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聴くNIKKEIリスキリング
はい、こんにちは。NIKKEIリスキリング編集長の桜井洋です。
この番組では、ビジネスに役立つ楽しいリスキリング情報をお届けいたします。
今回は、リスキリングやキャリア作りの実践者をゲストにお招きし、社会人の学びのコツなどについて聞いていく
【実践者に聴く】シリーズです。
ゲストに、日経の記事を題材としたクイズアプリ【トキアカ】担当の福井俊輔さんをお迎えしております。
福井さん、よろしくお願いします。
福井でございます。よろしくお願いします。
福井でございますで来ましたね。
福井さん、NIKKEI新聞でラーニング事業グループの部長さんでいらっしゃる。
【トキアカ】も担当で見ているということですね。
そうですね。社会人の学びのコンテンツを作っているという中で、【トキアカ】もやらせていただいております。
【トキアカ】って1億ダウンロードぐらいですか?
まだ全然そこまではいってない。
1億はまだいってないですね。
その半分ぐらい?
半分もいってないですけど、半年前ですかね。秋ぐらいにリリースして、だんだん増えてきているという感じですけど。
今でも数千人の人が【トキアカ】を毎日毎日触っている。そんな状態ですね。
なんで【聞く日経リスキリング】に【トキアカ】というアプリの話なのかというところですけど、
軽く説明させていただくと、【トキアカ】って日経新聞の記事を題材にしたクイズが出て、
3択で答えるだけじゃなくて、自分の考えをアウトプットするじゃないですか。
なのでアウトプットの習慣をつけるという意味で、すごくリスキリング的だなと思って、
今日お話を伺いたいなと思った次第なんですけど。
ありがとうございます。
今世の中に色々と学びのコンテンツってあふれていると思うんですけども、
なかなか自分の考え、アイディアみたいなものをアウトプットしていくっていうことって、
やる場がないっていうお客さんというかユーザーの方々が多くて、
その場を作りたいなというのがまず最初にあって始めたんですよね。
そっかそっかそっか。
なんかね、情報をたくさん浴びるようにたくさんね、あふれてますから。
接種はできるけど、出せない。
そうですね。逆に言うと、出すという目的がないと接種もしづらい。
なるほど。そっかそっかそっか。
だから何を接種していいのかわからない。情報があふれちゃって、
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自分の中で流される情報の波に溺れてしまうみたいなこともあるかと思うんですけど、
自分がこういうことアウトプットすると決まってるとインプット、アウトプットっていうのが関係性で、
両方があるとインプットも効率よくできるようになるみたいな、そういう関係性ですかね。
なるほどなるほど。そっかそっか。
解き明かすからついてるんですか?
よく見抜いていただきましたね。
そうなんですね。解き明かすみたいなところもありますし、
時って時間?タイム?今?みたいな。時のアカデミーっていう説もあったり。
諸説ありますね。
諸説ありますが、ただ4文字が覚えやすいかなと思って、時アカって呼んでますね。
日経の記事を題材にして、今日僕も収録なんでやろうかなと思って。
ありがとうございます。
水筒についてのクイズがいろいろ出てきて、最近また水筒がすごく売れてますと。
なんででしょう?サンタクーみたいな。思いっきり間違えたんですけど。
そうですね。全然間違えていいんです。
全然間違えた。この部屋に作文者がおりますけども、まんまと引っかかりましたけど、
食洗機で洗いやすいからなんだとか、そういうタイプが出てるからなんだとか、
俺ほどすごく面白かったんですけど、そういう学びを1,2,3,4問くらいかな。
そうですね。4問前後で。
クイズが出て、最後にアウトプットのところで、
水筒を使った将来のビジネス、未来のビジネスを考えてみてくださいみたいな。
そうですね。水筒を使う人が増えてるんで、それに関連するビジネス。
例えば水筒にちょうどいい量のジュースなり飲み物が作れるような粉末がビジネスとして成立してますみたいな事例も出てきていて。
あなただったらその周辺でどんなことが水筒にまつわる関連ビジネスを考えてみましょうみたいな、そういう感じですね。
そうですね。意外と考えちゃうじゃないですか。
そうなんですよね。間違いもないですしね。
確かにね。
わかんないですからね。
わかんないです。福井さんも毎日やってるんですか?
