1. 敬和キャンパスレポ
  2. Vol.215 地域の農業を支えるJA..

 11/17の敬和キャンパスレポは、JA北越後 企画管理部組織広報課の佐藤高志さんへのインタビューをお届けします。

 JAの組合員制度のことや、農家の皆さんから多くを学び、ともに取り組んでこられた佐藤さんのお仕事、さらには現在の組織広報課での活動について、詳しくうかがいました。JAの組合員制度には、農家ではない人も参加できる仕組みがあるんですね。現場にいたメンバーも新たな学びを得た収録でした。

 JA北越後さんでは、11/23に「こったま〜や収穫祭」というイベントを開催予定です。ゆるキャラもたくさんやってくる、こちらのイベントについてもうかがいました。

 MCは神田と木村。

サマリー

新発田市の敬和学園大学からは、大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組「敬和キャンパスレポ」が放送されています。今回は、JA北越後さんについて取り上げています。JAの仕組みや役割、組合員制度などについて、佐藤隆さんにインタビューを行っています。JA北越後は、地域の農業を支えるための取り組みやイベントについて語っています。また、JA北越後の活動の魅力や学生への啓蒙活動についても触れられています。

JA北越後の役割と組合員制度
木村咲希奈
敬和キャンパスレポ。この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。進行は、国際文化学科3年の木村咲希奈と、
神田智美
国際文化学科4年の神田智美です。どうぞよろしくお願いします。
今日は、新発田やその周辺の地域の農業を支えるJA北越後さんの話題です。
木村さんは、農業やJAについて、どんな知識や経験がありますか?
木村咲希奈
そうですね、JAさんについてあまり知識があるわけではないんですけど、うちも実家が農家なので、お米とかよく家族が話してますね。
神田智美
農家なんですか?
木村咲希奈
そうなんですよ。
神田智美
木村さん、シティガールのイメージがあったから、びっくり。
木村咲希奈
バリバリ農家なんですよ、実は。
神田智美
田植えの時は田んぼに入って、みたいな。
木村咲希奈
そうです、そうです。お手伝いとかも結構小さい頃よくしてました。
神田智美
想像ができない。
というわけで、今日はJA北越後企画管理部組織広報課の佐藤高志さんにおいでいただきました。どうぞよろしくお願いします。
佐藤高志
よろしくお願いします。
木村咲希奈
まず、私木村から佐藤高志さんのプロフィールをご紹介します。
佐藤高志さんはJA北越後に入社後、加治の購買センター勤務、紫雲寺地区の現場業務を経て、本店勤務となり、現在新設されたばかりの組織広報課に勤務されています。
JA組織活動、食農、農家の取り組みなどを情報発信するお仕事をされています。
JAというと農業の印象が強いのですが、佐藤さんは農家のご出身ではないそうですね。
佐藤高志
はい。学校もどちらかというと工業系の学校を出ておりまして、当時工業のほうがずいぶん就職なんで、なかったこともあって、就職指導の先生から農協に勤めたらどうかというご案内もあって、
佐藤高志
当時農協も農業機械の修理工とか、カントリーエレベーターとかオペレーターのお仕事もあった中で、JAを勧められて入所しました。
神田智美
実際に結構、ためらいとかびっくりしたこともあったんじゃないですか。
佐藤高志
そうですね。農業ってざっくりお米とか野菜を作るお仕事だということしか知らなかったので、入ってからやっぱり農業ってすごく大事な仕事だなというのもわかってきたし、農協の職員と農家の人たちと触れ合う時間とかコミュニケーションをとっている時間がすごく大事だったように感じます。
結構、外に出て農家の人たちとお話しする時間がすごく多かったので、そこで農業がどんなものか、大変さだったり経営を維持するためには相当な努力をしなければいけないというのを、仕事を通じて農業の良さをだんだん理解してきたというところでしょうか。
神田智美
いただいた資料によるとJA農協というのは、信用・営農指導・共済・販売・購買と5つの授業をされているそうですね。
信用というのはイメージだとJAバンクとか、教材だとCMでJA共済というものを耳にすることもあるんですけれども、営農指導・販売・購買、詳しくお教えいただけますか。
佐藤高志
今おっしゃった5つの授業は主な事業になります。もともとこういった事業を始めたのは、組合員・農家の人の暮らしを豊かにするために立ち上がったと聞いております。
詳しくですけど、信用事業は今おっしゃられたとおり、JAバンクが事業運営を行っている組織でございます。
