ジニーマガジン4月号の感想
奇術積読宣言 ON AIR
どうも、奇術愛好家のしゅうたです。
このポッドキャストは、手品が好きすぎて本心のほど積んでいる私、しゅうたが、手品を趣味とする愛好家向けに、マジックに関するヨタ話をするポッドキャストです。
スポーツファイル有機の方は、番組フォローをお忘れなく、アップルポッドキャストAmazonでも聞けるようになっております。
はい、ということで今回は、ジニーマージン2024年4月号。
はい。定期的にやっております、アメリカのマジック雑誌、ジニーマガジンの4月号の感想です。
この収録時点でね、5月末なんで、もうめちゃくちゃ遅れてるんですけれども、
あのちょっとジニーマガジンの感想をですね、ちゃんと読んでるよということをアピールするために発表していきたいなと思っております。
ノートの方でもですね、テキストでこのジニーの感想を書いてたんですけれども、
ちょっと最近サボりがちでして、ただ少なくとも音声の方はですね、ちゃんと書いておこうかなと、書いておくというか、
喋っておこうかなと思ってですね、ちょっと時期ずれてるんですけれども、4月号の話をしていきたいと思います。
初めて聞く方もいらっしゃると思いますので、改めてジニーマガジンの復習をしておきたいと思います。
ジニーマガジンはですね、アメリカで1936年から発売している月刊誌になりますね。
現在までですね、オーナーとかエディター編集長を変えながら続いている雑誌ということで、
もう88年続いてるんですね、すごいですよね。
編集長はリチャード・カフマンさんというアメリカの方で、この人の本はですね、今大量に日本語に訳されていて、東京都出版というところから出ております。
私はそのジニーマガジンの雑誌をですね、定期購読しておりまして、
デジタル版と物理版の定期購読のサブスクリプションがあるんですが、私はデジタル版のみ購読してまして、
毎月配信されると読んでいるということで、35ドル、年間ですよ、年間めっちゃ安い。
1ヶ月3ドル以下ですからめっちゃ安いなと思ってますし、
過去のジニーとか、あとはマジックという名前の雑誌も別に昔あったんですけども、
そちらも過去の分アーカイブがアクセスできますので、かなりお得ということで、めっちゃ皆さんにお勧めしております。
一緒に読みましょう。
毎月ですね、メインの特集のカバーストーリーみたいなものがあって、
多くは特定のマジシャンのインタビュー記事であったりだとか、歴史系だったりとかね、
大きなイベントがあったりすると、フィズムみたいな世界大会があったりすると、
そのイベントレポートがなったりとかしているわけですけれども、
この2024年4月号は、レイチェル・ワックスというニューヨークのマジシャンでした。
ということで今回はレイチェル・ワックスさんについて少しご紹介しておきたいなと思っておきます。
レイチェル・ワックスのマジックと経験
ポッドキャスターなんでね、マジシャンの見た目みたいなこともお伝えした方がいいと思うんですけれども、
まずはレイチェル・ワックスさん、白人の女性のマジシャンです。
拠点ニューヨークということで、彼女のインタビューが今回載っていたということです。
デジタル版はYouTubeへのリンクとかも結構あったりして、彼女の演技も見れます。
ペイアンドテラーというマジシャンがやっているFool Usという番組にも出演しているということで、
結構ニューヨークでも活躍しているマジシャンということでした。
主にですね、スピークイージマジックというマジックが見れる劇場というよりかは、
バーに併設されているちょっとしたシアターみたいなのがあるらしいんですけれども、
そこで定期的に演じているということでした。
私、演技を見てみた感じなんですけど、スタンドアップコメディの要素も結構感じましたね。
結構かなりジョークを交えながら、スタンディングでマイクの前に立ってやっているので、
結構エレガントなマジックというよりかは、おしゃべりで結構ジョークも言いながら、
お客さんをいじりながらやっていくというマジックのスタイルです。
あと、見た時にですね、やっぱり強い女性という印象を最初受けました。
実際事実ですね、このインタビューの中でも、ご自身のことをフェミニストと自称したりとか、
