囲碁の復活
おつかれさまです。経営企画のたばこ部屋、54回目の配信です。 戦略コンサルから事業会社の経営企画、FP&Aに転身したきりんが、経営企画の日知の話題をお届けしております。
こともあろうかですね、このタイミングでヒカルの碁を読み返してしまうっていうことをしてしまいまして、 それでまあ影響を受けて囲碁を始めてしまっていると。
厳密には中学生の頃に一度やったことがあるので、まあ当時結構やったんですけど、 もう何十年ぶりですよね。
というところで囲碁を、またですね今は便利な時代でスマホで簡単にいろんな人と対戦できるんですけれども、 囲碁クエストというものをですね始めております。
結構面白いんですよね。いろんな対戦をしてレートがどんどん上がったり下がったりして、 そのレートがどうしても癖になってしまうというか、悔しくてもう一戦やってしまうということを延々とループするんですけれども、
それなりに自分と近しいレベルの人が当てがわれたりとか、 まあマナーの悪い人はちゃんと運営が弾いていたりとかですね、うまく回っているアプリなのかなと思っています。
中学生の時はですね学校で五板とか五石がなかったもんですから、 方眼紙を持っていてですね、それに黒丸とか白丸を書いて、石が取られたらその部分を消しゴムで消したりとかですね、そういうことをしながら無理やり遊んでいたなということを思うと、今はなんて便利な時代になったんだろうなと、そんなことも思っていますけれど、
囲碁ですねなかなか学びがあるんですよね。 囲碁自体の学び、いろいろとその上達のための本とかもありますけれども、
いろいろやっぱりこうある中で外せないのは、やっぱりこうまずは定石を学ぶこと、型ですね。型をちゃんと学ぶこと。
考えるよりは最初はやっぱり型を学んでそれ通りに打っていく。 その型の意味合いをむしろ考えていくということが効率が良いというふうに思いました。
寄せとかですね、特に決まりきった型のようなものがあるんですよね。 こういうふうに打った時に相手がこう応じたら、自分もここ守っておかないと必ず
しっぺ返しを食らうぞみたいな、そういう形が結構たくさんあってですね、 それを正しく知っておかないとむしろ、
はめてのように感じられるようなものもあってですね、 ちゃんと正しい押しを知っておかないと
いいようにやられてしまうみたいな、そういうちょっとつまらないところもあるんです けれど、そういう死に覚え芸的なところもあるので、
ちゃんと型を学んでおくというのはまず最低に必要なところでしょうと。 死に覚え芸とは言いましたけれども、
数手先を読むっていう、それぐらいでなんとかなることでもあるんですよね。 相手が仮にこの自分の意思のこの形の悪そうなところ、ここを
耐えてきてきたとしたら、自分はこう受けて、そうすると多分相手は最善主としてここを選ぶ からっていうことを、2点3点読むくらいで、
型を知らなくてもなんとなく対応することはできるんですけれど、 まあこの相手の立場に立って数手先を読んでみるということが
当然なんですけれども難しいですし、それが面白いというところがEGOなんですけどね。 相手が次に何をしようとしているのかを相手の立場っぽく考えてみる
ということ。 EGOっていうのがまあこの木を見て森を見る。 木を見て森を見ずではなくてですね、両方を見ないといけないというのがまた難しい
ところで、 あんまり小さいところに集中をしていると、そこばっかり攻め合いで勝ってもですね気づいたら
対局の方で負けている。大きなところで慈愛を持っていかれてしまっているとかですね。 かといってじゃあ大きく慈愛さえ確保していれば
もうそれで勝ちなのかというとそうでもなくて、やっぱり一つ一つの細かい慈愛の中の勝負をですね、 攻め合って勝てるかどうかというところではすごく細かい読み合いが必要になりますし、
一つのミス、一つの手の抜けたところが一気に勝負を壊すこともあるので、 細部こそ大事ということもありますと。
仕事に活かす思考
かといってやっぱり細部に気を取られているとっていう話にもなるんで、 気を見て盛りも見ないといけないという、これがまた囲碁の難しいところで。
もう一つ、囲碁のそのですね、まあ要定じゃないですけれども、どういうゲームかというと一言で言ってしまうと、
