーの味が、
提供する側が、
これはこういうコーヒーで、
どうこうでって言って、
受け手側がそれを権威として、
パッとフィレフしてしまって、
この人がこういう風に言うからおいしいんだっていうのが、
昨今の飲食店であったりとか小売店を巡る状況だと思うんですね。
そうじゃなくて、
昔はお客さんが喫茶店に入って、
寒い寒いって言って、
コーヒーちょっとぬるいわみたいな話がザラにあったわけですね。
09:01
そうやってお店のサービスが磨かれていったりとか、
あるいはその地域ならではのお客さんの要請に従って、
お店が変わっていくと。
そうするとその地域だけのお店、
地域食が出たお店っていうのになっていくわけですよね。
その地域食のあるお店を作るっていうのは客なんですよね。
例えば京都の中華とかね、
最近よく言われてるけど、
あれは極端な話ですけど、
舞妓さんが食べるのにニンニクを入れないっていう要請が。
ぬるいとかね、熱々出さないとか。
必然性として小合いであるとか、
京都の野菜みたいなのを使ってずっとやってきた。
そういう料理が今となって、
京都の中華ってちょっと他と違うよねっていうことになって、
それが文化資本みたいになるわけですよね。
でももうすでに今は乗っかっちゃってるけどね、
今の代の人が死んだらどうなるんだろうとか思うよね。
それは権威構造っていうのは、
お店側がさっき言ったみたいに、
このコーヒーはこうこうこうでこうなんです。
だからこんだけの値段がするんですとか、
今はオシャレなんですっていう一方通行だけではなくて、
お客さん側が京都の中華っていうのは今流行ってるらしいってことになって、
行列作り出して写真撮影しだすと、
地元の人が行かなくなるじゃないですか。
そうするとそのお店が変わっていってしまう。
その時にそのお店側はどういうふうな態度でそれに対応するんですか?
そう、そう。
押しかけるお客さんに対して並ぶなっていうお店があるみたいなね。
で、何とか入ろうとすると。
でも無茶すんなっていう店がいると。
で、その関係の意味がお互いに分かってくるみたいなね。
入りたい客も入りたいし、
いっぱい入れたら味が落ちる店も視覚問題だからね。
客で1回の平均単価1000円もらうぐらいで店の信用を落とすなんてことは、
でももう店地の信用を落とすっていう概念も見なくなったね。
そうですね。
だからたくさん並ばせて、たくさん捌かないといけないと、
当然その店の運営も変わるじゃないですか。
で、たとえばそれでたくさん人を雇うってことも一つかもしれないけれども、
たくさん人を雇ったら、たとえば1人2人といろいろ教え込んだ職人だけでやっていたものが
システマティックにならざるをえないわけですよね。
で、それって言ったらお客さんに引っ張られている状態じゃないですか。
でもある程度その客数っていうのをコントロールしたりとか、
そのコントロールっていうのが難しいと思うんですけど、
張り紙を出すのか、並ばないでくださいっていうのか、
12:02
それともその態度で示すのか。
まあ難しいけど、でもそれはコミュニティの誤差の問題で、
基本的に、あくまでも基本的に、
その地区の人たちが行くための店っていうのが前提だと思うし、俺は。
あくまでも基本ね。
で、それがどう広がっていくかっていう、
一番いい広がり方しているのが、いいって何かっていうのも
今回書いています。いいって何のことかって。
人それぞれじゃんってみんな言うんだけど、
そんな簡単じゃなくて、いいは結構決まっているとかね。
だから、そうね、なんかコミュニティ枠ってどこなんだとかね。
よそからわざわざ車で来てね、
食べるべきものって何なんだとかね。
そういうことを考えています。
特にローカリティーのところはね、
鴨号のこと不安の人は読んでほしいなと思う。
結構遠くから来ている人多いんでしょうね、大谷君ここは。
遠くというか和歌山市内とか。
みんな住んだらいいのにね、この近くにね。
簡単に言うけど。
でも住めばいいと思う。
和歌山市内から海南に住んだら、
映画館がないなら誰かが映画館を作りゃいいんじゃんね。
超簡単なことだけど、と思うんだけどね。
その時にどういうお金で使うのかとかね。
誰が出すんだとか。
ここに書いてあります。
そんなことが落語しながら、
