今日のテーマは、H3ロケット7号機とHTV-X1の打ち上げです。
本日、2025年10月26日、鹿児島県の種ヶ島宇宙センターから、日本の主力ロケットH3ロケット7号機が打ち上げられました。
私もですね、ライブ配信を見てたんですけど、素晴らしい打ち上げでしたね。
今回のH3ロケットは7号機で、さらに外部ブースターが4つになった推進力が大きいタイプのシステムになっていて、
それもあって迫力のある打ち上げシーンで、とっても感動的でした。
そのH3ロケット7号機には、新型のHTV-Xという無人補給船が搭載されています。
今回初めて飛ぶことになったので、そういうこともあって注目されていたんですけれども、
このエピソードでは、宇宙開発に必ずしも興味がある人でなくても、もしかしたら面白がってもらえるような、そんな2つのトピックを紹介したいと思います。
その無人補給船というのは、ISS国際宇宙ステーションに物資を運ぶために飛んでるんですけど、
その中に、いろんなISSで必要な物資を入れるんですが、なんとVTuberのぬいぐるみやアクリルパネルといったVTuber関連グッズと、
もう一つはダッサイという日本酒がありますよね。その日本酒のメーカーが、これから宇宙で日本酒を作るための原料とお酒を作る機材が積み込まれていると。
そういうちょっと変わった積み身を運んで飛ぶというようなことが行われているところが、結構面白いポイントかなというふうに思っております。
まずは、このH-IIIロケットの打ち上げの概要と見どころというところをちょっとだけ話したいんですけど、
H-IIIロケットというのは、これまでの前の先代のH-IIロケットの技術を継承しつつ、本格的な商業展開を目指して市場競争力を高めた日本の新しい主力ロケットです。
その7号機というのが、今回無人補給船HTV-X1をISSへ飛ばすということで打ち上げを行ったわけです。
このHTV-X1というのは、その前のコウノトリという愛称がついていたHTVという補給船からさらに進化していてですね。
コウノトリというのは、ISSで物資補給をしたら、そのまま切り離されて大気圏に突入してそのまま燃え尽きちゃうという設計だったんですけど、
これはHTV-Xというのは、物資補給を終えた後も宇宙空間上で継続してミッションを行うということができるような、そういう設計になっています。
物資補給についても、1.5倍ぐらい量が増えたんだったかな。
補給船としての能力も上がっているんですけど、さらに補給をするだけじゃなくて、宇宙でミッションができるような、そういう宇宙船になったということで非常に注目をされているわけです。
ただですね、冒頭でも申し上げたように、そういう宇宙開発における技術的な進化みたいなところもとっても面白いんですけど、今回話したいのは、もうちょっと宇宙のことを身近に感じられるような2つのプロジェクトについて紹介をしたいと思っています。
1つはVTuberのぬいぐるみやアクリルパネルを住みとして運んでるんだよって話をしました。
それはオシソラプロジェクトっていう名前で行われている企画があってですね、それに賛同するVTuberの方々のぬいぐるみとかアクリルパネルを今回のHTVX-1でISSに運んで、
日本の希望というモジュールがISSにあるんですけど、そちらでぬいぐるみとかアクリルパネルを使った撮影とか、あるいはライブ配信なんかも行う予定だということになっているみたいです。
いわゆる推し勝つと呼ばれるものを、宇宙にまで拡張してしまうっていうロマンチックな企画ですよね。すごいですよね、推しが宇宙に行っちゃうみたいな、そういうものです。
自分自身ですね、VTuberの配信画面のデザインをするアライブスタジオというサービスを会社で運営してるんですけど、
宇宙でライブ配信をする時代が、VTuberが宇宙でライブ配信をする時代が来たんだなというふうに思って、感激もひとしようだなというふうに思っております。
そんな感じで、推し勝つと宇宙開発っていう、一見全然関係なさそうに思える2つの文化が交わってきたというのは、とっても面白い現象だなというふうに思っております。