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奇術積読宣言 ON AIR
どうも、奇術愛好家のしゅうたです。このポッドキャストは、手品が好きすぎて本を知るほど積んでいる私しゅうたが、手品を趣味とする愛好家向けに、マジックに関するヨタ話をするポッドキャストです。
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はい、ということで、今回のテーマは、Genii 2024年6月号、スペインの新星 Luis Olmedo
はい、Luis Olmedoというスペインのマジシャンがカバーに表紙になっているGeniiマガジン、2024年6月号の感想回ということになります。
Geniiマガジンは、毎月私読んで、このポッドキャストでも話させていただいてますけれども、改めてGeniiマガジンなんだっけっていうのは、冒頭で1分ぐらいで復習しようと思うんですけれども、
Geniiマガジンというのはですね、アメリカで1936年から発売しているマジックの月刊誌ですね。現在までオーナーとかエディターを変えながら続いているということで、
現在のエディター、編集長はリチャード・カウフマンというアメリカのマジシャンですね。
彼の本は、彼自身もですね、自分の出版社とか自分の会社を持っていて、そこからもいろんなマジックの本が出てまして、大量に日本語に実は訳されて、東京都出版というところから日本では発売されているということですね。
このGeniiマガジンですね、毎月月刊誌ですので定期購読あります。デジタル版と物理版がありまして、私はデジタル版を購読しています。
デジタル版は年間35ドルということで、1月だから3ドル切るんですよね。だから円安の今であっても500円を切るということで、かなりお得かなと思っています。
毎月ですね、メインの特集であるカバーストーリーがあって、大体多くは今回みたいな特定のマジシャンの紹介であったりだとか、インタビューですね。
あとは大きなイベントがあったりするイベントの話だとか、歴史のテーマであったりだとか、やっぱり特定の一番大きい特集というのがメイダーマンとなる特集があって、それが毎月載っているという感じです。
定期購読の話しましたけど、定期購読するとですね、過去のGeniiとマジックというタイトルの雑誌もあったんですけど、それも過去のやつ全部アクセスできるんですよ。
昔のやつからね。なのでこれめっちゃお得です。資料を検索したりとか、雑誌っていろんなトリック解説されてるんで、それも毎月払ってるんですけど、それを見ることができるので、かなりお得という感じです。
本当にお前たちね、このGeniiマガジン読み始めて、まだ1年経ってないかな。でも去年の9月ぐらいからちゃんと読んでいて、毎月読んでいるんですけれども、やっぱり読んだほうがいいですよ、皆さん。
このGeniiマガジン界のポッドキャストの再生数めっちゃ低いんですよ。なので今これを聞いてくださっているあなたはですね、非常に限られた方で、私は思うんですけど、たぶんね、Geniiマガジンを毎月ちゃんとね、メインカバーストーリーと、あとそれ以外のコラムとかありますけど、ある程度目を通している日本人って、たぶんね、日本に20人いないと思うんですよね。
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このポッドキャストを聞いていただいたあなたはですね、私がちゃんとある程度読んでますので、読んで感想をしゃべると。その感想を聞いてですね、これめっちゃいいなと思ったら買えばいいし、自分で読んでみればいいしということで、なんていうか、そのある意味でフィルターとして使ってもらえればいいかなと思います。
あとはね、自分の好きなマジシャンが出ている時とかは、ぜひ個別で買ってみてもいいかなとは思うんですけれども、ぜひですね、忙しい現代人の皆さん、そして英語というところで若干抵抗感もあるかもしれませんけれども、読んでみるといいと思います。
読んだほうがいいって言ってるのはですね、もちろんカバーストーリー面白いとか知らないマジシャンが出てくるとかもあるんですけれども、それ以上にですね、GIというニュースのコーナーがあって、ニュースでも意外と知らないニュースがいっぱいあるなって感じなんですよ。
マジック業界のニュースって意外と表に出てこないというかね、マイナーニュースだったりもするんで、表に出てこないっていうのもありますし、結構このね、GIというのが一般の方とか他のエンタメとの関連性でもって紹介してくれたりするんですね。
例えばこういったテレビ番組に出ましたよとか、そういった情報なんですよ。で、スティーブマーティンというコメディアンがいるんですけれども、これ私知らなかったんですけれども、今Appleプラスかな、Appleがやっているサブスクサービスですね、映像のサブスクサービスがあるんですけれども、そこでドキュメンタリーが発表されていて、今世界的に有名なコメディアンなんですけど、実はキャリアの最初はマジシャンで、アメリカのディズニーランドのマジシャンをやっていたというような話とかがですね、載ってたりして、