あとやっぱり女性マジシャンってあるところをかなり意識して、
意識っていうのはやっぱり男性マジシャン、男性優位の業界だったのは間違いないので、
その中で女性というところをかなり意識してですね、
マジシャンのキャリアも積んでいらっしゃるということで、
すごいそこら辺は意識なさっているなということを印象を受けました。
あとですね、めっちゃエリートですね。
まずご自身の親御さんが小2回、読んでいる患者、たぶん小2循環期系のお医者さんで、
お父さんがマジック好きで、その影響を受けて自分はマジックを始めて、
大学に進学しているんですけれども、ファッションインスティテュートオブテクノロジーという、
これもニューヨークにありますファッション系のですね、超名門校ですね。
これ日本からですとね、ユニクロが実は奨学金を出したりしてですね、
人を送れたりするんですけれども、とにかく超名門、ファッション系で、
もう世界一といえばファッションインスティテュートオブテクノロジー、アメリカだとね、
っていうくらい超名門で、なので結構そっちの仕事もやりたかったみたいなんですけれども、
今はマジックをやっていると。
最初はニューヨークで学生になった時に、マジックの実演販売とかしていたわけなんですけれども、
最近はプロの仕事としてやっているということでした。
インタビューを読んでいる中で、気になったというか面白いなと思ったのは、
女性マジシャンとしてこの衣装についてね、コメントしていたところも面白かったですね。
やっぱりその彼女の写真を見てみるとですね、スーツなんですよね。
女性マジシャンの課題とマグネットグループ
やっぱり女性マジシャンって今までの多くのマジシャンは、
ちょっと語弊がありますけれども、統計的にその傾向があるのは、
セクシーさとかね、そういったものを割と出していた人が多いかなと思うんですけれども、
スーツを着てですね、カチッと決めると。
このジーニーの表紙を見るとですね、スーツにネクタイを締めてやっているというところで、
かなりそこの印象は違うかなというところですね。
すみません、表紙はネクタイ、締めてないです。ネクタイを外している感じになっていますけれども。
あとはやっぱりマジック界に女性が少ないのはなぜかというところもコメントになっていました。
実際そのマジックのコンベンション、大会とかに行くと、
誰の友達、誰の連れ、誰のガールフレンドみたいなふうに言われて、
自分がマジシャンだというふうには、男性のね、そこにマジックコンベンションに来ているお客さんには思ってもらえなかったということで、
結構歯が良い思いをしたということも書いてあったんですけれども、
やっぱりそのマジック界に女性が少ないのは、ロールモデルの不足。
ロールモデルというのは、自分がね、目指したいと思うような存在のことですよね。
ロール役割みたいな意味ですから、
女性マジシャンの先輩がすごくまずそもそも少ない。
だからその後を追う人っていうのも少ないよねって話とか、
また周囲のアンコンシャスバイアスですね。
あのこの無意識のバイアスですね。
女性はマジックしないよねみたいなバイアスを多くの方は持ってしまっているし、
そして持っていることに気づいていないわけですよね。
というところも言われていましたし、
あとはセーフスペースですね。
この女性マジシャンたちが安心して、
セーフに、安全に活動できるような、
安全っていうのは性的にもそうですし、
心理的にも安全な、
そういった場所が少ないというところもコメントなさっていました。
実際ですね、彼女がこれだけ、
今ニューヨークでもキャリアを積みながらやれているのは、
マグネットっていうですね、
まさにこのセーフスペース。
安心してマジック活動できるですね、
マイノリティにすごい配慮したチームがあったらしくて、
例えば女性マジシャンだったりだと、
有色人種ですね、
白人じゃない人種だとか、
あとはセクシャルマイノリティみたいな人とかを、
そういったマイノリティの人たちをしっかり取り込んでですね、
政府にマジックを楽しめるグループ、
マグネットっていうグループがあるみたいで、
そこに所属してですね、
その人たちと一緒にコンベンションに行ったりだとか、