組合員から貯金とかを預かって、それを原資とした組合員に貸し出しを行ったり、JAの信用と各種貯金の金融サービスを行っているところを信用事業と言っております。
他、共済事業は、よくCMで放送されているJA共済、結構皆さん目にすると思いますけど、こちらも組合員が利用していただくんですけど、契約の内容としては、人・家・車といった3つを保証した保険ということで提供しております。
神田智美
そして、営農指導・販売・購買とありますが、それらは地域の営農と生活を守るという役割を果たしているそうですね。
農家の皆さんが組合員として出資し、これらの事業によるメリットを得られるという形になるのでしょうか。
佐藤高志
はい、そうですね。特に営農指導事業、販売事業、購買事業というのは密接な関係がありまして、特に農業者、農家の方のための事業と言ってもいいと思います。
農家の人も日々その農業経営、農業技術に携わっておりますが、よりJAがリーダーシップをとって技術指導であったり、販売の促進であったり、生産資材、より安く良質なものを提供することによって農家の経営が少しでも利益を生む、提供していただくということをサポートする、
佐藤高志
サポートする役割を持っております。
神田智美
経営はキャンパスレポ。
農家の方がJAに入っている、組合に入っているというイメージなんですけれども、農業に関係があまりない方でもJAを応援するということはできるんですかね。
佐藤高志
JAには組合員という制度がありまして、正組合員と準組合員の2つ資格があります。
農業者であるのが正組合員と言われております。
正組合員はJAの運営にも携わっていただくということで、主役となります。
佐藤高志
その他、準組合員というのがありまして、地域の皆様もJAを利用することで会員になることができます。
神田智美
なるほど、準組合員になると応援がメインなんでしょうけど、JAのいろんな信用縁の指導、教材販売、購買、いろんな事業がある中でメリットもあるんですかね。
佐藤高志
各事業、信用であったり教材であったり、ガソリンスタンドとか総裁とか自動車も取り扱っておりますので、それぞれの事業の中で特典がございます。
佐藤高志
ただ特典がメインではなくて、一番は正組合員である農業者のためにJAを事業を利用していただくことが一番の目的です。
佐藤高志
というのも、準組合員さんがJAを利用することで、JAの経営基盤と言われている財務でしょうか、収入であったり利益をJAに生むことによって、
佐藤高志
それをまた正組合員の人に還元をするお金のサポートであったり、さっき言った技術指導であったり、そういった面で経営をサポートすることにつながるために、準組合員という制度に入ってもらうことが一番の目的になります。
神田智美
なるほど。
JAの授業と事業
神田智美
Kはキャンパスレポ。
木村咲希奈
さて、ではここで1曲お届けします。
今日の曲はこちら。
インシンク・ベタープレイス。
ジャスティン・ティンバー・レイクを中心に活動したボーイズグループで、1990年代後半から2000年代初期にかけて活躍した、インシンクが今年20年ぶりにリリースした曲です。
アメリカで11月17日公開予定の映画、トロールズ・バンド・トゥゲザーの挿入歌になるとのことです。
それでは聴いてみましょう。
インシンク・ベタープレイス。
神田智美
Kはキャンパスレポ。
今日のKはキャンパスレポは、JA北越後比較管理部組織広報課の佐藤隆さんにおいでいただいて、JAの仕組みについてなどお話を伺っています。
北越後というのは新発田を中心とした地域なのだと思いますが、実際には新発田のほかどこまでがエリアになるのでしょうか。
佐藤高志
JA北越後は新発田市と西浪町の西町が管轄になっております。
神田智美
西浪町も私出身西浪町なんですけれども、ちなみに場所はどちらにあるんですか。
佐藤高志
本店が新発田市の島形にあります。
神田智美
白い比較的大きな建物ですかね。
県内にはJAの組織というのはいくつぐらいあるんですか。
佐藤高志
新潟県には今現在16のJAがあります。
今合併が非常に進んでおりまして、来年令和6年の3月には約8つのJAになります。
組織広報課の役割
神田智美
そしたらこの地域も合併あるんですか。
佐藤高志
JA北越後は先日合併の総代会で決議されまして、令和6年3月1日にJA新潟岩船、JA上林、JA滞内市とJA北越後が4つが一緒になって、JA北新潟というJAに生まれ変わります。
木村咲希奈
JA北新潟、名前がもう変わるんです。
神田智美
Kはキャンパスレポ。
木村咲希奈
佐藤さんは企画管理部組織広報課ということで、JAの中でもちょっと特殊なお仕事をされているかと思います。