一手の生産性の最大化ゲームみたいな、そういうゲームなんですよね。 囲碁って最終的には陣地がどれだけ広いか、
あるいは中国ルールであれば、置いた石がどれだけ多いかみたいな、そういう要素もあるんですけれども、
陣地取りゲームにおいて、どれだけ自分の一手を効率的に、効率的な場所に配置するか、
一手の価値を最大化するかということが重要なんですが、 これで重要なのは例えば、ここで例えば一目、相手にあえて切り取らせるけれども、そのうちに他の
盤面の模様を良くするとかですね。 一つの、まあ一手に見えるんですけれど、実は片方に転んでももう片方に転んでも、どっちでも自分の得だなとか、
そういう大手飛車取りみたいな、そんな手があったらですね、そういう、 そういう手を狙うとか、いろいろと手はあるんですけれども、そういう生産性を考えることだったりとか、
その生産性というところに関連すると、相手が何らかの狙いを持って撃ってきた意志があると思うんです。 それに対して反射的に撃たれた場所に対応しなきゃっていう風になるのが割と初心者なんですけれども、私も初心者なんですけどね。
反射的に応じてしまいがち、まあこれは手拍子って言うんですけども、手拍子で撃たないこと、そこを対応するよりも、実はもっと大きなところで得をできるんじゃないかっていう風に、
一回一呼吸を置いて、場面全体を見回してみるっていうことができるかできないっていうか、そういう部分がですね、 初心者から中級者への足掛かりになるようなところなんじゃないかなと思ったりもしました。
こういう仕事の、仕事じゃないですね、囲碁の話をしているとですね、どうしても何か仕事に生きるなっていう風に考えてしまうのが職業病でして、
このチャンネルもですね、経営企画のタバコ部屋なので、経営企画っぽい話をしてみたいなとも思うんですけれども、やっぱりこう仕事の進め方の要定に聞こえたんじゃないでしょうか、今までのこといろいろ聞いてですね、
型を学ぶとか、吸う手先を読むとか、木を見て森を見るとか、いろいろと書きましたけれども、特に手拍子で撃たないとかっていうのは大切だと思っていまして、
これは仕事で言えば、依頼をされた仕事をそのままやらない、そのまますぐにやるっていうことは別にいいと思うんですよ、相手から期待値としては低いうちに、
もうそんなに早くやってくれたのかみたいな話になるのはいいことなのでいいんですけれど、依頼されたものを依頼された通りに虫子にやらないっていうのは非常に大事なことだと思うんですよね。
結局それが本当に相手がやりたいことって何なんだろうかとか、こういうふうに言われたけれども、実はこういうやり方をした方が本質をついていて、
より効率的なんじゃないかっていうね、自分なりの何らかの付加価値をそこに乗せて返してやるっていうことも一つでしょうし、
相手はこう言っていたが、でもこうやるとこういう落とし穴がありそうだから逆にそこを塞いでこういうふうなアウトプットで返してみようかとかですね、
いろんなことを考える余地はあるはずなんですよ、相手が言ってきたからといって。
だいたい仕事の依頼者っていうのは細かいところまで考えずに、こういうものを大体やりたいんだけどみたいな感じで降ってくるので、
細かいところをちゃんと詰めて落とし穴を防いで返してやるっていうのは基本処算なんですが、この以後のですね、手拍子で打たないっていうところと結構近しいところがあるんじゃないでしょうか。
数で先を読むというのも全く同じだと思うんです。
相手が何を求めているのか、この仕事で何かアウトプットを自分から得たいと思っているんでしょうけれども、そのアウトプットを次相手はどう使おうとしているのかっていう相手の似て目を読むみたいなですね。
それが見えていると相手にとって気の利いたアウトプットを返すことができるとかいうのはありますよね。
この相手への想像力と言いますか、愛と想像力と言ったりしますけれども、気を利かせるためには以後じゃなくてもですね、仕事でも数手先を2手3手読んでみると非常に良いアウトプットができるかと思います。
仕事における理解と興味
これは読む必要はないかもしれませんね、仕事の場合においては。読むよりは相手の仕事について知るっていうことで十分かもしれません。