一人語りで語っている本なんですけど、
その高橋君の話、やっぱね、ここに来たんで、
本当はね、高橋君がいたら交えて話を。
6時半くらいに作って。
遅いね。今のうちにやっとこっか。
かっこいい登場の仕方してるね。
そうね、ちょっと遅れてて。
わざと遅れてるもんね。
知ってるしね、彼はね。
その話、この中で言うと、
いいやつで行こうっていう章で、
その高橋君を交えた去年のここの話が盛り込まれてるんですけど、
それもお店とお客さんの権威構造の話とちょっと似ていて、
それがどんな話かっていうのを読んでない方が多いんで、
今ちょっとライブでご紹介したいんですけど、
高橋君っていう電気工事屋さんは、
すごく技術もあってスタイルもあるんですよね。
スタイルが珍しいよね。
すごく彼の仕事はいい仕事だから、
いろんな飲食店であるとか、
そういうお店をやってる人が彼に仕事を発注したがると。
で、大谷さんはそういうお金の話が大好きだから、
しょっちゅう聞くんですよね。
15:01
仕事を発注したわけじゃなくて、
どれぐらいの見積もりでやってんの?みたいな感じで、
普段から高橋君に聞くと。
で、その見積もりの内容を聞くと、
大谷さんは高いよって。
高い、高いと思う。
高橋さんはお店も人物も作られてるけれども、
DIYみたいな要素を必ず入れてますよね。
うちはね。
自分たちでできるところは内装工事をされているので、
やっぱりそれは小垣内である以上、
すごくシビアな部分ですよね。
本当はやらなくてもいいと思うけれども、
喫茶店で払えないもん。
店の回送代なんて。
と思います。
だからやっぱり自分でやるしかないし、
あともう一個は、
大変だよね。
分かったような人に頼むと、
いいよ雑誌に載ってるやつはって思うし、
分かってない人に頼むと、
ちょっとクロスそういうのはやめてくださいとか、
でもめっちゃ言いにくい。
良かれと思っておじさんが、
超サービスしとくわ兄ちゃん、
みたいな感じで、
これもめっちゃええやろ、
みたいな感じでやられて、
本物の木目みたいやろとか言って、
嫌なんですけど、
とかなったら、
まだいっぱい残ってるのにね、
やってもらわないとダメなところ。
へそ曲げられたらどうなるんだろうとかなるし、
もう自分でできることやろうとか思ってやるんです、うちは。
でも高橋くんはそういうことがなくて、
そうそう、分かってくれるチームの一人ってことで、
分かってくれるチームみたいなのがあるでしょ、
和歌山にはだいたい。
で、自分の知らないかっこいい世界も、
こんなのがあんだみたいな、
さすがデザイナーっていうのはすごいな、
みたいなことを思わすチームの一員でいいかな、
いいと思うね。
でも大谷さんは酒飲みながら、
お前の見積もり高いよって。
高いって言って。
でもなんで高いかっていう話が2つあって、
技術の面で、
やんなくていいけどやった方が安全で長持ちする、
みたいなことをね、
すっごい細かく喋ってくれたから。
それだったら一瞬出しかけて、
うちもやってって言いかけたんだけど、
これ、大谷にしか残らないんだよね、電気設備って。
辞めるときにブチーとかできるんだったらいいんだけど、
それも恥ずかしいじゃん。
寸体で経営してるからってことですね。
技術面とか材料コストの問題とかで言うと、
自分の家買ったら高橋くんに絶対やってもらいたいなとか、
思ったね。
でもまあ、
18:00
もう一個はやっぱり自分たちの会社の労働環境の問題とかね、
長いこと職人を雇って食わしていくための
ヒューマニズムとかを、
2通り彼にはあって、
どっちにも一票を入れたいなって思うので、俺はね。
だから要するに高い安いっていうのは相対的な話じゃないですか。
ある人にとったら安いとか、ある人にとったら高いとか、
でもそういうことではなくて、
高橋さんはこれだけの工事をするんだったら、
何かを割り引いて相対的に安くしていくんじゃなくて、
言われるのであればクオリティの高いことをきちんと遂行したいし、
なおかつそこに関わる職人さんたちに、
例えばオーバーワークで残業することによって、
人件費を削減するとかじゃなくて、
彼らもずっとその仕事を続けられるように、
まっとうな賃金を払いたいと。
それを真剣に考えたら、その値段にならざるを得ないし、