そうですね。私も自分でやって考えて、毎日やらないとソワソワするみたいな感じに、自分もなってしまってますけどね。
それっぽいペンネーム見つけたんで、これは福井さんだなと思って言いませんけど。
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内緒に、別に私は福井春介っていうんで。
福井春介のどこかが風なのか福なのか杭なのか。
中なのか助なのか。
助なのかわかんないけど、それっぽい人がいました。
そうです。当たりです。
当たり。僕も桜葉なので、サーなのかクラーなのか葉なのかおりますので。
探してみます。
みなさんもぜひ入れてみて、あいつらだみたいな。なんだこの回答はだみたいな感じで突っ込んでもらえると面白いですよね。
そうですね。これはもう本当に、もちろん我々の日本経済新聞社の社員でもそうでない方も、全然条件として違いがないというか、アイデアの発想なので、
もう別に全員がくまなく参加できるような、そういう作りというか場になっているのかなと思いますね。
リスキリングという文脈で見た場合に、クイズに答えるじゃなくてアウトプットするというところですけど、
これってビジネスパーソンの何に役立っていくのかなというところをちょっと伺いたいですね。
はい。お客さんの反応で一番いいなと思っているのは、アウトプットの文脈で言うと言語化?
言語化。
言語化するっていう言葉がある。これ実は昔からある言葉なんですが、昔は学術的に使われてたみたいなんですね。
そうですよね。
なんですけど、今は割と日常会話で、それ言語化して?みたいな。
なんか嫌なやつだそれ。分かる。聞くようになりましたね。
そうなんですよ。エモいねみたいな。それ言語化して?みたいな。もっと言語化して?みたいなね。そういう使い方もあるようですよ。
あるんですか?
実際それが注目されているという背景には何があるんだろうなっていうのを私自身も思うことがあるんですけども、
例えばリモートワークが増えてきましたと。リモートワークが増えてくるとテキスト、例えばSlackとかTeamsとか、
ああいうツールがあると思いますけど、お仕事の内容、昔だったら言葉でなんとなくあれやっといてみたいな感じですけども、
ちゃんと言語化して、自分の言いたいこと伝えたいことを端的に言わないとなかなか仕事がスムーズに回らないみたいなことが、以前よりも増えてるんじゃないかなというふうに思うんですね。
なのでそういったところもあり、言語化うまくしたいとか仕事を効率的にやりたいとかっていう中に言語化が含まれてきてるのかなっていうふうに感じてます。
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阪神の岡田監督は、あれとそらそうよしか言わない。言語化全くしないで結果出しますけど、我々普通のビジネスパーソンは、それでは仕事が回らないですよね。
だからあれなんですね。テキストベースのやり取りが増えて、言語化って普通に言いますもん。聞くし。でも5年前にそれをそんなに聞いたかっていうと、そんなに聞かなかった気がするんですよね。
そうですよね。だからやっぱりそういうテキストベースで伝えるとか、あとは自分の意図したことがちゃんと伝わらない。特に営業の方とかだとそういう課題感を持つことが多い。
今ってわりと新しいサービスが出ました。でも昔と比べると難しい仕組みがみたいな時に、それは相手にこういう仕組みなんですよって伝えるのがだんだん難しくなってきてるんじゃないかなと思う。
なのでそこで意図せず相手に伝わってしまい、怒られるとか、がっかりさせてしまうとかですね。そういう体験をしてる人も増えてきてるのかもしれないなと思ってます。
そうですね。SNS上のコミュニケーションもXとかいろいろ炎上したりもしますし、それも意図せずなんですよね。
そこね、あんまり本筋ではなくてやや脱線っぽくなっちゃいますけど、言葉を尽くして、言葉を本当に磨き抜けば絶対伝わるかっていうと、またそうでもないとは思っており。
そうですね。わかりやすさとか、この辺って本当に私、時赤のアプリの話になるとですね。ユーザーの皆さんに自分のアイディアを出すと、「いいね!」とかですね、「目から鱗だね!」みたいなボタンがあるんですよ。
それを自分のアイディアを出すと反応が来るみたいな感じなんですけど、「すっごいいいアイディア思いついちゃったな!これは目から鱗くるぞ!」と思って見返すと、「ここの意味がわかりづらかったんだな!」みたいな反省とかもありますし、逆に思ったよりも反応のある場合って
これみんなが気にしてる?いいアイディアかどうかというよりは、みんなに共感される話なんだなとかっていう気づきがあったり、何か自分の出したアイディアにフィードバックがあるみたいな、そういうところで気づきが多いかなというふうに思いますね。
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そっかそっか、だからそれが伝わってるかどうかって自分が決めることじゃないですもんね。 まさにそういうことですね。一人よがりになっては伝わりやすさは磨かれないみたいなところがあるかもしれないですね。
いいこと言いましたね。一人よがりになっては伝わりやすさは磨かれない。
いいですね。そういうタイトルにしましょうか。ちょっとエモい感じのタイトルですけど。
そういう形でいろんな人が参加してるって聞いてますけど、かなり盛り上がってるんですよね。
実は今、いいねとか目から鱗っていう話ありましたけど、アプリを起動させたりするとポイントがつくんですね。1点とか。
さらに自分が投稿した内容に対していいねとか目から鱗とかくると、いいねだと1点、目から鱗だと3点もらえるんですね。
っていうのがどんどんポイントとして加算されていって、1週間の合計があなたは何点ですっていうのが出るんですけど。
それのランキングみたいな、全体のランキングですね。全員使ってるユーザーのランキングで自分何位っていうのが出るんですよ。
これがなかなか盛り上がってまして、最初の頃は14個。1週間だと2問かける7。
14問出るんで、1個投稿して10点ついたら結構よかったなみたいな。
140点、かなりすごいじゃんみたいな感じだったんですけど、皆さんユーザーさんどんどん熱中していって、熱狂していってる。
信じられないポイントになっているみたいなですね。2000点だったかな。先週2000点が1位みたいな。
2000点ってことは、7×2は14問で2000点ってことですか?
