00:03

敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、
大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ 敬和学園大学の提供でお送りします。
みなさん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科2年のチルネショーワ 百合弥と、

国際文化学科3年の土門海音です。どうぞよろしくお願いします。

今日は、土門さんともう一人、MCの宮路さんが、一戸先生とともに、
8月下旬に北海道で取材をしてきたときの音源をお届けします。
一戸先生もよろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします。
豊富町庄内の開拓の歴史

今回は、山形出身の私、土門が、北海道豊富町にある庄内収録を、
宮路さんが、江別市にある越後村をそれぞれ担当し、2人で取材してきました。

今回お届けするのは、豊富町庄内での取材初日が終わった後、
稚内市郊外の海岸にあるレストハウス、こうほねの家という施設のところで収録した音源です。
一戸先生は以前、稚内にお住まいだったということですが、この場所、どんなところだったんですか。

一戸先生 コウホネというのは、確かハマナスというような意味で、
ハマナスの花が咲いているんですけど、この場所は、日本海オロロンラインといって、
北海道の西側、日本海側の海沿いをずっと北に向かってまっすぐ登っていくようなルートで、
何にもないです、周り。すごく景色がいいので、バイクでツーリングをする人が北を目指してまっすぐ行って、
一番最後、稚内の夕日を見るというのは、多分目標に走っていく辺りなんだと思うんですけど、
夏場はそういう人たちがいっぱい走っていて、周りには何もなくて、稚内市といっても稚内駅から20キロぐらい離れていて、
周りに何もないところでしたよね。
何もないところでちょっと泊まって、振り返りをしたという内容です。

それでは稚内市での収録音声をお聞きください。

3人で庄内集落へ行ってきましたが、どうでしたか?

広大な土地にただただびっくり。めっちゃ綺麗なんですよね。

本州では見えない。

本州では見ることができない。

坂とかもめっちゃあって、坂の先が見えないから、もう海外にいるみたいな気分になる。

庄内集落は山形からみんな来るんですけど、この人たちは酪農を苦労してやり始めて、今に至るので、
酪農地域なんですよね。周りはみんな牧草地帯みたいな感じなので、
見渡す限り大平原みたいな状態で、そこのことを多分言ってるんだと思います。

そうですね。牛めっちゃいました。

牛を飼っていて。

生まれたての牛も初めて見ました。今日生まれた牛も。

小さかったですか?

小さかったけど、大型犬。

大型犬超えぐらいの、わりかしでかくて、覗いたときに宮路さんと一緒でガッて思わず言っちゃったんですけど。

庄内の人は北海道の開拓っていうので言うとだいぶ後から来た人たちで、戦争が終わってから戦後開拓って言うんですけど、
その戦争から帰って引き上げてきた人たちがもう一回山形を出て移住していった先がここだったということでしょうかね。

最初に庄内小学校、今は閉校になってるところに行って、そこで相関号みたいなのを見つけました。

何の相関号なんでしょうね。よくわかんないけど。

開拓一世の人の当時の生活の様子でした。
女性が最初は2人しかいなかったらしくて、こういう服装で当時流行った軟膏が流行って。

軟膏?

薬の軟膏。娘がかゆいかゆい言ってたから、軟膏を買ってあげるために卵を5つ持って、お父さんの軍服を着て、行くだけで半日かかるみたいな。
で、それを買いに行ってたらしい。

どこまで行ってたの?
隣町まで行って。

隣町まで半日かけて歩いて行って。

でも、今日最後の方にあったおばあちゃん。
もう来るのに1週間かけてきた。

歩いたの?
ずっと?

汽車で乗ってきて、青森で1回泊まって、青森から札幌まで行って、札幌で泊まって、そこからこっちまでまた汽車で行った。

汽車で行って、汽車で豊富まで来れたよね?

うん、行ったけど1週間かかったって言ってた。
かわいいおばあちゃん。

その人も開拓1世の方で。

昭和30年。

そうですね。

昭和30年とかに入ってきた。

もう本当に地元帰ってきたみたいな感じで、おばあちゃんと急に地元トークになりそう。
庄内弁で。

でもなんか今日聞いてると、だんだん消えていってるわけですよね、今の。
今のおばあちゃんがかろうじて庄内のことを覚えてるけど、だんだんそういう人たちがいなくなって、若い世代の人たちは庄内の自分たちのルーツがあんまりわかんなくなってる。
わかるけど、庄内弁はもうわかんない。
そのまた次の世代はもうわからない。

前までは山形と庄内村とで交流もあったけど、
小学校閉校を機にそれもなくなったから、もうわかんないだろうみたいな。

花傘音頭。
花傘音頭も踊るのもなくなった。

踊らないみたいな。

前は小学校の?