だから相対的に安いのは逆に今の他の業者の方で、
そういう人たちは要するに何かを犠牲にして、
安くで物を受け取っているわけですよね。
価格競争にどんどん参入していって、
自分以外のところで賃金を安くする。
例えば材料費を安くするとか、
要するにそれってアウトソーシングとか、
アジアで工場を作って、
安くでTシャツを作るとかっていう話と、
規模は違うけれども同じ話なんですよね。
だからパッと聞いて高いって思うかもしれないけれども、
彼はちゃんとその価格の根拠が言えるわけですね。
でも彼にこの文章を載せていいってチェックしたときには、
1個だけ彼が言ってて、
それはいいじゃんって言って説得したんだけど、
決して同業者の要するにゼネコン的な、
要するにフロントの公務店が、
接種との交渉で安くするために、
まず裏方の電気屋とかのコストを削減する、
みたいなことをちょっと僕は言ったんだけれども、
それが全てではないって彼は言ってて、
やっぱり接種の側、
要するに注文するお客さん側の意識もあるって言ってた、それは。
真っ当だと思って、
まさしく今回書きたかったことの一つだし、それは。
すごい面白いと思ったんだけどね。
でもそういう構造って施工業者だけじゃなくて、
電通の話なんてまさにそうじゃん。
まさしくね。
どんどん下請けにしていって、
上の方が搾取していくっていう、
見積もりはどんどん高くしていって、
結局ものすごい安い値段で受注しているわけですよね。
21:04
そこまでは割と普通の話だと思うんですよ。
ここに書かれていることって。
でも例えばその後、
イフの話なんだけれども、
起こり得る話として、
その高橋くんの電気工事が高いけれどもいいものだ。
そして彼が手がけたお店は流行ると。
スタイリッシュで雑誌にも載るし、
みんなが評価する。
そうするとその付加価値っていうのが生まれるわけですよね。
情報価値ですかね。
高橋くんが工事した店だとかね。
高橋くんのいるチームがやった店とか。
地方都市、東京もそうだけど、
めっちゃ見るよね、それをね。
中原さんのところの何だっけあそこの会社。
ランドスケープ。
ランドスケープでも要するにそういうことじゃん。
ハットリさんのところの大阪のグラフもそういうことじゃん。
それが公共性もったりとか金額がでかくなったから
まるで趣味の集まりみたいなのとは違うようなね。
地方はまだ趣味じゃないよね。
そういう仲のいいプロの集まりの団体でお店を作っては
そこを儲けさせて、それを話題にして次に
それをコマーシャルにして次に行くっていうように見えるけど
だいたい一緒だよね。
カルチャー的な町名みたいなのはね。
例えばグラフとかランドスケーププロダクツに頼むっていうのは
ブランドであり、権威なわけですよね。
その権威はどうやってできるかっていうと
彼らが最初にそれを発信するんじゃなくて
消費者側がこの人たちのやってるところはおしゃれだとか
ブランドだとかかっこいいとかっていう風に思い出して
それが情報価値になっていくわけですよね。
今は完全にイフの話だけれども
それをもし高橋君がそれを受け入れて
その情報価値っていうのはかなりあやふやなもの
実質価値ではないんで
それだけ契約を守って損取して
ちゃんと適正な値段でやろうとしてる
高橋君の仕事に幻想価値っていうのが生まれて
消費者の方が、彼が作った店は必ず流行るんだとか
彼が電気工事したコンセントでお湯沸かすと
おいしいとかね、ちょっと違うねお湯が
電気が違うねとかなっていくんじゃない
そういう、そういった冗談だけれども
そういうことって往々にしてあって
それを受け入れる、提供する側が受け入れてしまうことによって
権威関係が生まれるんですね
やっぱり、それこそ基幹説だよね
24:03
自分たちが建てちゃった
3000万円くらいで建てちゃった家だから
もう後戻りできないから
高橋君の電気のことは
いろいろちょっと違うなって思うことがあっても
最高って言わざるを得ない
自分の家が最高でないと嫌だからみたいになって
そうやって流行っている店もいっぱいあるしね
自分が関わった以上最高
要するに出資者だったらまだ分かるけど
お客さんとしてそこに関わって
関わり続けて
自分が関わったものがいいものだっていうことを
なんていうのかな
あ、来た来た!来たよ!来たよ!
