1. 敬和キャンパスレポ
  2. Vol.212 大岩先生と学生たちが..

 10/27の敬和キャンパスレポは、今年の8月に開催された「こころほかほかあたたかい町」についての放送です。

 ミニ・ミュンヘンをモデルに、「こどもが作るこどものまち」として企画されたこのイベント。このイベントが目指すもの、実行するまでの経緯やイベント内容についてお話をうかがいました。

 主役となる子どもはもちろん、大人も子どもとの関わりについて考える機会になったそうです。実行委員の大岩彩子先生と、学生スタッフとして参加された、英語文化コミュニケーション学科の佐藤妃奈乃さんにお話をうかがいました。MCは土門。

サマリー

敬和学園大学の生徒が心ほかほか温かい街という取り組みに取り組んでいます。この取り組みは、ドイツのミュンヘン市で行われている子どもが作る都市のイベントが新潟でも始まったことを報告します。 このイベントでは、児童養護施設の子どもたちも子ども実行委員として参加し、民主主義の学びと共に自分たちが作る街の在り方を考えました。2023年に開催された子どもが作る子どもの街「こどもが作るこどものまち」では、子どもたちが様々な仕事に携わり、通貨を稼ぎながら社会の仕組みを学んでいます。子ども大学や子どもギルドなどのコンテンツも提供され、子どもたちの権利と参画が重視された温かい街となりました。 大岩先生と学生たちは、「こどもが作るこどものまち」をサポートしました。報告では、学生のボランティア活動や学びについて語ります。大岩先生は今後も学生をこの街へ関わらせたいと考えています。

00:01
土門海音
敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、柴田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科3年の土門海音です。どうぞよろしくお願いします。
心ほかほか温かい街の取り組み
土門海音
さて、今日のテーマですが、心ほかほか温かい街という取り組みについてです。
土門海音
ミニミュンヘンという取り組みをモデルにしているという説明があり、ドイツの都市名ということかなと思うのですが、
土門海音
ドイツのおいしいものを食べるというイベントではなく、子どもが作る子どもの街という取り組みということです。
8月18日から20日までの3日間、新潟市中央区の豊野型公園、朱木地区多目的広場で開催されました。
というわけで、このイベントの実行委員である、英語文化コミュニケーション学科の大岩彩子先生においでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
また、敬和学園大学のメンバーも、心ほかほか温かい街のスタッフとして参加しています。
今回はスタッフとして参加した、英語文化コミュニケーション学科3年の佐藤ひな野さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
大岩先生は現在、英語文化コミュニケーション学科の準教授をされています。
以前、2021年4月放送のSDGs、アクションプランズの回にご出演いただいています。
大岩先生のご専門は、第二言語教育、社会言語学、批判的教育論、
門徹総理教育、インクルーシブ言語教育等となっています。
ということなんですが、具体的にどのようなことを教えているのか教えていただいてもよろしいでしょうか。
大岩彩子
はい。授業では、英語のクラスを受け持っているので、英語を教えたり、
子どもに英語を教える方法、児童英語教育というんですが、そういうのを教えています。
ゼミのテーマは、子どもに民主主義を教えること、
子どもに市民性教育をすることというのがテーマです。
佐藤ひなのさんについてもご紹介いたします。
土門海音
佐藤さんは新潟市ご出身で、新潟商業高校を卒業後、
土門海音
英語文化コミュニケーション学科の現在3年生です。
土門海音
教職課程の勉強もされています。
柴田商店街にある伊勢寺というソーシャルプロジェクトに参加し、
土門海音
中学生の勉強の場やサードプレイス作りに取り組んでいます。
土門海音
ご紹介ありがとうございます。
スピーカー 3
所属ゼミは山崎育先生のゼミで、ゼミで主に勉強しているのは、
アメリカ社会と歴史についてなのですが、それにプラスして子どもが大好きなので、
教育について学んだり、大岩先生の授業でのSDGsアクションプランスの一環で、
伊勢寺さんで場所をお借りして、子どもたちに教えてもらったり、
大人の方への勉強場所の提供、居場所の提供の活動を行っております。
大岩彩子
さて、今回のイベントですが、ドイツのミュンヘンと関係があり、
新潟での子どもが作る子どもの街イベント
土門海音
7歳から15歳の子どもたちが小さな都市を運営するイベントだということです。
このミニミュンヘンへの取り組みを新潟でやってみようということかと思います。
どういう経緯、着想から新潟でも始まったのか、
どういう経緯、着想から新潟でも始めてみようということになったのでしょうか。
大岩彩子
はい、ドイツのミュンヘン市では、40年以上の歴史があるイベントです。
2年おきの開催で、3週間子どもたちが仮想の街を作り上げて、
それを運営していくという取り組みなんですが、
日本では子どもの街と呼ばれていて、ミニ都市の名前、
新潟であればミニ新潟、ミニ町田、ミニ川崎というふうに都市の名前を付けた取り組みが、
実は300カ所以上では行われています。
なんですが、新潟にはまだなくて、これは誰かが始めなくてはいけないという思いで、
実行委員会を作ったというのが今回の経緯です。
大岩彩子
これ4年前くらいから構想を練っていたのですが、2年前くらいから準備を始めました。
土門海音
それくらい時間がかかる大掛かりなことだったんですね。
そうですね。
佐藤さんはこのコンセプトをいつ聞いたりしましたか?