体育祭。

体育祭の時はみんなで花傘音頭を踊るみたいな。
途中に新潟の話もちょっと出てきて、
そこの庄内集落は完全に山形の人たちが集まって作った集落なんですけど、
ちらちら新潟の人も出てくるよね。
ちらちら新潟の人も出てきて、新潟の人があそこ入ってて苦労してみたいな。
隣の集落にはそういうのがあったりとか。
多分新潟の話も出てくるんだと思いますが、今回は庄内っていうのをやっております。
稚内市での取材

ここまでは和歌内の海岸で収録した内容、特に豊富町、庄内集落での取材内容についてでした。
海岸で収録した他に何か覚えていることはありますか?

これは実際に伊藤さんという方、伊藤満さんという方のご自宅に取材に行ったんですけど、
それが開拓一世だった伊藤コヨイさん、伊藤満さんのお母様にインタビューをしたんですけど、
本当に自分の地元と同じ訛りで、伊藤コヨイさんとお話ししているとき、
本当に自分、終始訛ってる感じで、地元に帰ってきたみたいな不思議な感覚になりました。

土門さん訛ってるんですか?

私すごく訛ります。

まぁそんなでもないよ。探り探りだけど、庄内弁で喋ってたら、だんだん話が、波長が合うみたいな瞬間はありましたね。
多分もう集落でもほとんど話されてないんですよね、北海道の人たち。
もう北海道の人だから、ルーツは庄内にあるとはいえ、そういうのを喋るのは一世の人だけじゃないかな。そういう状態だと思います。
今回の収録のときにはまだお話聞いてなかったんだけど、2日目話を聞いたら写真見合いみたいな感じで。

写真見合いをされたそうです。写真見合いって何ですか?

本当に会ってないんですよ。山形にいるコヨイさんと、旦那さんのお父さんとの間では、会ったことがないままお父さんだけ先に北海道に行ってるわけですよ。
ブロック住宅って言って、ブロックを積み上げて作るみたいな家を頑張って作って寒さに耐えられるような家を用意しながら、もう2年ぐらい北海道で男たちだけで頑張って、
それからその間嫁を探すわけですよ。山形の方では。嫁いかねえかみたいな話で写真が来て、あんたこの人と。

そんな写真見合いなんてあるんですか?写真写りが良かったら一番に選ばれるみたいな。

今の私たちで言えばそういう話ですよね。

ほぼ本決まりに近い状態で会うんですよね。集団見合いっていうか、もう見合いじゃないんで決まってるんだけど。

行きますよーって連れていくんですよ。
でもそれ見た目だけで選んでるじゃないですか。

ほぼ選んでないと思うんですよ。あなたのところはこの人みたいな感じで。いいですねみたいな。
そんな感じだと思いますよ。多分そんな感じでしたよね。
別に何百年前とかの時代って割と何十年ぐらい。昭和30年ぐらいですね。

覚えてくださいね。

その時は電気が通ってない。

電気通ってない?

電気通ってないですよね。その集落には電気が通ってなくて、どうしてたんだっけな。

火でやってたそうです。

自家発電は多少あったけど。

ほとんどは自分たちで火を起こした。

電気がない生活。

かまどだったらしいですよ。

無理。

帰っちゃった人もいる。写真見合いで来たけどやっぱり耐えられなくて帰っちゃう女性とかもいたっていう。
本当にそれぐらい過酷な開拓の話を。

それを乗り越えた。

乗り越えたわけです。
その後いろいろね、豊富町での土地改良とかいろんなのがあって、生活環境もだんだん整っていったって話も聞いたんですけど、最初入った時は本当に過酷な。

過酷な時期どのくらい続いたの?

多分10年ぐらいかな。
10年ぐらいはそれぐらいですごい大変だった。

さて、ではここで1曲お届けします。
今日の曲はこちら。
Galileo Galilei色彩。
Galileo Galilei色彩。
稚内出身メンバーを中心に結成されたグループGalileo Galileiが2023年7年ぶりにリリースしたアルバム「Bee and The Whales」の中からの1曲です。
色彩は相手への思いで盲目になり、目に映るものすべて、
彩度や解像度が変化し、本人にしかわからない色彩になっていくという様子を歌っているそうです。
それでは聴いてみましょう。
Galileo Galilei色彩。
敬和キャンパスレポ
今日の敬和キャンパスレポはMCメンバーの土門さん、宮路さん、それから番組監督の一戸信哉先生、
3人の北海道での取材について現地での音源に基づいてお届けしています。
伊藤さんは可愛いおばあちゃんって聞いたんですけど、仲良くなりましたか?