全然知らないことも多いなということで、本当にね、さらっと読むだけでもいいし、結構写真とかも多いんで、あれなんかこの人知ってるなぁとかね、なんだろうこれって思ってちょっと読んでみるみたいな感じのね、流し読みでも全然僕はいいと思います。
本当に月3ドル未満ですから、かなりね価値ある投資なんじゃないかなと僕は思っております。
そんな魅力を話したところで、今回のカバーストーリー行ってみましょう。
カバーストーリーはですね、ルイス・オルメドというスペインのマジシャンでした。
彼のインタビューとかが掲載されているわけですけども、ルイス・オルメド皆さんご存知ですかね。
多分ね、年齢僕とほぼ一緒なんですけれども、今34歳、あるいはちょっとね読み方によっては36歳にも読めるんですけど、一応34という数字が書いてありました。
このインタビューされた時点で34歳ということだと思うんですけれども、ということで比較的若いということで、今回ですね、
フィーチャーされたのは多分おそらくフーラースという、ペン&テラーのフーラースという番組に出たというのもありますし、
2022年のフィズムですね、世界大会の、これはカナダのケベックで開催されたやつですけれども、マイクロ部門。
クロースアップというか、小規模なマジックの部門ですね。
マイクロ部門で1位になったと、ワールドチャンピオンになったということもあってですね、紹介されたのかなと思っています。
私ちょっと2022年のフィズムの結果全然覚えてなかったので、久々に見てたんですけど、
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かれてこのマイクロ部門の1位というのはサイモン・コロネルと同率1位なんですね。
だから1位が2人いたというところです。
このサイモン・コロネルさんはですね、彼は最終的にグランプリというのを実は取っているんですよ。
全カテゴリーを超えての、その年のクロースアップマジックの1位であるということで、
要はそことタメを張ってたということで、実はむちゃくちゃすごい1位。
なんならグランプリ取った可能性まであるみたいな感じなんじゃないかなと多分思うので、
ちょっとあまり私ね、詳しいシステムとかわかんないんであれなんですけど、
とにかくそういったグランプリを取ったサイモン・コロネルと同率1位だったということで、めっちゃすごい話なんですね。
で、マジックの内容自体はフーラース、これリンク概要欄に貼っておきますので見ていただければと思いますけれども、
コインを使ったマジックでフィズムに出て今回1位を取られたということです。
実は私はルイス・オルメドは2回ほど生で見ていまして、
1回は台湾のマジックコンベンションですね、TMAというコンベンションがあって、
そこでのレクチャーとマジックショーをやっていて、
私そのレクチャーっていくつか選択して受けられるんですけど、ルイス・オルメドのレクチャーを受けました。
で、もう1回はこれはブサンのフィズムですね、韓国でやっていた2018年だったと思いますけれども、
フィズムで彼出場していてその演技を見たということです。
で、ケベックでほぼ同じ演技というか、コインを使ったマジックで出てちゃんと1位を取ったということで、
非常にブラッシュアップしてですね、進化した演技をされたというところですね。
で、もう本当に彼が1位であることには何の文句もなくですね、
やっぱりフィズムの採点基準というのはいろいろありながら、
多分そういったフィズムの採点基準でも点数取りやすいというところもあったりだとか、
マジックの不思議さであったりだとか、いわゆる芸術性みたいなところですね、
マジカル・アトモスフィアみたいなものを追求してですね、
自分の演技を修正していって最終的に1位を取ったんじゃないかなと思っております。
今回のカバストリーを読んでいて全然僕知らなかったのが、
ルイソル・メドってプロのハンドボールプレイヤーなんですね。
知らなかったです。
しかもハンドボールという若干マイナーなスポーツのプロ選手ということで、
全然知りませんでした。
なんかあんまりスポーツ選手、プロのアスリートで兼マジシャンってあんま聞いたことないですよね。
いますかね。
なんかあんまり聞いたことないなという印象がありますけれども、
でもやっぱスペインのマジシャンって結構アクティブですよね。
体力ありますよね。
キッコーパスツールという、これもスペインのマジシャンですけど、
彼にこれは完全に個人的に会いに行って連絡してですね、
いろいろ喋りたいみたいな感じで昔会いに行ったことがあるんですけど、
そのキッコーに会いに行った時も、
明日暇?みたいなこと聞いたら、
明日ごめんちょっと俺フットサル行ってくるわみたいな。
お前もフットサルやる?みたいなこと言われて、
僕は全然フットサルできないんで、
