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宇宙開発の研究成果が日常の製品に使われている。今回はそんなお話をしていきたいと思っております。
で、今日ですね、これいくつかあるんですけど、まあ今日は具体的に一つご紹介しようと思っているのが、アルミ缶、スチール缶の加工技術ですね。
これダイヤカットと呼ばれるものなんですが、皆さんご存知でしょうか。 だいたい身の回りだと氷結の缶、お酒の氷結の缶ですね。
だったり、あとはキリンのファイヤーっていう缶コーヒーの缶の表面に施されている技術なんですが、あの山っぽくなってるやつ、三角形のダイヤっぽい形が缶の表面に浮き上がっているっていう、そんなデザインのものなんですが、あれって実はただ見た目のためだけに作られているものではなくてですね、氷結ってタイトルの通り氷っぽいテイストで作られてるわけですけど、
ああいうのは、あの氷っぽさを表現するためではなくて、実は缶にある処理を施すことで、例えば強度を上げたりだとか、軽量化させたりだとかっていう、そういう技術があるんですね。
で、その表面にダイヤモンド型の加工を施すっていうのは、実はこれ、NASAの研究によって明らかになった新たな模様、そしてこれによってある強化をできる、そういう背景があったんですね。
なので今回は、宇宙開発の研究によって見えてきた、缶、スチール缶、それらに対する加工技術、これについてお話ししていきたいと思っておりますので、最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、スペース、日本、日本、日本。
佐々木亮の宇宙話。
今回は566エピソード目というところで始まりました佐々木亮の宇宙話。
今ですね、あるポッドキャストチャンネルにナレーションとして参加するっていう、また新たなゲストの出方っていうのを行っております。
で、今、今回お邪魔させていただいたのはゴリラ乙女のちらかしラジオっていう、女性2人がやっているポッドキャストになっているんですが、ここでですね、プロフェッショナルっていうテレビ番組あるじゃないですか、NHKかな?
で、あるんですけど、それをポッドキャストの中でオマージュして番組を作ろうみたいな、結構そういう面白い企画をやっていることが多いんですね。
で、このゴリちらっていうゴリラ乙女のちらかしラジオっていう番組があるんですけど、そこにプロフェッショナルのナレーション側を担当するっていうような形でゲスト出演させていただいております。
というか、やっぱり本家の人のあの声ってすごいんだなっていうのは、自分の声を入れた瞬間のなんか気持ち悪さみたいなところで若干感じつつも、こういう企画考えるのやっぱすごいなって思いましたね。
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僕はこう毎日宇宙の話ばっかりやってるもんですから、そういうちょっとエンタメ性に富んだ企画っていうのはなかなか含んでこなかったりするので、そういったところでやっぱりアイデア勝負っていうか、聞いてて面白いっていうのはそういうところなのかなってめっちゃ思いました。
今回ですね、いろんなポッドキャスターの方がナレーションとして入る中で、3人入ってる中で僕も1人入らせていただいているので、もし興味ある方はですね、概要欄にそちらのリンク貼っておきますので、ぜひチェックしに行ってみてください。
はい、じゃあということで、本題に入っていこうかなと思います。今日の本題は、宇宙開発の技術がそのまま日常の製品に用いられている、そんなお話を今日はさせていただきたいと思っております。
でですね、これは今後シリーズ化させていこうかなと思っている部分でもあって、簡単に言えば、宇宙開発によって今までちょっと難しいと思っていたことだったり、今まで分かっていなかった部分が明らかになるっていうことは結構あるんですね。
そんな中で、その技術をそのまま製品化させよう、みたいな、そういう発想でものが作られていくことも一部あると。
で、これまで、例えばお話しさせていただいた内容で言うと、最近セブンイレブンだったりとかっていうコンビニでペットボトルに入ったワインっていうのが売られていると思うんですね。
あのワインっていうのは、今まで瓶でしか運べなかったものを、ペットボトルの表面から入ってしまう酸素とかを防ぐ、ある技術を使うことによってペットボトルでの運搬を可能にさせた、なんていうところもあったりするんですよね。
で、これって多分ポッドキャストものすごい初期の方、50とか100までの間ぐらいに喋った内容な気がするんで、近いうちもう1回話そうかなと思います。
気になる方は、CFRPで調べていただけたらいろいろ出るんじゃないかなと思います。
DLCだ、DLCって呼ばれる技術なんで、そちらについて興味ある方は調べてみたり聞いてみたりしていただけたらと思います。
でですね、今回は氷結、お酒の氷結だったり、あとはキリンの缶コーヒー、ファイヤーの缶の表面に施されたダイヤモンド型の模様ですね。