いいものだっていう
来た来た!あの人!
いいものだって言うために消費者が
本当はどうか分からないのに
いいものだって言って
コーヒーの名人なんか
そういうのがすごい多いと思うよ
曖昧な領域には必ずそういうものが生まれるので
後で出てきてもらって
お疲れ様です
どこの現場?今日
正面ね
冷蔵庫じゃないの?
正面
じゃあお菓子が美味しくなる正面
つけてきたんだね
っていう風になる
相まない領域ってたくさんあるわけですよね
だから今の話を小売店
コーヒー屋さんなんか喫茶店なんかに置き換えるとすると
このお店はスペシャルティーコーヒー使ってるんだとか
そこにスペシャルティーコーヒーだから美味しいっていう
料理ってないはずなんですか?
ないね
この子の店もそうじゃん
メシカっていう店やってるんだけど
結構好みなんだけど
俺は彼女の料理好きだから
でね何がいいかってオタクなんだよね
メキシコオタクで
どんだけ現地の味を再現するかみたいにやってるんだけど
俺はすごいナンセンスだっていつも言ってて
要するにメキシコオタクの料理係になっちゃうよ
それだったら
本場の味を和歌山で食えるのはメシカだけって
価値あるかって思うの俺
料理人として
情報の価値でしょそれって
コーヒー屋でもそうだよ
ここにブラジルがあるって
日本なのにブラジルのコーヒーがあるとか言ってね
飲んだわけで昔は60年代は
でも彼女は情報価値を売ろうとして
それに邁進してるわけじゃないでしょ
それが一番怖いんだよ
思ってるやつはそういう商売じゃん
そうだから
権威関係っていうのは
お店側がそれを発信することによって生まれるんじゃなくて
それを客側が
オシャレだとか和歌山では
27:01
ここでしか食べられへんみたいな感じで
別にそのメキシコ料理が好きかどうかもわからないけれども
希少価値で並ぶみたいな
ことっていうのが往々にあって
ここでも権威っていう言葉がすごく出てくるんだけれども
権威っていうとみんな
例えば偉い人みたいなね
お父さんお母さん天皇陛下とかね
国家とかね警察とか
っていうふうに考えるんだけれども
権威っていうのはそうじゃないと
関係性によって生じるものなんだと
だからさっきの高橋くんの
イフの話でいうと
その高橋くんのコンセプトは
ティファールが早く沸くみたいな
それを
美味しく沸くっていう
それは権威構造の芽生えで
それを受け入れて
最高級生電気工事匠
そういう看板を出し出して
受け入れてしまうことによって
関係性としての権威が生まれる
それで成り立ってしまうと
実質
例えば喫茶店だったら味とか
電気工事やったら技術とか
とはかけ離れた
客との関係性が生まれてしまう
そういうものが増えてくることによって
そもそもお店って
昔のお店ってこんなんだったのに
そうじゃないみたいなところが
たくさん増えているというのは
店側の問題だけじゃなくて
権威構造を作りたがる消費者の問題
なんか古く聞こえるけど権威構造って
でも実は新しくなれば
なるほど安易な権威を量産して
無責任にその人に権威を与えると
裏から操る消費者という感じがする
だから権威のことで
ここで語られている内容で
SNSとかインスタグラムみたいなものを
小谷さんはパノプティコンみたいな言葉を
例示して語っているんですね
そのパノプティコンというのも現代思想用語で
このミシェル風光っていう
人がメタファーとして使ったみたいな
そうなんです
パノプティコンというのは
遠景の刑務所なんですよ
もともとそういう公理主義者っていう
考えを持ったベンさんっていう人が
設計した刑務所なんですけど
どういう構造かというと
真ん中に丸い監視塔が建っていて
そこに監視がいると