14問で2000点なんですけど、実はこれはちょっとからくりがあるっていう感じですね。
1つの問題に対してアイディアは1個じゃなくて、最大3個まで出せるんですよ。
これは正直そんなに推しの機能じゃなかったんですけど、1個だけじゃなくて2個も投稿したい人もいるかなっていって、一応付けたっていう感じの機能なんですけど、
多分それをフルに使っているなという感じで、我々開発者が意図した使われ方を超えてきている感じだなという感じですね。
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そうすると、この人は何点とかってランキング的に見えるんでした?
そうなんですね。1位、2位、3位、4位とかですね。そういう形になっていて。
今2000点って言ったら1週間のナンバーワンだった人なんですけども、多分今20位以内になるのはかなり厳しいというかですね。
そこまでいくと、全てのプライベートタイムを費やさないと難しいんじゃないかぐらいの熱狂なんですよ。アウトプットが熱狂してるんですよ。
アウトプットが熱狂してるんですか。これちょっと新しい世界が、見えてない世界じゃないですか。
そうですね。確かに確かに。
この世界、何が起きてるんですか?どういうこと?どうしちゃったんですか?
ちょっとその辺私たちもすごい興味深く見てるんですけれども、とにかく投稿をするアイデアの数は大事です。
でも数だけだといいねしてもらえないので質も大事になってきます。
そこにライバルがいて、自分を越そうとする人が追い越そうとしてる人がいるので、もっといいアイデア出したろうとか。
逆に、みんなが出してる投稿に対しても、いいねとか目から鱗っていう風にすると、
お返しじゃないですけども、ちょっと注目してくれるから、いろいろ自分自身でゲームを盛り上げていただいてるという、そういう感じになってきてるなと思いますね。
ゲーミフィケーションをうまく活用した学びの場になってきてるっていう。
そうですね。ビジネスゲームみたいな感じなんですかね。
ビジネスゲームね。ありますよね、コーヒーのやつとか知ってます?
研修とかでやるようなものではなくて。
いろいろあって、いくらかの資金の中でコーヒーショップを作って、売り上げを作っていくっていうゲームとか。
結構ビジネスゲームってちょいちょいあるじゃないですか。
でもこんな多分アウトプットをするゲームって多分あんまりないから。
自分のアイデアに点数がついて競い合うってなかなかないような気がしますよね。
ありそうでないというか。
結構学びの本質を食ってるなっていう気もするんですよ。
つまり学びって一人でコツコツやれる人はいいですよ。
でもなかなかできないと思うんですよ。
集団で学ぶこととかもそういうことだし、この人がこういう面白いアイデアを出してるから、
自分はこういう風に出そうかとか。
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そこに評価がついてくるっていうのは結構集団でのいいリスキリングクラブ的なものができてる可能性があって。
一人で学ぶよりもみんなで学ぶっていうのはリスキリングの一つの回答というか、
一つ見えてきた答えではあるので、そんな感じかもしれないですね。
やっぱり孤独に学ぶって続けるときには結構辛いっていう話ってあるじゃないですか。
そこでみんながいるからっていう要素もありますし、
アイデアの話っていうのはやっぱり人が多いほどサービスの質が上がるというか。
こんな意見もあるんだ、こんな考え自分はしないなとかですね。
いろんな見方をする人が世の中にいるっていうことだけでも価値になるというか。
そういう面もあるなと思いますね。
本当にサービス自体嬉しいことなんですけど、
多くの人が集まれば集まるほど質が上がってくるというのが目に見えて起きてるなというふうに思いますね。
素水筒のやつを見てきたんですけど、なるほどなと。
これは確かにいいんじゃないって思えるようなビジネスの種って絶対あるじゃないですか。
僕が今日出したのはAIさんに聞いたんですけど。
カンニングしたんですね。
どんなツールを使ってもいいですね。
ちょっとあえて使ってみたんですよ。
AIだったらどういうかなと思って。
AIと競おうと思って。
AIが水の減り方、何グラムとかをちゃんと計測するところをつけましょうと。
そうすると水を飲まないといけないんだけど。