あちらについてご紹介していきたいと思ってます。
で、あれがそもそも宇宙開発の中で生まれたものだというところがあるので、今回こちらを紹介しようと思っている次第です。
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で、あれって氷結っていう氷のテーマに合わせてとか、ファイヤーのちょっと燃えてるっぽさみたいなところを表現させようっていう単純な缶の模様なのではなくて、あれって実はNASAの研究所でできたある技術によって発想が転換されていってるってものなんですね。
具体的に何なのかっていうと、結構昔なんですよ。1960年とかにNASAの研究所で音速を超える機体の胴体の研究をしている方がいて、つまり音速を超える瞬間に衝撃波とかが出て、機体に対してものすごい圧というかパワーがかかってしまうので、
それに対してどういうふうにその力を逃がしていくか、それに耐えるような機体を作っていくのか、なんていう話の発想が出てきたときに、そもそもどうやってその胴体の部分が壊れてしまうのか、破壊の形っていうのをいろいろ見ていった結果ですね。
なんとそのあるタイミングで機体が破壊されるときに、そのダイヤモンド型、つまりそのある模様ですね。ダイヤモンドっぽい模様でその機体っていうのが破壊されているような、そんな傾向を見出すことに成功したらしいんですよ。
で、これそこからの逆転の発想で、じゃあもともとそういう模様を胴体に入れてあげる、つまりダイヤモンド型の加工をしてあげたら、その破壊されている状態を最初から作ってしまえば、またそこから別の破壊模様が出てくるんじゃないかっていうような発想から、こういったダイヤモンドカット、ダイヤカット感って呼ばれるような
スチール管だったりアルミ管の表面にそういった模様を施すっていうところが発想として生まれてきたというような状況みたいなんですね。なので強度を強めるっていうある種、管にとって非常に重要な性質をサポートする、そんな技術にはなっていたりします。
で、具体的にどれぐらいその技術がすごいのかっていうと、このダイヤカット感っていうのを作られている会社のホームページにいろいろストーリーが書いてあって、例えばスチール管に単純なまっすぐなスチール管とダイヤカットを施したファイヤーの管だと思いましょう。
ファイヤーの管と普通の管、コーヒーの管っていうのを同時に水に沈めて水圧にどれぐらい耐えられるかなんていうところを調べた結果ですね。
全く加工のないストレートなものっていうのは、水深8メートルぐらいでへこみ始めて、水深15メートルでペシャンコになるという状況だった一方で、このダイヤモンド、ダイヤカット感っていうダイヤモンド型の加工を施したものについては、
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15メートルの深さ、さっきはペシャンコになってましたが、こっちでは全く変化をせずに水深30メートルになってようやくへこむっていうような形が出てきたっていうところで、
ここにまず3倍以上の強度っていうのを持たせることに成功しているだったりだとか、あとは30%の軽量化っていうのにも成功できるらしいですね。
材料をこの形にすることによって材料を減らすことができる。
具体的には強度が高くなるから、今まで通りの強度にするんだよ。強度で問題ないのであれば、この缶の厚さを薄くできるんですよね。
ということで、30%ぐらい軽くしても問題ないっていうようなところで、注目度も高いというような状況です。
これ、30%の軽量化に成功させるっていうのは、単純に材料が少なくて済むっていうだけじゃなくて、
運搬のコストっていうのも格段に下げられるはずなんですよね。
例えば、缶1個だったら別に30%減っててもあんま分かんないんですけど、これを1万個一気に運ぶってなったら、
それの30%だからかなりの量の重さっていうのが削減できるはずなので、
そういった意味でも非常に重要な加工技術なんだなっていうのを感じるような内容になっていたりします。
こんな感じで、NASAの、つまりこれ結局最終的にまとめるとNASAの研究所で音速を超える機体ですね。
飛行機みたいな、ああいう機体とかロケットみたいな、ああいう機体がどうやって破壊されてしまうかっていうところから、
その破壊のパターンを見出して、その見出したパターンを最初から物に付与してあげる。
そうすると、もともと壊れてしまうような形状だったものが、その形では壊れにくくなって、また別の課題を見つけることができる。
そんな途中で見つかった製品の情報なので、こういったところはですね、きっと身の回りにも宇宙の開発、研究の中から見えてきた部分っていうのはたくさんあるので、
こういったところを今後はシリーズとしてご紹介できればなと思っております。
ということで、今回は宇宙開発によって製品化された技術、こちらについてお話しさせていただきました。
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