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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。 今回は、未来の宇宙開発のスタンダードを探るというところで、
JAXAが選定した新たな人工衛星のテーマ、そんなお話をしていきたいと思います。 これはですね、なかなかイノベーションとか、そういう未来につながりそうな宇宙開発の
実験というところの面で見ると、かなり未来っぽいお話が続いていくかなと思います。 それに加えて、先日打ち上げ予定だった、そしてJAXAとコラボさせていただいた
革新的技術実証の次世代版というところのテーマも隠れているので、 ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
3、2、1、イギネション、スペース、ジャパンチャート、佐々木亮の宇宙話。
2022年10月9日始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で白紙語を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが733話目を迎えているというところで、 本日お届けするのは未来の宇宙開発のスタンダードを模索するJAXAのプロジェクトについてのお話をしていきたいと思います。
でですね、今回のお話は一言でテーマの文字をポンって言うと、 革新的衛星技術実証4号機っていうのが今回のトークテーマになります。
この革新的衛星技術実証、もしかしたら宇宙話しっかり聞いてくださっている方はピンとくる方多いんじゃないでしょうか。
というのもですね、10月7日に打ち上げが予定されていたイプシロンロケット。 このイプシロンロケットの打ち上げに際して、この宇宙話でもJAXAとの公式コラボっていうのを4本お届けさせていただきました。
2本がイプシロンロケットについてのお話、こちらがちょうど1週間前の月曜日に公開させていただいたものですね。
で、それの前の週、そちらで革新的技術実証、衛星実証を3号機のお話をさせていただきました。
でですね、つまり今回、今打ち上げ結局延期になって、次いつ打ち上がりのスケジュール立つんだろうみたいな状況になっているイプシロンロケットに搭載されているのが3号機になっていて、
今日お話しするのは、それの次のプロジェクトとして考えられている4号機のお話をしていきたいなというふうに思っております。
で、この革新的衛星技術実証って何なのかっていうところで言うと、もうテーマとして挙げさせていただいている未来の宇宙開発のスタンダードっていうところを模索するような部分になっていて、
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産業、科学技術基盤をはじめとする宇宙活動を支える総合的な基盤の強化っていうところが、一応公式にJAXAから発表されているそんなテーマになっております。
なので、ここで実証されるものっていうのはJAXAが今後後押ししていく価値があるというふうに判断した衛星技術、
人工衛星に搭載するような技術っていうところをJAXAのバックアップを用いてどんどん押し進めていきましょうっていうそういうものなんですね。
で、今回エプシロンロケットに乗る予定だったものっていうのは、大きいいろんな技術が複合された1個の人工衛星とそれに付随して隙間がたくさんあったりするのでロケットの中に、
そこにキューブサットって呼ばれる小さなロケットだったりとか、それの一回り大きい超小型衛星とかっていうのを搭載する予定でおりました。
それ自体は打ち上げが延期になっているので正直どうにも言えないんですけど、そんな感じでその実証の3号機っていうのが今まさに宇宙空間での実証実験に動いていった、そんな状況になっています。
そんな中でJAXAからのプレスリリースで今回なんとも次の打ち上げを目指した技術実証4号機っていうののテーマの一部審査が終わって、
これを次回の4号機に載せますよっていうようなお話が公開されておりました。
今回公開された情報で言うとキューブサットと呼ばれる本当に一番人工衛星の最小単位、ものすごくちっちゃいものですね。
これの中で技術実証どういうのやっていくかっていうテーマが3つ今回発表されたんですね。
なんとこれのうち、これ面白いのが3つのうち1個は大学、もう1個が普通に企業、そしてもう1つが高専ですね。
っていうところでかなりバランスを見た、そして今後の宇宙開発っていうところを全面的にJAXAがバックアップしていこうというような、そんな意味合いが込められてるんじゃないかなというふうに感じた、そんな選択でした。
で、いくつか課題があるんですね。まず募集課題の1つ読み上げると、我が国の衛星関連機器、部品の価格の競争力、性能、機能などを格段に向上させる技術、またはフレキシブルな衛星開発手法や革新的なミッション、システム技術の実証というところで、
簡単に言えば、今後宇宙系の製品が商業利用されるような部分になってきたときに、価格競争だったり性能だったり、とにかく商品としていいものを出してくれというところで、今回選定されたのが超小型宇宙機能のインテリジェント電源ユニットの機動上実証というところで、これ何をしようとしてるかっていうと、
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株式会社大日光エンジニアリングっていうところが採用されていて、何をするのかっていうと、この電源ユニット、簡単に言えば電源を供給するところの部品にさらにインテリジェント機能っていうのをつけるらしいんですね。これ何をするかっていうと、バッテリーの劣化具合だったりとか故障だったりっていうのをそこで判断できるような電源ユニットを作っていくというところで、