さまざまなメディアの方々とお付き合いしながら、JA北越後の事業や地域の農産物についてアピールするようなお仕事ということになるのでしょうか。
佐藤高志
そのとおりです。
佐藤高志
現部署組織広報課は令和3年度の4月に新設されました。
なぜ組織広報課という部署ができたかと言いますと、今までもJAの活動、農業者の活動状況などを伝える機会はあったんですけど、専門部署というのが今までなかったんですね。
なので、より農業を外部に情報発信する、強化するために作られました。
主にはJAの組織活動、食農、農家の活動であったり農業の取り組みを主体に、これまで以上に情報発信を強化するために我々が日々活動しております。
名称には組織という文字が含まれておりますが、JAの部会組織の基礎であります女性部や女性農業者の力も借りまして、JAの経営に積極的に参加してもらうことも含まれております。
一番はやはり農家以外の方、今、新発田市と西路町に住んでいる一般の方にJAにより参加してもらって、JAの経営に対してもいろいろ意見をもらったり、JAの経営がより皆さんの中に理解してもらう。
佐藤高志
そこから農業者の活動にも興味を持ってもらって、今、農業というのは非常に厳しい状況でございまして、農家経営の半分以上が赤字の経営の方が大勢いらっしゃいます。
佐藤高志
そこにもやはりJAが関わっていって助けていくことになるんですけど、そのさっき言った組合員、準組合員さんになってもらって、JA一口出資製なんですけど、そういったまず一つ賛同を得て出資していただいて、
なおかつJAのいい事業、信用、教材、農事業、購買、経済事業、さまざまありますので、そのいいところをまた見直していただいて使っていただくことで農協にお金を入れてもらって、それをまた農業者、JAが我々が農業者にお金を還元していく、こういった仕組みをもっとより強くしていきたいという意味で、
組織広報課は毎日活動しています。
神田智美
経営はキャンパスレポ。
組織広報課の方が作られていると思うんですけれども、広報誌北越後のところに戸賀氏選手の写真が載っているんですが、取材に行かれたのでしょうか。
佐藤高志
北越後の基幹誌であります広報誌北越後というのは、毎月約1万1000部組合の方に配布されております。
佐藤高志
この度10月号に関しては国商国産ということをテーマにした内容で特集を組んでおります。
うちの広報課のスタッフみんなで知恵を出し合って毎月作っていくんですけど、特に今回国商国産ということなのでお米をテーマにしておにぎりを食べてもらうことにしようということで、
やはりおにぎりを食べてもらう方々は著名な方、影響力のある方に出演していただきたいということになりましたので、
今大活躍されているプロバスケットボール選手の戸賀氏雄貴選手に何とか出ていただきたいなということで、
市を通じて彼の所属しているプロダクションに私ずっと電子メールで出てくださいというオファーを毎日出していて、
彼がちょうど新発田市のカルチャーセンターでバスケットボールのクリニックのイベントの出演が決まっていましたので、その前段に約5分間だけ取材OKだという許可が当日下りたんですね。
このチャンスないので、その5分でまずOKをして入念に準備をして、うちのスタッフが熱いおにぎりを直前までご炊飯器で炊いて、彼におにぎりを持ってもらって食べてもらったんです。
テレビでは何度か見ましたけど、本物は一段とリリシクで真面目な方で、質問に対して淡々と答えてくれる感じで、
最後におにぎりを食べてくださいと言って、ちょっと熱かったのか熱々言っておにぎりを食べましたけど、
特におにぎりはやっぱり戸垣選手は大会前とか練習の前とか後に必ずおにぎりを1個食べるんですって。
JA北越後の取り組み
栄養補給に一番適している食材だというので、おにぎりは大好きだそうです。
佐藤高志
特にツナのおにぎり好きだって言ってましたけど、小さい頃からおにぎり欠かさず食べているということで、非常に好感触に食べていただくことができました。
神田智美
私も最後記念写真1枚撮りましたので、一生の思い出になっています。
著名な方がしかも新発田出身なので、確実にJA北越後のお米を食べているということで、嬉しいですね。
JA北越後、地域の有料企業として大学生の人気も高いかと思います。
JAでの仕事の魅力についても教えていただけますか?
佐藤高志
JAは先ほどお話ししました通り、さっき言った事業部の活動はもちろんなんですけど、やはり今、私が申しました組織広報課というのも先頭になって、
佐藤高志
食能に関しては、今、最も伝えなければならない仕事だと思っています。
各事業部も子ども向けのイベントであったりPR、すごく力を入れているんですけど、
