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juneboku
僕が訃報をうまく受け止められてないなという感触があるんですよ。
r_takaishi
ほうほう。
juneboku
訃報、あるじゃないですか、日々ね。
日々誰かは生まれ、どなたかが寿命を迎えられているので、
特に名の知れた人だとニュースになったりもするわけじゃないですか、訃報がね。
僕も40年以上生きてるんで、自分の人生の中でいろんな形で影響を与えてくれてる人の訃報を受け取る機会も増えてきてるんですよ。
これ長く生きれば生きるほどね、同年代の人もだんだん年をとってくるわけだし、
生きてる時間が長くなれば関わる人数も増えるからね、訃報を受ける機会も増えて、
大なり小なりショックを受けたり、気持ちに影響を受けたりするわけですけども、
どうにも自分はね、訃報みたいなニュースとかがあったときに、
自分と自分の周りの人で受け止め方が違う気がすると思って、ちょっと不安になったりしてるんですよ。
r_takaishi
ああ、なるほど。
juneboku
特に、ぼやかしても話しづらいから話しちゃうと、最近だと鳥山明さんね、漫画家のね。
亡くなったじゃないですか。3月8日かな。
そのときに、例えば世の中を見てると、鳥山明さんとの思い出を語る人とかいたりとか、
どれだけ鳥山明さんが自分の人生に影響を与えてくれたかとかを、故人を偲ぶって言うんですかね。
そんな感じでみんな、何かエピソードとかを語り合ったりして送り出すみたいな雰囲気が感じられるときがあるんですよ。
r_takaishi
今回確かにXとかを見ててもね、結構僕がフォローしてるような人とかでも、
ドラゴンボールとか、そういう鳥山明作品と自分の思い出とかね。
あと何でした?ドラゴンクエストとか、ゲームを観する思い出とかね、話してる人いましたね。
juneboku
僕は僕でね、ドラゴンボール、ドラゴンクエスト、クロノトリガーあたりかな。
すごく影響を受けてる自覚もあるんだけども、
何かどなたかが亡くなったタイミングで、みんなで思い出を語るみたいな輪に、自分がうまく入れないなって感覚があってですね。
r_takaishi
なるほど。
juneboku
なんでなんだろうなって思うんですけど、なんとなくの想像では、
どうもね、人の死というものを概念としては理解しているつもりだし、生物学的な死みたいなものは理解はできてるつもりなんだけれども、
感覚的には僕がまずそれを直面する機会もあまりなくて、理解できてないんじゃないかなって感じはするんですよ。
よく幼い子がね、3歳ぐらいの人が親戚の葬式とかで、「死んじゃったってどういうこと?」みたいな。
juneboku
ちょっとあれだな、テーマかテーマか前段に気を使ったけど、
ちょっと残り時間でやってきますよ。
r_takaishi
はい。
juneboku
そういうとね、まずね、キマグレエフエム、takaishiさん誘ってくれたじゃないですか。
r_takaishi
はい。
juneboku
これはちゃんと正面から感謝伝えたほうがいいなと思って。
r_takaishi
なるほど。
juneboku
これありがとうございます。
r_takaishi
おー。
juneboku
っていうのはきっかけ的にはさ、ヤパチーのトークでさ、
takaishiさんも聞くところによると、僕のことを何か言ってくれてたというのを、
トーク聞きに行った人経由で聞いてるから、
こういうことだよなと思って。
r_takaishi
なるほどね。
juneboku
これをさ、僕が死んだときにさ、
ジェインさんとポッドキャストやっててっていうより、
やっぱり生きてる間に言わないと聞けないじゃん。
確かに。
だから高橋さんトークで何か言ってくれたっぽいし、
資料にも僕の名前出してくれてたから、
僕も多分それを返事したほうがいいなと思って。
おー。
で、これポッドキャストを2020年からやっていて、
その、多分ポッドキャストやってなかったら、
多分ティーチャーティーチャーにも僕突撃してないんですよ。
あ、なるほどなるほど。
うん。なんか自分ポッドキャストやってるしっていうのもあって、
生きやすかったんですよね。
r_takaishi
確かにそういうのありますよね。
juneboku
あるじゃないですか。
なんかポッドキャスターの終わりに行くには、
ポッドキャストやってたほうがいいっていうのあるじゃないですか、なんか。
r_takaishi
リスナーからいきなりね、入るよりかは。
「僕も配信しててちょっと手伝いたいんで」とかのほうがね、
juneboku
ポッドキャスト好きでとか言ったときに、
自分もやってるほうが、
なんか一個手札が増えるっていうかね。