最後はもう一回うちに遊びにまたおいでねっていうぐらいにはお話できました。

後半は稚内についてお話しします。
前日、夕方に稚内に到着した時の音声になりますので、まだあまり情報がないようですが、ひとまず録音した音源をお届けします。
稚内での様子

今回は稚内から来てますけど。

そうですね。1時間かかりましたね。

稚内はどうですか?

稚内はジンギスカンを食べただけです。
駅が目の前なので。

ジンギスカンを食べた後にホテルに戻って、

稚内駅内のT・ジョイ稚内に行って、

最北のシネコンってやつ?

最北のシネコンで映画やってるよっていうのを知って、
開始20分前か15分前に行くぞって。

レイトショーで、

君たちはどう生きるかを見てきて、
宮地さんは出てきた鳥を「キモイ」って一言言った。

旅の終わりに、着いた日に行く映画ではないような気がしますけどね。

いやいや本当にそう。

あれはそれで見るものではない。

見直したい。

もう一回見たいかなって感じですね。

ちょっと眠くなってしまう。

宮地さん寝てましたもんね。

寝てました。
今稚内駅ではすみっコぐらしキャンペーンみたいなのをやっていまして、

スタンプラリーやってますよ。

すみっコぐらしのスタンプをあちこちで押せって言うんですけど、
なかなか行けないんですよね。

ノシャップ岬にも1個あるけど、
6時までに。

5時じゃなかった?

1個は4時だか5時があった。
4時が1個あったんだよね。

屋内にスタンプ押すとこがあるんですけど、
早い時間に行かないとダメで、
そんな早い時間にまだ取材終わってないんですよ。

バリバリしてた時ですね。

だからなかなか行けないんですけど、
なんとか宗谷岬も含めて、
宗谷岬まだ行ってないと思うんですけど、
30キロあるんで、
稚内市内って言っても、
豊富並に遠いんですよ。
30キロって結構ありますよ。
稚内のコンビニはどうでした?

もう、セイコーマート。

まだローソンは行ってない?

行ってない。激アツなんですよ、セイコーマート。
めっちゃおもろい。

何が面白い?

ちくわパンと羊羹ツイスト。

羊羹ツイスト食べた?
今日食べさせようと思って買おうかなと思って。

どういうものですか?
上に羊羹?

チョコがコーティングされたパンあるじゃん。
あれが羊羹的な要素が入っているような。

羊羹だからあんことは別に?

あんこみたいな感じだよね。

重量感があったから。

特段私も興味がなかったんですけど、
なんか一回食べましたからね。
コンビニ袋の無料革命

一番の革命が袋が無料っていうところですよ。
勝手につけてくれる。

袋どうですかとか言わないよね。

入れてくれる。

ローソンは、最北のローソンは最近開店しましたよ。
ローソンブームが稚内に来てるんですけど。
ローソンは聞きますよ。
有料です。

全国だから。

セイコーマートはね、何も言わずとも袋に。
温かいものと冷たいものを分けますからね。

なんで優しいんだと思って。

人には優しい。

人には優しい。

素敵なところですよ。
牛乳もね、豊富牛乳。
朝からお世話になりました。

良かったですか。

美味しかったですね。

ローソンは行かないんですか。

行きたい。
3千人が来場した。

3千人が来場したのはどれか分かんないけど、3つあるんだよ。

駐車場が広いって言ってた。

全部広かったよ。

でもでも、最近のコンビニはあれじゃないですか。
駐車場を広く作り直してるところが多い。

そういうことだよね。
セイコーマートも駐車場を広げてる感じがしますよね。
この今喋ってるあたりにはコンビニは全くありませんので。
これから街の方に行きましたら、どっちか。
ローソン行くのか、セイコーマート行くのか。
食べ物の楽しみ

行ってみたいと思います。
今日の夜の晩御飯はあるのか。

ないのか。

ないのか分かんないんですけど。

なかったらもううちらセイコーマート。

セイコーマートで順番で食べてる。
いいんじゃないでしょうか。

素敵な惣菜を食べます。

惣菜も安いんだよね。

めっちゃ安くて美味しそうでしたよ。

小分けにしたような。

お一人様用みたいな。

ザンギね。

宮路さんありますか。
北海道開拓の軌跡

食べたいもの。

北海道で。海鮮。

海鮮丼ですかね。

イクラとカニ食べたいです。

カニ。

でも稚内、毛ガニ。

毛ガニ有名ですね。

毛ガニはありますよね。

食べたい。

探しましょう。

稚内で録音された音源後半をお届けしました。
この後食べ物をいろいろ食べたわけですね。

食べましたね。

土門さんは海鮮が苦手と聞いたんですけど。

実は初めての挑戦で生の牡蠣を食べたり。
タコしゃぶもそうだけど普通にいろんな海鮮。
牡蠣を食べたのが自分の中で大きかったです。

牡蠣どうでしたか。

すっごい最初見た目があれじゃないですか。
割とやばいかもと思ったんですけど。
先生に食べてみなよということで食べてみたんですよ。
すっごい濃厚ですっごいおいしかったです。