スピーカー 3
このコンセプトを聞いたのは、今年の4月くらいに、
小岩先生にちょっと学校生活の悩みが…
相談しに行った時に、その相談し終わった後に、
これはこんなことあるんだけどどう?みたいな感じで聞きました。
土門海音
どのようにそのお話を聞いた時に感じましたか?
スピーカー 3
子どもたちが楽しみながらも社会的なことを学べる、
子どもの自分でやりたい、やってみたいを尊重できるような
主体性も育むことのできる素晴らしいことだと感じて、
すぐに活動に参加したいなと思っていました。
土門海音
説明によると、大人実行委員と子ども実行委員がいるということなのですが、
子ども実行委員の参加と目標
土門海音
子ども実行委員は計画段階から関わっているということなのでしょうか?
市民登録して参加する子どもたちとは違う役割があるのでしょうか?
大岩彩子
大人実行委員、実行委員長の私と夫というすごくしょぼい感じの実行委員会で、
ひなのさんとか、あともう一人学生と中学校の先生をしている方が加わってくれて、
5人だけの小さな実行委員として活動をしてきました。
ひなのさんと山口銘さんという方は、
学生で45時間のフィールドワークとして活動することになったのですが、
大人実行委員はその5人だけ。
子ども実行委員というのが、2年前くらいから一緒に活動していた子どもたちで、
新潟市内の児童養護施設の子どもたちの中から、
任意に参加してくれる子どもたち約10名で構成されています。
子ども実行委員は2年くらい前からワークショップを行って、
まずは街にはどういう仕事があるのかなとか、お金の仕組みとか、
税金の仕組みというのを考えたり、民主主義ってこういうことなんだよ。
あなたたちには子どもとしてこういう権利があるんだよというようなワークショップを重ねてきました。
子ども実行委員の子どもたちが、自分たちが街を作るならこういう街にしたいとか、
こういうお仕事があったらいいなというのを、対話を通して話し合いながら形にしていったというのが、
活動の軸になっている部分です。
子ども実行委員が運営したお祭り屋台みたいなのもあったんですけど、
射的屋さんとか釣り堀屋さんとか、そういうのを自分たちでやってみようということで、
いろんなお仕事が体験できるようなことを子どもたちが中心になって考えていくということをやりました。
ミニミヌ編でも日本の子どもの街300以上あるんですけど、
子ども実行委員って普通はやりたい人いますかって応募する形なんですね。
新潟では児童養護施設で暮らしている子どもたち、
要するに社会的養護課にある子どもたちと一緒に行ったっていうのが新潟の特徴だと思います。
そこに私は大きな意義があるんじゃないかなと思っています。
土門海音
どうして児童養護施設の子どもを実行委員に入れようと思ったんですか。
大岩彩子
まずは便宜上もあるんですけど、みんなで集まって何かをやるっていうのに、
同じ場所で住んでるから、同じ場所に住んでるので集まりやすいっていうのは一つですね。
でもそれ以上に社会的養護課にある子どもたちっていうのは、みんな逆体の大人からの逆体の被害者なんです。
なので一度もしくはそれ以上の回数、自分の人権が傷つけられた子どもたちで、
大きなトラウマを抱えている子どもたちもいるし、
その子たちが自分たちの権利はこういうことなんだ、子どもの権利があるんだっていうのを学ぶとか、
あとは親と住んでいない子どもたちなので、大人がどういうふうに街に出て社会と関わってお金を稼いできて、
それを家庭の中で使っていくかっていうのがイメージしにくい、キャリアのイメージを持ちにくいというふうにも聞いていました。
あとは圧倒的に社会経験が少ないんですね。子どもを連れて、例えばお店屋さんに行きますっていうような経験が、
その子たちは圧倒的に少ないので、街にどんな仕事があるのかっていうのをイメージしにくいっていうのも聞いていて、
だからこの子たちとやることに意義があるのかなと思ってます。
そうですね、キャリアのイメージがつきにくいけど、施設にいられるのは18歳までで、
18歳になったら自立しなきゃいけない子どもたちなので、本当に何重もの難しさを抱えて、
これから社会に出ていかなきゃいけない子どもたちなんですね。
なのでその子たちがいろんな大人に出会うことも大事だし、こういう仕事があるんだって分かることも大事だし、
お金の仕組みを分かることも大事だと考えました。
土門海音
ありがとうございます。他に何か大切にされた目標などありますか?