ぐるっとその周りに受刑者たちが
プラス牢獄があって
その監視塔から一望できるんですね
彼らの一挙一動速報
それがものすごく効率的な
刑務所のシステムだというと
風光はそれをさらに発展させて
30:00
そこで何が起こるかというと
もはや監視塔に監視がいてもいなくても
その刑務所の受刑者たちは
権威に見張られているとして
積極的に模範集のように振る舞い出すと
そこに監視がいるかどうかは問題じゃないんだと
その構造っていうのが
最近のSNSなんかにすごく似ている
まるで情報の
手軽な深い情報を
いつでも見れるもので
発信できるものと言っているけど
別に大した情報なんもないもんね
売りたい人がいっぱいいるだけだもんね
逆に発信する人自体が模範集みたいな形に
監視されているメタとか
でっかい企業のために
情報をせっせと集めているわけ
みんなが似たような投稿をしだすんですよね
情報外か外じゃないか
それは大きな例えば
有名なデザイナーが認めたか認めてないか
っていうのはみんな監視してるんだよね
誰がいいねしてるとかね
それが付加価値になったりとか
だからここで語っている権威っていうのは
実際に偉い人とか
めっちゃ有名な店とかじゃないんですよ
そういう権威構造がどこにでも生まれて
その権威構造自体が
契約を守っている店
高橋くんの電気工事みたいな感じで
実際の人件費とか
やるからには技術のものを供給するとか
職業上当たり前のことですよね
例えばメキシコ料理屋さんだったら
メキシコ料理がすごく好きで
それを美味しくするために
現地の情報を知って
技術を磨くわけじゃないです
それと噛み合ったお客さんが来るっていうのが
本来の契約を守った店と客との在り方
そうじゃなくて
こんなロケーションで
メキシコ料理を食べられるのが新しくて
しかも日本にいない
こういう初めてのメニューで
タピオカみたいなもんですよね
そういうものを受け入れ出してしまうと
店側がどう思うと
消費されてしまうんですね
消費されるし
消費だね
ちょっと考えちゃった今
ごめんごめん
だから権威っていうのは
店が偉そうにすることとか
有名になることが権威ではなくて
逆に消費者側が生み出すことで
今は何をやっても
消費者の力の方が
店側のコントロール力が強いんですよね
だから自然ハワインだといいとかね
いいわけ別にないし
何かのうちの一つじゃない
自然ハワイン
ナチュラルの話でも
33:01
SCAスペシャルティーコーヒーでも
何かの選択の一つでしかないし
でも寄りどころがないし
だいたいコーヒーって
私味のこと分かんないんですけれども
って言ってお客さんが飲むのね
そんなことないのに好き嫌いはっきりしてるし
だからそれで自分はこういうのが好きです
って言えばいいのにって
だから何か流行っていい絵があって
雑誌でそれが紹介されると
それがおいしいコーヒーだみたいなね
なっちゃうみたいな
だからランドスケッププロダクツが
すごいいいものだって思ってしまう
でもそれは分かんないんだよね
いいものかいいものじゃないか実は
でもいいものなんてはっきりしてるし
それこそ高橋くんが飲んでるときに
なんでこんな高いの飲んだんだと
何をやってるか言ってくれたことが
いいもののことだと思ってるんだよね
でも高橋くんは
俺のコーヒー高いって言うんだけどね
買ってって言ったら
そこがなんか不公平な気がするんだよね
この辺で高橋くんに出てきてもらいましょうか
そう出てきてもらう
どうぞ
ちょっと待って
駆けつけていきなりで申し訳ないんですけど
34:15

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