そういった中でですね、
安心・安全で取り組めたというのが
大きかったみたいですね。
たびたびこのポッドキャストでは、
女性マジシャンとかジェンダーについて
ふるさせてもらっています。
私は結構リベラル寄りの考えっていうのもあるんですけれども、
大前提として、
多様なバックグラウンドを持った人が
業界に増えていくということは、
アイデアとか演技の幅が増えるというところでは、
面白くなっていくと、
そういう前提に立って私はよく喋っています。
ただ、こと女性というところに関してはですね、
今単純にやっぱり数が少ないですし、
女性だからという意味で
マジシャンになることを諦めたりとか、
別にマジシャンになることだけじゃなくて、
手品を趣味とするそのものを諦めるというのは、
マーケットもちっちゃくなっちゃうし、
すごいもったいないなっていうのは
僕は思いながらですね、
この記事を読んでおりました。
ちなみにそのロールモデルが少ないって話でいて、
これって実はね、
マジック業界のみならず、
結構いろんなところで
言われている話なんですね。
私、実は本業は教育をやっていますので、
教育業界でもですね、
似たような構造の問題がございまして、
理系を選択する女性が少ないという傾向があります。
これはね、日本でもよくね、
理系上みたいなラベリングされて
増やそうとしていた取り組みも、
今までもありますけれども、
日本ももちろんその傾向が強いし、
実はこれ、世界でもですね、
特にアメリカとかもやっぱり、
女性の理系の選択と要因
理系を選択する女性が少ないんですね。
これを研究して、原因を研究して、
どういう因果関係があるんだと研究した結果、
やっぱりまずロールモデルが少ない。
女性の研究者ですね、
とかがやっぱり少ない。
先生も、女性の理系の先生も
そもそも少ないというのがあって、
ロールモデルを目指したい姿となってくれるような
憧れの先輩というのが
そもそも少ない。
あとはですね、保護者とか先生が持っている
アンコンシャスバイアスですね。
女は理系に行くべきじゃないよね、
みたいなことを平然と言うと。
そういった話とかもあったりして、
そういったものから理系を選択する女性が
すごく少ないという
社会状況があるんですね。
これ本当に構造は同じだなと思っていて、
マジック業界も似たようなことになっている
ということでございました。
ということで、
男性女性限らず
ぜひレイチェルワックスさんの
インタビューを読んでいただきたいんですけれども、
特に日本もですね、
女性マジシャン少ないというところで、
何かこのインタビューからヒントが
与えられたら面白いなと思いながら
読んでおりました。
乾杯マジックとマジックショーキング
そしてその他ですね、
実は結構今回面白いなと思った特集が、
乾杯マジックというですね、
マジックショーを取り上げた、
マジックショーを紹介する記事がありました。
この乾杯マジックの乾杯というのは、
皆さんが想像する乾杯ですね。
日本語の乾杯です。
これとはですね、ニューヨークにある
ブルックリンというね、マンハッタンの
南側のエリア、ブルックリンと言いますけれども、
ブルックリンの日本食レストラン、
ルール・オブ・サーズという
レストランがあるらしいんですけど、
そこでやっている、マンスリーで、
月次でやっているマジックショーが、
実は乾杯マジックというらしいですね。
そこにはですね、
ニューヨークのローカルで活躍している
マジシャンだけじゃなくて、アメリカで活躍する
著名なマジシャンたちも定期的に
出演しているということで、
ポール・ビヒールとかですね、
ジョン・カーニー、ジャレット・コップ、
などなど、ロブ・ザ・ブレッキーとか、
そこらへんのね、ニューヨーク拠点じゃない
マジシャンも出演するということで、
結構ですね、
大物が出てきて、すごい面白い
マジックショーになっていることが予想されます。
で、実際写真もですね、
この陣営の中でその演技の写真があるんですけども、
ステージがですね、日本食レストランなので、
なんかね、日本酒の段ボールがですね、
後ろに積まれているんですね。
だから、なんか、
我々日本人からすると、めちゃめちゃ違和感ある。
なんか、日本酒メーカーの
