土門海音
さて、今日のテーマですが、心ほかほか温かい街という取り組みについてです。
土門海音
ミニミュンヘンという取り組みをモデルにしているという説明があり、ドイツの都市名ということかなと思うのですが、
土門海音
ドイツのおいしいものを食べるというイベントではなく、子どもが作る子どもの街という取り組みということです。
8月18日から20日までの3日間、新潟市中央区の豊野型公園、朱木地区多目的広場で開催されました。
というわけで、このイベントの実行委員である、英語文化コミュニケーション学科の大岩彩子先生においでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
また、敬和学園大学のメンバーも、心ほかほか温かい街のスタッフとして参加しています。
今回はスタッフとして参加した、英語文化コミュニケーション学科3年の佐藤ひな野さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
大岩先生は現在、英語文化コミュニケーション学科の準教授をされています。
以前、2021年4月放送のSDGs、アクションプランズの回にご出演いただいています。
大岩先生のご専門は、第二言語教育、社会言語学、批判的教育論、
門徹総理教育、インクルーシブ言語教育等となっています。
ということなんですが、具体的にどのようなことを教えているのか教えていただいてもよろしいでしょうか。
大岩彩子
はい。授業では、英語のクラスを受け持っているので、英語を教えたり、
子どもに英語を教える方法、児童英語教育というんですが、そういうのを教えています。
ゼミのテーマは、子どもに民主主義を教えること、
子どもに市民性教育をすることというのがテーマです。
佐藤ひなのさんについてもご紹介いたします。
土門海音
佐藤さんは新潟市ご出身で、新潟商業高校を卒業後、
土門海音
英語文化コミュニケーション学科の現在3年生です。
土門海音
教職課程の勉強もされています。
柴田商店街にある伊勢寺というソーシャルプロジェクトに参加し、
土門海音
中学生の勉強の場やサードプレイス作りに取り組んでいます。
土門海音
ご紹介ありがとうございます。
スピーカー 3
所属ゼミは山崎育先生のゼミで、ゼミで主に勉強しているのは、
アメリカ社会と歴史についてなのですが、それにプラスして子どもが大好きなので、
教育について学んだり、大岩先生の授業でのSDGsアクションプランスの一環で、
伊勢寺さんで場所をお借りして、子どもたちに教えてもらったり、
大人の方への勉強場所の提供、居場所の提供の活動を行っております。
大岩彩子
さて、今回のイベントですが、ドイツのミュンヘンと関係があり、
土門海音
子ども実行委員は計画段階から関わっているということなのでしょうか?
市民登録して参加する子どもたちとは違う役割があるのでしょうか?
大岩彩子
大人実行委員、実行委員長の私と夫というすごくしょぼい感じの実行委員会で、
ひなのさんとか、あともう一人学生と中学校の先生をしている方が加わってくれて、
5人だけの小さな実行委員として活動をしてきました。
ひなのさんと山口銘さんという方は、
学生で45時間のフィールドワークとして活動することになったのですが、
大人実行委員はその5人だけ。
子ども実行委員というのが、2年前くらいから一緒に活動していた子どもたちで、
新潟市内の児童養護施設の子どもたちの中から、
任意に参加してくれる子どもたち約10名で構成されています。
子ども実行委員は2年くらい前からワークショップを行って、
まずは街にはどういう仕事があるのかなとか、お金の仕組みとか、
税金の仕組みというのを考えたり、民主主義ってこういうことなんだよ。
あなたたちには子どもとしてこういう権利があるんだよというようなワークショップを重ねてきました。
子ども実行委員の子どもたちが、自分たちが街を作るならこういう街にしたいとか、
こういうお仕事があったらいいなというのを、対話を通して話し合いながら形にしていったというのが、
活動の軸になっている部分です。
子ども実行委員が運営したお祭り屋台みたいなのもあったんですけど、