例えばお年寄りとか。
水分取らないといけないのに忘れちゃうとか。
脱水症状にならないと。
健康管理ができる水筒みたいな感じで出してくれる。
すごいですね。
これいいなと思って。
それを貼り付けたんですよ。
それを見た水筒メーカーの方とかがこれはと思って。
作るかもしれないじゃないですか。
意外と集合値の何かになってるんじゃないかなって思ったんですよ。
実際に水筒メーカーさんにとってはアイディアの種が落ちてるかもしれないっていう価値もありますし。
逆に水筒メーカーじゃない人にとっては何の価値があるかというと。
水筒メーカーがやっていることが自社、自分のやっている事業に転用できるかもしれないっていう考え方もあって。
そういう使い方をされている方も結構多いのかなと思いますね。
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丸々思考とか、いくつか名前が付いてたと思うんですよ。
このアウトプットをすることで身に付けることのできる思考の型みたいなのが書いてあったと思って。
あれ結構ありましたよね。
7つご用意していてですね。
例えば経営者目線ですね。経営者思考。
あなたが経営者だったら何しますか。リーダーだったら何しますか。
あと顧客思考。お客さんの立場だったらどんなものが欲しいですか。
どういうことに困ってますかみたいな。
お客になり変わるみたいなことだったり。
もっと海外の事例とかもあるのでグローバルでこういうことをやってたら
日本だったらどういうふうに置き換えられるんだろうなみたいなグローバル思考。
そういったのを7つご用意させていただいてますね。
そうするとその7つの思考の癖というかパターンというか思考って
ある種のスキルとして見た場合
こういうその7つのスキルをアウトプットを続けていくことで身に付けられるって
そういう設定なのかということなんですか。
そういうふうないろいろな考え方で情報に触れていただきたいなって思いもありますし
あと一つ特許悪化でポイントにしているのは
なりきることということで経営者になりきるとか
お客さんになりきるみたいなことをすると
自分ごと化するんですよねその情報が。
なんかファーっと流れてる情報が自分だったらどうするっていうふうな
引き付け方ができるようになるので
そういった意味合いで考えたものですね。
そうなんですね。その人になり変わるとかそういう思考の人になりきることで
憑依型の何かUXのアフターデジタルの
藤井さんがね憑依せよってよくおっしゃってましたけども
そういうことですよね。
それを日常的な癖として
こういうCM見てたら自分だったらこういうCMにするのになとか
例えばですけどね。
それだけでも全然テレビで見ているCMの見方が変わるというか考え方が変わる
自分の思考の回し方が変わるみたいな
そういう意味合いかなと思ってますね。
このアプリの中でいろんな思考の癖を知ることで
普段のビジネスの中でもあるいはビジネスじゃなくて日常でも
あの思考を使えばこれってどう見えるかなとか
そういう訓練をすることでだいぶリスキリングになっていく気がしますね。
そうですね。憑依しやすくなるというか
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憑依しやすくなる。憑依体質。
憑依体質。
巫女体質になれますね。巫女じゃない。憑依体質になれますね。
時間来ちゃった。
あっという間で。
あっという間でね。大谷の話とかいいですか?
そうですね。
まあいいですね。
大谷ファンでね。
大谷翔平いいですね。
一緒にロサンゼルスで大谷翔平のホームランを見た中でございますからね。
今も忘れない。
今も忘れない。
あの音。
あの音。
それについて聞きたい方はぜひお便りいただければ。
音についての。
特別回を。
特別回を。
需要あるかな。
お前が語るなって言われそうだな。
すいません。
では今日はこちらで終わりにさせていただきたいと思います。
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番組の感想や呼んでほしいゲストなどメッセージをお待ちしております。
それではまた次回お会いいたしましょう。
毎日日経リスキリング編集長の桜井洋と。
福井俊介です。
ありがとうございます。
どうもありがとうございました。