大岩彩子
はい、子ども実行委員が決めた最上位目標というのがあって、民主主義のすごく大切なポイントとして、
最上位目標を掲げて、それに向かってみんなが対話を通して、いろんなことを調整していくっていうのが民主主義なので、
子どもたちが決めた最上位目標というのがありました。
それが目指す街の在り方ということなんですけど、みんなの心がほかほか楽しいというのが子どもたちが考えた街の最上位目標だったので、
それを一番大事にみんなで突き上げていこうということを大切にしました。
子どもが作る子どものまち
大岩彩子
なのでそれから街の名前が心ほかほか暖かい街に決まって、すごく言いにくいんですけど、
みんなの心がほかほか楽しいから心ほかほか暖かい街になって、子どもたちが考えた、みんなというのは携わる大人、子ども全員だし、
楽しいというのはみんなに役割があるということと定義したので、それが実現できるように大人が調整していく。
子どもたちもやりたいことを調整していくというような活動になりました。
土門海音
三日間のイベントは実際どのような様子だったか、参加の方式など教えていただけますか。
大岩彩子
一般参加者が7歳から15歳ということで小学生、中学生が対象なんですけど、来たらまず市民登録をします。
市民登録証というのがあって、大きなハンコをバーンと押してもらって、おめでとうございます市民になりましたって言われるんですね。
市民登録のナンバーとかも振ってあって、市民になったら今度はハローワークに行って仕事を選びます。
1日3クールで3回交代で仕事が選べるんですけど、そのクールの中で90分1クールの中で1時間ぐらい働くと、
お仕事終わりましたっていうまたハンコがもらえて、そうすると今度はお給料がもらえます。
お給料の一部を税金として納めて、手元に残ったお金で飲食店で食べ物を買ったりとか、
あと子どもが運営するお店で遊んだりということができる仕組みです。
土門海音
実際に納税とか給料をもらうっていうのは一般的なイベントとあまり考えられない。
ただ子どもが参加して、楽しいね楽しいねって終わるものをしっかり働けばこのぐらいお金がもらえるっていうのが、
一般の子たちもそうだし、養護施設の子たちっていうみんな経験できるっていうのも、
小さいうちから社会の仕組みっていうのを知れるとてもいい機会なんだね。
経営はキャンパスレポ。
仕事についてはどのようなカテゴリーがありましたか。
大岩彩子
仕事3つのカテゴリーに分かれていて、まずは街を運営するため、街を動かすための仕事が必要。
市民登録とかハローワークの仕事っていうのは市役所の役割があるので、市役所の仕事。
あとは街の安全を守る警察の仕事とか。
ゴミの管理をする環境局の仕事とか。
あとはお給料払ったり、税金の管理をするのが銀行の仕事。
それが街の仕事です。
子ども大学と子どもギルド
大岩彩子
2つ目のカテゴリーは子どもが参加して、楽しいね。
それが街の仕事です。
2つ目のカテゴリーは子どもが運営するお祭りの屋台みたいなところがあって、そこが子どもギルドっていう名前なんですけど。
射的屋さん、釣りぼり屋さん、コイン落としとか。
クエストって言って、なんかチャレンジをすると、それがクリアできると景品がもらえるとか。
子どもの屋台みたいなものと、子どもがやりたいって言ったお花屋さんとラムネ屋さんはそのギルドの中にある子どものお店っていうのがありました。
もう一つのカテゴリーは飲食店の見習い仕事で、プロの飲食店の皆さんに来てもらって、フードトラックとかで来てもらって、
そのお店の仕事内容を教えてもらったり、お手伝いをしたりっていう見習い、プロの見習いをする仕事。
例えばホットドッグを売ったりとか、ジュース屋さんで働いたりとか、かき氷屋さんの注文を取ったりっていうような仕事を子どもがして、お金をもらうっていうような仕組みでした。
土門海音
もう本当に普通の社会ですよね。
大岩彩子
そうですね。見習い仕事っていうのも新潟独自かなと思うんですけど、他の町では多分やってなくて、でも多くの仕事って見習いから始める仕事ってありますよね、社会の中で。
それも大事かなと思ってやりました。
あと真夏の公演だったので、子どもが作った、プロじゃない子どもが作った、例えば焼きそばとかを売ることはできなかったんですね。
保健所の申請が多分通らないので、なのでプロの飲食店に来てもらうっていうのが要だったんです。
土門海音
お届けした曲はミイカ・セラビーでした。
今日のKEOキャンパスレポは、2023年8月に新潟市で開催された子どもが作る子どもの街、心ほかほか暖かい街について、