できれば我々が今一番力を入れているのが小中学校、学生でしょうかね、児童の方に農業の魅力とか、
今非常に農業が厳しいということも少し触れながらですね、自分たち何ができるのということを考えながら一緒に出前授業をしたり、
食能体験授業をサポートさせてもらったりしております。
神田智美
ということで、大学生の皆さん、農家のお子さんであってもそうでない農業を応援したい方は、
ぜひJA北英知事を受験受けてみてはいかがでしょうか。
佐藤高志
もし、敬和学園さんでも農業、地域活動もそうですけど、JAがサポートできるイベントであったり活動がありましたら、
いつでも声をかけていただければ一緒に活動したいと思いますので。
神田智美
ありがとうございます。よろしくお願いします。
木村咲希奈
最後にJA北英知事の取り組みについて、一般の方でも参加できるイベントや取り組みなどについて何かございますか。
佐藤高志
令和5年度、当JA北英知事の農産物直売所であります、こったまあやで収穫祭のイベントを行います。
日時は、令和5年11月23日、木曜日の祝日でございます。
午前9時から午後2時まで行っております。
この度は、販売品目として、越冬野菜、そのほか地場産の農産物、お肉、豚肉、牛、お米も、玄米、精米、今釣り米、加工品など様々な農産物を販売しておりますので、ぜひご来場いただきたいと思います。
あわせまして、当日、先ほど言った購買の生産資材の売り出しセールを行います。
ちょっと劣化品ではあるんですけど、肥料価格が非常に高いので、なるべくその資材を安いものを売るイベントも同時に行います。
肥料とか園芸資材、水道資材とかハウスビニールなど様々な販売がございますので、非常に安く販売しておりますので、こちらもご利用いただきたいと思います。
JA北越後のイベントと新企画
佐藤高志
あわせてもう一つだけ宣伝させていただきたいんですけど、先ほど合併の話ちょっと触れたんですけど、
今回は初めてJA北新潟という名前で名称が決まった中で、主には女性部の方の活動が中心になるんですけど、
岩船さん、上林さん、田柄さんの農産物も一緒にイベントを行いたいということで企画しております。
一番は40円の特産品をフルに活用した汁物、豚汁とか芋の煮汁を振る舞いますので、無料提供しますので、こちらも大変おいしい煮汁ができると思いますので、ぜひいらっしゃっていただきたいと思います。
神田智美
産イベントをご紹介いただきました。農家の方も農家でない方も楽しめそうなので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
今日のKはキャンパスレポはJA北越後企画管理部組織広報課の佐藤隆さんにおいでいただきお話を伺いました。どうもありがとうございました。
佐藤高志
ありがとうございました。
神田智美
さてエンディングです。先ほどご紹介いただきましたイベント会場、コッタマーヤって何か語源があったりするんですか。
佐藤高志
新発田の方言でコッタマって使う方いませんか。
木村咲希奈
コッタマ初めて聞きました。
神田智美
我々のおじいちゃんおばあちゃんの世代だとコッタマ持ってきてなんてたくさんっていうかっていうことらしいんですけど、そういった意味合いもあってコッタマーヤっていうネーミングつけられたんです。
直売場なので野菜がいっぺことあるってことですかね。
そうですね。いい発言ですね。
ありがとうございます。
そしてイベントにはお子さんにウケそうなかわいいJAのゆるキャラも来るそうですね。
佐藤高志
ゆるキャラも各JAにありまして、JA岩船さんはふうねちゃんが来ます。
たいないしさんはやらにゃん。
やらにゃん。
北地ということで。
特に北地は各イベントによく登場してるんですけど、北地のキャラクターのモチーフというんでしょうか。
耳がチューリップだったり、カバンの中に里芋が入っていたりジゴヒメが入っていたり、さまざまな農産物が一体となったキャラクターが登場して、大変かわいいキャラクターなのでぜひ見に来てください。
神田智美
しっぽがお米で、リボンがこれはサクランボですね。
このあたりの特産がふんだんに使われていてかわいいので、ぜひお子さんにも喜ばれると思いますので、お子様連れの方も行ってみてはいかがでしょうか。
では今日の放送はこの辺で。
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今日のけいわキャンパスレポ終了の時間です。
みなさんおやすみなさい。
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25:04

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