M&Aだとして、仮にこのDDの報告書をどう生かすのか、次にどういうプロセスがあるのか、DAがあったりとかですね、いろんなそのプロセスがあるわけですけれども、それを知っていればいつまでにどういうレベルのアウトプットを出せばいいかとか、そういうことがすべからく分かってくるわけですので、相手の業務とか相手の部署とかその仕事についての理解をちゃんと持つとか、あるいはそれに興味を持って聞いてみるとかですね。
EGOじゃないので、ちゃんと読み合う必要はなくて、分からなければ聞けばいいというのが仕事って意味だと、ちゃんと相手に興味を持って気を聞かせてみましょうという話にもなるかもしれません。
あとは、そうですね、経営企画っぽい話をするのであれば、戦略と実行の話にどうしてもつながると思います。
EGOって言ってしまえばですね、拡散フェーズと収束フェーズみたいなもんなんですよね。
拡散と言ってもいいかもしれません。拡散というのが不積、最初に石を散らしてですね、盤面を広く使って一手の生産性を最大化するという意味では、ここに黒を置くと全体的に黒がよく見えるんだとか、この辺りを黒にしたい、この辺りを白にしたいという大きな意図が最初は反映されるのがこの不積なんですけれども、それと収束フェーズ、いわゆるこうお互いの陣地の境界線をはっきりさせていこうと、
あるいはその境界がはっきりしないところにおいては、攻め合っていたりとか、石を取り合ったりとかする場合もあるんですけれども、そういう部分でやり合うのは、いわゆるこう戦略ではなく実行とかオペレーションフェーズだと思うんです。
不積が戦略だとしたら、寄せとか攻め合いは実行とかオペレーションみたいな対応になるのかなと思います。
仕事じゃなくて、囲碁で考えればですね、どっちが大切って疑問だということはわかると思うんですよね。
寄せがめっちゃ得意ですとかっていう人はいると思うんですよ。ヒカルの子でいうとツツイさんみたいなね。
知らない人はすいません。そういう人もいると思うんですが、じゃあ不積って別に教本を読みながら打っていいのかというとそういうわけではなくてですね、ちゃんとそこも考えながら頭を使って打たなければならない。
じゃあ不積が得意と、めちゃくちゃ戦略を立てるのが得意な人がいたとして、でも細かいところで攻め合いに負けてしまってとか、相手の一手を読み違えて大石を取られてしまってとか、
そういう風な打ち方っていうのは効率的ではないことは当然わかると思います。
だから結局戦略と実行どっちが大切なのとか、どっちが偉いのとか、上の人がオペレーションを軽視するとかあると思うんですけど、
そんなこと言ってちゃダメですと。戦略も実行も両方揃って初めて勝利が得られるんだから、
どっちが偉いとかじゃなくて両方必要だし、両方尊いし、両方必要をちゃんと考えないといけないという話でしかないんですよということはこれはいろんな人に言いたい。
私はオペレーションまでちゃんとできますよという人になりたいですし、かといって全体感を見えない人にもなりたくないですしっていうのがありまして、
そういう部分をですね大切にしていきたいと仕事人としては思っているところでございます。
特にですねこういう細かいところをちゃんと気を利かせて言ったことをやってくれる人って本当に尊いと思います。
そういう人がいるからですね社会が回っているし、あんまりナショナリズムにはなりたくないですけれども日本人のいいところなのかなとも思っていたりもするところです。
はい、EGOの話からだいぶ遠いところまで来てしまいましたけれどもですね、
まあいいですよ結構EGO、もし興味があったらやってみていただければと思います。マインドフルと言いますかね、それをやってる時間って他のことを忘れて没頭できるっていう結構貴重な時間なんですけれど、
寝る前とかお風呂入りながらとかですね結構やるんですよね。
リラックスにもなりますからぜひご興味があればEGOでも将棋でもいいんですけれどもやってみていただければと思います。
今日は以上となります。この配信はボイシーほかスポティファイなどのですね各種配信サイトでお聞きいただけます。
最近はボイシーでは広告が入るようになってしまったかと思いますので、スポティファイでは広告がおそらく入らないかと思いますので、もしよろしければ試してみていただければと思います。
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