このイベントの実行委員である英語文化コミュニケーション学科の大代彩子先生、スタッフとして参加された英語文化コミュニケーション学科3年の佐藤博さんにお話を伺っています。
土門海音
今回イベントは3日間にわたって開催されたとのことですが、
このイベントでは共通の通貨があったようなんですが、そこについてお聞きしてもよろしいでしょうか。
大岩彩子
この街だけの通貨があって、名前から心ほかほか暖かい街から取ったココというのが通貨の名前なんですが、
市民の子どもはハローワークで仕事に行く。1時間ぐらい働くと銀行に行ってお給料を受け取ります。
1個個500円相当なんですけど、1時間働くと3個個、つまり1500円相当のお給料を子どもは受け取ります。
1個個500円は自分で箱に入れて納税するというのがそういう仕組みになっています。
1000円相当の個々が手元に残るので、働いていない時間はそれでかき氷食べたり射的したりお花を買ったりというような循環になっていました。
土門海音
実際の社会と同じような仕組みですね。
大岩彩子
そうですね。納税率高いですけどね。
ちょっと高いです。
土門海音
大学生の佐藤さんは実行委員として参加したとのことでしたが、参加してみてどんなことを感じましたか。
スピーカー 3
参加してみて子どもたちがのびのびと活動しているのがとてもいいなと感じました。
準備期間のときは積極的に子どもたちのやりたいを尊重していろんなことをやってもらいました。
子どもたちにニッコニコでいろんなことをうわーって言いながらやってくれたので、私も嬉しい気持ちがありました。
イベント本番ではボランティアの大人や子どもたちの全体的な補助にちょっと回らせていただいたんですが、
子どもたちは仕事をしているときも楽しそうにやっていたし、でもやっぱりお給料をもらうときの子どもの顔が超ニッコニコなんですよ。
嬉しそう。
大岩彩子
一番いい顔してたね。お金をもらうときがね。
スピーカー 3
一番いい顔しててすごい可愛かったです。
大人の方も極力子どもの権利何かやりたいに口出さないようにしていて、本当に温かい街だなと感じました。
8月に開催されたということでとても暑かったんじゃないでしょうか。
すっごい暑かったです。
大岩彩子
屋外でね。間違ったねあれはね。
当日は子ども大学といって大人の方々が子ども向けにお話をするコンテンツもあったそうですね。
大岩彩子
はい、子ども実行委員から面白いことが学べる場所が欲しいというアイデアが出たので、子ども大学という名前で面白い大人にたくさん来てもらって、面白い授業をしてもらうというコンテンツを用意しました。
例えば、市議会議員の方が選挙の話とか議会の話をしてくれたり、コスタリカに住んでたケイワの卒業生がチョコレートの話をしてくれたり、
大岩彩子
前網のケイワの学生が展示ワークショップをしたり、本当に大勢の方に力を貸してもらって子ども大学というコンテンツを用意しました。
土門海音
ケイワばりにいろんなことできますね。本当に学べますね。
大岩彩子
そうですね、面白かったですね。大人が面白かった。
この部分は大分大人が私たちが仕込んだ、子ども大学の先生を呼んでくるのも私たちが大人が仕込んだ部分なんですけど、大人が仕込んだ部分というのがすごく大切で、
ちょっと未来の私たちが目指さなきゃいけない社会を子どもたちが体験するということを意識しました。
なのでこの子ども大学も教育は無料、大学まで無料というのが私たちが目指したい社会のあり方だし、
時給は子どもが稼ぐの時給千円以上、新潟市千円に満たないですよね。
なので子どもは時給千円以上稼ぐというのがちょっと未来の私たちが目指したい社会だし、子どもの権利が完全に守られている街だったんですね。
参加者の権利と参画
大岩彩子
子どもがやりたいと言ったことにノーと言ってはいけないし、子どもが助けてと言ってないのに手出しすること、あとは口出しすること、危なくないのにやめさせることというのは禁止だったんです。
あとは子どもに対する暴力も絶対禁止だし、お金を搾取することも絶対禁止という禁止項目がいっぱいあって、
入ってくる大人は絶対それを厳しくまずは説明されて、それを理解しないと街に入れないというような仕組みにしました。
子ども警察が見回りをしていて違反があると逮捕される、警察の棒を持って逮捕されます。
実は流地図まで作ったんですけど、流地図はちょっと大きすぎて持ってこれなかった。
子どもが完全に権利が守られている社会というのが私たちが目指したい社会。
あとは誰でも社会に参加できて参画できるというのも私たちが目指したい社会で、