射的屋さんとか釣り堀屋さんとか、そういうのを自分たちでやってみようということで、
いろんなお仕事が体験できるようなことを子どもたちが中心になって考えていくということをやりました。
ミニミヌ編でも日本の子どもの街300以上あるんですけど、
子ども実行委員って普通はやりたい人いますかって応募する形なんですね。
新潟では児童養護施設で暮らしている子どもたち、
要するに社会的養護課にある子どもたちと一緒に行ったっていうのが新潟の特徴だと思います。
そこに私は大きな意義があるんじゃないかなと思っています。
土門海音
どうして児童養護施設の子どもを実行委員に入れようと思ったんですか。
大岩彩子
まずは便宜上もあるんですけど、みんなで集まって何かをやるっていうのに、
同じ場所で住んでるから、同じ場所に住んでるので集まりやすいっていうのは一つですね。
でもそれ以上に社会的養護課にある子どもたちっていうのは、みんな逆体の大人からの逆体の被害者なんです。
なので一度もしくはそれ以上の回数、自分の人権が傷つけられた子どもたちで、
大きなトラウマを抱えている子どもたちもいるし、
その子たちが自分たちの権利はこういうことなんだ、子どもの権利があるんだっていうのを学ぶとか、
あとは親と住んでいない子どもたちなので、大人がどういうふうに街に出て社会と関わってお金を稼いできて、
それを家庭の中で使っていくかっていうのがイメージしにくい、キャリアのイメージを持ちにくいというふうにも聞いていました。
あとは圧倒的に社会経験が少ないんですね。子どもを連れて、例えばお店屋さんに行きますっていうような経験が、
その子たちは圧倒的に少ないので、街にどんな仕事があるのかっていうのをイメージしにくいっていうのも聞いていて、
だからこの子たちとやることに意義があるのかなと思ってます。
そうですね、キャリアのイメージがつきにくいけど、施設にいられるのは18歳までで、
18歳になったら自立しなきゃいけない子どもたちなので、本当に何重もの難しさを抱えて、
これから社会に出ていかなきゃいけない子どもたちなんですね。
なのでその子たちがいろんな大人に出会うことも大事だし、こういう仕事があるんだって分かることも大事だし、
お金の仕組みを分かることも大事だと考えました。
土門海音
ありがとうございます。他に何か大切にされた目標などありますか?
大岩彩子
はい、子ども実行委員が決めた最上位目標というのがあって、民主主義のすごく大切なポイントとして、
最上位目標を掲げて、それに向かってみんなが対話を通して、いろんなことを調整していくっていうのが民主主義なので、
子どもたちが決めた最上位目標というのがありました。
それが目指す街の在り方ということなんですけど、みんなの心がほかほか楽しいというのが子どもたちが考えた街の最上位目標だったので、
それを一番大事にみんなで突き上げていこうということを大切にしました。
大岩彩子
2つ目のカテゴリーは子どもが参加して、楽しいね。
それが街の仕事です。
2つ目のカテゴリーは子どもが運営するお祭りの屋台みたいなところがあって、そこが子どもギルドっていう名前なんですけど。
射的屋さん、釣りぼり屋さん、コイン落としとか。
クエストって言って、なんかチャレンジをすると、それがクリアできると景品がもらえるとか。
子どもの屋台みたいなものと、子どもがやりたいって言ったお花屋さんとラムネ屋さんはそのギルドの中にある子どものお店っていうのがありました。
もう一つのカテゴリーは飲食店の見習い仕事で、プロの飲食店の皆さんに来てもらって、フードトラックとかで来てもらって、
そのお店の仕事内容を教えてもらったり、お手伝いをしたりっていう見習い、プロの見習いをする仕事。
例えばホットドッグを売ったりとか、ジュース屋さんで働いたりとか、かき氷屋さんの注文を取ったりっていうような仕事を子どもがして、お金をもらうっていうような仕組みでした。
土門海音
もう本当に普通の社会ですよね。
大岩彩子
そうですね。見習い仕事っていうのも新潟独自かなと思うんですけど、他の町では多分やってなくて、でも多くの仕事って見習いから始める仕事ってありますよね、社会の中で。
それも大事かなと思ってやりました。