倉庫を見ているような感じになるんですけれども、
アメリカ人的にはおそらく
クールなのかもしれないなと思うんですが、
漢字もね、書いてあるんですが、
やっぱり日本酒の
名前って漢字で書かれているじゃないですか、結構ね。
なので、それがやっぱりクールに
見えるんだと思うんですが、
そういった段ボールが積まれたステージで、
そこでかなりモダンなマジックというか、
全然和妻とかね、
日本のマジックじゃなくて、さっき言った
マジシャンたちがですね、パーラースタイルですね。
前に立ってお客さんあげて、みたいな形で
やるということをやっています。
以前の陣営でも紹介しました、
アレックス・ボイスというですね、
コイン・イン・ボトルという
マジック、これお客さんしゃべってないかもしれないですね。
ニューヨーク拠点している、かなり若い
マジシャンがいるんですけれども、彼とかもかなり定期的に
出演していて、ニューヨークでの
マジックショーというと、
マンデーナイト・マジックという、かなり老舗の
マジックショーがありますね。
何人か複数のマジシャンが
出るオモニバス形式のマジックショーですけれども、
それがすごく有名なんですけれども、
こういったね、乾杯マジックとか、
さっきのレイチェル・ワックスさんが出ている
スピーク・イージー・マジックとかね、
そういった、いくつかちょっとしたマジックが
見れるような場所も増えている
というのが分かる記事でした。
いや、でもしかしてレストランがね、
メインになっていて、日本食レストランがメインになっていて、
こういうところでマジックをやっている、
それで商売が成立しているというのがやっぱり面白いですね。
ニューヨーク、やっぱり物価も高いので、
そういったのもあって成立するのかもしれないですけれども、
そしてね、日本人として日本食レストランで
やってくれているというのが何となく
ちょっと嬉しかったりもしますね。
これちょっと、私コロナ前にニューヨーク行ったきり
全然行けていないので、
次ニューヨーク行く機会があったら、
それまで続いていてほしいんですけれども、
見に行きたいなと思っております。
その他の特集ですね。
いつもジーニーはいろんなマジシャンが
寄稿しているわけですけれども、
シカゴのマジシャンジョン・バノンのですね、
コラム、
ブラック・オプス・アセンブリーという、
エース・アセンブリー、エースが集まる
マジックの解説がありました。
ブラック・オプス・オプスのらしくですね、最後に
首都ひねりあってですね、
今エース・アセンブリーという風に言いましたけれども、
キングを使ってですね、4つの山に分けて
それをお招きかけると1つの山に
集まるわけなんですけれども、
その後ですね、最後に山を裏返すとですね、
エースがまだ現れるみたいな、
ちょっとしたクライマックスがある
マジックが解説されていたりとか、
マジカナというですね、
ジェイミン・アン・スイスという、
これもニューヨークのマジシャンが
執筆しているコラムがありますけれども、
これは分かる人だけ分かっていただければ
と思うんですけれども、解説されていました。
これ実演動画も上がっているんですけれども、
実演動画を見たら先ほどね、
特集されているレイチェル・ワックスさんが
映っていました。このマジカナで今回特集されているのは、
プラカシュ・プルさんというですね、
ちょっと読み方分かんないんですが、
プラカシュ・プルさんというですね、
シンガポール出身でニューヨーク拠点の
マジシャンということで、ゆえにですね、
レイチェル・ワックスさんも映像に映っていた
ということで、今月号はですね、
本当に乾杯マジックの特集も
そうですし、マジカナもニューヨークの
マジシャンということで、非常にニューヨーク
ニューヨークした特集会でございました。
はい、ということでジニーマガジン
感想会、内容紹介会は、
かなりクイックに
ご紹介するわけですけれども、
今月号は2024年4月号の
お話でございました。来月は
先ほどちょっと名前出しますと言ったが、
ポール・ビーヒルというですね、
マジシャンがカバーストーリーになっておりますので、
そちらもぜひご期待ください。
ということでまたお会いしましょう。バイバイ。