ヘルプマークの通りに用意したので、子どもも大人もボランティアの人もこういう配慮が必要ですということを書いて名札と一緒に下げておけばそれを配慮しますし、
障害があってもボランティアができるし、障害があっても時短で働くことができるとか、
誰でも参加できる、そして誰の声でも聞こえるし、誰もが声を上げていいというような社会が私たちが目指したい社会。
それが守られるということを大人が仕組んでいきました。
土門海音
子どもをメインに考える中でも大人が実はそういうフレームを作ることで、大人自身も学びます。
大岩彩子
大人も学びますね。口出しとか手出しは必要なければしちゃいけないんだということを学んだと思います。
「こどもが作るこどものまち」についての報告と希望
大岩彩子
あと子どもは、これが私たちが体験した社会なんだったら、本当の街に出た時に、あれ?時給ちょっと低くない?とか、
なんで私の声を聞いてくれないの?って、社会に対してちょっと批判的な目を持つ、そういう視点を持つということにつながっていくかなっていう希望を持ちたいなという考えです。
土門海音
今回実施してみて、子どもが作れる子どもの街、どんな手応えがあったのか、皆さんそれぞれに今後どのように関わっていきたいか、お考えを大岩先生からお願いいたします。
大岩彩子
大岩 ゼミ活動でもあって、私のゼミ全員が関わっていたので、活動として続けていくことが大事だなと思います。
特に学生ボランティア、ゼミ一斉だけじゃなくて、結構たくさんのボランティア学生が来てくれたので、報告とかを読んでいると、学生だからできたことっていうのが多くあったなと思います。
子どもたちとの関わりも、おばさんとかじゃできないことが学生にはできていたり、それは子どもとの距離が近いとか、違う目線でいろんなことを気づいたりっていうのもあったし、
学生たちが見えていたものとしては、大人ボランティア、50代、60代の方のボランティアもあったし、学生のボランティアもいたし、
その人たちって持っているものが違うんですよね。時間とか力とか体力とか経験とか、全然違うものを持ってきている。
あとは飲食店の人が持っているものも違う。子ども大学の先生が持っている知識とかも、その人たちだから持っているものがあって、
いろんな人たちが持っているものを持ち寄ることで、街が運営されていく、動いていくっていうのを学生が見ていたっていうのはすごく大きな学びだったと思います。
なので、学生をもっともっと絡めて、この街に続けていけたらいいなと思っています。
子ども実行にはもう来年度もやるぞっていう気持ちになっているので。
土門海音
佐藤さんも。
スピーカー 3
私も参加してみて、いろんな大人の方から、子どもからもちろん学ぶことがあって、来年もやるというのを聞いたので、
またサポートスタッフとして、街がもっと良くなるようなアイデアを出したいなと。また参加したいなと思っています。
ありがとうございます。
土門海音
今日のKEOキャンパスレポは、2023年8月に新潟市で開催された子どもがつくる子どもの街、心ポカポカ温かい街について、
土門海音
このイベントの実行委員である英語文化コミュニケーション学科の大岩彩子先生、
土門海音
スタッフとして参加した英語文化コミュニケーション学科3年の佐藤ひなのさんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
イベントの開催時期と内容について
土門海音
さてエンディングです。今回のイベントは夏に開催されたということでしたが、
とても暑くて、今年の夏は開催大変だったと思うんですけど、来年度以降いつ頃開催したいなどありますか?
大岩彩子
まだ決まってないんですが、こんなに暑くない時期にできたら屋内とかでやりたいなと思っています。
土門海音
年に何回もやるのは厳しそうだという。
大岩彩子
厳しいけど厳しいと思うんですが、もっと内容が充実していくといいなと思います。
街を成長させていきたいなという気持ちはあります。
土門海音
では、今日の放送はこの辺で。
ケイワキャンパスレポは、xqtwitter、note、instagramなどで番組情報を発信しています。
土門海音
番組名、ケイワキャンパスレポで検索してみてください。
今日のケイワキャンパスレポ終了の時間です。
土門海音
みなさんおやすみなさい。
土門海音
ケイワキャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、慶応学園大学の提供でお送りしました。
24:45

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