先生牡蠣好きなんですか。

私好きですよ。牡蠣は食べられますけど。
旅先ではちょっと緊張感ありますけどね。
具合悪くなったらどうしようみたいなのありますけど。
あと何ですか。タコしゃぶっていうのは。
タコを薄くスライスしたものをシャブシャブみたいにして食べるっていうやつで。

その時に酢のナマコ酢ともう一個はホヤ酢を食べて。
結構癖あるんです。
癖あるんですけど割とナマコとかは私おいしく食べれました。
酢のものも苦手なんですけどナマコ酢はコリコリしてて食べれるかもみたいな。

どんな感じなんですかナマコ酢は。何に似てるんですか。

ナマコの味ですか。コリコリとした感じは少しアワビに近いんですけど。
アワビほど固くない。その辺も処理の仕方なんですけど。
この間稚内で食べたやつはおいしかったですよね。

おいしかったです。

全体的にお客さんがすごく多いんですよ。

観光客とか。

コロナ明けでお客さんが戻ってきてっていうのは全国各地であるんですけど。
稚内もやっぱりそんなに人口が多いところではないので。
夏はすごい客がお客さんが来ても飲食店に入りきらなくてなかなか予約取れないみたいなので。
収録の中でもダメだったらセイコーマートでみたいなこと言ってましたけど。
一応セイコーマート飯にはならずに一応食べれましたけど。
今回収録したのは音源は稚内で撮ったものですけど。
その後札幌に移動して宮路さんのパートなんですけど。
江別に行って江別の越後村っていうところを取材してきました。
これもっと遡って明治十何年くらいかな。
新潟の人たちが北海道に移住して作った村。

だから越後村。

越後村というところに行ってずっと色々聞いてきたんですけど。
でもあれですよね。
豊富以上に昔の話だから、
もうそんなに先祖代々の土地を守ってきましたみたいな人にはなかなか会えなくて。

そうですよね。

どっちかというと昔のことを調べている地元の人たちみたいな感じだったかな。
そうなんですよ。
でも色々分かりました。
長岡藩の人が頑張ってみんな北海道に人を送り出してた話とか。
あと何だっけ。
どこの神社だっけ。
神社で新潟の神楽みたいな感じが。

長岡かどこじゃないんですか。

ルーツがよく分からないけど、
新潟の神楽を向こうに持って行ってやってるものが伝統芸能みたいな感じで
向こうで受け継がれている話とか色々分かったんですけど。
それもまとめていきたいなということです。

今回の取材はどんな形で映像作品に仕上げていきたいですか。

今回庄内村を取材させていただいて、
他にも庄内村自体を調べる、知っている人。
まず山形県の人もほとんど知らないし、
北海道の庄内村の方々も今山形と強いルーツがあるわけじゃないから、
そこをせっかく自分の出身である山形県の庄内町との関わりっていう部分を、
もう一度つながりを深くするっていうのは難しいかもしれないけど、
そこにルーツがあるんだよっていうことを色んな人に知ってもらえるような映像作品に仕上げていきたいなと思っています。

宮路さんのパートは越後村なんですけど、越後村はもうちょっと新潟側で取材をしようかなと思っていて、
もう少しこっち側でもできることあるじゃないですか。
だから新潟側で、これも昔の話だからその時生きてた人はもういないんですけど、
新潟のところを少し探ってくっつける感じでいこうかなと。
新潟の方はもっと知らないですよ。越後村のことなんてほとんど新潟の人は知らないし、
向こう側も知らない。向こう側もそんなに多くの江別市民が思い入れを持っているかというとそういうわけでもないので、
どっちも薄いんですけど、そこを掘り起こしていこうと。
というふうに宮路さんが頑張ってくれると思います。

宮路さんに託されました。

はい。

今日の敬和キャンパスレポは、MCメンバーの土門さん、宮路さん、
それから番組監督の一戸信哉先生、3人の北海道での取材について、
現地での音源に基づいてお届けしました。
では、今日の放送はこの辺で。
敬和キャンパスレポは、X旧ツイッター、note、インスタグラムなどで番組情報などを発信しています。
番組名、「敬和キャンパスレポ」で検索してみてください。
今日の敬和キャンパスレポは終了の時間です。
みなさんおやすみなさい。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ敬和学園大学の提供でお送りしました。