それがあるんで、僕ポッドキャストを2020年にやれたのは、
2020年時点では僕、自分からはやろうと思ってなかったんで、
高橋さんに声かけてもらったっていう幸運の上に、
最近の僕の嬉しい日々があるので、
それは本当に感謝します。ありがとうございました。
人生に影響がありましたね、高橋さんの時にね。
なるほど。
これ聞いてる方で、
2人以上でポッドキャストやってる人、本当に感謝を伝えたほうがいい。
言わないかもしれないけど、あんまり普段。
r_takaishi
そうそう。発端としては、
僕が冒頭で話したヤパチーというイベントでポッドキャストの話したんですけど、
じゅんさんがいたから3年半続けられたんだっていうね、
お礼の話をしたんですね。
juneboku
みたいでじゃないですか、僕聞いてないからわかんないけど。
らしいというのは聞きましたよ。
r_takaishi
そうそう、そうなんですよ。
juneboku
だからこういうのは、死んでから言うより、
やっぱり生きてるうちに言ったほうがいいなと改めて思ってます。
確かにね。
r_takaishi
なんかこじれて辞めるかみたいになった時に、
実は続けられたのはじゅんさんのおかげだったんですよといきなり言われてもね、
戸惑いますよね。
juneboku
後からあの時に言ってくれたらよかったのにみたいなね。
あると思うんですよね。生きてたらそういうこともあるだろうけど、
生きてる間に言ったほうがいいなって思えたなら、
その日に言ったほうがいいですね。
でもこういうこと、僕が今やりたいのは。
r_takaishi
いいですね、やりましょう。
juneboku
照れくさいけどやっていくよっていうね。
人生で感謝したい人ってなるとすごいことになるんで、
juneboku
誰かから頼りにされて、それに対して力になれることがあるっていうのをたくさん経験させてもらったんですよ。
それは今の自分の自己効力感みたいなところに、
すごく貯金をもらったなっていう感覚がありますね。
自分は誰かの力になることができるって心から思えてるんですよ、僕は。
できないこともいっぱいあるけど、
世界のどこかには自分が役に立てることはあるはずだって思えてるんですよね、ちゃんとね。
それがひいては、自分はこの世界にいてもいいと思えていて、
そこに対して不安になることってあんまないんですよね、僕は生きててね。
どこから来てるんだろうって思うと、
妹と弟たちの存在が大きかったと思ってます。
早い段階で、10歳未満のころから、
お兄ちゃんっていう役職を与えてもらったことで、それが身についたなと思ってるんですよね。
なるほど。
すごいそれは感謝してて、いまだに兄弟物みたいなストーリーにはベタに弱かったりしますね。
そうなんですね。
例えばね、ブリーチェジャンプでやった漫画ね。
ブリーチェの一巻にこんな台詞があります。黒崎一郎さんが言ってる台詞です。
兄貴ってのが、どうして一番最初に生まれてくるか知ってるか、
後から生まれてくる弟や妹を守るためだっていう台詞があって、
そうだって思ってる。
たまたま先に生まれてきた人は、たまたま後から生まれてきた人の力になった方がいいって思ってるんですよね。
これはでも妹と弟が僕を頼ってくれなかったら、あんまりこういう考えにはならなかっただろうなと思って。
なので、お兄ちゃんキャラ結構好きなんですよね。黒崎一郎さんもそうだし、
鬼滅の刃のね、鎌田炭治郎さんのお兄さん感は僕とはちょっと相入れないところがあるんだけど。
ちょっと違った。
長男だから我慢できた、みたいに言うけど、いや、そういうことじゃない。
対象時代だしな、みたいなちょっといろいろ思うことがある。
あとね、呪術回戦の長僧のお兄ちゃん感はちょっと僕はわかる。
お兄ちゃんだ!っていう感じ。
お兄ちゃんだ。弟が傷つけられるとマジで怒るみたいなのは、ちょっとわかる。長僧はちょっとわかる。炭治郎よりは長僧のほうが気持ちわかる。
なるほど。
お兄ちゃん感。でもこういう楽しみ方できるのも、妹と弟がいてよかったなと思うところですね。
あとは人間として好きな人たちなんで。子供の頃は遊び相手でもありましたしね、家の中でもね。
友達でもあったしって感じで。これはすごい感謝してますね。
なんか母親は気まぐれに聞いてるっぽい気がするから、まあ届いたらいいな。
juneboku
すごい。
あの分かり道はおっけかったと思いますよ。
r_takaishi
じゃあそれがなかったら、今も会社で理不尽を我慢しながら仕事していたかもしれない。
juneboku
そうそう。だから若者に仕事って言うなら我慢なんだよ、とかなってたかもしれない。今そういうこと一つも思ってない、そんなこと。
すごい。1ミリも言うのが言いそうにないテリフだ。
でしょ。でもね、そうなる道も全然あったと思いますよ。