ここのモニタリングができるようになることによって、そこの信頼性が上がることが衛星の競争力に貢献できるというふうに考えられて、今回は選定されたというところで、やっぱり人工衛星にとってバッテリーって一部、命、心臓部分ってなるので、そういったところを支えてくれるような技術っていうところで、今回は注目をされているようです。
そしてもう一つですね、3つのうち2つ目、これ東京工業大学が選択された理由として、まず募集課題が宇宙産業の活性化や新たなイノベーション創出が期待される技術コンセプトの実証っていうところで、なんかすごいふわっとしてますよね。
ふわっとしてるって言い方もあれなんですけど、とにかく宇宙空間、宇宙産業に対して新しいものを何か投下してくれというところで、今回東京工業大学が提案してJAXAが採用したもので言うと、折り紙構造、折り紙みたいに紙を折る技術っていうのを用いて、超高利得展開リフレクトアレーアンテナ技術の宇宙実証というところで、
難しい言葉を並びましたが、簡単に言えば、人工衛星にとって必要な電気、電気の供給っていうのは、結局そういうアンテナとかパネルっていうところの面積に対して非常に相関が強いんですね。
つまり、電源を必要なアンテナを広げるってなったときに、大きな面積を作りたい。ただ、人工衛星自体が小さいと、どうしてもそれのサイズに依存して、ある程度の大きさまでのアレーアンテナ。
つまり、太陽の太陽光を捕獲するだったりとか、そういったアンテナを大きくするだったりとか、そういったところが限界を迎えてしまうと。
それに際しては、じゃあ、アンテナとして、このアレーアンテナを使うときに、どれだけ畳んでもっていけるか。そして、宇宙空間に持っていったときに、それをどれだけ広げられるかっていうところ。
そこの技術に対するチャレンジを今回、宇宙空間で行うっていうのが、東京工業大学が狙っている部分になるみたいです。
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そうすると、じゃあ、今まで、アンテナのサイズによって、なかなかこう、なんて言うんでしょうね。
機動性、人工衛星、小さいからこそ限界があった部分っていうところに対して、これだけ折り畳んでもっていっても、宇宙空間で展開して、ものすごく大きいアンテナっていうのを張ることができるっていうところになれば、人工衛星の機動力っていうのがどんどん上がっていって、
これがJAXAが募集課題として挙げていた、宇宙産業の活性化っていうところにつながっていく、ものすごく面白い技術だよねっていうところで選択されたようですね。
っていうところで、3つあるって言ったんですけど、もう1つ、光線のやつをピックアップする時間が完全になくなってしまいました。
なので、ちょっとどっかのタイミングでご紹介できればいいかなと思ってるんですけど、
こんな感じで、10月の7日に打ち上げを予定していたイプシュロンロケット、私もこの宇宙話でJAXAとの公式コラボをお届けしていきましたけど、
そこで狙われているこの革新的技術実証3号機っていうところの次世代のものっていうのはもうどんどんまた考案されていって、
それこそ次の別のロケットの打ち上げとかでここら辺がしっかりと選ばれていって実証されていくんじゃないかなということが期待されるので、
ぜひ今回のイプシュロンロケットの打ち上げだけ、そして革新的技術実証3号機だけに注目するんじゃなくて、
次の4号機だったりとか、あとは宇宙空間での別の実証実験っていうところにもぜひ皆さんに目を向けていただけたら嬉しいなというふうに思っております。
ということで今回はJAXAが選定した未来の宇宙開発のスタンダードというところでいろいろテーマをお話しさせていただきました。
ということでですね、ちょっとしゃべりすぎたなと思ってもう10分経っちゃってるんで、
簡単に最近嬉しかった話とかもさせていただこうかと思うんですけど、
ポッドキャスト、毎日毎日更新したものを聞いてくださっている方、言っているのはもう分かっておりますが、
たまに久しぶりにもしかしたら今来てくださっている方もいると思うんですね。
そんな中で、おとといからかな、アートワークが変わりましたよ。
アートマーク変わりました。で、これの評判が結構良くて、
僕もうちょっと賛否両論出るんじゃないかなって思ってたんですよ。
今までと本当に色合いも違うし、テイストも全然変わってっていうところになるんですけど、
ここはもうやっぱりスポティファイの今、クリエイターサポートプログラムっていうので
一緒にスポティファイと一緒にポッドキャストの制作を走らせてもらってるんですけど、
スポティファイとすごい相談して、いつからだと思ったら6月とか7月とか、
7月ぐらいか、ぐらいから話してようやく10月に身を結ぶみたいな形になって、
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すごい迷惑かけたなーと思いつつ、そこで色々相談してよかったなーって今素直に思ってます。
もちろんわざわざアンチコメントを送ってくるっていう人がいないっていうパターンなのかもしれないですけど、
逆に言うとどこに違和感があるかとか、もしあったらすげー教えてほしいなって、
本当に正直に思ってます。本当にこの宇宙話聞いてるリスナーの
あなたと一緒に作っていくのがこのポッドキャストだと僕は本気で思っているので、
そこの正直な意見とかは本当にどんどんいただけたらと、それ反映されていくと思ってください。
番組の内容とかもこれ話してくれとかあったらどんどん書いてください。
そうするときっと一緒に作っていって、自分の聞きたい話が宇宙話の中で聞けるっていう
なかなか面白い展開作っていけるんじゃないかなと思っているので、引き続きよろしくお願いいたします。
ということで、今回の放送は以上とさせていただきます。
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