ちょっとやめておくよみたいな感じだったんですけど、
結構ガッツリ日中フットサルとかしてて、
スポーツ好きなんだなと思った印象があって、
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結構そこにもマジシャン仲間たちが来るよって言ってたんで、
私はまあ行かなかったんですけれども、
割とアクティブな人が多いのかななんていう印象を勝手にね、
スペインのマジシャンに思っております。
これは本当に完全な脱なんですけれども。
インタビューの中でですね、
影響を受けたマジシャンとか影響を受けた本について語られてましたけれども、
本で言うとガビ・パレラスとダニー・ダオーティスの本ですね。
2人ともスペインのマジシャンですけれども、
ガビ・パレラスのですね、
ちょっとこれ発音わかんないんですけど、
デピュラシオン・コンスタンテデ・ローミスモみたいな名前。
ちょっと絶対発音適当なんで許してほしいんですけれども、
ガビが書いたですね、マジック理論に関する本とかだと思うんですけれども、
そこら辺の影響を受けたと言っていたし、
実際にガビに直接指示を受けてですね、
いろんなところのフィードバックをもらったみたいなものを書いてあったので、
そういったところで最終的にですね、
1位を取れたというのは、
ガビはね、若くして亡くなってしまったんですけれども、
彼に向けてもですね、いいプレゼントになったんじゃないかなと思っています。
あとはですね、このインタビューの中で面白いなと思ったのは、
ブラックアートについてですね、
ちょっとブラックアートが何ぞや、
ということはちょっとあえてここで詳しくは話すのをやめますけれども、
ルイス・オルメドはブラックアートに関するレクチャー映像であったりとか、
レクチャーノートの中でも使ってたりとかですね、
するわけなんですけれども、
そこに対してやっぱり結構こだわりがあってですね、
過剰に使うわけじゃないと、
ちょっと具体的なマジシャンの名前は私は出さないですけど、
めっちゃね、ブラックアートを使っているマジシャンとかいるじゃないですか、
いっぱいいますよね、今流行っているのね。
なんですけれども、ある意味でサムチップ的なね、
ちょっとこれも何か話せませんけれどもあえてね、
サムチップ的な使い方がいいんじゃないかと、
あとはちょっとカバーをしっかりと考えて使っていくのか、
カバーってのは多分これはアスカリオが言うところのカバーのことだと思うんですけれども、
そういった話もしっかり触れられていて、
彼のブラックアートを使う上での哲学みたいなところも読めて、
すごく面白かったなと思っております。
はい、ということで興味がある方、
興味が出た方はぜひ今回の字に読んでみてください。
他にはですね、マジックのコラムとか作品紹介とかいろいろあるんですけど、
また私が面白かったのは、
1911年のパーティーグッズというかジョークグッズの紹介ですね。
ジョークグッズってよくあるじゃないですか、
ブーブークッションとかね、そういうやつですね。
多くの世界のマジックメーカーというか、
マジックの道具を作っている業者がですね、
それだけだとなかなかマーケットがちっちゃいので、
パーティーグッズ作ったり、ジョークグッズ作ったり、
パズル作ったりみたいな、日本の天葉さんもそうですけれども、
それが世界的には同じような流れがある中で、
1911年にどんなジョークグッズがあったのかというカタログの紹介がありました。
私のそれを読んだ感想は、
これは現代でも一緒なんだなという感じですね。
100年変わってない。
虫が入ったように見える氷とか液体の
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イミテーションの道具だったりとかね、
人間の驚く感情が生み出されるビックリ道具というのは、
基本的には変わらないんだなと思いました。
あとは、リチャード・カーフマンさんですね。
編集長が東京に来ていたみたいで、
実は来月のジニーマガジンがまた日本人の方が表紙なんですけれども、
その関係もあってですね、
マジックランドという日本が世界に誇るマジックショップですね。
の移転のニュースがですね、
結構ちゃんとページを裂かれて書かれていました。
今、東京の東洋町というところに移転をしてですね、
移転してから行ったことないんですけれども、
マジックランドという老舗のマジックショップがですね、
移転したよということが結構書いてあって、写真付きでね。
なので、やっぱりカーフマンさんの
この新日かっぷりがですね、非常に伝わってくる
そんなジニーマガジンの2024年6月号でございました。
ということで、ジニーマガジン号、
再生数少ないんでね、長々と喋るのもどうかなと思うんで、
結構今日はコンパクトにまとめましたけれども、
ぜひですね、興味が出た方は、
購読してみて、一緒にジニーマガジン読みましょう。
ということで皆さん、またお会いしましょう。バイバイ。