で、ルビシャッポロ氏たちね、めっちゃ楽しそうで、こういう大人になりたいなと思ったし、あとね、やたらチャンスをくれたんですよね。
何の実績もない学生に、今度みんなでLT大会みたいなんだけど話してみる?とか言ってくれたり。
で、そうこうやってたら、ルビー会議っていうイベントのスタッフを今集めてるんだけど、やってみる?とか言って。
そのおかげでその後の僕の労働者としてのキャリアがだいぶ開けたんで、
あの時期のあれがなかったら本当に全然違っててもおかしくないなと思うので。
価値観もそうだし、本当にどこで働くかとかもそうだし、コミュニティでどんな大人と関わるかもそうだし、
結構あの分岐でかかったと思ってるんで、あの時期に楽しい姿を見せてくれていた、
僕よりちょっと先に生まれた先輩たちの姿っていうのはね、めちゃくちゃ感謝してますね。
あれは大きかったな。感謝してます。
いいですね。
皆さんご存命なんで、ちゃんと語っていこうと思って。
ずっと元気でいてほしい、素敵な皆さんになって。
あとちょっとだけだな。
あとですね、Rubyさっき頃からの流れで、Ruby会議の最初は2009年当日スタッフからやってですね、
Ruby会議2009の3日間あるうちの初日ですね。
初日の朝にオーガナイザーとサポーターが朝集合するんですよ。
一般参加者よりちょっと早めにね、会場準備とかあるから。
そこでその時のチームのリーダーが角谷さんだったんですね。
Ruby会議のやるぞって始めた人ね。
当日スタッフ集まって、最初の挨拶があって、そこで僕はなんとなく僕の想像は、
初中尉とかいっぱい言われると思ったんですよ、なんとなく。
r_takaishi
確かにね、運営側的な立場の集まりですからね。
juneboku
そうそうそう。紙とか1枚ぐらい渡されて、今回こうやってやってもらいますとか、
注意事項はこうですとか、こういうことは絶対にしないでくださいみたいな。
そういう雰囲気なのかなと思って、何も知らないで言ったんですよ、初めてのね。
スタッフとして初めて関わるRuby会議の朝。
その時の角谷さんの挨拶というか、スタッフ向けの言葉って一つしかなくて、
juneboku
ナイスで言ってくださいってそれだけあったんですよ。
それなんかすごい衝撃を受けて。
別にみんながナイスだと思うことをやれば大丈夫みたいな感じで、
なんか細かいこと何にも言われなかったんですよね。
その結果、いろんなマニュアルにも乗らんような、いろんなイレギュラーとか起きるわけである、会議中。
r_takaishi
まあそうですね。
juneboku
それに対して、どう対応したらナイスかなって考えて対応してたら、
なんか自分ナイスになれたんですよ、そのスタッフとして。
すごく困ってる参加者の人とかスピーカーの人が、
すいませんちょっと荷物預けたいんですけどって言われて、
荷物預かるオペレーションとか別になかったんですよ。
でもナイスな対応って考えたら、自分の裁量で預かればいいかと思って、
こうこうこうで、スタッフのバックヤードここにあるんで、スタッフ間で共有しておくんで、
回収したいってなったらスタッフに声かけてくださいみたいな感じで。
まあ多分これがナイスかなと思ってたら、
なんかね、自分ナイスなスタッフになれた気がしてすごい嬉しかったんですよね。
なんかこういうやり方あるんだと思ったんですね、その時ね。
なるほど。
ルールで縛るんじゃなくて、むしろ良さを引き出すみたいな関わり方があるんだなと思って、
それが僕のその後の人付き合いのベースにもなってますね。
その人のいいところをどう引き出したらいいかみたいなのは、
僕は格谷さんに引き出してもらったと感じてるんで、
それはずっと残ってます、自分の中に。
r_takaishi
それは大きい出来事ですね。
juneboku
そうですね。だからあの日の朝にもすごく感謝してますね。
っていう話が、まだ僕が今24歳ぐらいなんで。
タイミングがあればまた話してますね。
たくさんあるんだよ、こういうのが。感謝しなきゃいけない人がいっぱいいますから。
ちょっと実験としてやってみましたが、ここまでだな、今日話せるのは。
長くなっちゃう。
長くなりますね。
こんなもんでいいですか?締めちゃっていいですか?
はい。
今回はね、生きてる間にその生きてる人のことを語り始めて、
語り継いでいく活動を試しにやってみたいなと思ったので、
高橋さんとこの場を借りて、高橋さんにもちゃんと感謝を伝えるっていうのをやってみました。
実際の皆さんにどういう聞こえ方になるのか全く想像がついてないんですけども、
皆さんも生きてる人のことを一緒によかったら語っていきませんか?
という問いかけで、今回締めたいと思います。
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