あと真夏の公演だったので、子どもが作った、プロじゃない子どもが作った、例えば焼きそばとかを売ることはできなかったんですね。
保健所の申請が多分通らないので、なのでプロの飲食店に来てもらうっていうのが要だったんです。
土門海音
お届けした曲はミイカ・セラビーでした。
今日のKEOキャンパスレポは、2023年8月に新潟市で開催された子どもが作る子どもの街、心ほかほか暖かい街について、
このイベントの実行委員である英語文化コミュニケーション学科の大代彩子先生、スタッフとして参加された英語文化コミュニケーション学科3年の佐藤博さんにお話を伺っています。
土門海音
今回イベントは3日間にわたって開催されたとのことですが、
このイベントでは共通の通貨があったようなんですが、そこについてお聞きしてもよろしいでしょうか。
大岩彩子
この街だけの通貨があって、名前から心ほかほか暖かい街から取ったココというのが通貨の名前なんですが、
市民の子どもはハローワークで仕事に行く。1時間ぐらい働くと銀行に行ってお給料を受け取ります。
1個個500円相当なんですけど、1時間働くと3個個、つまり1500円相当のお給料を子どもは受け取ります。
1個個500円は自分で箱に入れて納税するというのがそういう仕組みになっています。
1000円相当の個々が手元に残るので、働いていない時間はそれでかき氷食べたり射的したりお花を買ったりというような循環になっていました。
土門海音
実際の社会と同じような仕組みですね。
大岩彩子
そうですね。納税率高いですけどね。
ちょっと高いです。
土門海音
大学生の佐藤さんは実行委員として参加したとのことでしたが、参加してみてどんなことを感じましたか。
スピーカー 3
参加してみて子どもたちがのびのびと活動しているのがとてもいいなと感じました。
準備期間のときは積極的に子どもたちのやりたいを尊重していろんなことをやってもらいました。
子どもたちにニッコニコでいろんなことをうわーって言いながらやってくれたので、私も嬉しい気持ちがありました。
イベント本番ではボランティアの大人や子どもたちの全体的な補助にちょっと回らせていただいたんですが、
子どもたちは仕事をしているときも楽しそうにやっていたし、でもやっぱりお給料をもらうときの子どもの顔が超ニッコニコなんですよ。
嬉しそう。
大岩彩子
一番いい顔してたね。お金をもらうときがね。
スピーカー 3
一番いい顔しててすごい可愛かったです。
大人の方も極力子どもの権利何かやりたいに口出さないようにしていて、本当に温かい街だなと感じました。
8月に開催されたということでとても暑かったんじゃないでしょうか。
すっごい暑かったです。
大岩彩子
屋外でね。間違ったねあれはね。
当日は子ども大学といって大人の方々が子ども向けにお話をするコンテンツもあったそうですね。
大岩彩子
はい、子ども実行委員から面白いことが学べる場所が欲しいというアイデアが出たので、子ども大学という名前で面白い大人にたくさん来てもらって、面白い授業をしてもらうというコンテンツを用意しました。
例えば、市議会議員の方が選挙の話とか議会の話をしてくれたり、コスタリカに住んでたケイワの卒業生がチョコレートの話をしてくれたり、
大岩彩子
前網のケイワの学生が展示ワークショップをしたり、本当に大勢の方に力を貸してもらって子ども大学というコンテンツを用意しました。
土門海音
ケイワばりにいろんなことできますね。本当に学べますね。
大岩彩子
そうですね、面白かったですね。大人が面白かった。
この部分は大分大人が私たちが仕込んだ、子ども大学の先生を呼んでくるのも私たちが大人が仕込んだ部分なんですけど、大人が仕込んだ部分というのがすごく大切で、
ちょっと未来の私たちが目指さなきゃいけない社会を子どもたちが体験するということを意識しました。
なのでこの子ども大学も教育は無料、大学まで無料というのが私たちが目指したい社会のあり方だし、
時給は子どもが稼ぐの時給千円以上、新潟市千円に満たないですよね。
なので子どもは時給千円以上稼ぐというのがちょっと未来の私たちが目指したい社会だし、子どもの権利が完全に守られている街だったんですね。